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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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神戸エレベーター事故 ブレーキ部品摩耗が原因 <2017/03/01 20:18 神戸新聞NEXT>を編集

 神戸市長田区の市営番町住宅で2015/05、エレベーターのドアが急に閉まるなどした事故で、国土交通省 社会資本整備審議会は2017/03/01、ブレーキが部品の摩耗によって正常に作動しなかったことが原因とする調査報告書を公表した。

 2015/05/21 04:40ごろ、住民が5階で降りる際、急に閉じたドアに接触した。エレベーターはその後上昇し、最上階の7階の床から約70cm上部で停止した。けが人はなかった。事故機は2016/11、撤去された。

 報告書は、ブレーキを制御する金属製のプランジャー軸が摩耗して段差ができ、たまった金属粉の影響も重なって正常に動かなかった、とした。事故機は2009年にも同じ住宅で同様の事故を起こしており、交換したプランジャー軸の硬度が低かった点も摩耗を早めた。前回事故後に製造元は部品の交換基準などを見直したが、保守・点検業者に伝わっていなかった。

 社会資本整備審議会は国交省に対し、製造業者などに定期検査や保守点検の徹底を指導するよう求めた。
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# 三精輸送機(大阪府吹田市)

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神戸市住エレベーター事故 急停止で別に負傷者も <神戸新聞 2009/06/30>

(前略)
 この事故の直後に上昇したエレベーターが、最上階を行き過ぎた上限で急停止し、乗っていた住人の男性(20)が膝や腰を打って軽傷を負っていたことが2009/06/30、分かった。
 神戸市住宅供給公社によると、事故は2009/06/19 21時ごろに発生。骨折した女性と同乗していた男性は6階のボタンを押していたが、エレベーターは7階の停止位置より約50cm高い位置で急停止した。男性は約3分間閉じ込められたが、ドアをこじ開けて脱出した。
 エレベーターは三精輸送機(大阪府吹田市)が製造。神戸市住宅供給公社は「ブレーキの故障が原因の可能性がある」としている。長田警察署も事故の原因などを調べている。

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ブレーキ故障、原因の一つか 神戸・エレベーター事故 <神戸新聞 2009/06/22>

 現地を調査した神戸市などは2009/06/22、エレベーターのブレーキが故障していたことを明らかにした。
 2009/06/22午後、神戸市建築安全課と国土交通省近畿地方整備局は、エレベーターの製造元で保守管理をしている三精輸送機(大阪府吹田市)から説明を受け、エレベーターの構造や安全装置の作動状況を確認するなどした。
 神戸市建築安全課によると、三精輸送機から2009/06/20に「ブレーキのピストン部分に鉄粉がたまり円滑に動いていなかった」との報告を受け、ブレーキの故障を確認していた。「事故原因の一つとして考えられる」とし、なぜ扉が不正常な位置で開いたかなどは「引き続き詳しく調べたい」としている。
 三精輸送機は事故が起きた2009/06/19午前にも月1回の定期点検をしたが、異常はなかった。神戸市建築安全課は、神戸市内にある事故機と同タイプのエレベーター約100台の点検を同社に指示する。

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エレベーター段差で転倒 女性が骨折 神戸 <神戸新聞 2009/06/20>

 2009/06/19 21:20ごろ、神戸市長田区五番町5の市営住宅4階で、エレベーターが床よりも高い位置で止まり、降りようとした住人の女性(66)が転倒して股関節を折る重傷を負った。
 長田警察署によると、エレベーターに同乗していた男性(21)が「エレベーターの箱が定位置より40cmくらい高く止まった」と話している。長田警察署は機械の不具合がなかったかどうかなど事故原因を調べている。
 このエレベーターは三精輸送機(大阪府吹田市)製で、同日午前、同社による点検があったが、異常はなかった。
 事故を知った住民は「普段から5cmほどずれて止まることもあり、危険だと思っていた」と不安顔。

