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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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三宮の6駅つなぐ130mエスカレーター設置へ <2018/09/19 11:00 神戸新聞NEXT>を編集

 神戸・三宮の再整備で、神戸市は2018/09/18、「えき●まち空間基本計画」をまとめた。
 鉄道の乗換えを円滑にするため、6駅の改札口の動線をつなぐエスカレーター設置を検討。地上と地下の3フロアの改札をつなぐエスカレーターは計130mに及ぶ可能性があるという。

 基本計画では、各駅を結ぶエスカレーターを新設して乗換えをスムーズにする他、フラワーロード(南北軸)と中央幹線(東西軸)の交差点を「三宮クロススクエア」として整備する。歩行者と公共交通機関を優先することで駅とまちの回遊性を高める。

 関係者によると、エスカレーターは、阪神神戸三宮駅の西改札口付近とJR西日本が建替えを計画している新しい駅ビル内を貫く形で、地上2階のポートライナー三宮駅の改札口を結ぶルートを想定。エスカレーターは地上で踊り場に出て、新たなエスカレーターで2階へ上がる。JR三ノ宮駅の改札口とも行き来しやすくする。
 また、JRの新しい駅ビルには地上に広い動線を設け、三宮クロススクエアと三ノ宮駅の改札口を行き来しやすくする構想も示した。

 三宮は、鉄道6路線が乗り入れる兵庫県屈指のターミナル拠点。1日当たりの乗降者数は、JR 24.8万人、阪神11万人、阪急10.7万人、神戸市営地下鉄西神・山手線12.2万人、地下鉄海岸線1.6万人、ポートライナー7.3万人の計約67.7万人に上る。
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三ノ宮駅ビル今秋解体着手 JR西日本、開業は2023年度以降 <神戸新聞 2018.08.23>を編集

 JR西日本が建て替え計画を進める三ノ宮駅直結の三宮ターミナルビル(神戸市中央区)の撤去作業が、2018秋にも始まることが2018/08/22、JR西日本などへの取材で分かった。2020年度中に解体工事を完了させる。新ビルの開業は2023年度以降になる予定。神戸の玄関口の活性化に向けた駅ビルの再開発が本格始動する。

 三宮ターミナルビルは神戸ポートアイランド博覧会があった1981年に開業。地上11階、地下2階建て、延床面積は約2万平方メートルで、ホテルや商業施設「三宮OPA」、レストランなどが入っていた。

 1995年の阪神・淡路大震災では大きな被害を受けたものの、復旧・補強工事をして営業を継続。しかし開業から35年以上がたち、耐震性能の不足が判明した。耐震改修も検討されたが、テナントへの影響などを考慮して建て替えを決定。2018/03末で閉館した。

 JR西日本は2018/04に発表した5カ年の中期経営計画で、三ノ宮駅、大阪駅、広島駅の再開発を3大プロジェクトと位置づけ、三ノ宮の新駅ビルの開業時期を2023年度以降とした。概要は未定だが、ホテルや商業施設が入る計画。敷地内では温泉も掘り当てている。

 三ノ宮駅周辺では他にも、神戸市がバスターミナルなどの入る高層ツインタワーを計画。阪急電鉄も神戸三宮駅の駅ビルの建替え工事を進めており、2021年の完成を目指している。
しあわせの村、18歳未満同伴で駐車場無料へ <2018/03/07 19:28 神戸新聞NEXT>を編集

 神戸市北区の総合福祉施設「しあわせの村」に子育て世代を呼び込もうと、神戸市は2018年度から、18歳未満の子どもを含むグループを対象に、駐車料金を無料にする。開村以来初の取り組み。2019年に迎える開村30周年に向け、老朽化した温泉や体育館を含む施設全体のリニューアルについても検討を始める。

 しあわせの村は約205haの広大な敷地内に、子どもたちが楽しめる大型遊具や芝生広場の他、温泉もあり、週末は家族連れなどでにぎわう。しかし、2000年度に約210万人いた入場者数は減少傾向をたどり、2016年度には約193万人になった。
 2017年度に外部有識者を交えて施設全体のあり方を検討する中で、子育て世帯のニーズに応える必要性がクローズアップされた。駐車場の無料化はその一環。現在は1時間以上利用すると、障害者、宿泊者以外は1日500円(普通車)かかる。2018/04以降、18歳未満がいるグループの無料化を試行し、その後本格的に始める予定だ。

