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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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「そごう西神店」後継店舗、優先交渉権者に双日 2021年秋にも開業・正式応募1社 <神戸経済ニュース 2020/08/18 23:31>を編集

 神戸市の外郭団体でビル経営などを手掛ける神戸交通振興は2020/08/18、2020/08末で撤退する「そごう西神店」が入居しているビルでの後継事業者として、東証1部上場の総合商社である双日を優先交渉権者に選んだと発表した。後継事業者を公募したところ、正式に応募したのは同社だけだったが、08/12に選考委員会を開催して審査。08/17に正式決定した。新店舗は2021年夏から秋ごろに開業するとみられる。

 後継事業者を選んだのは、神戸市が所有する神戸市営地下鉄の西神中央駅ビル。2020/04/15から公募に必要な書類の配布を始め、05/01まで受け付けた応募予定者登録には5社が登録した。その後の現地見学会や質疑応答に続き06/29〜07/20に正式な応募を受け付けたところ、応募は双日からの1件だけだった。審査会では隣接する商業施設「プレンティ」とは異なる双日のテナント誘致方針などを評価した。

 新店舗は広域集客型の百貨店などと異なる、地域密着型の商業施設をめざす。プレンティには面積的に入居しにくい中大型のテナントを誘致する方針。そごう西神店は撤退にあたり、看板のマークを撤去するなど原状復帰のため、明け渡しは2020/10ごろ。この時点で食品フロアなど一部店舗は営業を再開する可能性があるようだ。一方で2021/11末までの新店舗開業を応募の条件としたため、全面開業は2021夏から秋が見込まれる。

 双日は、2008年の開業直後にリーマンショックを受けてでテナントが一斉に撤退した商業施設「ピエリ守山」(滋賀県守山市)の運営を子会社を通じて引き受け、海外系のブランドを積極的に誘致するなどで施設を立て直した経緯がある。この他、都市型商業施設のニットーモール(埼玉県熊谷市)やサンストリート浜北(浜松市浜北区)などを運営。佐賀市、千葉県柏市、埼玉県久喜市では商業施設「モラージュ」などを開発した。

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そごう西神店跡に双日が商業施設 神戸市が発表 <2020/08/18 神戸新聞NEXT>を編集

 2020/08末で閉鎖される そごう西神店の後継事業者について、建物を所有する神戸市は2020/08/18、大手商社の双日(東京)を優先交渉権者に選んだと発表した。双日は中大型テナント中心の複合商業施設を提案し、2021/11までに全面開業する見通し。1階は従来同様の食材や進物を扱う食品売場とし、先行して2020秋のオープンを目指す。

 神戸市は2020/04から後継事業者を公募し、有識者らによる選考委員会(非公開)が審査した。双日の提案内容は明らかにされていないが、地域住民に利用される店舗づくりをはじめ、顧客の声や既存テナントの希望を踏まえて店舗構成を検討することなどが評価されたという。

 双日が神戸市から借り受ける店舗ゾーンは、西神中央駅ビル1~5階の計約2万6500m2。隣接する商業施設「プレンティ」との差別化を図るため、中大型テナントを中心に誘致を進めるという。

 双日グループは、千葉県柏市の「モラージュ柏」や埼玉県熊谷市の「ニットーモール」、滋賀県守山市の「ピエリ守山」などの複合商業施設の運営を手がけている。

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そごう西神店 2020/08閉店 従業員「寝耳に水」 <2019/10/10 神戸新聞NEXT>を編集

 セブン&アイHDは2019/10/10、傘下のそごう・西武が運営する「そごう西神店」(神戸市西区)を2020/08に閉鎖する、と発表した。西武岡崎店、西武大津店、そごう徳島店もそれぞれ2020/08に営業を終了。そごう川口店は2021/02に閉店する。
 そごう・西武も同日発表し、閉鎖に至った経緯について、近年の営業不振に歯止めがかからず、「現状のままでは業績の改善を見通すことは困難」とした。

 そごう西神店は1990/10/10に開業。営業面積は1万6562m2。売上高は1996/02月期の257億円がピークで、2019/02月期は110億9500万円に落ち込んでいた。

