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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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(神戸市)北区の団地内 コード焦げる 同棟の5戸で <神戸新聞 2013/09/01>を編集

 2013/08/31 18:20頃、ひよどり台1団地1号棟(神戸市北区ひよどり台3)1階から出火、会社員男性方の浴室脱衣場にある電気コードの一部が焦げた。男性は不在だった。
 神戸北警察署が調べたところ、ほぼ同時刻、同じ棟の4・5階の4戸でもコードから出火していることが判明。コードはいずれも、脱衣場のコンセントから壁や天井を伝い、湯の温度を調整する浴室の操作盤につながっているとみられ、神戸北警察署が原因を調べている。


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現場は、5階建てエレベータなしの典型的な公団住宅。公団住宅と言っても、ただ単に公団が建設した分譲住宅(しかも数十年前)のことなので、管理は100%住人(所有人)責任。
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ミニバイクに放火容疑で男を逮捕 不審火との関連捜査 神戸 <MSN産経 2013/02/18 02:07>を編集

 ミニバイクに火を付けたとして、兵庫警察署は2013/02/17、器物損壊容疑で力武政幸(53、神戸市垂水区学が丘、職業不詳)を現行犯逮捕した。兵庫警察署によると、黙秘しているという。
 逮捕容疑は、2013/02/17 03:55頃、神戸市兵庫区新開地のマンションの駐輪場に止めてあったミニバイクの座席部分に火を付けたとしている。
 兵庫警察署管内では、2013/01/12未明にごみ袋やミニバイクが燃えるなどの不審火が5件相次いだ。防犯カメラの映像などから力武が浮上し、捜査員が尾行するなどして関連を調べていたところ、ミニバイクに火を付けたという。

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20分間に4件 不審火相次ぐ 神戸市兵庫区~長田区 山手幹線沿い <神戸新聞 2012/05/30 12:41>を編集

 神戸市兵庫区内で2012/05/30未明、約20分間に山手幹線沿いの東西約1kmの範囲内で、兵庫警察署の寮のバイクが燃えるなど4件の不審火が相次いだ。怪我人はなかったが、いずれも周囲に火の気がないことから、兵庫警察署は同一犯による連続放火の可能性があるとみて調べている。

 兵庫警察署によると、
 1件目の火災は2012/05/30 01:57頃に発生。兵庫区下沢通5のマンション駐輪場で自転車のサドルや後輪が燃えているのを住人の女性が発見、通報した。
 2件目の火災は約9分後(02:06頃)。約400m東の兵庫区下沢通2のマンション出入口付近から出火。止めてあった自転車の前かごなどが燃えた。
 3件目の火災はさらに約9分後(02:15頃)、約100m南の兵庫警察署の寮で排気量1800ccの大型バイクが燃えた。
 4件目の火災はその直後。約400m東の兵庫区区水木通1のごみ置き場でごみ袋から出火しているのが見つかった。
 火はいずれも近隣住民らによってすぐに消し止められたが、近くの女性(48)は「不気味で怖い。今までこんなことはなかったのに」と話した。

 また、2012/05/30 01:38頃には、兵庫警察署の約1km西にある神戸市長田区四番町3の市営住宅のごみ置き場でも、ごみなどが燃える不審火があり、長田警察署が関連を調べている。
神戸・異人館放火事件 逮捕の男性釈放 <神戸新聞 2012/07/11 22:11>を編集

 2012/02、異人館「旧グラシアニ邸」を改装したレストラン(神戸市中央区北野町4)が全焼した放火事件で、非現住建造物等放火の疑いで逮捕された神戸市垂水区の男性(26)について、神戸地検は2012/07/11、処分保留で釈放した。神戸地検幹部は「捜査は継続するため理由は言えない」としている。男性は逮捕段階から容疑を否認していたという。
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# 放火は立証が難しい。

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「まさか関係者とは…」異人館放火で容疑者逮捕 <神戸新聞 2012/06/21 15:05>を編集

 「関係者が逮捕されるなんて…」。
 神戸・北野の異人館「旧グラシアニ邸」が全焼した火災で、2012/06/21に非現住建造物等放火容疑で逮捕された高田優(26、神戸市垂水区南多聞台2)は、このレストランの元調理師だった。焼け落ちた築100年の洋館は再建計画が進むが、建物の保存活動を進めてきた住民たちはショックを隠せなかった。

 神戸市教育委員会によると、旧グラシアニ邸は1908(明治41)年、フランス人貿易商が建設したと伝えられる神戸市認定の伝統的建造物。2007年からは平川商事(大阪府八尾市)が運営していた。
 平川商事によると、グループ会社 新栄産業にレストラン経営を委託。高田は新栄産業の社員として調理を担当していた。
 平川商事は外観を元通りにする計画を進めており、神戸市は再建に助成金を出す方針。現在、設計経費の助成金として神戸市議会に800万円の補正予算案を提出している。
 神戸市教育委員会文化財課の担当者は逮捕の報に驚きながらも、「再建助成は制度にのっとっており、容疑者が誰であろうと方針に変わりはない」とコメントした。(中略)
 高田は2012/03ごろ新栄産業を退社し、神戸市内の住宅関連会社に勤務。妻と子の3人暮らし。

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異人館旧グラシアニ邸放火容疑 神戸の会社員逮捕 <神戸新聞 2012/06/21 12:03>を編集

 2012/02、異人館旧グラシアニ邸を改装したレストラン「グランメゾン グラシアニ 神戸北野」(神戸市中央区北野町4)が全焼した火災で、兵庫県警捜査1課と生田警察署は2012/06/21、非現住建造物等放火の疑いで、高田優(26、神戸市垂水区南多聞台2、会社員)を逮捕した。捜査1課によると、高田は「やっていない」と容疑を否認している。
 逮捕容疑は2012/02/14 05:30ごろ、レストランに火を放ち、木造2階建て延べ約340平方メートルのうち約200平方メートルを全焼させた疑い。1週間前の2012/02/07早朝にもレストランで不審火があり、捜査1課などは関連を調べる。

 捜査1課によると、高田は2010/08ごろから2012/03ごろまで、レストランで調理師として勤務していたという。火災後の2012/03頃、レストランを退職後、神戸市内の住宅関連会社に勤務。兵庫県警の捜査員が2012/06/21早朝、出張先の広島市内のホテルで任意同行を求め、逮捕したという。出火前後の高田の行動などから、容疑が浮上したという。

 レストランの建物は1908(明治41)年に建てられた洋館で、神戸市の伝統的建造物に認定されている。2007年からは、平川商事(大阪府八尾市)がフランス料理のレストランとして営業していた。平川商事は残った外壁や建材を再利用して再建する方針を決めている。

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神戸の異人館レストラン火災:県警は放火容疑で捜査 <神戸新聞 2012/02/15 07:06>を編集

 2012/02/14朝、レストラン「グランメゾン グラシアニ 神戸北野」が全焼した火災で、1階北西部分の室外から火が出た可能性が高いことが2012/02/14、生田警察署などへの取材で分かった。外壁の焼損が激しい上、当時、建物は施錠されていたことなどから、生田警察署は何者かが火をつけたとみて、非現住建造物等放火容疑で捜査を進めている。

 生田警察署や神戸市消防局によると、最もよく燃えたのは1階北西にある客席の窓付近。建物内部より外壁がよく燃えており、壁伝いに火が2階に燃え広がった可能性が高いという。
 建物北側は、マンションや駐車場があり、火元とみられる北西部分には、駐車場から入れば誰でもフェンス越しに近づけるようになっていた。

 前日の2012/02/13はレストランの定休日。2012/02/07早朝にも、東側の勝手口付近で新聞紙が燃えたが、2012/02/06も定休日だった。レストランを運営する平川商事(大阪府八尾市)によると、これまでトラブルは確認できていないという。生田警察署と神戸市消防局は2012/02/15午前、合同で実況見分を行い、詳しい原因を調べる。

 また、神戸市教育委員会事務局社会教育部文化財課は2012/02/14、建物の残り具合や付属建築物の被害状況などを調査。今後、建物を復元し、文化財として維持することが可能かどうかなどについて検討する。
 神戸市文化財課によると、文化財施設の修理は、外観維持の工事などを対象に、国、神戸市、所有者がそれぞれ費用の1/3を負担して行う。文化財課は今回そうしたケースに当てはまるのかどうかなどについて、国などと協議し、方針を決める。

