忍者ブログ

Sclaps KOBE

神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

2024/05    04« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  »06
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

宝塚市役所放火、「ガソリン瓶投げつけ」懲役18年確定へ <産経WEST 2014/10/14 18:46>を編集

 最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は2014/10/14までに、兵庫県宝塚市役所に放火して職員にやけどを負わせたとして、殺人未遂や現住建造物等放火などの罪に問われた高橋昭治(65)の上告を棄却する決定をした。懲役18年とした一審神戸地裁判決、二審大阪高裁判決が確定する。決定は2014/10/10付。

 一、二審判決によると、高橋は2013/07/12、宝塚市役所1階でガソリンの入った瓶に火を付けて投げ、職員2人にやけどなどを負わせた。
 一審神戸地裁の裁判員裁判は「職員が死亡する危険性を認識しながら火を放ち、建物にも甚大な財産的被害を生じさせた」と指摘。二審大阪高裁も支持した。
~~~~
# こんな人を18年も国税で食わせて、18年経ったら出てきてまた放火するのか。
# 放火犯は例外なく、火あぶりによる死刑に処するがよい。


PR
芦屋市がお盆期間閉庁 節電対策で2012/08/15まで <神戸新聞 2012/08/13 22:21>を編集

 兵庫県芦屋市は2012/08/13、兵庫県内の自治体では初めて、平日の全日閉庁を実施した。節電対策のためといい、2012/08/15まで、原則的に休日態勢で対応する。
 芦屋市は来庁者が少ない民間企業のお盆休暇に合わせ、2012年度から08/13~15の3日間、本庁舎の閉庁を決定。正面玄関などの出入口を閉じ、住民票、印鑑登録証明発行などの窓口サービス業務は原則、行わない。
 待機職員は20人程度で、期間中は空調を停止し、館内は消灯。芦屋市の試算では開庁時に比べ、1日当たりの電力使用量は半減する見込みで、8月全体でも2010年度比13.5%減を目指す。
 この日、閉庁を知らずに市役所を訪れた市民に芦屋市職員が説明。通常通りの市民サービス業務を行っている芦屋市内の出先機関を案内するなどした。芦屋市は「市役所が率先して節電に取り組むことで、全市的な啓発効果を期待している」という。閉庁した3日間について、年末などの土曜日を開庁して代替する予定。
~~~~
# さすが芦屋市。全国にバカ丸出しを発信している。まったく意味のない節電。夏の節電の一番の目的はピークカットでしょ。需要の低いお盆にそんな節電しても意味がない。
駐車場に産廃投棄容疑 西宮の建設会社代表を逮捕 <神戸新聞 2012/06/26 14:19>を編集

 神戸市内の不動産会社が管理する建物の敷地内に建築廃材などを不法投棄したとして、長田警察署などは2012/06/26、廃棄物処理法違反の疑いで、建設会社代表取締役 大和章郎(62、西宮市門戸岡田町)を逮捕した。
 逮捕容疑は2012/03下旬ごろから04/07ごろまでの間、2回にわたり、自社が請け負った芦屋市内のマンション改修工事現場などから出た産業廃棄物計約0.3tを、神戸市長田区宮丘町1の木造2階建て家屋の1階駐車場部分に捨てた疑い。
 長田警察署によると2012/05下旬、近隣住民から「トラックでごみを運んでいる人がいる」と長田警察署に通報があった。ごみは2008年ごろから運び込まれていたとみられ、駐車場内には約60立方メートルの建築廃材などが放置されていた。
 この家屋は、男性(55、神戸市長田区、獣医師)が不動産会社(神戸市中央区)に設計などを依頼し、大和が建設を請け負った。2007年に完成したが、施工をめぐり男性と不動産会社の間にトラブルが生じていた。
 大和は「建物は引き渡しが済んでいないので私が管理している。資材を一時保管しているだけ」と容疑を否認しているという。
学生にマクド入店禁止を通知 関学大 <神戸新聞>を編集

 関西学院大学西宮上ケ原キャンパス(西宮市上ケ原町一番町)近くにあるマクドナルド甲東園駅前店が、学生のマナー改善を大学に申し入れたところ、大学側が学内向けインターネットの掲示板で「(同店への)出入りを禁止する」との通知を出していたことが2012/01/19、分かった。翌日には、マナーを守るよう呼び掛ける内容に通知を差し替えたという。

 関西学院大学によると、2012/01/16に店長から「学生のマナーが悪く、大学職員を店内に立たせて指導してほしい」などと連絡があったという。これを受けて学生課が、学生の長時間滞在や飲食物持ち込みが迷惑となっているなどとして、入店禁止の通知を掲示板に載せた。その後、大学側は「他の飲食店でも起こっている問題」と判断。通知の内容を差し替えた。

 日本マクドナルドPR部は「申し入れ後もまだ効果が出ていないようだ。しばらく様子をみたい」と話している。大学側は「関学生として周囲に迷惑を掛けるような行動は慎んでほしい」として、今後も指導を続ける。
~~~~
# 神戸新聞だとこのトーンになる。

~~~~
【社会】関西学院大が学生にマクドナルド禁止 翌日取り下げ <2012/01/19 00:10 共同通信>を編集
47NEWS(よんななニュース):http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011801002136.html

 兵庫県西宮市の関西学院大学が、近くのマクドナルドの店長から「試験勉強で長居をされて迷惑なので、学生を出入り禁止にさせてもらう」とクレームを受けたとの理由で、店に行かないよう学生に通知していたことが2012/01/18、関西学院大学関係者への取材で分かった。

 関西学院大学によると、2012/01/16午後に学生と教員だけが閲覧できるインターネットの掲示板で通知したが、翌日に取り下げられた。広報室は「対応した学生部職員の独断で、公式な方針ではない」と説明している。

 日本マクドナルド(東京)PR部は「学生を指導するよう申し入れたが、出入り禁止は求めていない」としている。
伊丹、尼崎のアライグマ被害 いずれも犬の散歩中 <神戸新聞 2011/07/25 09:15>を編集

