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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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神戸のみなと異人館再生へ シスメックスが活用 <神戸新聞 2012/09/21 16:00>を編集

 神戸・ポートアイランドにある明治期の洋館 みなと異人館(神戸市中央区港島2、休館中)を、医療用検査機器大手のシスメックス(神戸市中央区脇浜海岸通1)が神戸市から借り受け、ゲストハウスとして再生させることが2012/09/21、分かった。神戸に本社を置き、世界展開するシスメックスのシンボルとする考えで、イベントなどの際に内部を一般公開する。神戸マラソン開催の2012/11/25を前に完成させる予定。
 みなと異人館は木造2階建ての洋風建築で、延床面積は374平方メートル。1906(明治39)年ごろ、英国人ヘイガー氏の邸宅として神戸・北野に建てられた。戦後の1949年から日本郵船(東京)が社員寮として利用。1978年に神戸市が譲り受け、ポートアイランドの北公園に移築された。喫茶店や結婚式場として使われたが、2008/07に閉鎖された。
 修理して活用する企業を神戸市が探したところ、シスメックスが名乗りを上げた。主力の血球計数装置の販売が好調で国内外で人材を積極採用していることから、研修・育成施設として活用することにした。
 2012/09/21午後、神戸市と契約する。期間は10年間で賃料は月額約21万円。内部は柱が腐食するなど傷みが激しく、今後、抜本的に改修する。シスメックスは「世界から集まる社員に、神戸に根差した社の理念を分かってもらうには、海と山を眺められる歴史的建築物が最適と判断した」としている。
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兵庫県内産新米 仮渡し金 2割高 価格高めに <神戸新聞 2012/09/18 07:59>を編集

 農協が米を集荷する際に農家に支払う仮渡し金が、兵庫県内の2012年産新米は前年に比べ2割ほど高くなっている。増額は2011年に続き2年連続で、東日本大震災以降、県内産米が高値水準で推移していることなどが要因。仮渡し金は販売価格にも影響し、県内産新米の店頭価格は当面、前年より数%高めになりそうだ。

 仮渡し金は、販売動向や生育状況を基に決められ、農協は支払い後に相場が下がっても返還を求めないため、農家にとっては価格保証の意味を持つ。県内ではJA全農兵庫が品種ごとに目安の価格を設定。これを基に兵庫県内各農協が地域ごとの仮渡し金額を決めている。

 JA全農兵庫が2012年産新米の仮渡し金を増額したのは、東日本大震災の被災地での営農懸念などで、県内産をはじめ西日本産米の高値傾向が続いているため。また、米の販売方法がインターネットなど多様化する中、農協の集荷力を強化する狙いがある。

 JAたじま(豊岡市)では、コシヒカリを60kg当たり前年比2800円増の1万4800円とした。JA丹波ささやま(篠山市)はコシヒカリを60kg当たり前年比3000円増の1万6000円に、JA兵庫六甲(神戸市北区)は、キヌヒカリを60kg当たり前年比2500円増の1万3200円と決めた。
 JA全農兵庫によると、主力のコシヒカリの仮渡し金は2009年産まで1万2000円前後だったが、2010年産は豊作などで大幅に引き下げた。東日本大震災が発生した2011年産は一転、米不足の懸念などから引き上げた。

 県内の複数の米穀店によると、2011年県内産米の販売価格は品薄懸念が続き、年間を通して下がらなかった。2012年産新米も仮渡し金の引き上げで、数%高くなる見込みという。一方、米の生育は全国的に良好なため、「年明けには価格が下がる可能性もある」としている。
神戸市が産業用地値下げ 「京」稼働に合わせ <神戸新聞 2012/09/11 21:10>を編集

 神戸市は2012/09/11、西神南地区の産業団地 神戸サイエンスパーク(神戸市西区井吹台東町、33ha)の企業向けの売却価格を、今月中に2~4割値下げすることを明らかにした。スーパーコンピューター京の一般利用が2012/09/28に始まるのに対応した措置。さらに兵庫県と神戸市は税の減免などが受けられる優遇地域に2012/09/11付でそれぞれ指定した。研究開発拠点の誘致に弾みをつけたい考えだ。

 神戸サイエンスパークは神戸市が1991年に造成。アサヒ飲料、ビオフェルミン製薬など8社が工場や事業所を構えるが、開発面積の約7割が空いている。知名度の高い京を誘致に生かそうと、稼働を前に値下げに踏み切る。代表的な区画の値下げ幅は1ha分で現状の14.4億円から9億円にする予定。あわせて京の利用企業に対し「京からパークまで車で約30分」などとPRする。
 さらに神戸市は、固定資産税などを3年間1/2に軽減したり低利融資したりする神戸エンタープライズゾーン地域に指定。兵庫県も設備投資への補助金交付や不動産取得税を軽減する産業集積促進地区に指定した。値下げ分と優遇策を合わせれば、企業の平均的な投資額は31~42%引き下げられるという。

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神戸市の産業用地売却 目標3年前倒し達成 <神戸新聞 2012/04/13 10:00>を編集

 神戸市が10年間に100haとした産業用地の売却目標を約3年前倒しで達成することが2012/04/12、神戸市への取材で分かった。(#提灯持ち)
 神戸市西区で2012/04/13、子供服メーカーのF・O・インターナショナル(神戸市中央区)に1haを分譲することが確定し、達成の見込みが立った。

 東日本大震災後に地盤が強固な内陸部に人気が集まった他、好業績の企業が賃貸から購入に転換するケースが目立っている。これを受け、神戸市は2014年度までの3年間で、50haを追加売却する新たな目標を立てる。

 神戸市は2005/04、産業用地の売却を進め雇用増を図ろうと目標を設定。企業誘致の専門チームを発足した。2012/04/13の契約で売却先は148社 計100.6haとなる。地域別では企業進出数順に、ポートアイランド2期(神戸市中央区)が57社22.1ha、神戸テクノ・ロジスティックパーク(神戸複合産業団地、神戸市西区)が32社22.8ha、ポートアイランド1期(神戸市中央区)が14社21haなど。六甲アイランドや神戸空港島なども含まれる。
 雇用面ではポーアイで開業した家具販売イケア・ジャパン(4.4ha)が505人で最大。同じくで上組が建設中の大型物流施設(9.1ha)が350人の新規雇用を見込む。

 今後は、賃貸を含め用地処分が8%にとどまる神戸空港島や、大型スーパー(#イズミヤ)などが撤退したポーアイ2期への誘致が課題となる。

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神戸テクノ・ロジスティックパーク(神戸複合産業団地) 強固な地盤に企業注目 <神戸新聞 2012/04/12 10:55>を編集

 神戸空港島やポートアイランド2期を埋め立てた土砂の採取場跡で、長らく空き地が広がっていた産業団地が、東日本大震災後、にわかに企業の注目を集めている。造成地の9割が山を削った切土のため、地盤が固く、防災面だけでなく、工場の建設費も安く上がるからだ。「山、海へ行く」と称された神戸市の開発行政の遺産が、宝の山となるか。

 神戸市が造成した神戸テクノ・ロジスティックパーク(神戸複合産業団地、神戸市西区見津が丘)。全体155haのうち、電力や工業用水などのインフラ、街路が整備された売却可能区画は甲子園球場28個分の約110haある。2011年度は1996年の分譲開始以来最大の10.9haを売却した。近く3.3ha分の契約もまとまる見込みで、6割に当たる65.8haが埋まる。これを受け、神戸市は2年ぶりに11haでインフラを整備し、2012/05から売却を始める。

 企業側が着目しているのは地盤だ。内陸部の産業団地などは山を削った土砂で谷を埋め、平らな土地を造成する。そのため、東日本大震災では、茨城県や神奈川県の内陸部でも液状化の被害があった。神戸の場合、土砂は海の埋立てが主目的で、谷を埋めたところがほとんどないのが特徴。工場建設の際に、杭打ちなど基礎工事の手間が省けるという。一帯は神戸層群と呼ばれる地層で、土砂の粒が粗く、液状化が起こりにくいとされる。

 神戸市が西区や須磨区で開発した産業団地は計5カ所あり、大規模な分譲地はテクノ・ロジスティックパークに残るのみ。神戸市企業誘致推進本部は「思わぬ追い風を生かして、実績につなげたい」としている。
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 「神戸テクノ・ロジスティックパーク」(神戸複合産業団地、神戸市西区見津が丘、神戸淡路鳴門自動車道 神戸西IC、神戸電鉄粟生線 木津駅)
 研究開発系用地「神戸サイエンスパーク」(神戸市西区井吹台東町、西神南ニュータウン隣接)
 先端技術型産業「神戸ハイテクパーク」(西神第2工業団地、神戸市西区室谷、阪神高速7号北神戸線 前開IC北)
 職住近接型工業団地「西神インダストリアルパーク」(西神工業団地、神戸市西区高塚台、西神中央駅北)
 流通業務地区「神戸流通センター」(神戸市須磨区弥栄台、神戸淡路鳴門自動車道 布施畑JCT南)
ミント神戸、2012秋にリニューアル 19店新たに開店 <神戸新聞 2012/09/01 01:15>を編集

 三宮の複合商業施設 ミント神戸(神戸新聞会館ビル)は2012/08/31、開業6周年となる2012/10/04に服飾や飲食店を一新しリニューアルオープンすると発表した。全国初出店の4店を含め計19店が新たに開店。主要顧客層の25~35歳の女性やカップルの集客を強化する。

 2006年の開業以来、初の本格的な店舗の入替え。衣料品専門店「ジョンブルプライベートラボクラス・ユナイト」が全国初出店するなど、服飾・雑貨店計15店が新規開店する。このうち衣料品5店はカップル向けに男女それぞれの商品を充実させる。飲食店計4店も新たに加わり、全体では1店増の計67店となる。
 リニューアル第1弾として2012/09/21に9店舗が開店。2012/10/04にグランドオープンする。

