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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。
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殺人未遂容疑で男再逮捕へ 神戸・女性殴打事件 <神戸新聞 2009/10/06>
神戸市長田区の路上で女性2人が金づちで殴られ重傷を負った事件で、兵庫県警長田署は2009/10/05、別の暴行容疑で逮捕され、事件への関与を認めていた、無職 千葉一輝(22)=神戸市長田区宮川町4、傷害などの容疑で送検=について、殺人未遂容疑で逮捕状を取った。10/06にも再逮捕する。神戸地検は千葉の責任能力の有無を調べるため、鑑定留置の請求も視野に入れて捜査している。
逮捕状の容疑は、2009/09/15 16:50ごろ、神戸市長田区宮川町6の路上で、神戸市兵庫区に住む食料品販売手伝いの女性(68)と次女(35)の頭などを金づちで殴り、重傷を負わせた疑い。捜査関係者によると、千葉は「悪口を言われたと思った」などと話しているが、2人と面識はない。
千葉は2009/09/16朝、神戸市長田区長田町5の市道で、近くの男性(73)を殴るなどした疑いで現行犯逮捕。その後の長田署の調べに、「川沿いの家の近くで女の人を殴った」などと、事件への関与を認める供述をしていた。
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暴行:逮捕の容疑者、通り魔供述「女の人殴った」 <毎日新聞 2009/09/16 12:19>
2009/09/16 07:55ごろ、神戸市長田区長田町5の路上で、若い男が男性(73)の顔などを素手で殴ったり蹴ったりしているのを、兵庫県警機動パトロール隊員が発見、暴行容疑で現行犯逮捕した。男は神戸市長田区宮川町4 無職 千葉一輝(21)。現場から約150m西で09/15夕、女性2人が男に金づちのようなもので殴られ重傷を負った殺人未遂事件についても「昨日、女の人を殴りました。金づちは神戸市内で購入した」と認めている。
県警長田署によると、千葉は逮捕の直前、神戸市長田区大塚町7の女性(68)宅を宅配便の配達を装って訪問。女性が応対に出たところ、勝手に室内に上がり込み、居間でテレビを見ていた同居男性にナイフ(刃渡り約14cm)を突きつけ、「若い女いるやろ」などと脅した。男性がなだめようと現場まで連れていったところ、いきなり殴りかかってきた。男性は右ひじにすり傷と打撲の軽傷。女性宅は09/15の事件現場から北東約300m。男性と千葉は面識はない。
千葉は灰色パーカーの上着と黒色の半ズボン姿。09/15の事件の男も白っぽい上着と黒色半ズボン姿で、20~30代だった。
一方、09/15の事件で、女性2人はいずれも頭部を複数回殴られていたことが捜査関係者への取材でわかった。現場近くで見つかった金づちは柄の部分で折れていることから、相当強い力で殴った可能性もあり、長田署は強い殺意があったとみて調べている。
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神戸の路上で暴行、21歳男逮捕…母娘襲撃も自供 <読売新聞 2009/09/16 12:27>
神戸市長田区内の路上で男性を殴るなどしたとして、兵庫県警長田署は2009/09/16、神戸市長田区宮川町4 無職 千葉一輝(21)を暴行容疑で現行犯逮捕した。
千葉は、09/15日に神戸市長田区内で母娘2人が殴られ重傷を負った事件について、「金づちを買って、昨日、女の人を殴った」と犯行を認める供述を始めており、長田署は2人に対する殺人未遂容疑でも追及する方針。
発表によると、千葉は09/16 07:55頃、神戸市長田区長田町の路上で、無職男性(73)の顔を殴ったり蹴ったりした疑い。
千葉はこの直前、宅配便を装って同区内の男性宅に侵入。家の中に上がり込み、「若い女おるやろ」と言いながら、男性にナイフ(刃渡り約14cm)を突き付けた。男性が千葉をなだめながら屋外に出たが、暴行された。付近をパトロール中の警察官が気付き、取り押さえた。
男性宅は、09/15夕に神戸市長田区内の路上で無職 伊藤幸枝さん(68)と、次女の歌余子さん(35)が襲われた現場から南約50mにあり、犯人の体格や年齢、服装などが千葉容疑者と似ていたため、長田署が追及。千葉容疑者が「私がやりました」などと認めた。
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路上で女性2人、金づちで殴られる 神戸・長田 <神戸新聞 2009/09/16 18:24>
2009/09/15 16:50ごろ、神戸市長田区宮川町6の路上で、歩いていた女性2人が男に金づちのようなもので殴られた。男はそのまま逃走。2人は頭にけがを負い、重傷のもよう。長田署は、通り魔事件の可能性もあるとみて、殺人未遂容疑で捜査を始めた。2人は兵庫区の68歳と35歳の母娘。2人とも意識があり「男とは面識がない」などと話している。同署によると、男は大声を出しながら近づいてきた。20~30歳で、灰色半袖パーカに黒の半ズボン姿だった。
現場は神戸市立長田小学校東約100mの住宅街。
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これを基準とします。
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神戸で通り魔、母娘2人が男に凶器で殴られる <読売新聞 2009/09/15 18:46>
2009/09/15 16:50頃、神戸市長田区宮川町の路上で、大声で叫びながら歩いてきた男が、歩いていた女性2人の頭を後ろから金づちのようなもので殴った。2人は病院に搬送されたが、意識はあり、命に別条はない。男は逃げており、兵庫県警長田署は殺人未遂容疑で捜査している。
発表によると、2人は神戸市兵庫区の女性(68)と次女(35)。男は20~30歳代で、1メートル60ぐらい。グレーの半袖パーカーに黒の半ズボン姿だった。2人は男と面識がない。
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「1メートル60」って何だ?(^^;
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神戸で通り魔、母娘2人が男に凶器で殴られ重傷 <読売新聞 2009/09/15 21:35>
2009/09/15 16:50頃、神戸市長田区宮川町の路上で、男が大声で叫びながら、前を歩いていた神戸市兵庫区、無職伊藤幸枝さん(68)と次女のパート店員歌余子さん(35)の頭を金づちのようなもので相次いで殴った。幸枝さんは頭の骨を折り重傷、歌余子さんも頭から出血し、右腕を骨折して重傷だが、いずれも命に別条はない。男は歩いて逃走した。2人は男と面識はないと話しており、兵庫県警長田署は、殺人未遂容疑で男の行方を追っている。
発表によると、男は20~30歳代で、身長1メートル60ぐらいのやせ形。グレーの半袖パーカーに黒の半ズボン姿だった。現場から数メートルの路上で折れた金づちの柄、付近の川から血が付着した金づちの先端が見つかり、同署は凶器とみて鑑定する。伊藤さんと歌余子さんは近くの銭湯に行く途中だった。
近くで犬の散歩をしていた介護士の男性(52)によると、現場の南約100mから、女性2人のすぐ後ろを、犯人とみられる男が歩いていた。3人が角を曲がり、見えなくなった瞬間、突然、ウワーとわめく男の大声が聞こえた。駆け寄ると、女性2人が側溝に身をかがめ、頭から血を流して、「何でこんな目に遭わんといかんの」と泣き叫んでいた。
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「1メートル60」って何だ?(^^;
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女性2人がハンマーで殴られる 神戸・長田、男が逃走 <asahi.com 2009/09/15 18:32>
2009/09/15 16:55ごろ、神戸市長田区宮川町6丁目の路上を歩いていた男性から「女性2人が男にハンマーで殴られ、頭から血を流している」と119番通報があった。長田署などによると、2人は親子で、病院に運ばれて治療を受けているが命に危険はない。長田署が殺人未遂容疑で逃げた男の行方を追っている。
長田署などによると、男はパーカーに灰色ズボン姿。2人は同署員に対して「知らない男だった」と話している。現場はJR新長田駅の約1.8km北にある住宅地の一角。
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ハンマー?
最寄り駅は高速長田駅/地下鉄長田駅(長田神社前)、あるいは神戸電鉄長田駅ですが?
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女性2人、金づちで殴られ重傷 神戸の路上、男が逃走 <asahi.com 2009/09/15 21:17>
2009/09/15 16:50ごろ、神戸市長田区宮川町6丁目の路上で、女性2人が男に頭部を殴られたと110番通報があった。長田署によると、2人は自営業手伝いの伊藤幸枝さん(68)と次女の歌余子さん(35)=いずれも神戸市兵庫区松原通1丁目=で、幸枝さんは頭の骨、歌余子さんは右腕の骨がそれぞれ折れる重傷。現場近くで金づちが見つかっており、同署は2人がこの金づちで襲われたとみて、殺人未遂容疑で逃げた男の行方を追っている。
長田署によると、男は無言で2人に襲いかかり、最初に母親、続いてそばにいた次女の頭を金づちで殴った。2人は歩いて神戸市須磨区の銭湯に向かう途中で、同署員に「男と面識はない」と話している。署員が現場周辺を捜索したところ、近くの路上で金づちの柄が、そばを流れる苅藻川で先端部分がそれぞれ折れた状態で見つかった。
男は20~30歳で身長約160センチ。灰色半袖パーカーに黒色半ズボンをはいており、神戸電鉄有馬線が走る東へ逃走した。
現場はJR新長田駅の1.8km北の住宅密集地。近くに住む男性介護士(52)は17時前、現場近くで男が被害女性2人と並ぶようにして歩いているのを目撃していた。直後に「助けて」という悲鳴が聞こえ、男が「ウオー」と大声で叫びながら走り去った。
近くの女性は「早く警察を呼んで」という叫び声を聞いていた。女性は外出中の孫に「(男が)逃げているので気をつけて」と電話で伝えたという。別の女性(79)は、上着が血だらけの被害女性が川べりに腰を下ろし、救急隊員から手当てを受けていたのを見た。「このあたりは夕方になると人通りが少なくなる。通り魔事件が起きるなんて本当に恐ろしい」
現場の約100m西にある長田小学校の山内数正教頭によると、事件当時は下校時間を過ぎていたが、女児1人が忘れ物を取りに戻っていたため、教員が下校に付き添った。また同小は保護者と児童に対し、ホームページで不要不急の外出を控えるよう呼びかけた。09/16朝は教職員が通学路で警戒にあたる。
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最寄り駅は高速長田駅/地下鉄長田駅(長田神社前)、あるいは神戸電鉄長田駅ですが?
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神戸通り魔:金づち?で殴られ、女性2人重傷 男は逃走 <毎日新聞 2009/09/15 20:43>
2009/09/15 16:50ごろ、神戸市長田区宮川町6の路上で、神戸市兵庫区、食料品店手伝い、伊藤幸枝さん(68)と次女のパート、歌余子さん(35)が一緒に歩いていたところ、突然男に金づちのようなもので頭を相次いで殴られた。男は歩いて逃走した。伊藤さんは頭蓋骨骨折と脳挫傷、歌余子さんは頭頂部や側頭部を殴られ重傷とみられる。兵庫県警長田署は殺人未遂事件として緊急配備し、男の行方を追っている。
同署によると、男は大声を上げながら伊藤さんらに近づき、最初に伊藤さん、続いて歌余子さんを殴った。2人とも男と面識はない。現場近くの路上に金づちの柄の部分、道路の脇を流れる川の中に金属の頭部が落ちていた。
同署や目撃者によると、男は20~30代で身長160センチぐらい、やせ形、白っぽい上着に黒色半ズボン姿。伊藤さんらは現場近くの銭湯に向かう途中だった。
事件を目撃した近くの女性(78)は「女性が泣き叫ぶ声が聞こえ、1人は頭を抱えながら座っていた。灰色のパーカをかぶった男が北の方へ逃げていった」。近くの70代主婦は「女性2人は放心状態で、頭からの出血がひどかった」と話した。
現場は神戸市営地下鉄長田駅から北西約800mの住宅街。現場のすぐ近くには小学校があり、地元の自治会などが付近をパトロールした。
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おお優秀。一番よく取材できていますね。情報も正確。
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添削基準:数字は全角を半角に添削。日付は正確に添削。「~~という」という無責任文末は削除。
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神戸市長田区の路上で女性2人が金づちで殴られ重傷を負った事件で、兵庫県警長田署は2009/10/05、別の暴行容疑で逮捕され、事件への関与を認めていた、無職 千葉一輝(22)=神戸市長田区宮川町4、傷害などの容疑で送検=について、殺人未遂容疑で逮捕状を取った。10/06にも再逮捕する。神戸地検は千葉の責任能力の有無を調べるため、鑑定留置の請求も視野に入れて捜査している。
逮捕状の容疑は、2009/09/15 16:50ごろ、神戸市長田区宮川町6の路上で、神戸市兵庫区に住む食料品販売手伝いの女性(68)と次女(35)の頭などを金づちで殴り、重傷を負わせた疑い。捜査関係者によると、千葉は「悪口を言われたと思った」などと話しているが、2人と面識はない。
千葉は2009/09/16朝、神戸市長田区長田町5の市道で、近くの男性(73)を殴るなどした疑いで現行犯逮捕。その後の長田署の調べに、「川沿いの家の近くで女の人を殴った」などと、事件への関与を認める供述をしていた。
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暴行:逮捕の容疑者、通り魔供述「女の人殴った」 <毎日新聞 2009/09/16 12:19>
2009/09/16 07:55ごろ、神戸市長田区長田町5の路上で、若い男が男性(73)の顔などを素手で殴ったり蹴ったりしているのを、兵庫県警機動パトロール隊員が発見、暴行容疑で現行犯逮捕した。男は神戸市長田区宮川町4 無職 千葉一輝(21)。現場から約150m西で09/15夕、女性2人が男に金づちのようなもので殴られ重傷を負った殺人未遂事件についても「昨日、女の人を殴りました。金づちは神戸市内で購入した」と認めている。
県警長田署によると、千葉は逮捕の直前、神戸市長田区大塚町7の女性(68)宅を宅配便の配達を装って訪問。女性が応対に出たところ、勝手に室内に上がり込み、居間でテレビを見ていた同居男性にナイフ(刃渡り約14cm)を突きつけ、「若い女いるやろ」などと脅した。男性がなだめようと現場まで連れていったところ、いきなり殴りかかってきた。男性は右ひじにすり傷と打撲の軽傷。女性宅は09/15の事件現場から北東約300m。男性と千葉は面識はない。
千葉は灰色パーカーの上着と黒色の半ズボン姿。09/15の事件の男も白っぽい上着と黒色半ズボン姿で、20~30代だった。
一方、09/15の事件で、女性2人はいずれも頭部を複数回殴られていたことが捜査関係者への取材でわかった。現場近くで見つかった金づちは柄の部分で折れていることから、相当強い力で殴った可能性もあり、長田署は強い殺意があったとみて調べている。
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神戸の路上で暴行、21歳男逮捕…母娘襲撃も自供 <読売新聞 2009/09/16 12:27>
神戸市長田区内の路上で男性を殴るなどしたとして、兵庫県警長田署は2009/09/16、神戸市長田区宮川町4 無職 千葉一輝(21)を暴行容疑で現行犯逮捕した。
千葉は、09/15日に神戸市長田区内で母娘2人が殴られ重傷を負った事件について、「金づちを買って、昨日、女の人を殴った」と犯行を認める供述を始めており、長田署は2人に対する殺人未遂容疑でも追及する方針。
発表によると、千葉は09/16 07:55頃、神戸市長田区長田町の路上で、無職男性(73)の顔を殴ったり蹴ったりした疑い。
千葉はこの直前、宅配便を装って同区内の男性宅に侵入。家の中に上がり込み、「若い女おるやろ」と言いながら、男性にナイフ(刃渡り約14cm)を突き付けた。男性が千葉をなだめながら屋外に出たが、暴行された。付近をパトロール中の警察官が気付き、取り押さえた。
男性宅は、09/15夕に神戸市長田区内の路上で無職 伊藤幸枝さん(68)と、次女の歌余子さん(35)が襲われた現場から南約50mにあり、犯人の体格や年齢、服装などが千葉容疑者と似ていたため、長田署が追及。千葉容疑者が「私がやりました」などと認めた。
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路上で女性2人、金づちで殴られる 神戸・長田 <神戸新聞 2009/09/16 18:24>
2009/09/15 16:50ごろ、神戸市長田区宮川町6の路上で、歩いていた女性2人が男に金づちのようなもので殴られた。男はそのまま逃走。2人は頭にけがを負い、重傷のもよう。長田署は、通り魔事件の可能性もあるとみて、殺人未遂容疑で捜査を始めた。2人は兵庫区の68歳と35歳の母娘。2人とも意識があり「男とは面識がない」などと話している。同署によると、男は大声を出しながら近づいてきた。20~30歳で、灰色半袖パーカに黒の半ズボン姿だった。
現場は神戸市立長田小学校東約100mの住宅街。
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これを基準とします。
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神戸で通り魔、母娘2人が男に凶器で殴られる <読売新聞 2009/09/15 18:46>
2009/09/15 16:50頃、神戸市長田区宮川町の路上で、大声で叫びながら歩いてきた男が、歩いていた女性2人の頭を後ろから金づちのようなもので殴った。2人は病院に搬送されたが、意識はあり、命に別条はない。男は逃げており、兵庫県警長田署は殺人未遂容疑で捜査している。
発表によると、2人は神戸市兵庫区の女性(68)と次女(35)。男は20~30歳代で、1メートル60ぐらい。グレーの半袖パーカーに黒の半ズボン姿だった。2人は男と面識がない。
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神戸で通り魔、母娘2人が男に凶器で殴られ重傷 <読売新聞 2009/09/15 21:35>
2009/09/15 16:50頃、神戸市長田区宮川町の路上で、男が大声で叫びながら、前を歩いていた神戸市兵庫区、無職伊藤幸枝さん(68)と次女のパート店員歌余子さん(35)の頭を金づちのようなもので相次いで殴った。幸枝さんは頭の骨を折り重傷、歌余子さんも頭から出血し、右腕を骨折して重傷だが、いずれも命に別条はない。男は歩いて逃走した。2人は男と面識はないと話しており、兵庫県警長田署は、殺人未遂容疑で男の行方を追っている。
発表によると、男は20~30歳代で、身長1メートル60ぐらいのやせ形。グレーの半袖パーカーに黒の半ズボン姿だった。現場から数メートルの路上で折れた金づちの柄、付近の川から血が付着した金づちの先端が見つかり、同署は凶器とみて鑑定する。伊藤さんと歌余子さんは近くの銭湯に行く途中だった。
近くで犬の散歩をしていた介護士の男性(52)によると、現場の南約100mから、女性2人のすぐ後ろを、犯人とみられる男が歩いていた。3人が角を曲がり、見えなくなった瞬間、突然、ウワーとわめく男の大声が聞こえた。駆け寄ると、女性2人が側溝に身をかがめ、頭から血を流して、「何でこんな目に遭わんといかんの」と泣き叫んでいた。
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女性2人がハンマーで殴られる 神戸・長田、男が逃走 <asahi.com 2009/09/15 18:32>
2009/09/15 16:55ごろ、神戸市長田区宮川町6丁目の路上を歩いていた男性から「女性2人が男にハンマーで殴られ、頭から血を流している」と119番通報があった。長田署などによると、2人は親子で、病院に運ばれて治療を受けているが命に危険はない。長田署が殺人未遂容疑で逃げた男の行方を追っている。
長田署などによると、男はパーカーに灰色ズボン姿。2人は同署員に対して「知らない男だった」と話している。現場はJR新長田駅の約1.8km北にある住宅地の一角。
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ハンマー?
