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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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中国語講師殺害:林文斌に懲役15年 神戸地裁判決 <神戸新聞 2011/12/14 13:01>を編集

 2008年に神戸市中央区の中国語講師 今滝愛(当時32)を殺害し、京都府内の山林に埋めたとして、殺人と死体遺棄罪に問われた林文斌(43、中国籍、無職、覚醒剤取締法違反等で服役中)に対する裁判員裁判の判決公判が2011/12/14、神戸地裁であった。岡田信 裁判長は事件当時、林が「(限定的な責任能力を問える)心神耗弱状態にあった」として、懲役15年(求刑懲役22年)を言い渡した。
 弁護側は殺人罪について「責任能力がない心神喪失だった」と無罪を主張していたが、岡田は「違法薬物の影響で幻聴はあったものの、直接殺害を指示するものではなく、一定の行動責任能力はあった」と判断した。
 判決によると、2008/10/30未明、知人の中西龍司(42、殺人罪等で服役中)と共謀し、神戸市兵庫区大開通2のビルで被害者を鉄瓶で殴るなどして殺害。2008/11/02頃、遺体を京都府綾部市内の山林に埋めた。
 裁判員の任期は28日間で、兵庫県内裁判員裁判としては過去最長だった。

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女性死体遺棄事件で懲役4年判決 神戸地裁 <神戸新聞 2010/09/16>を添削

 中国出身の女性中国語講師の遺体を京都府の山林に埋めたなどとして、死体遺棄、覚醒剤取締法違反などの罪に問われた青木正彦(38)の判決公判が2010/09/16、神戸地裁で開かれ、佐藤建 裁判官は懲役4年(求刑懲役5年)を言い渡した。

 判決などによると、青木は2008/11/02頃、他2人と共謀し、今滝愛さん(当時32、中国出身、神戸市中央区在住の中国語講師)の遺体を、神戸市兵庫区から京都府綾部市の山林まで車で運び埋めた他、2009/12/04、大阪拘置所で、郵送された封筒に隠されていた覚醒剤と麻薬の混合結晶約0.094gを所持するなどした。量刑の理由で「身元が分からぬよう着衣をすべて外し、人気のない山中に埋めた犯行は、冷酷かつ無慈悲」と指摘。さらに「覚醒剤の裁判で拘置されている施設で、封書に隠された違法薬物を発見しながら申告しておらず、規範意識の欠如は甚だしい」などと述べた。

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神戸の女性死体遺棄で拘置中の男に覚醒剤渡る <神戸新聞 2010/09/09>を添削

 大阪拘置所(大阪市都島区)に拘置されていた青木正彦(38、覚醒剤取締法違反で起訴、死体遺棄罪でも起訴)に2009/12、微量の覚醒剤が入った差出人不明の封筒が届き、検査をすり抜けて手渡されていたことが2010/09/08、大阪拘置所への取材で分かった。

 大阪拘置所によると、収容者あての郵便物は開封して中身を検査するが、覚醒剤は手作りの封筒の糊代部分に挟み込むように封入されていたため発見できなかった。同じ部屋の収容者が気付き、職員に伝えて発覚。青木は2010/06、この件でも覚醒剤取締法違反(所持)の罪で追起訴された。
 大阪拘置所は検査担当の職員を厳重注意とした。大阪拘置所によると、青木は使用はしていない。

 青木は2010/08/12の神戸地裁の公判で、拘置所内で覚醒剤を所持したとする起訴状の内容を認めたが、郵便の差出人は明かさなかった。

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殺人容疑で男2人再逮捕 神戸の女性死体遺棄事件 <共同通信 2010/02/12>を添削

 神戸市の中国語学校アルバイト講師 今滝愛(当時32)の遺体が京都府綾部市で見つかった事件で、兵庫県警葺合警察署捜査本部は2010/02/12、中国籍の林文斌(41、死体遺棄容疑で逮捕)と、中西龍司(41、死体遺棄容疑で逮捕、大阪市北区)の2人を殺人の疑いで再逮捕した。

 再逮捕容疑は共謀して2008/10/30深夜から10/31未明にかけ、神戸市兵庫区のビル3階で被害者を殺害した疑い。捜査本部によると2人は「殴ったり首を絞めたりした」と供述しており詳しい動機を調べる。

 被害者は2008/09ごろ、林、中西が共同で経営するディスコで青木正彦(37、覚醒剤取締法違反罪で服役中、死体遺棄容疑で逮捕)と知り合った。青木が中西に紹介した。

 また、神戸地検は2010/02/12、林、中西を死体遺棄罪で起訴した。

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リーダー格 中国籍の男逮捕=女性遺体事件で3人目 <時事通信 2010/01/26>を添削

 京都府綾部市で中国出身の語学学校講師 今滝愛(当時32)の遺体が発見された事件で、兵庫県警葺合警察署捜査本部は2010/01/26、中国籍の林文斌(41、覚醒剤取締法違反罪で服役中)を死体遺棄容疑で逮捕した。捜査本部によると認否を留保している。事件での逮捕者は3人目で、捜査本部は林がリーダー格とみている。

 逮捕容疑は、中西竜司(41)、青木正彦(37、覚醒剤取締法違反罪で服役中)と共謀し、2008/10末~2008/11初ごろ、京都府綾部市西原町の雑木林に被害者の遺体を遺棄した疑い。
 捜査関係者によると、中西は林に神戸市兵庫区の雑居ビルに呼び出され、遺体を遺棄するように指示されたなどと供述。被害者はこのビルで殺害された可能性があるとみて事情を聴く。

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女性遺体遺棄事件:新たに無職男を逮捕 <時事通信 2010/01/25>

 京都府綾部市で中国出身の語学学校講師 今滝愛(当時32)の遺体が発見された事件で、兵庫県警葺合警察署捜査本部は2010/01/25、死体遺棄容疑で青木正彦(37、覚醒剤取締法違反罪で服役中)を逮捕した。捜査本部によると、青木は「間違いありません」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、中国籍の男と中西竜司(41、死体遺棄容疑で逮捕)と共謀し、2008/10月末~2008/11初ごろ、京都府綾部市西原町の雑木林に被害者の遺体を遺棄した疑い。

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不明32歳女性か、遺体発見=「埋めた」供述の男逮捕 <時事通信 2010/01/23>