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異人館「旧グラシアニ邸」全焼 神戸・北野 <神戸新聞 2012/02/14 08:54>を編集

 2012/02/14 05:30頃、レストラン「グランメゾン グラシアニ 神戸北野」(神戸市中央区北野町4)から出火、木造2階建て延べ336平方メートルを全焼した。生田警察署によると、建物に住人はおらず、怪我人はなかったが、延焼の危険があったため、付近の8世帯15人に避難を呼びかけた。
 このレストランでは、2012/02/07早朝にも歩道に面した建物脇で紙片が燃える騒ぎがあり、生田警察署が関連を調べている。

 レストランの建物は1908(明治41)年に建てられ、神戸市の伝統的建造物に認定されている異人館「旧グラシアニ邸」。2007年からは、リゾート事業などを手がける平川商事(大阪府八尾市)がフランス料理のレストランとして営業している。

 生田警察署や神戸市消防局によると、通報した近くの住民は「1階北側の建物内で火が燃えているのが見えた」と話したという。平川商事によると、前日の2012/02/13は定休日で、2012/02/12夜に施錠後は誰も建物内に入っていないという。

 現場はJR三ノ宮駅の北西約700mで、異人館や店舗などが立ち並ぶ観光地の一角。

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# 平川商事:パチンコARROW GROUP、奈良健康ランド等を運営。
ボンベの廃棄要注意 神戸・居酒屋爆発の原因か <神戸新聞 2012/01/26 15:30>を編集

 神戸市中央区の居酒屋「国冠」で客や店員ら8人が重軽傷を負った爆発事故は、兵庫県警や神戸市消防局によると、使用済みのカセットボンベに穴を開けていた時に起きたという。神戸市内では毎年、ガスが残っていたカセットボンベが関係する火災が発生。神戸市などは正しい廃棄方法で処分するよう呼びかけている。

 居酒屋の爆発火災は、2012/01/24 22時すぎ、男性店員2人が、使用済みカセットボンベを廃棄するため、店内で先のとがった金槌で穴を開けていた時に起きたとみられる。金槌を振り下ろした時の火花が引火した可能性もあるという。
 こうした状況も踏まえ、カセットボンベの処分で、神戸市環境局が徹底を訴えているのは(1)きちんと中身を使い切る、(2)屋外の火の気のない場所で穴を開ける、(3)他のごみと混ぜずに捨てるの3点。穴を開ける際は、金槌などではなく、市販の専用器具を使うのが望ましいという。
 神戸市消防局によると、カセットボンベが関係する火災は、2007~2011年の5年間で計16件発生。家庭での火災が多く、2011/10には、ガスコンロなどの上にカセットコンロを置き、熱で温められたボンベが破裂した事案など4件あった。また、ガスが残ったボンベに引火し、ごみ収集車が燃える火災も多く、神戸市環境局によると、2011年度は22件(2012/01/24現在)起きている。

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高架下の居酒屋「国冠」でガス爆発 8人重軽傷 神戸・三宮 <神戸新聞 2012/01/25 00:35>を編集

 2012/01/24 22:05頃、阪急神戸線高架下の居酒屋「国冠」(神戸市中央区琴ノ緒町4)でガス爆発があった。神戸市消防局によると、店内にいた店員や客ら男女計6人が怪我、このうち23歳と35歳の男性店員が重傷を負った。また、通行人の59歳の男性ら2人が顔などに怪我。いずれも意識がある。

 葺合警察署などによると、男性店員が店の奥でカセットコンロ用の使い捨てガスボンベを廃棄するため、ボンベ数本に穴を開けてガスを抜く作業をしていたところ、爆発した。現場には消防車、救急車がそれぞれ10台出動。店の入口付近を中心に一升瓶やビール瓶のガラス片が散乱していた。葺合警察署は業務上過失傷害容疑も視野に入れ、関係者から事情を聴く。

 現場はJR三ノ宮駅近く。JR西日本はJR神戸線の運転を一時見合わせた。並行して走る阪急電鉄に影響はなかった。

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 にぎやかな酒の席が一転、爆発音とともに惨憺たる事故現場に変わった。カウンター上の照明は爆風で傾き、粉々になったガラス扉の破片は店の約30m先まで吹き飛んだ。顔から出血し、店先でうずくまる負傷者ら。店内から脱出した客らも「何が何だか分からない」と立ちつくした。

 店の一番奥にいた男性(67、無職、神戸市東灘区)は「店内には約10人の客がいた。突然、ボーンという爆発が起こり、白煙が充満した。訳も分からず、脱出した」と振り返った。近くの飲食店の男性店主は「大きな音がして、地震かと思った」。店主によると、現場の居酒屋の男性従業員はズボンの右半分が燃えてなくなっていたという。爆発があった店から2車線の道路を挟んで北側の歩道にも、店の扉やガラス片などが散乱。衝撃の大きさに、周辺は騒然となった。店の北向かいにあるコンビニエンスストアから爆発の瞬間を目撃した女性(21)は「ドーンという音がしたので見ると、ガラスが飛び散ってくるのが見えた。道路上に男の人が座り込んでいて、女性が『大丈夫?』と言いながら泣き叫んでいた」と興奮した様子で話した。
神戸・西区で建物火災 神鉄押部谷駅すぐ北側 <神戸新聞 2011/12/16 紙面>を編集

 2011/12/15 23:15頃、神戸市西区押部谷町福住のパン店「ベックベーカリー」から出火、木造2階建て約100平方メートルが燃え、神戸市消防局が消火活動をしたが、東側に隣接する建物にも燃え移り、01:30頃鎮火した。神戸西警察署などによると、2棟合わせて約200平方メートルが焼け、パン店店主の江崎恵三(48)が腕や顔に火傷を負った。
 現場は、神戸電鉄粟生線押部谷駅のすぐ北側で、商店と民家が立ち並ぶ。神鉄粟生線は火元に近いホームを閉鎖して通常通り運行した。
神戸でマンション火災 6人が軽傷 <神戸新聞 2011/11/18 12:01>を編集

 2011/11/18 11:45頃、神戸市中央区山本通2のマンション 葉山ハイツ(6階建て)の3階から出火、約1時間40分後に消えた。神戸市消防局や生田警察署によると、数人が屋上に一時取り残されたが救出された。20~72歳の男女6人が軽傷を負い、うち女性4人が病院に運ばれた。
 マンション南西の部屋の2カ所の窓から煙が吹き出した。
 現場はJR三ノ宮駅の北西約600m、北野異人館街南西の住宅街。
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# 火元は クスム本場家庭料理 かな。インド料理店というよりは、インド人の家に遊びに行って食事をするという感じらしい。

  
神戸・新開地商店街火災:出火原因を調査 <神戸新聞 2011/10/12 12:51>を編集

 2011/10/11夜、神戸市兵庫区新開地1、新開地商店街で起きた火災は、出火元とみられる喫茶店「ベラミ」と、隣接する商店など4棟の計約450平方メートルを焼き、約7時間半後の2011/10/12 04時すぎに鎮火した。兵庫警察署などが10時から実況見分を始め、出火原因などを調べている。
 兵庫警察署などの調べでは、喫茶店の1階付近から出火。喫茶店が全焼したほか、南側の食堂もほぼ全焼し、さらに南のたばこ店や北隣の空き店舗にも延焼した。北側のマンションでも窓が割れるなどの被害が出た。怪我人はなかった。

 兵庫警察署員や神戸市消防局の消防隊員ら約30人が実況見分。神戸市消防局などによると、喫茶店と食堂の店舗奥側の屋根や2階の床が焼け落ちており、燃え方が激しいという。喫茶店の奥には調理場があったという。

 近所の男性(71)は「若い頃、この辺りの映画館で映画を見ると、合間に『ベラミ』と宣伝が流れていたのを思い出す。老舗の名物店だったが…」と惜しんだ。
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# まだ廃業とは決まってません。

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神戸・新開地商店街で火災 <神戸新聞 2011/10/12 00:35>を編集

 2011/10/11 20:20ごろ、喫茶店「ベラミ」(神戸市兵庫区新開地1)から出火、木造2階建て延べ約120平方メートルを全焼。火は南隣の「丸一食堂」に燃え移り、木造2階建ての店舗兼住宅延べ約100平方メートルを全焼したほか、食堂の東にあった木造2階建ての納屋も全焼した。さらに南側のたばこ店兼住宅の一部も燃えた。神戸市消防局が消火活動を行っているが、2011/10/12 0時現在も鎮火していない。怪我人はなかった。