 また、開村30周年を1年後に控え、全体のにぎわいづくりにつながるリニューアルの基本計画を2018年中に決める。温泉や体育館が入る施設の改修や、医療・介護の先端技術を体験できる施設の新設などを検討するという。

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駐車料金が無料となる場合 <しあわせの村 公式サイト>
・1時間以内の駐車の場合
・障がい者または同乗者のお客様が、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を各施設窓口で提示され、駐車券に捺印を受けた場合(施設利用の有無に関係なく捺印します)
・難病患者または同乗者のお客様が、特定疾患医療受給証、先天性血液凝固因子障害医療受給者証、小児慢性特定疾患承認書を各施設窓口で提示され、駐車券に捺印を受けた場合(施設利用の有無に関係なく捺印します)
・午後7時以降(平日は午後6時以降)に入られて、同日午後11時15分までに出られる場合
・ご宿泊のお客様(テントキャンプ場をご利用のお客様は除く)が宿泊施設で、駐車券に捺印を受けた場合
「神戸市夜間景観形成実施計画(都心・ウォーターフロントエリア)」の策定 <神戸新聞 2012/04/11 22:15>を編集

 神戸市は、日本三大夜景の一つと称される夜景に特化した夜間景観形成計画を策定した。けばけばしい商業看板などの照明を抑制し、条例による規制も検討するほか、2015年を目標に都心部とウォーターフロントで街並みに合わせたきめ細かい照明を演出する。1000万ドルの夜景に磨きをかけ、観光客の増加、産業・文化振興を図る計画だ。
 神戸市によると、神戸市の観光客数は阪神淡路大震災で落ち込んだが、以降は伸び続け、2010年の観光客数は約3180万人、宿泊客数は約430万人だった。計画では、2015年にそれぞれ3500万人、450万人を目指す。
 対象は神戸・元町の旧居留地、神戸港の中突堤周辺など7地区で、地区ごとに光のコンセプトを設定し、照明施設の更新や街路灯のLED化を進め、特徴ある光の演出と省エネ化を図る。

 2012年度は、フラワーロード周辺を、都心を貫く『シンボリックな光』をコンセプトに整備する。神戸市役所前の約250m区間で街路樹、花壇、彫刻を温かみのある光で照らしだし、余計な照明設備は撤去する。神戸ハーバーランドのレンガ倉庫周辺もライトアップする。

 他にも、海外の事例を参考にした夜間ウォーキングコースの設定や、季節・時間に合わせた一斉ライトアップ・ライトダウンも地元団体と協議しながら検討する。
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# 神戸市記者発表資料によると、次の7地区。
税関線沿道:都心を貫く「シンボリックな光」の演出、【H】フラワーロード 光のミュージアム、【S】夜間の都心を楽しめるしかけづくり
旧居留地:落ち着いた風格のある「大人の光」の演出、【H】公共空間の照明改善、【S】大人が楽しめる夜間の情景づくり
南京町:活気ある「賑やかな光」の演出、【H】南京町広場での光の演出、【S】店舗と連携した活気あふれる賑わいづくり
乙仲・海岸通:個々の店舗が織り成す「ほのかな光」の演出、【H】ポートセンター街園での光の演出、【S】店舗と連携したレトロな賑わいづくり
中突堤周辺:海辺に映りこむ「きらびやかな光」の演出、【H】ハーバーランド煉瓦倉庫周辺での照明整備、【S】物語性を意識した新たなしかけづくり
新港突堤西:みなと神戸らしい「新しい光」の演出、【H】神戸大橋のライトアップリニューアル、【S】デザイン・クリエイティブセンター神戸などとの連携事業の推進
ポートアイランド西:神戸港を一望する新名所のしかけづくり、【H】ポーアイしおさい公園の魅力アップ、【S】ポーアイしおさい公園周辺で楽しめるしかけづくり
ホテルシェレナ跡:高層マンション建設へ <神戸新聞 2011/11/28 15:45>を編集

 阪神淡路大震災で閉鎖され、駐車場として利用されてきた旧ホテルシェレナ(神戸市中央区元町通6)の本館跡地の一部に24階建分譲マンションが建設されることが分かった。
 ホテルシェレナの跡地は約5500平方メートル。震災で全壊判定を受けて営業を停止し、本館、東館、西館の跡地が売却された。本館跡地の一部には2009年、学生寮が完成。本館の残る部分には高齢者向け高層住宅の建設が計画されたが不況で頓挫。駐車場として活用されていた。

