Sclaps KOBE
神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。
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三菱重工高砂 地位確認訴訟:正社員雇用を認めず <神戸新聞 2010/12/08>を添削
三菱重工業高砂製作所(高砂市)で10年前から非正規労働者として勤務する圓山浩典(48、加古川市)が「法が認めた派遣社員としての期間を実質的に超えている」とし、正社員としての地位確認を求めた訴訟の判決が2010/12/08、神戸地裁姫路支部であり、中村隆次裁判長は請求を棄却した。
判決によると、原告は2000/05、三菱重工から業務を請け負う金属加工会社に就職して以来、三菱重工高砂製作所内で勤務。2006/04、派遣に切り替わったが、2009/04に再び請負となった。
労働者派遣法は、派遣社員の受入れを「最長3年」と定め、期限を超える労働者に対しては、派遣先が直接雇用を申し入れる義務を負う。
原告側は「2006年以前から三菱重工の指示で働く『偽装請負』だった。黙示の雇用契約が成立する」と主張したが、判決は「三菱側は請負会社の社員採用にも賃金支給にも関与しておらず、請負労働者の指揮監督もしていない」と退けた。
判決後の会見で、原告は「同じ立場に置かれた仲間の力になる判決を勝ち取るまで闘いたい」と話し、控訴の意向を示した。
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三菱重工に直接雇用求め提訴 加古川の派遣男性 <神戸新聞 2009/01/14>を添削
三菱重工高砂製作所(高砂市)で派遣社員として勤務する圓山浩典(46、加古川市加古川町)は2009/03末で3年間の派遣期限を迎えるが、「正社員と同等に働き、黙示の合意による労働契約が成立している」とし、雇用契約上の地位確認を求める裁判を2009/01/13、神戸地裁姫路支部に起こした。
圓山は2000/05から三菱重工高砂製作所から請け負う金属加工会社社員として製作所で勤務。2006/04に派遣社員に身分が切り替わったが本人に通知はなく、2008/02に初めて知った。
労働者派遣法は、製造業での派遣社員受け入れを最長3年と定めており、圓山は2009/03末で期間満了となる。圓山は三菱重工高砂製作所に直接雇用を求めたが、三菱重工高砂製作所側は「検討中」としか説明しないため、提訴に踏み切った。
訴状では、鉄工会社は三菱重工高砂製作所から独立した存在と認めがたいことや、三菱重工高砂製作所の正社員から直接指揮命令を受けていたことなどを挙げ、「三菱重工高砂製作所での就労当初から黙示の労働契約が成立する」と主張。三菱重工高砂製作所総務部は「訴状を見ていないので、現段階ではコメントできない」としている。一方、圓山さんは姫路市内で会見し、「派遣契約が終わり、不安定な請負に戻れば、この不況でリストラされるかもしれない。労働者は道具ではない」と訴えた。
2004年に製造業への派遣が解禁され、偽装請負が社会問題化した2006年、多くの企業は請負から派遣に切り替えた。今年中に派遣の受け入れ期限を迎える企業は多く、「2009年問題」として対応を迫られる。圓山と同様に、多くの派遣労働者が雇用に不安を抱えている。
代理人弁護士の上原康夫は「製造業では、圓山と同じように請負を経て派遣社員になっている人が多い。期間満了だから打ち切りというやり方に、この裁判で歯止めをかけたい」と意義を語った。
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派遣に変更、知らされず 迫る期限「直接雇用を」 <神戸新聞 2008/11/06>を添削
製造業界で多くの派遣労働者が来年、3年間の派遣可能期間を終える「2009年問題」が浮上する中、三菱重工高砂製作所(高砂市)で派遣労働者として働く男性が2008/11/06、来年3月末の期間満了を前に、直接雇用を三菱重工高砂製作所に申し入れた。男性の要求は、2009年問題への対応に追われる製造業界に波紋を広げそうだ。
申し入れたのは、圓山浩典(46、加古川市加古川町)。
2000/05、三菱重工高砂製作所の請負会社に就職し、請負労働者として発電用ガスタービンの製造工程で働いていた。
偽装請負が社会問題化した2006年、三菱重工高砂製作所から「今後は派遣にする」と告げられたという請負会社は、その手続きをした。だが、圓山は身分の変更を知らなかった。
2007/07、職場に張られた自分の名前に「労派」と書き添えがあり、労働組合「はりまユニオン」に相談。その後の団交で自分が派遣労働者となっていたことを知った。
請負では派遣先の社員から直接指示を受けることは禁止されているが、圓山は「2006年以前から正社員の作業長から指示されていた。偽装請負だ」と主張している。
三菱重工高砂製作所は、人数を明らかにしていないが、大量の派遣労働者が2009/03末に期間満了を迎えるとみられる。「景気悪化で解雇された同僚を何人も見てきた。次は自分では」と不安を募らせる圓山は「安心して働かせてほしい」と訴える。
「偽装請負だった」との指摘に対し、三菱重工高砂製作所総務部は「当時のことは分からないが、行政指導は受けておらず、偽装請負ではない」と反論。2009/04以降の派遣労働者の扱いは「指揮命令が必要な職場は直接雇用とし、不必要な職場は請負にする。今は職場ごとに調査中」としている。