 神戸市消防局や兵庫警察署などによると、喫茶店1階から出火したとみられる。出火当時、食堂とたばこ店には計4人がいたが逃げ出して無事だった。

 現場は神戸市営地下鉄湊川公園駅の南東約150mの新開地商店街アーケード内で、民家や店舗が密集。飲食店などから客が避難したほか、北隣のマンション(鉄筋コンクリート12階建て、40戸)の住民らも、兵庫警察署員や消防隊員らに誘導されるなどして避難した。

 「ベラミ」を家族で経営する男性(56)によると、この日は19時に営業を終え、約30分後に店を出てからは無人だったという。
神戸製鋼製鉄所で火災 生石灰燃える <神戸新聞 2010/12/27>を添削

 2010/12/27 00:30頃、神戸製鋼所神戸製鉄所(神戸市灘区灘浜東町)内で、鉄の成分を調整する転炉工場の生石灰が貯蔵タンクから漏れ、化学反応を起こして発火した。水をかけると反応して発火するため、神戸市消防局は砂をかけて冷却。04:30頃に延焼の恐れはなくなったが、完全な消火には数日かかる見込み。けが人はなかった。

 灘警察署や神戸製鋼所によると、出火したのは、製鋼過程で不純物の硫黄を取り除く脱硫施設の生石灰。施設内のタンクに貯蔵されているが、何らかの理由で外にこぼれ出たとみられる。生石灰は水に触れると発火するが、施設周辺に水気はなかったという。灘警察署などは、生石灰が漏れた経緯や発火原因について、関係者から詳しく事情を聴いている。
有馬温泉 湯本坂拡幅撤廃へ 神戸市が素案 <神戸新聞 2010/12/08>を添削

 有馬温泉(神戸市北区)を通る湯本坂(都市計画道路有馬中央線)の拡幅計画について、神戸市は都市計画道路整備方針の素案で、いったん廃止とする考えを示した。格子窓や板張りの塀の店が連なる区間約500mで、今の道幅は約3m。それを7mにする計画だったが、商店主らは「狭さこそ魅力」と歩行者天国でアピールするなど、古い温泉街の風情を守る活動を続けていた。

 湯本坂の拡幅は1968年のホテル火災(池之坊満月城火災)を踏まえ、1979年、計画決定された。炭酸せんべいや人形筆の店が並ぶ観光名所。住民の生活道路でもあり、時折行き来する乗用車が、観光客を驚かせた。

 しかし、決定から30年以上が経過しても事業は進まず、神戸市が計画を見直し。「湯本坂の通過交通が、今後これ以上増える見通しもなく、拡幅が必要とはいえない」と判断した。

 これを朗報と受けとめたのは、地元商店主や住民でつくる「有馬町活性化委員会まちなみ部会」(弓削敏行 部会長)。2001年に発足し、2003年には地区景観形成市民協定を策定。坂に並ぶ商店に、アルミサッシを格子に変えてもらうなどして、伝統的街並みを保全する一方、道路拡幅計画の廃止を訴えてきた。2006年から歩行者天国を始め、2010/11/23には過去最大の約9000人が、そぞろ歩きを楽しんだ。

 一方、現在の建築基準法は、防災面などから道幅は最低4mと定めている。このため、湯本坂沿いの店舗や住宅が建て替える際は、道路の中心線から2mが確保されるよう後退しなければならず、将来的に道幅は4mに広がることになる。
 「両側の店が視界に入る道幅が有馬の宝」と考える商店主らは防災に配慮しつつ、現在の道幅を維持する手法がないか探りたいという。

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# 池之坊満月城火災……1968(昭43)/11/02 02:20頃、別館の調理室付近から出火。別館が全焼、本館など6棟に延焼。合計6550平方メートルが全焼。30名死亡、44名重傷。
鮮魚店で出火、2人救助 神戸・兵庫区 <神戸新聞 2010/11/23>を添削

 2010/11/23 0:30頃、鮮魚店「魚銀」(神戸市兵庫区湊町1)で、出勤してきた従業員から「1階から白煙が出ている」と119番通報があった。兵庫消防署などが出動、1階のシャッターを壊してビル内に入り、中にいた経営者の家族2人を無事救助した。鉄筋コンクリート3階建て約450平方メートルのうち、1階の10平方メートルを焼き、火は約40分後に消えた。ビルは鮮魚店の事務所のほか、一部が住居になっていた。
神戸テレクラ放火:中井 無期懲役確定へ 最高裁 <神戸新聞 2010/08/27>を添削

 神戸市のテレホンクラブ「リンリンハウス」で2000年、火炎瓶が投げ込まれ客4人が死亡した事件で、最高裁第1小法廷(横田尤孝 裁判長)は2010/08/27までに、犯行を依頼したとして殺人や放火などの罪に問われた当時テレクラ経営中井嘉代子(69)の上告を棄却する決定をした。無期懲役とした一、二審判決が確定する。決定は2010/08/25付。

 2007/11の一審神戸地裁判決によると、中井は神戸に進出した業界大手リンリンハウスの営業を妨害しようと、指示役の当時会社役員坂本明浩(50、一審で無期懲役、二審大阪高裁で公判中)らと共謀。2000/03/02早朝、実行犯に2店舗へ火炎瓶を投げ込ませ、男性客4人をCO中毒で死亡させるなどした。

 中井は「共謀の事実はなく、冤罪だ」と無罪を主張していたが、一審は仲介役の男(47)=殺人幇助などの罪で懲役6年が確定=の供述から「被告が犯行を依頼した」と認定。2009/03の二審大阪高裁判決も支持した。
 実行犯の男2人はいずれも殺人などの罪で無期懲役が確定している。

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テレクラ「リンリンハウス」放火殺人:運転手役男に懲役20年判決 神戸地裁 <2009/12/16 読売新聞>を添削

 テレホンクラブ「リンリンハウス」(神戸市中央区)の2店舗で2000/03/02、火炎瓶が投げ込まれて男性客4人が死亡した事件で、実行犯を車に乗せ、現場まで運んだとして、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた堀健一(41)に対し、神戸地裁は2009/12/16、懲役20年(求刑無期懲役)の判決を言い渡した。

 起訴状などによると、堀は、実行犯グループのリーダー坂本明浩(49)ら4人と共謀。2000/03/02早朝、2店に火炎瓶を投げ入れて、4人を殺害し、4人に怪我を負わせたとされる。弁護側は「実行犯が火炎瓶を投げ込むとは知らず、殺人や放火の故意はなかった」と無罪を主張していた。

 この事件では6人が起訴され、坂本は無期懲役の判決を受けて控訴。実行犯の男2人は無期懲役、下見役の男は懲役6年の判決がそれぞれ確定した。首謀者とされる当時テレホンクラブ経営中井嘉代子(68)は一・二審の無期懲役判決を不服として上告している。

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テレクラ「リンリンハウス」放火殺人:中井 二審も無期懲役 <共同通信 2009/03/03>を添削

 2000/03/02にテレホンクラブ「リンリンハウス」(神戸市中央区)に火炎瓶が投げ込まれ客4人が死亡した事件で、犯行を依頼したとして殺人と放火などの罪に問われたテレクラ経営 中井嘉代子(66)に、大阪高裁(的場純男 裁判長)は2009/03/03、一審に続いて無期懲役の判決を言い渡した。

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テレクラ「リンリンハウス」放火殺人:坂本に無期懲役 神戸地裁 <神戸新聞 2008/12/08>

 2000/03/02にテレホンクラブ「リンリンハウス」(神戸市中央区)に火炎瓶が投げ込まれ、客8人が死傷した事件で、犯行を指示したとして、殺人などの罪に問われた麻薬密売グループ会長 坂本明浩(48)の判決が2008/12/08、神戸地裁であった。岡田信 裁判長は「客らが死傷する可能性を認識していた」と未必の殺意を認め、実行犯らとの共謀が成立するとして、無期懲役(求刑死刑)を言い渡した。

 岡田裁判長は判決理由で「実行犯らとの間で犯行に関する指示や連絡があった」とし、「営業妨害の報酬を得るという目的で、人命を奪った罪責は重大」と指弾した。死刑を回避した理由については「具体的な犯行計画まで指示したとはいえず、積極的な殺意はなかった」とした。