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※該当番地の市営住宅は、神戸市営番町住宅27号棟と思われる。
 同社製のエレベーターでは2009/02、東京都新宿区のビルで、カゴがない状態で乗降口の扉が開き、男性が転落死する事故が起きている。↓記事を読む限り、この会社の点検は当てにならない。

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エレベーター転落死 45年間、部品交換の記録なし <産経新聞など 2009/02/20>

 東京都新宿区の葬祭会社「帝都典礼」本社ビル1階でかごがない状態でエレベーターの扉が開き、そば店経営の塚田敏雄さん(74)が転落死した事故で、扉のロック装置の使用年数の基準が10年だったことが2009/02/20、分かった。製造元で保守管理をしていた「三精輸送機」(大阪府吹田市)によると、事故機は1964(昭和39)年に設置後、45年間、フックやばねなどロック装置の部品を交換した記録がない。
 警視庁捜査1課と四谷警察署は2009/02/20、業務上過失致死の疑いで、三精輸送機本社や東京支店(新宿区)、帝都典礼を家宅捜索した。扉をロックする部品の摩耗で扉が開いたとみて、関係資料を押収し、使用状況や点検業務に問題がなかったか調べる。
 三精輸送機によると、事故機の扉は、扉上部に取り付けられた2つの金属製フックがかみ合うことでロックがかかる仕組み。かごが停止した階ではフックがはずれ、扉を手動で開閉できるようになる。最後に点検した2009/02/04には異常はなかったとしているが、警視庁の現場検証では部品の一部が摩耗し、ロックが完全にかからない状態になっていた。
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2016/4/24 22:18神戸新聞NEXT

橋桁落下で施工業者家宅捜索 資料100点超押収
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工事を担当した汐義建設工事の家宅捜索を終え、押収物を車両に積み込む捜査員=24日午後2時13分、尼崎市武庫町1
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工事を担当した汐義建設工事の家宅捜索を終え、押収物を車両に積み込む捜査員=24日午後2時13分、尼崎市武庫町1
 神戸市北区の新名神高速道路の建設現場で橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故で、兵庫県警捜査1課は24日、業務上過失致死傷容疑で、工事を担当していた横河ブリッジの大阪事業場(堺市西区)や下請けの汐義(しおよし)建設工事(尼崎市武庫町1)など関係先数カ所を家宅捜索した。工事関連の図面や安全対策に関する資料など100点以上を押収したといい、今後詳しく解析し事故原因を調べる。

 県警によると、捜索は計約30人態勢で実施。各関係先には午前9時ごろ、捜査員が段ボールを持って入った。横河ブリッジの大阪事業場では午後1時半すぎまで捜索が続き、資料を入れた段ボールやケースを次々に運び出した。

 県警や発注元の西日本高速道路によると、落下した橋桁の西側はジャッキ4基で下から支えられていた。事故当日の22日は、橋桁を本来の位置まで降ろすのに必要な鋼鉄製の部材(長さ約14メートル、重さ約25トン)3基を取り付け、専用設備で上からつるすための仮止め作業をしていた。事故は一連の工程を終えた約30分後に発生。橋桁がジャッキ2基とともに崩れ落ちた。

 一方、橋桁の東側は既に専用設備につるされ、事故当日はそれまで橋桁を支えていた仮設の台を撤去する作業を進めていた。

 県警は、こうした作業が橋桁のバランスやジャッキに及ぼした影響に注目。押収した資料を分析するとともに25日以降も現場検証を続け、事故当時のより詳しい作業内容やジャッキの性能などを確認する。

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2016/4/24 07:00神戸新聞NEXT

橋桁ねじれ投げ出された 落下事故作業員らが証言
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ごう音とともに橋桁が国道176号に落下した新名神高速道路の建設現場=22日午後5時33分、神戸市北区道場町平田
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ごう音とともに橋桁が国道176号に落下した新名神高速道路の建設現場=22日午後5時33分、神戸市北区道場町平田
新名神高速道路の建設現場から国道上に落下した橋桁=23日午後、神戸市北区道場町平田
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新名神高速道路の建設現場から国道上に落下した橋桁=23日午後、神戸市北区道場町平田
 神戸市北区の新名神高速道路建設現場で22日に発生した橋桁落下事故。通行中の車などは巻き込まれなかったが、作業員10人が死傷する惨事となった。国道をふさいだ長さ約120メートル、重さ約1350トンの橋桁は、何らかの原因でバランスを崩してねじれるように傾き、作業員を振り落としながら落下したとみられる。目撃者の証言などから事故の瞬間や事故後の状況を再現した。