はりまユニオンは「1工場で数百人の派遣労働者を抱えている所もあり、2009年問題は深刻だ」と話している。
三菱重工業高砂製作所(高砂市)で10年前から非正規労働者として勤務する圓山浩典(48、加古川市)が「法が認めた派遣社員としての期間を実質的に超えている」とし、正社員としての地位確認を求めた訴訟の判決が2010/12/08、神戸地裁姫路支部であり、中村隆次裁判長は請求を棄却した。
判決によると、原告は2000/05、三菱重工から業務を請け負う金属加工会社に就職して以来、三菱重工高砂製作所内で勤務。2006/04、派遣に切り替わったが、2009/04に再び請負となった。
労働者派遣法は、派遣社員の受入れを「最長3年」と定め、期限を超える労働者に対しては、派遣先が直接雇用を申し入れる義務を負う。
原告側は「2006年以前から三菱重工の指示で働く『偽装請負』だった。黙示の雇用契約が成立する」と主張したが、判決は「三菱側は請負会社の社員採用にも賃金支給にも関与しておらず、請負労働者の指揮監督もしていない」と退けた。
判決後の会見で、原告は「同じ立場に置かれた仲間の力になる判決を勝ち取るまで闘いたい」と話し、控訴の意向を示した。
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三菱重工に直接雇用求め提訴 加古川の派遣男性 <神戸新聞 2009/01/14>を添削
三菱重工高砂製作所(高砂市)で派遣社員として勤務する圓山浩典(46、加古川市加古川町)は2009/03末で3年間の派遣期限を迎えるが、「正社員と同等に働き、黙示の合意による労働契約が成立している」とし、雇用契約上の地位確認を求める裁判を2009/01/13、神戸地裁姫路支部に起こした。
圓山は2000/05から三菱重工高砂製作所から請け負う金属加工会社社員として製作所で勤務。2006/04に派遣社員に身分が切り替わったが本人に通知はなく、2008/02に初めて知った。
労働者派遣法は、製造業での派遣社員受け入れを最長3年と定めており、圓山は2009/03末で期間満了となる。圓山は三菱重工高砂製作所に直接雇用を求めたが、三菱重工高砂製作所側は「検討中」としか説明しないため、提訴に踏み切った。
訴状では、鉄工会社は三菱重工高砂製作所から独立した存在と認めがたいことや、三菱重工高砂製作所の正社員から直接指揮命令を受けていたことなどを挙げ、「三菱重工高砂製作所での就労当初から黙示の労働契約が成立する」と主張。三菱重工高砂製作所総務部は「訴状を見ていないので、現段階ではコメントできない」としている。一方、圓山さんは姫路市内で会見し、「派遣契約が終わり、不安定な請負に戻れば、この不況でリストラされるかもしれない。労働者は道具ではない」と訴えた。
2004年に製造業への派遣が解禁され、偽装請負が社会問題化した2006年、多くの企業は請負から派遣に切り替えた。今年中に派遣の受け入れ期限を迎える企業は多く、「2009年問題」として対応を迫られる。圓山と同様に、多くの派遣労働者が雇用に不安を抱えている。
代理人弁護士の上原康夫は「製造業では、圓山と同じように請負を経て派遣社員になっている人が多い。期間満了だから打ち切りというやり方に、この裁判で歯止めをかけたい」と意義を語った。
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派遣に変更、知らされず 迫る期限「直接雇用を」 <神戸新聞 2008/11/06>を添削
製造業界で多くの派遣労働者が来年、3年間の派遣可能期間を終える「2009年問題」が浮上する中、三菱重工高砂製作所(高砂市)で派遣労働者として働く男性が2008/11/06、来年3月末の期間満了を前に、直接雇用を三菱重工高砂製作所に申し入れた。男性の要求は、2009年問題への対応に追われる製造業界に波紋を広げそうだ。
申し入れたのは、圓山浩典(46、加古川市加古川町)。
2000/05、三菱重工高砂製作所の請負会社に就職し、請負労働者として発電用ガスタービンの製造工程で働いていた。
偽装請負が社会問題化した2006年、三菱重工高砂製作所から「今後は派遣にする」と告げられたという請負会社は、その手続きをした。だが、圓山は身分の変更を知らなかった。
2007/07、職場に張られた自分の名前に「労派」と書き添えがあり、労働組合「はりまユニオン」に相談。その後の団交で自分が派遣労働者となっていたことを知った。
請負では派遣先の社員から直接指示を受けることは禁止されているが、圓山は「2006年以前から正社員の作業長から指示されていた。偽装請負だ」と主張している。
三菱重工高砂製作所は、人数を明らかにしていないが、大量の派遣労働者が2009/03末に期間満了を迎えるとみられる。「景気悪化で解雇された同僚を何人も見てきた。次は自分では」と不安を募らせる圓山は「安心して働かせてほしい」と訴える。
「偽装請負だった」との指摘に対し、三菱重工高砂製作所総務部は「当時のことは分からないが、行政指導は受けておらず、偽装請負ではない」と反論。2009/04以降の派遣労働者の扱いは「指揮命令が必要な職場は直接雇用とし、不必要な職場は請負にする。今は職場ごとに調査中」としている。
はりまユニオンは「1工場で数百人の派遣労働者を抱えている所もあり、2009年問題は深刻だ」と話している。
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