 岡田裁判長は、審理を併合した2004/02の広島東警察署(広島市中区)への発砲事件については、「実行役との共謀に合理的な疑いが残る」として無罪を言い渡した。

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テレクラ「リンリンハウス」放火殺人(2000/03/02)についてまとめ。

 2000/03/02早朝、テレホンクラブ「リンリンハウス」神戸駅前店の店内に手製の火炎瓶が投げ込まれた。店員が火炎瓶を投げ返したが、1階の一部が焼け、1人が負傷した。
 その10分後、「リンリンハウス」元町店に火炎瓶が2本投げ込まれた。店内は炎と煙に包まれ、鉄骨3階建ビルの2、3階部分計約100m2)が焼け、客4人が死亡、3人が負傷した。
 実行犯は車で逃走したが、佐野が大火傷を負っており、広島県の病院に入院したことが手がかりとなり、後に佐野と亀野が逮捕された。堀は逃走を続け2008年に愛媛で逮捕された。
 2000/03下旬、中井は「現金約4億円が盗まれた」と生田警察署に嘘の盗難届を出した。この金が報酬となった。

 実行犯:亀野晋也(30、ISS関連)、佐野和幸(44、ISS関連)=2人とも2006/11/16 最高裁で無期懲役確定
 運転役:堀健一(37、元暴力団組員)=一審で懲役20年
 下見役:中元慶久(52、広島市、ISSメンバー、別名:三宅壮生)=起訴猶予
 実行グループに犯行を指示:坂本明浩(45、広島市中区橋本町、麻薬密売グループ「インターナショナルシークレットサービス」(ISS)会長)=一審で無期懲役
 坂本に犯行を依頼:中井嘉代子(63、神戸市中央区、テレクラ「コールズ」経営、暴力団組長の娘)=2010/08/25 最高裁で無期懲役
 中根一弘(42、神戸市中央区北長狭通6、テレクラ「コールズ」の従業員、元土木資材販売業)=傷害致死幇助罪などで懲役9年判決

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http://www.finito-web.com/same/Dinform/crime/c060215.html
とか。
神戸長田駒ケ林の木造住宅密集地で火災 3時間40分後に鎮火 <神戸新聞 2010/06/09>を添削

 2010/06/09 14時すぎ、神戸市長田区駒ケ林町3で、木造の建物から煙が上がっているのを付近の住民が見つけ、119番通報した。火は木造2階建の棟続き住宅など6棟延べ約200平方メートルを焼き、約3時間40分後に消し止められた。6棟には計11世帯が住んでいたが、いずれも避難して無事だった。

 長田警察署などによると、焼けた建物のうち、ガレージとして使われていた一角がよく燃えていた。ガレージはシャッターが開いていたといい、中には車1台が止められていた。長田警察署と神戸市消防局は火元とみて2010/06/10午前から実況見分を行い、出火原因を調べる。

 現場はJR新長田駅の南約700mの住宅密集地。現場には消防車など20台とヘリコプター2機が出動し、消火活動に当たる消防隊員や付近の住民らで周辺は騒然となった。

 焼けた棟続き住宅に住む会社員(50)は「焦げ臭いにおいの後、ドーン、バリーンという音がした。外に出たらガレージから煙と炎が上がっていた」と声を震わせた。
県住で火災、1人死亡7人軽症 神戸・中央区 <神戸新聞+毎日.jp 2009/12/28>

 2009/12/27 20:15ごろ、県営南本町高層鉄筋住宅シルバーハイツ1号棟(7階建て、神戸市中央区南本町通4)で、2階203号室から出火しているのを警備員が発見、119番通報した。約50平方メートルが全焼し、3階のベランダなども焼いて約45分後に消えた。部屋から男性1人の焼死体が見つかった。この部屋に1人で住む北野進さん(78)の行方がわからず、葺合警察署では、遺体は北野さんとみて確認を進めている。
 この火事で、3階に住む76歳~8カ月の7人(男性2人、女性5人)が火傷をしたり煙を吸ったりなどして病院に運ばれたが、軽傷の模様。一時、約35人が避難する騒ぎとなった。
 葺合警察署によると、20:05ごろ、203号室でガス警報器が作動したのを警備会社が検知し、警備員が現場に駆けつけた。北野さんは足が不自由で車いすを使っており、週4回、ヘルパーの派遣を受けていた。
 現場はJR三ノ宮駅から南東へ約1km。住宅は全48戸あり、阪神淡路大震災(1995/01/17)で被災した高齢者向けとして建てられた。

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 鉄筋住宅でも住宅内は木造と大差ないですからね。
JR神戸駅高架下火災:生田署実況見分始まる <神戸新聞 2009/08/06>

 JR神戸線の高架下(神戸市中央区相生町5)で2009/08/05夜、飲食店などが燃えた火災で、生田警察署と神戸市消防局は2009/08/06午前から現場で実況見分を始めた。

 JR西日本によると、火災のため、約300人を乗せた新快速電車が現場近くの線路上で1時間半停止し、6本が運休、33本が最大2時間遅れ、約1万7000人に影響した。

 神戸市消防局などによると、2009/08/05 22:50ごろ出火し、飲食店などが入った3軒続きの木造2階建て長屋延べ約200平方メートルが全焼。飲食店1店と住居1室、物置などが燃え、怪我人はなかった。隣接する飲食店などにも一部延焼し、約2時間後に消えた。

 実況見分は、生田警察署員や神戸市消防局の職員など約40人で行われた。燃え方が激しい1室は、最近使われていない。警察と消防で関係者から話を聞き、出火原因などを調べている。

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<JRおでかけネット 2009/08/05>

22:55頃、JR神戸線:神戸駅近くの高架下で火災が発生しました。
JR神戸線 大阪~姫路で運転を見合わせていましたが、消火活動が終了し、
24:53に順次運転を再開しました。

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JR神戸線高架下で火災 2時間不通、1万人を直撃 <asahi.com 2009/08/06>

 2009/08/05 22:50ごろ、JR神戸線高架下(神戸市中央区相生町5)の飲食店「まねき」付近から出火、同店や近くの居酒屋など計7戸が全焼するなどした。怪我人はなかった。
 JR西日本はJR神戸線尼崎~姫路の上下線の運行を翌08/06 01:00前まで見合わせ、約20本が運休や遅れ、1万人以上が影響を受けた。

 生田警察署などによると、出火元とみられる飲食店は休みだった。現場は神戸駅の南約200mにあり、高架下には店舗のほかに倉庫なども入る。延焼した居酒屋にいた男性会社員(34)は「ガラスが割れる音がしたので店を出ると、隣の店から火が上がり、電線もバチバチと焼けていた」と話していた。
火災発生は工場のせいだが、消防士が死んだのは神戸市消防局のせい。
粉塵爆発を予想しないのは、消防のプロとしては怠慢すぎる。

文章中敬称略。
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逃げ遅れの原因、特定困難 神戸・消防士死亡事故1カ月 <2009/07/02>
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0002082367.shtml

(前略)
 神戸市消防局によると、速水消防士長は「急激に予測不能な形で生じた猛煙」に包まれた。逃げ遅れた原因の解明は進んでいない。
(中略)
 速水隊員が逃げ遅れた状況ははっきりしない。神戸市消防局は同僚から聞き取り。当初は小隊長ら2人が屋内で放水しており、合流した速水隊員もホースを延ばして放水を開始。その約1分後、濃い煙が急に増え、壁のように迫ってきた。「いったん撤退」と指示して小隊長が外に出ると、速水隊員はいなかった。小隊長らは「工場内は真っ暗だった」と証言した。
 神戸市消防局は「速水隊員は小隊長らと数mの距離にいたはず」とするが、詳しい位置は不明。入口と逆に向かった形跡があるが、その理由も推測の域を出ない。事故調査委員会は2009/07/02、最終回を迎える。

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事故調初会合「一気に燃え広がった可能性」<2009/06/13>