 この日、橋桁の東側はつられた状態で仮設の台に載せられ、西端は4基のジャッキで支えられていた。22日午後4時すぎ、橋桁の西側をつり上げるための持ち手となる別の部材の設置作業が終わる。

 同4時20分すぎ、現場の北約200メートルの防犯カメラは、ひっきりなしに車が行き交う国道176号をとらえている。カメラの記録では4時27分、橋桁が突然上下に揺れ、5秒後に西端が約20メートル下の国道の路面を直撃する。

 西側で高さ5~10メートルの足場を崩していた梛木拓也さん(20)は「バチン」という異音を聞いた直後、体が投げ出された。気が付くと地上にいた。資材や鉄骨が散乱し、血だらけの仲間の顔が見えた。

 橋桁東端のほぼ真下で交通誘導をしていた警備員男性(69)は、地鳴りのようなごう音に「地震か」と身構える。10秒は続いたか。その直後、鉄骨などとともに上から男性3人が落ちてきた。

 1人はとび職の男性だった。問い掛けに返事はなく、目だけが動いた。ほかの2人はうつぶせのまま身動きしない。一目で深刻な状態だと分かった。次の瞬間、声が響いた。

 「だれか110番入れたか!」

 約400メートル北側にいた作業員の男性(26)は衝撃音に驚いて目を向ける。すると、橋桁が傾いていた。何かに引っ掛かっているように見えた橋桁は次の瞬間、大音響とともに国道上に崩れ落ちた。

 男性が現場に駆け付けると、ほかの作業員が「1人が下敷きだ」「動くな」と叫んでいる。同4時28分以降、神戸市消防局に119番が集中する。

 近くで中古車販売会社を営む岩磨啓造社長(76)が現場に急行すると、2人の男性が同僚らしき作業員に運び出されているところだった。1人は意識がないように見えた。「救急車がなかなか到着しない。どうしようもなかった」

 同5時22分、神戸市立医療センター中央市民病院のドクターカーが現場到着。負傷者は先着の救急車に収容されており、看護師の中川千絵美さん(30)らが治療の優先順位を決める「トリアージ」に回る。負傷者の1人に「事故に遭ったことが分かりますか」と聞くが、「分からない」と言う。頭を打ったのか、意識障害になっていた。

 同5時42分と同7時17分、男性作業員2人の死亡が発表される。うち1人の遺体が橋桁の下から運び出されたのは、同9時41分だった。

山麓バイパス、タイヤが外れ 対向車が事故 <神戸新聞 2012/10/06>を編集

 2012/10/05 15:20頃、山麓バイパスの平野トンネル(神戸市兵庫区鵜原町)内で、車3台の絡む事故があり、2人が軽傷の模様。
 兵庫警察署によると、西行き車線を走行中のワゴン車の左後輪が外れ、対向車線を走っていた大型タンクローリーのフロントガラスに接触。急停止したタンクローリーに後続の乗用車が追突した。この事故で、タンクローリーの運転手と乗用車の運転手が胸などに軽傷の模様。山麓バイパスは両車線とも18時前まで規制された。
追突車両の会社を捜索 <神戸新聞 2011/12/02 16:00>を編集

 神戸市兵庫区菊水町10の市道交差点で、阪急バスやトレーラーなど5台が関係した玉突き事故で、兵庫県警交通捜査課と兵庫警察署は2011/12/02、自動車運転過失傷害容疑で、バスに追突したトレーラーを運行する松川コンテナーサービス(姫路市夢前町高長)の営業所(神戸市灘区徳井町2)を捜索した。