 2019/09/15現在の社員数は、本社員51人契約社員84人の計135人。そごう西神店の男性従業員は「寝耳に水だ」と動揺を隠せない様子だった。

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2016/10 神戸市が賃料減額、敷金一部返還。H2Oリテイリングと業務提携を発表。
2017/05 そごう西神店の売却を断念。
という経緯。

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三宮に新生「神戸阪急」開業 オープン前に5000人の列 <神戸新聞NEXT 2019/10/05>を編集

 神戸・三宮で2019/09末に閉店したそごう神戸店(神戸市中央区)の後を継ぎ、神戸阪急が2019/10/05、開業した。阪急阪神百貨店を傘下に置くエイチ・ツー・オー リテイリングにとっては、7年半ぶりの神戸進出。関西における「阪急」の高いブランド力を生かし、新たな街の「顔」として地元経済活性化の起爆剤となることが期待される。

 オープン前には約5000人が押し寄せ、入店を待つ長蛇の列ができた。新しくなった2階北側広場「グランパティオ」でセレモニーが行われ、午前10時、阪急百貨店吹奏楽団のファンファーレに合わせて華やかに開業。「すみれの花咲く頃」の曲が流れる中、宝塚歌劇団花組の聖乃あすかさんらが来店客を出迎えた。

 神戸阪急のテーマは楽しさを毎日発信する「フェスティバル365」。売場の一部や催事場を刷新し、開店直後から大勢の家族連れらでにぎわった。

 2、3階にワークショップやミニ講座などを提供する「パティオステージ」を新設。2階には神戸阪急と老舗文具店のナガサワ文具センターが共同開発した万年筆インクの新色「神戸ウインドブルー」を用いた帽子や小物などオリジナル商品を並べた。

 9階催事場は約3割広げ、外光を取り入れて開放的な空間にした。この日始まった北海道物産展の来場者は海鮮やラーメン、洋菓子に舌鼓を打ったり、窓際にできたテラス席で街並みを眺めながら地ビールを楽しんだりした。

 H2Oは神戸ハーバーランドで営業していた旧神戸阪急を2012/03に撤退させた。2017/10にセブン&アイ・ホールディングスからそごう神戸店を取得。屋号を2年間変えずに営業し、業務や顧客サービスの切替え準備を進めていた。

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神戸阪急の開業は2019/10/05 そごう神戸は2019/09/30で営業終了 <2019/08/16 神戸新聞NEXT>を編集

 阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー リテイリングは2019/08/16、そごう神戸店(神戸市中央区)から屋号を変更する「神戸阪急」の営業を2019/10/05から始めると発表した。そごう神戸店は2019/09/30で営業を終え、新規営業に必要なレジシステムの変更などで4日間休業する。

 神戸阪急での開業に際して館内も改装する。9階の催事場を3割増の約1300m2に広げ、2階と3階に実演販売などを行う「パティオステージ」をそれぞれ新設。2階北側の入口前広場は、床材や植栽を入れ替え「グランパティオ」として刷新する。

 営業開始の2019/10/05は、神戸出身の女優 浅野ゆう子のトークショーがあるほか、催事場で北海道物産展を開く。そごうカードのポイントは同日から使えなくなる。神戸阪急のポイントカードは2019/09以降、申し込みを受け付ける予定。

 営業時間は10時~20時(レストランは11時~21時)。電話番号は屋号変更後も同じ。

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そごう神戸店が「神戸阪急」に 2019/10/01に変更 <神戸新聞 2018/09/27>を編集

 阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)は2018/09/27、そごう神戸店(神戸市中央区)の名称を、2019/10/01に「神戸阪急」に切り替えると発表した。
 そごう神戸店が神戸・元町から現在地に移転して2018年で85年。地元ファンに長年親しまれてきた「そごう」の屋号が三宮から消える。

 阪急阪神百貨店は、2018/10から約1年かけて、そごう神戸店の本館地下1階の食品フロアを大規模改装することを明らかにした。第1弾として2018/10末に洋菓子売場を刷新する。

 屋号変更はグループ内の事業再編に伴うもので、そごう神戸店の運営をH2O子会社のH2Oアセットマネジメントから阪急阪神百貨店に移す。同様に、西武高槻店も「高槻阪急」に改称する。