 神戸市消防局 東灘消防署の速水力・消防士長(31)(事故後、消防司令に特進)が消火活動中に亡くなった神戸市東灘区深江浜の工場火災で、天井を覆った断熱材から可燃性ガスが発生したため、急激に燃え広がった可能性が高いことが2009/06/12、わかった。神戸市消防局がこの日の事故調査委員会の初会合で報告。調査委は今後、火災の再現実験などで事故の原因や再発防止策をまとめる。
 委員長の北後明彦・神戸大学都市安全研究センター教授や建築の専門家、神戸市消防局の幹部ら17人が出席した。
 報告によると、消火活動が始まった2009/06/01 10:30頃、工場の倉庫内はうっすらと煙があって壁と天井のすき間がわずかに燃えている程度だったが、5分後に突然、天井部分から炎が吹き出した。断熱材はウレタン製で、不完全燃焼により発生した可燃性ガスが天井裏に充満し、空気に触れて一気に燃え広がったらしい。
 焼死した速水隊員のそばには天井材の鉄板があったことから、神戸市消防局は「消火活動を始めて1分以内に、天井からの炎に巻き込まれた可能性がある」と指摘した。
 また、従業員の証言などから、火元は小麦粉を焙煎するロースター機上部のフィルタータンクと断定。天井部分とは約10cmしかすき間がなかった。

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神戸深江・工場火災:食品会社に資料提出命令 <神戸新聞 2009/06/05>
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001988693.shtml

 神戸市東灘区の食品製造会社「三輪」で工場が全焼し、消火活動中の消防士が死亡した火災で、神戸市消防局は2009/06/04、同社に対し、過去の火災や今回の出火元とみられる焙煎機の管理状況について、関係資料や調査報告を提出するよう消防法に基づき命令書を出した。
 命令書は防火設備などに不具合があり、長期間の指導にも従わない場合に出すのが一般的で、火災の原因調査を目的とするのは異例。今回は鎮火までに約16時間を要し、消防士が亡くなった点を重視した。
 命令書では、火勢を増す要因とされる断熱材など内装の状況や、消防用設備の点検結果なども調べ、2009/06/12までに報告するよう求めている。

 一方、神戸市消防局は、今回の火災と、2009/05/21に火災報知機が作動した件のほかに、2003/10と2008/06、同社敷地内の屋外で、乾燥させていた小麦胚芽が自然発火するなどしていたことを明らかにした。いずれもけが人はなかった。

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神戸深江・工場火災:発生11日前にも機械から煙 <神戸新聞 2009/06/04>
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001985105.shtml

 「三輪」の工場では、大火災の11日前にも、今回の出火元とみられる焙煎機付近から煙が上がり、自動火災報知器が作動していた。同社の関係者は、2009/05/21にも焙煎機付近から煙が出て、近くの火災報知器が作動したと説明した。周辺の会社関係者も、工場内にいた従業員らが屋外に避難し、焙煎機に入っていたとみられる商品にバケツで水をかけていた様子を目撃した。同社は神戸新聞社の取材に対し、「焙煎機が故障し、商品の温度が上がり過ぎたため、煙が上がったのは事実。機械はその後、修理した」としている。

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神戸深江・工場火災:小麦粉75トン、貯蔵管理規制なし <神戸新聞 2009/06/03>

 神戸市東灘区深江浜町の食品製造会社「三輪」の工場火災で、工場内には小麦粉が約75トンあったことが2009/06/02、神戸市消防局への取材で分かった。
 小麦粉は延焼しやすいため、自治体によっては20トン以上を貯蔵する場合、火災予防のため管理方法を条例で定めているが、神戸市の条例には規定がなく、神戸市消防局は「改正を検討する必要がある」としている。
 神戸市消防局によると、25kgの小麦粉が入った袋計3000袋が、工場内で高く積まれていた。消火活動中、放水の勢いで舞い上がった小麦粉が空気と混じり合い、爆発することが何度もあったといい、火勢が増す一因になったとみられる。
 こうした特性から、東京都は都火災予防条例で小麦粉や米粉など穀物類について、延焼がはやく消火活動が特に困難な「指定可燃物」に規定。20トン以上を貯蔵する場合は消防署に届け出た上、不必要な火気の使用を控え、積み上げる高さなどを制限している。
 ただ、国が各自治体に参考として示した火災予防条例案では、穀物類は指定可燃物の対象外。神戸市内には穀物を扱う倉庫も多くあるが、神戸市消防局は「危険性はあまりないと認識していた」としている。
 火災は2009/06/01 10:20ごろに119番があり、約16時間後の2009/06/02 02:21に鎮火した。速水消防士長の死因は司法解剖の結果、焼死と判明した。東灘警察署によると、死亡推定時刻は2009/06/01 10:40ごろ。

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 重要キーワード:粉塵爆発(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%89%E5%A1%B5)
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神戸深江・工場火災:消火中の消防士死亡 9時間半不明 <神戸新聞 2009/06/02>

 神戸市東灘区深江浜町の食品製造会社「三輪」の工場火災で2009/06/01、消火作業中の神戸市消防局東灘消防署の速水力消防士長(31)=大阪府高槻市=が行方不明となった。神戸市消防局が不明から約9時間半後の2009/06/01 19:50ごろ、工場内で速水隊員を見つけたが、搬送先の病院で死亡した。2009/06/02に司法解剖して身元を最終確認する。
 神戸市消防局と東灘警察署によると、火災は2009/06/01 10:15ごろ119番通報があり、耐火構造の2階建て延べ約2950平方メートルを全焼。消防車28台のほかヘリコプターや消防艇が消火しているが、2009/06/02 0時現在も燃え続けている。
 工場では、小麦粉加工製品や冷凍ピザなどを製造。1階南東側で小麦粉を焙煎する機械から、爆発音と煙が出るのを従業員が目撃した。
 神戸市消防局によると、速水隊員の小隊(東灘33小隊)は計3人で工場内に入ったが、消火作業の開始直後に突然、熱気と煙が押し寄せた。小隊長は「退避」と声をかけ、もう1人の隊員とともに屋外に出たが、速水隊員が取り残され、無線交信にも反応がなかった。速水隊員は工場の西入口から約20mの場所で倒れていた。防火衣を着用し、空気呼吸器を背負ってエンジンカッターとホースを持って消火活動していた。1999/04に神戸市消防局に入り、2007年から東灘消防署で勤務している。

 神戸市消防局によると、消火活動中の隊員死亡は2003/06/02、神戸市西区の住宅火災で4人が亡くなって以来、2件目。消防局長小野田敏行は「(2003年の)事故を教訓に屋内の消火活動の指針を作った。今回はそれに則ったもの」とした。

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神戸深江・工場火災:工場で火災、けが人なし <神戸新聞 2009/06/01>

 2009/06/01 10:20ごろ、神戸市東灘区深江浜町の食品製造会社「三輪」などが入る敷地内の工場関係者から「建物内に煙が充満している」と119番があった。工場内から出火したらしく、神戸市消防局などから消防車など20台以上が出動、消火作業に当たった。東灘警察署によると、工場には当時、作業員らがいたが、怪我人や逃げ遅れた人はいない。

 神戸市消防局などによると、工場は鉄骨2階建てで、延べ約2900平方メートルを全焼した。工場では小麦粉を原料にした食品などを製造。東灘警察署によると、作業員が1階南東の焙煎する機械から爆発音を聞いた。また付近の食品工場の従業員によると、午前9時前から物が焦げるようなにおいがしていた。
 現場は阪神高速湾岸線深江浜ランプの南約250m。建物から上がった黒煙が一時、工場や倉庫などが立ち並ぶ周辺に広がり、湾岸線では車が徐行した。
神戸市兵庫区・放火未遂事件:容疑の男性不起訴 <神戸新聞など 2009/05/08>

 神戸地検は2009/05/07までに、非現住建造物等放火未遂容疑で送検され、処分保留となっていた磯本満(33)を嫌疑不十分で不起訴処分とした。地検は「証拠が十分でないため」と説明している。

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神戸市兵庫区・放火未遂事件:処分保留で容疑者を釈放 <神戸新聞など 2009/02/10>

 神戸地検は2009/02/09、非現住建造物等放火未遂容疑で送検された磯本満(33)について、処分保留で釈放した。地検は「引き続き捜査は必要」とし、今後は任意で調べる。磯本は「身に覚えがない」と容疑を否認していた。

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神戸市兵庫区・放火未遂事件:警戒中出入りなし 隣接の窓から犯行か <神戸新聞 2009/01/20>

 神戸市兵庫区で民家の2階ベランダ付近が燃えた事件で、2009/01/18夜の出火当時、兵庫警察署員らが現場付近の路地を重点警戒していたが、不審な人物は目撃されていなかったことが2009/01/20、分かった。兵庫警察署は、非現住建造物等放火未遂容疑で逮捕した無職 磯本満(33)が、人目につくのを避けるため、実家2階の窓から向かいのベランダ付近に火を付けた可能性が高いとみて、裏付け捜査を進める。