 捜索容疑は、松川コンテナーサービスのトレーラーが2011/11/30正午ごろ、神戸市兵庫区菊水町10の市道交差点で、信号待ちの阪急バスに追突、バスの前の別のトレーラーなど計4台に玉突きし、バスの乗客ら22人に怪我を負わせた疑い。
 兵庫警察署によると、バスに追突したトレーラーは、鳥取県から神戸まで、電化製品のスクラップを運ぶ途中だった。
 この日の捜索は10時から始まった。運行記録などを押収した上で、今後、運行管理などに問題がなかったか調べる。
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# 「松川コンテナサービス」ではない。コンテナだ。

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路線バス絡む多重事故 乗客ら24人怪我 <神戸新聞 2011/12/01 08:00>を編集

 神戸市兵庫区菊水町10の市道交差点で2011/11/30起きた阪急バスやトレーラーなど5台が絡む玉突き事故で、兵庫警察署は同日、自動車運転過失傷害の疑いで、最初に追突したトレーラーの運転手 野山御(64、神戸市北区山田町)を逮捕した。容疑を認めている。
 兵庫警察署によると、バスの乗客や運転手ら計24人が負傷し、病院に搬送された。うちバスの運転手の男性(52)と乗客の女性(75)が、手や足の骨を折る重傷。当時、路線バスには約30人が乗っていた。
 野山が運転していたトレーラーは、テレビなど電化製品のスクラップを積み、鳥取県からポートアイランド(神戸市中央区)まで運ぶ途中だった。
 事故現場は、神戸電鉄有馬線長田駅の南東約300m。旧 西神戸有料道路の南側出口付近で交通量が多い上、下り坂のカーブで見通しが悪い。
駅エスカレーターで将棋倒し 神戸地下鉄、男女3人軽傷 <MSN産経、毎日新聞 2010/11/11>を添削

 2010/11/11 14:35頃、神戸市営地下鉄 西神・山手線 学園都市駅(神戸市西区学園西町)で、上りエスカレーターに乗っていた男性(76、神戸市西区)が後方に倒れ、計4人が相次いで転倒した。

 この事故で、この男性と女性(72)が足に擦過傷を負い、女性(67)が後頭部を切った。計3人が軽傷。エスカレーターが急停止した可能性もあり、兵庫県警神戸西警察署が原因を調べている。

 神戸西警察署や神戸市交通局によると、事故が起きたのは学園都市駅2番ホーム(西神中央行きホーム)から改札口につながるエスカレーター(長さ14.4m、幅1.1m)。事故当時は10人が乗っていたが、前後一列に並んでいた4人が巻き込まれた。怪我をした3人は、一番下の段から7~8段目に乗っていた。

 駅長室でエスカレーターの緊急停止を知らせる警報が鳴り、駅員が駆けつけるとすでに止まっていた。エスカレーターは、強い衝撃などで自動停止するシステムになっている。

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 エスカレータの非常停止ボタンが押されていた、という情報もありました。
神戸港 係留ロープ事故 昨春から13件 <2010/02/25 読売新聞>

■海保、パンフ作り防止へ
 神戸港で、外国船の出入港時に係留ロープが切れる事故が、2009/04以降、13件起こっていることが神戸海上保安部などのまとめでわかった。2009/03には、岸壁にいた作業員2人が切れたロープに当たって死亡する事故も発生。全国的にも同様の調査例はなく、神戸海上保安部は「予想以上に発生しており、重大な事故につながりかねない」とパンフレットを作って、再発防止に努める。