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ミント神戸リニューアルに伴う一部店舗営業終了のお知らせ
http://www.mint-kobe.jp/event/info-building01.html
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 以下の店舗は下記スケジュールをもちまして営業終了させていただきます。長らくのご愛顧誠にありがとうございました。

8/9(木)
 3F エディション 問合せ/TEL.06-4795-7571 梅田イーマ店

8/10(金)
 4F クルーンアソング 問合せ/TEL.03-5766-3507 (株)キャンデラインターナショナル、TEL.078-393-0150 大丸神戸店

8/15(水)
 8F モード和食WADA 問合せ/TEL.06-6625-4822 (株)笹川
 B1F ディアスープ 問合せ/TEL.06-6485-5635 阪急三番街店

8/19(日)
 2F アルフレッドバニスター 問合せ/TEL.0120-597-537 株式会社アバハウスインターナショナル
 3F エリオポール・アッシュポール 問合せ/ TEL.03-5794-0151 インターブリッジ株式会社
 4F ペリカン 問合せ/TEL.06-6241-8699 株式会社ペリカン
 5F ハーネスドッグ 問合せ/TEL.0120-015-450 マザーグースの森 110番
 5F グラニフ 問合せ/TEL.03-5464-5005 株式会社グラフィス
 8F リーズガーデン 問合せ/TEL.078-241-2689 株式会社リーズガーデンインターナショナル

8/20(月)
 4F ウォッシュ 問合せ/TEL.078-332-1301 WASH神戸三宮店(ワシントン神戸三宮店内)
六アイの大型複合施設 商業棟の大半 今秋閉鎖 <神戸新聞 2012/08/29 08:03>を編集

 六甲アイランドの大型複合施設 神戸ファッションプラザの商業棟の大半が2012/09末に閉鎖されることが2012/08/28、分かった。神戸阪神間では近年、商業施設の開業が相次ぎ、島外からの買い物客が落ち込んでいた。後継テナントは未定で、運営会社は「時間をかけて活用策を検討する」としている。
 閉鎖するのは9階建ての商業棟「Rink(リンク)」の3~9階部分。服飾・雑貨、家具、飲食店などが入っていたが、2011秋に9階の映画館が閉館して以降、集客力が低下していた。スーパー、クリーニング店、ドラッグストアなど1・2階と3階の一部計6店舗は営業を続ける。
# 1F パントリー(食料品)、2F 文学館(本・100円ショップ)、ARKAスーパードラッグ(ドラッグストア)、3F YANTY(アジアンクロス&アクセサリー)、ZOO LOO / WORLD LOUNGE(ファッション・雑貨・アクセサリー)、espace Jasmin(レディスファッション&雑貨)、二楽園(生花・鉢物・雑貨)、カワキ屋(クリーニング)、クリップエミュー(トータルビューティーサロン)、ニラクエン(インテリア・雑貨)

 Rinkは1997年、六甲アイランドの中核となる複合施設 神戸ファッションプラザ内の商業棟として開業。神戸ファッションプラザは、ホテルプラザ神戸、神戸市が運営する神戸ファッション美術館を併設し、延床面積9万1500平方メートル。民間の運営会社 神戸ファッションプラザが約50%、神戸市が約36%、ホテルプラザ神戸が約14%の割合で区分所有している。
 Rinkは開業当初は約80店が入居し、神戸ファッション美術館などとの相乗効果のほか、映画館の集客が好調で、来店者の7割を島外からの客が占めた。しかし、三宮や梅田で都心開発が進み、阪神間でも阪神御影や阪急西宮北口などで大型商業施設の開業が相次ぎ、競争が激化した。
 六甲アイランドでは住宅・マンション開発が継続し、島内の人口は2012/06時点で2000年に比べ2割増の約1.8万人。ただ、日用品大手のP&Gジャパンが2013年にも本社を島外に移す予定で、街のにぎわい低下が懸念されている。
大規模小売店舗立地法に伴う大規模小売店舗の届出に係る意見について
hiyodoridai-hukugosisethu-shiiken.pdf

神産商第83号 平成22年6月11日
株式会社サンセブン 代表取締役 中藤務 様
神戸市長 矢田立郎
大規模小売店舗の届出に係る意見について(通知)
平成21年10月29日付けで大規模小売店舗立地法(平成10年法律第91号)第5条第1項による新設の届出のあった下記の大規模小売店舗については、同法第8条第4項の規定により、大規模小売店舗を設置する者が配慮すべき事項に関する指針(平成19年2月1日経済産業省告示第16号)及び神戸市大規模小売店舗立地法運用要綱第17条を勘案したところ、当該大規模小売店舗の周辺の地域の生活環境の保持の見地からの意見を有しませんので通知します。
ただし、以下の事項について強く要請いたします。
1.周辺の生活環境を勘案し、交通処理をはじめとして周辺の住環境について充分に配慮するよう努めること。
2.地域の一員として地元の意向を充分に踏まえ、地元との話し合いを継続して行うよう努めるとともに、開店後に問題が発生した場合は誠意を持って対応し、速やかに必要な対策を講じること。
なお、同法第8条第5項の規定により、この通知の日をもって、同法第5条第4項の規定は、適用されないこととなります。

1.大規模小売店舗の名称及び所在地
(仮称)ひよどり台複合施設 神戸市北区ひよどり台南町2丁目7番
2.参考
神戸市大規模小売店舗等立地審議会による本件に係る意見具申(写し)を、別紙のとおり添付します。
食品の残り滓からバイオガス 神戸で始動 <神戸新聞 2012/06/26 21:49>を編集

 下水汚泥からバイオガスを精製する事業に取り組んでいる神戸市は2012/06/26、洋菓子など食品の製造過程で出る残り滓や、街路樹などの間伐材を砕いて汚泥と混ぜ、ガスの発生量を増やす KOBEグリーン・スイーツプロジェクト を2012/07から新たに始めると発表した。全国的にも珍しい取り組みで、2011年度に環境装置メーカー 神鋼環境ソリューション(神戸市中央区)と共同で国の委託研究に採択され、実証実験を重ねてきた。将来的に計5000世帯分の都市ガス生産を目指す。

 神戸市は神鋼環境ソリューションと大阪ガスの協力を得て、東灘処理場(神戸市東灘区)で下水汚泥からバイオガスを精製し、2008年度から神戸市バス燃料に活用。2010年度からは全国で初めて都市ガスの導管に注入し、一般家庭約2000世帯分を供給している。
 新プロジェクトには、東灘処理場近くの地元企業3社が協力する。デザート製造のトーラク、総菜大手のロック・フィールド、白鶴酒造で、廃棄する製品や製造機械に付いた残り滓などを提供する。糖や澱粉などの有機物を多く含み、ガス増量に有効という。街路樹などの間伐材も、より細かく砕くことで汚泥の脱水効果が上がり、相乗効果が期待できる。
 神戸市は「自然豊かでグルメな街・神戸の新エネルギーとして生産量を増やしたい」としている。

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下水汚泥のリン、回収し肥料に 神戸市 2013年に事業化 <MSN産経 2012/04/04 02:04>を編集

 神戸市は2012/04/03、栄養塩類が豊富な都市鉱山と呼ばれる下水汚泥から、3大栄養素の1つで枯渇が懸念されるリンを高効率で回収する技術を民間企業と共同開発、2013年から本格的な事業化に乗り出すと発表した。回収したリンは農作物の肥料として活用する計画で、神戸市は「資源の有効活用を目指したい」としている。

 事業の名称は「KOBEハーベスト(大収穫)プロジェクト」。総事業費は約6億円で、国交省の下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)の認定を受けた。

 開発したのは、下水汚泥中にマグネシウムを投入し、化学反応で結晶になったリンを回収する技術。これまで下水汚泥の焼却灰などからリンを取り出す仕組みはあったが、リンが高濃度で混じっている下水汚泥を反応させることで、従来の方法の1.4倍の効率でリンを回収することができるという。

 計画では、2013/01ごろに東灘処理場(神戸市東灘区)の一角に直径約5m、高さ約6mの円筒形の処理装置を設置して試験運転をスタート。年間約150tのリンの回収を目指し、回収したリンを使った肥料の開発なども進める。
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# 神戸市記者発表によると、神戸市:処理施設の運営調整等、水ing株式会社:技術実証設備の建設運転・データ分析・解析等、三菱商事アグリサービス株式会社:肥料化等

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日本初、神戸市東灘処理場において、下水道バイオガスである「こうべバイオガス」の都市ガス導管注入を開始します。<神戸市 2010/10/13>を編集

http://www.city.kobe.lg.jp/life/town/waterworks/sewage/baiogasudoukantyunyukaisi.html
http://megalodon.jp/2010-1018-1142-55/www.city.kobe.lg.jp/life/town/waterworks/sewage/baiogasudoukantyunyukaisi.html

 神戸市、株式会社神鋼環境ソリューション、大阪ガス株式会社は、このたび、神戸市東灘処理場内に建設していたバイオガスを都市ガスとして活用するための設備が完成したため、発生するバイオガス「こうべバイオガス」の都市ガス導管への注入を開始いたします。

 都市ガス仕様に精製した下水汚泥由来のバイオガスを、直接都市ガス導管に供給する試みは日本初であり、本事業を通じて運営方法や経済性を検証し、「再生可能エネルギーであるバイオガス活用の神戸モデル」を示すことで同様事業の普及促進やバイオマス資源の有効活用につなげていきます。

 バイオガスとは、下水汚泥や食品残渣などの有機物が発酵して発生するメタンを主成分とする可燃性ガスで、未利用の再生可能エネルギー源であることから地球温暖化対策の一つとしてその有効利用が期待されています。