 阪急阪神百貨店社長の荒木直也は2018/09/27、「阪神」でなく「阪急」に切り替える理由について「阪神は地域密着型で、阪急は広域型の店舗。梅田本店を核として関西の商圏を広げるには阪急の屋号がベター」と強調。「(そごう神戸店の)強みである食品を大事にしながら、新鮮で変化に富んだ店づくりを進める。ターミナル百貨店としての存在感を高めたい」と語った。

 そごう神戸店は、1933(昭和8)年に三宮に進出。1971年に大丸神戸店(神戸市中央区)を抜いて「地域1番店」となったが、阪神・淡路大震災後、大丸神戸店に1番店を奪い返された。

 H2Oはそごう神戸店を取得した2017/10以降も、地元住民らの愛着が強いことから、外商も含めた顧客離れを防ぐために人員体制を維持した上で「当面は『そごう』の屋号で営業を続ける」としていた。

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H2Oとセブン&アイHD合意 そごう神戸店、西武高槻店の2店譲渡で <2017/5/11 21:45神戸新聞NEXT>を編集

 阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)は2017/05/11、セブン&アイ・ホールディングスから2017/10/01付で、そごう神戸店と西武高槻店の経営を引き継ぐと発表した。そごう西神店は譲渡の対象から外れ、セブン&アイHDが営業を続ける。

 両社は2016/10に資本業務提携を結び、3店の譲渡について協議してきた。H2O社長の鈴木篤は大阪で会見し、そごう西神店が外れた理由を「セブン&アイHD側が、他の郊外型店舗で成果を上げ、西神店でも同様のチャレンジをしたいという意思を持っている」と説明。

 西神店は他の2店舗に比べて売上高の規模が小さく、減少傾向が続く。鈴木は「金額がどうかではなく、総合的な判断」と繰り返し強調しながら、譲渡額も「(要因の)一つかも分からない」と話した。

 西神店の建物は神戸市が所有しており、外郭団体の神戸交通振興が管理・運営を担う。引き続きセブン&アイHDが運営することを受け、神戸市の担当者は「店舗の活性化につながるようなインパクトのある投資を期待したい」と話した。

 一方、そごう神戸店について、鈴木は「三宮にしっかり店を構えることができれば、それでいい」と話し、神戸の玄関口にある大規模店への期待感を示した。また、2017/10に事業を引き継いだ後も「当面はそごうの屋号で営業を続ける」と、改めて強調した。






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そごう売却、西神店除外 セブンとH2Oが見直し <2017/5/11 11:03神戸新聞NEXT>を編集

 エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)が、セブン&アイ・ホールディングス傘下のそごう・西武から関西の百貨店3店舗を取得する計画について、そごう西神店(神戸市西区)を対象から外す方向で計画を見直していることが2017/05/11、両社への取材で分かった。
 譲渡額などの条件面を巡り交渉が難航しているため。そごう西神店はセブン&アイHDが改装も視野に、食品分野を強化して引き続き運営する。

 そごう西神店は1990年から、神戸市営地下鉄西神中央駅の駅ビルに入居し、地上1~5階と屋上の一部で営業。店舗延面積は1万8千平方メートル。2016/02月期の売上高はピークだった1996/02月期に比べて半減の約125億円。建物は神戸市所有で、閉店すれば市民生活への影響が大きいとして、神戸市が2016秋から賃料を減額するなど営業を支援している。

 セブン&アイHDは「食品分野を強化して改装効果が出ている西武所沢店のように、生活に密着する形で郊外型店らしい魅力を出したい」と今後の運営方針を示した。

 H2Oとセブン&アイHDは2016/10に資本業務提携で基本合意。そごう西神店、そごう神戸店、西武高槻店をH2Oが取得する方向で協議を進めていた。そごう神戸店は当初の計画通り今秋をめどにH2Oが買い取り、当面はそごうの屋号を残したまま営業することで両社が合意している。

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そごう神戸店、屋号は当面継続 サービス低下回避 <2017/5/4 07:00神戸新聞NEXT>を編集

