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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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新長田の再開発、赤字300億円超 神戸市収支見込み、商業床売却進まず <2020/7/29 07:00神戸新聞NEXT>を編集

 神戸市が阪神・淡路大震災後に進めてきた新長田駅南地区再開発事業(20.1ha、神戸市長田区)の収支で、300億円を超える赤字が見込まれることが2020/07/28、分かった。買収地の地価の下落や、商業床の売却が進まなかったことなどが主な要因とみられる。神戸市は、周辺の人口増に伴う税収増などの波及効果も含め、全国最大規模となった事業の検証に乗り出す。近く有識者会議を立ち上げ、2020年内にも報告書をまとめる方針。

 新長田駅南地区では計44棟の再開発ビル計画が順次策定され、これまでに41棟が建設された。残る3棟も、2023年度までに完成する予定。神戸市は2020/02、土地買収が進まない1区画を事業対象から外し、事業が完了する見通しとなった。

 事業の収支見込みが明らかになるのは、2007年以来。
 2007年時点の収支見込みは、神戸市が直接建設した28棟の収支で、赤字は92億円。加えて、神戸市が売却を予定した221億円分の商業床が売れずに賃貸されていた。
 多額の債務を抱えた神戸市は、2008年度以降の16棟の建設を民間に委ねた。計画段階で2710億円とされた事業費は圧縮できたが、地価の下落などで収入が伸び悩み、赤字幅は3倍以上の300億円超に拡大。商業床も依然として約180億円分が売れずにいる。
 一方、高層のマンション整備で居住人口は震災前の約1.4倍の約6000人に増加しており、税収増など事業の効果も見込まれる。神戸市は大学教授らによる有識者会議を設置し、にぎわいづくりなどの課題も含め総合的に検証する。
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新長田再開発2020/02完了へ 神戸市、未買収1区画を除外 震災25年 <2020/01/11 06:01 神戸新聞NEXT>を編集

 神戸市は、阪神・淡路大震災後に進めてきた新長田駅南地区再開発事業(20.1ha)で、土地買収が進まない1区画を事業対象から外し、事業を完了させる方針を決めた。都市計画変更の手続きを進めており、2020/02の神戸市都市計画審議会で決定する見込み。兵庫県内の被災地では、新長田駅南を含む6地区で市街地再開発事業、18地区で土地区画整理事業が行政主導で行われたが、震災から25年を経て全て終わることになる。

 神戸市長の久元喜造は震災25年を前にした神戸新聞社のインタビューで「(新長田駅南地区は)市内で最も大きな被害を受けたエリア。当時の市政は最善の判断をしたと思うが、開発の規模や内容について検証し、公表しなければならない」と述べた。全国最大級となった新長田駅南地区の再開発事業について、2020年度に検証を行う方針を明らかにした。

 事業費は計画段階で約2710億円。2007年には地価下落や商業床の売残りで債務残高が313億円に上るとの収支見込みが判明したが、その後の状況は明らかにされず、債務の増大などが懸念されてきた。さらに再開発ビル建設などハード整備が進んだ一方、商店街などは震災前のにぎわいが戻らず、ソフト面の復興が今も課題となっている。

 震災で壊滅的な被害を受けた新長田駅南地区では、発生2カ月後の1995/03に都市計画が決定。神戸市が用地を買い上げ再開発ビルの建設が進められたが、地元との意見調整や土地買収は難航した。2003年に事業が完了する計画だったが、多くの区域で延長が繰り返された。
 計44棟の再開発ビルを建てる計画が順次策定され、これまでに41棟が完成。残る3棟も、兵庫県が医療専門職を養成する兵庫県立総合衛生学院(神戸市長田区海運町)の移転を決めたことなどで2019年、ようやく全棟建設のめどが立った。

 事業対象から外す1区画(約2200m2)は区画内の地権者2人の同意が得られていない。神戸市はこの区画を再開発事業区域から外し、事業を完了させる。
 近年、隣接する駒ケ林中学校からプール整備のための用地を求める声が上がっており、この区画のうち神戸市が保有する土地約1300m2は神戸市教育委員会に移管する。同意が得られていない土地も学校用地としての活用を目指し、地権者と協議を続ける。

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再開発にぎわい戻らず ハード優先、需要見誤る 神戸・新長田 <2020/01/11 06:30 神戸新聞NEXT>を編集

 阪神・淡路大震災から25年を前に、ようやく再開発事業完了の見通しが立った新長田駅南地区。神戸市は高度成長期の都市開発手法をなぞるようにハード整備を優先して早期復興を目指したが、商店街などにかつての活気は戻らず、この間、批判を浴び続けた。人口減少や少子高齢化、経済情勢の変化などにさらされる中で、今も大きな課題を抱えたままだ。

 2020/01上旬の夕刻、新年を迎えた大正筋商店街を行き交う買い物客はまばらだった。商店主は「震災で街は変わり、ネットで買い物をする人も増えた。にぎわいは戻らず、商売は難しくなるばかり」とこぼした。
 かつて商店街や工場、木造住宅が密集していた新長田駅南地区は、震災で壊滅状態に。復興を急ぐ神戸市は、わずか2カ月後の1995/03/17に都市計画を決定した。被害範囲が広く、事業対象も20.1haと広大に。神戸市西部の副都心として住居や商業スペースを再配置するとした。

 戦後、ポートアイランド、六甲アイランド、ニュータウンの大規模開発を次々手掛けた神戸市。拙速と批判を受けながらも打ち出した新長田再開発は、人口増や商業床の需要増による地価上昇を前提としたが、時代は既にバブル崩壊後の低成長期に突入していた。

 神戸市は当初、全ての再開発ビルを自ら建設し、商業床を売却して事業費を賄う狙いだった。だが地権者は約1600人にも上り、買収交渉は難航した。再開発ビルでは神戸市が、従来の商店主らへの賃貸を認めなかったため、多くがローンで床を購入せざるを得なかった。

 神戸市も商業床の売れ行きの悪さから多額の負債を抱え、2008年度以降は再開発ビル建設を民間事業者に委ねた。ただ駅からの距離などで民間が関心を示さない土地もあり、その後も建設は思うように進まなかった。

 計画された全44棟のうち神戸市が建てた23棟では、震災前とほぼ同規模の約5万2000m2の商業床が整備された。2019年末時点で9割が利用されているものの、神戸市が売却できたのは4割。元市幹部で甲南大学名誉教授の高寄昇三(85)は「建設先行型の神戸市は建物を造るのを重視し、街のにぎわいにどうつなげるかの戦略がなかった」と指摘する。

 高層のマンション整備により居住人口は約6000人と、震災前の約1.4倍に増えた一方で、約5000人だった昼間人口は3200人(2006年度)と戻っていない。2019/06には昼間人口増を目指し、兵庫県と神戸市が計約90億円を投じた「新長田合同庁舎」(二葉町5)が完成。職員約1000人が勤務し、年間約30万人の来庁者を見込む。

 神戸市は兵庫県立総合衛生学院の移転も含めた効果で、昼間人口も震災前の水準に回復するとみるが、成果が見えるのはまだ先になりそうだ。大正筋商店街振興組合理事長の今井嘉昭(77)は「合同庁舎の完成後は人通りも増えた。新たな経済効果に期待したい」とする。

【しっかり検証すべき 兵庫県震災復興研究センター事務局長の出口俊一(71)の話】
 再開発の手法に「大規模すぎて時間がかかる」と反対したが、神戸市は規模にこだわった。神戸市は今回、震災25年という節目で事業を終わらせたかったのだろう。
 震災前から神戸市には新長田を西の副都心として再整備する計画があった。右肩上がりの時代に作った計画だが、千載一遇の機会とばかりにそのまま走った。人口減や高齢化などの現状を踏まえておらず、新長田の再開発は「復興災害」だ。商売を続けるため権利床を買わざるを得なかった人たちは、今も高い管理費などに悪戦苦闘している。神戸市は事業費も明らかにしてこなかったが、しっかり検証すべきだ。