 神戸市中央区の語学学校アルバイト講師 今滝愛(当時32)が2008/10に行方不明となる事件があり、兵庫県警捜査1課は2010/01/22、「遺体を埋めた」と出頭した男の供述に基づいて京都府綾部市の雑木林を捜索した結果、成人女性の遺体を発見した。兵庫県警捜査1課は葺合警察署に捜査本部を設置。出頭した中西竜司(41、大阪市北区本庄東)を死体遺棄容疑で逮捕した。逮捕容疑では、中西は他2人と共謀し、2008/10~11ごろ、京都府綾部市西原町の雑木林に遺体を遺棄した疑い。捜査本部によると「申し訳ありません」と容疑を認めている。

 捜査本部は遺体の身元確認を急ぐとともに、女性は殺害されたとみて死亡の経緯を調べる。また、他に無職男(37)と中国籍の男(41)の2人が関与したとみており、来週にも逮捕する。
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オレ様は中国だゾ!「裏付けのない正当性を繰り返す」国柄 <MSN産経 2011/11/06 09:10>を編集

 気が荒くて喧嘩早いだけでなく、図体が大きく腕力が強い。しかも、自らは文化程度が高いと鼻高々なのだが、実体は野卑で傲岸無礼。他人名義の無住の家屋を次々に窃取・接収し、既得権をタテに居座る。
 一方の当方は、高い知能を持ちながら、家訓によって喧嘩は御法度。もっとも、優しい・謙虚というより臆病で口喧嘩も不得手。強者にへつらうばかり。
 人間付き合いでも、こんながご近所関係だったら悲惨この上ない。警察・裁判沙汰にするか、引っ越すしか手立てなどない。
 ただし「嫌な奴」が隣の大国だったら、国連や国際司法裁判所に提訴しても、自国が世界の中心であり、国際法それ自体だと信じて疑わないから、国際機関の決議・勧告を無視することなど気にも留めない。まして、独立国家は引っ越すわけにもいかぬ。

■裏付けのない正当性

 ところで、上海東部の浦東国際空港に着陸予定だったカタール航空機が2011/08、豪雨で着陸出来ず1時間余り旋回。燃料が減ったため50km離れた紅橋国際空港への緊急着陸を求めた。残りの燃料は5分間分で緊急サインを発信した。にもかかわらず、同じ空域を飛行中の中国・吉祥航空機が、管制塔の待機指示を4度も拒絶し「順番は譲らない」「こちらは4分の量しかない」と我を通した。結果的に、カタール機が折れ、吉祥機の次に着陸した。その際、両機は衝突の危機に直面した。ところが、着陸後の調査で、吉祥機には1時間分の燃料が残っていた。虚偽申告だったのだ。驚くべきことに実話である。

 日本と中国の国柄の最大の違いは、日本が「意味のない反省を繰り返す」のに対して、中国は「裏付けのない正当性を繰り返す」点にある。
 中国が2011/03末、2年ぶりに発表した国防白書は典型だった。東・南シナ海の海洋権益保護を主要軍事目標・任務と位置付け、海軍の能力や装備をさらに拡大・強化する決意を鮮明にした。その上で「中国の国防政策は本質的に防御的」などと主張。さらに、その国防政策は「中国発展の道筋/根本任務/対外政策/歴史・文化・伝統」により決定付けられる、とする。

■日本の防衛白書には難癖

 「発展の道筋」とは「中国は平和発展の道を歩み、対内的に社会主義の『和諧社会』を、対外的には平和共栄の『和諧世界』の実現を目指す」こと。「和諧」とは調和を意味する。
 「根本任務」とは「改革開放を推進し、社会主義の現代化を進める」こと。
 「対外政策」とは「独立自主の平和外交政策」のこと。
 「歴史・文化・伝統」には「和を以って貴しとする理念/戦略上は攻撃を受けてから反撃する/いかに発展しても永遠に覇を称えず、軍事的拡張をしない」と力説している。
 一方、アジア太平洋情勢には「領土と海洋権益をめぐる争いが高まっている」と人ごとのように分析した。東・南シナ海で、領海や排他的経済水域=EEZに違法侵入し、緊張を高めているのは中国なのにだ。 

 ここまで自己を正当化されると、不快を通り越して笑える。しかし、笑ってばかりもいられない。自国の国防白書には限度なく甘い中国だが、日本の防衛白書には異常なほど難癖をつけ、挑みかかって来る。
 防衛白書は中国情勢につき「貿易不均衡や人権問題などをめぐる他国との摩擦、周辺諸国との利害対立をめぐる高圧的とも指摘される対応など、今後の方向性について不安を抱かせる面も」と表現した。例年より強い表現だとの指摘もあるがそれでも尚、不必要な遠慮が過ぎる。だのに、中国外務省報道官の馬朝旭は声高に反論した。

■「待っていた時」をつかむ

 「無責任な論評だ。強い不満を表明する/中国は平和発展路線を堅持している/いかなる国に対しても脅威にならない」
 揚げ句は「日本が真摯に自国の国防政策を反省することを希望する」ときた。そもそも「平和路線」か「脅威」かは、自国が判断することではなく、他国がどう感ずるかだ。シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(2011/06)では、30カ国から参加した閣僚を含む政府関係者や専門家から講演者の米国防長官に、あふれんばかりの質問が出た。それを聴けば、中国を明らかに「脅威」と感じている実体が完全に納得できる。いわく-
 「中国軍による米軍への接近拒否は、台湾侵攻時に最も懸念されるが、対処できるのか」
 「中国によるサイバー攻撃に対抗できるのか」
 各国の中華帝国への不信や反発は、今や「恐怖」と呼んでも差し支えない域まで高まっている。どこまでも上から目線。かつての最高実力者 鄧小平(1904~1997)が主唱した、頭を下げる低姿勢外交「韜光養晦」は一体、何だったのか。その答えは、元首相 李鵬(83)の言葉に凝縮されている。
 「屈辱に耐え、実力を隠し、時を待つ」