 事故をきっかけに、海運会社が外国船を対象に調査した。神戸海上保安部によると、ロープが切れた船は、5000~1万トンのコンテナ船が大半。船首と船尾の各2か所をロープで岸壁に固定する際、ロープに負荷がかかるケースが多い。同規模の船には着岸を支援するタグボートがつかず、着岸位置まで正確に寄せる時、ロープを巻き取る力に頼りがちになる。
 2009/03/20に神戸・ポートアイランドで起こった死亡事故は、船が予定より進行しすぎたため、船首の係留ロープ(直径10cm)を船上から巻き取り、岸壁に近づこうとした。しかし、ロープが負荷に耐えきれず破断。跳ね上がり、岸壁にいた作業員2人を直撃した。切れた反動でロープは勢いよく跳ね上がり、凶器になり得る。
 事故はロープに無理な負荷がかかった例が多く、他にはロープの老朽化や乗組員の操作ミスが目立った。神戸海上保安部は、2010/03末までに啓発用パンフレットの作成を決定。船側に、傷んだロープの使用や、無理な着岸操船をやめるよう呼びかける。神戸海上保安部の星崎隆・警備救難課長は「2009/03の死亡事故以後、怪我人が出ていないのが救い。無理なロープの使い方は控えてほしい」と話している。

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神戸港:係留ロープが切れて作業員直撃、2人死亡 <2009/03/20>

 2009/03/20 07:30ごろ、神戸港ポートアイランドコンテナ第18バース(神戸市中央区港島8)で、大型コンテナ船の係留作業中、岸壁を繋いでいた布製ロープが中ほどで突然切れた。岸壁の男性作業員2人が跳ね上がったロープに薙ぎ倒され、1人は即死、もう1人は1時間後に死亡した。
 神戸水上警察署は、業務上過失致死の疑いで作業責任者やコンテナ船の船長から事情を聴いている。

 該当船は香港船籍のコンテナ船「強国(KUOCHANG)」(全長約170m、約1万5000t)。
 【死亡】いずれも海運業 早駒運輸(神戸市中央区)のアルバイト作業員
  佐名和博さん(20)=尼崎市食満6=
  山口諒さん(20)=神戸市長田区長田天神町5=

 死亡した2人は早駒運輸の男性社員(35?43?)と共に、船首と船尾から降ろされたロープ(長さ150m、直径7cm)を岸壁の係留柱につなぎ、船側の機械でロープを巻き取って接岸しようとしていた。2人が船首側の岸壁で、船から投げられたロープ2本のうち1本を岸壁の係留柱に固定し、もう1本を固定しようとしたところ、突然、船が動き出し、固定していた方のロープが切れた。

 なお、大型船の係留用ロープは太く頑丈で、張り詰めた状態から切れると極めて危険。海運関係者は「鉄の棒で殴られるようなものだ」と話している。
 早駒運輸によると、佐名さんは2008/02、山口さんは2008/10にアルバイトで採用された。
川崎造船クレーン倒壊:地裁で3被告に有罪判決 <2009/04/22>

 川崎造船神戸工場(神戸市中央区)で2007/08/25、部品交換中に大型クレーンが倒壊し作業員3人が死亡した事故で、業務上過失致死傷罪に問われた当時の担当者3人に、神戸地裁は2009/04/22、それぞれに禁固1年 執行猶予2年(求刑禁固1年)の判決を言い渡した。
 3人は(当時の)工場の工作部長杉崎公俊(56)、生産管理グループ長竹田俊志(54)、整備担当の班長定隆行(54)。
 判決理由で五十嵐浩介裁判官は「結果は重大で刑事責任は軽視できない」とする一方で「工場全体での安全確保に疑問が残り、3人だけに責任を負わせるのは適当でない恐れがある」と指摘した。
 判決によると、3人は造船用クレーンのベアリングを交換する際、十分な知識や経験がないのに安全性を検討せず工事を開始。クレーンが倒壊し3人を死亡させるなどした。

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川崎造船クレーン倒壊:地裁初公判で3人が起訴事実を認める <2009/02/27>

 川崎造船神戸工場(神戸市中央区)で2007/08/25、大型クレーンが倒壊し、部品の交換作業をしていた社員らが死傷した事故で、業務上過失致死傷罪に問われた3人の初公判が2009/02/27、神戸地裁であり、いずれも起訴事実を認めた。
 検察側は冒頭陳述で「ベアリング交換は40年以上前に行われて以来、工事工程表もなく、被告人らに作業の知識、経験がなかった」と主張した。
 一方、同罪で神戸区検に略式起訴された整備担当主任技士(61)は、神戸簡裁に罰金50万円の略式命令を出され、すでに納付した。