【使いこなす手法必要 神戸大学名誉教授で都市計画に詳しい安田丑作(74)の話】
 震災前は木造住宅が密集し土地や権利が細分化していたのを公共の主導で解きほぐすため、神戸市は再開発という手段を選んだ。25年かかったが大仕事であり、最初から見てきた者として完了は感慨深い。
 従前の居住者用の住宅を優先して建てるなど、戻って住むことを可能にした。一方、この四半世紀はネットの発達など、商業環境の変化の加速に重なる。居住人口が戻っても地元で買い物する人は減り、にぎわいを取り戻すのは難しいが、県市の合同庁舎の開庁や県立総合衛生学院の移転は評価できる。器はしっかりしてきたので、それを使いこなす手法が今後必要だ。
新長田再開発、国道南完了へ 総合衛生学院を移転方針 <2019/2/4 06:30 神戸新聞NEXT>を編集

 兵庫県は2019/02/03までに、阪神淡路大震災後の再開発事業が続く神戸市長田区の新長田駅南地区に、医療専門職を養成する兵庫県立総合衛生学院(神戸市長田区海運町7)を移転・新築する方針を固めた。

 これにより国道2号南側エリアの再開発事業が完了する。2019年度当初予算案に、建物の仕様などの検討費用を盛り込む方針。

 兵庫県立総合衛生学院は1972年創設で、移転先は現在地の約1km東に位置する。助産学科と看護学科、歯科衛生学科に計257人(2018/04時点)が在籍し女子学生が大半。校舎の老朽化が著しく手狭なため、神戸市長田区腕塚町5の区画への移転を決めた。近くには、約1000人が勤務する兵庫県と神戸市の合同庁舎が2019年夏オープン予定で、両施設による地域活性化に期待がかかる。総合衛生学院が今春新設する介護福祉学科は、神戸市中央区の兵庫県福祉人材研修センター内に入る。

 移転先の区画と隣接する2区画には、1999年と2002年にそれぞれ再開発ビルが完成した。一方、移転先はこれまで駐車場やマンションのモデルルームとして利用されたが、開発業者の関心が低く施設誘致が停滞。国道2号の南側では唯一、事業者が未決定の区画だった。

 全国最大規模となった新長田駅南地区の再開発事業(20.1ha)は神戸市が用地を買い上げ、44棟のビル建設を計画。これまでに40棟が完成し、建設中が1棟、事業者決定が1棟、事業者未定が2棟。他に、計画に含まれない未買収の1区画がある。
JR新長田駅前にバスロータリー 地下道も改修へ <2019/1/18 11:35神戸新聞NEXT>を編集

 神戸市は2019年度、JR新長田駅前にバスロータリーを新設するなどの駅前整備に着手する方針を固めた。
 阪神・淡路大震災後の新長田駅南地区の再開発事業は「ほぼ完了した」(神戸市)が、街のにぎわい回復が課題として残る。神戸市営地下鉄との結節点でもある新長田駅前を市バス発着の拠点とするほか、兵庫県との合同庁舎方面への地下道を全面リニューアル。住民らの利便性を高め、地域の活性化につなげる。

 全国最大規模となった新長田駅南地区再開発事業(20.1ha)では、用地を神戸市が買い上げ、44棟のビル建設を計画した。これまでに40棟が完成し、建設中1棟、事業者決定1棟、事業者未定2棟。また、この計画に含まれない1区画が未買収となっている。
 周辺の住宅供給は震災前の約1500戸から約2600戸と1.7倍になり、居住人口も1.4倍に増えた。ただ、昼間人口は震災前の7割程度にとどまっており、神戸市は2019/06に完成予定の合同庁舎の始動で回復を見込む。

 再開発に伴う駅周辺の変化も踏まえ、神戸市は2019年度、駅前広場へのバスロータリー設置などの駅前整備に乗り出す。駅南側の市道沿いにあるバス停留所を集約させ、新長田駅発着のバスを増やすなど路線も見直す。地元の住民や警察と協議しながら計画を策定していく。

 新長田駅を巡っては震災後、快速電車の停車や震災前まであった東口の復活を求める声が地元から上がってきた。路線バスの拠点整備で新長田駅の乗降客数を増やし、こうした要望の実現をJR西日本に働き掛ける狙いもあるとみられる。

 一方、新長田駅から徒歩約10分の合同庁舎完成に向け、地下鉄の駅構内などを通じて、再開発ビル「アスタくにづか」につながる国道2号下の地下道約84mを全面リニューアルする。整備費は2018年度予算に盛り込まれており、約2億3000万円。一角には震災当時の周辺の様子を伝える展示コーナーも設ける予定で、神戸市は「若い世代に震災を継承する場にもしたい」としている。
詐欺師

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2017/5/14 06:41神戸新聞NEXT

「未払い申し訳ない」アニメ施設社長一問一答
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 取引先企業への売上金未払いなどを巡り、「神戸アニメストリート」運営会社の岸建介社長(42)が、神戸新聞社の取材に応じた。主な内容は次の通り。

 -東京のグッズ企画制作会社の社長は、売上金やもろもろの経費についての未払いを主張し、インターネット上にも投稿している。

 「計算した本来の売上金は約74万6千円。4月までに全額を支払っている。メールで遅延金や弁護士への相談費用などを請求されたが、こちらは納得できない。『支払いには応じられない』という内容証明を先日送ったばかりだ。ネット上で誹謗中傷を続けるのなら、こちらも法的手段をとる」

 -神戸アニメストリートと同様にアニメ関連店が入る東京の商業施設も、委託商品の売上金未払いを訴えている。

 「神戸アニメストリートをオープンする際に相談に行った。余っていたアニメグッズを預かっていた。売り上げに関しては計約50万円。10万円は支払っているが、現在は音信不通だ」

 -取引先企業が訴えている「5社の計約800万円が未払い」という主張については。

 「こちらが実際に把握しているのは8社からの計約500万円」

 -契約書や、支払期日などの取り決めは当初からあったのか。

 「基本的にどちらもない」

 -金額の主張の食い違いはあるものの、複数の未払いがあるのは事実だ。

 「少なくともオープンから2年間は、資金繰りが厳しかった。施設の半分以上が、お金を生み出していない。状況を改善するため、アニメ以外にも食やDJのイベントを開き、経営は持ち直してきていた。未払い金も少しずつ払えるようになってきていた」

 「本来の未払い金と、売上金以外の迷惑料などは切り離して考えている。納得できないのなら、裁判を起こされるのも仕方がない」

 -今後について。

 「正直なところ、スタッフにもお客さんにも迷惑を掛けているので、アニメストリートをこのまま続けていくのは難しいと考えている」

 「ここをこのまま運営するのではなく、若者が商売をし始めないと、新長田の活性化は厳しい。(自分の代わりに)カフェやグッズの店をやりますという人が出てくれば、それがベストだと思う」

 -このまま続けていけない理由は。

 「アニメ、サブカル(サブカルチャー)を使った商売で今回の問題が起こったわけで、アニメストリートの事業にこのまま携わるわけにはいかない。債権者に対しては、僕が事業を続けていかないことには回収できないので、そこに関しては頑張っていく」

 -今回の問題について考えていることは。

 「未払いが相次いでいることに関しては、申し訳なく思っている。(未払い金を)真摯に返していきたいし、(自分の)次の商売を考えていかなければいけない。債権者にお支払いする方法を考えている」

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2017/5/14 06:40神戸新聞NEXT

神戸・長田のアニメ施設閉鎖へ 売上金未払い相次ぐ
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閉鎖することになった「神戸アニメストリート」=13日午後、神戸市長田区久保町5(撮影・大森 武)
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閉鎖することになった「神戸アニメストリート」=13日午後、神戸市長田区久保町5(撮影・大森 武)
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 阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた神戸市長田区の復興再開発ビル「アスタくにづか3番館」に市が誘致し、アニメ関連店が入る商業施設「神戸アニメストリート」が6月末にも閉鎖されることが13日、関係者への取材で分かった。同施設を巡っては客足が伸び悩み、メーカーから販売を依頼された運営会社が商品の売上金などを払っていないケースが続出。「アニメで長田を盛り上げたい」として市が約6700万円を投じて開業を支援したが、オープンから2年余りで幕を閉じることになる。(若林幹夫、杉山雅崇)