 「待っていた時」をつかみ始めた中国だが、白書を出した際、爪を隠して白々しくもこうコメントした。
 「白書を通して国際社会の信頼と協力を高めたい」

 無理です。

(九州総局長 野口裕之)
韓国各地で突如停電 <朝鮮日報 2011/09/15 17:00>を編集

 2011/09/15 15時ごろ、ソウル、釜山、仁川、光州をはじめ、京畿道、全羅南・北道、忠清北道など全国各地で同時多発的に停電となる事態が発生した。16:30現在、ソウル市内の永登浦区汝矣島洞、竜山区漢南洞をはじめ、瑞草区・松坡区・陽川区などで電力の供給が途絶えたほか、京畿道北部や釜山、仁川なども停電エリアに含まれているとのことだ。知識経済部(省に相当)によると、この日各地で停電が発生したのは、残暑により電力需要が増加したためだという。しかし、停電の正確な原因についてはまだ把握できていないとのことだ。

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停電:マニュアル無視に予告なし <朝鮮日報 2011/09/16 10:03>を編集

電力需要の急増に電力取引所職員が当惑
電力供給に余裕があるにもかかわらず計画停電
5時間にわたり162万戸で電力供給が途絶える

 ソウル市江南区にある韓国電力取引所中央給電所は、全国の発電所の発電量や送電・配電の状況を管理するコントロールタワーだ。2011/09/15 14時ごろ、電力取引所の職員は16個の50インチ大型モニターを連結して作った超大型スクリーンを見つめながら、茫然自失状態となった。スクリーンに表示される電力需要状況を示す曲線がほぼ垂直に上昇していたからだ。15時が過ぎると、予備電力は343万kW(14時から15時までの平均)にまで落ち込んだ。過去最低のレベルだ。予備電力が400万kWを下回ると、非常体制に突入することになっている。
 予備電力が過去最低のレベルに落ちた15:11、電力取引所の幹部はこれまで経験したことのない事態に当惑した。マニュアルに書かれた内容も忘れてしまった。電力取引所理事長の廉明天(ヨム・ミョンチョン)(元知識経済部〈省に相当〉地域特化発電特区企画団長)は計画停電を急遽指示した。大規模停電を防ぐため、一部地域を対象に、事前に電力供給を強制ストップする措置だ。しかし計画停電は予備電力が100万kW未満に低下した場合に下すことになっている。そのためヨム・ミョンチョンの指示はマニュアルを無視したものだ。しかし電力取引所の中には、ヨム・ミョンチョンに対し「まだそのような対応をすべき段階ではない」と進言する人間は誰もいなかった。
 指示を受けた電力取引所運営本部本部長のチョ・ボムソプは、全国にある韓国電力の支社に計画停電を指示した。支社の側も指示内容を確認せず、直ちに計画停電を開始した。マニュアルでは、計画停電を行うには知識経済部から事前の承認を受けることになっているが、予備電力の減少に慌てふためいた電力取引所は事後報告で済ませることにした。電力取引所の関係者は「15時に秒単位で予備電力をチェックすると、一時は148万kWにまで低下したが、マニュアルには100万kW以下に低下することが予想された場合に、初めて計画停電を行うことになっている」と説明した。

 国民には計画停電に対する何の予告も説明もなかった。首都圏46万戸、江原道と忠清南北道22万戸、湖南(全羅南北道)34万戸、嶺南(慶尚南北道)60万戸の計162万戸が突然、30分間にわたり停電した。16:35には予備電力が安定状態の400万kWにまで回復した。19:48、停電の総責任者である知識経済部長官 崔重卿(チェ・ジュンギョン)が国民に謝罪した。19:56、電力供給は正常に戻った。

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停電:節電できない韓国人 <朝鮮日報 2011/09/17 11:49>を編集

停電しても湯水のごとく電気を消費

 ソウル地下鉄2号線・江南駅6番出口付近にある化粧品売場。2011/09/15 16時ごろに突然停電が発生した際、暗闇の中で一部の客が会計をしないまま商品を持ち出したり、店員が動けないよう押さえ込もうとした客と小競り合いになるなど大騒ぎとなった。そして2011/09/16 16時。この店ではエアコンの温度を18度に設定し、入口のガラス戸を開けっ放しにしたまま営業していた。店員(44)は「昨日は電気が多く使われたために停電になったそうだが、お客さんに店内に入ってもらうにはエアコンの温度を下げ、入口のドアを開けておかなければ」と話した。

 この日16時、ソウル地下鉄2号線江南駅から9号線新ノンヒョン駅を結ぶ江南大路の道路沿いにあるビル1階店舗49店のうち、36店はエアコンをつけ、ドアを開けたまま営業していた。史上初の全国的な強制停電が実施されてから24時間もたっていないが、韓国では2011/09/16午後、店舗・デパート・大型スーパー・各家庭で再び電気が湯水のごとく使われていた。

 2011/09/16 14:40、ソウル市江南区三成洞の電力取引所5階にある状況室は前日同様、再び非常事態に見舞われた。電光掲示板の予備電力の数値が313万kWにまで下がったのだ。最大電力需要は15時に6740万kWを記録し、前日を12万kW上回った。

 2011/09/15に起きた大規模停電は、電力需要の予測がいい加減だった上、マニュアルを無視した当局にも問題があったが、電気の無駄遣いも大きな原因だった。このままなら今年の冬は再びブラックアウト(全ての電気設備が停電する状況)の危機を避けられないという指摘もある。

 日本は今年、原子力発電所が地震の被害に遭い過去最悪の電力不足を経験した。そのため38年ぶりに電力使用制限令も出されたが、無事に今夏を乗り切ることができた。消費電力を15%も減らしたからだ。韓国でも日本と同じくらい電力使用量を減らすことができれば、1年間に5兆ウォン(約3450億円)を節約できる。使っていない電気製品のプラグを抜くだけでも、85万kW級の発電所を稼働させずに済む。韓国の電気料金は世界で最も安い方に属する。韓国の電気代を100とした場合、アメリカは138、日本は242だ。格安な電気料金が過剰消費をあおり、それが強制停電を招く一因になったということを韓国人は身をもって認識しなければならない。

 エアコンをつけ、入口のドアは開けたまま、電気を無駄遣い…。ソウル市瑞草区内では2011/09/16、多くの店がエアコンの温度を下げ、ドアを開けたまま営業していた。この日の最大電力需要は6769万kWを記録し、大規模な強制停電が実施された前日を上回った。
中国高速鉄道事故:信号会社の会長が急死 政府調査チームが調査中 <共同通信 2011/08/23 15:39>を編集