 阪急、阪神百貨店を展開するエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが買い取り協議を進めているセブン&アイHD傘下のそごう神戸店(神戸市中央区)について、今秋をめどとする買い取り後も「そごう」の屋号で当面営業を続けることで両社が合意したことが2017/05/03、分かった。
 運営体制の移行に伴う顧客サービスの低下を避ける狙い。新しい屋号への切り替え時期は今後検討する。
 買い取りに伴い、在庫管理システム、顧客カード、取引先との契約などをH2O側に切り替える必要がある。しかし、2017/10を目標とする店舗の買い取り時期に作業を間に合わせられないため、移行期間を設ける。顧客がそごうでためたポイントの扱い方なども検討課題という。

 H2Oの関係者は「小売業はお店のファンに支えられて成り立っている。顧客を最優先に考えたい」と、屋号の切り替えが顧客のつなぎ留めや拡大につながるタイミングを計る。

 H2O株式を保有する阪急阪神HD社長の角和夫は2017/04の社長交代の記者会見で「まずは今のそごうという名の下で、H2Oが事業を強くする必要がある」との考えを示していた。

 H2Oとセブン&アイは2017/10までの正式契約を目指し協議中。買い取り対象はそごう神戸店、そごう西神店、西武高槻店の計3店で、買い取り価格が交渉の焦点となっている。

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そごう西神店の賃料2割減額 神戸市が存続支援 <2017/03/14 06:30 神戸新聞NEXT>を編集

 神戸市は2017/03/13、そごう西神店が入居する神戸市所有建物の賃料を2016/10から2割 引下げていることを明らかにした。2017/04から3年間は減額幅を2割上乗せし4割とし、敷金も2割相当の4億円を返す。百貨店の営業が全国的に逆風の中、そごう西神店も売上高が減少しており、神戸市は「まちの顔」として営業継続を支援する。

 そごう西神店は1990年から、神戸市営地下鉄西神中央駅の駅ビルに入居し、地上1~5階と屋上一部で営業する。そごう・西武などによると、2016/02月期の売上高は約125億円。1996/02月期のピーク時に比べ半減。集客には店舗の改装も必要となってくる。

 そごう西神店について、傘下に持つセブン&アイHDは今秋にも、阪急阪神百貨店を運営するH2Oリテイリングに売却する。神戸市によると、賃料改定契約は2016/09にセブン&アイHDと結び、H2Oにも引き継がれる。

 神戸市交通局の担当者は「百貨店が閉店すると、まちのブランドが傷つく。郊外店は都心に比べ経営環境が厳しく、営業継続には支援が必要と判断した」としている。

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そごう神戸店「阪急百貨店」への切り替え検討 <2016/10/13 13:10 神戸新聞NEXT>を編集

 エイチ・ツー・オー リテイリングが、セブン&アイ・ホールディングスから買い取る そごう神戸店(神戸市中央区)の屋号について、「阪急百貨店」への切り替えを軸に検討していることが2016/10/13、分かった。関西で浸透する「阪急」のブランド力で成長を図る。

 そごう神戸店は近くにある大丸神戸店に押され、業績が苦戦。阪急百貨店に衣替えすることで高級感を前面に押し出し、大丸に対抗する考えとみられる。H2Oは近くプロジェクトチームを立ち上げ、本格的な調整を始める。

 そごう神戸店の店舗は築80年以上と古く、1995年の阪神・淡路大震災で半壊したこともあり、建物の老朽化が激しい。H2Oは将来的に建て替えも視野に入れているもようだ。

 H2Oはセブン&アイとの提携に基本合意した2016/10上旬から「1年以内」(首脳)にそごう神戸店など3店舗を引き継ぐ。セブン&アイ側との協議を進め、承継後に屋号の切り替えを最終判断する見通しだ。そごう西神店(神戸市西区)と西武高槻店(大阪府高槻市)についても屋号変更を検討するとみられる。

 そごう神戸店がある神戸市の中心部は、グループの阪急電鉄や阪神電気鉄道の神戸三宮駅があり、多くの乗降客が集まる。阪急は1995年に三宮阪急を閉店し、神戸ハーバーランドにあった神戸阪急も2012年に撤退。現在は阪急、阪神ともに百貨店がなく、空白地となっていた。
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# 阪急にとって三宮阪急も神戸阪急も過去撤退の歴史から考えると鬼門と言えそうですが。。。

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三宮の顔再生に意欲 H2O「ポテンシャル高い」 <2016/10/7 05:31 神戸新聞NEXT>を編集