 神戸市と神鋼環境ソリューションは2004年度より、神戸市東灘処理場で発生したバイオガスを精製し、天然ガス自動車の燃料として利用する「こうべバイオガス」の運用を行っています。
 「こうべバイオガス」は、メタン成分が97%以上を占める高品質なガスですが、バイオガスのさらなる活用を目指し、2008年度より、3者で大阪ガス「バイオガス購入要領」にて定める基準に基づき都市ガスとして活用することを検討してまいりました。
 2009年度より、「バイオマス等未活用エネルギー実証試験補助金」を活用し、「こうべバイオガス」に含まれる微量成分(酸素、二酸化炭素等)の除去や、熱量を調整するなどの設備を整備し、大阪ガスの供給する都市ガスと同等の品質に精製する試運転を行ってきました。
 そして、この度、所定の基準を満たす事が確認できたため、都市ガス導管への注入事業を開始いたします。

 事業中は、運営の効率化や都市ガス導管へ供給するための技術の確立に向け、3者が協力して、都市ガス注入の安定性確保、設備運営データの取得及び解析、事業収支及び採算性の評価、技術課題の検討及び改善、運用・維持管理体制の確立などの課題の解決に取り組んでまいります。

 東灘における取組みは、地域のバイオマスから発生したバイオガスを高度に精製し、都市ガスの製造所を通すことなくそのまま都市ガスとして供給するもので、これにより、都市ガスの製造所との距離に制約を受けることなく、下水処理場等で発生するバイオガスを余すことなく有効利用することができるようになります。さらには、都市ガスとともに供給することで、再生可能エネルギーの供給安定性という課題を完全にクリアーすることができる試みです。
 また、神戸市で発生した下水汚泥を活用し、再生可能エネルギーとして神戸市民が使用する、循環型社会のモデルとして、その効果が期待されます。
 本事業を通じて、人類が存続する限り枯渇しない資源であるバイオガスの都市ガス利用を実証し、低炭素・循環型社会の構築に貢献していきます。

#以下、事業概要から抜粋

期間:
 経済産業大臣の採択事業者となった(社)都市ガス振興センター「バイオマス等未活用エネルギー実証試験費補助金」の交付決定日(2009/10/19)から2021/03/31まで

本事業によるCO2削減効果
 本事業で導入されるバイオガス量は当初約80万立方メートル(45MJ/立方メートル)、約2000戸の家庭が1年間に使うガス量に相当し、これによるCO2削減量は約1200t-CO2/年

CO2削減前提条件
・ガス導管への供給量を80万立方メートル/年(45MJ/立方メートル)、家庭用月平均1戸当たりガス使用量を33立方メートル(2001/04~2006/03末の5年間の平均月間使用量)として計算
・CO2削減量は、都市ガスの代替としてガス導管に供給する80万立方メートル/年(45MJ/立方メートル)に都市ガスの温室効果ガス排出係数 2.29kg-CO2/立方メートル(45MJ/立方メートル換算)を乗じた数値から、高度精製に必要な電力、熱量調整用LPGによるCO2排出量を差し引いた数値
川重神戸工場、中長期的に造船継続 <神戸新聞 2012/06/22 07:30>を編集

 川崎重工業(神戸市中央区)常務・船舶海洋カンパニープレジデントの神林伸光は、神戸工場の造船事業について、海底資源掘削など海上施設の部材や支援船向けを強化し、中長期的に継続する方針を示した。
 世界的な供給過剰を受けて三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)が商船建造から撤退するなど大手の対策が加速する中、川重神戸は主力の坂出工場(香川県)やグループの海外工場と機能分担し、付加価値の高い品目に力を入れ、生き残りを図る。

 日本の造船業界は、リーマン・ショック以降の需要低迷、中韓メーカーの台頭で苦境にあり、2014年には新造船の受注残がなくなるとも言われる。川重神戸も、採算性の低い ばら積み運搬船の受注が約2年分残っているものの、その後はめどが立たない状態だ。
 神林は「海外で収益を確保しながら造船事業を続ける」考えを強調した。2012年度、中国のグループ造船会社に実質的に増資し、ブラジルでも造船会社に出資する方針を決定。中国ではコンテナ船、ばら積み船、ブラジルでは油田開発の掘削船などに注力するという。
 一方、伝統の神戸工場は海底資源の掘削関連にシフトし、海外のグループ工場にも輸出する方針だ。主力の坂出工場は液化天然ガス(LNG)などの運搬船を中心に展開するという。
 神林は、2015年以降は世界の船舶の需給バランスが適切になると予測した上で「神戸、坂出の雇用を維持する意味でも、現体制の効率運用を優先させる」とした。

 業界ではユニバーサル造船(川崎市)とIHIマリンユナイテッド(東京)が、2012/10の経営統合を発表済み。川重の去就が注目されるが、「当社は(統合に)参加する気はない」とした。

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川崎重工業:航空機エンジン増強 世界的需要見込み <神戸新聞 2011/09/14 08:00>を編集

 川崎重工業(神戸市中央区東川崎町1)は2011/09/13、2020年をめどに、民間航空機エンジン部品の売上高を現在の約3倍に当たる千数百億円に引き上げる方針を明らかにした。新興国を中心とした世界的な航空需要の増大に合わせ、アメリカ・ボーイング社やフランス・エアバス社の旅客機向けに生産を増強。2011/10に西神工場(神戸市西区高塚台2)に50億円強を投じて着工する新工場(2012年末完成予定)で対応する。

 西神工場では今、エアバスの中型旅客機A320などに使われる国際共同開発エンジンV2500の部品生産が順調だ。ここ3年ほどは過去最高の月産40台ペースで推移している。

 さらにボーイング787搭載のエンジン部品も2006年からの累計で約40台生産。B787は2011年、1号機の引渡しが決まったことから、川重の生産量も、現在の月数台から3年後には月10台に増える見通しだ。

 さらに、エアバスが開発中の大型旅客機A350XWB向けに、イギリス・ロールス・ロイス社のエンジン トレントXWBの部品も受注。2013年ごろから量産が本格化し、2015年に月10台、2020年までに月25台を生産したい考えだ。

 西神工場には現在、床面積約9000平方メートルの工場が3つあるが、新設する第4工場はほぼ2倍に当たる約2万平方メートルを確保。2階建てとし、部品の組立てや倉庫機能などを備える。新規採用と他部署からの異動で100人近い体制とする。

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川崎重工業:神戸の旅客機エンジン部品工場を増設へ <神戸新聞 2010/08/25>を添削

 川崎重工業(神戸市中央区東川崎町1)は2010/08/24までに、西神工場(神戸市西区高塚台2)内に、フランスの航空機メーカー エアバス社が開発中の中型旅客機 A350XWB(270~350席)向けジェットエンジン部品の工場を新設することを決めた。投資額は50億円を超える見込み。2013年の稼働を目指す。

 A350XWBのエンジン トレントXWB は、イギリスのロールス・ロイス社が中心となって開発。川重も加わり、外部から取り込んだ空気を圧縮して燃焼器に送る主要部品の中圧圧縮機を担当している。

 西神工場では現在、アメリカのボーイング社の新中型旅客機「B787」向けエンジンの中圧圧縮機などを製造している。B787が2009/12に初の試験飛行に成功したのを受け、西神工場では月にエンジン10~12台分の部品生産が今後本格化するため、新たにA350XWB向けを手掛けるには工場増設が必要と判断した。

 新工場は月産20~24台分の計画で、2010年度中にも建屋の規模や設備の詳細を決める。エアバス社はすでに500機以上を受注。生産は2015年にかけてピークを迎える見通しといい、川重はこれに備え増員も計画。現場で働く社員約70人を新規採用する。

 A350XWBには日本から川重のエンジン部品のほか、東レの炭素繊維製機体材料やブリヂストンのタイヤが供給される。

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神戸、坂出の2拠点を維持 川崎造船社長が表明 <神戸新聞 2010/07/23>を添削

 川崎造船(神戸市中央区東川崎町1)社長の神林伸光(62、川崎重工業常務)は2010/07/22までに神戸新聞社のインタビューに応じ、神戸、坂出の国内両拠点で貨物船を建造する体制を当面、維持する方針を示した。2010/07/21には三菱重工業が神戸造船所(神戸市兵庫区)での商船建造からの撤退を表明している。

 神林は新造船需要の低迷については「2014年ごろに底を打つのではないか」との見通しを示した。現在、手持ちの建造工事が2012年中に完了した後、新造船の予定がないため、「本年度後半が新規受注の獲得に向けた営業活動の正念場になる」と述べた。

 日本造船工業会によると、世界の船舶市場で日本、韓国、中国メーカーが受注実績(総トン数)の9割を占める。中韓勢の人件費の安さなどを武器にした攻勢に対し、神林は「国内の造船拠点は、燃費性能をさらに高めるなど付加価値のある技術力で勝負する」と強調した。価格競争力では「中国大手との合弁造船所が大きな力になる。需要を見極めて拡張を検討する」と語った。

川崎造船
 2002年に川崎重工業から分社し、2010/10に再統合される。中国の拠点は江蘇省南通に海運大手COSCOと折半出資の南通中遠川崎船舶工程有限公司と、遼寧省大連に南通公司30%、COSCO側70%出資の大連中遠造船工業有限公司の2造船所がある。
エスケー食品、自己破産へ 負債総額51億円 <神戸新聞 2012/05/30 10:48>を編集

 神戸地裁へ民事再生法の適用を申請していた冷凍食品製造のエスケー食品(神戸市西区伊川谷町潤和)が、自己破産申請の準備に入ったことが2012/05/29分かった。代理人の弁護士によると、2012/06上旬までに神戸地裁に申し立てる。負債総額は51億円。
 弁護士や東京商工リサーチ神戸支店などによると、エスケー食品は2012/05/25、民事再生法の適用を申請。再建を目指していたが、担保としていた売掛債権が金融機関に債権回収されることになったため、資金繰りの行き詰まりが確実になった。東京商工リサーチ神戸支店は「民事再生法を申請した直後に自己破産となるケースは珍しい」とする。
 エスケー食品は、漫画に登場する骨付き肉「ギャートルズ肉」「マンモの輪切り肉」などを販売し、話題になった。