 施設は2015年3月、震災後ににぎわいを取り戻せない新長田駅南地区の活性化を目指し、空き区画を活用してオープン。運営は同名の会社「神戸アニメストリート」で、フィギュア(人物模型)の展示販売や動画の撮影、配信ができるスタジオ、カフェなどが入る。当初は話題を集め、イベント開催時には大勢が詰め掛けたが、平日は客の姿もまばらで、売り上げも低調だったという。

 さらに神戸新聞社の取材に対し、商品販売を依頼した東京都中野区のグッズ企画制作会社が、売上金など約200万円の支払いが遅れていたと主張。淡路市内の別の会社も約200万円の未払いを訴えている。

 運営会社の岸建介社長(42)は、主張する金額には差があるものの複数の未払いがあることは認め、「客が集まってもなかなかお金が落とせる場所にはならず、資金繰りは当初から厳しかった。スタッフや客にも迷惑をかけ、今後運営を続けていくのは難しいと考えている」と釈明した。関係者によると、同社と、市の所有区画を一括で借り上げて転貸しているビル管理会社は、6月末に閉鎖する方向で賃貸契約の解約協議を進めているという。

 開業支援の事業を所管する市市街地整備課の担当者は、相次ぐ売上金の未払いについて「民間事業者同士の問題。市からはコメントできない」としていた。

【神戸アニメストリート】 震災復興再開発事業の新長田駅南地区(神戸市長田区)を対象とした再生プロジェクトの一環。アニメに特化したまちづくりを進めるため、市が別の事業者に出店者誘致や内装工事を約6千万円で委託。オープン1年目は出店した同名の運営会社に家賃、管理費の補助として約700万円を支出した。2016年には、人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」などを手掛けた制作会社「ガイナックス」(東京)関連の新会社「ガイナックス・ウエスト」が拠点を置き、神戸・長田発のアニメ作品発信に期待が集まっていた。

兵庫県/神戸市
記者発表資料 平成27年9月28日
新長田駅南地区再開発エリアへの兵庫県・神戸市関係機関の共同移転

1.趣旨
阪神・淡路大震災から20年、県と神戸市は、震災からの復旧・復興に向けて懸命な努力を重ねてきた。とりわけ甚大な被害を受けた新長田駅南地区においては、市街地再開発事業を進めるとともに、阪神・淡路大震災復興基金を活用しながら、商店街の振興や再開発ビルの空き床対策など地域の活性化に取り組んできた。
しかしながら、今なお昼間人口の回復は遅れ、まちのにぎわいは戻っていない。今後、人口減少、超高齢化が加速するなか、早期の対応が求められる。
また、このたび県議会や神戸市議会からも、まちの活性化に向けた要望・要請が行われた。
このため、県と神戸市が協調・連携し、それぞれの関係機関を同地区へ共同移転することにより、職員や来所者等による新たな人の流れを生み出し、本格的な復興を図るとともに、行政組織の業務の効率化、県民・市民サービスの向上に資する。

2.新長田駅南再開発事業の進捗・課題
公共施設、住宅供給等のインフラ整備は進捗し、夜間人口は震災前の水準を超えているが、昼間人口や小売業の事業所数・販売額の回復は遅れ足元商圏は衰弱化している。勤労者や来街者の増加等、昼間人口の回復によるまちのにぎわいの創出が急務である。
・事業区域 85%(17.01ha/20.1ha)
・公共施設(道路・公園等) 100%
・住宅供給 従前の 1.7 倍(1,500戸→2,586戸)
・商業施設整備 従前の 1.1 倍(48,000㎡→52,000㎡)
・居住(夜間)人口 従前の 1.3 倍(4,397人<H7.1 住基>→5,863 人<H27.7 住基>)
・従業者数(昼間人口) 従前の 7.1 割(4,906人<H3 事業所統計>→3,499人<H24 経済センサス>)
・小売業(事業所数) 従前の 5.7 割(700事業所<H6 商業統計>→396事業所<H24 経済センサス>)
・ 〃(年間販売額) 従前の 4.7 割(42,665百万円<H6 商業統計>→20,045百万円<H24 経済センサス>)

(課題と再生の方向性)
ア 足元商圏の強化(昼間人口の増)○業務施設の誘致 (県・市関係機関の移転)
イ 商業活性化 ○地元くにづかリボーンプロジェクト(※)の推進(業態の変更、店舗規模の最適化 等)
(※)アスタくにづか地区において、若手商業者を中心とした地元が主体となり、魅力ある商業施設に向けて展開している取組み

3.移転機関
(1) 兵庫県:神戸県民センターを中心とする県関係機関
 ※具体的な移転機関については、行政、有識者で構成する検討会を設置の上、神戸地域の庁舎等のあり方も含めて検討。
(2) 神戸市:神戸市の行政機関、外郭団体等
 ※具体的な移転機関については、今年度内に決定。

4.移転先の候補
(1) アスタくにづか5番館南棟 東側(神戸市長田区二葉町5丁目)再開発事業の特定建築用地に業務ビルを建設
(2) 最大延床面積 約18,000 ㎡(最大想定 約 1 千人規模)

5.期待される効果
(1) 事務所移転に伴う直接的な需要効果と県民・市民の来庁に伴う賑わいの創出
(2) 県市一体となった行政機能の集約によるサービスの向上と業務の効率化、財政負担の軽減
(3) 三宮周辺再整備との相乗効果と市街地西部地域の活性化

6.今後のスケジュール(見込み)
平成27年度 移転機関の検討、基本計画の策定
平成28年度 業務ビル設計着手
平成29年度 業務ビル着工
平成31年度 業務ビル供用開始・機関移転

[問合せ先]
兵庫県 企画県民部企画財政局長 藤原 ℡078-362-3067
(総務課長 清澤 ℡078-362-3041、新行政課長 和泉 ℡078-362-3038)
神戸市 住宅都市局市街地整備部長 谷口 ℡078-322-5520
(再開発・にぎわいづくり担当課長 天野 ℡078-322-6611)
企画調整局政策企画部長 奥田 ℡078-322-5016 (企画課長 大畑 ℡078-322-5020)
行財政局財政部長 辻 ℡078-322-5131 (財務課長 熊谷 ℡078-322-5132)
神戸・新長田駅南再開発:神戸市の転居交渉128回 強制収用審理へ <神戸新聞 2015/4/17 15:00>を編集

 神戸市長田区の新長田駅南地区再開発事業で、神戸市が地権者に退去を求めて土地の強制収用を申し立てた問題で、兵庫県収用委員会が2014/04/20、申し立ての審理を行う。再開発は、阪神・淡路大震災の復興まちづくりとして始まったが、震災発生から20年がたち、地権者は「事業に公共性はなくなった」と主張している。

 地権者の男性(73)は、1977年から神戸市長田区二葉町5の棟割り長屋(木造2階建)に暮らす。再開発事業で長屋の他の世帯が退去した後も、1戸分だけ切り離された住宅に1人で住んでいる。
 土地は約61平方メートル。国道2号線南の「第1地区」で最後の未買収地だ。神戸市によると、記録が残る2002年以降、転居先の斡旋も含めて128回の買収交渉を行った。男性は「商業地域への転居を望んだが、神戸市が持ち込む物件は住宅地域ばかり」と応じなかった。

 神戸市は2014年10月、兵庫県収用委員会に明け渡しを求めて裁決を申し立てた。主に補償額の妥当性などが審理され、収用の可否を判断する手続きではないが、裁決されると、男性は約半年以内の退去を迫られる。
 男性は「収入は月額6万円の年金のみ。物価が安くて便利なここだから生きてこられた。他の場所では生活できない」と異議を示す。

 神戸市は2008年ごろから、「生活復興部分の再開発は完了した」として再開発ビルの建設を公募した民間事業者に委ねる。これに対し男性は「神戸市は買収した土地を民間業者に売ってマンションを建てさせているだけ。もう市民のための事業ではなくなった」と指摘する。

