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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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世界を欺いた中国の美少女フィギュアスケート選手たち <MSN産経 2011/04/17 18:00>を添削

 国際大会の銀盤で華麗に舞う中国の著名フィギュアスケート選手らが、年齢を詐称して出場資格を手にしていた疑惑が浮上している。中国スケート協会では「大会出場時の年齢が正しく、協会のサイトで公表していた情報は誤り」などと釈明に追われたが、中国メディアは「年齢詐称は中国スポーツ界の公然の秘密」と断じ、多くの選手が偽造の身分証を持ち、年齢を偽っている実態を暴露。国際スケート連盟(ISU)や国際オリンピック委員会(IOC)も事態を重視しており、今後も波紋は広がりそうだ。
■食い違う生年月日

 年齢詐称疑惑が浮上したのは、2010/12に北京で行われたフィギュアスケートのグランプリファイナルでペア銅メダルに輝いた女子のホープ隋文静ら中国の9選手。AP通信が2011/02になって報じた。

 ISUでは、シニア大会への出場資格を、五輪・世界選手権に関しては当該シーズン前の7月に15歳以上、他の大会については14歳以上と定めており、トリノ五輪では日本の浅田真央選手がISUの規定に87日不足したため、出場権を逃している。
 しかし、中国スケート協会の公式サイトで公表されていた隋文静の生年月日は1997/05/07で、2010/07の時点では13歳のはずだった。

 同様に、ジュニア大会は、13歳から19歳(男女シングル、ペアの女子)または21歳(ペアの男子)までとの規定だが、やはり中国スケート協会とISUに示された生年が違っていた2006年のトリノ五輪ペア銀メダリスト、男子・張丹、女子・張昊についても疑惑は浮上。
 協会のサイトで1987/10/04生まれとされる張丹は、2002年のソルトレーク冬季五輪の、また1982/02/06生まれとされる張昊は、優勝した2003年の世界ジュニア選手権の出場資格から外れていた。

 今回はこの他にも、隋文静のペアの相手で、1989/03と1992/08の、2つの生年月日が公表されていた男子の韓聡など、女子シングル、男女ペア、ペア男子の6選手の名前が浮上している。

 中国スケート協会では新華社通信を通じ、「張丹、張昊は国際大会に出場時の年齢が本当で、中国スケート協会のサイトで公表していた情報は誤り」「地方の大会主催者から送られてきた資料や報告、また協会のチェック作業のミスにより、誤りがあった」などと釈明に追われた。

■実はお家芸?

 こうした中国のアスリートの年齢詐称疑惑は、フィギュアスケート以外でも枚挙にいとまない。

 2008年の北京五輪開催時には、アメリカ「ニューヨーク・タイムズ」が、体操女子団体総合で金メダルを獲得した中国の2選手に対し、「出場資格の16歳に満たない14歳だった」との疑惑を報じた。その際、中国国家体育総局体操管理センターの担当部長は「全選手とも身分証、戸籍を確認して代表登録しており、間違いはありえない」「外国メディアの報道をもとに、いちいち調査する暇はない」と突っぱねている。

 しかし2010/02には、2000年のシドニー五輪の女子団体総合で銅メダルを獲得した中国の女子体操選手が生年を偽り、規定の16歳に満たない14歳で出場していたことが、国際体操連盟(FIG)の調査で判明。中国国家体育総局体操管理センターでは「個人の行為だ」と切り捨てたが、指摘を受けたIOCが2010/04に中国のメダルを剥奪し、競技から10年を経て、当時4位だったアメリカチームを繰上げ銅メダルとする異例の事態となった。

 また年齢詐称ではないものの、2007/12には、2007/10の北京国際マラソンの際、タイムを計測するチップを他人の分もつけて走る替え玉ランナーが20人もいたことが、中国陸上協会の発表で発覚。うち北京体育大学の男子選手は、女子選手のチップをつけて走ったため、一時フルマラソン女子の部の公式記録1位として公表されるなどの失態が生じ、北京五輪を翌年にひかえ、世界中から中国のスポーツ大会運営能力に対し疑問符が突きつけられた。

■開き直り?

 このためか、今回の疑惑噴出では、新華社をはじめ、各中国メディアも関連ニュースを多数取り上げ、「(中国では)こんなことはニュースであってニュースではない」「詐称は中国スポーツ界の公然の秘密」などと断じ、多くの選手が複数の身分証を所持して年齢を偽っている実態を暴露している。

 実際、偽ブランド品など海賊版がまかり通る中国では、身分証の偽造なども容易で、上海紙「青年報」(電子版)は、1988年生まれの本来の身分証と、3歳下に偽るための偽造の1991年生まれの2枚の身分証を所持しているというスポーツ選手に匿名でインタビュー取材した「中国運動員口述実録」と題する独自インタビュー記事を掲載。「うちのチームの選手は年齢を変えてない人は1人もいない」などとする選手の証言を紹介し、将来の国際大会の出場などで有利にはたらくよう、7~8歳のころにコーチに頼み、2~4歳程度を偽る手口などを解き明かしている。

 2008年の北京五輪閉幕時は、世界最多の50個の金メダルを獲得し、銀21個、銅28個を加えたメダル獲得総数でも、アメリカに次ぐ世界第2位に輝いたとして大いに国威を発揚した中国だが、今後はこうした過去の栄光に対しても、世界の厳しい疑惑の視線が向けられそうだ。
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