最寄り駅は高速長田駅/地下鉄長田駅(長田神社前)、あるいは神戸電鉄長田駅ですが?
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女性2人、金づちで殴られ重傷 神戸の路上、男が逃走 <asahi.com 2009/09/15 21:17>
2009/09/15 16:50ごろ、神戸市長田区宮川町6丁目の路上で、女性2人が男に頭部を殴られたと110番通報があった。長田署によると、2人は自営業手伝いの伊藤幸枝さん(68)と次女の歌余子さん(35)=いずれも神戸市兵庫区松原通1丁目=で、幸枝さんは頭の骨、歌余子さんは右腕の骨がそれぞれ折れる重傷。現場近くで金づちが見つかっており、同署は2人がこの金づちで襲われたとみて、殺人未遂容疑で逃げた男の行方を追っている。
長田署によると、男は無言で2人に襲いかかり、最初に母親、続いてそばにいた次女の頭を金づちで殴った。2人は歩いて神戸市須磨区の銭湯に向かう途中で、同署員に「男と面識はない」と話している。署員が現場周辺を捜索したところ、近くの路上で金づちの柄が、そばを流れる苅藻川で先端部分がそれぞれ折れた状態で見つかった。
男は20~30歳で身長約160センチ。灰色半袖パーカーに黒色半ズボンをはいており、神戸電鉄有馬線が走る東へ逃走した。
現場はJR新長田駅の1.8km北の住宅密集地。近くに住む男性介護士(52)は17時前、現場近くで男が被害女性2人と並ぶようにして歩いているのを目撃していた。直後に「助けて」という悲鳴が聞こえ、男が「ウオー」と大声で叫びながら走り去った。
近くの女性は「早く警察を呼んで」という叫び声を聞いていた。女性は外出中の孫に「(男が)逃げているので気をつけて」と電話で伝えたという。別の女性(79)は、上着が血だらけの被害女性が川べりに腰を下ろし、救急隊員から手当てを受けていたのを見た。「このあたりは夕方になると人通りが少なくなる。通り魔事件が起きるなんて本当に恐ろしい」
現場の約100m西にある長田小学校の山内数正教頭によると、事件当時は下校時間を過ぎていたが、女児1人が忘れ物を取りに戻っていたため、教員が下校に付き添った。また同小は保護者と児童に対し、ホームページで不要不急の外出を控えるよう呼びかけた。09/16朝は教職員が通学路で警戒にあたる。
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最寄り駅は高速長田駅/地下鉄長田駅(長田神社前)、あるいは神戸電鉄長田駅ですが?
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神戸通り魔:金づち?で殴られ、女性2人重傷 男は逃走 <毎日新聞 2009/09/15 20:43>
2009/09/15 16:50ごろ、神戸市長田区宮川町6の路上で、神戸市兵庫区、食料品店手伝い、伊藤幸枝さん(68)と次女のパート、歌余子さん(35)が一緒に歩いていたところ、突然男に金づちのようなもので頭を相次いで殴られた。男は歩いて逃走した。伊藤さんは頭蓋骨骨折と脳挫傷、歌余子さんは頭頂部や側頭部を殴られ重傷とみられる。兵庫県警長田署は殺人未遂事件として緊急配備し、男の行方を追っている。
同署によると、男は大声を上げながら伊藤さんらに近づき、最初に伊藤さん、続いて歌余子さんを殴った。2人とも男と面識はない。現場近くの路上に金づちの柄の部分、道路の脇を流れる川の中に金属の頭部が落ちていた。
同署や目撃者によると、男は20~30代で身長160センチぐらい、やせ形、白っぽい上着に黒色半ズボン姿。伊藤さんらは現場近くの銭湯に向かう途中だった。
事件を目撃した近くの女性(78)は「女性が泣き叫ぶ声が聞こえ、1人は頭を抱えながら座っていた。灰色のパーカをかぶった男が北の方へ逃げていった」。近くの70代主婦は「女性2人は放心状態で、頭からの出血がひどかった」と話した。
現場は神戸市営地下鉄長田駅から北西約800mの住宅街。現場のすぐ近くには小学校があり、地元の自治会などが付近をパトロールした。
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おお優秀。一番よく取材できていますね。情報も正確。
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添削基準:数字は全角を半角に添削。日付は正確に添削。「~~という」という無責任文末は削除。
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JR廃線跡に遊歩道 完成前にお披露目 <神戸新聞 2009/10/04>を添削
かつて貨物列車が通っていたJR「神戸臨港線」の廃線跡に整備されている遊歩道が今月末に完成するのに先立ち、2009/10/03、お披露目式が開かれた。参加者は真新しい遊歩道を体験し、新たに設置された線路にはミニSLが走った。記念式典には神戸市会議員や企業関係者ら約150人が出席した。遊歩道は2009/10/26から一般に開放される。
遊歩道はJR灘駅南から、阪神春日野道駅とHAT神戸を結ぶ歩道橋までの約1kmで、神戸市が整備を進めていた。両脇には、近くにある住友ゴム工業が寄贈した桜の木約100本が植樹されており、春には桜並木が楽しめる。西側には当時の線路がそのまま保存されている。また、東側には、神戸市立科学技術高校の鉄道車両研究会が全長約200mのミニSL用線路を設置。SL車両が登場し、早速親子連れが列を作っていた。
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線路跡地にミニSL開通へ 神戸科技高生製作 <神戸新聞 2008/06/18>
かつて貨物列車が行き交っていた線路跡に手作りのミニSLを走らせようと、神戸市立科学技術高校の生徒たちが車両やレール製作などに取り組んでいる。来春にも、神戸市が遊歩道として整備する跡地に開通する予定で、一般にも開放を計画している。生徒たちは「昔を思い出しながら、鉄道の面白さを地域の人々に知ってもらえる場になればうれしい」と意気込んでいる。
2003年12月に廃止されたJR貨物の通称「神戸臨港線」の一部、JR灘駅南から阪神春日野道駅とHAT神戸を結ぶ歩道橋までの約1kmを、神戸市が遊歩道として整備を進めている。ミニSL用のレールは高校の南側約300mに敷く。
取り組むのは「鉄道車両研究会」の部員ら。部長で3年の城雅尊さん(18)と3年の大西圭さん(17)を中心に、2007/04から進めている。レールや車両などは溶接や加工などすべて生徒が手掛けた。夏休み中もほぼ毎日作業を重ね、2007/04から2008/03までに約200m分のレールを製作した。部員以外にも、3年生の「課題研究」として数人が作業に携わっている。
線路と枕木がしっかり接着しているかどうかを確認するには、細かく高度な技術が問われ、作業は困難を極める。経験豊富な城さんと大西さんが課題研究の3年生や研究会の1、2年生を指導。大西さんは「自分たちで作り上げることの楽しさを他の生徒にも伝えたい」と胸を張る。
ミニSLは、卒業生が約5年かけて1997年に完成させた蒸気機関車「旧国鉄9600型」。実車の1/8モデルで長さ1.23m、高さ45cm、重さ150kg。約2tまで引っ張ることができる。
遊歩道は来春にも完成し、レールは常設される。城さんは「周りの人に『いいものを作ったね』と言われるように頑張りたい」と張り切っている。
「神戸臨港線」
正式名称はJR貨物(旧国鉄)東海道本線貨物支線。1907年、灘(後の東灘)~小野浜約3.2kmが開業。1928年には湊川貨物駅まで延伸された。だがトラック輸送の増加などで、1985年、湊川貨物駅が廃止された。その後、阪神・淡路大震災後の入港船の減少などもあり、2003年に全線が廃止された。
かつて貨物列車が通っていたJR「神戸臨港線」の廃線跡に整備されている遊歩道が今月末に完成するのに先立ち、2009/10/03、お披露目式が開かれた。参加者は真新しい遊歩道を体験し、新たに設置された線路にはミニSLが走った。記念式典には神戸市会議員や企業関係者ら約150人が出席した。遊歩道は2009/10/26から一般に開放される。
遊歩道はJR灘駅南から、阪神春日野道駅とHAT神戸を結ぶ歩道橋までの約1kmで、神戸市が整備を進めていた。両脇には、近くにある住友ゴム工業が寄贈した桜の木約100本が植樹されており、春には桜並木が楽しめる。西側には当時の線路がそのまま保存されている。また、東側には、神戸市立科学技術高校の鉄道車両研究会が全長約200mのミニSL用線路を設置。SL車両が登場し、早速親子連れが列を作っていた。
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線路跡地にミニSL開通へ 神戸科技高生製作 <神戸新聞 2008/06/18>
かつて貨物列車が行き交っていた線路跡に手作りのミニSLを走らせようと、神戸市立科学技術高校の生徒たちが車両やレール製作などに取り組んでいる。来春にも、神戸市が遊歩道として整備する跡地に開通する予定で、一般にも開放を計画している。生徒たちは「昔を思い出しながら、鉄道の面白さを地域の人々に知ってもらえる場になればうれしい」と意気込んでいる。
2003年12月に廃止されたJR貨物の通称「神戸臨港線」の一部、JR灘駅南から阪神春日野道駅とHAT神戸を結ぶ歩道橋までの約1kmを、神戸市が遊歩道として整備を進めている。ミニSL用のレールは高校の南側約300mに敷く。
取り組むのは「鉄道車両研究会」の部員ら。部長で3年の城雅尊さん(18)と3年の大西圭さん(17)を中心に、2007/04から進めている。レールや車両などは溶接や加工などすべて生徒が手掛けた。夏休み中もほぼ毎日作業を重ね、2007/04から2008/03までに約200m分のレールを製作した。部員以外にも、3年生の「課題研究」として数人が作業に携わっている。
線路と枕木がしっかり接着しているかどうかを確認するには、細かく高度な技術が問われ、作業は困難を極める。経験豊富な城さんと大西さんが課題研究の3年生や研究会の1、2年生を指導。大西さんは「自分たちで作り上げることの楽しさを他の生徒にも伝えたい」と胸を張る。
ミニSLは、卒業生が約5年かけて1997年に完成させた蒸気機関車「旧国鉄9600型」。実車の1/8モデルで長さ1.23m、高さ45cm、重さ150kg。約2tまで引っ張ることができる。
遊歩道は来春にも完成し、レールは常設される。城さんは「周りの人に『いいものを作ったね』と言われるように頑張りたい」と張り切っている。
「神戸臨港線」
正式名称はJR貨物(旧国鉄)東海道本線貨物支線。1907年、灘(後の東灘)~小野浜約3.2kmが開業。1928年には湊川貨物駅まで延伸された。だがトラック輸送の増加などで、1985年、湊川貨物駅が廃止された。その後、阪神・淡路大震災後の入港船の減少などもあり、2003年に全線が廃止された。
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鉄人28号:いよいよ着工へ 若松公園で起工式 神戸・新長田 <2009/07/27>
JR新長田駅南地区の若松公園(神戸市長田区)で建設計画が進む「鉄人28号」原寸大モニュメントの起工式が2009/07/27、若松公園であった。訪れた地域の商店主や住民らは、初めて実物の「顔」と対面。「やっぱり大きいなあ」と驚きながら、記念写真を撮るなどして楽しんだ。
起工式には、地元商店主や住民ら約200人が参加。NPO法人KOBE鉄人プロジェクト理事長の正岡健二が「熱い思いと期待に胸はふくらむばかり。(新)長田のランドマークとして街の行く末を見届けてくれることになる」と挨拶。正岡らが綱を引いて除幕すると、高さ約2.2mの頭部が現れ、大きな拍手が起きた。
神戸・新長田中心市街地活性化協議会会長の上田司郎は「モニュメントの着工を機に、これからは地元の人間が活性化に力を出していかなければならない」と話した。
頭部はこの日いったん岸和田市の工場に戻された。モニュメントは2009/08上旬に建設が始まり、2009/09下旬に完成し、2009/10/04に完成式典が開かれる予定。
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鉄人28号:原寸大モニュメント制作中 神戸・新長田 <2009/06/24>
「ビルのまちに ガオー」。
神戸市出身の漫画家横山光輝(1934~2004)の代表作「鉄人28号」の原寸大モニュメントの制作が大阪府岸和田市の工場で進んでいる。建設予定地のJR新長田駅南地区の若松公園(神戸市長田区)に2009/07下旬、運ばれて組み立てられる。2009/09下旬には完成し、巨大な正義の味方がまちを見下ろす。
モニュメントはアニメ版と同じ高さ18m。地元の商店主らが「阪神・淡路大震災で大きな被害を受けて再開発が進むまちの起爆剤に」と企画し、2006年に計画を発表した。NPO法人KOBE鉄人PROJECTを結成して取り組んでいる。総工費は1億3500万円。神戸市が2007年度予算で4500万円を補助し、残りは企業や個人から協賛金を募っている。
鋼鉄製の鉄人は、大阪府岸和田市の金属加工会社 北海製作所 が2008/11から制作。2009/07/23には高さ2mを超す頭部の形がほぼできあがり、試験的に胴体と接合された。巨大な鉄人の出現に、携わった職人の顔も思わずほころんだ。
搬出は2009/07/20から始まり、2009/07/27に起工式がある。2009/10/04に完成式典が開かれる予定。
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ネタ元は神戸新聞。ただし全て添削済み。
日航、神戸空港撤退は2010年度 <神戸新聞 2009/09/17>を添削
経営再建中の日本航空が、2009〜2011年度に廃止を検討している国際線と国内線の計50路線の全容が2009/09/16、明らかになった。既に判明していた神戸、静岡、粟国と合わせ、丘珠、奥尻、松本、広島西の計7空港から撤退。アムステルダムなど海外9空港での運航も取りやめる。空港からの撤退は、すべての路線運航やカウンター業務をやめることになる。いずれも赤字路線で、日航は国土交通省の有識者会議に撤退計画を提示した。松本と広島西は他社も含め定期便がなくなる。地方空港の運営に打撃を与えるのは必至で、地元自治体などとの調整は難航しそうだ。
計画によると、廃止する国内29路線のうち、2009年度は10路線(公表済を含む)を廃止。2010年度は14路線を廃止し、神戸、丘珠、奥尻、広島西からの撤退となる。2011年度は松本、静岡から撤退し、5路線を廃止する。
〜〜〜〜
同時掲載の図(原文では写真で掲載されている)を元に加筆すると、
国内線の路線廃止計画
公表済み :関西〜女満別03/31、那覇〜粟国(RAC)05/31、関西〜釧路08/31、関西〜帯広08/31、伊丹〜種子島(JTA)08/31、関西〜旭川09/30、関西〜青森09/30
2009年度廃止:羽田〜神戸、中部〜熊本(JEX)、中部〜花巻
2010年度廃止:中部〜釧路、神戸〜新千歳、神戸〜石垣(JTA)、神戸〜那覇(JTA)、北九州〜那覇(JTA)、丘珠〜釧路(HAC)、丘珠〜函館(HAC)、新千歳〜函館(HAC)、函館〜旭川(HAC)、函館〜釧路(HAC)、函館〜奥尻(HAC)、広島西〜鹿児島(JAC)、広島西〜宮崎(JAC)、岡山〜鹿児島(JAC)
2011年度廃止:松本〜伊丹(JAC)、松本〜新千歳(JAC)、松本〜福岡(JAC)、静岡〜新千歳、静岡〜福岡
HAC:北海道エアシステム、JAC:日本エアコミューター、JTA:日本トランスオーシャン航空、RAC:琉球エアーコミューター