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川崎造船クレーン倒壊:社員3人を在宅起訴 <2009/01/15>

 川崎造船神戸工場(神戸市中央区)で2007/08/25、船体ブロックをつり上げるクレーンが倒壊し、部品の交換作業をしていた社員らが死傷した事故で、神戸地検は2009/01/14、注意義務を怠ったとして、業務上過失致死傷罪で3人を在宅起訴した。
 起訴されたのは以下の3人。(役職はいずれも当時の役職、敬称略)
 川崎造船神戸工場 工作部長 杉崎公俊(56)=神戸市北区=
 川崎造船神戸工場 生産管理グループ長 竹田俊志(54)=明石市藤江=
 川崎造船神戸工場 艤装課班長 定隆行(53)=三木市志染町=

 3人とともに書類送検された主任技士(61)は「過失の程度が低い」として、神戸区検が略式起訴した。

 起訴状によると、4人は社内規定に基づく審議会での安全性検討などを怠り、2007/08/25、クレーン(高さ約50m、総重量約670t)のベアリング交換の作業を実施。ジャッキ4基で持ち上げたクレーンを倒壊させ、作業員ら3人を死亡させ、3人に重軽傷を負わせた。

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川崎造船神戸工場:クレーン倒壊、3人死亡4人重軽傷 <2007/08/25>

 2007/08/25 09:50頃、川崎造船神戸工場(神戸市中央区東川崎町)で、造船用クレーン(高さ約50m、約800t)のアーム部分(高さ約30m)が倒れた。
 生田警察署などによると、近くでクレーンの修理作業をしていた同社の作業員ら9人のうち、3人が死亡、4人が重軽傷を負った。

 調べでは、08:15頃から、作業員がクレーン部品の交換作業のため主軸を動かそうとしていた。クレーンは工場敷地内の中央付近にあり、アーム部分は「く」の字形に折れ曲がって、一部は隣接する工場の屋根に突き刺さった。クレーンは造船用の資材を運ぶためのもの。

▽死亡▽
 川崎造船 社員 赤瀬祐三さん(55)=高砂市曽根町=
 川崎造船 社員 篠原武史さん(40)=神戸市灘区岩屋北町2=
 人材派遣会社 社員 山本和夫さん(55)=神戸市垂水区美山台1=

 川崎造船によると、事故はクレーンの主軸下部に設置されているベアリングの交換作業中に起きた。
 前日にベアリングの一部破損が見つかったため、当日08:00から、4基の油圧ジャッキでクレーンの主軸を数cm持ち上げる作業に取りかかった。現場責任者の赤瀬さんら6人は地上約12mのフートステップに、篠原さんと山本さんが地上約31mのローラーパスにいた。
 09:00ごろからジャッキの油圧を上げたところ、主軸がフートステップ部分から折れ、アームが後方に倒れた。
 4基のジャッキの油圧が不均等にかかったことやジャッキそのものの不具合が事故につながった可能性もあり、入院中の作業員らから事故当時の詳しい状況を聴いて原因の特定を進める。

 倒れたのは「走行式ジブクレーン」と呼ばれる重機で、1964年に設置された。船舶の部材を運ぶためにドックのレール上を移動する構造になっている。
神鋼高砂工場:電気炉から溶鉄5トン漏出 <神戸新聞 2008/10/22>

 2008/10/22 02:10ごろ、神戸製鋼所高砂製作所(高砂市荒井町新浜2)の鉄粉工場で、鉄を溶かす電気炉から溶けた鉄約5tが漏れた。従業員が鉄の周囲に散水して冷却。けが人はなかった。
 高砂製作所によると、溶けた鉄を電気炉から別の容器に移す前に、ノズルが誤作動し鉄が落下したらしい。流出した鉄を受け止める容器からもあふれ出した。設備のトラブルとみて、原因を調べている。
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