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エスケー食品(株) [兵庫] (冷凍調理食品製造、とんかつ専門店の運営) 破産申請へ / 負債総額 約51億円 <東京商工リサーチ>を編集

 エスケー食品(株)(神戸市西区伊川谷町潤和1110、設立1973/04、資本金1億4000万円、菅野時雄社長、従業員70名)は2012/05/25、神戸地裁へ民事再生法の適用を申請し同日、保全命令を受けた。
 しかしその後、金融機関の担保権実行の意向が明らかになったため資金繰りが立たなくなると判断し、2012/05/28に破産を申請することを決め準備に入った。2012/06上旬にも神戸地裁に破産を申請する予定。
 エスケー食品が持つ主要取引先への売掛債権を金融機関に債権譲渡担保に提供していたため、エスケー食品は金融機関に対し担保権実行の留保を要請していたが、受け入れられず今般の措置を決めた。
 負債総額は約51億円。

 通算40年以上の業歴を誇る冷凍調理食品製造業者。エビやイカなどを原材料とした調理冷凍品を主体に多様な商品構成を展開、原材料調達からの一貫管理体制の整備に取り組んできたほか、インドネシアの子会社では抗生物質や抗菌剤を使用しない稚エビの育成に成功するなど事業実績は高く、ピーク時となる1992/12月期には年商76億円余を計上していた。
 しかし、近年では全般的なデフレ市況が続くなか、販売単価下落などをもあって年商規模は50億円台の推移にとどまっていた。また、30億円以上の長短期借入金を抱えていたことから年間7000万円以上の支払利息負担が収益を圧迫していた。そうしたなか、最近の急激な為替変動に伴ってデリバティブでの損失も発生するなどで支えきれなくなっていた。
大阪百貨店戦争1年 兵庫勢健闘、顧客キープ <神戸新聞 2012/05/03 12:01>を編集

 新装したJR大阪駅ビルに、JR大阪三越伊勢丹とルクアが開業して2012/05/04で丸1年を迎える。大阪百貨店戦争と呼ばれた梅田地区の商業施設の明暗は鮮明に。神戸や阪神地域は当初かなりの打撃が予想されたが、各店とも「影響は想定より小さい」との声が大勢だ。一方、2012/11下旬には国内屈指の売上げがある阪急百貨店梅田本店の全面開業を控えており、第2戦に向け臨戦態勢に入っている。

【梅田地区は明暗鮮明】
 梅田地区で好調を維持するのはルクア(売場面積2万平方メートル)。開業1年間(2011/05~2012/04末)の売上高は370億円で、当初の目標を4割上回った。20~30代女性を主な顧客層に百貨店より価格を抑え、日本初のテナントなど話題づくりも奏功した。運営するJR西日本SC開発 社長の中山健俊はさらに「カップル向けに一つの店に男女双方の商品を置き、周辺施設との違いを出せた」と話す。

 一方、JR大阪三越伊勢丹店長の伊藤達哉は「高い天井や広い通路など上質な店づくりが、逆に価格が高そうなイメージになってしまった」と反省する。ルクアの倍以上の5万平方メートルながら、売上高は334億円と1割ほど少なく苦戦している。そこで昨秋以降、売場の3割を占める自主編集フロアについて、陳列商品数を2~3割増やして豊富な品揃えをアピール。「大阪仕様に修正を進めており、徐々に上向いている」と手応えを感じ始めている。

 2011/04に増床した大丸梅田店(6.4万平方メートル)は、2012/02期の売上高が前期比65.7%増の617億8100万円。半面、心斎橋店は減少。大丸松坂屋百貨店社長の山本良一は「距離の近さが影響した」と話す。

【改装や独自色で対抗】
 2012/04下旬、大丸神戸店(神戸元町)の食品フロアには長蛇の列ができた。中には入場制限がかかる店も。梅田地区に対抗しデパ地下を15年ぶりに全面改装。衣服など上層階への“噴水効果”を期待する。2年ほど前から進めている改装効果で、梅田地区の影響は売上高で1%ほどにとどまった。2011年春には30歳前後向けの婦人服売場「うふふガールズ」を導入。店長の澤田太郎は「新たな顧客の獲得につながっている」と自信をのぞかせる。

 強みの食品売場を中心に顧客流出を防いだのが、そごう神戸店(神戸三宮)と大丸芦屋店(JR芦屋)。そごう店長の林拓二は「主要客の40代以上は堅調」と話す。

 一方、阪神間。阪急西宮ガーデンズ(阪急西宮北口)は子育て世代を中心に来店回数が増えているという。担当者は「バリアフリーで駅から直結し、店内の通路の広さや休憩場所の多さも、ベビーカーや子ども連れの女性からの支持が根強い」と話す。

 ららぽーと甲子園(西宮市)は、2011/04の改装でファストファッション店を集積させ、家族層を中心に新たな顧客を開拓。
 つかしん(尼崎市)とイオンモール伊丹昆陽(伊丹市)などは「近隣住民の普段の買い物が中心のため、大阪とはすみ分けができている」と話す。

 姫路地区では「目立った影響はない」(山陽百貨店)という。

【「うめきた」にも関心】
 各店とも視線は、2012/11に全面開業する阪急梅田本店と、2013春開業するJR大阪駅北側の再開発地域「うめきた」の商業施設に向き始めている。
 大丸神戸店は「高級ブランドの顧客が重なる。むしろこちらが本戦」と警戒する。2012/03にカルティエを、2012/06にはシャネルを改装する。各店に限定品販売を働きかけるほか、デザイナーを招いたイベントを企画するなどてこ入れを図る。
 阪急西宮ガーデンズは2014年春をめどにテナントの入れ替えを計画。
 JR大阪三越伊勢丹は2014年中に婦人服売場などの改装を計画している。

 流通科学大総合政策学部教授(流通論)の向山雅夫は神戸地区の商業施設の課題について「北野や旧居留地など街を回遊する楽しさは大阪にない神戸ならではの魅力。商業施設や商店街が単独ではなく互いに連携し、街全体の魅力を上げる発想が必要」と指摘する。

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JR大阪駅ビル、ルクアが圧倒 どうする三越伊勢丹 <MSN産経 2011/08/02 21:15>を編集

 隣接する専門店街「LUCUA(ルクア)」に圧倒されていることが、2011/08/02のデータから明白になったJR大阪三越伊勢丹。梅田地区4店目の百貨店として鳴り物入りで開業したが、ファッションなどで主導権を握る伊勢丹の東京流は現段階では受け入れられていないようだ。

 三越伊勢丹のセールスポイントは、社員自らが仕入れから売り場の編集、販売までを一貫して行う自主編集売場。ブランドに関係なく商品を選べることが東京では人気で、売場全体の約3割を占める。しかし、関西ではブランドごとに区分して販売するケースが多いため、買い物客にとっては「わかりにくい」(ライバル店の関係者)。
 追い打ちをかけたのが、梅田地区のライバル店が「自店で展開する高級ブランドに三越伊勢丹への出店を控えるよう求めた」とされること。結果、「自主編集の多さにつながった」とも言われ、「特選婦人服のそろいが悪い」(百貨店幹部)との指摘もある。
 地下2階の菓子売場でも「陳列ケースの上に商品を置かない」と、東京流を貫く。一方、気軽さを重視する大阪ではケースの上にも並べる店が多く、東京流は「堅苦しく、親しみにくい」(百貨店関係者)。

 厳しい評価だが、ライバル店各社からは「三越伊勢丹の底力はこれから」との声が聞かれる。JR京都駅の駅ビルに1997年に進出したJR京都伊勢丹の例があるからだ。JR京都伊勢丹は出店当初、想定を下回る売上げが続いたが、軌道修正を図るなかで、10年連続で売上高を増加させた。
 2008/02に、JR京都駅の南北自由通路沿いにオープンさせた商業施設スバコJR京都伊勢丹も同様だ。若い女性をターゲットに美と食をテーマにした商業施設は開業から数カ月間、売上高が当初の想定を大きく下回った。しかし、カード会員の属性やPOSシステムの販売データを分析。データ以外に潜む情報も読み取り、開店1年で急激に売上高が伸びた。

 その経緯を知るだけに、JR大阪三越伊勢丹の運営会社を傘下に持つJR西日本社長の佐々木隆之は「謙虚に買物客の反応を分析すれば、大阪の皆様に支持して頂ける」と期待を示す。ただ、現段階で三越伊勢丹から聞こえてくるのは「なぜかわからないが、こちらの意図が客に十分に伝わっていない」との声だ。
ユーロコプター神戸拠点 県内企業の技術に期待 <神戸新聞 2012/04/18 11:46>を編集

 ユーロコプタージャパン(東京)が神戸空港に整備・訓練拠点となる格納庫を新設したのは、今後、ヘリコプター需要の増加が見込まれる中国・韓国に、日本の機体整備技術を売り込むためだ。2012/04/17会見した社長のステファン・ジヌー(44)は「ヘリを高性能にする研究開発を神戸で進め、世界に発信したい」と述べ、地元企業や大学と共同で取り組む考えを表明した。

 ジヌーは「日本はコスト高のイメージがあるが、整備能力は全世界で十分戦える」と指摘。技術力に加え、納期を守る姿勢を強みに「アジアからの整備需要を取り込める」とした。

 ユーロコプタージャパンはヨーロッパで製造した機体を輸入し、消防用タンクや医療機器などの装備を取り付けたり、改造したりして国内で販売している。ジヌーは、ヘリの高性能化に言及し、兵庫県内に集積する造船や金属加工技術を念頭に「兵庫の企業と手を組みたい」と期待を込めた。

 ジヌーは同じグループ内にある航空機大手エアバス・ジャパンの社長も兼ねる。「エアバス社はまだ日本に直接投資をしていない。グループとして神戸の格納庫を拡張したり、製造機能を加えたりする可能性があるかもしれない」とした。

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ヘリ世界最大手の日本法人ユーロコプタージャパン 神戸空港に格納庫 <神戸新聞 2012/04/17 21:51>を編集

