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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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民間会社に移籍の高橋政代氏 理研退職の理由語る <神戸新聞NEXT 2019/8/5 21:50>を編集

 理化学研究所で人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した網膜細胞を移植する世界初の臨床研究に取り組み、2019/07/31付で退職した高橋政代(58)が2019/08/05、神戸市中央区の神戸アイセンターで取材に応じ、退職理由や新たに代表取締役社長に就任した株式会社ビジョンケアの目指す方向性などを語った。

-理研を退職し、兼務していたビジョンケアに移籍した理由は。
「網膜関連治療の実用化を進めるために軸足を移した。研究を一般治療化するには、企業が治験を実施し、承認を得る必要がある。最短で治療開発をする研究に取り組みたい。そのために決心した」

-なぜこの時期か。
「理研のラボは定年退職とともに無くなる。私のラボが無くなる前に研究者らの受け皿を作らなければと考えた。理研の制度で会社役員と研究主宰者との兼任ができないと決まったこともある」

-会社の目指す方向は。
「神戸市立神戸アイセンター病院のサポートなどに携わってきたが、研究はこれから。理研のラボのスタッフが希望すれば移れるように整備し、ビジョンケアで橋渡し研究などを、アイセンター病院の研究センターで基礎研究を行うことを考えている。ビジョンケアでは治療全般について研究開発し、より良いものを生み出したい」

-今後の予定は。
「3カ月から半年ほどで事業計画などのめどを立てたい」

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# 取材したのね。

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iPS細胞世界初移植の高橋政代氏が理研退職 神戸の企業に移籍 <神戸新聞NEXT 2019/07/31 19:04>を編集

 理化学研究所は2019/07/31、生命機能科学研究センターの高橋政代プロジェクトリーダー(58)が同日付で退職すると発表した。高橋は2014年、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製した網膜細胞を、世界で初めて目の難病患者に移植したチームなどを率いた。今後は再生医療を早期に実用化するため、神戸市内の企業を拠点に活動する。生命機能科学研究センターにも客員研究員として関わる予定。

 理研によると、高橋の移籍先は、最高技術顧問を兼務する株式会社ビジョンケア。再生医療の研究やコンサルティングなどを行っている。目の病気の研究から治療まで総合的に取り組む神戸アイセンター内にあり、理研と同様、神戸医療産業都市を構成している。

 高橋は「理研との協力関係を継続しつつ、視覚障害を克服する医療開発に貢献できるよう、新しい医療の創出にまい進したい」とのコメントを出した。

 高橋が率いてきたチームは、失明の恐れがある滲出型加齢黄斑変性の患者に、患者自身や他人のiPS細胞から作った網膜細胞を移植する臨床研究に取り組んでいる。今後の研究に高橋がどのように携わるかについては、理研は「未定」としている。

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# ちゃんと下のコメント見てから記事にしろよ。

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https://vision-care.jp/
2019/07/31 決意表明

私、高橋政代は、アイセンター関連事業や網膜治療法を開発することを目的として株式会社ビジョンケア(VC’)の経営に注力するため 2019年7月31日をもって国立研究開発法人理化学研究所(以下、「理研」といいます。)のプロジェクトリーダー職を辞し、8月1日付で株式会社 VC’の代表取締役社長に就任することになりました。

理研では今後も客員として、またアイセンター病院研究センターにおいても研究活動を継続しますが、今後は会社に軸足を移して網膜関連治療の実用化を目指します。

私がプロジェクトリーダーを務めた理研の網膜再生医療研究開発プロジェクトで、2014年に世界で初めて行った iPS 細胞由来網膜細胞移植は安全性の確認を第一とし、自家(患者さん本人)の細胞から作製した細胞を用いた、いわゆるオーダーメイド型の治療法でした。次に、安全性を保ちながらも、コストを低減するため、続いて2017年に実施した臨床研究で京都大学iPS細胞研究所(CiRA)にてドナーの細胞から作製された他家iPS細胞を用いました。その結果については、2019年4月に学会で発表した通りです。

一方、一般治療化に向けては、企業が治験を実施し承認を取得する必要があることから、先んじて会社を設立しようと考え、2011年に株式会社日本網膜研究所(現 株式会社ヘリオス)をファウンダーの一人として設立しました。理研認定ベンチャーとして、iPS細胞由来網膜色素上皮(RPE)細胞作製の特許許諾を理研から受け、自ら資本金を拠出、取締役にも就任し、この会社を使って実用化を目指すつもりでした。
しかしながら、iPS細胞由来細胞移植が現実のものとなった際に、臨床研究の責任者となるために、利益相反があってはならないと考え、同社の経営から身を引くことにしました。苦渋の決断でしたが、同社の株式をすべて手放し、取締役も辞任した結果、私自身が同社の舵取りをすることは不可能となりました。

その後、日本網膜研究所はヘリオスへと社名を変更し、本社は東京へ移転、東京証券取引所に上場を果たし、米国のバイオベンチャーから導入した間葉系幹細胞製品の開発に注力する状況となりました。同社は既に、設立時に私が目指していた網膜疾患の治療をメインの事業とする会社ではなくなりました。同社とはその後も協業するチャンスがありましたが、既に私と同社の間には目指すべき科学レベルや運営方針に関する考え方の差が広がってしまっており、関わることはできないと判断いたしました。現在では、同社との共同研究もすべて終了しており、私とヘリオスとの間にいかなる提携関係も存在しません。また、株式会社 VC’とヘリオスとの間で提携あるいは共同研究等を行う予定もありません。

以上の経緯で、私は理研のプロジェクトリーダー職を辞して株式会社 VC’に移籍し自ら様々な網膜治療開発を推進することを決意した次第です。会社の事業計画は追って発表する予定です。

今後も眼科医そして研究者としての知見を発揮し、患者にとって真に良いと思うことを実行するという信念を貫こうと考えています。皆様方におかれましては引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
2019年7月31日
高橋政代
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