 その土地を2010/10、住友商事が購入し、2011/11上旬、分譲マンションの建設に着工した。高さ約75m、敷地面積約1322平方メートル。137戸で、2014/03月下旬の完成を予定している。
# (仮称)神戸元町通6丁目計画、住友商事×近鉄不動産

 取り壊されずに残った西館は改装され、賃貸マンションとなる予定。東館跡地は駐車場として利用されている。

 神戸元町6丁目商店街振興組合理事長の片山泰造は「一体開発を求めてきたが、今の時代は難しい。商店街に新しい入居者を取り込む努力をしたい」と話す。

 神戸市都市計画総局によると、神戸市内にある20階以上の共同住宅は40棟。阪神淡路大震災前に比べて25棟増えた。さらに7棟の建築確認申請が出ている。

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■ホテル シェレナ
1986/09/27 元町・三越百貨店神戸店跡にオープン。地上14階建。
<日本建設工業新聞 2011/02/02>をスクラップ

江戸時代、神戸で地震津波 居留地遺跡地層に津波の跡 <神戸新聞 2011/01/28 08:45>を添削

 神戸市教育委員会は2011/01/27、神戸市中央区江戸町の旧神戸外国人居留地遺跡の地層から、江戸時代の南海地震による津波の痕跡を確認した、と発表した。江戸時代の地層に、海から押し寄せたとみられる砂が堆積していた。過去の南海地震では西日本各地に津波の被害が報告されているが、神戸で津波の痕跡が見つかったのは初めて。

 神戸市教育委員会によると、旧神戸外国人居留地遺跡では明治時代の建物跡などが発掘されている。2009~2010年の調査で掘った長さ約15mの地層断面を、同志社大教授(堆積学)の増田富士雄が分析した。

 津波の痕跡が見つかったのは、明治時代に整地された地層(地下約1.5m)のすぐ下にある江戸時代の地層。約30cmにわたり、泥を含まないきれいな砂が積もっていた。砂は波によって押し寄せたり、ひいたりする津波特有の配列で積み重なっていたという。その下は川の氾濫によるとみられる泥の混じった砂が堆積していた。
 堆積物があったのは標高1.7~2.0mだったため、津波の高さは2.5m前後と推定。この地点で波が7~8往復したことが分かったという。

 江戸時代には、1605年(慶長)、1707年(宝永)、1854年(安政)の3度、南海地震が起きたが、地層の位置から安政、宝永いずれかの地震によるものとみられる。
 江戸時代の文献によると、大阪では宝永、安政ともに地震による大きな被害があったことが分かっており、宝永では「溺死者1万人」との記録もあるという。しかし、神戸での津波記録はこれまでなかった。
 神戸市教育委員会文化財課 学芸員の千種浩は「江戸時代の南海地震で、これだけ広範囲に堆積物が見つかった例はなく、今後の地震対策にもいかせるのではないか」と話している。

【南海地震】
 東海沖から四国沖の南海トラフ(海溝)沿いで、100~150年周期で発生するプレート型の巨大地震。東海・東南海地震と同時発生した1707年の宝永地震はM8.6で国内最大級とされる。直近は1946年の昭和地震。今後30年以内の発生確率は60%で、淡路島南部で最大5m以上、神戸市でも最大2.5mの津波が予測されている。

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神戸市で江戸時代の南海地震の津波痕跡を発見 <MSN産経 2011/01/27 21:09>を添削

 神戸市は2011/01/27、神戸市中央区の旧外国人居留地で、江戸時代に発生した南海地震の津波で堆積した砂の地層が見つかったと発表した。マグニチュード8を超えたとされる1707年の宝永地震か1854年の安政南海地震の痕跡とみられ、神戸市は「南海地震の津波が神戸まで達した証拠。今後の防災につなげたい」としている。