【北京共同】
 中国誌 新世紀系ニュースサイトが2011/08/23伝えたところによると、中国浙江省の高速鉄道事故で当該路線の列車制御関連の設備などを納入した中国鉄路通信信号集団公司会長の馬騁が2011/08/22、政府の事故調査チームが調査のため中国鉄路通信信号集団公司を訪問中に心臓疾患で急死した。
 馬氏の知人は、馬氏には心臓の持病はないことを明らかにした上で、過度の責任を感じたことが原因ではないかと話している。
 サイトによると、中国鉄路通信信号集団公司は欠陥を指摘された信号設備を設計した北京全路通信信号研究設計院有限公司の上部企業。馬氏は業界内で「中国高速鉄道信号技術のリーダー」と称されていた。

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中国高速鉄道追突事故:減速ダイヤ開始 北京上海線は川重型のみに <時事通信 2011/08/16 20:22>を編集

【上海時事】
 中国浙江省温州市での高速鉄道事故を受けて一部路線の最高速度を引き下げた改正ダイヤが2011/08/16スタートした。これにより、世界最速を誇っていた北京~天津線なども最高時速を350km/hから300km/hに減速。中国当局は、速度よりも安全を重視する姿勢を内外に示す狙いだ。

 2011/08/16付の中国紙 国際金融報によると、中国鉄道省は1997年から2007年まで6回、全国的に運行速度を引き上げた。減速は2011/06末に北京~上海線が開業した際、武漢~広州など3路線で最高時速を350km/hから300km/hに引き下げたのに続いて2度目。
 北京~上海線は従来通り最高時速300km/hで運行するが、開業以来故障が相次ぐCRH380B型車両をすべて製造元の中国北車が回収。2011/08/16からは、残るメーカーの中国南車が川崎重工業の技術を基に開発したCRH380A型車両のみの運行となり、運行本数を従来の88往復から66往復に削減した。2011/09からは寝台の夜行列車を増発し、旅客需要に対応するという。

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中国高速鉄道追突事故:車両掘り返し調査へ 救助活動終了後女児生還で批判 <毎日新聞 2011/07/26 東京夕刊>を編集

【温州(中国浙江省)】
 中国浙江省温州市の高速鉄道事故の調査チームは2011/07/25深夜、現場に残された車両の搬出に着手した。追突した列車の先頭車両を埋めた地面も掘り返している。事故処理に批判が出たことを受け、車両を詳細に調査する方針に転じた。

 追突された列車の最後尾車両から2歳の女児が救助されたのは2011/07/24夕。当局が「生命反応はない」と救助活動を打ち切った後だったため「人命軽視ではないか」との声が上がっていた。

 行方不明者の有無は明らかにされておらず、乗客の家族は「車両の中に取り残されているのではないか」と、情報の開示を渋る当局の姿勢に不満を募らせている。

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中国高速鉄道追突事故:先頭車両、砕き埋める 「証拠隠滅」批判の声 <毎日新聞 2011/07/25 東京夕刊>を編集

【温州(中国浙江省)】

◇運行記録装置を回収

 中国浙江省温州市で2011/07/23に起きた高速鉄道の追突事故で、鉄道省報道官の王勇平は事故発生から丸1日が過ぎた2011/07/24深夜、現地で初めて記者会見し、追突した列車から運行記録装置(ブラックボックス)を回収したことを明らかにし、「状況が判明すれば直ちに公表する」と明言した。追突した列車の運転士(死亡)と運行管理センターとのやりとりなど、事故の人的要因の有無も大きな焦点になりそうだ。

 一方、事故現場では2011/07/24午前、高架橋から落下した先頭車両が重機で粉々に砕かれ、土中に埋められた。計器類がある運転室も埋められたため、インターネット上では「証拠隠滅ではないのか」との批判が高まっており、事故原因の情報開示がどこまで進むかも焦点に浮上している。

 事故はD3115列車(杭州発福州南行き)が停止し、後続のD301列車(北京南発福州行き)が追突。報道官は国営新華社通信などの取材に「落雷による設備故障が原因」と語ったが、会見では「具体的な原因は調査中」と述べるにとどめた。

 一方、2011/07/25付の中国紙 新京報は追突原因について、落雷で衝突回避システムがダウンしたとの見方のほか、先行列車の運転士が停止情報を運行管理センターに送っていなかった、運行管理センターから追突した列車に適切な停止指示が出ていなかった、追突した列車の運転士が危険情報の通報システムのスイッチを切っていた、といった人災の可能性を指摘。

 当局はブラックボックスの解析を通じて事故直前の運転士の対応や、事故前の信号機確認の状況、運行管理センターとのやりとりを検証するとみられる。

 一方、追突した先頭車両が土中に埋められたことに対して、報道官は会見で「地面がぬかるんでおり、機械を現場に入れるための危険回避の措置だ」と反論。ただ、検証作業は2011/07/24に行われておらず、当局はむしろ運行再開を急ぐ方針を明らかにした。

 埋設は発展の象徴である高速鉄道のイメージダウンを最小限にとどめたい中国指導部の意向が反映されている可能性もある。

◇運転を再開

 一方、新華社通信によると、事故が起きた区間(寧波~温州南)で2011/07/25午前、運転が再開された。事故からわずか1日半での運転再開は大きな議論を呼びそうだ。

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中国高速鉄道事故:落下車両を土に埋める 証拠隠滅? <2011/07/25 11:50 読売新聞>を編集

【温州(中国浙江省)、北京】

 中国浙江省温州で起きた高速鉄道の衝突脱線事故で、新華社電は2011/07/25、復旧作業が終わり、列車の運行が再開したと伝えた。
 現場では、高架から落下した車両が地面に掘った穴に埋められ、検証作業を後回しにする当局の姿勢が鮮明になっている。ネット上などでは証拠隠滅との批判が一段と強まっている。

 追突して落下した先頭車両の脇では2011/07/24早朝、数台のショベルカーが地面に巨大な穴を掘った。穴は幅15m、深さ5mほどだ。作業を目撃した地元住民は読売新聞に対し、「先頭車両は粉々に砕かれ、穴に埋められた」と証言した。2011/07/24午後、現場では、穴に土砂がかけられ、残骸の一部だけが露出していた。他の落下車両の周辺でも穴が掘られ、2011/07/25には朝からショベルカーが車体を砕き始めた。