国際線の路線廃止計画
2009年度廃止:成田〜青島、杭州、アモイ、メキシコ。中部〜仁川、パリ。関西〜大連、杭州、仁川、釜山、ロンドン、ハノイ、クアラルンプール。
2010年度廃止:成田〜ローマ、ブリスベーン、アムステルダム。
2011年度廃止:成田〜高尾、サンパウロ。関西〜バンコク、デンパサール。中部〜バンコク。
〜〜〜
日航が神戸撤退検討 関西の航空網に打撃の恐れ <2009/09/16>
経営再建中の日本航空が神戸を含む国内7空港から撤退する可能性が出てきた。関西空港でも、中国路線の一部で運休が検討されている。JALのリストラ策で、関西の航空網は大きく打撃を受けることになりそうだ。
(中略)
神戸市によると、神戸空港の2009年度の収入見通しは18億3500万円で、着陸料は全体の4割にあたる6億8700万円になる。JALグループは神戸空港から、羽田、新千歳、那覇、石垣に1日計8便を運航しており、全面撤退すれば神戸発着の3分の1の便がなくなる計算。着陸料収入は激減し、空港経営は一層厳しさを増すことになる。
JALが神戸撤退を検討する背景には、神戸地区の需要減退がある。神戸空港の利用者数は、2007年度の297万人が、2008年度は13%減の257万人。便数も2006/02の開港時は1日27便あったが、現在は22便になった。
JALは、大連や杭州など関空発着の中国路線も運休・減便する方針だ。国内の23都市と結ばれている大阪(伊丹)空港発着でも、東北や山陰では、搭乗率が採算ラインと言われる7割を下回る50%以下の路線もある。今後、運休・減便の動き広がる可能性がある。JALは景気の後退が顕著になった昨秋から、首都圏に路線を集中させており、関西地区の比重を下げてきた。2009/10にも、路線の統廃合を含めた経営健全化計画をとりまとめる予定。
今後、地元自治体は日航に便数を維持するよう求めていくとみられるが、日航の経営危機は深刻で、検討している他社との提携が成立したとしても大幅な路線整理は不可避な情勢だ。
〜〜〜
いらないよ日本航空。機材と乗員をスカイマークに売り払ってくれ。
経営再建中の日本航空が、2009〜2011年度に廃止を検討している国際線と国内線の計50路線の全容が2009/09/16、明らかになった。既に判明していた神戸、静岡、粟国と合わせ、丘珠、奥尻、松本、広島西の計7空港から撤退。アムステルダムなど海外9空港での運航も取りやめる。空港からの撤退は、すべての路線運航やカウンター業務をやめることになる。いずれも赤字路線で、日航は国土交通省の有識者会議に撤退計画を提示した。松本と広島西は他社も含め定期便がなくなる。地方空港の運営に打撃を与えるのは必至で、地元自治体などとの調整は難航しそうだ。
計画によると、廃止する国内29路線のうち、2009年度は10路線(公表済を含む)を廃止。2010年度は14路線を廃止し、神戸、丘珠、奥尻、広島西からの撤退となる。2011年度は松本、静岡から撤退し、5路線を廃止する。
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同時掲載の図(原文では写真で掲載されている)を元に加筆すると、
国内線の路線廃止計画
公表済み :関西〜女満別03/31、那覇〜粟国(RAC)05/31、関西〜釧路08/31、関西〜帯広08/31、伊丹〜種子島(JTA)08/31、関西〜旭川09/30、関西〜青森09/30
2009年度廃止:羽田〜神戸、中部〜熊本(JEX)、中部〜花巻
2010年度廃止:中部〜釧路、神戸〜新千歳、神戸〜石垣(JTA)、神戸〜那覇(JTA)、北九州〜那覇(JTA)、丘珠〜釧路(HAC)、丘珠〜函館(HAC)、新千歳〜函館(HAC)、函館〜旭川(HAC)、函館〜釧路(HAC)、函館〜奥尻(HAC)、広島西〜鹿児島(JAC)、広島西〜宮崎(JAC)、岡山〜鹿児島(JAC)
2011年度廃止:松本〜伊丹(JAC)、松本〜新千歳(JAC)、松本〜福岡(JAC)、静岡〜新千歳、静岡〜福岡
HAC:北海道エアシステム、JAC:日本エアコミューター、JTA:日本トランスオーシャン航空、RAC:琉球エアーコミューター
国際線の路線廃止計画
2009年度廃止:成田〜青島、杭州、アモイ、メキシコ。中部〜仁川、パリ。関西〜大連、杭州、仁川、釜山、ロンドン、ハノイ、クアラルンプール。
2010年度廃止:成田〜ローマ、ブリスベーン、アムステルダム。
2011年度廃止:成田〜高尾、サンパウロ。関西〜バンコク、デンパサール。中部〜バンコク。
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日航が神戸撤退検討 関西の航空網に打撃の恐れ <2009/09/16>
経営再建中の日本航空が神戸を含む国内7空港から撤退する可能性が出てきた。関西空港でも、中国路線の一部で運休が検討されている。JALのリストラ策で、関西の航空網は大きく打撃を受けることになりそうだ。
(中略)
神戸市によると、神戸空港の2009年度の収入見通しは18億3500万円で、着陸料は全体の4割にあたる6億8700万円になる。JALグループは神戸空港から、羽田、新千歳、那覇、石垣に1日計8便を運航しており、全面撤退すれば神戸発着の3分の1の便がなくなる計算。着陸料収入は激減し、空港経営は一層厳しさを増すことになる。
JALが神戸撤退を検討する背景には、神戸地区の需要減退がある。神戸空港の利用者数は、2007年度の297万人が、2008年度は13%減の257万人。便数も2006/02の開港時は1日27便あったが、現在は22便になった。
JALは、大連や杭州など関空発着の中国路線も運休・減便する方針だ。国内の23都市と結ばれている大阪(伊丹)空港発着でも、東北や山陰では、搭乗率が採算ラインと言われる7割を下回る50%以下の路線もある。今後、運休・減便の動き広がる可能性がある。JALは景気の後退が顕著になった昨秋から、首都圏に路線を集中させており、関西地区の比重を下げてきた。2009/10にも、路線の統廃合を含めた経営健全化計画をとりまとめる予定。
今後、地元自治体は日航に便数を維持するよう求めていくとみられるが、日航の経営危機は深刻で、検討している他社との提携が成立したとしても大幅な路線整理は不可避な情勢だ。
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いらないよ日本航空。機材と乗員をスカイマークに売り払ってくれ。
神戸水上警察署 ポートアイランド移転へ 港の眺望復活に弾み <神戸新聞 2009/09/10>を添削
神戸市、兵庫県、兵庫県警は2009/09/10、神戸水上警察署(神戸市中央区波止場町)のポートアイランド移転に合意した、と発表した。庁舎の耐震強度不足から改修か移転を検討していた兵庫県警に対し、神戸水上警察署のあるウオーターフロント一帯の再整備を計画中の神戸市がポートアイランドの市有地を用意、移転を要請していた。2013年度の移転を目指す。
移転予定地は現庁舎から約2.5km南東の神戸・ポートアイランド北公園内。神戸水上警察署の管轄エリアのほぼ中心で、警備艇の係留場所が庁舎近くで確保できる。
現庁舎は7階建てで1981年に完成。周辺には高級ブランド店などが並ぶ旧居留地やメリケンパークなど神戸港に面した観光スポットがある。以前から「庁舎が港の眺望を遮っている」との声があり、兵庫県の耐震診断で庁舎の強度不足が判明したのを機に、移転計画が浮上した。
2008年末には、有識者らでつくる「都心とウォーターフロントを考える会」が、神戸水上警察署周辺約1.3haの整備を神戸市に提案。神戸水上警察署や隣接する神戸第2地方合同庁舎を移転し、海が見渡せる公園を作るよう求めていた。
神戸市、兵庫県、兵庫県警は2009/09/10、神戸水上警察署(神戸市中央区波止場町)のポートアイランド移転に合意した、と発表した。庁舎の耐震強度不足から改修か移転を検討していた兵庫県警に対し、神戸水上警察署のあるウオーターフロント一帯の再整備を計画中の神戸市がポートアイランドの市有地を用意、移転を要請していた。2013年度の移転を目指す。
移転予定地は現庁舎から約2.5km南東の神戸・ポートアイランド北公園内。神戸水上警察署の管轄エリアのほぼ中心で、警備艇の係留場所が庁舎近くで確保できる。
現庁舎は7階建てで1981年に完成。周辺には高級ブランド店などが並ぶ旧居留地やメリケンパークなど神戸港に面した観光スポットがある。以前から「庁舎が港の眺望を遮っている」との声があり、兵庫県の耐震診断で庁舎の強度不足が判明したのを機に、移転計画が浮上した。
2008年末には、有識者らでつくる「都心とウォーターフロントを考える会」が、神戸水上警察署周辺約1.3haの整備を神戸市に提案。神戸水上警察署や隣接する神戸第2地方合同庁舎を移転し、海が見渡せる公園を作るよう求めていた。
高架下の貸地返還要請 JR西日本 <神戸新聞 2009/09/07>
JR西日本が、JR神戸線の灘~新長田の高架下にある店舗などと借地契約をしている土地約700件に対して返還を求めており、これまでに10件の返還があったことが2009/09/06、分かった。
将来の高架改修に備えているといい、借地権の譲渡禁止も厳格化し、返還を促している。店が集中する三ノ宮~神戸の浜側は契約の経緯から対象外としているが、空き店舗の増加を危ぶむ商業関係者からは不安の声が上がっている。元町の高架下などは個性的な店が多い商店街として人気がある一方、老朽化が進み、漏電による火災も起きている。
高架は1931(昭和6)年に完成。三ノ宮~神戸の高架下は当時、路上の屋台を移転させるために、神戸市が旧国鉄から浜側を一括して借り受けた。終戦直後の不法占有状態を経て契約関係は複雑化。1987年の国鉄民営化に際し、各権利者は20年間か30年間の契約をJR西日本と結んだ。
20年契約が満期となった2年前からJR西日本は返還を求め始めた。高架も老朽化しており、点検や補修に備えるのが目的という。JR西日本は契約の更新に応じてはいるが、これまで交渉次第で認めていた借地権の譲渡や転貸を原則として禁じ、契約条項の順守を求めている。
だが、もともと増えていた空き店舗の解消を図る地元にとって、譲渡や転貸の禁止は逆効果。また、JR西日本は「返還後は自社物件として建て直す」としているが、返還された10件のうち9件は空き店舗や更地のままだ。
一方、三ノ宮~神戸の浜側の土地約280件については、神戸市が契約に介在した経緯があり、JR西日本は神戸市主導での返還を期待する。しかし、神戸市は「今は地代のやりとりに市は介在しておらず、JR西日本と権利者の直接契約にしてほしいのが本音」と話す。
JR西日本は「高架は現段階では安全だが、いずれ大規模な補修が必要。できるだけ返還を進めた上で、現実的な補修方法を検討したい」としている。
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2009/08/05夜に発生した高架下の火災がこの記事のきっかけでしょうねぇ。
JR西日本が、JR神戸線の灘~新長田の高架下にある店舗などと借地契約をしている土地約700件に対して返還を求めており、これまでに10件の返還があったことが2009/09/06、分かった。
将来の高架改修に備えているといい、借地権の譲渡禁止も厳格化し、返還を促している。店が集中する三ノ宮~神戸の浜側は契約の経緯から対象外としているが、空き店舗の増加を危ぶむ商業関係者からは不安の声が上がっている。元町の高架下などは個性的な店が多い商店街として人気がある一方、老朽化が進み、漏電による火災も起きている。
高架は1931(昭和6)年に完成。三ノ宮~神戸の高架下は当時、路上の屋台を移転させるために、神戸市が旧国鉄から浜側を一括して借り受けた。終戦直後の不法占有状態を経て契約関係は複雑化。1987年の国鉄民営化に際し、各権利者は20年間か30年間の契約をJR西日本と結んだ。
20年契約が満期となった2年前からJR西日本は返還を求め始めた。高架も老朽化しており、点検や補修に備えるのが目的という。JR西日本は契約の更新に応じてはいるが、これまで交渉次第で認めていた借地権の譲渡や転貸を原則として禁じ、契約条項の順守を求めている。
だが、もともと増えていた空き店舗の解消を図る地元にとって、譲渡や転貸の禁止は逆効果。また、JR西日本は「返還後は自社物件として建て直す」としているが、返還された10件のうち9件は空き店舗や更地のままだ。
一方、三ノ宮~神戸の浜側の土地約280件については、神戸市が契約に介在した経緯があり、JR西日本は神戸市主導での返還を期待する。しかし、神戸市は「今は地代のやりとりに市は介在しておらず、JR西日本と権利者の直接契約にしてほしいのが本音」と話す。
JR西日本は「高架は現段階では安全だが、いずれ大規模な補修が必要。できるだけ返還を進めた上で、現実的な補修方法を検討したい」としている。
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2009/08/05夜に発生した高架下の火災がこの記事のきっかけでしょうねぇ。
神戸市の産廃汚職で元神戸市議 村岡功 実刑確定 <2009/09/03>
神戸市の産業廃棄物処理施設の建設許可などをめぐる汚職事件で、斡旋収賄と受託収賄の罪に問われた元市議 村岡功(71)=神戸市東灘区=の上告について、最高裁第1小法廷(甲斐中辰夫裁判長)は棄却する決定をした。懲役2年6月、追徴金2800万円とした一、二審判決が確定する。決定は2009/09/01付。
一、二審判決によると、村岡は大手産廃処理会社の事業参入を妨害するよう地元の会社社長らから請託を受け、許可を与えないよう神戸市担当者に要求。報酬として2003年に600万円を、長男の元市議村岡龍男=実刑確定=と2人でも計2000万円の賄賂を受け取った。
2004年には神戸市資源リサイクルセンターの業務委託契約に絡む口利きの謝礼として、200万円を受領した。
~~~~
神戸市の産廃汚職で元神戸市議 村岡龍男 実刑確定 <2009/02/20>
神戸市の産業廃棄物処理施設の建設許可などをめぐる汚職事件で、斡旋収賄罪に問われた元神戸市議 村岡龍男(48)の上告について、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は棄却する決定をした。懲役2年、追徴金3500万円とした一、二審判決が確定する。決定は2009/02/17付。
神戸市の産業廃棄物処理施設の建設許可などをめぐる汚職事件で、斡旋収賄と受託収賄の罪に問われた元市議 村岡功(71)=神戸市東灘区=の上告について、最高裁第1小法廷(甲斐中辰夫裁判長)は棄却する決定をした。懲役2年6月、追徴金2800万円とした一、二審判決が確定する。決定は2009/09/01付。
一、二審判決によると、村岡は大手産廃処理会社の事業参入を妨害するよう地元の会社社長らから請託を受け、許可を与えないよう神戸市担当者に要求。報酬として2003年に600万円を、長男の元市議村岡龍男=実刑確定=と2人でも計2000万円の賄賂を受け取った。
2004年には神戸市資源リサイクルセンターの業務委託契約に絡む口利きの謝礼として、200万円を受領した。
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神戸市の産廃汚職で元神戸市議 村岡龍男 実刑確定 <2009/02/20>
神戸市の産業廃棄物処理施設の建設許可などをめぐる汚職事件で、斡旋収賄罪に問われた元神戸市議 村岡龍男(48)の上告について、最高裁第3小法廷(那須弘平裁判長)は棄却する決定をした。懲役2年、追徴金3500万円とした一、二審判決が確定する。決定は2009/02/17付。
スパコン隣接地の明け渡し 神戸市が強制執行 <2009/08/13>