 地層は(現在の)海岸線から約500mの神戸市危機管理センター建設予定地で発見。同志社大学教授(堆積学)の増田富士雄が鑑定した。
 地下約1.5mの砂の層で、泥がほとんど含まれておらず、海から運ばれたとみられる。砂粒が南北の方向に将棋倒しに並んでいることから、川などの氾濫によるものではなく、津波の強力な水流に運ばれたとみられる。
 この地層の上下に明治期に整地された層と江戸初期の層を確認。堆積物の年代を絞り込んだ結果、宝永地震と安政南海地震のいずれかによる津波の痕跡の可能性が大きいと判断した。
 また、砂の層は当時の標高2mの部分にあたることも判明。江戸時代の津波被害については、大阪や和歌山などについて文献などに記録が残っているが、神戸が被害にあったことを示す文献などはなく、神戸市は神戸にも津波被害があったことを裏付ける資料として注目している。

 増田は「年代が比較的よく分かっており、地震による津波の被害を理解するうえで意義がある」と説明している。

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# 神戸市危機管理センター:神戸市中央区江戸町 神戸市役所3号館別館、及び、江戸町車庫敷地
JR廃線跡に遊歩道 完成前にお披露目 <神戸新聞 2009/10/04>を添削

 かつて貨物列車が通っていたJR「神戸臨港線」の廃線跡に整備されている遊歩道が今月末に完成するのに先立ち、2009/10/03、お披露目式が開かれた。参加者は真新しい遊歩道を体験し、新たに設置された線路にはミニSLが走った。記念式典には神戸市会議員や企業関係者ら約150人が出席した。遊歩道は2009/10/26から一般に開放される。

 遊歩道はJR灘駅南から、阪神春日野道駅とHAT神戸を結ぶ歩道橋までの約1kmで、神戸市が整備を進めていた。両脇には、近くにある住友ゴム工業が寄贈した桜の木約100本が植樹されており、春には桜並木が楽しめる。西側には当時の線路がそのまま保存されている。また、東側には、神戸市立科学技術高校の鉄道車両研究会が全長約200mのミニSL用線路を設置。SL車両が登場し、早速親子連れが列を作っていた。

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線路跡地にミニSL開通へ 神戸科技高生製作 <神戸新聞 2008/06/18>

 かつて貨物列車が行き交っていた線路跡に手作りのミニSLを走らせようと、神戸市立科学技術高校の生徒たちが車両やレール製作などに取り組んでいる。来春にも、神戸市が遊歩道として整備する跡地に開通する予定で、一般にも開放を計画している。生徒たちは「昔を思い出しながら、鉄道の面白さを地域の人々に知ってもらえる場になればうれしい」と意気込んでいる。

 2003年12月に廃止されたJR貨物の通称「神戸臨港線」の一部、JR灘駅南から阪神春日野道駅とHAT神戸を結ぶ歩道橋までの約1kmを、神戸市が遊歩道として整備を進めている。ミニSL用のレールは高校の南側約300mに敷く。
 取り組むのは「鉄道車両研究会」の部員ら。部長で3年の城雅尊さん(18)と3年の大西圭さん(17)を中心に、2007/04から進めている。レールや車両などは溶接や加工などすべて生徒が手掛けた。夏休み中もほぼ毎日作業を重ね、2007/04から2008/03までに約200m分のレールを製作した。部員以外にも、3年生の「課題研究」として数人が作業に携わっている。
 線路と枕木がしっかり接着しているかどうかを確認するには、細かく高度な技術が問われ、作業は困難を極める。経験豊富な城さんと大西さんが課題研究の3年生や研究会の1、2年生を指導。大西さんは「自分たちで作り上げることの楽しさを他の生徒にも伝えたい」と胸を張る。

 ミニSLは、卒業生が約5年かけて1997年に完成させた蒸気機関車「旧国鉄9600型」。実車の1/8モデルで長さ1.23m、高さ45cm、重さ150kg。約2tまで引っ張ることができる。
 遊歩道は来春にも完成し、レールは常設される。城さんは「周りの人に『いいものを作ったね』と言われるように頑張りたい」と張り切っている。

「神戸臨港線」
正式名称はJR貨物(旧国鉄)東海道本線貨物支線。1907年、灘(後の東灘)~小野浜約3.2kmが開業。1928年には湊川貨物駅まで延伸された。だがトラック輸送の増加などで、1985年、湊川貨物駅が廃止された。その後、阪神・淡路大震災後の入港船の減少などもあり、2003年に全線が廃止された。
神戸水上警察署 ポートアイランド移転へ 港の眺望復活に弾み <神戸新聞 2009/09/10>を添削