 神戸市都市整備課は「誠意を尽くしたが、やむなく収用手続きに入った。街並みを一体的に整備し、防災性を向上させる事業は公共性がある。他の権利者との公平性の面でも、一部だけ買収しないわけにはいかない」としている。

■復興事業 明け渡し裁決相次ぐ
 阪神・淡路大震災の復興事業として行われた再開発や土地区画整理では、自治体と地権者の用地買収、移転交渉が折り合わず、最終的に強制収用や強制移転となったケースが相次いだ。

 新長田駅南地区の再開発では、1999~2001年度、交渉が難航した計5件の土地について、兵庫県収用委員会が神戸市への明け渡しを裁決。2009年度にも、117平方メートルの土地が明け渡し裁決を受けた。

 区画整理では、新長田駅北地区で2008年、仮換地指定後も移転されなかった私道のアスファルト舗装などを神戸市が撤去した。淡路市の富島地区では、2007年、地権者の自宅や会社事務所など6棟を淡路市が強制移転。解体せず建物ごと移動させる曳家工法を用いた。

 一方、東日本大震災の被災地では、地権者が分からないために用地確保が進まず、復興事業が遅れる事例が多いという。このため、2014年4月、土地の強制収用手続きを短縮する改正復興特区法が成立した。

【新長田駅南再開発事業】
 阪神・淡路大震災で壊滅的な被害を受けたJR新長田駅南の20.1haを神戸市が買収。第1地区から第3地区までに、計44棟のビルを建設する。現在37棟が完成、1棟が工事中、6棟が未着工。当初計画の総事業費は2710億円。
神戸・新長田再開発ビル 管理の3セク変更へ <神戸新聞 2013/10/5 07:00>を編集

 阪神淡路大震災の復興再開発事業で建設された神戸・新長田駅南地区の再開発ビル「アスタくにづか」(計9棟)をめぐり、区分所有者の商店主と神戸市が、ビルを管理する神戸市の第3セクター「新長田まちづくり株式会社」の変更を視野に入れた本格協議を始めた。新長田まちづくりは管理費などで商店主と意見が対立し、訴訟に発展。事態収拾に向け、新長田まちづくりの設立に関与した神戸市が、商店主らと、新長田まちづくりの解任に向けて動きだす異例の展開をたどる見通しになった。

 神戸市などは2014年度末までに、全9棟で管理会社変更の手続きを行う方針。意見集約や新長田まちづくりの処遇をめぐり、曲折も予想される。
 再開発ビルの店舗と住宅は、新長田まちづくりが一括管理。それにより、住民に比べ最大8.7倍の管理費を支払わされているとして、商店主の約6割が返還を求め訴訟を起こしている。

 神戸市はビルの店舗床を所有する区分所有者の一人。新長田まちづくりに事態収拾を促してきたが、2013/06から商店主らと会合を重ね、管理会社の変更を望む商店主が過半数を占めると判断した。
 神戸市によると、今後、各棟で集会を開き管理規約を変更し、店舗と住宅で部会を分離。各部会で管理組合をつくり、管理会社をプロポーザル方式などで決める方針。
 区分所有法では、管理規約の変更には区分所有者の3/4以上の同意が必要。神戸市は「管理が混乱しないよう協力するが、最終的には区分所有者の総意で管理形態を決めてほしい」とする。新長田まちづくりは「協議は認識しているが、それ以上のコメントはできない」としている。

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神戸市、しびれ切らし直接交渉 <神戸新聞 2013/10/05>を編集





# すぐ南にはスーパーマルハチ、少し南にはもともとあるダイエーグルメシティとフーケット、すぐ北にサンディ、少し北にライフ、高速長田にもライフ、少し西にパワーストアシーダー、鷹取にもマルハチ。だいぶ南にマックスバリュ。だから大丸がなくても買い物には困らない。大丸行きたきゃ、元町まで行くさ。おまけに、専用駐車場がない。

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大丸新長田店が閉店 震災乗り越え、地域密着 <神戸新聞 2013/01/31 21:32>を編集

 JR新長田駅前の大丸新長田店(神戸市長田区若松町5)が2013/01/31、閉店した。1977/04に開業し、1995年の阪神淡路大震災ではいち早く必需品を販売するなど地域密着の百貨店として親しまれた。最終日は多くの買物客が訪れ、惜しまれながら35年9カ月の歴史に幕を閉じた。

 大丸新長田店は商業施設「ジョイプラザ」の地下1階から地上2階に、食品、衣料品、雑貨の売場を設けた。震災時は周囲が被害を受ける中で、発生2日後に食料品や日用品などを店先で販売。1カ月後には全面再開にこぎ着けた。
 近くの主婦(36)は「当時は本当に助かった」と振り返り、「地元の顔のようなお店。普段着で気軽に来られた。本当にさみしい」と話した。

 最終日の店内では、従業員と言葉を交わし涙をぬぐう買物客の姿もあった。20時の閉店時には大丸新長田店長の中北史郎(54)が「地域の方と震災も乗り越えてきた。長い間ありがとうございました」と挨拶。客らが出入口を取り囲み「ありがとう」と拍手が送られた。

 大丸新長田店は震災後、周辺の人口減やスーパーの相次ぐ出店で競争が激化、赤字が続いていた。閉店後は核テナントにスーパー大手「西友」などが入り、2013/09に全面開業する予定。

# 関連というか、連鎖というか、伝染というか。特に女子中学生は感受性も微妙で、流行に敏感だ。

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中3女子転落 12日後に死亡 自宅に書き置き <神戸新聞 2010/12/29>を編集

 2010/12/14午後、神戸市長田区内のマンションから転落し、意識不明になっていたこのマンションに住む神戸市立中学3年の女子生徒(15)が、搬送先の病院で死亡していたことが2010/12/28、長田警察署への取材で分かった。
 長田警察署によると、2010/12/26午後、死亡が確認された。女子生徒の自宅からは、遺書のような書き置きが見つかっており、長田警察署では飛び降りた可能性があると見ている。

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中3女子飛び降り? <asahi.com、神戸新聞 2010/12/15>を編集

 2010/12/14 15:45ごろ、神戸市長田区の高層マンション(12階建て)から人が飛び降りたようだと、近くの住民から119番通報があった。神戸市消防局と兵庫県警によると、このマンションに住む中学3年の女子生徒が1階の駐輪場に倒れており、意識不明の重体という。
 長田警察署によると、駐輪場の屋根が大きく窪んでおり、高層階から屋根に落ちた後、地面に転落したとみている。生徒はジャージー姿で靴を履いていた。書き置きなどは見つかっていない。この日、中学校を休んでいたという。

 生徒が通う長田区内の中学校では2010/11、2年生の女子生徒が長田区内の集合住宅から飛び降り自殺したが、兵庫県警は関連性はないと見ている。 (※長田中学校)

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女子生徒死亡に「いじめはない」中学の校長語る <共同通信 2010/11/11>を編集

 神戸市長田区の神戸市営神楽住宅で2010/11/11朝、飛び降り自殺したとみられる女子生徒(14)が通っていた神戸市立長田中学校の校長が2010/11/11午後、取材に応じ「いじめなどのトラブルはなく、何でという思いだ」と話した。
 校長によると、女子生徒は欠席や遅刻がほとんどなく、明るい性格で悩んでいた様子もなかった。スイミングスクールに通い、地域の大会で表彰されたこともあった。2010/11/10には、体育の授業で同級生らと創作ダンスを元気に踊っていたという。

 学校は今後、全校集会で生徒らに事情を説明。カウンセラーが生徒の心のケアに当たる。
 長田警察署によると、現場には「永遠に眠ります」などと遺書のような内容が書かれた紙片が残っていた。2010/11/11は誕生日だった。

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中2女子飛び降り自殺か、メモに「何回も死のうと」 <共同通信 2010/11/11>を編集

 2010/11/11 08:30頃、神戸市長田区神楽町の神戸市営神楽住宅(14階建て)で、1階玄関の屋根に女性が倒れているのを住民の男性が見つけ、110番した。
 長田警察署によると、神戸市長田区内に住む神戸市立長田中2年の女子生徒(14)で、全身を強く打ち約2時間後に死亡した。6階の住民が直前に人が落下するのを目撃。倒れていた場所の近くに両親や友人に別れを告げる内容のメモがあった。長田警察署は飛び降り自殺したとみて調べている。