神戸市は2009/08/12までに、ポートアイランド2期で日帰り温泉のテーマパークを計画していたレジャー開発会社(株)USR(神戸市中央区、貝島博史社長)に、土地の明け渡しを強制執行した。土地は次世代スーパーコンピューター施設の隣接地で、神戸市は新たな進出先の誘致を進める。
神戸市とUSR社は2006年5月に定期借地権契約を締結。約2.5haの敷地に温泉施設などを建設する予定で、着工を2年以内、開業を3年以内としていた。その後、神戸市は隣接地にスパコン施設を誘致。USR社は、同施設から露天風呂が見える可能性があるとの理由で、2007年10月分から土地の賃料を滞納していた。
神戸市は2008年4月、未払い賃料など約8800万円と土地の明け渡しを求めて神戸地裁に提訴し、2009年2月に神戸市が全面勝訴。だが、USR社は試掘用の資材を撤去していなかった。
~~~~
温泉ニュースBlog(http://onsen.xii.jp/article/9226530.html)
兵庫・神戸ポートアイランドの温泉施設計画が事実上頓挫 <2008/01/07>
このブログでも繰り返し紹介している兵庫県神戸市のポートアイランド南駅前に建設される予定の温泉施設に関連し、事業主の(株)USRが不明朗な支出を繰り返し、建設資金が枯渇している公算が大きいことが分かった。2007/01/04付の産経新聞関西版が伝えた。
報道によると、USRは協力企業10社から約2億円の資金を集めたが、2006年末から2007年6月にかけて元社長(2007年9月退任)や複数の元役員が不自然な取引を乱発、コンビニのATMから20万円ずつ合計600万円が引き出されたり、元社長の休眠会社に300万円が支払われていた。
USRの銀行口座の残高は2007年6月末の3755円。集めた2億円のうち5000万円ほどが使途不明になっている。さらに温泉掘削の費用や設計費、神戸市への借地代など合計9000万円も支払いが滞ったままになっている。温泉施設の建設にはさらに30億円が必要とされており、資金を集めるのは(個人的には)どうみても不可能だと思う。
USRが集めた2億円のうち1億円は、まったく関係ない詐欺容疑で東京地検に逮捕されたフリーの女性ジャーナリストが出資。このジャーナリストは東京・表参道の土地取引をめぐって商社から5億5000万円をだまし取ったとして逮捕されており、そのうちの資金の一部がUSRに流れたとみられている。
この報道が事実だとすれば、神戸市は「USRはすでに温泉を掘り当てており、2009年の操業期限を待って対応を考えたい」などと静観している場合じゃない。
産経の記事の存在は株式会社アクトパスに教えてもらい、旅先より更新しております。いつもお世話になっております。情報提供ありがとうございました。
【追記】2008/01/13に建設予定地に行ってみた。温泉の掘削は既に終わっているので掘削櫓もなく、あたりは枯野原。上の写真右で工事中のように見えるのは地盤改良工事だそうで、周辺には「温浴施設建設」や「USR」といった掲示は一切見当たらなかった。(2008/01/19)
神戸市は2009/08/12までに、ポートアイランド2期で日帰り温泉のテーマパークを計画していたレジャー開発会社(株)USR(神戸市中央区、貝島博史社長)に、土地の明け渡しを強制執行した。土地は次世代スーパーコンピューター施設の隣接地で、神戸市は新たな進出先の誘致を進める。
神戸市とUSR社は2006年5月に定期借地権契約を締結。約2.5haの敷地に温泉施設などを建設する予定で、着工を2年以内、開業を3年以内としていた。その後、神戸市は隣接地にスパコン施設を誘致。USR社は、同施設から露天風呂が見える可能性があるとの理由で、2007年10月分から土地の賃料を滞納していた。
神戸市は2008年4月、未払い賃料など約8800万円と土地の明け渡しを求めて神戸地裁に提訴し、2009年2月に神戸市が全面勝訴。だが、USR社は試掘用の資材を撤去していなかった。
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温泉ニュースBlog(http://onsen.xii.jp/article/9226530.html)
兵庫・神戸ポートアイランドの温泉施設計画が事実上頓挫 <2008/01/07>
このブログでも繰り返し紹介している兵庫県神戸市のポートアイランド南駅前に建設される予定の温泉施設に関連し、事業主の(株)USRが不明朗な支出を繰り返し、建設資金が枯渇している公算が大きいことが分かった。2007/01/04付の産経新聞関西版が伝えた。
報道によると、USRは協力企業10社から約2億円の資金を集めたが、2006年末から2007年6月にかけて元社長(2007年9月退任)や複数の元役員が不自然な取引を乱発、コンビニのATMから20万円ずつ合計600万円が引き出されたり、元社長の休眠会社に300万円が支払われていた。
USRの銀行口座の残高は2007年6月末の3755円。集めた2億円のうち5000万円ほどが使途不明になっている。さらに温泉掘削の費用や設計費、神戸市への借地代など合計9000万円も支払いが滞ったままになっている。温泉施設の建設にはさらに30億円が必要とされており、資金を集めるのは(個人的には)どうみても不可能だと思う。
USRが集めた2億円のうち1億円は、まったく関係ない詐欺容疑で東京地検に逮捕されたフリーの女性ジャーナリストが出資。このジャーナリストは東京・表参道の土地取引をめぐって商社から5億5000万円をだまし取ったとして逮捕されており、そのうちの資金の一部がUSRに流れたとみられている。
この報道が事実だとすれば、神戸市は「USRはすでに温泉を掘り当てており、2009年の操業期限を待って対応を考えたい」などと静観している場合じゃない。
産経の記事の存在は株式会社アクトパスに教えてもらい、旅先より更新しております。いつもお世話になっております。情報提供ありがとうございました。
【追記】2008/01/13に建設予定地に行ってみた。温泉の掘削は既に終わっているので掘削櫓もなく、あたりは枯野原。上の写真右で工事中のように見えるのは地盤改良工事だそうで、周辺には「温浴施設建設」や「USR」といった掲示は一切見当たらなかった。(2008/01/19)
JR神戸駅高架下火災:生田署実況見分始まる <神戸新聞 2009/08/06>
JR神戸線の高架下(神戸市中央区相生町5)で2009/08/05夜、飲食店などが燃えた火災で、生田警察署と神戸市消防局は2009/08/06午前から現場で実況見分を始めた。
JR西日本によると、火災のため、約300人を乗せた新快速電車が現場近くの線路上で1時間半停止し、6本が運休、33本が最大2時間遅れ、約1万7000人に影響した。
神戸市消防局などによると、2009/08/05 22:50ごろ出火し、飲食店などが入った3軒続きの木造2階建て長屋延べ約200平方メートルが全焼。飲食店1店と住居1室、物置などが燃え、怪我人はなかった。隣接する飲食店などにも一部延焼し、約2時間後に消えた。
実況見分は、生田警察署員や神戸市消防局の職員など約40人で行われた。燃え方が激しい1室は、最近使われていない。警察と消防で関係者から話を聞き、出火原因などを調べている。
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<JRおでかけネット 2009/08/05>
22:55頃、JR神戸線:神戸駅近くの高架下で火災が発生しました。
JR神戸線 大阪~姫路で運転を見合わせていましたが、消火活動が終了し、
24:53に順次運転を再開しました。
~~~~
JR神戸線高架下で火災 2時間不通、1万人を直撃 <asahi.com 2009/08/06>
2009/08/05 22:50ごろ、JR神戸線高架下(神戸市中央区相生町5)の飲食店「まねき」付近から出火、同店や近くの居酒屋など計7戸が全焼するなどした。怪我人はなかった。
JR西日本はJR神戸線尼崎~姫路の上下線の運行を翌08/06 01:00前まで見合わせ、約20本が運休や遅れ、1万人以上が影響を受けた。
生田警察署などによると、出火元とみられる飲食店は休みだった。現場は神戸駅の南約200mにあり、高架下には店舗のほかに倉庫なども入る。延焼した居酒屋にいた男性会社員(34)は「ガラスが割れる音がしたので店を出ると、隣の店から火が上がり、電線もバチバチと焼けていた」と話していた。
JR神戸線の高架下(神戸市中央区相生町5)で2009/08/05夜、飲食店などが燃えた火災で、生田警察署と神戸市消防局は2009/08/06午前から現場で実況見分を始めた。
JR西日本によると、火災のため、約300人を乗せた新快速電車が現場近くの線路上で1時間半停止し、6本が運休、33本が最大2時間遅れ、約1万7000人に影響した。
神戸市消防局などによると、2009/08/05 22:50ごろ出火し、飲食店などが入った3軒続きの木造2階建て長屋延べ約200平方メートルが全焼。飲食店1店と住居1室、物置などが燃え、怪我人はなかった。隣接する飲食店などにも一部延焼し、約2時間後に消えた。
実況見分は、生田警察署員や神戸市消防局の職員など約40人で行われた。燃え方が激しい1室は、最近使われていない。警察と消防で関係者から話を聞き、出火原因などを調べている。
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<JRおでかけネット 2009/08/05>
22:55頃、JR神戸線:神戸駅近くの高架下で火災が発生しました。
JR神戸線 大阪~姫路で運転を見合わせていましたが、消火活動が終了し、
24:53に順次運転を再開しました。
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JR神戸線高架下で火災 2時間不通、1万人を直撃 <asahi.com 2009/08/06>
2009/08/05 22:50ごろ、JR神戸線高架下(神戸市中央区相生町5)の飲食店「まねき」付近から出火、同店や近くの居酒屋など計7戸が全焼するなどした。怪我人はなかった。
JR西日本はJR神戸線尼崎~姫路の上下線の運行を翌08/06 01:00前まで見合わせ、約20本が運休や遅れ、1万人以上が影響を受けた。
生田警察署などによると、出火元とみられる飲食店は休みだった。現場は神戸駅の南約200mにあり、高架下には店舗のほかに倉庫なども入る。延焼した居酒屋にいた男性会社員(34)は「ガラスが割れる音がしたので店を出ると、隣の店から火が上がり、電線もバチバチと焼けていた」と話していた。
障害者の自立に逆行 就労で年金停止 <神戸新聞 2009/07/30>を添削
「年金がなくなったら親亡き後、どうやって生活したらいいのか」。兵庫県内で相次いでいる障害年金の停止、減額問題。障害のある子供を持つ親たちから不安や怒りの声が上がっている。
赤穂市に住む40代の知的障害の女性は2007年、食器洗いのパートに就労。約6万円の月収を得るようになると、障害等級が2級から3級に変更され、月約6万6000円だった年金が2007/11からゼロになった。社会保険事務所では「何度請求しても同じですよ」と言われた。女性と家族は兵庫社会保険事務局に不服を申し立て、さらに厚生労働省の社会保険審査会に再審査請求したが、いずれも棄却。兵庫社会保険事務局は「就労だけで判断しているわけではない」と釈明する。
# 原文は、「兵庫県社会保険事務局」という現存しない組織名を書いておる。確かに昔は機関委任事務で県の一部局だったが、1991年に解消しておる。書いた奴は筆を折れ。
兵庫県手をつなぐ育成会の小原冷子理事長の長男も重度の知的障害があり、約9年間、通所授産施設に通い、2004年からアルバイトを始めた。しかし昨年、障害1級から2級になり、年金も減った。「必死で努力し、やっと就労したのに、あまりに理不尽。これでは自立の意欲がそがれてしまう」と改善を訴える。
障害年金の停止や減額などへの不服申し立ては近年急増。再審査請求だけでも2001年度の171件が2008年度は643件と3.8倍に。障害年金を専門に取り扱う横浜市の社会保険労務士 藤原忍さんは社保庁の出し渋りを疑い、「ここ数年、明らかに審査が厳しくなっている」と指摘する。
~~~~
障害年金、就労理由に支給停止 兵庫で相次ぐ <神戸新聞 2009/07/30>
知的障害者が企業などへの就労を機に障害等級が軽度に認定され、障害年金を停止、減額されるケースが兵庫県内で2006年から2008年にかけて相次ぎ、障害者団体が国に是正を求めていることが2009/07/29、分かった。社会保険庁は2009/07/17、等級の慎重な審査を指導する文書を全国の社会保険事務局に通知。兵庫県も事態を重視し、実態把握を始める。
知的障害者と家族でつくる「兵庫県手をつなぐ育成会」などによると、2006~2008年に少なくとも6人が障害基礎年金を停止、7人が減額された。いずれも障害等級が軽度に判定されたためだった。
2008/01に会員に行ったアンケートでは、時期は特定できないものの、34人が「停止、減額された」と回答。出先の社会保険事務所に理由を尋ねると、「就労が3年続いているため」などと言われた。最大で月6万6000円(2級)の障害基礎年金を受け取ることができなくなるケースもあり、同会は「就労しても給与は低く、年金なしでは自立生活は困難。頑張って就労する意味がなくなってしまう」と訴える。
社保庁の担当者は「支給停止となった理由が一部抜け落ち、就労が原因との誤解を与えてしまった。認定自体の結果は変わらない」との姿勢だが、障害者団体から指摘を受けた後、「就労したことで一律に障害年金が支給されなくなることがないよう、総合的かつ柔軟な判断を」などと通知した。
同会から相談を受けた兵庫県は、昨秋から国に是正を要望。実態把握に向けた調査にも乗り出す。
(以下略)
「年金がなくなったら親亡き後、どうやって生活したらいいのか」。兵庫県内で相次いでいる障害年金の停止、減額問題。障害のある子供を持つ親たちから不安や怒りの声が上がっている。
赤穂市に住む40代の知的障害の女性は2007年、食器洗いのパートに就労。約6万円の月収を得るようになると、障害等級が2級から3級に変更され、月約6万6000円だった年金が2007/11からゼロになった。社会保険事務所では「何度請求しても同じですよ」と言われた。女性と家族は兵庫社会保険事務局に不服を申し立て、さらに厚生労働省の社会保険審査会に再審査請求したが、いずれも棄却。兵庫社会保険事務局は「就労だけで判断しているわけではない」と釈明する。
# 原文は、「兵庫県社会保険事務局」という現存しない組織名を書いておる。確かに昔は機関委任事務で県の一部局だったが、1991年に解消しておる。書いた奴は筆を折れ。
兵庫県手をつなぐ育成会の小原冷子理事長の長男も重度の知的障害があり、約9年間、通所授産施設に通い、2004年からアルバイトを始めた。しかし昨年、障害1級から2級になり、年金も減った。「必死で努力し、やっと就労したのに、あまりに理不尽。これでは自立の意欲がそがれてしまう」と改善を訴える。
障害年金の停止や減額などへの不服申し立ては近年急増。再審査請求だけでも2001年度の171件が2008年度は643件と3.8倍に。障害年金を専門に取り扱う横浜市の社会保険労務士 藤原忍さんは社保庁の出し渋りを疑い、「ここ数年、明らかに審査が厳しくなっている」と指摘する。
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障害年金、就労理由に支給停止 兵庫で相次ぐ <神戸新聞 2009/07/30>