 神戸市、兵庫県、兵庫県警は2009/09/10、神戸水上警察署(神戸市中央区波止場町)のポートアイランド移転に合意した、と発表した。庁舎の耐震強度不足から改修か移転を検討していた兵庫県警に対し、神戸水上警察署のあるウオーターフロント一帯の再整備を計画中の神戸市がポートアイランドの市有地を用意、移転を要請していた。2013年度の移転を目指す。

 移転予定地は現庁舎から約2.5km南東の神戸・ポートアイランド北公園内。神戸水上警察署の管轄エリアのほぼ中心で、警備艇の係留場所が庁舎近くで確保できる。
 現庁舎は7階建てで1981年に完成。周辺には高級ブランド店などが並ぶ旧居留地やメリケンパークなど神戸港に面した観光スポットがある。以前から「庁舎が港の眺望を遮っている」との声があり、兵庫県の耐震診断で庁舎の強度不足が判明したのを機に、移転計画が浮上した。

 2008年末には、有識者らでつくる「都心とウォーターフロントを考える会」が、神戸水上警察署周辺約1.3haの整備を神戸市に提案。神戸水上警察署や隣接する神戸第2地方合同庁舎を移転し、海が見渡せる公園を作るよう求めていた。
スパコン隣接地の明け渡し 神戸市が強制執行 <2009/08/13>

 神戸市は2009/08/12までに、ポートアイランド2期で日帰り温泉のテーマパークを計画していたレジャー開発会社(株)USR(神戸市中央区、貝島博史社長)に、土地の明け渡しを強制執行した。土地は次世代スーパーコンピューター施設の隣接地で、神戸市は新たな進出先の誘致を進める。
 神戸市とUSR社は2006年5月に定期借地権契約を締結。約2.5haの敷地に温泉施設などを建設する予定で、着工を2年以内、開業を3年以内としていた。その後、神戸市は隣接地にスパコン施設を誘致。USR社は、同施設から露天風呂が見える可能性があるとの理由で、2007年10月分から土地の賃料を滞納していた。
 神戸市は2008年4月、未払い賃料など約8800万円と土地の明け渡しを求めて神戸地裁に提訴し、2009年2月に神戸市が全面勝訴。だが、USR社は試掘用の資材を撤去していなかった。

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温泉ニュースBlog(http://onsen.xii.jp/article/9226530.html)
兵庫・神戸ポートアイランドの温泉施設計画が事実上頓挫 <2008/01/07>

 このブログでも繰り返し紹介している兵庫県神戸市のポートアイランド南駅前に建設される予定の温泉施設に関連し、事業主の(株)USRが不明朗な支出を繰り返し、建設資金が枯渇している公算が大きいことが分かった。2007/01/04付の産経新聞関西版が伝えた。
 報道によると、USRは協力企業10社から約2億円の資金を集めたが、2006年末から2007年6月にかけて元社長(2007年9月退任)や複数の元役員が不自然な取引を乱発、コンビニのATMから20万円ずつ合計600万円が引き出されたり、元社長の休眠会社に300万円が支払われていた。
 USRの銀行口座の残高は2007年6月末の3755円。集めた2億円のうち5000万円ほどが使途不明になっている。さらに温泉掘削の費用や設計費、神戸市への借地代など合計9000万円も支払いが滞ったままになっている。温泉施設の建設にはさらに30億円が必要とされており、資金を集めるのは(個人的には)どうみても不可能だと思う。
 USRが集めた2億円のうち1億円は、まったく関係ない詐欺容疑で東京地検に逮捕されたフリーの女性ジャーナリストが出資。このジャーナリストは東京・表参道の土地取引をめぐって商社から5億5000万円をだまし取ったとして逮捕されており、そのうちの資金の一部がUSRに流れたとみられている。

 この報道が事実だとすれば、神戸市は「USRはすでに温泉を掘り当てており、2009年の操業期限を待って対応を考えたい」などと静観している場合じゃない。
 産経の記事の存在は株式会社アクトパスに教えてもらい、旅先より更新しております。いつもお世話になっております。情報提供ありがとうございました。

【追記】2008/01/13に建設予定地に行ってみた。温泉の掘削は既に終わっているので掘削櫓もなく、あたりは枯野原。上の写真右で工事中のように見えるのは地盤改良工事だそうで、周辺には「温浴施設建設」や「USR」といった掲示は一切見当たらなかった。(2008/01/19)
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