 神戸・三宮のそごう神戸店など3店を買い取ることが決まったエイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)社長の鈴木篤は、2016/10/06の記者会見で、苦境が続くそごう神戸店について再生への意欲を示した。「(阪急阪神グループの事業基盤である)京阪神全ての街に栄えてもらいたい」。三宮では、神戸市が都心再整備計画を推進する中、グループの阪急電鉄とJR西日本が中核となり、それぞれ駅ビルの建て替え計画を進めている。そごうを巻き込み、再開発は新たな局面を迎える。

 阪急阪神グループにとって三宮は因縁の駅だ。かつて「神戸阪急ビル」内に阪急百貨店が入居していたが、1995年の阪神・淡路大震災でビルが損壊。百貨店はそのまま閉店を余儀なくされた。
# 神戸ハーバーランドの神戸阪急も撤退した。

 鈴木は、会見で「震災後、神戸の商業地、繁華街の中心は三宮から元町に移った感がある」「三宮には60万人の乗降客がある。ポテンシャルは高い」などと強調した。

 屋号や百貨店業態を存続させるかどうかについては今後、セブン&アイ・ホールディングスと協議する。阪急の駅ビル建て替え計画では、ビルに入居するのはホテル、商業施設、オフィス。百貨店は含まれていない。

 そごう神戸店の売却の動きは、神戸市が進める三宮地区の再整備基本構想が後押しした側面もある。神戸市は2015/09の構想発表後、三宮地区の魅力を高めようと、対象エリアで商業施設などを運営する事業者らに、建て替えなどを働き掛けた。

 だが、そごう神戸店などについてセブン&アイHDは、2016/10/06発表した中期3カ年計画の中で「店舗運営だけでは(家賃などの)資本コストを上回る収益を上げるのが困難だった」と説明。新たな投資に踏み込めなかった状況をうかがわせた。

 一方、そごう西神店、西武高槻店について、H2O社長の鈴木は「両店は当社のドミナント戦略の東西の端で、当社を知らない人がいないエリア。店舗運営を改善すれば相乗効果につながる」と自信を示した。

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セブン&アイ、H2Oの社長会見 一問一答 <2016/10/6 23:12神戸新聞NEXT>を編集

■セブン&アイHD社長 井阪

「選択と集中という新しい軸が必要だ。百貨店は首都圏に集中し、撤退したエリアは戦略的パートナーと補完する」

-エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)との提携内容は。

「そごうの神戸店と西神店、西武高槻店を譲渡する。そごうの広島店や徳島店など他の店舗は当面は継続する。H2Oのポイント制度を関西圏のセブン-イレブンの店舗で使えるようにする。提携を円滑に推進するため相互に株式を持ち合う。2016/07中旬ごろ、私どもからお願いした」

-コンビニ事業はどうするのか。

「成長の柱として、国内では商品開発に磨きをかけ既存店の質を上げる一方、出店基準を厳しくする。北米では企業の合併・買収を進める」

-不振のスーパー事業は。

「総合スーパー中心に計40店舗の閉店を進める。また総合スーパーからの転換や不動産再開発も行う。中国事業については、北京エリアの店舗は清算も含めて検討する。成都エリアは支持を受けており、撤退はしない」

■H2O社長 鈴木

「そごう神戸店など3百貨店の事業を承継する。当社の店舗が東西に広がり、最大の相乗効果につながる」

-承継する意図は。

「一番大きいのは3店がグループの営業地盤の中にあること。一緒に改善していけば必ずポテンシャルを発揮できる」

-3店の屋号は現在のままか。

「屋号がどうなるかは何も決まっていない。今後詰めていく」

-3店を承継する仕組みは。

「百貨店の業態を変えるのか、建て替えるかはこれから考える。有料で継承することになると思う。金額や取得時期などはこれから交渉する」

-ポイントサービスを共通化する意義は。

「関西に2000店舗以上あるコンビニ(セブン-イレブン)を活用することができる」

-京阪神エリアの基盤を固める戦略は提携で完成したのか。

「完成形というのはない。総合生活産業を目指している。他に足りないサービスがあるのでもっと広げていきたい」

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セブン、H2Oと提携 そごう神戸、西神店売却へ <2016/10/6 23:20 神戸新聞NEXT>を編集