知的障害者が企業などへの就労を機に障害等級が軽度に認定され、障害年金を停止、減額されるケースが兵庫県内で2006年から2008年にかけて相次ぎ、障害者団体が国に是正を求めていることが2009/07/29、分かった。社会保険庁は2009/07/17、等級の慎重な審査を指導する文書を全国の社会保険事務局に通知。兵庫県も事態を重視し、実態把握を始める。
知的障害者と家族でつくる「兵庫県手をつなぐ育成会」などによると、2006~2008年に少なくとも6人が障害基礎年金を停止、7人が減額された。いずれも障害等級が軽度に判定されたためだった。
2008/01に会員に行ったアンケートでは、時期は特定できないものの、34人が「停止、減額された」と回答。出先の社会保険事務所に理由を尋ねると、「就労が3年続いているため」などと言われた。最大で月6万6000円(2級)の障害基礎年金を受け取ることができなくなるケースもあり、同会は「就労しても給与は低く、年金なしでは自立生活は困難。頑張って就労する意味がなくなってしまう」と訴える。
社保庁の担当者は「支給停止となった理由が一部抜け落ち、就労が原因との誤解を与えてしまった。認定自体の結果は変わらない」との姿勢だが、障害者団体から指摘を受けた後、「就労したことで一律に障害年金が支給されなくなることがないよう、総合的かつ柔軟な判断を」などと通知した。
同会から相談を受けた兵庫県は、昨秋から国に是正を要望。実態把握に向けた調査にも乗り出す。
(以下略)
阪急神戸線:特急電車内で異臭騒ぎ <2009/07/25>
2009/07/25 16:15ごろ、阪急神戸線の王子公園駅付近を走行していた特急電車(梅田発新開地行き、8両編成)内で、乗客が「異臭がした」と車掌に届け出た。生田警察署などによると、乗客約400人のうち、最後尾の車両の5~6人が「ガスのようなにおいがした」と訴えた。そのうち男女2人は到着した三宮駅から病院に運ばれたが、症状は軽い。
阪急電鉄によると、三宮駅で車内を調べたが、異常は見当たらず、2分遅れで発車した。この電車は新開地駅で折り返し、梅田行き特急として運行。念のため西宮北口駅で別の電車を用意し、乗客約800人が乗り換え、2分の遅れが出た。
2009/07/25 16:15ごろ、阪急神戸線の王子公園駅付近を走行していた特急電車(梅田発新開地行き、8両編成)内で、乗客が「異臭がした」と車掌に届け出た。生田警察署などによると、乗客約400人のうち、最後尾の車両の5~6人が「ガスのようなにおいがした」と訴えた。そのうち男女2人は到着した三宮駅から病院に運ばれたが、症状は軽い。
阪急電鉄によると、三宮駅で車内を調べたが、異常は見当たらず、2分遅れで発車した。この電車は新開地駅で折り返し、梅田行き特急として運行。念のため西宮北口駅で別の電車を用意し、乗客約800人が乗り換え、2分の遅れが出た。
JEX機が滑走路誤進入 大阪空港 JAC機着陸やり直し <MSN産経 2009/07/23>
2009/07/23 09:10ごろ、大阪伊丹空港で、着陸した仙台発大阪行きJALエクスプレス(JEX)2200便MD81型機(乗員乗客74人)がA滑走路に誤って進入した。このため、この滑走路に着陸しようとした鹿児島発大阪行きの日本エアコミューター(JAC)2400便ボンバルディアDGC8-402型機(乗員乗客52人)が、管制官の指示で着陸をやり直した。両機の乗員乗客にけが人はなかった。
国土交通省によると、JEX機はB滑走路に着陸した後、空港管制官から待機の指示を受けていたにもかかわらず、A滑走路に入った。このため、管制官は滑走路の約4km南東で着陸準備をしていたJAC機に、着陸のやり直しを指示した。当初は、JEX機が進入した1分後にJAC機がA滑走路に着陸する予定だった。
国土交通省運輸安全委員会は重大インシデントとして、航空事故調査官3人を派遣した。
2009/07/23 09:10ごろ、大阪伊丹空港で、着陸した仙台発大阪行きJALエクスプレス(JEX)2200便MD81型機(乗員乗客74人)がA滑走路に誤って進入した。このため、この滑走路に着陸しようとした鹿児島発大阪行きの日本エアコミューター(JAC)2400便ボンバルディアDGC8-402型機(乗員乗客52人)が、管制官の指示で着陸をやり直した。両機の乗員乗客にけが人はなかった。
国土交通省によると、JEX機はB滑走路に着陸した後、空港管制官から待機の指示を受けていたにもかかわらず、A滑走路に入った。このため、管制官は滑走路の約4km南東で着陸準備をしていたJAC機に、着陸のやり直しを指示した。当初は、JEX機が進入した1分後にJAC機がA滑走路に着陸する予定だった。
国土交通省運輸安全委員会は重大インシデントとして、航空事故調査官3人を派遣した。
火災発生は工場のせいだが、消防士が死んだのは神戸市消防局のせい。
粉塵爆発を予想しないのは、消防のプロとしては怠慢すぎる。
文章中敬称略。
~~~~
逃げ遅れの原因、特定困難 神戸・消防士死亡事故1カ月 <2009/07/02>
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0002082367.shtml
(前略)
神戸市消防局によると、速水消防士長は「急激に予測不能な形で生じた猛煙」に包まれた。逃げ遅れた原因の解明は進んでいない。
(中略)
速水隊員が逃げ遅れた状況ははっきりしない。神戸市消防局は同僚から聞き取り。当初は小隊長ら2人が屋内で放水しており、合流した速水隊員もホースを延ばして放水を開始。その約1分後、濃い煙が急に増え、壁のように迫ってきた。「いったん撤退」と指示して小隊長が外に出ると、速水隊員はいなかった。小隊長らは「工場内は真っ暗だった」と証言した。
神戸市消防局は「速水隊員は小隊長らと数mの距離にいたはず」とするが、詳しい位置は不明。入口と逆に向かった形跡があるが、その理由も推測の域を出ない。事故調査委員会は2009/07/02、最終回を迎える。
~~~~
事故調初会合「一気に燃え広がった可能性」<2009/06/13>
神戸市消防局 東灘消防署の速水力・消防士長(31)(事故後、消防司令に特進)が消火活動中に亡くなった神戸市東灘区深江浜の工場火災で、天井を覆った断熱材から可燃性ガスが発生したため、急激に燃え広がった可能性が高いことが2009/06/12、わかった。神戸市消防局がこの日の事故調査委員会の初会合で報告。調査委は今後、火災の再現実験などで事故の原因や再発防止策をまとめる。
委員長の北後明彦・神戸大学都市安全研究センター教授や建築の専門家、神戸市消防局の幹部ら17人が出席した。
報告によると、消火活動が始まった2009/06/01 10:30頃、工場の倉庫内はうっすらと煙があって壁と天井のすき間がわずかに燃えている程度だったが、5分後に突然、天井部分から炎が吹き出した。断熱材はウレタン製で、不完全燃焼により発生した可燃性ガスが天井裏に充満し、空気に触れて一気に燃え広がったらしい。
焼死した速水隊員のそばには天井材の鉄板があったことから、神戸市消防局は「消火活動を始めて1分以内に、天井からの炎に巻き込まれた可能性がある」と指摘した。
また、従業員の証言などから、火元は小麦粉を焙煎するロースター機上部のフィルタータンクと断定。天井部分とは約10cmしかすき間がなかった。
~~~~
神戸深江・工場火災:食品会社に資料提出命令 <神戸新聞 2009/06/05>
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001988693.shtml
神戸市東灘区の食品製造会社「三輪」で工場が全焼し、消火活動中の消防士が死亡した火災で、神戸市消防局は2009/06/04、同社に対し、過去の火災や今回の出火元とみられる焙煎機の管理状況について、関係資料や調査報告を提出するよう消防法に基づき命令書を出した。
命令書は防火設備などに不具合があり、長期間の指導にも従わない場合に出すのが一般的で、火災の原因調査を目的とするのは異例。今回は鎮火までに約16時間を要し、消防士が亡くなった点を重視した。
命令書では、火勢を増す要因とされる断熱材など内装の状況や、消防用設備の点検結果なども調べ、2009/06/12までに報告するよう求めている。
一方、神戸市消防局は、今回の火災と、2009/05/21に火災報知機が作動した件のほかに、2003/10と2008/06、同社敷地内の屋外で、乾燥させていた小麦胚芽が自然発火するなどしていたことを明らかにした。いずれもけが人はなかった。
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神戸深江・工場火災:発生11日前にも機械から煙 <神戸新聞 2009/06/04>
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001985105.shtml
「三輪」の工場では、大火災の11日前にも、今回の出火元とみられる焙煎機付近から煙が上がり、自動火災報知器が作動していた。同社の関係者は、2009/05/21にも焙煎機付近から煙が出て、近くの火災報知器が作動したと説明した。周辺の会社関係者も、工場内にいた従業員らが屋外に避難し、焙煎機に入っていたとみられる商品にバケツで水をかけていた様子を目撃した。同社は神戸新聞社の取材に対し、「焙煎機が故障し、商品の温度が上がり過ぎたため、煙が上がったのは事実。機械はその後、修理した」としている。
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神戸深江・工場火災:小麦粉75トン、貯蔵管理規制なし <神戸新聞 2009/06/03>
神戸市東灘区深江浜町の食品製造会社「三輪」の工場火災で、工場内には小麦粉が約75トンあったことが2009/06/02、神戸市消防局への取材で分かった。
小麦粉は延焼しやすいため、自治体によっては20トン以上を貯蔵する場合、火災予防のため管理方法を条例で定めているが、神戸市の条例には規定がなく、神戸市消防局は「改正を検討する必要がある」としている。
神戸市消防局によると、25kgの小麦粉が入った袋計3000袋が、工場内で高く積まれていた。消火活動中、放水の勢いで舞い上がった小麦粉が空気と混じり合い、爆発することが何度もあったといい、火勢が増す一因になったとみられる。
こうした特性から、東京都は都火災予防条例で小麦粉や米粉など穀物類について、延焼がはやく消火活動が特に困難な「指定可燃物」に規定。20トン以上を貯蔵する場合は消防署に届け出た上、不必要な火気の使用を控え、積み上げる高さなどを制限している。
ただ、国が各自治体に参考として示した火災予防条例案では、穀物類は指定可燃物の対象外。神戸市内には穀物を扱う倉庫も多くあるが、神戸市消防局は「危険性はあまりないと認識していた」としている。
火災は2009/06/01 10:20ごろに119番があり、約16時間後の2009/06/02 02:21に鎮火した。速水消防士長の死因は司法解剖の結果、焼死と判明した。東灘警察署によると、死亡推定時刻は2009/06/01 10:40ごろ。
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重要キーワード:粉塵爆発(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%89%E5%A1%B5)
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神戸深江・工場火災:消火中の消防士死亡 9時間半不明 <神戸新聞 2009/06/02>
神戸市東灘区深江浜町の食品製造会社「三輪」の工場火災で2009/06/01、消火作業中の神戸市消防局東灘消防署の速水力消防士長(31)=大阪府高槻市=が行方不明となった。神戸市消防局が不明から約9時間半後の2009/06/01 19:50ごろ、工場内で速水隊員を見つけたが、搬送先の病院で死亡した。2009/06/02に司法解剖して身元を最終確認する。
神戸市消防局と東灘警察署によると、火災は2009/06/01 10:15ごろ119番通報があり、耐火構造の2階建て延べ約2950平方メートルを全焼。消防車28台のほかヘリコプターや消防艇が消火しているが、2009/06/02 0時現在も燃え続けている。
工場では、小麦粉加工製品や冷凍ピザなどを製造。1階南東側で小麦粉を焙煎する機械から、爆発音と煙が出るのを従業員が目撃した。
神戸市消防局によると、速水隊員の小隊(東灘33小隊)は計3人で工場内に入ったが、消火作業の開始直後に突然、熱気と煙が押し寄せた。小隊長は「退避」と声をかけ、もう1人の隊員とともに屋外に出たが、速水隊員が取り残され、無線交信にも反応がなかった。速水隊員は工場の西入口から約20mの場所で倒れていた。防火衣を着用し、空気呼吸器を背負ってエンジンカッターとホースを持って消火活動していた。1999/04に神戸市消防局に入り、2007年から東灘消防署で勤務している。
神戸市消防局によると、消火活動中の隊員死亡は2003/06/02、神戸市西区の住宅火災で4人が亡くなって以来、2件目。消防局長小野田敏行は「(2003年の)事故を教訓に屋内の消火活動の指針を作った。今回はそれに則ったもの」とした。
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神戸深江・工場火災:工場で火災、けが人なし <神戸新聞 2009/06/01>
2009/06/01 10:20ごろ、神戸市東灘区深江浜町の食品製造会社「三輪」などが入る敷地内の工場関係者から「建物内に煙が充満している」と119番があった。工場内から出火したらしく、神戸市消防局などから消防車など20台以上が出動、消火作業に当たった。東灘警察署によると、工場には当時、作業員らがいたが、怪我人や逃げ遅れた人はいない。
神戸市消防局などによると、工場は鉄骨2階建てで、延べ約2900平方メートルを全焼した。工場では小麦粉を原料にした食品などを製造。東灘警察署によると、作業員が1階南東の焙煎する機械から爆発音を聞いた。また付近の食品工場の従業員によると、午前9時前から物が焦げるようなにおいがしていた。
現場は阪神高速湾岸線深江浜ランプの南約250m。建物から上がった黒煙が一時、工場や倉庫などが立ち並ぶ周辺に広がり、湾岸線では車が徐行した。
粉塵爆発を予想しないのは、消防のプロとしては怠慢すぎる。
文章中敬称略。
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逃げ遅れの原因、特定困難 神戸・消防士死亡事故1カ月 <2009/07/02>
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0002082367.shtml
(前略)
神戸市消防局によると、速水消防士長は「急激に予測不能な形で生じた猛煙」に包まれた。逃げ遅れた原因の解明は進んでいない。
(中略)
速水隊員が逃げ遅れた状況ははっきりしない。神戸市消防局は同僚から聞き取り。当初は小隊長ら2人が屋内で放水しており、合流した速水隊員もホースを延ばして放水を開始。その約1分後、濃い煙が急に増え、壁のように迫ってきた。「いったん撤退」と指示して小隊長が外に出ると、速水隊員はいなかった。小隊長らは「工場内は真っ暗だった」と証言した。
神戸市消防局は「速水隊員は小隊長らと数mの距離にいたはず」とするが、詳しい位置は不明。入口と逆に向かった形跡があるが、その理由も推測の域を出ない。事故調査委員会は2009/07/02、最終回を迎える。
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事故調初会合「一気に燃え広がった可能性」<2009/06/13>