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中国高速鉄道事故:死者35人に…「落雷で設備故障」 <2011/07/25 01:51 読売新聞>を編集

【温州(中国浙江省)】
 中国東部・浙江省温州で2011/07/23夜発生した高速鉄道の衝突脱線事故で、鉄道省報道官の王勇平は2011/07/24深夜、当地で記者会見し、死者35人負傷者192人になったことを明らかにした。負傷者のうち132人が入院中だという。上海の日本総領事館によると、死傷者に日本人が含まれているとの情報はない。また、当局は同日、大破した車両を高架から下に落とす方法で撤去作業を行った。原因調査に伴う車体の検証に影響しかねないとの懸念もあり、中国のインターネット上では「現場検証も十分行わずに証拠隠滅をするのか」などの批判も出ている。

 新華社電などによると、事故は、高速鉄道列車D301号(16両編成、北京発福州行き)が、付近での落雷のため高架上で停車していた高速鉄道列車D3115号(16両編成、杭州発福州行き)に追突、D301号の先頭4両が脱線し、約25m下の地面に落下した。事故を起こした列車の車両は川崎重工業の技術供与で製造されたCRH2型とカナダのボンバルディア社によるCRH1型。

 鉄道省は、事故原因について「落雷による設備故障」とのみ公表し、詳細は「調査中」としている。ただ、大手車両メーカー中国南車の幹部は読売新聞に対し、「いずれの車両も技術的にかなり完成度が高い」として車両故障の可能性を否定。信号システムに問題があって停止命令が後続の列車に伝わらず、追突に至った可能性を指摘した。
開業日控え“ドタバタ劇” 模倣車両も「完全に国産」主張 日本に逆ギレ <MSN産経 2011/06/26 17:38>を添削

【上海】北京と上海を結ぶ中国の高速鉄道(中国版新幹線)をめぐるドタバタ劇が続いている。2011/07/01だった正式開業日の予定が突然、前日の2011/06/30に前倒しされた。関係筋によると、中国共産党創立90周年の記念日(07/01)に開業報道がかぶらないよう、中国共産党が開業日の前倒しを指示したという。

 中国鉄道省は2011/06/23、記念式典を2011/06/30に行い、2011/07/01に開業すると発表。しかし2011/06/24になって突然、2011/06/30午後に開業するとして乗車券の発売を始め、一番列車は約15分で売り切れた。2008/04に着工しこの路線は当初、来年2012年の開業予定だったが、中国共産党90周年に合わせて工事を急がされた経緯があり、開業日まで振り回された格好だ。

 また、この路線を走る車両技術をアメリカで特許申請する計画が報じられたメーカー、南車集団(北京市)が地元紙の取材に「独自開発だ」と強く反論。南車集団の主張では、川崎重工業などから導入した技術は、時速200~250kmのCRH2型車両どまりで、時速300kmで北京~上海線を走るCRH380Aは完全に国産だと主張した。特許申請すればアメリカで日本との特許紛争になる可能性があるが、中国のインターネット上では、「中国の国産化率は90%以上」「日本は中国の鉄道輸出を妨害している」などと発言が相次ぎ、模倣を指摘した日本を非難する逆ギレの様相すらみせ始めている。



【用語解説】中国版新幹線の車両技術特許問題
 中国メーカー、南車集団が日本の新幹線「はやて」をベースに開発した高速鉄道車両CRH380A型の特許をアメリカで申請する予定であることが分かり、日本側が非公式に懸念を表明している。日本から中国への新幹線技術供与はあくまで中国国内の利用が条件だったが、車両輸出を狙う中国は「国産技術」と主張。アメリカでの特許申請で主張を裏付ける作戦だ。
世界を欺いた中国の美少女フィギュアスケート選手たち <MSN産経 2011/04/17 18:00>を添削

 国際大会の銀盤で華麗に舞う中国の著名フィギュアスケート選手らが、年齢を詐称して出場資格を手にしていた疑惑が浮上している。中国スケート協会では「大会出場時の年齢が正しく、協会のサイトで公表していた情報は誤り」などと釈明に追われたが、中国メディアは「年齢詐称は中国スポーツ界の公然の秘密」と断じ、多くの選手が偽造の身分証を持ち、年齢を偽っている実態を暴露。国際スケート連盟(ISU)や国際オリンピック委員会(IOC)も事態を重視しており、今後も波紋は広がりそうだ。
プレジデント 2011年1.17号 達人のテクニック 2010/12/25
中国人と付き合う際、最低限知っておくべき歴史は? 「元気に働く」ための全課題<仕事篇>

ソフトブレーン マネージメント・アドバイザー 宋 文洲

中国人は、“カタマリ”としての中国は意識しません。

罵り合ってもすぐ仲良くなる

ソフトブレーン マネージメント・アドバイザー 宋 文洲
●1963年、中国・山東省生まれ。北海道大学大学院博士課程修了。1992年、ソフトブレーン創業。2006年、同社取締役辞任。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20101129/217325/
重村智計「ニュースを斬る」2010/12/01(水)
北朝鮮軍が砲撃に踏み切った真の理由は石油の払底

■米韓軍は北朝鮮軍の崩壊を狙う

 北朝鮮は2010/11/23、北朝鮮からわずか12kmしか離れていない、韓国領の延坪島を砲撃した。この砲撃で、韓国海兵隊の兵士2人と民間人2人が死亡し、南北関係と米朝関係の緊張が高まった。なぜ、北朝鮮は民間人の居る島を突然砲撃したのか。この背景には、石油が底を尽き崩壊に直面する北朝鮮軍の危機と、強硬派軍人の台頭、軍内部の主導権争いがある。また、中国による6カ国協議主席代表の緊急会合の提案は、国連安保理での問題処理を回避するための作戦であった。
上海万博:SMAPのイベント中止 混乱懸念 <毎日新聞 2010/06/05>

 中国・上海万博事務局は2010/06/05、06/13に万博会場内で開催予定だった人気グループ「SMAP」のイベントを中止すると発表した。「近ごろ万博の入場者が増え、安全面を考慮し、慎重に検討した結果」と説明した。ファン殺到で会場が混乱し、負傷者が出る危険性を懸念したものとみられる。