 ヘリコプター世界最大手ユーロコプター(フランス・マルセイユ)の日本法人ユーロコプタージャパン(東京)が約50億円を投じて神戸空港で建設していた格納庫が完成し、2012/04/17、公開された。訓練施設を併設し、最新型シミュレーターを備える予定。年間120機の整備と、操縦士、整備士計600人の訓練ができる。
 これまで大阪(伊丹)空港にあるANAの格納庫で機体整備を行っていたが、事業拡大を見据え、神戸進出を決定。2012/04/01付で整備や修理の子会社を統合した。
 敷地面積は1.4ha、延床面積は8000平方メートル。15人乗りの中型ヘリを25機入れることができる。全社員の7割以上に当たる200人が神戸に勤務する。社長のステファン・ジヌー(44)は「整備、訓練に加え、将来は隣接地に製造機能を加える可能性もある」と述べた。

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神戸空港島 小型航空機機能用地 事業者の新規進出 <神戸市記者資料提供 2011/01/28>を添削

神戸市みなと総局空港事業室
神戸市みなと総局経営企画部企業誘致課

神戸空港島 小型航空機機能用地 事業者の新規進出<ユーロコプタージャパンT&E株式会社>

 神戸空港島小型航空機機能用地において、このたび、下記のとおり新たに事業者が進出することとなりましたので、お知らせいたします。
 ユーロコプタージャパンT&Eは、ユーロコプタージャパンの子会社で、現在伊丹空港において航空機の整備事業を行っていますが、伊丹空港の事業所の機能を神戸空港島に移転し、さらなる充実を図るものです。
 なお、ユーロコプタージャパンは、フランスに本社を置くユーロコプターの日本法人子会社です。
(中略)

1.事業者の概要
事業者名:ユーロコプタージャパンT&E株式会社
所在地:兵庫県伊丹市小阪田字井デガサ116-1
代表者:代表取締役 ステファン・ジヌー
主要事業:小型航空機の整備等
設立年月日:2009/07/01

2.事業対象地の概要
所在地:神戸市中央区神戸空港8番8、9
面積:約1万4380平方メートル(うち、土地売買契約 約6850平方メートル、土地賃貸借契約 約7530平方メートル)
用途地域等:準工業地域(建ぺい率60%、容積率200%)

3.進出概要
事業内容:小型航空機の整備等
施設内容:格納庫、整備施設、駐機場
進出形態:空港施設株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:高橋朋敬)が土地を取得・賃借して、施設を建設し、同施設においてユーロコプタージャパンT&Eが事業を行う。
開業時期:2012年春(予定)

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神戸空港島:ヘリ大手進出決定、2012春にも事業開始 <神戸新聞 2011/01/29 00:28>を添削

 神戸市は2011/01/28、ヘリコプターメーカー世界最大手、フランス ユーロコプターの日本法人子会社 ユーロコプタージャパンT&E株式会社(伊丹市)が神戸空港島に格納庫を設け、2012年春にヘリコプターなど小型機の機体整備を始める、と発表した。

 ユーロ社の機体整備事業は現在、大阪(伊丹)空港で全日本空輸ANAの格納庫を借りて行っているが、完成後は大阪から神戸に移すという。

 格納庫は、空港関連施設の整備を手がける空港施設株式会社(東京都大田区)が建設し、ユーロ社に貸し出す。地上3階建て延床面積8040平方メートル。神戸市は空港施設株式会社に対し、空港島の1万4380平方メートルのうち6850平方メートルを約9億2000万円で分譲し、残りは賃貸する。投資額は土地取得代も含め23億円。2011/11に完成する予定という。
商船最後の進水式 三菱重工神戸造船所に6500人 <神戸新聞 2012/03/09 12:09>を編集

 明治から平成にかけて約1600隻もの商船を生み出した三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)で2012/03/09午前、商船としては最後の命名・進水式が行われた。
 創業以来1世紀余り、ミナト神戸を技術で支えたが、世界的な船舶の供給過剰を受けて建造を終える。周辺住民やOBなど普段の進水式の4倍を超える約6500人が最後の雄姿を見送った。

 進水したのは、商船三井(東京)が発注した自動車運搬船。総トン数約6万0200トン、全長約200mで、小型車約6400台を積載できる。この日、「エメラルドエース」と命名された。進水式の後に内装工事をして2012/06に完成する。
 地元で神船の愛称で親しまれる神戸造船所は、1905(明治38)年に操業開始。その後、戦災、造船不況、阪神淡路大震災など幾多の苦境を乗り越え、旅客船、貨物船、艦艇を送り出してきた。
 ここ数年、造船業界は中国や韓国との競争激化などで採算が悪化。三菱重工業は2010年、商船建造を長崎造船所と下関造船所に集約し、神戸造船所は潜水艦建造や原子力事業に特化する方針を打ち出した。
 式典に先立ち、三菱重工業社長の大宮英明が挨拶し、「神戸の商船建造を終えるのは誠に残念だが、培った技術を長崎や下関で継承し、発展させたい」と述べた。

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三菱重工、商船建造事業を長崎と下関に集約 神戸1世紀に幕 <MSN産経 2010/07/22>を編集

 三菱重工業は2010/07/22、神戸造船所(神戸市)から商船建造を撤退し、長崎造船所(長崎市)と下関造船所(下関市)の2拠点に集約する、と発表した。神戸造船所は1905(明治38)年にスタートした基幹造船所だが、神戸での造船は潜水艦などに特化する。
 2008年秋のリーマン・ショック後に造船需要が激減したため。今後は10万トンを超える大型客船に力を注ぐことに加え、自動車運搬船などの環境対応技術を向上させることで、台頭する韓国や中国に対抗する。
 再編は、神戸造船所で受注した最後の商船を顧客に引き渡す2012/06末に完了する予定。神戸造船所に勤務する商船部門の社員や下請業者の従業員ら計約1000人は、神戸造船所の現在の主力部門である原子力発電プラント事業などに再配置する。
 神戸市内で記者会見した神戸造船所副所長の呉文雄は(中略)と語った。
みなと銀行、タカハシパールの破産申請で約24億円の債権が取立不能のおそれ <marketnewsline.com 2011/12/19 10:57>を編集

 みなと銀行は2011/12/16、取引先のタカハシパール株式会社(所在地:神戸市中央区山本通1丁目6−20、代表:髙橋英二)が同日付けで破産申請を行ったことを理由にタカハシパール株式会社向け債権、24.01億円が取立不能もしくは取立遅延のおそれが生じたことを発表した。
 みなと銀行では、上記債権の内、担保保全されていない5.03億円分については第3四半期にて必要な処理を行う予定。ただし、通期予想に与える影響はないとしている。
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# 負債25億のうち24億が みなと銀行。

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真珠加工販売 タカハシパール株式会社 事業停止、自己破産申請へ 負債25億円 <帝国データバンク 倒産・動向記事 2011/12/16>を編集

 タカハシパール(株)(資本金5000万円、神戸市中央区山本通1-6-20、代表取締役社長 高橋英二、代表取締役副社長 高橋洋三、従業員10名)は、2011/12/15までに事業を停止し、事後処理を佐柳秀樹弁護士(神戸市中央区明石町30)ほか1名に一任、自己破産申請の準備に入った。

 タカハシパール(株)は、1921年(大正10年)創業、1984年(昭和59年)1月に法人改組した真珠加工販売業者。神戸の地場産業である真珠業界を長年に渡って牽引し、あこや真珠の加工段階における漂白で独自方法を開発したことで経営基盤を構築。以降、あこや真珠の輸出が拡大して業界全体が隆盛するのに呼応して業績を伸長させ、1996年2月期には年売上高約36億5000万円を計上していた。
 しかし、バブル経済崩壊以降の急激な消費の冷え込みにより真珠需要も下降の一途をたどり、2009年2月期の年売上高は約11億4200万円に落ち込み、大幅な赤字を余儀なくされていた。またこの間、不良債権が続発したこともあり資金繰りが徐々に悪化、財務面も著しく劣化したため、2009年2月に中小企業再生支援協議会へ支援を要請し、メーンバンク主導の事業再建に取り組むこととなった。ところが、長引く景気低迷により宝飾品の国内需要は低調な推移に終始し、頼みの綱だった輸出についても欧米の景気後退と円高により回復せず、本店不動産を含む資産売却などのリストラ策を実施するも抜本的な経営改善にはつながらなかった。そのようななか、2011年2月期の年売上高は約10億5000万円にとどまり、3期連続で大幅な赤字を計上するなど業況に改善の兆しがなかったことから、2011年10月頃に新たに私的整理のガイドラインに基づいて金融機関に債務放棄を要請、事業を新会社へ譲渡する再建スキームを提示したが、全行の合意が得られず頓挫したため、今回の事態となった。
 負債は現在調査中だが約25億円の見込み。
 なお、2011/12/05に(株)タカハシパール(資本金800万円、神戸市中央区山本通1-6-20、代表 森田佳子)を設立、2011/12/15に同社へ事業譲渡がなされているもよう。
スパコン「京」がアメリカ計算機学会のゴードン・ベル賞受賞 <毎日新聞 2011/11/18 12:06>を編集

 理化学研究所と筑波大学などは2011/11/18、共同開発した世界最速のスーパーコンピューター「京」(神戸市中央区)が、計算機を使った優れた応用技術に与えられるアメリカ計算機学会のゴードン・ベル賞を受賞したと発表した。ゴードン・ベル賞はスパコン分野でもっとも権威がある。受賞は実効計算部門の最高性能賞で、国内グループの受賞は2004年 海洋研究開発機構「地球シミュレータ」を使った研究以来7年ぶり。

 京は毎秒1京回以上の計算能力がある。研究グループは今回、京を使って半導体材料の性能の指標となる電子の通りやすさを調べるプログラムを開発。これまでになく高精度のシミュレーションができることを証明した。
 京は他にも、これまで性能が足りずにできなかった局地的豪雨や巨大地震・津波など複雑な過程を経て起きる自然現象などのシミュレーションに応用できると期待される。