神戸市消防局 東灘消防署の速水力・消防士長(31)(事故後、消防司令に特進)が消火活動中に亡くなった神戸市東灘区深江浜の工場火災で、天井を覆った断熱材から可燃性ガスが発生したため、急激に燃え広がった可能性が高いことが2009/06/12、わかった。神戸市消防局がこの日の事故調査委員会の初会合で報告。調査委は今後、火災の再現実験などで事故の原因や再発防止策をまとめる。
委員長の北後明彦・神戸大学都市安全研究センター教授や建築の専門家、神戸市消防局の幹部ら17人が出席した。
報告によると、消火活動が始まった2009/06/01 10:30頃、工場の倉庫内はうっすらと煙があって壁と天井のすき間がわずかに燃えている程度だったが、5分後に突然、天井部分から炎が吹き出した。断熱材はウレタン製で、不完全燃焼により発生した可燃性ガスが天井裏に充満し、空気に触れて一気に燃え広がったらしい。
焼死した速水隊員のそばには天井材の鉄板があったことから、神戸市消防局は「消火活動を始めて1分以内に、天井からの炎に巻き込まれた可能性がある」と指摘した。
また、従業員の証言などから、火元は小麦粉を焙煎するロースター機上部のフィルタータンクと断定。天井部分とは約10cmしかすき間がなかった。
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神戸深江・工場火災:食品会社に資料提出命令 <神戸新聞 2009/06/05>
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001988693.shtml
神戸市東灘区の食品製造会社「三輪」で工場が全焼し、消火活動中の消防士が死亡した火災で、神戸市消防局は2009/06/04、同社に対し、過去の火災や今回の出火元とみられる焙煎機の管理状況について、関係資料や調査報告を提出するよう消防法に基づき命令書を出した。
命令書は防火設備などに不具合があり、長期間の指導にも従わない場合に出すのが一般的で、火災の原因調査を目的とするのは異例。今回は鎮火までに約16時間を要し、消防士が亡くなった点を重視した。
命令書では、火勢を増す要因とされる断熱材など内装の状況や、消防用設備の点検結果なども調べ、2009/06/12までに報告するよう求めている。
一方、神戸市消防局は、今回の火災と、2009/05/21に火災報知機が作動した件のほかに、2003/10と2008/06、同社敷地内の屋外で、乾燥させていた小麦胚芽が自然発火するなどしていたことを明らかにした。いずれもけが人はなかった。
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神戸深江・工場火災:発生11日前にも機械から煙 <神戸新聞 2009/06/04>
http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001985105.shtml
「三輪」の工場では、大火災の11日前にも、今回の出火元とみられる焙煎機付近から煙が上がり、自動火災報知器が作動していた。同社の関係者は、2009/05/21にも焙煎機付近から煙が出て、近くの火災報知器が作動したと説明した。周辺の会社関係者も、工場内にいた従業員らが屋外に避難し、焙煎機に入っていたとみられる商品にバケツで水をかけていた様子を目撃した。同社は神戸新聞社の取材に対し、「焙煎機が故障し、商品の温度が上がり過ぎたため、煙が上がったのは事実。機械はその後、修理した」としている。
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神戸深江・工場火災:小麦粉75トン、貯蔵管理規制なし <神戸新聞 2009/06/03>
神戸市東灘区深江浜町の食品製造会社「三輪」の工場火災で、工場内には小麦粉が約75トンあったことが2009/06/02、神戸市消防局への取材で分かった。
小麦粉は延焼しやすいため、自治体によっては20トン以上を貯蔵する場合、火災予防のため管理方法を条例で定めているが、神戸市の条例には規定がなく、神戸市消防局は「改正を検討する必要がある」としている。
神戸市消防局によると、25kgの小麦粉が入った袋計3000袋が、工場内で高く積まれていた。消火活動中、放水の勢いで舞い上がった小麦粉が空気と混じり合い、爆発することが何度もあったといい、火勢が増す一因になったとみられる。
こうした特性から、東京都は都火災予防条例で小麦粉や米粉など穀物類について、延焼がはやく消火活動が特に困難な「指定可燃物」に規定。20トン以上を貯蔵する場合は消防署に届け出た上、不必要な火気の使用を控え、積み上げる高さなどを制限している。
ただ、国が各自治体に参考として示した火災予防条例案では、穀物類は指定可燃物の対象外。神戸市内には穀物を扱う倉庫も多くあるが、神戸市消防局は「危険性はあまりないと認識していた」としている。
火災は2009/06/01 10:20ごろに119番があり、約16時間後の2009/06/02 02:21に鎮火した。速水消防士長の死因は司法解剖の結果、焼死と判明した。東灘警察署によると、死亡推定時刻は2009/06/01 10:40ごろ。
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重要キーワード:粉塵爆発(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%89%E5%A1%B5)
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神戸深江・工場火災:消火中の消防士死亡 9時間半不明 <神戸新聞 2009/06/02>
神戸市東灘区深江浜町の食品製造会社「三輪」の工場火災で2009/06/01、消火作業中の神戸市消防局東灘消防署の速水力消防士長(31)=大阪府高槻市=が行方不明となった。神戸市消防局が不明から約9時間半後の2009/06/01 19:50ごろ、工場内で速水隊員を見つけたが、搬送先の病院で死亡した。2009/06/02に司法解剖して身元を最終確認する。
神戸市消防局と東灘警察署によると、火災は2009/06/01 10:15ごろ119番通報があり、耐火構造の2階建て延べ約2950平方メートルを全焼。消防車28台のほかヘリコプターや消防艇が消火しているが、2009/06/02 0時現在も燃え続けている。
工場では、小麦粉加工製品や冷凍ピザなどを製造。1階南東側で小麦粉を焙煎する機械から、爆発音と煙が出るのを従業員が目撃した。
神戸市消防局によると、速水隊員の小隊(東灘33小隊)は計3人で工場内に入ったが、消火作業の開始直後に突然、熱気と煙が押し寄せた。小隊長は「退避」と声をかけ、もう1人の隊員とともに屋外に出たが、速水隊員が取り残され、無線交信にも反応がなかった。速水隊員は工場の西入口から約20mの場所で倒れていた。防火衣を着用し、空気呼吸器を背負ってエンジンカッターとホースを持って消火活動していた。1999/04に神戸市消防局に入り、2007年から東灘消防署で勤務している。
神戸市消防局によると、消火活動中の隊員死亡は2003/06/02、神戸市西区の住宅火災で4人が亡くなって以来、2件目。消防局長小野田敏行は「(2003年の)事故を教訓に屋内の消火活動の指針を作った。今回はそれに則ったもの」とした。
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神戸深江・工場火災:工場で火災、けが人なし <神戸新聞 2009/06/01>
2009/06/01 10:20ごろ、神戸市東灘区深江浜町の食品製造会社「三輪」などが入る敷地内の工場関係者から「建物内に煙が充満している」と119番があった。工場内から出火したらしく、神戸市消防局などから消防車など20台以上が出動、消火作業に当たった。東灘警察署によると、工場には当時、作業員らがいたが、怪我人や逃げ遅れた人はいない。
神戸市消防局などによると、工場は鉄骨2階建てで、延べ約2900平方メートルを全焼した。工場では小麦粉を原料にした食品などを製造。東灘警察署によると、作業員が1階南東の焙煎する機械から爆発音を聞いた。また付近の食品工場の従業員によると、午前9時前から物が焦げるようなにおいがしていた。
現場は阪神高速湾岸線深江浜ランプの南約250m。建物から上がった黒煙が一時、工場や倉庫などが立ち並ぶ周辺に広がり、湾岸線では車が徐行した。
混合感染、県内でも確認 新型インフル <神戸新聞 2009/06/23>
神戸大感染症センターと兵庫県立健康生活科学研究所は06/22までに、兵庫県内で採取した新型インフルエンザ検体を遺伝子解析したところ、感染者1人が季節性にも感染していたことを突き止めた。
兵庫県内での新型インフルエンザ発生がピークを迎えた05/16~20に採取した6検体の遺伝子を解析。1検体が新型と季節性のA香港型に混合感染していたことが判明した。
こうした混合感染によって、ウイルスの遺伝子が変異し、治療薬への耐性を獲得することも考えられ、神戸大感染症センターは「この検体を含め、変異には注意が必要だ」と警告している。
混合感染した場合、新型ウイルスが季節性の遺伝子の一部を取り込むなどして、遺伝子が交じり合う「遺伝子再集合」と呼ばれる変異を起こす可能性がある。その場合、通常の突然変異に比べ、感染力、増殖力、薬剤耐性などウイルスの性質が大きく変化することもある。神戸大感染症センターなどはこの検体のウイルスについて、新たな性質を獲得していないか調べる方針。
新型インフルエンザの混合感染は国内でも報告されている。
神戸大感染症センターの新矢恭子准教授(ウイルス学)「季節性のAソ連型では、治療薬タミフルに耐性を持つウイルスが確認されており、混合感染によって新型でも耐性ができる可能性は常にある。継続的なウイルス監視が必要だ」
神戸大感染症センターと兵庫県立健康生活科学研究所は06/22までに、兵庫県内で採取した新型インフルエンザ検体を遺伝子解析したところ、感染者1人が季節性にも感染していたことを突き止めた。
兵庫県内での新型インフルエンザ発生がピークを迎えた05/16~20に採取した6検体の遺伝子を解析。1検体が新型と季節性のA香港型に混合感染していたことが判明した。
こうした混合感染によって、ウイルスの遺伝子が変異し、治療薬への耐性を獲得することも考えられ、神戸大感染症センターは「この検体を含め、変異には注意が必要だ」と警告している。
混合感染した場合、新型ウイルスが季節性の遺伝子の一部を取り込むなどして、遺伝子が交じり合う「遺伝子再集合」と呼ばれる変異を起こす可能性がある。その場合、通常の突然変異に比べ、感染力、増殖力、薬剤耐性などウイルスの性質が大きく変化することもある。神戸大感染症センターなどはこの検体のウイルスについて、新たな性質を獲得していないか調べる方針。
新型インフルエンザの混合感染は国内でも報告されている。
神戸大感染症センターの新矢恭子准教授(ウイルス学)「季節性のAソ連型では、治療薬タミフルに耐性を持つウイルスが確認されており、混合感染によって新型でも耐性ができる可能性は常にある。継続的なウイルス監視が必要だ」
豪雨で被害 京都・宇治市で250棟浸水 <産経新聞 2009/06/16>
京都府南部で2009/06/16夕、集中豪雨となり、宇治市役所では16~17時の1時間に77ミリの雨量を記録した。宇治市内では少なくとも266棟の床上・床下浸水を確認。JR奈良線の宇治駅では信号が赤のまま変わらなくなり、約1時間半にわたって全線で運転を見合わせるなどダイヤが大幅に乱れた。
京都府などによると、2009/06/16 16時~18時の総雨量は、宇治市宇治80ミリ、八幡市八幡42ミリ、宇治市笠取36ミリ、宇治田原町荒木33ミリ。
宇治市では西部を中心に26棟の床上浸水と240棟の床下浸水が確認されたほか、隣接する城陽市でも13棟が床下浸水。宇治田原町でも2棟が床下浸水し、がけの一部が崩れた。
一方、JR西日本によると、2009/06/16 16:25ごろ、宇治駅構内の信号10基が赤のまま変わらなくなった。落雷の影響とみられる。運転見合わせなどでJR奈良線は上下27本が運休、19本が最大約2時間遅れ、乗客約1万人に影響した。
京都府南部で2009/06/16夕、集中豪雨となり、宇治市役所では16~17時の1時間に77ミリの雨量を記録した。宇治市内では少なくとも266棟の床上・床下浸水を確認。JR奈良線の宇治駅では信号が赤のまま変わらなくなり、約1時間半にわたって全線で運転を見合わせるなどダイヤが大幅に乱れた。
京都府などによると、2009/06/16 16時~18時の総雨量は、宇治市宇治80ミリ、八幡市八幡42ミリ、宇治市笠取36ミリ、宇治田原町荒木33ミリ。
宇治市では西部を中心に26棟の床上浸水と240棟の床下浸水が確認されたほか、隣接する城陽市でも13棟が床下浸水。宇治田原町でも2棟が床下浸水し、がけの一部が崩れた。
一方、JR西日本によると、2009/06/16 16:25ごろ、宇治駅構内の信号10基が赤のまま変わらなくなった。落雷の影響とみられる。運転見合わせなどでJR奈良線は上下27本が運休、19本が最大約2時間遅れ、乗客約1万人に影響した。
[お詫び]神戸市ホームページをご利用の皆様へ 最終更新日 2009年6月15日
http://www.city.kobe.lg.jp/other/owabi.html
2009年3月25日(水曜)より、新しいホームページを公開いたしましたが、リンク切れにより一部のページが閲覧いただけないなど、利用者の皆さまにはご迷惑をおかけしております。
ホームページの不具合につきましては、リニューアル業務におけるシステムトラブルが原因であり、受託事業者である日本電気株式会社から、次の通り、ご利用の皆さまへお詫びを申し上げます。
今後とも、よりわかりやすく、より使いやすいホームページとなるよう改善に努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
神戸市ホームページの不具合について(日本電気株式会社)
弊社は、神戸市ホームページのリニューアルを担当しておりますが、開発の遅れにより、メニューから目的の情報が探しにくい、一部のページにおいて最新の情報が閲覧いただけないなどの不具合が生じております。
利用者の皆さまにご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げますとともに、日々改善すべく対応して参る所存です。
本件に関する問い合わせ:日本電気株式会社 神戸支社(078-333-3855)
~~~~
やっと委託先を明らかにしました。さすが神戸市。
http://www.city.kobe.lg.jp/other/owabi.html
2009年3月25日(水曜)より、新しいホームページを公開いたしましたが、リンク切れにより一部のページが閲覧いただけないなど、利用者の皆さまにはご迷惑をおかけしております。
ホームページの不具合につきましては、リニューアル業務におけるシステムトラブルが原因であり、受託事業者である日本電気株式会社から、次の通り、ご利用の皆さまへお詫びを申し上げます。
今後とも、よりわかりやすく、より使いやすいホームページとなるよう改善に努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
神戸市ホームページの不具合について(日本電気株式会社)
弊社は、神戸市ホームページのリニューアルを担当しておりますが、開発の遅れにより、メニューから目的の情報が探しにくい、一部のページにおいて最新の情報が閲覧いただけないなどの不具合が生じております。
利用者の皆さまにご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げますとともに、日々改善すべく対応して参る所存です。