アライグマが出没した現場。注意を呼びかけるチラシが掲示されている=尼崎市田能3

 2011/07に伊丹市、尼崎市でアライグマが人を襲う事案が相次いでいる。確認されているだけでも2011/07/24までに6件報告されており、いずれも犬と散歩中だった。「凶暴な性質だが、自ら人を襲うことはまれ。ただ今回の個体は攻撃性が高い可能性がある」と専門家は解説。関係自治体は「犬の散歩の際には棒を持って。仮に犬が襲われても、決して間に入らないようにして」と注意を呼びかけている。

 兵庫県森林動物研究センター(丹波市青垣町)によると、アライグマは凶暴だが通常、人間を襲うことはない。ただ今回は親子連れとみられる複数の個体が数回目撃されており、「犬がいることで子どもへの防御本能が働き、親が攻撃的になる可能性はある」と指摘。「アライグマにも個性がある。特に犬に反応していることから、過去に犬に恐怖を覚えた経験がある個体かもしれない」と分析する。
 アライグマは日本固有の種ではなく北米が原産。ペットが逃げ出したり、飼えなくなって放されたりした個体が野生化し、県内では神戸市北部、西部、三田市などを中心に生息域を広げつつある。

 兵庫県内の捕獲数は、2005年度は361匹だったが、2006年度には2100匹と急増し、2009年度は3281匹を数えた。尼崎市は2008年から14匹、伊丹市は2009年から17匹を捕獲している。

 アライグマが定着すると農作物や文化財などへの被害が懸念され、阪神間でも5市1町で外来生物法に基づく防除計画を策定。芦屋市も策定を急いでいる。ただ、基本的には夜行性であることや行動範囲の広さなどから、詳細な生息状況は把握できず、根絶に至っていないのが現状だ。



 今回の6件は2011/07/03~07/22、伊丹市、尼崎市にまたがる約3km圏内で、いずれも被害者が早朝や夜間に犬を散歩中に襲われた。発生場所が藻川や幹線道路をまたいでいるため、別個体の可能性もあるが「一般的に数km単位で主に水辺沿いに移動する。よほど広い川でなければ渡るため、行動範囲から考えると同一個体の可能性も十分にある」と兵庫県森林動物研究センターはみる。

 目撃情報が寄せられているうちの多くが水路沿いだった。尼崎市には縦横に水路が走り、指定水路だけで総延長は200kmを超える。尼崎市は「移動に水路を利用している可能性があり、どこに出没してもおかしくない。離れているからといって安心せず、用心してほしい」としている。

 伊丹市、尼崎市は、現場付近の計6カ所に捕獲器具を設置。尼崎市は2011/07/19には体長30cmの個体を捕獲した。「まだ他にもいると思われるので、目撃した場合は知らせてほしい」と呼びかけている。
教会消火器投げ込みに実刑 <2011/07/04 11:48 読売新聞>を添削

 大阪府と兵庫県のプロテスタント系教会など17か所に消火器を投げ込んだなどとして、器物損壊罪、建造物損壊罪に問われた池田康政(30)に対し、大阪地裁(三輪篤志裁判官)は2011/07/04、懲役3年6月(求刑懲役5年)の実刑判決を言い渡した。

 三輪裁判官は量刑理由を「教会を狙い、社会に不安を与えた。被害弁償もしておらず、刑事責任は重い」とした。池田は公判で、「身の回りで不幸な出来事が相次ぎ、自分が苦しんでいることを神様に知らせたかった」と動機を説明したが、三輪裁判官は「仮にそうした思いがあったとしても、犯罪行為での解決は許されない」と述べた。

 判決によると、池田は2008/10~2010/04、教会や付属施設17か所に消火器を投げ込み、ドアを壊すなどした。検察は、池田が他に約50件の同種犯行を日記に記録していた、と主張していた。

~~~~
神戸で教会に消火器投げ込み 2件相次ぐ <2010/04/24 09:49 共同通信>を添削

 神戸市内のプロテスタント系キリスト教会2カ所で2010/04/24早朝、消火器が投げ込まれガラスが割られているのが見つかった。兵庫県警は器物損壊容疑で捜査。大阪、滋賀、京都、兵庫の教会でも2009年から同様の被害が相次ぎ、関連を調べている。

 兵庫県警によると2010/04/24 04:50頃、神戸市灘区大和町の教会で、玄関付近のガラスが割れているのを牧師が見つけ110番した。同日 05:30頃、神戸市東灘区御影の教会でも玄関付近のガラスが割れているのをパトロール中の灘警察署員が見つけた。いずれもガラスの近くに消火剤を噴射した状態の消火器があった。
アサヒビール西宮工場 閉鎖を1年間延期 <神戸新聞 2011/05/27 21:36>を添削

 アサヒビール(東京)は2011/05/27、2011/08末に予定していた西宮工場(西宮市津門大塚町)の閉鎖を、2012/08末へ1年間延期すると発表した。福島第一原発事故に伴う電力不足で関東の工場の供給力が落ちる恐れがあるため、西宮工場など西日本の拠点で夏場や年末年始の需要期をカバーする。

 西宮工場は1927(昭和2)年操業開始。主力ブランドのスーパードライ、発泡酒、第三のビールなどを生産している。2010年夏、工場再編の一環で、吹田工場(吹田市西の庄町)に統合する計画を打ち出していた。

 アサヒビールは東京電力管内に茨城工場(茨城県)と神奈川工場(神奈川県)を持つ。ビール需要の最盛期の夏場や年末には節電の影響で供給不足に陥りかねないため、西日本の拠点で増産することにした。

 工場の電力確保のため、2012年夏ごろに茨城工場、神奈川工場で自家発電設備を整備する計画。「それまでは供給不足を西宮などの他工場で賄う」という。閉鎖後については「当初計画通り、西宮工場は吹田工場に集約する」としている。