 被害に遭ったのは、神戸市兵庫区御崎本町2 会社員 山下裕司さん(64)方。調べでは、磯本の実家2階の窓から山下さん方のベランダまでは約1mしか離れておらず、手を伸ばせば届く。
 兵庫警察署によると、山下さん方につながる路地は3本あり、出火当時、いずれも署員が見張っていた。山下さん方の前の路地に向けて防犯カメラもあったが、不審な人物は写っていなかった。周辺では逮捕容疑となった2009/01/18夜の火災を含め、昨年末から計6件の不審火があり、兵庫警察署が警戒を強めていた。

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放火未遂容疑で無職の男逮捕 <神戸新聞 2009/01/20>

 神戸市兵庫区の民家で2009/01/18夜、2階ベランダ付近が燃えた事件で、兵庫警察署などは2009/01/19、非現住建造物等放火未遂の疑いで、近くに住む無職 磯本満(33)を逮捕した。磯本は「身に覚えがない」と容疑を否認している。周辺では昨年末から逮捕容疑の火災を含め計6件の不審火があり、同署は関連を調べる。

 兵庫警察署などの調べでは、磯本は2009/01/18 21:40ごろ、神戸市兵庫区御崎本町2 会社員 山下裕司さん(64)方の2階ベランダの段ボールや新聞紙などを燃やし、建物を燃やそうとした疑い。兵庫警察署によると、磯本の実家がこのベランダに面しており、磯本は出火直後、この実家にいた。ベランダは実家2階から手を伸ばせば届く距離。
 山下さん方では2009/01/14未明に外壁の一部を焼くボヤがあり、2009/01/17 02:30ごろにも出火し、室内が全焼した。また、周辺半径約20mの範囲で、2008/12/28~2009/01/18未明にかけて5件の不審火が続いており、2009/01/18夜の火災は、放火の警戒中だった兵庫警察署員が発見した。兵庫警察署などは一連の不審火について、現住建造物等放火などの疑いで捜査していた。

 現場はホームズスタジアム神戸の北東にある住宅密集地。連日の不審火で眠れぬ夜が続く地元では、2009/01/19夜から自治会がパトロールを始めたばかりだった。

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同じ民家で不審火3度目 <神戸新聞 2009/01/19>

 2009/01/18 21:50ごろ、神戸市兵庫区御崎本町2で、2009/01/17未明の火災で全焼した木造2階建て民家の2階部分から煙が出ているのを、放火の警戒中だった兵庫警察署員が発見。通報を受けた神戸市消防局が約20分後に消し止めた。ベランダ2平方メートルが焼けた。
 兵庫警察署などの調べでは、この民家は2009/01/14未明に外壁を焼く原因不明のボヤがあり、さらに2009/01/17 02:30ごろ出火。室内は全焼したものの外壁などが残っていた。この日、住人はおらず、火の気もなかった。
 現場一帯では半径約20mの範囲で、2007/08に2件、2008/12/28~2009/01/18未明までに5件の不審火が相次いで発生。今回が8件目となり、兵庫警察署は関連があるとみて現住建造物等放火などの疑いで捜査している。
 現場はホームズスタジアム神戸の北東で、細い街路に面して住宅が密集している。

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また不審火 ごみ箱燃える <神戸新聞 2009/01/18>

 2009/01/18 01:00すぎ、神戸市兵庫区御崎本町2の民家近くの路地に置いてあったごみ箱が燃えた。神戸市消防局によると、民家の床が一部焦げたとの情報もある。

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民家全焼 付近で不審火相次ぐ <神戸新聞 2009/01/17>

 2009/01/17 02:30ごろ、神戸市兵庫区御崎本町2 ビル清掃業 山下裕司さん(64)方から出火し、木造モルタル2階建て約150平方メートルを全焼した。出火当時、山下さんの妻と次女が就寝中だったが、逃げて無事だった。山下さん方では2009/01/14早朝に外壁が燃える不審火があったばかり。今回も就寝中の近隣住民が多数避難するなど、付近は一時騒然となった。
 兵庫警察署によると、屋外に置いていた洗濯機の付近から火が出て、外壁を伝わり燃え広がったとみられる。周辺に火の気はなく、不審火とみて捜査を進めるとともに、2009/01/14 03:30ごろに発生した火事との関連についても調べている。
 現場は、狭い路地を挟んで住宅が密集する地域。周辺では2007/08にも2回、山下さん方から十数メートルの範囲内で未明に民家の庭付近の物が燃える不審火が発生している。
火災:中央卸売市場 青果加工の工場全焼 <2009/03/20>

 2009/03/20 13:20ごろ、神戸市中央卸売市場にある近江商店の青果加工工場(神戸市兵庫区中之島2)から出火。鉄骨平屋建て約120平方メートルを全焼した。怪我人はなかった。出火後、市場周辺が一時黒煙で覆われ、神戸市消防本部に通報が相次いだ。
 兵庫警察署の調べによると、工場東側の外に置いてあった木製のパレットやプラスチック製のケースなどが燃えており、ここから延焼した可能性がある。
 この日は市場の休場日。工場は市場本場の南西側にあり、13時ごろまで数人が野菜をラップで包む作業を行っていたが、出火当時は無人だった。付近に火の気はなく、同署などが出火原因を調べている。
深海潜水調査船支援母船「よこすか」の火災に伴うスケジュールの影響及び被害状況について <2009/02/24 独立行政法人海洋研究開発機構>を基に

1.スケジュール
 今年度のスケジュールは以下の通りであり、4月以降の研究計画への影響はございません。
 2009/03/14 年次検査工事及び火災修復工事完工(当初02/19予定)
  (株)川崎造船神戸工場出港、「よこすか」性能確認試験
 2009/03/18 横須賀本部専用岸壁入港(当初02/26予定)
  潜水調査船「しんかい6500」搭載、性能確認試験準備
 2009/03/21 横須賀本部専用岸壁出港(当初03/19予定)
  潜水調査船「しんかい6500」性能確認試験
 2009/03/31 沖縄那覇港入港(当初03/29予定)

2.被害状況
1)人的被害(無し)
 初期消火を行った本船乗組員1名、川崎造船作業員2名が煙を吸い込み、病院にて検査を受けたが、結果異常なし。

2)物的被害
[端艇甲板]
・火元の潜水船要員室、隣の潜水船要員室の艤装品・電線・電気品は焼損、その他5部屋、浴室、便所は水害・煙害。
・通路、扉の開いていた2部屋の電気品は煤による汚損、熱風による変形。

[船橋甲板]
・火元の上に位置する潜水船要員室の床は焼損による歪み。その他は煙害。

[航海船橋甲板]
・電気機器が煙により汚損。

[上甲板]
・職員食堂含む3部屋が水害。

[第二甲板]
・娯楽室が水害。

3.対応状況
 (株)川崎造船より事故防止対策の説明を受け、工事を再開しているところです。

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川崎造船よこすか火災:エアダクト溶接の熱が原因か <神戸新聞 2009/02/13>

 2009/02/12朝、川崎造船神戸工場(神戸市中央区)に係留されていた(独)海洋研究開発機構の海洋調査船支援母船「よこすか」で起きた火災は、溶接工事による熱が天井を通じ、上部階の作業用シートに伝わって燃えだした可能性のあることが同日、実況見分した生田警察署の調べで分かった。

 調べによると、「よこすか」3階の居室など約40平方メートルが燃えた。出火当時、作業員が2階通路の天井付近で、エアダクトの溶接作業中だった。生田警察署は、溶接で発した熱が天井の鉄板を通じ、3階に敷かれていた作業用シートに伝わり、発火した可能性があるとみて、出火原因を調べている。

 川崎造船の親会社の川崎重工業は「溶接工事が適切な手順を踏んでいたかは調査中」、海洋研究開発機構は「「よこすか」のダメージを調べ、今後の学術調査への影響を見極めたい」としている。

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川崎造船火災:106人乗船、突然白い煙 <神戸新聞など 2009/02/12>

 もうもうと白煙が立ち込め、サイレンが鳴り響いた。2009/02/12朝、川崎造船神戸工場(神戸市中央区)で起きた支援母船「よこすか」の火災。現場は消防車14台と消防艇、ヘリコプターが出動するなど一時騒然となった。ここ数年、大規模造船工場での修理や建造中の船の火災や事故が相次いでおり、あらためて安全対策が問われそうだ。