本件に関する問い合わせ:日本電気株式会社 神戸支社(078-333-3855)
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やっと委託先を明らかにしました。さすが神戸市。
被告に懲役20年判決 神戸・女性殺害事件 地裁 <神戸新聞 2009/06/15>
妊娠した交際相手を殺害、勤務先の運送会社の倉庫(神戸市西区見津が丘)に隠したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた元同社員 田中文也(40)の判決公判が2009/06/15、神戸地裁であり、佐野哲生裁判長は「強固な殺意に基づく犯行で、頼るべき相手に命を奪われた被害者の悲しみは察するに余りある」として懲役20年(求刑懲役23年)を言い渡した。
判決で、佐野裁判長は「家族との生活を守りたい一方、愛する被害者を手元に置きたくて偽の離婚届や婚姻届で騙し続けていたが、嘘がつき通せなくなり、犯行に及んだ動機は極めて身勝手」と述べた。
(中略)
同事件は、刑事裁判手続き中に、被告に賠償請求できる損害賠償命令制度を適用。遺族代理人によると、判決後の非公開の審理で、遺族側が慰謝料など約6000万円の支払いを求めたところ、田中側が請求を認めたため終結した。
~~~~
殺人罪などで男を起訴 神戸・女性死体遺棄 <神戸新聞 2009/02/04>
妊娠した交際相手を殺害し、遺体をクーラーボックスに入れて勤務先の運送会社の倉庫(神戸市西区見津が丘)に隠したとして、神戸地検は2009/02/04、殺人と死体遺棄の罪で、同社元社員 田中文也(39)を起訴した。
(以下略)
~~~~
殺人容疑で交際の男を再逮捕 神戸・女性死体遺棄 <神戸新聞など 2009/01/14>
運送会社 フットワークエクスプレス 西神戸支店の倉庫(神戸市西区見津が丘)から同社の元従業員 郡司かおりさん(24)の遺体が見つかった事件で、兵庫県警神戸西警察署捜査本部は2009/01/14、死体遺棄容疑で逮捕していた神戸市西区小山3 同支店元配送責任者 田中文也(39)を殺人の疑いで再逮捕した。容疑を認めている。
調べでは、田中は2008/11/16 11:30頃、自宅アパートで郡司さんの首を絞めて殺害した疑い。田中は妻子と別居し、交際相手で元同僚の郡司さんと同居していた。郡司さんは同月末が出産予定で、田中は動機について「(郡司さんに)結婚を迫られ、子どもが生まれると困ると思った」などと供述している。
捜査本部によると、田中は郡司さんの遺体を自宅アパートに放置した後、宍粟市内の妻子宅に戻り、勤務先に通っていた。妻らには「(郡司さんとは)別れた」と説明していた。
~~~~
倉庫内に女性遺棄容疑、手配の男逮捕 殺害もほのめかす <asahi.comなど 2009/01/03>
運送会社 フットワークエクスプレス 西神戸支店の倉庫(神戸市西区見津が丘)で2008/12/26、同社の元従業員 郡司かおりさん(24)の遺体が見つかった事件で、兵庫県警は2009/01/03、郡司さんと交際していた神戸市西区小山3 同支店元配送責任者 田中文也(39)を死体遺棄の疑いで逮捕したと発表した。田中は郡司さん殺害をほのめかす供述をしており、殺人容疑でも調べる。
神戸西警察署捜査本部によると、田中は2008/12/24 10時ごろ、神戸市西区小山3のマンションで同居していた郡司さんの遺体をクーラーボックスに入れ、同支店の倉庫に放置した疑いが持たれている。司法解剖の結果、郡司さんの死因は首を絞められたことによる窒息だった。
郡司さんは11月末の出産直前に行方不明になり、2008/12/19に家族が同署に相談。同署は2008/12/25の事情聴取後に失跡した田中の逮捕状を取り、全国に指名手配した。
2009/01/02午後、宍粟市に住む田中の別居している妻から「自宅に侵入された形跡がある」との通報があり、捜査員が2日間にわたって室内を調べたところ、天井裏に隠れていた田中を発見した。
~~~~
同僚手伝わせ遺体のボックス運ぶ 神戸の死体遺棄 <神戸新聞 2008/12/28>
運送会社 フットワークエクスプレス 西神戸支店の倉庫(神戸市西区見津が丘)でクーラーボックスに入った女性の遺体が見つかった事件で、兵庫県警神戸西警察署捜査本部が死体遺棄容疑で指名手配した同支店元社員 田中文也(39)=神戸市西区小山3=が、このクーラーボックスを同僚に手伝わせて自宅から運び出していたことが2008/12/27、分かった。
また同日、遺体は同居していた元同僚 郡司かおりさん(24)と判明。司法解剖の結果、死因は頸部圧迫による窒息死で死後4~6週間と分かった。
調べでは、田中は2008/12/24 10:00ごろ、郡司さんの遺体が入ったクーラーボックスを同支店の倉庫2階に遺棄した疑い。その際、同僚に「荷物を運ぶので手伝ってほしい」と依頼。事情を知らない同僚と2人で自宅アパートからクーラーボックスを運び出し、同支店のトラックに積んで倉庫まで運んだ。遺棄現場の倉庫2階までは、台車に乗せて1人で運んだらしい。倉庫内には、郡司さんの遺体が入っていたものと同種のクーラーボックスが複数あり、捜査本部は、田中が倉庫から自宅に持ち帰った後、遺体を詰めてから戻したとみている。
郡司さんは妊娠中で、11月中に出産する予定だったが、2008/12/25に県警の任意聴取を受けた田中は「11月中旬に自宅で口論になり、出て行った」と説明した。田中は聴取を終えていったん職場に戻った後、行方不明となった。支店長の机の上に同日付の辞職願があった。
捜査本部は2008/12/27、田中の写真を公開。身長163cmの小太りで、目撃情報などの提供を呼び掛けている。
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兵庫県警神戸西警察署は指折りの手抜き捜査をする警察署です。
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クーラーボックスに妊婦の遺体、同居の男に逮捕状…神戸 <読売新聞 2008/12/27>
神戸市西区見津が丘の会社倉庫で女性の遺体が見つかった事件で、女性は妊婦で、クーラーボックスに入れられていたことが、兵庫県警の調べでわかった。
行方不明になっている同社元社員の女性(24)とみられ、同居していた同社の男性社員(39)がクーラーボックスを持ち込み、2008/12/25から姿を消していることから、県警捜査1課は死体遺棄容疑で神戸西警察署に捜査本部を設置。同容疑で逮捕状を取って行方を追っている。
発表によると、遺体は フットワークエクスプレス西神戸支店 の倉庫2階にあったクーラーボックス(縦約0.6m、幅約1m、高さ約0.5m)の中から見つかった。「男性社員が、数日前にクーラーボックスを持っていた」との同僚の証言に基づき、捜査員が倉庫内で発見した。死後数週間とみられ、目立った外傷はなく、靴は履いていなかった。2008/12/27に司法解剖する。
元社員の女性は11月中旬まで神戸市西区で男性社員と住んでいて、臨月だった。2008/12/19、男性社員と女性の父親が「最近、連絡が取れない」と同署に相談し、翌日、父親が女性の実家がある堺市の大阪府警西堺警察署に捜索願を提出していた。県警は2008/12/25に女性の行方について男性社員を再聴取。その後、男性社員は「仕事がある」と言って職場に戻り、行方をくらました。
遺体が見つかった倉庫は、山陽自動車道西神線・神戸西インターの北西約1.5kmの工業団地内。
妊娠した交際相手を殺害、勤務先の運送会社の倉庫(神戸市西区見津が丘)に隠したとして、殺人と死体遺棄の罪に問われた元同社員 田中文也(40)の判決公判が2009/06/15、神戸地裁であり、佐野哲生裁判長は「強固な殺意に基づく犯行で、頼るべき相手に命を奪われた被害者の悲しみは察するに余りある」として懲役20年(求刑懲役23年)を言い渡した。
判決で、佐野裁判長は「家族との生活を守りたい一方、愛する被害者を手元に置きたくて偽の離婚届や婚姻届で騙し続けていたが、嘘がつき通せなくなり、犯行に及んだ動機は極めて身勝手」と述べた。
(中略)
同事件は、刑事裁判手続き中に、被告に賠償請求できる損害賠償命令制度を適用。遺族代理人によると、判決後の非公開の審理で、遺族側が慰謝料など約6000万円の支払いを求めたところ、田中側が請求を認めたため終結した。
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殺人罪などで男を起訴 神戸・女性死体遺棄 <神戸新聞 2009/02/04>
妊娠した交際相手を殺害し、遺体をクーラーボックスに入れて勤務先の運送会社の倉庫(神戸市西区見津が丘)に隠したとして、神戸地検は2009/02/04、殺人と死体遺棄の罪で、同社元社員 田中文也(39)を起訴した。
(以下略)
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殺人容疑で交際の男を再逮捕 神戸・女性死体遺棄 <神戸新聞など 2009/01/14>
運送会社 フットワークエクスプレス 西神戸支店の倉庫(神戸市西区見津が丘)から同社の元従業員 郡司かおりさん(24)の遺体が見つかった事件で、兵庫県警神戸西警察署捜査本部は2009/01/14、死体遺棄容疑で逮捕していた神戸市西区小山3 同支店元配送責任者 田中文也(39)を殺人の疑いで再逮捕した。容疑を認めている。
調べでは、田中は2008/11/16 11:30頃、自宅アパートで郡司さんの首を絞めて殺害した疑い。田中は妻子と別居し、交際相手で元同僚の郡司さんと同居していた。郡司さんは同月末が出産予定で、田中は動機について「(郡司さんに)結婚を迫られ、子どもが生まれると困ると思った」などと供述している。
捜査本部によると、田中は郡司さんの遺体を自宅アパートに放置した後、宍粟市内の妻子宅に戻り、勤務先に通っていた。妻らには「(郡司さんとは)別れた」と説明していた。
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倉庫内に女性遺棄容疑、手配の男逮捕 殺害もほのめかす <asahi.comなど 2009/01/03>
運送会社 フットワークエクスプレス 西神戸支店の倉庫(神戸市西区見津が丘)で2008/12/26、同社の元従業員 郡司かおりさん(24)の遺体が見つかった事件で、兵庫県警は2009/01/03、郡司さんと交際していた神戸市西区小山3 同支店元配送責任者 田中文也(39)を死体遺棄の疑いで逮捕したと発表した。田中は郡司さん殺害をほのめかす供述をしており、殺人容疑でも調べる。
神戸西警察署捜査本部によると、田中は2008/12/24 10時ごろ、神戸市西区小山3のマンションで同居していた郡司さんの遺体をクーラーボックスに入れ、同支店の倉庫に放置した疑いが持たれている。司法解剖の結果、郡司さんの死因は首を絞められたことによる窒息だった。
郡司さんは11月末の出産直前に行方不明になり、2008/12/19に家族が同署に相談。同署は2008/12/25の事情聴取後に失跡した田中の逮捕状を取り、全国に指名手配した。
2009/01/02午後、宍粟市に住む田中の別居している妻から「自宅に侵入された形跡がある」との通報があり、捜査員が2日間にわたって室内を調べたところ、天井裏に隠れていた田中を発見した。
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同僚手伝わせ遺体のボックス運ぶ 神戸の死体遺棄 <神戸新聞 2008/12/28>
運送会社 フットワークエクスプレス 西神戸支店の倉庫(神戸市西区見津が丘)でクーラーボックスに入った女性の遺体が見つかった事件で、兵庫県警神戸西警察署捜査本部が死体遺棄容疑で指名手配した同支店元社員 田中文也(39)=神戸市西区小山3=が、このクーラーボックスを同僚に手伝わせて自宅から運び出していたことが2008/12/27、分かった。
また同日、遺体は同居していた元同僚 郡司かおりさん(24)と判明。司法解剖の結果、死因は頸部圧迫による窒息死で死後4~6週間と分かった。
調べでは、田中は2008/12/24 10:00ごろ、郡司さんの遺体が入ったクーラーボックスを同支店の倉庫2階に遺棄した疑い。その際、同僚に「荷物を運ぶので手伝ってほしい」と依頼。事情を知らない同僚と2人で自宅アパートからクーラーボックスを運び出し、同支店のトラックに積んで倉庫まで運んだ。遺棄現場の倉庫2階までは、台車に乗せて1人で運んだらしい。倉庫内には、郡司さんの遺体が入っていたものと同種のクーラーボックスが複数あり、捜査本部は、田中が倉庫から自宅に持ち帰った後、遺体を詰めてから戻したとみている。
郡司さんは妊娠中で、11月中に出産する予定だったが、2008/12/25に県警の任意聴取を受けた田中は「11月中旬に自宅で口論になり、出て行った」と説明した。田中は聴取を終えていったん職場に戻った後、行方不明となった。支店長の机の上に同日付の辞職願があった。
捜査本部は2008/12/27、田中の写真を公開。身長163cmの小太りで、目撃情報などの提供を呼び掛けている。
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兵庫県警神戸西警察署は指折りの手抜き捜査をする警察署です。
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クーラーボックスに妊婦の遺体、同居の男に逮捕状…神戸 <読売新聞 2008/12/27>
神戸市西区見津が丘の会社倉庫で女性の遺体が見つかった事件で、女性は妊婦で、クーラーボックスに入れられていたことが、兵庫県警の調べでわかった。
行方不明になっている同社元社員の女性(24)とみられ、同居していた同社の男性社員(39)がクーラーボックスを持ち込み、2008/12/25から姿を消していることから、県警捜査1課は死体遺棄容疑で神戸西警察署に捜査本部を設置。同容疑で逮捕状を取って行方を追っている。
発表によると、遺体は フットワークエクスプレス西神戸支店 の倉庫2階にあったクーラーボックス(縦約0.6m、幅約1m、高さ約0.5m)の中から見つかった。「男性社員が、数日前にクーラーボックスを持っていた」との同僚の証言に基づき、捜査員が倉庫内で発見した。死後数週間とみられ、目立った外傷はなく、靴は履いていなかった。2008/12/27に司法解剖する。
元社員の女性は11月中旬まで神戸市西区で男性社員と住んでいて、臨月だった。2008/12/19、男性社員と女性の父親が「最近、連絡が取れない」と同署に相談し、翌日、父親が女性の実家がある堺市の大阪府警西堺警察署に捜索願を提出していた。県警は2008/12/25に女性の行方について男性社員を再聴取。その後、男性社員は「仕事がある」と言って職場に戻り、行方をくらました。
遺体が見つかった倉庫は、山陽自動車道西神線・神戸西インターの北西約1.5kmの工業団地内。
WHO 大流行宣言の検討再開 オーストラリアの感染状況に懸念
【ジュネーブ06/03共同】
世界保健機関(WHO)は2009/06/02、新型インフルエンザの警戒水準(フェーズ)について現行の「5」から、世界的大流行(パンデミック)認定を意味する「6」への引き上げに向けた検討を再開した。フクダ事務局長補代理は06/02の定例記者会見で、ヨーロッパや日本、オーストラリアでの感染状況を例に挙げ「フェーズ6に近づいている」と言明した。
別のWHO当局者らによると、特にオーストラリアで感染ルートが特定できない「持続感染」が確認される恐れが出ており、WHOは水準引き上げの条件が整ってきたとの判断を強めている模様だ。