~~~~
アサヒビール西宮工場閉鎖:頭抱える自治体 税収、雇用に影響大 <毎日新聞 2010/09/29>を添削

(前略)
 一方、2011/08末で事実上の工場閉鎖となることで、地元自治体や労働者への影響は大きい。2009年度実績で、アサヒビールは西宮市に市町村税など4.7億円を納めていたといい、西宮市長の河野昌弘は「財政などに影響があり、驚いている。市民に親しまれてきただけに残念」とコメントした。
(中略)
 一方で頭を痛めているのが地元自治体だ。アサヒビールは2009年度、県民税などで兵庫県に対しても3.6億円を納税。西宮市では税金以外にも水道使用料が約4.6億円に上る。派遣・請負社員も約160人いる。
(以下略)

~~~~
アサヒビール西宮工場閉鎖:国内市場縮小で決断 <神戸新聞 2010/09/29>を添削

 2011/08末でビール生産を終了、閉鎖することが決まったアサヒビール西宮工場。人口減少や高齢化などによる国内のビール販売の低迷が主な要因だが、一方で成長市場の中国など海外には積極展開しており、事業の選択と集中を進めている。

 国内のビール市場の縮小傾向は年々進行。アサヒビールの年間出荷量は、ピーク時の2001年の2億1700万ケースから、2009年には1億7700万ケースまで減少した。生産が落ち込む中、アサヒビールは老朽化が進む西宮工場の閉鎖を2009年夏ごろから検討していた。

 アサヒビールによると、西宮工場の閉鎖で、現在国内9工場で年間2億2000万ケースの生産能力を、8工場1億9000万ケースにまで縮小。吹田工場では大規模な設備投資はせず、ほぼフル稼働で対応する。

 アサヒビールは2004年、子会社のアサヒ飲料明石工場(明石市)で低アルコール飲料の製造を開始。2007年にはアサヒビール茨城工場にアサヒ飲料柏工場の製造機能を移すなど工場再編を進めている。

 このほか、アサヒビールは2010/09/28には、中国本土や台湾で事業展開する食品大手 頂新グループに資本参加すると発表。持株会社の頂新ホールディング(台北市)が実施する第3者割当増資に応じ、株式の6.54%を5億2000万ドルで取得する。成長市場の中国で事業を強化するのが狙いだ。さらに、頂新ホールディングの20%を保有している伊藤忠商事と中国、台湾での食品事業でも業務提携に合意。新会社を設立し、アサヒビールが国内で展開している機能性食品などを中国で販売するなど、海外成長市場に資金を投入する。

 2010/09/28、西宮市役所で会見したアサヒビール常務の唐沢範行は「国内市場は生産の効率化で収益力を強化し、中国などでは食品事業の拡大をさらに進めていく」と述べた。

~~~~
アサヒビール西宮工場閉鎖へ 吹田工場に機能集約 <神戸新聞 2010/09/28>を添削

 アサヒビール(東京)は2010/09/28、西宮工場(西宮市津門大塚町)でのビール類の生産を2011/08末で終了し、吹田工場(吹田市西の庄町)に生産機能を集約すると発表した。ビール類の生産に携わる従業員約130人は配置転換する。国内のビール事業はデフレによる価格競争の激化などで収益が悪化しており、工場の再編で生産効率を高める必要があると判断した。

(↓LNEWS)
 アサヒビール西宮工場は閉鎖するが、同じ敷地内にある子会社のニッカウヰスキーの工場は生産を続ける。
 物流分野では西宮工場内の一部倉庫と兵庫県、岡山県への出荷・配送業務は現状のまま残し、大阪府の一部と和歌山県への出荷・配送機能は吹田工場に移管する。
(↑LNEWS)

 西宮市役所で会見したアサヒビール常務の唐沢範行は「伝統ある西宮工場はビール造りの中心だった。技術はきちんと引き継ぎたい」と述べた。

 西宮工場は1927(昭和2)年に操業を開始。18万5000平方メートルの敷地に、原料を蓄えるサイロと工場棟などが並び、主力ブランドのスーパードライや、発泡酒、第三のビールなどを生産している。これらビール類の年間生産量は2730万箱(1箱20本入り)で、アサヒビールでは西日本最大の主要拠点。ただ、施設の老朽化などが目立っていることから、ビール類の生産は設備の新しい吹田工場に集約。関連の工場・事務所棟と設備などは完全に撤去する。従業員は吹田など他工場への配転などで、雇用を継続。跡地利用については今後、活用を検討する。

 アサヒビールは、西宮工場の規模縮小に伴う特別損失205億円を2010/12期連結決算で計上。(新生産体制により、国内全工場における生産効率も大幅に向上するため、)コスト削減効果を年間45億円と見込む。
「市民」ではなく「ダニ」とでも表記すべきですが。

~~~~
神戸市の窓口:理不尽な要求は告知なく録音・録画 <神戸新聞 2011/05/07 15:00>を添削

 神戸市は、区役所の窓口などで理不尽な要望や脅迫を伴う不当要求とみられる行為があった場合、相手に告知しなくても録音・録画できる、とする内部規定を設けることを決めた。
 従来、職員向けの対応マニュアルでは、「行政の信頼性、公正性を確保するため」、告知を原則としていたが、告知後に相手が逆上したケースもあり、職員から「実態に合わない」との声が上がっていた。

 神戸市によると、2010/04~2010/12にあった不当要求は38件。職員への暴行事件も複数回あり、中央区役所では2011/04、「生活保護費を紛失したので再支給してほしい」と迫る男に、男性職員がナイフで腹を刺される事件が起きた。

 神戸市が2009年に作成した職員対応マニュアルでは、例外的措置として、不当要求のうち「危険等の急迫性が高く、緊急性がある」場合に限り告知しなくても録音できる、としている。だが、危険性を咄嗟に判断するのは困難といい、新たな規定ではこうした制限を外し、現場の責任者が必要と判断すれば、告知なしでの録音・録画を可能にする。
 既に外部有識者らによる神戸市の個人情報保護審議会で了承され、不当要求対策に詳しい弁護士からも「個人情報保護関連の法令にも違反しない」との見解を得たという。

 しかし、録音・録画される可能性があれば、「相談しにくくなる」などと市民の反発を招くことも予想される。また、いったん録音・録画しながら、後になって不当要求に当たらないと判断されるケースも考えられ、神戸市はこうした場合、データを即時に廃棄することを規定に明示。データ保管については「管理簿を作り、施錠可能な保管庫に入れる」などと定める方針だ。

 神戸市監察室は「本来は告知することが望ましいが、職員の安全を確保し、市民に公平な職務を行うために理解してほしい」としている。