 流通大手セブン&アイ・ホールディングスは2016/10/16、傘下の株式会社そごう・西武が持つ神戸、大阪の3店舗を、阪急百貨店、阪神百貨店を展開する関西地盤のエイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)に売却することを柱とする資本業務提携を結んだと発表した。不振の百貨店事業を再編し経営資源を首都圏の旗艦店に集中。京阪神の店舗網拡充を目指すH2Oと思惑が一致した。セブン&アイはコンビニ事業の出店も抑制し、グループ拡大路線から転換する。

 関係強化のため約57億円分の発行済み株式を互いに持ち合う。セブン&アイの構造改革が百貨店業界の再編に発展した。個人消費の低迷や主力の衣料品の不振、訪日客の「爆買い」一巡で、全国で百貨店の閉鎖が相次ぐ。経営の効率化のため、今後も各社は店舗網の見直しを迫られそうだ。

 そごう・西武は売上高で業界4位、H2Oは業界5位だ。H2Oへ売却するのは、そごう神戸店(神戸市中央区)、そごう西神店(神戸市西区)、西武高槻店(大阪府高槻市)。閉鎖や売却を発表した店舗以外の営業は当面継続する。

 セブン&アイ社長の井阪隆一は東京都内で記者会見し「選択と集中という新しい軸が必要だ」と強調した。阪急阪神百貨店を傘下に持つH2O社長の鈴木篤は、営業基盤の強化につながるとの認識を示した。3店舗の購入額は未定だ。看板の掛け替えや従業員の処遇などは今後詰める。

 セブン&アイはH2O株の約3%、H2Oはセブン&アイ株約0.1%を持つことになる。セブン&アイは、阪急や阪神の購入商品をコンビニのセブンイレブンで受け取れるようにして、来店客の増加につなげる。

 そごう・西武は2016/09末に西武旭川店とそごう柏店を閉店。2017/02末には西武八尾店と西武筑波店も閉鎖することを既に発表している。

【セブン&アイ・ホールディングス】
 1958年設立のヨーカ堂(現イトーヨーカ堂)を発祥とする一大流通グループ。名誉顧問の鈴木敏文が事業を拡大させてきたコンビニのセブン-イレブン・ジャパンを中核に、百貨店のそごう・西武、セブン銀行、専門店のロフト、赤ちゃん本舗なども含め約150社。2016/02期の連結売上高は6兆0457億円。

【エイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)】
 阪急阪神百貨店やスーパーのイズミヤなどを傘下に置く持ち株会社。2007/10に旧阪急百貨店と旧阪神百貨店が経営統合し誕生した。2016/07時点で東京、大阪、兵庫などに百貨店15店舗、スーパー200店舗を展開する。2016/03期の連結売上高は9156億円、2017/03期は9300億円を見込む。

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株式会社セブン&アイ・ホールディングスとの資本業務提携の基本合意に関するお知らせ <2016/10/06 エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 >

2.資本業務提携の内容
(1)業務提携の内容
以下の事項等について、各正式契約の締結に向け、今後、両社間で協議してまいります。
・株式会社そごう・西武のそごう神戸店、西武高槻店及びそごう西神店に関する事業を当社が承継すること。
・株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(以下、「SEJ」といいます。)が、当社グループの推進するポイントプログラム「Sポイント」を関西圏のSEJ店舗に導入すること。
・その他両社の顧客にとってメリットのあるサービスを実現すること。

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NHK神戸放送局 2016/10/06 17:16

 「阪急阪神百貨店」を傘下に持つ、「エイチ・ツー・オー リテイリング」は、「セブン&アイ・ホールディングス」と、資本業務提携することで、2016/10/06、基本合意しました。
 この中で、エイチ・ツー・オーは、セブン&アイ傘下の大手デパート「そごう・西武」の店舗のうち、神戸市の「そごう神戸店」、「そごう西神店」、大阪・高槻市の「西武高槻店」の3つの店舗の事業を引き継ぐことで協議するとしています。
 また、エイチ・ツー・オーが展開しているポイントサービスを、セブン&アイ傘下のコンビニ最大手「セブンーイレブン」の関西の店舗でも使えるようにするとしています。
 さらに、今回の業務提携とともに、両社が、互いの株式を57億円分、持ち合うことで協議するとしています。
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