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国会仕分け:スパコン「京」予算要求の縮減か見直しを <毎日新聞 2011/11/16 20:51>を編集

 衆議院決算行政監視委員会の小委員会は2011/11/16、国の税金の無駄遣いをチェックする国会版事業仕分けを実施した。計算速度世界一のスーパーコンピューター「京」など革新的インフラ構築について、委員14人中9人が「予算要求の縮減か見直し」が必要と判定。診療報酬明細書(レセプト)の審査事務については、業務を行う2法人に対し、委員11人が「組織・制度の改編」が必要と判断した。

 スパコンについては、維持管理など運営費の妥当性などへの疑問が相次いだ。2009年の政府の事業仕分けで「京」の開発費が110億円削減されながら世界一を達成したことについて、複数の委員が「110億円は本来、必要なかったのではないか」と追及。110億円の削減後に「京」の運営費が1.5倍になったことや、計算速度あたりの開発コストがアメリカの4倍あることも指摘された。「予算縮減」以外の委員の評価の内訳は、「組織・制度の改編」が4人、「来年度の予算計上見送り」が1人だった。
(以下略)

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神戸のスパコン 計算毎秒1京回達成 <神戸新聞 2011/11/03 09:48>を編集

 独立行政法人理化学研究所と富士通は2011/11/02、神戸・ポートアイランド2期で開発中のスーパーコンピューター「京(けい)」が、目標としていた計算速度毎秒1京回を超える毎秒1京0510兆回を達成したと発表した。2011/06時点で世界1位だった毎秒8162兆回を上回る記録。2011/11/16に発表される新たな世界のスパコン計算速度ランキングで2連覇を目指す。

 京は864台の計算機で構成されるが、今回の記録は2011/08に全ての設置が完了した後に出た。29時間28分にわたって故障なく動作し、システムを長時間安定的に動かせることも示せたとしている。2011/06の世界記録は672台が設置された途中の段階だが、2010年トップだった中国をはじめ、各国のスパコンを大きく引き離した。

 理研の計算科学研究機構(神戸市中央区)に設置された京は、現在ソフトウェアの試験中。2012/06に完成し、2012/11の本格運用開始を予定する。地震のシミュレーション、宇宙の起源・構造の解明といった研究分野の他、創薬、自動車・航空機の設計など産業利用も期待。海外の研究者から要望があれば共同研究も実施する方向で検討する。会見した機構長の平尾公彦は(中略)と語った。

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神戸大学統合研究拠点 ポーアイに完成 「京」と連携へ <神戸新聞 2011/06/29 10:43>を添削

 神戸・ポートアイランドで神戸大学が建設を進めていた統合研究拠点が完成し、2011/06/28、学長の福田秀樹が視察した。福田は隣接する次世代スーパーコンピューター「京」と連携した研究などに意欲を見せた。

 統合研究拠点には各学部の研究者が集まり、新エネルギー、新薬開発、宇宙開発など8つのプロジェクトに取り組む。建物は5階建て、延床面積約3500平方メートル。敷地は約2500平方メートル。

 京を活用した研究も実施。京などで計算したデータを立体映像で表示する3次元可視化装置も備えている。福田は「分野を超えて協力し、最先端の研究に取り組む。世界に成果を発信したい」と意気込む。

 2011/06/29に設置記念式典を開き、2011/06/30には神戸ポートピアホテルで記念シンポジウムを行う。神戸大学の教授らが、宇宙開発プロジェクト、エネルギー問題、情報科学などについて解説する。シンポジウムは無料。定員300人。

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理研のスパコン世界一に 神戸・ポーアイ <神戸新聞 2011/06/20 19:19>を添削

 独立行政法人理化学研究所と富士通は2011/06/20、神戸市中央区のポートアイランド2期で共同開発中のスーパーコンピューター「京」が、現段階の計算速度で世界ランキング1位に選ばれたと発表した。京の開発に当たっては、2009年の政府の事業仕分けで問題視、話題になった。

 日本のスパコンが世界一となるのは、2002~2004年に首位を守った独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)とNECによる横浜市の「地球シミュレータ」以来。スパコンの性能は国の科学や技術の水準を示すとして、かつて日米が激しく競り合っていたが、近年は中国やインドが台頭。2010年初めて、中国が世界一となっていた。

 東京工業大学のスパコン「TSUBAME2.0」も5位に入った。

 理研などによると、京は2012/06の完成、2012/11の供用開始を目指して開発中。システム性能を確かめるための計算で、1秒当たり8162兆回の演算を達成し、2位となった中国のスパコンに比べ3倍以上の性能となり、世界一に選ばれた。完成時には、1秒当たり1京回(1万兆回)を目指す。開発のためのプロジェクト予算は約1120億円で、気候変動予測などへの貢献が期待されている。

 理研理事長の野依良治(芦屋市出身)は「科学や技術は、実現できるかどうか分からないが、トップを目指さざるを得ない。科学技術こそが日本の生きる力だと考えないといけない」と強調した。

 ドイツ・ハンブルクで開催中の国際スーパーコンピューティング会議(ISC'11)が2011/06/20、上位500位を公表。順位は年2回更新され、2010/11の前回は、京は170位だった。

【スパコン「京」】
 文部科学省主導で2006年に開発が始まった次世代スーパーコンピューターで、800台以上の計算機をネットワークで接続する。現在は672台が接続され、頭脳に相当する中央演算処理装置(CPU)は約6万9000個。開発に参加したメーカー3社のうち、NECと日立製作所が業績悪化などを理由に2009年に撤退、残った富士通と理化学研究所が共同開発を進めている。「京」の愛称は、1秒当たり1京回という計算目標にちなんだ。
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# 事業仕分けのあの質問に、的確に答えられなかったあんたたちが悪い。もちろん、1位を目指さなければならないのは分かっているが、あの場でちゃんと答えなければいけないんだ。それが事務屋の仕事だ。
バンドー化学神戸工場跡地 コーナン大型店進出へ <神戸新聞 2011/10/20 10:57>を編集

 ホームセンターを運営するコーナン商事(堺市)が、バンドー化学(神戸市中央区)の神戸工場(神戸市兵庫区)跡地に、大型店を出店することが2011/10/19、分かった。2012年度下期にもオープンさせる予定で、コーナンのグループ店舗では、神戸市内で最大規模という。

 旧神戸工場は、バンドー化学創業の地で、2010/02に閉鎖。跡地は約8500平方メートルで、うちバンドー化学は約4500平方メートルを保有し、残りは賃借していた。バンドー化学は工場などを新設するには手狭なため、売却する方針を示していた。

 コーナンはバンドー化学の保有分を取得し、残りは賃借するとみられる。新店舗の出店に伴い、工場跡地近くのホームセンターコーナン兵庫松原通店(売場面積約1800平方メートル)は、事業者向けの資材を扱うコーナンPROに業態を転換させる。
 新店舗は2階建で、売場面積は約6600平方メートル。他のテナントなどは入れずに単独で展開する。品揃えは兵庫松原通店の約2倍の7~8万点になる見通しで、ドラッグなども扱えないか検討しているという。

 工場跡地は土壌改良工事中で、バンドー化学は2012/06頃に引き渡す予定。コーナンは「周辺には住宅なども多く、業績を伸ばせると判断した」としている。コーナンは関西を中心に240店を展開。うち兵庫県では34カ所と、府県別では大阪に次ぐ店舗網を持つ。

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バンドー化学:神戸工場跡地 売却へ 創業の地手狭に <神戸新聞 2011/09/30 07:11>を編集

 バンドー化学(神戸市中央区)は2011/09/29、2010/02に閉鎖した神戸工場跡地(神戸市兵庫区、約8500平方メートル)を売却する方針を示した。創業の地であるが、自社の拠点として活用するには手狭と判断した。売却先などは未定という。
 旧神戸工場の隣にはグループ企業が入居するビルもあるが、これは土地建物とも引き続きバンドー化学が保有する。
 これに伴い、2011/09/29、2011/09中間連結決算の純利益予想で評価損を計上し、8月発表比45.5%減の6億円に下方修正した。通期予想は据え置く。

ミント神戸食品売場リニューアル <神戸新聞 2011/09/22 12:23+2011/09/22 10:08>を編集

 神戸・三宮の複合商業ビル ミント神戸の地下1階食品フロア「M・MARCHE(エム・マルシェ)」が2011/09/22、リニューアルオープンした。

 売場面積約1280平方メートル。
 核テナントは、イオン傘下の食品スーパー「KOHYO三宮店」
 黒毛和牛を使ったコロッケやミンチカツを扱う総菜店「やまがき」
 神戸初出店のアイスクリーム店「ミルキッシモ」(函館発のジェラート店)
 関西初出店のフラワーショップ「happy」(フランス)
 芦屋のベーカリー「ローゲンマイヤー」
 以上5店舗が入り、年間売上高13億2000万円を目指す。
 百貨店(そごう)や大型スーパー(ダイエー)など周辺には競合店も多いが、KOHYOは、オムライスなどを手作りする対面キッチンや輸入食料品の品揃えで差別化を図る。KOHYO社長の豊田靖彦(47)は「生鮮食品や総菜が強み。三宮のにぎわいにつながる店になれば」と話した。

 ミント地下1階は2006/10の開業時から営業していた阪神食品館が2010/12末で撤退、閉鎖していた。2012年春ごろには阪神三宮駅東改札口が接続する予定で、周辺のにぎわいにつながりそうだ。

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ミント神戸にKOHYOなど5店舗 2011/09開業 <神戸新聞 2011/07/19 19:51>を添削

 神戸・三宮の複合商業ビル「ミント神戸」は2011/07/19、2011/06から改装工事中の地下1階に、食品スーパー「KOHYO」など5店舗を集めた「M-Marche(エム・マルシェ)」を、2011/09/22にオープンさせると発表した。