 出火当時、「よこすか」には乗組員と修理などに当たる作業員の106人が乗船。突然上がった白煙に船内は混乱した。「まだ人が取り残されている」。工場内で別の作業をしていた男性によると、次々と乗組員らが避難し叫び声が上がった。「煙はツンと鼻を突くようなにおい。みんな慌てて外に飛び出していた」と生々しく語った。エンジン部分にいた乗組員は「火事だと叫ぶ声を聞き、船から逃げた。こんなことは初めて」と顔を引きつらせていた。

 10:30すぎから川崎造船神戸工場内で川崎造船幹部らが記者会見。神戸工場では、2007年にもクレーン倒壊による死傷事故を起こしており、総務部長の近藤喬は「クレーンの倒壊事故以降、一層の安全対策に取り組んできたが、このような火災を出し、非常に申し訳ない」と頭を下げた。

 ここ数年、各地の造船工場では、修理や建造中の船内で火事や感電事故が続発。
 神戸では2008/07、三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)で、建造中の潜水艦「そうりゅう」内で感電事故が発生、設備の検査に当たっていた5人が重軽傷を負った。
 2008/10には神戸ドック(神戸市兵庫区)で整備中だった引き船から出火。船員室や休憩室を焼く被害が出ており、安全対策の徹底が叫ばれていた。

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係留の海洋調査船で火災、3人搬送 神戸:川崎造船 <神戸新聞など 2009/02/12>

 2009/02/12 09:00ごろ、川崎造船神戸工場第4ドック(神戸市中央区東川崎町3)で、定期点検作業のため係留中の(独)海洋研究開発機構の深海潜水調査船支援母船「よこすか」(4439t)から出火、船員の居室2部屋など約40平方メートルを焼き、約30分後に消し止められた。初期消火をしていた船員や作業員の男性3人が煙を吸い、病院で手当てを受けた。神戸市消防局と生田警察署の調べによると、出火当時、川崎造船の作業員が2階左舷にある乗組員居住区域の通路天井でエアダクトの溶接作業中、飛び散った火花が燃え移ったとみられる。

 「よこすか」は、2009/01/16から川崎造船神戸工場で定期点検を受けており、この日は08:30から作業が始まり、船内には、作業員55人と「よこすか」の乗組員51人がいた。生田警察署は、出火当時の詳しい状況について、関係者から話を聞いている。

 「よこすか」は、最大潜航深度6500mの能力を持つ世界最高水準の有人大深度潜水調査船「しんかい6500」の支援母船。船内には「しんかい6500」の格納庫もあるが、「しんかい6500」は海洋研究開発機構の横須賀本部(神奈川県)で定期点検中で、「よこすか」に搭載されていなかった。また、生田警察署によると、船内の調査機器などに被害はなかった。2009/02/19に定期点検を終えた後は、試験航海で横須賀本部に戻る予定だった。
死亡男性の身元判明 神戸・マンション火災 <神戸新聞など 2009/01/06>

 2009/01/05 16:50ごろ、神戸市兵庫区福原町のマンション「ハイツ湊川」(鉄筋コンクリート造9階建て)の8階の1室から出火、約30平方メートルを全焼した。この火事で、火元の部屋に住む無職 北村隆史さん(47)がベランダの柵を越えて隣の部屋の前まで移った際に転落し、全身を強く打って死亡した。隣室の女性(34)も煙を吸って軽傷。
 現場は神戸市営地下鉄 湊川公園駅の東約100m、歓楽街の一角。目撃者によると、北村さんの部屋からは炎が噴き出していた。北村さんはベランダの手すりを乗り越えて隣の部屋の前まで行き、下の階に足を伸ばした。足が下の階の手すりに届いたと思った瞬間、転落したとのこと。

 兵庫警察署や神戸市消防局によると、北村さん方と隣室の間にあるベランダの仕切り板が壊れていなかったことが判明。この板は簡単に打ち破ることができ、緊急時の避難経路になるはずだったが、北村さんはベランダの手すりを乗り越え、隣室前に避難。その際、誤って転落した。仕切り板の前に障害物もなかった。
住宅火災、女性が死亡 神戸・新長田 <神戸新聞 2008/12/29>

 2008/12/29 13:30ごろ、神戸市長田区駒ケ林町2の文化住宅「北駒文化」から出火、木造2階建て延べ約160平方メートルのうち約90平方メートルを焼いた。1階に住む広瀬明さん(62)方から女性の遺体が見つかった。
 兵庫県警長田警察署の調べでは、広瀬さんは1人暮らしで、同日、知人の松井邦男さん(57)とその妻(61)=大阪市浪速区=が訪れていた。出火当時、広瀬さんと邦男さんは外出中で、妻が1人で留守番をしていた。妻は体が不自由で車いすを使っていた。遺体は妻の可能性が高いとみて確認を急ぐとともに出火原因を調べる。
 2階に住む男性(45)は「テレビを見ていると、タンスと壁の間から白い煙が上がってきた。外に出たら、広瀬さん方の台所からバチバチと音が聞こえた」と話した。

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 アスタくにづかのさらに南、六間道商店街のすぐ南の地区です。震災では火災を免れ、再開発地区にも掛からなかったため、古い木造住宅が密集していて、火災が起きたら怖い地区です。
グリコピア神戸:チョコ工場でボヤ <神戸新聞 2008/12/22>

 2008/12/22 08:50ごろ、神戸グリコの製菓工場兼企業博物館 グリコピア神戸(神戸市西区高塚台7)の5階建ての1棟で、「排気ダクト付近から煙が上がっている」と、工場関係者から119番通報があった。神戸市消防局の消防車など車両13台、ヘリコプター1機が出動。ダクト内部が燃え、スプリンクラーの作動で約20分後に消えた。工場内で作業していた従業員約10人は避難して無事だった。
 同社によると、出火した建物ではチョコレート製造のためカカオ豆を加熱加工しており、この日は午前8時ごろ始業。ダクトは、加工の際に出る臭気の排出用に設置されており、通常約100度の排気温度が、出火当時は300度近くまで上がっていた。
担当者を書類送検へ 三菱重工・潜水艦感電事故 <神戸新聞 2008/12/04>

 三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)で2008/07/09、建造中の海上自衛隊潜水艦「そうりゅう」で電流計測中の社員が感電し負傷した事故で、兵庫県警兵庫警察署などは、バッテリーの電源を切り忘れていたことが事故の原因とみて、担当していた社員(36)=明石市=を2008/12/04にも業務上過失傷害容疑で書類送検する。
 事故は2008/07/09朝、電流計測器でバッテリーの蓄電状況を調べる作業中に起きた。調べでは、社員は計測前にバッテリーの電源を切り忘れ、計測器付近から火花を散らせ、近くにいた他の社員4人の顔や手にやけどなどの重軽傷を負わせた疑い。容疑を認めている。

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作業責任者、書類送検へ 三菱重工神戸造船所感電 <神戸新聞 2008/10/24>

 三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)で2008/07/09、建造中の海上自衛隊潜水艦「そうりゅう」(2900トン)の電流計測作業中に社員5人が感電し、重傷を負うなどした事故で、兵庫警察署などは、業務上過失傷害容疑で、作業の責任者だった社員(36)=明石市=を書類送検する方針を固めた。
 調べでは、2008/07/09朝、同造船所第5岸壁の潜水艦機械室で、バッテリーの蓄電状況を調べる作業をしていたところ、突然火花が散り、この社員を含む5人が顔や手などをやけどする重軽傷を負った。この社員は艦内の電源を落とす担当だったが、調べに対し「電源を落とすのを忘れた」などと話している。同署などは社員の作業ミスが事故の原因ではないかとの見方を強めている。同署は、他の社員からも詳しく事情を聴き、過失の有無を調べる。


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三菱重工を行政指導へ、消防局「火災通報ない」 <神戸新聞 2008/07/16>

 三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)で海上自衛隊潜水艦「そうりゅう」整備中に5人が重軽傷を負った感電事故で、三菱重工が事故の際に火災が発生していたのに通報していなかったとして、神戸市消防局は2008/07/15、通報体制の改善を求める行政指導をすることを決めた。07/16に三菱重工に指導の文書を渡す。
 事故は、2008/07/09 07:20ごろ発生。艦内でバッテリーの最大蓄電量を調べる作業中に火花が散り、3人が顔や手などをやけどする重傷、2人が軽傷を負った。三菱重工には火花が散っただけで火災が起きたとの認識がなく、119番通報をしていなかった。
 消防局は、現場にいた社員の証言や艦内の焼け跡から火災が起きたと認定。「重大な火災か事故かを判断できなくても重大な事案であれば速やかに通報するようマニュアルなどの見直しをしてほしい」としている。