 イベント「SMAP上海万博ファンの集い」は2010/06/13 13:00(日本時間14:00)から、万博会場内にある万博文化センターで開かれる予定だった。SMAPは中国でも人気が高い。1988年の結成以来、メンバー5人そろっての海外公演は初めてとなるだけに、中国各地や日本からも多くのファンが訪れるとみられていた。

 しかし、2010/05/30に韓国の人気グループ「スーパージュニア」ら複数のスターが出演したイベントでは、先着順の入場券を求め、万博会場の入場門に徹夜で並び、開門と同時に、入場券が配布される文化センター窓口に駆け出し、転倒して負傷する人が続出した。午後には入場券を入手できなかったファンがひと目でも見ようと会場周辺に集まったため、警官隊が周辺の道路を封鎖する騒ぎになった。
(後略)
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 まあ、中国ですからね。民族性。歴史も証明しているし。

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上海万博:不正利用で優先通路閉鎖 混乱防止へ自衛 <2010/06/03 共同通信>を添削

【上海共同】中国・上海万博で、長い行列を嫌う健常者が、障害者や高齢者用の優先通路から無理やりパビリオンに入館しようとするなどのトラブルが続き、欧州の一部パビリオンは2010/06/03までに混乱回避のため、優先通路閉鎖といった自衛策を講じ始めた。優先通路利用に関する統一ルールを策定し、来場者に周知徹底するよう万博運営当局に求める声も高まっている。

 スウェーデン館では最近、30代の男性健常者が優先通路から館内に入ろうとし、阻止しようとしたスウェーデン人の若い女性スタッフを押すというトラブルが発生。また、優先通路を利用できる70歳以上の高齢者の付添いは1人だけという規定を無視して8人が入ってしまい、これを見ていた来場者が便乗して優先通路になだれ込む騒ぎも起きた。スウェーデン館は安全のため、優先通路を閉鎖。同様のトラブルが起きたポーランド館は、優先通路の利用対象から高齢者を外した。

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 まあ、中国ですからね。民族性。歴史も証明しているし。

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上海万博:出足低調、来場者予想の半分、05/05は初の10万人割れ それでも大混乱の不思議 <MSN産経 2010/05/05>を添削

 中国で2010/05/01に開幕した上海万博の出足が低調だ。混乱回避のため「指定日」に設定された2010/05/01~05/03の来場者は合計約56万人。入場制限を取り払った05/04も約15万人と振るわず、連休明けの平日で、午前中は雨となった05/05 は、現地時間20時(日本時間21時)までの集計でわずか7万8800人と初めて10万人を割り込んだ。開幕から5日間の合計は約79万人で、1日平均16万人にも満たない。

 万博事務局では当初、1日当たり平均38万人で184日の会期中、延べ7000万人の来場者を想定していたが、このままなら目標数を大きく下回る3000万人割れも予想される。国家威信をかけた上海万博のメンツは丸つぶれになりそうだ。

 万博事務局では、来場者低調の理由について(1)開幕当初の大混雑を敬遠した(2)日中に30度前後に達する気温上昇を懸念したなどを挙げた。ただ、開幕から05/03までは1日あたり約35万枚の入場日限定の入場券を完売していたが、実際は半数近くが来なかったのは奇妙で、ネット上では「政府関係者や党幹部に無料で大量献上した指定日入場券がムダになったのでは」などと批判も広がっている。

 しかも、来場者数が予想を大きく下回ったにもかかわらず、入場ゲートの大混雑による怪我人続出や、パビリオンの行列への割り込み祭り、中国館など予約券奪い合いによる小競り合い、怒号の嵐など、会場の混乱ぶりは目を覆いたくなるほどだった。7月にかけて最高気温が40度近くになる上海で、来場者数は果たして増えるのか。熱射病など来場者の健康や安全に配慮しながら、会場内の混乱を抑制して秩序を保つことが実際可能なのか。関係者の苦悩は深まりそうだ。
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 まあ、中国ですからね。民族性。歴史も証明しているし。
千葉の袋にも穴が見つかる <MSN産経 2010/05/14>を添削

 中国製冷凍餃子中毒事件で、これまで袋に農薬混入の際の穴がないとされていた千葉市と市川市での2事件の袋に、実際はそれぞれ微小な穴が開いていたとする鑑定結果を2010/05/14、千葉県警が発表した。中国の警察当局は2010/03末、注射針を使って農薬を注入したとして、天洋食品(中国河北省)の元臨時従業員、呂月庭(36)を拘束しているが、鑑定結果は呂の供述を裏付ける形となった。

 袋の鑑定は、事件発生直後の2008/01下旬、千葉県警科学捜査研究所が実施。ルーペを使った目視での鑑定や、水漏れ検査などを行ったが、穴の存在は確認されていなかった。

 今回の鑑定は、2010/04/21、22の両日、日中の警察当局による情報交換会議が開催された後、千葉県警が警察庁科学警察研究所に要請して実現した。
 警察庁科警研が顕微鏡などを使って鑑定した結果、千葉市の餃子の袋には表の部分の上から約2cm、左端から約6cmの部分に長さ約1mmほどの筋状の穴が開いていたことを確認。市川市の餃子の袋にも、裏面の上から約2cm、右から約2cmの部分に長さ約2mmの筋状の穴が開いていた。いずれも鋭利なもので出来た穴だった。
 餃子の製造年月日は千葉市、市川市とも2007/10/20。中国側は日本の警察当局に、呂が「(有機リン系殺虫剤のメタミドホスは)2009/10/20に注射針で混入した」と供述していると説明しており、今回、袋から穴が見つかった鑑定結果は、中国側の説明とも矛盾しない。
(後略)
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 政治決着のための口裏合わせだね。
 ちなみに、警察庁科警研は千葉県柏市にあります。

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「梱包の外から注射」犯行の手口初めて判明、日本側の証拠と合致 <MSN産経 2010/04/30>を添削

 有機リン系の農薬メタミドホスによる中国製冷凍餃子中毒事件で、危険物質混入容疑で逮捕された天洋食品元臨時従業員、呂月庭(36)が中国公安省に「(農薬は)冷凍餃子が梱包された段ボール箱の外から、注射して混入した」と供述していることが2010/04 /29、日本の警察関係者への取材で分かった。日本側の捜査結果と合致するため、警察庁などでは供述の信憑性は極めて高いとみている。犯行の具体的手口が明らかになったのは初めて。