 売場面積は約1300平方メートル。イオン傘下の「KOHYO」を核テナントとし、神戸初出店となる沖縄のアイスクリーム店「ブルーシール」や関西初出店の生花店「happy」などが入る。エム・マルシェの開業に先立ち、2011/07/19には神戸中央郵便局三宮分室がオープンした。
# ブルーシールは誤報。あるいは調整不足。
# 三宮分室はM-Marche内ではなく、M-KITCHEN内です。ちょっと前までPastelが入っていた。

 地下1階は、2006/10の開業時から入居していた「阪神食品館」が2010/12末で撤退してから閉鎖していた。2012年春ごろには阪神三宮駅東改札口と接続する計画となっている。

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統合・移転・改称:神戸中央郵便局三宮駅内分室・神戸商工貿易ビル内郵便局ポスタルショップサンパル(兵庫県)
<郵便局株式会社 2011/07/12>を添削

 神戸中央郵便局三宮駅内分室は移転・改称し、神戸中央郵便局三宮分室として開局します。
 また、神戸商工貿易ビル内郵便局ポスタルショップサンパルは、神戸中央郵便局三宮分室に統合することに伴い、廃止いたします。取扱事務については、神戸中央郵便局三宮分室に引継ぎます。

統合前の郵便局
 神戸中央郵便局三宮駅内分室 〒651-0097 神戸市中央区布引町4-1-1
 神戸商工貿易ビル内郵便局ポスタルショップサンパル 〒651-0096 神戸市中央区雲井通5-3-1(サンパルビル2階)

統合後の郵便局
 神戸中央郵便局三宮分室 〒651-0096 神戸市中央区雲井通7-1-1(ミント神戸B1階)

取扱業務
 郵便

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ミント神戸地下1階に2011秋、食料品店街が開業 <神戸新聞 2011/05/17 07:30>を添削

 神戸・三宮の複合商業ビル ミント神戸を運営する神戸新聞会館(神戸市中央区)は2011/05/16、閉鎖中の地下1階に食料品店を集めたM-March'e(エム・マルシェ)を、2011/09末ごろに改装オープンさせると発表した。地下1階は、2006/10の開業時から入居していた阪神食品館が2010/12末で撤退してから閉鎖していた。

 エム・マルシェは約1400平方メートル。テナントは今後決めるが、神戸初進出となる店舗も検討しているという。2011/06/01から改装工事を始める。これに伴い、ミント神戸と併設する地下の飲食店街 M-KITCHEN(エム・キッチン)から、ダイエー三宮店などが入る商業ビル サンシティ方向への通り抜けはできなくなる。
114年の歴史に幕 国際郵便の船便業務廃止 神戸港 <神戸新聞 2011/06/19 07:27>を添削

 神戸港の国際郵便の船便業務が2011/06/19に廃止され、114年間の歴史に幕を閉じる。船便の利用が減る中、日本郵政グループの郵便事業会社(日本郵便)が業務の効率化を図るため、これまで神戸港と川崎港(川崎市)の2カ所だった拠点を、川崎港に集約することを決めた。神戸港の活性化を目指す地元では、惜しむ声が上がっている。

 日本郵便によると、神戸での国際郵便の船便業務は、当時の神戸郵便電信局で1897(明治30)年に始まった。その後、旧居留地にあった神戸港郵便局などを経て、神戸中央郵便局国際郵便課が担当。通関、仕分けをしてきた。

 近年、航空便が発達し船便は減少。国際郵便月約6000万通のうち、船便は1割に満たない月約540万通という。国内の拠点もかつては東京、横浜、函館、長崎など10カ所にあったが、1999年から、神戸と川崎の2カ所になっていた。

 そんな中、日本郵便は船便のペースが神戸の2倍以上と多く、取扱量も神戸の3倍に上る川崎に業務を一本化する方が効率的と判断。方針を2011/02、神戸市に伝えた。神戸市は2011/04、「神戸港の繁栄にマイナス」と撤回を要望したが、受け入れられなかった。

 2011/07から神戸中央郵便局国際郵便課はなくなるが、船便の受付け自体はこれまで通りどの郵便局でもできる。

 神戸市みなと総局の担当者は「船便の取り扱いは神戸港のステータスのようなもので残念だ。災害時のリスク分散も指摘されている」「将来、(神戸港の)新たな活用を望みたい」と話している。

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日本郵便 国際郵便の船便拠点 神戸から撤退検討 <神戸新聞 2011/02/10 10:02>を添削

 日本郵政の郵便事業会社(日本郵便)が、船便を利用した国際郵便事業の効率化を検討していることが2011/02/09、明らかになった。現在は神戸港、川崎港の2拠点で通関や仕分けなどの業務を行っているが、神戸港から撤退して川崎港に一本化する方向だ。労働組合と協議した上で、2011年半ばにも実施する。

 日本郵便は、以前は東京都や北海道などの全国10拠点で船便の通関業務を行っていたが、1999年に神戸港、川崎港の東西2拠点に再編した。神戸港より船便の数が多い川崎港に集約することで、一段の効率化につなげる。

 国際郵便全体の2009年度の引受件数は前年度比11.5%減の6130万通だった。船便は13.3%減の514万通に落ち込んだが、1999年度の525万通に比べると2%の減少にとどまっている。
 船便は航空機より到着までの時間はかかるが、費用が安いため大量の郵便物を扱う法人などの固定客が多く、一定の需要は見込める。

 日本郵便は2011/03月期に1050億円の営業損失を計上する見込みだ。電子メールの普及で郵便物の減少傾向が続いており、拠点などの見直しが急務になっている。

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 1999/07/05 神戸中央郵便局、新局舎に移転。この日廃止された神戸港郵便局から国際郵便交換事務を移管される。
フランスの原発検査会社APAVE 神戸に日本法人を設立 <神戸新聞 2011/04/03 06:05>を添削

 原子力発電の関連機器の品質検査などを手掛けるフランスのAPAVE(アパーヴ)グループが、神戸市中央区に日本法人を設立したことが2011/04/02、分かった。出荷前の非破壊検査などを行う。周辺には、三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)など原発関連機器の生産拠点が集積しており、日本で事業を拡大するには、神戸に拠点を設けることが最適と判断した。

 神戸進出を支援した日本貿易振興機構(JETRO)などによると、APAVEグループは1867年創業で、2009年の売上高は800億円。発電量の8割近くを原発が占めるフランスで、関連機器検査市場の70%を握るという。他にも鉄道や環境などの分野で、各種検査やコンサルティングを手掛けている。

 日本法人APAVEジャパンの資本金は1200万円。アジア大洋州地区を統括するAPAVEのベトナム現地法人が全額出資した。2011/03末に神戸商工貿易センタービル(神戸市中央区浜辺通5)に事務所を設け、トップら3人を配置。当面は、市場調査に向けた情報収集に取り組む。

 三菱重工神戸造船所、川崎重工業、神戸製鋼所など、関連機器や部材の製造拠点が兵庫県内に多いことから、神戸への進出を決めた。2011年度の売上高目標は1億円。今後、年率15%の売上げ増を目指す。
伊藤ハム、神戸の2工場閉鎖へ 西宮候補に新拠点 <神戸新聞 2011/02/24 11:26>を添削

 伊藤ハム(本社:西宮市)が兵庫県内の加工食品3工場の集約など生産拠点を再編する計画で、六甲アイランドにある六甲工場(神戸市東灘区)と神戸工場(神戸市東灘区)の2工場を閉鎖し、本社に隣接する西宮工場の建替えを含め神戸・阪神間に新しい基幹工場の建設を検討していることが、2011/02/23分かった。関東では茨城県取手市で新工場を予定しており、2020年までに東西に最新鋭の基幹工場を設けることで競争力を強化する。

 西宮工場(1960年稼働)がハム・ソーセージの西日本における基幹工場。六甲工場(1993年稼働)はローストビーフなど、神戸工場(2005年稼働)はピザやチキンナゲットなどを製造しているが、西宮工場に比べて生産規模は1/4ほどという。従業員数や生産規模などは非公表。

 新生産拠点は労働力を確保するため、老朽化が進んでいる西宮工場の建替えか、神戸・阪神間で用地を手当てし新設するかのいずれかで検討。従業員は雇用維持を前提に配置転換を想定している。

 県内3工場の統合時期や新工場の生産規模などは、2011年度からの中期経営計画の進み具合のほか、環太平洋連携協定(TPP)など経営環境の動向を見極めて決める。伊藤ハムはすでに、船橋工場(千葉県船橋市)を2011/07末をめどに閉鎖することを発表。グループ全体で国内に14カ所ある生産拠点を6カ所に集約し、製造や物流の効率を高める方針を打ち出している。食肉事業でも生産拠点と営業拠点の配合を進めていく。
Kiss FM KOBE 前社長らが現社長を提訴 <神戸新聞 2011/01/13>を添削

 民事再生手続き中のFMラジオ局「Kiss FM KOBE」(神戸市中央区波止場町)の運転資金をめぐる横領疑惑で、虚偽の内容で刑事告訴され名誉を傷つけられたとして、前社長の相田勲(50)と元執行役員の今野郁男(55)が2011/01/13までに、現社長の横山剛(45)を相手に、計2000万円の損害賠償を求める訴えを神戸地裁に起こした。

 訴状などによると、横山は2010/06、相田らが金融業者から運転資金名目で借りた600万円を着服したなどと虚偽の内容を記者会見で発表した上、警視庁渋谷警察署に告訴した、としている。

 相田は2011/01/13、神戸市内で会見し「600万円は従業員の給料などに充てた。着服などは一切しておらず社会的信用が失墜した」と主張。横山は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。
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 裁判を起こすのは自由。
 あと、神戸新聞の記者はいつまでも社名愛称にハイフンを付けるんじゃない。
潮流発電タービンが流出 淡路島沖、海保が警報 <神戸新聞 2010/12/16>を添削