~~~~
窓口トラブル深刻化 各自治体が対応に苦慮 <神戸新聞 2011/05/05 13:52>を添削

 近年、職場でのストレスなどが原因で心の病を発症する人が増えているが、労災や公務災害の認定は困難だ。今回の女性職員のように、市民の暴言を原因とした認定は極めて異例で、「前例のない画期的な判断」と評価されている。一方で、窓口職員と市民との間に深刻なトラブルもみられ、各自治体が対応に苦慮している。

 民間労働者らによる精神障害などの労災申請は、2009年度で前年度比22.5%増の1136件、認定は前年度比13.0%減の234件(厚生労働省まとめ)だった。また、神戸市を除く地方公務員の労災を受け付ける地方公務員災害補償基金兵庫県支部のまとめでは、精神疾患に関する2006~2010年度の申請は22件。認定はわずか4件にとどまっており、認定の難しさを示している。
# 神戸市分については、神戸市支部がある。

 兵庫教育大学教授(精神神経科)の岩井圭司は今回の女性職員のケースについて、「心の病を認定した上、市民の暴言との因果関係を認めたことは評価される」とする一方、「市民の暴言や暴力で職員が精神疾患を発症することは今後もあり得る」と指摘する。

 実際、自治体窓口での市民と職員のトラブルは深刻だ。例えば神戸市では、2010年度(12月末まで)、市民や団体からの不当な要求や暴力は計38件に上った。具体的な内容は、職員の頬を平手でたたき、顔面に唾を吐いた、電話で一方的に「ヤクザを連れて殺しに行く」と暴言を浴びせたなど。2011/04には、中央区役所の男性職員が応対中の男にナイフで腹部を刺される事件もあった。

 神戸市の他、尼崎市でも窓口に警察OBを配置するなど各自治体で対策を練るが、神戸市の担当者は「職員が心の病を発症する恐れはあり、トラブル後の心のケアも今後の課題」とする。

 NPO法人ひょうご労働安全衛生センター(神戸市)事務局長の西山和宏は「窓口の職員が、同じような精神疾患となる可能性があり、今回の件は今後の認定にも影響するだろう」と話していた。

~~~~
市民の暴言でPTSD、公務災害認定 阪神間の市職員 <神戸新聞 2011/05/05 08:45>

 市役所の窓口を訪れた市民から暴言を浴びせられるなどし、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症したとして、地方公務員災害補償基金兵庫県支部が、阪神間の自治体の女性職員を公務災害として認定していたことが分かった。市民の暴言と、窓口職員のPTSD発症との因果関係が認定されるのは極めて異例。

 関係者によると、2008年、阪神間の市役所を訪れた男性が、窓口の女性職員の説明に腹を立て、職員の出身地域を中傷する言葉を繰り返し、さらに「インターネットに名前を載せたる。はよ死にや」などと暴言を吐いたという。
 女性職員はショックを受け、その後、男性とのやり取りの様子を突然思い出すフラッシュバックに悩まされ、市役所に近づくと鼓動が速くなるなど出勤できない状態になった。
 複数の医療機関でうつ病やPTSDと診断され、地方公務員災害補償基金兵庫県支部に、民間の労災に当たる公務災害の認定を求めて申請した。
 精神疾患の認定基準は、公務に関連して大地震や洪水などの自然災害に巻き込まれたり、大規模プロジェクトなど困難な職務を命じられたりした場合が当てはまるが、兵庫県支部は女性職員のケースを「これらに類する異常な状態」と判断。「(男性の言葉は)脅迫ともとれる内容だった」とし、2011/01、公務との因果関係を認めた。

 労災申請などの相談を受け付けているNPO法人ひょうご労働安全衛生センター(神戸市)は「窓口担当の職員と市民のトラブルは多いが、心の病で公務災害認定されたケースは聞いたことがない。画期的な判断だ」と評価した。
雪印、伊丹工場閉鎖へ 茨城に生産集約 <神戸新聞 2010/11/05>を添削

 雪印メグミルクは2010/11/05、茨城県阿見町でプロセスチーズとマーガリンを生産する新工場を建設すると発表した。投資額は250億円。2010/12に阿見東部工業団地に敷地面積約11万4000平方メートルの用地を取得し、2013/10以降に生産を始める予定。

 新工場の稼働後は、横浜市と伊丹市のチーズ工場、神奈川県海老名市のマーガリン工場の計3工場を閉鎖する。生産拠点を集約することで、経営を効率化し、事業基盤を強化するのが狙い。

 閉鎖予定3工場の従業員数は2010/03末時点で計487人で、今後の処遇については「まだコメントできない」としている。

 雪印乳業関西チーズ工場(伊丹市鴻池4)は1967/06に操業開始。西日本向けにプロセスチーズやナチュラルチーズを生産している。従業員は141人。
森永が尼崎・塚口工場閉鎖へ 群馬に生産機能集約 <神戸新聞 2010/11/02>を添削

 森永製菓は2010/11/02までに、ビスケットなどを生産する塚口工場(尼崎市)を2013年度を目処に閉鎖する方針を明らかにした。群馬県高崎市に建設する高崎第2工場に生産機能を集約するためで、塚口工場で働く約220人の正社員は全国の各工場に配置転換する。非正社員の約100人は契約期間の終了に伴い雇い止めとなる。

 塚口工場は敷地面積8万8000平方メートル、鉄筋コンクリート3階建て。1921(大正10)年、ビスケットの生産工場としてスタートし、現在は主力商品のビスケット「マリー」のほか、キャンデー「ハイチュウ」やチョコレート「カレ・ド・ショコラ」を生産している。

 森永製菓は既に、2011年に稼働する高崎工場に塚口工場のビスケットのラインを移管する計画を発表。同じ敷地内に建設する高崎第2工場にキャンデーなどの生産を集約することから、施設の老朽化が目立つ塚口工場を閉鎖する方針を固めた。跡地の利用は未定という。

 森永製菓担当者は「歴史と伝統のある関西の拠点工場で閉鎖は残念。培ったノウハウを新しい工場でも発揮していきたい」としている。
~~~~
 JR宝塚線 塚口駅の東側に広がるエリアが森永製菓塚口工場。
西宮市など:阪神甲子園駅 ホーム2倍に エレベーター5基を新設 <読売新聞 2010/09/08>を添削