 女子生徒は制服姿で倒れていた。メモは小さな紙片で14枚あり「私は永遠に眠ります」「これまでも何回も死のうと思った」などと書かれていた。
 女子生徒は2010/11/10夜、12階に住む同級生の家に泊まった。2010/11/11朝、登校する際に「階段で下りる」と話し、鞄などの所持品を同級生に預け、別れたという。
 女子生徒が通っていた中学の校長は「まさかという思いで驚いている。元気でいい子だったのに」と話した。

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中2女子、飛び降り自殺か 神戸の市住 <神戸新聞 2010/11/11>を編集

 2010/11/11 08:20頃、神戸市長田区神楽町、市営神楽住宅(14階建て)で、制服姿の女子生徒が1階通路の屋根に倒れているのを、近くの男性が発見し、110番した。
 長田警察署によると、神戸市長田区内に住む神戸市立長田中学の2年生(14)で、約2時間後に搬送先の病院で死亡が確認された。
 「先に死にます。ごめんなさい」などと書かれた家族らにあてた遺書らしきメモが現場で発見され、長田警察署は自殺を図ったとみている。

 長田警察署によると、女子生徒は2010/11/10夜から、この市営住宅12階に住む同級生宅に泊まりに来ていた。2010/11/11朝、登校のため一緒に家を出たが、女子生徒は「階段で下りる」と言い残し、エレベーターで下りた同級生と別れたという。
 女子生徒が通う中学校によると、2010/11/10は通常通り登校していたといい、校長(53)は「ショックでびっくりしている。元気な子で、いじめは現段階では把握していない」と話している。
駅前再開発めぐり明暗 兵庫県内路線価 <神戸新聞 2012/07/02 15:22>を編集

 上昇地点はないものの、下落幅が縮小しつつある傾向が明らかになった兵庫県の2012年分路線価。

 JR新長田駅南に位置する神戸市長田区若松町5の市道若松線。増減率が横ばいで推移した兵庫県内5地区の1つで、前年2011年の2.9%減から大幅に改善した。

 新長田駅の南側では、鉄人28号のモニュメントを中心とした振興策が好調。阪神淡路大震災で建物の約8割が全半壊した北側のエリアも、2011年に復興土地区画整理事業が完了し、幅の広い道路が整備された。大正筋商店街振興組合理事長の伊東正和(63)は「新長田が、外国人の観光ルートの一部に加わったようだ」と、鉄人の集客効果を実感する。

 だが、地元客の顔ぶれはほとんど変わっておらず、区画整理によるメリットの手応えは薄いという。2013/01末での大丸新長田店の閉店も決まり、伊東は「三宮や大阪に客足が流れていかないか」と心配する。
(後略)
コンビニ店員に暴行容疑 神戸市職員を逮捕 <神戸新聞 2012/06/16 11:30>を編集

 長田警察署は2012/06/16、傷害の疑いで、神戸市環境局職員 松本雅彦(37、神戸市長田区大橋町)を現行犯逮捕した。
 逮捕容疑は、2012/06/16 01:30すぎ、コンビニエンスストア「ファミリーマート新長田駅北店」(神戸市長田区松野通1)で、男性店員(42)に「携帯電話をなくしたので電話を貸してほしい」と頼んだが断られたことに立腹し、持っていた傘で店員の左腕を殴った上、止めに入ったアルバイト男性(20)の頭も傘で殴った疑い。2人はいずれも軽傷。松本は酒を飲んだ状態で、容疑を認めている。
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# ガラが悪い客が多い。
新長田駅南第3地区若松4第1工区特定建築者募集における入札結果 <神戸市都市計画総局 記者資料提供 2012/03/08>を編集

神戸市 都市計画総局 市街地整備部 新長田南再開発課

新長田駅南第3地区若松4第1工区特定建築者募集における入札結果

特定建築者募集の概要

1.募集対象工区
 工区名:若松4第1工区
 所在地:神戸市長田区若松町4丁目
 敷地面積:970.70平方メートル
 用途:住宅または業務(複合用途可)

2.決定方法
 特定建築者としての応募を受け付け、提出された応募図書等を審査のうえ入札参加者を決定し、敷地の価額についての指名競争入札を行った。

3.入札日
 2012/03/08(木)

4.入札結果
 落札者:近畿菱重興産株式会社
 落札金額:金2億7300万円

5.提案内容
 用途:共同住宅
 構造・規模:鉄筋コンクリート造・地上7階
 戸数:42戸
 延床面積:約3,650平方メートル
 落札者は、今後、この提案内容をもとに関連法令・条例等に則って設計を進めていきます。

6.今後の予定
都市再開発法上の所定の手続きを行い、特定建築者として決定する予定。
【復興日本】第9部 教訓は生きたか(3)大規模再開発も戻らぬ活気 <MSN産経 2012/01/13 11:03>を編集

 神戸市長田区は1995/01/17に発生した阪神淡路大震災で大規模な火災が発生、多くの建物が焼失するなど最も被害が大きかった地域の一つである。そして、最大規模の復興事業と言われたのも、新長田駅南側の再開発だった。

 震災から17年、今も再開発事業は継続している。建物9棟の建設が残り、このうち、建設中あるいは事業者が決まっているのは4棟である。

 ただ、現在の新長田の街並みを見て、住民の話を聞くと、この復興事業は成功といえるのか、という疑問もわく。

 新長田駅南側、30棟以上もの再開発ビル群が林立する「アスタ新長田」。飲食店が並ぶアーケードは街の賑わいを十分感じさせる。神戸市経営管理課も「神戸市が所有する商業床も賃貸で運用しており、契約率は94%」と胸を張る。
 ところが、再開発ビルに入り、2階や地下を歩くと印象は一変する。シャッターの下りた店が目立ち、通る人はほとんどない。高層の住宅部分は完売したものの、低層の商業床で売却用店舗の契約は進んでいないのだ。
# 契約されたものも、倉庫として利用されています。

 購入店舗の買い戻しを神戸市に要請したり、運営会社に損害賠償を求める民事訴訟を起こしたりする業者も現れている。ある店主は「これだけ空き店舗が多いと、街から活気が失われていく」と表情を曇らせる。

 ケミカルシューズ業界の本拠地として大小工場がひしめいていた新長田駅北側はさらに深刻だ。中国やベトナムの低価格攻勢に苦しんでいたところを震災に襲われた。日本ケミカルシューズ工業組合の統計によると震災直前(1994年)の加盟社は226社。それが2011年は95社に減っている。従業員数も約6400人から約2800人にまで落ち込んでいる。

 日本の製靴業界をリードした時期もあり、街の顔でもあった地場産業が壊滅的な打撃を受けたとき、行政は何をしたのか。

■企業の体力差 埋めるのは…

 「震災直後はなんとかして立ち直ろうと、驚くほど活気が戻っていた」と振り返るのは、新長田で震災前からケミカルシューズ関連工場を営む男性(65)だ。大災害は職人のプライドや負けじ魂を刺激したのだ。

 しかし、行政は彼らのやる気を後押しできなかった。震災直後に設けられた仮設工場は神戸市西区など新長田から離れた場所。工場で働く人も遠くの仮設に移り、地場産業のネットワークも寸断された。仮設工場を可能な限り地元近くに置いたり、特別融資制度を設けたりするといった、地場産業を守ろうという行政の姿勢が見える手段は取れなかったか。

 新長田の小売業を支えていたのはケミカルシューズ産業の関係者だった。店舗を作っても、地場産業が消え、消費層がいなくなると衰退するしかない。やがて新長田駅北側は住宅が並ぶ地域に変わってしまった。

 バブル当時、神戸市は大胆な発想と事業展開で「神戸市株式会社」と呼ばれた。公営住宅造成で山を削り、その土砂による人工島・ポートアイランドに住宅や工場を誘致、博覧会も開催するなど成果を挙げた。「自治体経営の見本」とまでいわれたが、大規模なインフラ整備とハコモノ建設が中心。震災復興ではその限界を露呈してしまった。