 2010/12/15夜、潮流発電を研究するベンチャー企業 ノヴァエネルギー(神戸市中央区港島中町4)から、岩屋港(淡路市)沖の発電用タービンが流失したと神戸海上保安部に通報があった。漂流するタービンとの接触事故の懸念もあるため神戸海上保安部は2010/12/15から12/16にかけ付近を航行する船舶に注意を呼び掛け、捜索したが見つからなかった。

 神戸海上保安部などによると、流されたのは潮流を利用して発電するタービン2基のうち1基。直径3m、長さ6mの繊維強化プラスチック(FRP)製で、タービンに取り付けたプロペラが海中の潮流を受けて回転し、発電する仕組みだという。

 ノヴァエネルギーは2010/06から実用化の実験を開始。2つのタービンを漁船の側面に装着して海中で稼働させていた。2010/12/15 20時ごろ、社員が確認した際は異常はなかったが、約1時間後に再度確認したところ、2基のうち1基が流されていたという。

 通報を受けた神戸海上保安部は2010/12/15 23:45から明石海峡付近の船舶に対し、地域航行警報を発令。捜索するとともに周辺の漁協にも漂流物に注意するよう呼び掛けた。
 ノヴァエネルギーは「海面の揺れが激しかったため、接合器具が損傷したのかもしれない。器具を付けたまま流されており、海底に沈んだ可能性が高い」と説明している。ノヴァエネルギーは2基のうち異常のなかったタービン1基を岩屋港に曳航し、発電を中止した。

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潮流発電の実験始まる 淡路・岩屋沖 <神戸新聞 2010/06/29>を添削

 潮の流れを利用した潮流発電を研究するベンチャー企業 ノヴァエネルギー(三木市加佐)が2010/06/29、淡路市の岩屋沖で発電装置の実験を始めた。海中のタービンが潮流を受けて回転し発電する仕組みで、実用化に向けた第一歩を踏み出した。

 3枚のプロペラを備えた長さ6mのタービンは、3ノットの潮流で1分間に約30回転する。船の側面にタービンを設置、半年にわたって岩屋沖に係留し、発電を試みる。

 実験は2010/06/26から行う予定だったが、1基のタービンが回転しないトラブルが発生。延期して、タービンと発電機の接続部分を修繕した。

 2010/06/29は正午すぎに育波漁港を出発。無事タービンが回転すると、見守った関係者から歓声が上がった。約2時間後に岩屋沖に到着し、ロープにつないだ約5tの重りを沈めて船を係留させた。

 ノヴァエネルギー社長の鈴木清美(57)は「ようやくここまでこられて感無量。まだまだ課題があるので、データをとって改良していきたい」と意気込んでいた。
神戸医療産業都市 進出企業の3割が退去 <神戸新聞 2010/12/15>を添削

 神戸市が医療産業都市構想を進めるポートアイランド2期に、この10年間で進出した医療関連企業273社のうち、約3割にあたる82社が退去したことが分かった。拠点統合や事業縮小などを理由にした撤退が目立ち、2010年度も同傾向で推移。神戸市は交流会を定期的に開いてビジネスチャンスのきっかけづくりに取り組むなど、定着に向けて誘致後の支援策を強化している。

 神戸市企業誘致推進室によると、医療関連企業の進出は構想公表後の1999年度から増え始めた半面、2002年度から数社が撤退し出した。2008年度には最多の44社が進出したが、約4割にあたる19社の退去も判明。2010年度はこれまでに30社が進出、9社の退去が分かっている。

 神戸市が退去82社に聞き取り調査したところ、進出企業に対する最長3年間の家賃補助制度が期限切れを迎えたことを撤退理由に挙げたのは4社のみ。「拠点統合」が20社、「事業縮小・撤退」が18社などと、半数以上が本社の経営方針の転換を理由にした。また、ポーアイから神戸市内に移転した企業も16社あった。

 こうした状況を受け、神戸市は2010年春から周辺企業の交流会を始めた。毎月開催し、情報交換や共同開発などの新たなビジネスにつなげる狙いだ。2010/10には、日本政策金融公庫神戸支店と、進出企業向けに新しい融資制度を創設。資金面でも中長期的にサポートする。
(後略)
日経BPネット 財部誠一の「ビジネス立体思考」

守るべき日本の農業とは何か <2010/11/15>を添削

 TPP(環太平洋経済連携協定)やFTA(自由貿易協定)の議論が起こるたびに、日本では農業関係者から「絶対反対」の気勢があがる。既得権死守にしがみ付き、国益などおかまいなしで自己保身にだけ走る農業関係者たちのいつもの光景だ。なんの驚きもない。

ネットで全国的に注目 レトロ感人気の神戸ノート <神戸新聞 2010/11/12>

 神戸の小学生の定番学習帳「神戸ノート」が思わぬ形で注目を集めている。神戸の風景写真を表紙に用い、アニメキャラクターもカラフルな色使いもない地味な装丁なのだが、「レトロでかわいい」とネットで人気に火がついた。今では全国区の知名度で、観光雑誌では神戸のお土産として取り上げられ、東京では店頭に並べる雑貨店が現れた。洋菓子やビーフに続いて、新たな神戸の特産品となるか。

 神戸ノートは国語や算数などの主要教科別、自由帳など約20種類がある。薄い緑やピンクの表紙に、王子動物園、メリケンパーク、ポートアイランドなどのモノクロ写真を使用する。製造元は関西ノート(神戸市長田区浪松町)。1冊147~168円で文具店などで販売されている。

 神戸市教育委員会は「教育委員会としては特定の商品を指定することはなく、別のノートでも問題ない」としているが、市立小学校の児童の大半が使い続ける。ジャポニカ学習帳で知られる学習ノート最大手のショウワノート(東京)も神戸では旗色が悪く、大阪支店の営業担当は「小売店や学校に攻勢をかけても反応はいまひとつ。よその地域と違って付け入る隙がない」と舌を巻く。

 ノートは「昭和っぽいデザインが懐かしい」などと人気を呼び、全国へ。東京の雑貨店によると、30~40代の女性を中心に月50~60冊が売れるといい、「年配の人にはどこか懐かしく、若い世代にはレトロでかわいく映っているようです」と話す。

 どんな製造元かと関西ノートに取材を申し込むと、「取材は一切受けておりません」と応対された。業界で聞くところによると、目立つことを嫌う関西ノートの姿勢は有名で、ある文具店の店長は「店で昭和の文具を特集した際、神戸ノートの写真展示を持ちかけたが『これ以上宣伝してもらわんでいい』と断られました」と苦笑する。東京の雑貨店は大阪の問屋を通して仕入れているそうだ。

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# 楽天市場で、神戸に本店がある文具店「ナガサワ文具」が販売しています。
路線価:鉄人が下落止めた? 神戸・新長田など路線価下げ止まり気配も <読売関西 2010/07/01>を編集

 2010/07/01に発表された近畿2府4県の路線価は、長引く景気低迷で今年も都市部の下落傾向に大きな変化は見られなかった。しかしその中でも、阪神淡路大震災後の新しい街づくりや新駅開業への期待感で、下げ止まりの気配を示す地域も出てきた。

・震災再開発に期待感…神戸・新長田

 神戸市長田区のJR新長田駅南側。震災で壊滅的な被害を被った地域だが、路線価はほぼ前年並みの24万5000円~35万円を維持した。更地となっていた約20haに40棟の店舗併設型マンション(計3000戸)を建設する再開発が完成に近づきつつあることが要因とみられる。
 神戸市の再開発事業には、地元住民、商店主、福祉施設関係者らも参画。マンションはすでに29棟が完成し、棟の大半は、JRと地下鉄の駅を含めて相互に地下通路や連絡橋で結ばれ、雨の日も傘をささずに移動できる。高齢者や障害者の利便を考えたスロープやエレベーターも完備している。
 他地域からの人の流入も進み、2009年に売り出された2棟(アスタピア新長田エスタプレシオス85戸、プライムメイツ アスタ84戸、計169戸)はほぼ完売。2010/03に発売された1棟(ブランシエラ新長田113戸)も113戸中85戸が契約済。

 「震災ですべてを失ったが、逆にそこから『すべての人に優しく、住みやすい街づくり』が始まった」と住民らは口をそろえる。

 2009/09には、街のランドマークとなる高さ18mの「鉄人28号」のモニュメントが完成。制作した地元のNPO法人「KOBE鉄人PROJECT」によると、全国からの見物客は推計約200万人に上っている。周辺商店などへの経済効果も出ており、マンション群を管理する新長田まちづくり(株)には昨秋以降、店舗区画の引き合いが増えている。
(後略)

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路線価:長田区で初めて上昇、兵庫区は伸び率最高 <神戸新聞 2008/07/02>を添削

 国税庁が2008/07/01に公表した路線価で、神戸市内5税務署ごとの最高路線価は、現行方式で調べ始めた1992年以降、兵庫税務署で最高の上昇率となり、長田税務署でも初めて上昇に転じた。阪神・淡路大震災の復興再開発事業が進んだ長田税務署管内などでは地域経済の浮揚に期待する声が上がる一方、「景気回復の実感がわかない」と冷静な見方もある。

 JR新長田駅南の長田区若松町5、市道若松線は1平方メートルあたり35万円と2.9%上昇。駅南を南北に走る新長田1番街商店街と大正筋商店街に面し、店舗やマンションが入る再開発ビル13棟は2008/03に全て完成。神戸市都市計画総局市街地整備課は「再開発が一段落し、駅南では人口が戻ってきた。それが路線価に反映されたのでは」とみる。

 また、兵庫区水木通1(大開通り)は41万円で、7.9%上昇(前年は2.7%上昇)。だが、喫茶店を40年以上営む男性店主は「近所には震災後の更地がまだ残っているし、客足が伸びているわけではない」と話した。

 この他、灘区森後町2(山手幹線)は2.6%上昇、中央区三宮町1(三宮センター街)は24.7%上昇。須磨区飛松町3(板宿本通商店街)は横ばいだった。
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