 供述内容は2010/04/21、22の両日開かれた情報交換会議で、中国側から警察庁に伝えられた。

 警察関係者によると、呂は中国公安省の調べに、「(天洋食品の)工場の冷凍庫に侵入し、袋入りの冷凍餃子が梱包された段ボール箱の外から、注射器を横向きにして針を刺して注入した」と供述。注入量については「(3日間にわけて)3回やった。(1回あたり)20ccほどだったと思う」と説明した。

 2008/01に兵庫県で中毒を起こした餃子と同じ製造月日で、大阪府枚方市のスーパーにいったん配送され、「袋がべたべたする」として回収された未開封餃子6袋については、袋の表面からメタミドホスが検出されている。このうち1つの袋だけが、表と裏に注射針の貫通したとみられる直径約1mmの穴が開いていたことが明らかになっている。6袋は、同じ段ボール箱に入れられて日本に輸出され、店舗に配送されていた。

 中国当局が押収した注射針の長さや、梱包用段ボールの厚さを検証した中国側の捜査結果を踏まえ、段ボール箱の中に立てて並べられた冷凍餃子のパッケージは、段ボールの横から刺した注射針が1袋目までは達する位置にあったことが、警察当局の捜査でも判明。呂の供述と犯行状況とは矛盾しない、との見方が強まった。

 このため警察庁では、枚方市のケースについて、パッケージを貫通した針先から農薬が段ボール箱の中に広がり、他の5袋の外側にも付着した疑いがあるとみている。ただ、千葉県で中毒を起こした冷凍餃子の袋からは穴が見つかっていない。開封時に破いた部分に穴があった可能性もあるが、警察庁は混入経路の全容解明のため、5月中に幹部らを中国に派遣し、さらに情報交換を進める。

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中国公安省記者会見要旨 <共同通信 2010/03/28>

中国公安省捜査責任者の2010/03/28の記者会見要旨は次の通り。

一、対日輸出餃子中毒事件が2008年初めに発覚後、中国政府は事件を非常に重視し、中央指導者が何度も関係部門に対し、真剣な調査と対応に取り組むよう要求してきた。

一、犯行から事件発覚まで4カ月の長い時間がたち、現場の客観的物証が少ない上、毒物混入事件自体、解決が難しいが、捜査当局は困難を克服、注意深い周辺捜査とローラー作戦を繰り返し、呂月庭容疑者が最も疑わしいことを専従班が突き止めた。2010/03/16、法律に基づき容疑者を取り調べ、容疑者は自供。危険物質混入容疑で拘束され、河北省石家荘市の第2拘置所にいる。事件は単独犯行。

一、容疑者は1993年から天洋食品で臨時従業員として(事件後に)工場が操業を停止するまで働いていた。臨時従業員と正社員の給与、待遇に極めて大きな格差があり、正社員になりたかったが希望がかなわず、工場に不満を抱いた。2005年、妻(元天洋食品工場従業員)が産休のため1年分のボーナスが支給されず、不満がさらにエスカレートして工場への報復を考えるようになった。

一、2007/07、08月、工場の清掃班が保管していたメタミドホスを盗み、医療施設から針がついたまま廃棄された注射器を入手。2007/10/01にメタミドホスを入れた注射器を持って冷凍保存庫に入り、製品に注入した。工場内で発覚しなかったことから、さらに10月下旬と12月下旬(ともに2日間の連休)の2回、同様の手段でメタミドホスを混入した。犯行後、容疑者は注射器を工場内通路脇の下水溝に捨てた。

一、注射器は2010/03/21に発見。下水溝内で汚水にさらされ、砂泥に埋もれていたため指紋は採取できなかったが、犯行時に使われたものとサイズが一致している。メタミドホスは工場内にあった。工場が広く、多くの木や芝生があったので、殺虫剤に使っていた。

一、容疑者は事件発覚当初から重要な捜査対象の一人で、任意聴取もしたが、価値のある供述や物証は得られなかった。ただ、工場側とのトラブルや不満を持っている従業員を調べると、容疑者に対する疑念が強まった。容疑者はある晩、家でテレビを見ていて、餃子中毒事件の報道があった時に「おれがやった」と言った。妻が「本当にあなたがやったの?これは犯罪よ」と動揺して聞くと「冗談だ。おれじゃない」と言ってその後は認めなかったが、別の親戚に対しても同様のことがあった。

一、河北省で2008/06に起きた天洋食品製餃子の中毒も、容疑者が2007/12月下旬にメタミドホスを混入した製品による事件とみられる。自身の行為で日本と中国の消費者が中毒となり、工場が操業停止になって千人以上が収入源を失うとは思いもよらず、本人も今は非常に後悔している。

一、捜査当局は事件を非常に重視、専従班が2年間、天洋食品工場内部に足場を置き、冷凍保存庫内に出入りできた従業員ら586人を集中的に取り調べた。工場の従業員の流動性が高く、捜査で調べた従業員は1300人余りに上った。

一、厳格に法律上の手続きに基づき捜査を進めたため、日本側への通報は2010/03/26となった。日中両捜査当局は2年余り、事件捜査など多くの方面で密接に協力してきた。捜査は継続中で、日中が引き続き協力を強め、事件を全面的に解決していく。日本側には訪中を要請中。できるだけ早期の訪中を希望している。

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メタミドホス、工場で入手 <MSN産経 2010/03/28>を添削

 中国公安省当局者は2010/03/28、共同通信など日本メディアと会見し、中国製餃子中毒事件で拘束した呂月庭(36)が2007年夏に、餃子に混入した有機リン系殺虫剤メタミドホスを餃子工場内で盗み、冷凍保存庫で3回にわたって注入したと供述していることを明らかにした。

 工場側は一貫して「メタミドホスは工場内にはない」と否定していたが、工場で呂が入手していたことが分かったことで、管理体制も問われそうだ。

 中国公安省当局者は呂が「一貫して重要な捜査対象」だったと指摘した。呂が妻や親戚に「自分がやった」と認めていたことなどから2010/03/16に聴取を開始し、2010/03/21に本人の供述通り、工場内の下水道から注射器を発見。急転直下、事件が解決に向け動きだしたことも明らかにした。
 動機については、餃子工場の臨時従業員だった呂が正社員との給与格差が大きかったことなどに不満を抱いていたと語った。