 西宮市は2010/09/07、阪神甲子園駅の大規模改修の計画を明らかにした。ホームを現状の2倍近くに広げる工事や、エレベーター5基の新設が目玉で、周辺の道路整備などと合わせ、阪神電鉄と西宮市などが2011年度に取りかかる。完成予定は2016年度。

 阪神の甲子園駅は、建設から半世紀近く経過し、駅の規模や造りが時代にそぐわなくなっていた。特にホームの幅は5.6mで、利用者からは「混雑時などにホームを歩くのが怖い」との声が上がっていた。エレベーターもないため、車椅子の利用者が2階ホームに上がる際は不便を強いられていた。

 改修では4か所あるホームを3か所に減らし、ホーム幅を阪神の西宮駅と同程度の約9mに。車椅子の人も利用しやすいエレベーターも設け、西側駅舎からホームに通じる地下通路も1本から2本にする。白球をイメージした丸屋根の駅舎など、球場の玄関口にふさわしいデザインも検討する。周辺整備では、駅下を通る県道の桁下を現在の4.1mから4.5mにする。

 国交省が2010/08下旬に発表した2011年度予算の概算要求に改修事業費3億円が計上されたことから、実施の目処が立った。(後略)

~~~~
国交省概算要求:阪神甲子園駅を大規模改修へ <神戸新聞 2010/08/27>を添削

 国土交通省は2010/08/27、2011年度予算の概算要求を発表した。阪神電鉄甲子園駅(西宮市)の大規模改修など、全国4駅の改修事業に計14億3000万円を計上した。

 阪神甲子園駅の改修はホームや構内通路の拡張などで、西宮市などによる駅前整備に合わせ、鉄道事業者に補助金を出す。2016年度の完成を目指す。阪神甲子園駅は甲子園球場の最寄り駅で、周囲には住宅地や商業施設がある。阪神タイガースの試合や高校野球の開催時は多くの乗降客で混雑するが、ホームなどが狭く、改修は「長年の懸案」(阪神電鉄)だった。国土交通省によると、2011年度からの改修でホームや構内通路の幅を広げ、改札口も拡張。乗降客の移動をスムーズにし、バリアフリー化も進める。西宮市なども駅前広場、歩道の整備、バスターミナルの改良を検討している。

 概算要求にはこの他、国土交通省が国際コンテナ戦略港湾に今月指定した阪神港(神戸・大阪港)と京浜港(横浜・東京・川崎港)の整備に計543億円が盛り込まれた。両港の2010年度予算額は253億円で、2010年度の2倍を超える重点配分を求めた。両港で進めている港湾工事のスピードを上げ、荷役能力の高いガントリークレーンを導入する際に国が補助金を出す。

 航空分野では、2012年度に大阪(伊丹)空港を株式会社化するため、新会社の資産査定や業務システム整備に12億円を要求した。
元巡査らに有罪判決 神戸地裁 <神戸新聞 2010/05/13>を基に

神戸地裁判決 小川弘持裁判官 2010/05/13
富岡龍也(22、たつの市、当時芦屋警察署地域課巡査、2010/01に懲戒免職)……監禁致傷:懲役2年執行猶予4年(求刑懲役2年)
中村昂(21、赤穂市、マッサージ店店員)……監禁致傷、恐喝未遂など:懲役3年執行猶予5年(求刑懲役3年)
大森さゆり(21、西宮市)……監禁致傷、恐喝未遂など:懲役3年執行猶予5年(求刑懲役3年)

 判決によると、富岡らは2009/12/22~12/26、神戸市東灘区の中村の自宅に、大森と以前交際していた男性(当時19)を監禁し、顔を殴ったり髪を切って燃やしたりした。判決理由で、小川裁判官は「富岡は当時現職の警察官で、制止すべき立場であるのに安易に犯行に加わり、警察官全体への信頼を揺るがしかねない事態を招いた」と指摘した。