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艦内で火災、神戸市消防局が断定 <神戸新聞 2008/07/10>

 三菱重工業神戸造船所で建造中の新型潜水艦内で5人がやけどを負った事故で、神戸市消防局は2008/07/09、艦内で火災が起きていたと断定した。造船所は電流の計測器から火花が散っただけと判断して神戸市消防局に火災を通報しておらず、消防局は消防法の通報義務違反の疑いがあるとみている。造船所は「火花を浴びたやけどで、火災ではないと判断した」と説明している。

 消防局や造船所によると、事故は2008/07/09 07:20ごろ、負傷した5人が艦内のバッテリーの電圧を測ろうとしていて起きた。1人が艦外に助けを求め、5人とも造船所内の病院に運び込まれた。重傷者の転院が必要と判断した病院側が07:50ごろ、消防局へ救急車の出動を求め、消防局が事故を知った。
 消防局が負傷者に聴いたところ、2人が「小さな炎が艦内の2カ所からあがり、消火器で消火した。煙も充満した。」などと説明。艦内には消火器を噴霧した跡があり、熱い空気や煙を吸った時に起きる気道熱傷を負った作業員もいたため、火災と断定した。同造船所は「消火器は火花が散ったので念のため使ったと聞いている」としている。

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<共同通信 2008/07/09>

 三菱重工業神戸造船所で整備中だった海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」内で社員5人が感電、重軽傷を負った事故で、5人は2008/07/08 20:00から2008/07/09 05:00まで夜通しで勤務した後、残業中に事故に遭っていたことが07/09、同社の説明で分かった。
 事故発生は2008/07/09 07:20ごろで、5人はあと約20分で残業を終える予定だった。艦内では約1時間後に別の社員らが次の作業を始めることになっていた。業務上過失致傷容疑で捜査している兵庫署は、作業の詳しい状況や労務管理などについて詳しく調べている。
 同社によると、潜水艦の機械室で男性社員が、電流計測用のケーブルを発電機とバッテリーの間でブレーカーの役割を果たす「気中遮断器」に誤った方法で接続しようとしたため、火花が散ったとみられる。

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<神戸新聞 2008/07/09>

 三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)で2008/07/09朝、建造中の潜水艦内で起きた感電事故。

 艦内のブレーカーへの配線作業中、突然、雷のような火花が散った。なぜ、事故は起きたのか。造船所前には消防車やパトカーが並び、出勤してきた社員らは「一体、何事か」と不安そうな表情で職場へと向かった。
 神戸造船所の第5岸壁。潜水艦「そうりゅう」が、黒い船体の上半分を出して海上に浮かぶ。船体上部にある入り口にはブルーシートがかけられ、警察、消防関係者や作業員が慌ただしく出入りした。
 09:20ごろ、造船所内の会議室で総務部の社員が「潜水艦『そうりゅう』で作業中、5人がやけどを負った」と事故の概要を説明。その際は「艦内のバッテリーから陸への放電作業中」とし、「艦内の電圧を落とすのを忘れたのではないか」と説明した。
 しかし、11:00すぎからの会見では説明が一転。前田俊夫 潜水艦部長は「艦内に充電後、計測のための試験用ケーブルをブレーカーに差し込んだところ、火花が散った」とし、「人為的なミス」と話した。事故当時、艦内で配線作業をしていたのは1人だったが、周囲にいた4人も次々に感電、艦内は真っ暗になった。部長によると、5人は以前にも別の潜水艦でこの作業を行ったことがある。事故の原因については「5人とまだ話をしていない。原因はこれから調査したい」と述べるにとどめた。「多くの方に多大なご迷惑をお掛けし、心からおわび申し上げます」と沈痛な面持ちで頭を下げた。

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建造中の潜水艦で事故、5人重軽傷、三菱重工神戸 <神戸新聞 2008/07/09>

 2008/07/09 07:30ごろ、三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)で、就役に向け整備中の海上自衛隊の潜水艦「そうりゅう」内で事故があり、社員5人が病院に搬送された。5人は感電したとみられ、兵庫県警によると、3人が重傷、2人が軽傷。いずれも意識はあり、命に別条はない。
 同社によると、07/08夜から岸壁上の施設と潜水艦をケーブルで結んで、潜水艦の充電作業を行っていた。艦内は電源が落ちたままの状態で照明がつかず、詳しい状況は不明。浸水はなかった。
 「そうりゅう」は海上自衛隊の主力潜水艦として2007/12に進水式を行った。現在も整備中で、2009/03に防衛省に引き渡す予定だった。
ゴミ処分場で大火災 17時間燃え続ける <神戸新聞 2008/10/26>

 2008/10/25 23:20ごろ、廃棄物埋立処分場「布施畑環境センター」(神戸市西区伊川谷町布施畑)から出火、野積みされていた粗大ごみなど約2000tを焼いた。神戸市消防局の消防車13台や消防ヘリ1機が出動して放水。神戸市環境局も重機で土をかぶせるなどし、翌日10/26 16:30ごろ鎮火した。
 怪我人はなかったが、この間大量の煙が出たため、神戸市中央区や灘区など広範囲の住民から「焦げたにおいがする」などの通報数十件が、神戸市消防局に寄せられた。

 神戸市環境局などによると、燃えたのは搬入された不燃ごみや粗大ごみで、通常は破砕してから埋め立てる。大型ごみ収集の有料化が11月から始まるため、6月ごろからセンターへの搬入量が急増。10/1から10/16までの搬入量は例年の4倍近い約7000tになっていた。平均して破砕処理できる2倍以上の量が持ち込まれるため、センターは7月初めごろから敷地内の仮置き場に山積みするようになった。1972年の供用開始から初めて。燃えたごみの山は高さ約3~4mで約4000立方メートルに広がっていた。推計では、今月末には約14000tが山積みされることになっていた。

 神戸市環境局は出火原因について「本来、別に収集されるはずのカセットボンベなどのガスが漏れ、火がついた可能性がある」としている。
 2008/10/25 14:00ごろにセンターの職員が、ほぼ同じ場所から煙が出ているのを発見。燻っているごみを別の場所に移して土をかけるなどした。
神戸市の船舶用ドックで火災 消防車など12台出動 <神戸新聞 2008/10/25>

 2008/10/25 13:30ごろ、神戸ドック工業(神戸市兵庫区西出町)のドック沖で、丸辰商会(神戸市中央区)の引き船「辰甲丸」(103トン)から出火し、船員室と休憩室など約40平方メートルを焼いた。怪我人はなかった。
 神戸市消防局から、消防車など12台と監視用のヘリコプターが出動。消防隊員が空気ボンベを使うなどして船内に入り、消火活動した。

 兵庫警察署の調べでは、出火当時、作業員らは休憩中で船内は無人。休憩直前まで、作業員らが船底でガスバーナーを使ってパイプを切断していた。

 辰甲丸は2008/10/24からドック入りし、法定検査を受けるため整備中だった。
復興のシンボル燃える 神戸製鋼所の高炉で火災 <2007/12/21>

 2007/12/21 00:40ごろ、神戸製鋼所神戸製鉄所第3高炉(神戸市灘区灘浜東町)で火災があった。溶けた鉄の飛沫が飛び散って電気ケーブルなどに燃え移り、神戸市消防局からポンプ車など9台が出動。製鉄所の自衛消防隊とともに消防作業にあたり、01:30ごろ鎮火した。

 第3高炉は阪神淡路大震災で操業停止に追い込まれるなど存亡の危機に立ったが、全社挙げての復旧活動の結果、被災からわずか75日後に再稼働を果たして「復興のシンボル」とうたわれた。老朽化に伴って改修工事が行われ、2007/12/16に「火入れ式」があったばかり。

 製鉄所や県警灘署などによると、炉内の温度は約2000度になる。溶鉄を取り出す「出銑口」から、溶けた鉄が飛び散ったため、出銑口を緊急閉鎖しようとしたところ、装置が途中で動かなくなって飛び散った鉄がケーブルなどに引火した。
 出銑口は同高炉に2カ所あり、うち1カ所でトラブルが発生。同製鉄所などで飛沫が飛び散った原因を調べている。
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