 東日本大震災の復興でも被災地域を支える産業、企業の力が重要なのは同じだ。宮城県石巻市を流れる旧北上川河口の日和(ひより)大橋に立つと、東と西の風景が全く異なることに気がつく。
 東側の漁港では瓦礫が散乱し、地盤沈下による浸水でできた敷地内の池が目立つ。空に突き出す煙突は煙を吐かない。一方、西側の工業港では煙突から煙がもうもうと上がり、物資を積んだ船やトラックが行き交う。この違いは港湾というインフラを支える産業・企業の体力差そのものだ。

 工業港には製紙、木材、飼料、造船4業種の工場がひしめき、石巻の雇用を担っている。その1つで飼料大手 協同飼料の石巻工場は2011/06/06に完全復旧した。漁港側では、まだ瓦礫が積まれたままで悪臭が充満していた頃だった。

 協同飼料石巻工場の従業員宅のほとんどは全壊。工場や事務所は津波をかぶり、倉庫の原料・商品は流され、機械類も海水で使用不能。瓦礫とヘドロに覆われた。「飼料が届かなければ家畜は生きられない。余計なことを考えず、ひたすらいけるとこまでやった」。3月末から対策本部長として復旧を指揮した茨城・鹿島工場工場長の小形博彦(59)は振り返る。

 支えたのは、企業の社内ネットワークだった。石巻工場の復旧まで全国の工場が代替飼料を生産。船、トラック、鉄道を駆使して南東北の畜産農家に供給を続けた。行政からの支援は一切受けなかった。

 工業港周辺の立地企業約50社でつくる石巻港企業連合も水道、電気、護岸などの復旧で進み具合の調整などに奔走した。復興計画の素案では工業地帯の面積拡大が決まり、工業港は震災前以上の発展が期待できるとの見方さえある。

 これに対して漁港の担い手は中小企業だ。大企業とは従業員数や内部留保、拠点ネットワークで大きな差がある。頼みの国の支援は遅れるばかりだった。

 地盤のかさ上げ、汚水処理施設、冷蔵・冷凍設備の復旧。課題は山積していたが、業者が集まって対策を話し合っても、先立つ資金をどうするかで行き詰まり、議論は堂々巡りになった。自力で動き出せた工業港側とは対照的だった。「何回協議しても話が進まなかった」と振り返るのは、鮮魚、冷凍、干物などを扱う中堅水産加工会社社長。漁港側では比較的規模の大きい方になる同社は結局、自前で復旧を始めたが、本格再開は2012/03になる。空白期間は1年となり、どれだけ顧客が戻ってきてくれるかは見えない。

 被災地域を支える企業の規模が小さく、体力がないと復旧・復興は進まず、その後の発展も厳しい。行政の支援が中小企業に向かなければなおさらだ。阪神淡路大震災で露呈した問題は東日本大震災でも繰り返されてしまったのである。
新長田駅南第1地区二葉5第2工区・南特定建築者募集の入札結果 <神戸市都市計画総局 2011/12/26>を編集

神戸市 都市計画総局 市街地整備部 新長田南再開発課

 神戸国際港都建設事業新長田駅南第1地区震災復興第二種市街地再開発事業二葉5第2工区・南において、特定建築者の募集を行ってきましたが、入札結果は次のとおりとなりました。

特定建築者募集の概要

1.募集対象工区
 工区名:二葉5第2工区・南
 所在地:神戸市長田区二葉町5丁目
 敷地面積:1430.61平方メートル
 主要用途:業務

2.3.省略

4.入札結果
 落札者:医療法人社団十善会 野瀬病院
 落札金額:金3億8200万円
 参加者数:2者

5.提案内容
 用途:病院
 構造・規模:鉄骨造・地上7階建
 延床面積:約6000平方メートル
 (落札者は、今後、この提案内容をもとに関連法令・条例等に則って設計を進めていきます。)

6.今後の予定
 都市再開発法上の所定の手続きを行い、特定建築者として決定する予定。

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新長田駅南第1地区(二葉5第2工区・南)における特定建築者の公募のお知らせ <神戸市都市計画総局 2011/09/12>を編集

神戸市 都市計画総局 市街地整備部 新長田南再開発課

 神戸国際港都建設事業新長田駅南第1地区震災復興第二種市街地再開発事業「二葉5第2工区・南」において、特定建築者を募集します。

特定建築者の募集
1.募集対象工区の概要
 工区名:二葉5第2工区・南
 所在地:神戸市長田区二葉町5丁目
 位置図:
 
 敷地面積:1430.61平方メートル
 主要用途:業務

2.特定建築者の選定方法
 特定建築者としての応募を受け付け、提出された応募図書等を審査のうえ入札参加者を決定し、敷地の価額についての指名競争入札を行います。

3.敷地の最低売却価額
 金3億0050万円
(以下略)

■特定建築者制度
 市街地再開発事業では、原則として施行者(神戸市)が施設建築物の建築を行うこととなっていますが、今回のように、公募により決定された民間事業者等が施設建築物の建築を行い、取得・運営する制度を特定建築者制度といいます。
 特定建築者は、施行者が整備した土地に、応募の際に提出した建築計画に従って建物を建設し、土地の権利を取得するとともに、建物を所有・運営することとなります。
高架に荷台の重機接触 JR神戸線などダイヤに乱れ <神戸新聞 2011/12/01 13:31>を編集

 2011/12/01 12:15頃、JR新長田駅西の高架(神戸市長田区松野通)の防護工に、走行中のトラックの荷台に積んでいたショベルカーのアームが接触し、ショベルカーが転落した。トラックを運転していた男性建設作業員(44)が軽傷。
 この事故の影響で大阪方面行きの新快速電車などが兵庫~西明石で一時運転を見合わせ、JR神戸線を中心にダイヤが乱れた。
記者も走った神戸マラソン 沿道52万人の力が支え /兵庫 <毎日新聞神戸版 2011/11/22>を編集

◇色あせない、思いやる心

 2011/11/20に開かれた第1回神戸マラソンに、記者(27)も参加した。生粋の神戸っ子で、生まれ育った街を駆け抜けたいという思いから初挑戦したフルマラソン。最後はフラフラになりながらも、沿道の人々に支えられて完走できた。市民の温かい思いやりに触れ、阪神淡路大震災被災地の神戸で開催された市民マラソンの意義をかみしめた。【村上 正】

 スタート地点の神戸市役所前は人の波。午前9時に号砲が鳴るも、私は最後尾のブロックのため、約20分後にようやくスタートした。直後の大丸神戸店前の沿道からは大声援が響き、リズムに乗れた。

 「頑張って、頑張って」。沿道の声援はどこまでも続き、私も笑顔で見知らぬ人々とハイタッチを繰り返した。長田区の民家2階からは応援の横断幕がかかり、家族総出で旗を振ってくれた。

 学生時代に野球をしていた経験から、体力には自信があった。実際、折返し地点の明石海峡大橋のたもと(17.7km)までは快調だった。しかし、中間地点を過ぎると、徐々に足が動かなくなっていった。歩いてはまた走ってを繰り返した。

 やっとの思いでたどり着いた27kmから30kmの給水ポイント2カ所で水がなくなっていたのに愕然とした。フルマラソン参加者は2万0642人。この人数に主催者側が対応できるのか、本番前から不安を覚えていたが、それが現実のものとなった。元々準備した水が足りず、後続集団まで行き渡らなかったのだ。目の前の女性ランナーは「水を。水を」とつぶやきながら体を揺らして歩いていた。脱水症状を引き起こしている様子だった。私も喉が焼け付き、心が折れそうになっていた。救ってくれたのは市民だった。31kmを過ぎた和田岬付近で足を引きずって歩く私に近くの女性は「水がないやろ」と言って、自宅からやかんに水をくんできてくれた。痛む膝を折り曲げ、やかんの口からがぶ飲みした。「おいしく飲んでくれたからうれしいわ」とほほ笑む女性。生気を取り戻した私は「おばちゃん、頑張って完走するわ」とお礼を言って再び走り始めた。