~~~~
芦屋警察署元巡査 罪認める、神戸地裁 <神戸新聞 2010/04/16>を添削

 男子短大生を監禁し、怪我を負わせたとして、監禁致傷などの罪に問われた富岡龍也(21、たつの市、芦屋警察署地域課巡査、懲戒免職)ら、男女3人の第2回公判が2010/04/16、神戸地裁であった。初公判で留保した罪状認否について富岡は「間違いありません」と認めた。中村昂(21、赤穂市)と大森さゆり(21、西宮市)の両人も罪を認めた。
 弁護側は2010/03の初公判で「起訴状ではどの部分が傷害罪にあたるのか、明確でない」などと主張していたが、これを受けて検察側はこの日、起訴状から傷害罪の罪名を削除したことを明らかにした。
 起訴状などによると、3人は2009/12/22~12/26、中村のマンション(神戸市東灘区魚崎南町)で、大森がかつて交際していた男子短大生(当時19)を監禁。脅して、髪の毛を切るなどの暴行を加えた、とされる。

~~~~
初公判 芦屋警察署元巡査 認否を留保 <神戸新聞 2010/03/03>

 男子短大生を監禁し、怪我を負わせたとして、監禁致傷や傷害などの罪に問われた富岡龍也(21、たつの市、当時芦屋警察署地域課巡査、懲戒免職)ら男女3人の初公判が2010/03/03、神戸地裁(小川弘持裁判官)であった。弁護側は「起訴状ではどの部分が傷害罪にあたるのか明確にされていない」などとして認否を留保した。
 他の2人は、中村昂(21、赤穂市)、大森さゆり(21、西宮市)。

# 井口徹(20、兵庫県太子町)はどうやら送検されなかったようだ。

 起訴状などによると、3人は2009/12/22~12/26、神戸市東灘区のマンションで、大森がかつて交際していた男子短大生(当時19)を監禁し、「逃げても家に火をつけたるからな」などと脅して暴行。鼻の骨を折るなどの怪我を負わせた、とされる。

~~~~
巡査を懲戒免職 芦屋警察署長も処分 <神戸新聞 2010/01/16>を添削

 芦屋警察署巡査ら男女4人が、男子大学生をマンションに監禁した事件で、兵庫県警は2010/01/15、監禁致傷容疑で逮捕した芦屋警察署地域課巡査 富岡龍也(21)を懲戒免職にした。
 また、監督責任を問い、芦屋警察署長を本部長注意とした。

 兵庫県警監察官室によると、富岡らは共謀し、2009/12/22~25、大学生を神戸市東灘区魚崎南町2のマンションに監禁して暴行を加え、鼻の骨を折るなどのけがを負わせた。
 兵庫県警によると、富岡と逮捕された男2人は高校の同級生。富岡は「悪いことと分かっていたが、友達を裏切れなかった」「(逮捕された女に)いいところを見せたかった」と供述している。神戸地検は2010/01/15、監禁致傷の罪で富岡を起訴した。

~~~~
被害者に「迷惑料」要求 <2009/12/28 読売新聞>を添削

 兵庫県警芦屋警察署巡査 富岡龍也(21)らが男子短大生を監禁し、怪我を負わせたとされる事件で、中村昂(21)が短大生に迷惑料名目で十数万円を要求していたことがわかった。兵庫県警は恐喝未遂容疑でも追及するとともに、芦屋警察署巡査の関与についても調べる。
 捜査関係者によると、中村ら4人は2009/12/22~12/26、大森さゆり(21)に悪口を言って精神的苦痛を与えたとして、短大生を中村、大森が同居する神戸市東灘区魚崎南町2のマンションに監禁。両名は2009/12/24、短大生に金銭的解決を求め、「迷惑をかけたので十数万円を支払う」と約束させた。

~~~~
食事与えずパーティーも <神戸新聞 2009/12/28>を添削

 芦屋警察署地域課巡査の富岡龍也(21)ら4人が男子短大生(19)を監禁して怪我を負わせたとして監禁致傷容疑で逮捕された事件で、監禁4日目となる2009/12/25夜、食事を与えていない被害者を前に、4人はクリスマスパーティーと称して飲食をしたとみられることが2009/12/27、東灘警察署への取材で分かった。
 東灘警察署によると、4人は2009/12/25 17:00ごろ、神戸市東灘区内のマンションを出て、パーティー用の食料品を購入。男子短大生も同行させられたが、「(マンションでは)飲食を禁じられ、夜も眠らせてもらえなかった」と話している。
 男子短大生は翌2009/12/26 11:40ごろ、マンションの部屋で、壁にもたれて座っているのを東灘警察署員に保護され、脱水症状で入院した。鼻や胸の骨を折っており、また、2009/12/24夕には中村昂(21)に「髪の毛を切られた」とも話している。
 東灘警察署は、監禁に至る経緯などを調べている。

~~~~
芦屋警察署現役巡査が短大生を監禁致傷:現役警察官ら4人逮捕 <神戸新聞 2009/12/26>を添削

 男子短大生を監禁し怪我を負わせたとして、東灘警察署は2009/12/26、監禁致傷の疑いで、芦屋警察署地域課巡査(打出交番勤務)富岡龍也(21、たつの市揖保川町)ら男女4人を逮捕した。短大生は2週間の怪我。約4日間の監禁中、食事を十分に与えられず、脱水症状で入院している。
 他に逮捕されたのは、中村昂(21、神戸市東灘区)、大森さゆり(21、神戸市東灘区)、井口徹(20、兵庫県太子町)。

 4人の逮捕容疑は、2009/12/22 21:00~2009/12/26 11:40ごろ、中村宅などで、男子短大生(19、神戸市兵庫区)を監禁して暴行し「逃げたら実家に火をつけるぞ」などと脅し、胸や鼻の骨を折るなどの怪我を負わせた疑い。4人は容疑を認めている。

 富岡は2007年春の採用。2009/12/22、23は休みで、2009/12/24朝から24時間勤務をした後、現場に戻っていた。2009/12/23未明には、眠ろうとした被害者の顔をたたいた。
 東灘警察署によると、短大生が2009/12/26朝、母親に携帯電話で「監禁されてる。助けて」との趣旨のメールを送り発覚。12/26 11:40ごろ、東灘警察署員らが被害者を保護した。
 富岡、中村、井口は高校の同級生。中村と大森は交際中だった。大森は以前に被害者から交際を申し込まれたことがあり、「被害者から中傷するようなことを言われ、精神的苦痛を受けた」と、中村らと被害者を呼び出していた。監禁中に被害者に現金を要求していたといい、東灘警察署は恐喝未遂容疑でも調べる。
(後略)