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日中関係にらみ政治判断 一件落着図る? <MSN産経 2010/03/27>

 日中間の外交問題に発展した中国製餃子中毒事件は、中国側の容疑者拘束で解決の見通しになった。中国側が、この時期に容疑者拘束を発表したのは、日本国内で中国食品への不信ばかりか、反中感情をも招いた問題に決着をつけ、日中関係を促進する適切なタイミングとの政治判断があった、と日中関係筋はみている。

 この問題は、2年余前に日本側で被害が相次いだ後、毒物のメタミドホスの混入で日中の捜査当局の主張が対立したことから複雑化した。双方とも混入は相手国内としたため、それぞれの国内世論が相手側を非難、感情的対立が激化した。

 中国側は「科学的検査の結果」として中国国内での混入の可能性を否定したが、この背景には、問題の天洋食品が河北省の優良国有企業であり、河北省指導部の庇護下にあったことが挙げられる。地元公安当局はむろん、中央が派遣した公安省の捜査班も地元の利益擁護に押され、十分な捜査ができなかった。

 中国人容疑者拘束について、ネット掲示板には「日本側の執拗な追及が真実を暴きだした」との書き込みがあった。事件発生以来、日本側があらゆる機会に事件解明を要求し続けた結果、中国政府は公安省の特別チームを結成、真相究明に動いた。

 中国側捜査関係者によると、2008/01の事件発生から半年後には、天洋食品内部の犯行と断定、容疑者も数人に絞り込まれた。中国側の発表では、容疑者を特定、拘束した時期を明らかにしていないが、今年初めに特定、最近拘束していたといわれる。
 しかし、中国公安当局の一時の主張を覆す容疑者公表には慎重論が強く、日本側には迷宮入りの観測もあった。中国側が公表に踏み切ったのは、問題の引き延ばしは、対日外交上マイナスであり、食の安全確保への姿勢を内外に示す上でも必要と判断したとみられる。

 食の安全は、中国でも深刻な社会問題であり、当局とメーカーの癒着が有害食品横行の一因に挙げられている。今回の事件は、待遇に不満を持った臨時従業員による刑事事件で異質だが、地方当局と企業の不透明な関係は、普遍的な現象だ。

 容疑者拘束は、2010/03/26深夜に国営新華社通信が報道、中国外務省が日本大使館公使を呼び、通告したのはその直前だった。中国メディアは新華社電を地味に扱い、国内世論の反響を最小限に抑えたい政府の意向を反映していた。

 北京の日中関係筋は、全国人民代表大会が終わり、日中間で首脳訪問などの交流日程がない静かな環境が、発表の時期に選ばれたとの見方を示した。しかし中国の新しい世論であるインターネットでは、中国政府批判の書き込みが少なくなく、これで一件落着となるかは分からない。

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餃子中毒事件で容疑者拘束 <MSN産経 2010/03/27>を添削

■中国「天洋食品」元臨時工 待遇などに不満 2年ぶり、解決へ

 中国の警察当局は2010/03/26までに、2008/01に発覚した中国製餃子中毒事件で、餃子に毒を入れたとして餃子製造元「天洋食品」(河北省石家荘市)の元臨時工・呂月庭(36、河北省出身)を拘束した。新華社電が伝えた。
 中国政府は2010/03/27未明までに外交ルートを通じ「容疑者の男を拘束した」と日本政府に伝達した。事件は発生から2年余りを経て解決へ向け大きく前進した。

 公安当局は犯行に使用した注射器などを発見した。呂は容疑を認めており、給料や待遇などの不満から犯行に及んだ。

 事件は天洋食品製の餃子を食べた千葉、兵庫両県の3家族計10人が中毒症状を訴え、9人が入院したことで表面化。日中両国は捜査協力で合意したが、双方が自国でのメタミドホス混入の可能性を否定、中国側の捜査はいったん中断、難航していた。
 しかし、天洋食品が回収した餃子を食べた中国人がメタミドホスによる同様の中毒症状を訴える事件が発生し、事態は一変。中国側は天洋食品工場内で故意に混入された疑いが強いとみて国内捜査を再開し、生産ラインで勤務していた従業員や臨時工員らを中心に徹底追及を進めていた。

 天洋食品の問題の餃子は、日本たばこ産業(JT)のグループ企業の「ジェイティフーズ」が輸入販売元となり、日本国内で売られた。
年齢疑惑は登録ミスが原因=中国体操選手 <時事通信 2008/08/24>を添削

 中国選手団副団長の崔大林は2008/08/24の記者会見で、中国女子体操選手の年齢疑惑について、段違い平行棒で金メダルを取った何可欣が2007年の国内大会で所属を変更した際、年齢が誤って登録され、「このミスが今回の誤解につながった」と語った。その上で、他の体操選手を含め年齢には何の問題もないと繰り返した。

 海外メディアは中国の報道などを根拠に、何選手らが出場資格年齢に達していないと指摘していた。

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本当は何歳? IOC調査開始 女子体操「金」の中国選手 <産経新聞 2008/08/22>を添削

 北京五輪の体操女子段違い平行棒で金メダルを獲得した中国の何可欣が出場資格を満たす年齢に達していたかどうかについて、IOCが調査を開始する方針であることが分かった。

 タイムズなどによると、ニューヨークのコンピューター専門家が中国のインターネット検索エンジンを使って何選手が現在14歳であることを示す中国政府の公式記録にたどり着いた。タイムズは中国にとって「打ち勝つことのできない証拠」としている。

 女子体操は小柄な体形が有利とされており、極端な低年齢化を防ぐため国際体操連盟は競技開催年の年末までに16歳に達しない選手の五輪参加を認めていない。タイムズの報道が事実なら何選手はメダルを剥奪される可能性がある。

 何選手ら中国の体操女子選手の年齢詐称疑惑は五輪開始前からアメリカのメディアを中心に報じられており、中国当局は旅券のコピーなどを示して何選手の生年月日は「1992/01/01」と否定に躍起になっていた。しかし、国営新華社通信は2007/11に何選手の年齢を13歳と表記した記事を掲載。この記事はAP通信がこれを指摘した直後にウェブサイトから消去されていた。
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