 その先々でも、チョコレートを一口サイズにして刻んで配ってくれる人、飴を手渡ししてくれる母子に出会った。水や食料がなく、街を歩き物資をもらい助けられた16年前の震災を思い出した。

 最後はこれまで受けた声援、支援に応えたいという思いだけで歩を進めた。ゴールタイムは6時間30分。制限時間(7時間)ぎりぎりだった。沿道の力がなければゴールはなかっただろう。

 「がんばろう神戸」の思いは神戸の地に生き続けている。「あきらめずに走ってもらいたい」という市民の願いがランナーに伝わった結果が、高い完走率(約97%)につながったと思う。沿道の市民52万3000人(主催者発表)も、神戸マラソンの主役だった。人を思いやる心。震災が自分たちに教えてくれたことは何年たっても色あせることはない。そう確信できたことがうれしかった。
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# かろうじて乗り切った神戸マラソン。

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兵庫県南部に強風 神戸マラソンイベント中止に <神戸新聞 2011/11/19 21:24>を編集

 兵庫県南部は2011/11/19、低気圧の接近に伴い一時強風に見舞われた。神戸海洋気象台によると、2011/11/19 13時頃、低気圧の中心が淡路島から大阪湾に達し、神戸空港では最大瞬間風速23.7mを記録した。

 神戸・ポートアイランドの市民広場ではこの日、神戸マラソン公式イベント 兵庫・神戸グルメフェスティバル が始まったが、午後に入り強い風雨で出店ブースのテントが飛ばされそうになり、会場内を歩いていた女性(64、福岡県)が、強風で倒れてきたスピーカーで右足に軽傷を負った。神戸マラソン実行委員会は、2011/11/19 14時すぎにイベントを中止。2011/11/20は10時からステージのみ開催する。

 神戸空港でも強風によりダイヤが乱れ、スカイマークの羽田発神戸行き105便(12:30神戸着、神戸経由長崎行き)が着陸せずに長崎空港へ向かった。これに伴い、13:05神戸発長崎行き143便が欠航。スカイマークはその後、長崎発神戸行きの振替便を出し対応した。
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# まあ、SKY146便(長崎14:50発神戸15:50着)に神戸までの乗客を振り替えたんだろう。

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神戸マラソン:参加3000人増、準備大急ぎ <神戸新聞 2011/08/12 08:55>を添削

 2011/11/20に開催される第1回神戸マラソンまで、あと100日となった。
 実行委員会が落選者に当選メールを誤送信し、該当者を全員当選としたため、エントリー数は約2万5000人と予定より約3000人急増。ランナーの集合場所を変更したり、警備人数を増やしたりと新たな対応を迫られ、実行委員会は警備計画の作成など準備を急いでいる。

 実行委員会は当初、神戸市役所前のスタート地点に近い東遊園地と磯上公園一帯をランナーの集合場所にする予定だった。しかし人数の大幅増で磯上公園を取りやめ、より広い神戸震災復興記念公園(みなとのもり公園)に変更した。
 みなとのもり公園からスタート地点へは国道2号線を渡る必要があり、兵庫県警は「新たに一部車線規制を行う必要がある」とする。さらにJR新長田駅付近のカーブなど、コースの一部でランナーが過密になる可能性も浮上。観客増も見込まれ、実行委員会に警備の増強を要請した。実行委員会は当初3000人ほどの警備員を検討していたが、150人前後増やすという。このため2011/07を予定していた警備計画の策定は、2011/08にずれこんだ。
(後略)

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神戸マラソンの抽選発表でミス 実行委が謝罪 <神戸新聞 2011/06/30 22:00>を添削

 神戸マラソン実行委員会は2011/06/30、出場の可否を知らせる抽選通知で、落選者5365人に誤って当選メールを送ったと発表した。実行委員会は謝罪した上で、この5365人を当選にした。

 神戸マラソンは2011/11/20、神戸市内で初開催。抽選・通知業務は専門雑誌「ランナーズ」などを発行する株式会社アールビーズに委託していた。

 実行委員会によると、定員2万人に対し、7万7421人が応募。当選しても出場キャンセルがあるため、2万3301人を当選とした。インターネットで申し込んだ当選者全員にメールで通知した後、落選メールを送るはずだったが、落選者の一部にも誤って当選メールを送ったという。メールを受信後、大会ホームページで入金手続きを確認すると、ホームページでは「落選」と表示されるため、実行委員会事務局などに苦情の電話が殺到した。

 アールビーズは2011/02の東京マラソン(応募者約33万5000人)などの大規模大会で同種業務の実績があったが、2011/05にコンピューターシステムを更新したため、プログラムミスが原因の可能性が高いという。

 2011/06/30夕、兵庫県庁で会見した実行委員会事務局長の広瀬雅樹は「結果を心待ちにされていた皆さんを混乱させて申し訳ない」と謝罪。メールを見て他の大会を辞退した人もいるといい、「判断に迷ったが、ぬか喜びさせるわけにはいかない」と説明し、誤送信した全員を当選にした。キャンセルが出たとしても出場者は当初計画よりも大幅に増えるとみられ、広瀬は「警備や開催費用の増大が予想されるが、総力を挙げて解決したい」と話した。

 また、実行委員会は東日本大震災の被災地から応募した845人を全員当選としたことも明らかにした。
新長田 鉄人28号がフィギュアに 限定900体 <神戸新聞 2011/08/23 09:15>を編集

 神戸・新長田の新たな顔として全国から注目を集める鉄人28号モニュメント。この原寸大を精巧に再現した1/60スケールのフィギュアが制作され、2011/08/27に発売される。モニュメント原型作家の監修の下、2年半を費やしたファン垂涎の自信作だ。

 フィギュアはソフトビニール製で、木製の台座を含めた高さは約30cm、両足の幅約31.5cm、胸囲は約35cm。手掛けたNPO法人KOBE鉄人PROJECTによると、モニュメント計画に合わせ「フィギュアも欲しい」との声が寄せられたため、模型・造形作家 速水仁司さんの原型を基に2009年初めから制作を開始した。目の表情や関節の接合部分などで試行錯誤を重ね、鼻は硬質プラスチックを使って鋭さを強調。予定から1年遅れで完成にたどり着いた。

 限定900体で、店頭では400体を限定販売。2011/08/27、08/28 10:00~17:00には「おもてなしギャラリー」(KOBE三国志ガーデン入口城門横)で特別販売する。さらにKOBE鉄人PROJECTのホームページでも500体限定で2011/08/15から予約を受け付けたところ、既に200体を超える売れ行きという。購入は1人2体まで。価格は1体10500円で、フィギュアでは手頃という。

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ジョイプラザでぼや <神戸新聞 2011/05/07>を添削

 2011/05/07 17:20頃、ジョイプラザ(神戸市長田区若松町5)にある大丸新長田店地下1階の焼鳥「鳥功」のロースターから出火。直後に従業員が消し止め、怪我人はなかった。
 ダクトを伝わった煙で2階の火災報知機が作動し、消防車約10台が出動。買い物客ら約50人が一時避難した。
新キャラグッズで南三陸町を支援 神戸・新長田 <神戸新聞 2011/04/17 15:00>を添削

 東日本大震災で津波に襲われた宮城県南三陸町の商店主らを支援しようと、神戸・新長田駅南地区の大正筋商店街などが、新たに考案したキャラクターのグッズ販売を始めた。大正筋商店街は南三陸町の商店主らと以前から交流があり、売上金を継続的に義援金として届ける。

 新キャラは、横山光輝「三国志」に登場する女性をモデルにした美少女で、「青龍の尚香」「朱雀の大喬」「白虎の小喬」の3人。

 大正筋商店街で茶販売店「お茶の味萬」を営む伊東正和(62)が、地元でアニメ制作スタジオを運営する「神戸デザインクリエイティブ」に提案し、神戸芸術工科大学の卒業生が制作した。

 伊東らは9年前から、南三陸町の商店主らと商店街の活性化を議論するサミットなどを通じて交流を続けている。今回、南三陸町が津波で壊滅的な被害を受けたことを知り、継続して支えていくために新キャラを活用することを決めた。