~~~~
 神戸新聞には、「神戸市東灘区魚崎南町2のマンション」の写真も出ていました。
尼崎の犬繁殖業者 違法飼育容疑で書類送検 <神戸新聞 2010/03/19>を添削

 尼崎市の犬繁殖業者が、狂犬病予防法に基づく登録やワクチン接種をしていない犬を飼育していたとして、兵庫県警生活経済課と尼崎東警察署などは2010/03/19、化製場法違反(無許可飼養)などの疑いで、ペットショップ「尼崎ケンネル」の経営者・的塲孝吉(54、尼崎市高田町)を書類送検した。

 送検容疑は、2009/12/25、尼崎市長の許可を受けずに犬360匹を飼育し、うち6匹について狂犬病予防法で義務付けられた予防接種などを怠った疑い。

 兵庫県警生活経済課は2010/03/04、この経営者を逮捕したが、「逃走や証拠隠滅の恐れがない」として翌日釈放し、任意で捜査していた。書類送検の処分意見は、起訴を前提とした「厳重処分」とした。

~~~~

犬の違法飼育 ペットショップ経営者を釈放 <神戸新聞 2010/03/05>を添削

 尼崎市の犬繁殖業者が無許可で多数の犬を飼育していたとされる事件で、兵庫県警生活経済課などは2010/03/05、化製場法違反(無許可飼養)と狂犬病予防法違反(無登録、未接種)などの疑いで逮捕したペットショップ「尼崎ケンネル」経営者・的塲孝吉(54、尼崎市高田町)を釈放した。
 同課は釈放の理由について「容疑を認め、逃走の恐れがない」と説明。在宅で捜査を続ける。

~~~~

尼崎の犬繁殖業者を逮捕 360匹を無許可飼育 <共同通信 2010/03/04>を添削

 兵庫県警生活経済課は2010/03/04、無許可で犬360匹を飼育し法定のワクチン接種も受けさせていなかったとして、化製場法と狂犬病予防法違反の疑いで、尼崎市の犬繁殖業「ペットショップ尼崎ケンネル」「マークフィールド犬舎」経営・的場孝吉(54、尼崎市高田町)を逮捕した。県警によると容疑を認めている。

 的場は10年以上前から店舗兼住宅で繁殖業を営んでおり、兵庫県警は違法な営業が続いていたとみて捜査。これまでの調べに「ワクチン接種は金がかかる」と話しており、兵庫県警は接種費用を節約する狙いがあったとみている。

 逮捕容疑は、尼崎市長の許可を得ずに犬360匹(2009/12/25現在)を飼育。うち6匹については狂犬病予防法に基づく尼崎市への登録やワクチン接種を怠った疑い。

 化製場法は家畜を原料に皮革製品などをつくる施設を規制する法律だが、施行令で犬などを一定数飼育する場合に許可が必要と定めている。尼崎市では、犬10匹以上の飼育目的で建物を使用する場合には許可が必要。
 「ペットショップ尼崎ケンネル」は約10年前から違法飼育を続けていたとみられ、鳴き声や悪臭に近隣から苦情が寄せられていた。兵庫県警は2009/12、同容疑で的塲の店舗兼自宅などを捜索していた。

 問題を受け、尼崎市役所は2010/01、犬の販売や繁殖に関係する店を対象に立ち入り調査。その結果、大半の業者が狂犬病予防法や動物愛護法に違反し、化製場法に基づく許可は該当する12店すべてが申請していなかった。

~~~~

犬販売・繁殖 尼崎で違法業者目立つ <2010/02/25 読売新聞>を添削

■尼崎市役所が調査 23店に未登録犬

 尼崎市内の犬繁殖業者による無許可飼育問題で、尼崎市役所が犬の販売や繁殖に関係する店を対象に緊急立入り調査をした結果、業者のほとんどが、狂犬病予防法や動物愛護法に違反していたことがわかった。10匹以上を飼う場合に必要な化製場法に基づく許可については、申請自体が1店もないことも判明、尼崎市役所は「指導不足だった」と認め、チェック体制を強化する。尼崎市役所は業者に改善を求め、悪質な場合は警察への告発も行う方針。

■尼崎市役所「指導不足だった」悪質告発へ

 緊急立入り調査は2010/01/14から2010/02/09まで実施。2010/02/25の尼崎市議会健康福祉委員会で報告した。
 尼崎市役所に犬の販売・繁殖を申告した39店のうち、既に犬を販売していなかったり、営業施設がなかったりするケースを除く27店のうち、未登録で注射をしていない犬がおり、狂犬病予防法に違反していたのは23店。取引状況を記録する台帳の不備など、動物愛護法に違反していたのは24店あった。化製場法に基づく許可は、該当する12店全てが申請もしていなかった。
 調査後、狂犬病予防法や化製場法の違反の一部については、既に改善が報告された。動物愛護法違反については再び調査を行い、改善状況を確認する。
 尼崎市役所生活衛生課は「ほとんどチェックすることができていなかったので改める。化製場法については条文の解釈がはっきりせず、積極的に許可を取らせるという認識がなかった。反省している」としている。

~~~~

犬450匹無許可飼育で業者宅捜索 黙認の保健所も <MSN産経 2009/12/25>を添削

 尼崎市の犬繁殖販売業者(54)が無許可で犬を飼育し、狂犬病予防のワクチン接種を受けさせていなかったとして、兵庫県警生活経済課は2009/12/25、狂犬病予防法違反と化製場法違反容疑で、業者が経営する「ペットショップ尼崎ケンネル」(尼崎市高田町)を家宅捜索した。また違法状態を知りながら黙認していた疑いがあるとして、同容疑の関係先として尼崎市保健所と尼崎市動物愛護センターも捜索した。
 保健所は業者を指導する立場にあったが、近隣住民の苦情を受けながら長年放置していたことを重視。警察は業者の営業実態を調べるとともに、行政にも放置した責任があったとみて捜査を進める。
 警察によると、尼崎ケンネルでは、最も多い時期で約450匹の犬が飼育され、建物も建築基準法に違反して増築、繁殖場として使用していた。
 捜索容疑は2009/12/09ごろまでの間、犬約200匹を尼崎市の許可を受けずに飼育し、年1回の狂犬病のワクチン接種を怠るなどしたとしている。10匹以上の犬などを飼育する際には、化製場法に基づく尼崎市の許可が必要とされている。
 関係者によると、業者は約5年前から繁殖できなくなったり、買い手がつかなくなったりした犬を動物愛護センターに引き取らせ、殺処分を依頼していた。尼崎市は2009/12/17、自宅兼店舗に立ち入り調査している。
 尼崎ケンネルには2009/12/25 08:45ごろ、兵庫県警の捜査員ら10人が家宅捜索に入った。捜査員が鍵を開けさせて建物内へ入ると、犬の鳴き声が周囲に響いた。

 一方、JR立花駅前の商業ビル5階にある尼崎市保健所にも捜査員約10人が入り、捜索に着手。山本博久・尼崎市(役所)健康福祉局長は「警察の捜査に協力し、尼崎市(役所)としても適切に対応する」とのコメントを出した。

~~~~

犬200匹を違法飼育、売れ残りは尼崎市が処分 <asahi.com 2009/12/10>を添削

 尼崎市の犬繁殖業者が狂犬病予防法による登録やワクチン接種をせずに、約200匹の犬を飼育していることがわかった。10匹以上の集団飼育で必要な自治体の許可も受けていなかった。尼崎市役所は5年前から違法状態を知りながら、ほぼ毎年、売れ残った犬を年間50匹以上引き取り、殺処分していた。尼崎市役所は、動物保護団体から「行政が違法業者の尻ぬぐいをしている」と指摘され、来年度から引き取りの中止を決めた。

 この業者は10年以上前から尼崎市内の住宅街に建てた5階建てのビルの室内で、ダックスフントやプードル、チワワなど小型・中型犬を繁殖させ、店頭やネットなどで販売している。立ち入り調査した尼崎市役所によると、最も多い時期で約450匹、現在も約200匹を飼育。動物愛護管理法による動物取扱業者の登録はしているが、一定数以上の動物の飼育を規制する化製場法に基づく飼育の許可は受けていない。また、狂犬病予防法による登録や、予防接種もしていない。

 尼崎市保健所は10年ほど前から、近隣の住民から鳴き声や悪臭への苦情が寄せられ、この業者を指導してきた。しかし、当初から違法状態にあることを知りながら、是正させてこなかった。5年ほど前からは、繁殖できなくなったり、買い手がつかなくなったりした犬を引き取って殺処分していた。この業者から引き取った犬は純血種ばかり。昨年度は60匹余り、今年は50匹ほどを引き取り、すべて殺処分した。この業者から引き取った犬だけで、尼崎市が年間に殺処分した犬の3分の1から半数を占める年もあった。

 この情報を得た動物保護団体の地球生物会議ALIVE(東京都)が2009/09、尼崎市による引き取りの実態を情報公開請求などで調べ始めた。こうした動きを受けて、尼崎市は2009/06の引き取りを最後に、今後は引きとらない方針を決め、業者に伝えた。 業者の責任者は取材に「違法状態なのは事実。改善するつもりだが、お金もかかり、すぐにはできない。子を産まない犬までここでは飼えず、処分は行政に任せてきた」と話している。

 尼崎市保健所生活衛生課・後藤修志課長は「指導不足と言われれば、否定、反論できない。今後は指導を強化、徹底していきたい。この業者からの犬の引き取りも道義的に問題があり、中止する」と話している。
(後略)

~~~~

「尼崎ケンネル」「マークフィールド犬舎」
↓は Google に保存されている http://e-markfield.com/index.html のキャッシュです。
このページは 2009年12月10日 08:46:57 GMT に取得されたものです。

〒661-0963 兵庫県尼崎市高田町2-35
ぺットショップ「尼崎ケンネル」
info@e-markfield.com
TEL 06-6499-7067
FAX 06-6498-4776
携帯 090-3718-1944
オーナー/的場 孝吉
尼崎市バス:民間委託見送り 検討は続行--労使で意見対立 <毎日新聞 2009/01/08>

 尼崎市交通局が、市営バス武庫営業所の運営を民間の阪急バスに委託する計画を見送っていたことが明らかになった。2009/04に委託を開始し、2009年度からは年間約1900万円の経費削減ができるなどと試算していたが、経営改善計画は振り出しに戻りそうだ。

 尼崎市バスは2007年度決算で約1億5800万円の赤字を出すなど経営が悪化している。計画では、経営改善策の一つとして2008/09、尼崎市交通局が計画。2008/12/05、経済性や安全性などを総合的に評価するコンペ方式で、阪急バスを選出し、2009/04から移行するための準備を進めていた。だが、尼崎市交通局によると、民間委託には国交省に労働組合の合意を示す「管理の受委託に係る確認書」を提出しなくてはならない。交通局は、運転手らでつくる尼崎交通労働組合との合意を得た上で阪急バスとの契約をする予定だったが、民間委託によって職場がなくなる41人の処遇をめぐり労使で意見が対立。労組の合意を得ることができなかった。このため交通局は「2009/04からの阪急バスへの委託は難しい」と移行を見送った。一方、労組は「経費削減につながることから民間委託には了承している」と話す。しかし「余剰人員に関し希望退職者の数など具体的な計画書を提出するよう交通局に求めていたが、得られなかったため、昨年末の時点では組合として機関決定できず、確認書に押印するわけにはいかなかった」と説明している。交通局は、「内部の話し合いで行き詰まったことは、努力不足だった」と話す。4月からもこれまで通り武庫営業所の運営を続ける予定だが「民間委託は効果的な改善策なので、検討を続けたい」としている。

~~~~
 自分達のお金という意識があればこうはならんしょうね。
| HOME
Copyright ©  -- Sclaps KOBE --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]