 一方、大正筋商店街周辺では、神戸市立地域人材支援センター(旧二葉小学校)を拠点に、アニメやゲームの登場人物に扮するコスプレが盛り上がりを見せている。伊東は新キャラをPRしようと、神戸デザインクリエイティブとともにコスプレ衣装制作の公開も企画した。
 衣装の公開制作は2011/04/18~04/24(04/20を除く)10:00~17:00、大正筋商店街のアスタくにづか5番館の「おもてなしギャラリー」で。

 新キャラグッズは、お茶の味萬で販売しており、ファイル(500円)、絵はがき(1枚200円)など。
阪神淡路大震災:新長田駅北地区 復興区画整理が完了 <神戸新聞 2011/03/28 16:32>を添削

 阪神淡路大震災の復興土地区画整理事業のうち、唯一残っていた神戸市の新長田駅北地区(59.6ha、長田区・須磨区)で2011/03/28午前、土地の位置や清算金が確定し、神戸市が事業の完了を示す換地処分を公告した。震災復興に向け、兵庫県内の20地区で行われた区画整理事業は、地震発生から16年余りを経てすべて終わった。

 区画整理事業は住民が土地の一部を出し合い、宅地、公園、道路などを再整備する。大きな被害を受けた神戸・阪神間と淡路島で行政主導18地区、住民による組合施行2地区で進められた。
 国は補助要件の緩和など震災特例を用いて財政的に支援。住民が提供する土地(減歩)の割合も引き下げられた。
 一方で、行政主導の事業は一部地区を除いて、震災からわずか2カ月で都市計画決定されたため、住民の反発を招いた。また、借家人向けの受け皿公営住宅が各事業区域内に建設されたが、地域を離れた住民も多く、コミュニティーの希薄化などの課題も生んだ。

 新長田駅北地区は当初、建物の約8割が全半壊した新長田北エリア(長田区)が対象で、後にJR鷹取工場跡地の鷹取北エリア(須磨区)が加わった。総事業費は約1034億円。幅員27mの道路や1haの公園が整備された。地区内の人口は約9400人(2010/12現在)で、新長田北エリアは震災前の約7600人から約7000人(2010/12現在)に減った。道路工事や一部の建物の移転交渉は残る。

 震災復興の市街地再開発事業は、新長田駅南地区で続いている。

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新長田駅北復興区画整理事業で強制撤去 <神戸新聞 2008/08/07>を添削

 神戸市は2008/08/06、阪神淡路大震災に伴う「新長田駅北地区震災復興土地区画整理事業」で、移転を拒否している長田区松野通3の建物(鉄骨造2階建て)を土地区画整理法に基づき、強制的に撤去する直接施行を実施した。神戸市で震災復興事業の強制撤去は初めて。

 この事業は震災後の1995年度に着手され、これまでの仮換地指定率は94%。約30戸との交渉が終わっていない。建物を所有する男性とは2005年に交渉を始めたが、男性は事業に反対で成立していない。神戸市は昨年9月にそのまま仮換地指定した。その後も移転協議を進めたがまとまらず、2008/03にこの建物が火災で全焼。建物が倒壊する危険性などがあることから、強制的な撤去に踏み切った。

 この日は、神戸市職員や委託業者の作業員約70人が集まり、午前8時ごろ除去宣言を読み上げて作業開始。建物内に残ったものを仮換地に移動させ、建物の撤去作業を行った。神戸市は「残りの地権者とも引き続き協議を進め、早期に事業を完了させたい」としている。
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 神戸市の報道発表によると、該当地は松野通3丁目44番。
 http://kouhou.city.kobe.jp/information/2008/08/20080804up01.pdf
新長田駅南第3地区若松3第4工区,第6工区特定建築者募集における入札結果 <神戸市都市計画総局新長田南再開発事務所 2011/03/11>

 新長田駅南第3地区若松3第4工区、第6工区において特定建築者募集を行ってきましたが、入札結果は次のとおりとなりました。

若松3第4工区:長田区若松町3丁目、2144.17平方メートル、住宅
 ジェイアール西日本不動産開発株式会社、11億5000万円、入札参加4者
 延床面積約9642平方メートル、鉄筋コンクリート造地上15階、共同住宅(分譲)115戸

若松3第6工区:長田区若松町3丁目、959.10平方メートル、住宅
 株式会社長谷工コーポレーション、4億6000万円、入札参加5者
 延床面積約4531平方メートル、鉄筋コンクリート造地上11階、共同住宅(分譲)62戸
神戸市営地下鉄海岸線駒ヶ林駅に副駅名(三国志のまち)を命名 <2011/03/18 神戸市交通局>

地下鉄駒ヶ林駅に副駅名(三国志のまち)を命名

神戸市交通局では、新長田南地区の活性化等を目的に、神戸出身の横山光輝先生の代表作である「鉄人28号」、「三国志」をテーマに事業を行っている「KOBE鉄人PROJECT」と連携してさまざまな事業を地下鉄海岸線で展開しています。
この度、2011/03/19に「KOBE三国志ガーデン」がOPENするにあたり、最寄駅である地下鉄 駒ヶ林駅を「駒ヶ林(三国志のまち)」と命名いたします。

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神戸市営地下鉄 新長田駅(西神山手線、海岸線)に、「鉄人28号前」という副駅名が付きます。神戸市記者発表

次は、新長田、新長田、鉄人28号前です。

地下鉄新長田駅に副駅名(鉄人28号前)を命名
高架下の市道にモルタル落下 JR神戸線 <神戸新聞 2011/03/11 05:13>を添削

 2011/03/10 16:45頃、JR神戸線 兵庫~新長田(神戸市長田区菅原通4)で、高架橋下の市道脇にモルタル片が落ちているのを通行人の男性が見つけ、JR西日本に連絡した。怪我人はなく、電車の運行に影響はなかった。

 JR西日本によると、モルタル片は高さ約5.6mの高欄部から落下したとみられ、縦約22cm、横約14cm、厚さ約14cm。重さは約9.5kgあった。現場の高欄部は1995年(震災)以降に補修した部分で、2010/10の目視点検では異常が確認されなかったという。JR西日本は周辺の点検を進めている。
神戸・新長田:レトロな旧校舎がコスプレ拠点に <神戸新聞 2011/02/21 15:22>を添削
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 神戸市立地域人材支援センター(神戸市長田区二葉町7、旧神戸市立二葉小学校校舎)が、アニメやゲームの登場人物の格好をするコスプレの舞台として、人気を集めている。板張りの床や古い黒板、広い講堂…。昭和初期に建てられたレトロな学校の雰囲気が学園ものアニメファンの評判を呼び、毎月のイベントには全国から約500人が集合。地元住民らは「活性化につなげたい」と期待する。

 二葉小学校は1929(昭和4)年の開校で、ゴシック風の外観やアーチ状の廊下の梁などが当時のまま残る。2006年に長楽小学校と統合して駒ケ林小学校になり、2008年まで駒ケ林小学校校舎として使われた後、駒ケ林小学校の移転に伴い、2010年からは地域人材支援センターが入居している。

 イベントは、地域人材支援センターの活動テーマの1つ「青少年の居場所づくり」に合わせ、2010/12、滋賀県のコスプレ関連会社の協力で始まった。

 2011/02/13にあった3回目のイベントには、地元をはじめ、岡山県、愛知県などから約450人が参加し、衣装やかつらで思い思いのキャラクターになり切った。教科書を広げて机に座ったり、窓際にたたずんだりと、本物の教室や廊下で写真撮影などが楽しめる場所は、全国でも珍しいという。
 参加料1500円で、参加者には近隣の登録店で使える500円の金券を渡す。コスプレ姿で商店街を歩き、地域おこしにも一役買ってもらう。

 地域人材支援センターがある新長田駅南地区には、西日本最大級のアニメ制作スタジオ「アニタス神戸」があり、商店主らが三国志など横山光輝作品による活性化に取り組む。地域人材支援センターを運営するNPO法人ふたばの内屋敷保(46)は「地域の活動とも連携していきたい」と意気込んでいる。
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