患者の全般的な症状の重さについてフクダ氏は「軽微(マイルド)というより中間(モデレート)」と述べ、これまで「大半の患者は軽微」などとしていた表現を強め「軽微」よりやや重いとの判断に傾いていることを明らかにした。
フクダ氏は今後「軽微」「中間」「重度」の3段階の表示方法などによる症状の評価方法を早急に確立、水準を引き上げても各国政府の過剰反応を招かないような「より状況に応じた」対応指針を提供すると説明。大流行宣言に向けた環境整備を急ぐ方針を示した。
【ジュネーブ06/03共同】
世界保健機関(WHO)は2009/06/02、新型インフルエンザの警戒水準(フェーズ)について現行の「5」から、世界的大流行(パンデミック)認定を意味する「6」への引き上げに向けた検討を再開した。フクダ事務局長補代理は06/02の定例記者会見で、ヨーロッパや日本、オーストラリアでの感染状況を例に挙げ「フェーズ6に近づいている」と言明した。
別のWHO当局者らによると、特にオーストラリアで感染ルートが特定できない「持続感染」が確認される恐れが出ており、WHOは水準引き上げの条件が整ってきたとの判断を強めている模様だ。
患者の全般的な症状の重さについてフクダ氏は「軽微(マイルド)というより中間(モデレート)」と述べ、これまで「大半の患者は軽微」などとしていた表現を強め「軽微」よりやや重いとの判断に傾いていることを明らかにした。
フクダ氏は今後「軽微」「中間」「重度」の3段階の表示方法などによる症状の評価方法を早急に確立、水準を引き上げても各国政府の過剰反応を招かないような「より状況に応じた」対応指針を提供すると説明。大流行宣言に向けた環境整備を急ぐ方針を示した。
新型インフルエンザ:4月末、既に国内発生? <毎日新聞 2009/05/30>
◇兵庫・大阪のウイルス、メキシコから流入か
国立感染症研究所(感染研)は2009/05/29、関西で最初に新型インフルエンザの感染が確認された05/16より2週間以上前の04/28ごろ、神戸市と大阪府内で患者が発生していた可能性があるとの見方を示した。また、ウイルスの遺伝子情報を解読する製品評価技術基盤機構と感染研は05/29、兵庫県と大阪府で採取した遺伝子を解析した結果、メキシコやアメリカ南部での最初の流行と、4月下旬のアメリカ東部とカナダでの流行の間に変異して発生したウイルスであることが判明したと発表した。
感染研は、今年1月から新型の発生を監視するため、全国の薬局のインフルエンザ治療薬の処方状況を例年と比較している。
感染研感染症情報センターの大日康史主任研究官によると、例年はシーズン前半に新型と同じA型インフルエンザが流行し、後半から春先までB型インフルエンザが流行する傾向がある。しかし今年は、神戸市と大阪市周辺地域で4月中旬から下旬にB型の流行が終息。04/28、神戸市中央区の薬局で治療薬の処方が例年を上回って急増し、流行レベルに達した。大阪府内でも05/01に池田市と枚方市、05/13に池田市で同様の状態になった。
同様の現象は茨木市内の高校に通う生徒の感染が確認された翌日の05/18に池田市など3市で起きたほか、京都市右京区に住む専門学校生が発症した05/20とその前日にも同区で見られた。感染研は4月末から5月初めの流行も新型だった可能性があるとみている。
一方、同機構によると、韓国で4月末に確認されたメキシコからの帰国患者から採取された遺伝子と似ており同機構は「メキシコから直接流入した可能性もある」とみている。
大日主任研究官は「流行初期にすでに国内に何らかの形で新型ウイルスが入っていた可能性はある」と話す。
~~~
つまり、極端な機内検疫の収支計算が必要だということだな。
◇兵庫・大阪のウイルス、メキシコから流入か
国立感染症研究所(感染研)は2009/05/29、関西で最初に新型インフルエンザの感染が確認された05/16より2週間以上前の04/28ごろ、神戸市と大阪府内で患者が発生していた可能性があるとの見方を示した。また、ウイルスの遺伝子情報を解読する製品評価技術基盤機構と感染研は05/29、兵庫県と大阪府で採取した遺伝子を解析した結果、メキシコやアメリカ南部での最初の流行と、4月下旬のアメリカ東部とカナダでの流行の間に変異して発生したウイルスであることが判明したと発表した。
感染研は、今年1月から新型の発生を監視するため、全国の薬局のインフルエンザ治療薬の処方状況を例年と比較している。
感染研感染症情報センターの大日康史主任研究官によると、例年はシーズン前半に新型と同じA型インフルエンザが流行し、後半から春先までB型インフルエンザが流行する傾向がある。しかし今年は、神戸市と大阪市周辺地域で4月中旬から下旬にB型の流行が終息。04/28、神戸市中央区の薬局で治療薬の処方が例年を上回って急増し、流行レベルに達した。大阪府内でも05/01に池田市と枚方市、05/13に池田市で同様の状態になった。
同様の現象は茨木市内の高校に通う生徒の感染が確認された翌日の05/18に池田市など3市で起きたほか、京都市右京区に住む専門学校生が発症した05/20とその前日にも同区で見られた。感染研は4月末から5月初めの流行も新型だった可能性があるとみている。
一方、同機構によると、韓国で4月末に確認されたメキシコからの帰国患者から採取された遺伝子と似ており同機構は「メキシコから直接流入した可能性もある」とみている。
大日主任研究官は「流行初期にすでに国内に何らかの形で新型ウイルスが入っていた可能性はある」と話す。
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つまり、極端な機内検疫の収支計算が必要だということだな。
「お帰り」と生徒へ声を 神戸高校長インタビュー <神戸新聞 2009/05/27>
「ウエルカム・バック(お帰り)と生徒に声を掛けるつもり」。2009/05/26、神戸新聞社のインタビューに応じた兵庫県立神戸高校の岡野幸弘校長(57)は、英語教諭らしく授業再開の日に思いをめぐらせた。国内で初めて新型インフルエンザが確認され、今も休校が続く同校。感染した生徒17人のうち16人が同日までに完治したことを受け、岡野校長は「休校措置は大きな効果があった」と評価した。
岡野校長が「新型インフルエンザの感染が濃厚な生徒がいる」と知ったのは、2009/05/16 午前0時ごろ。神戸市内の自宅寝室で電話を受けた。「検査対象の生徒に海外渡航歴はなく、新型という言葉が飲み込めなかった」未明に同校で始まった対策会議では「休校になる可能性が高い。その場合、何をやらなくてはならないか考えよう」と教職員に語り掛けた。同日午後に休校が決まり、18時から手分けして保護者らへの連絡を始めた。「全校生995人を終えるのに、翌朝まで11時間半かかった。保護者には『休校中はどうしていたらいいのか』という不安の声もあった。そこで丁寧に対応したのは良かったと思う」
感染が他校でも確認され始めると、運動部の対外試合など、神戸高校との接点が指摘されるようになった。無言電話やインターネット上の爆破予告もあった。「4月下旬に感染者の多い国に行った生徒がいただろう」という全く事実と異なる嫌がらせの電話もあった。
感染ルートについて、岡野校長は「(感染した)生徒の状況を聞くと、海外からの帰国者と直接接触し、うつったのではないようだ」と説明する。「(生徒の感染が確認されたときには)すでに国内に入っていたとしか考えようがない」
休校措置は評価しているが、2009/05/22に県内一律の休校解除が決定された際、同校などが「10人以上の感染者が出た」という理由で期間延長となったことに心境は複雑だったという。教員からは「なぜ10人で線引きするのか」と聞かれた。
同校では2009/05/19以降新たな感染者は出ておらず、校内には異論もあったが、県の決定に従った。ただ、「2週間の休校は、受験生や運動部員らにとっては、取り返しのつかないくらいの遅れになる恐れもある」と懸念している。
同校が「欠席者が多い」と気づいたのは2009/05/12だった。季節性インフルエンザと考え、同日から健康観察を始めた。「念のため連休中の渡航歴を聞いたが1人か2人だけ。発症もなかった」。だが欠席者は増え、健康調査を続けようと話し合っていたところに、海外渡航歴がない生徒の感染が確認された。
「現場で必要なのは危機意識。正確な情報を集め、最悪のケースを想定して動ける状況をつくっておくことが大事だ」。岡野校長は、そう実感したという。(霍見真一郎)
~~~
うーん、でも、アメリカなどの感染者のウイルスとほぼ同じである以上、国内で自然発生したわけではない。誰かからもらったんだ。それは連休中の渡航者の可能性は高い(断定はしない)。発症者と保菌者はまた別の次元の話だ。それを理解しているかどうか。
「ウエルカム・バック(お帰り)と生徒に声を掛けるつもり」。2009/05/26、神戸新聞社のインタビューに応じた兵庫県立神戸高校の岡野幸弘校長(57)は、英語教諭らしく授業再開の日に思いをめぐらせた。国内で初めて新型インフルエンザが確認され、今も休校が続く同校。感染した生徒17人のうち16人が同日までに完治したことを受け、岡野校長は「休校措置は大きな効果があった」と評価した。
岡野校長が「新型インフルエンザの感染が濃厚な生徒がいる」と知ったのは、2009/05/16 午前0時ごろ。神戸市内の自宅寝室で電話を受けた。「検査対象の生徒に海外渡航歴はなく、新型という言葉が飲み込めなかった」未明に同校で始まった対策会議では「休校になる可能性が高い。その場合、何をやらなくてはならないか考えよう」と教職員に語り掛けた。同日午後に休校が決まり、18時から手分けして保護者らへの連絡を始めた。「全校生995人を終えるのに、翌朝まで11時間半かかった。保護者には『休校中はどうしていたらいいのか』という不安の声もあった。そこで丁寧に対応したのは良かったと思う」
感染が他校でも確認され始めると、運動部の対外試合など、神戸高校との接点が指摘されるようになった。無言電話やインターネット上の爆破予告もあった。「4月下旬に感染者の多い国に行った生徒がいただろう」という全く事実と異なる嫌がらせの電話もあった。
感染ルートについて、岡野校長は「(感染した)生徒の状況を聞くと、海外からの帰国者と直接接触し、うつったのではないようだ」と説明する。「(生徒の感染が確認されたときには)すでに国内に入っていたとしか考えようがない」
休校措置は評価しているが、2009/05/22に県内一律の休校解除が決定された際、同校などが「10人以上の感染者が出た」という理由で期間延長となったことに心境は複雑だったという。教員からは「なぜ10人で線引きするのか」と聞かれた。
同校では2009/05/19以降新たな感染者は出ておらず、校内には異論もあったが、県の決定に従った。ただ、「2週間の休校は、受験生や運動部員らにとっては、取り返しのつかないくらいの遅れになる恐れもある」と懸念している。
同校が「欠席者が多い」と気づいたのは2009/05/12だった。季節性インフルエンザと考え、同日から健康観察を始めた。「念のため連休中の渡航歴を聞いたが1人か2人だけ。発症もなかった」。だが欠席者は増え、健康調査を続けようと話し合っていたところに、海外渡航歴がない生徒の感染が確認された。
「現場で必要なのは危機意識。正確な情報を集め、最悪のケースを想定して動ける状況をつくっておくことが大事だ」。岡野校長は、そう実感したという。(霍見真一郎)
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うーん、でも、アメリカなどの感染者のウイルスとほぼ同じである以上、国内で自然発生したわけではない。誰かからもらったんだ。それは連休中の渡航者の可能性は高い(断定はしない)。発症者と保菌者はまた別の次元の話だ。それを理解しているかどうか。
京都1歳娘殺人未遂:娘の点滴に異物、傷害致死起訴へ 京都地検「殺意なし」 <毎日新聞 2009/05/26>
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2009/05/26/20090526ddm041040152000c.html
毎日新聞によると、高木香織(36)=岐阜県関市=について、京都地検の精神鑑定で「代理ミュンヒハウゼン症候群」との結果が出た。鑑定では責任能力はあるとされたが、京都地検は殺意までは認められないとみて、近く、殺人ではなく傷害致死罪で起訴する見通し。
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重要キーワード:代理によるミュンヒハウゼン症候群
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「次女、三女の点滴にも水混入」殺人容疑で再逮捕の母 <読売新聞 2009/01/15>
京大病院に入院中の5女(1)の点滴に腐敗水を混入したとして母親の高木香織(35)(岐阜県関市)が殺人未遂容疑で逮捕された事件で、京都府警と岐阜県警は2009/01/14、4女(当時8か月)の点滴に水道水を混ぜて殺害したとして、高木を殺人容疑で再逮捕し、合同捜査本部を設置した。
高木は、2001年と2004年に死亡した次女(3歳で死亡)と3女(2歳で死亡)にも「入院中、点滴に水を混入した」と認めており、両府県警は2人が死亡した経緯を慎重に調べる。
発表では、高木は2006/03~2006/04、岐阜大病院(岐阜市)に肝機能障害で入院していた4女の個室病室内で、点滴回路に数回、注射器で病室の水道の水を混入し、2006/05/05に殺害した疑い。死因は肺水腫だった。4月上旬の血液検査で通常、血中に存在しない細菌数種類が確認され、府警が改めて4女の病室の水道蛇口付近で採取した細菌を鑑定した結果、血中の細菌と一致。肺水腫を引き起こした菌と判断した。
高木は「周囲の同情を買うため、子どもを看病する姿を見せたかった」と供述しているが、殺意は否認している。医療関係者は、周囲の関心を引くため子どもに意図的に危害を加える「代理ミュンヒハウゼン症候群」の可能性を指摘しており、両府県警はこうした症状と犯行との関連についても調べる。
捜査関係者によると、次女と3女にも血中に細菌が混入したとみられる症状があった。また、5女の点滴には水にスポーツドリンクを混ぜて入れた理由について、高木は「4女が水で死んだので、体への影響が少ないようにと思った」と供述している。
京都地検は2009/01/14、高木を5女の事件について処分保留とした。
◆夫「名医頼って駆け回っていた妻が…信じられない」◆
夫(49)は2009/01/14、岐阜県関市の自宅前で読売新聞の取材に応じ、「信じられない」とショックを隠しきれない様子で語った。夫によると、高木は4女を妊娠中、ウイルスに感染し、医師から「(4女は)障害を持つ可能性がある」と宣告された。誕生直後は異常は見つからなかったが、体重が増えないため岐阜大病院に検査入院させた。その後、4女は高熱を出し、様々な病気を併発し、2006/05に同病院で死亡した。
京都府警が昨年末、自宅から押収した医学書や医学雑誌は、「妻が専門医の話を理解するために買い集めたもの」といい、「我が子の看病に長い時間を費やし、岐阜から横浜、京都まで名医を頼って駆け回っていた」と振り返る。
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重要キーワード:代理によるミュンヒハウゼン症候群
本人にとっては殺人ではない。児童虐待でもない。これは精神疾患である。だから治療対象となる。犯罪者ではない。ただし行った行為は犯罪行為である。ただし、犯罪であるとは認識していない。
子供からしたら立派な「児童虐待」にあたる。だから、この母親と子供はお互いに離れなければ、お互いの幸せにならない。
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1歳児の点滴に腐敗水、母親を逮捕…京大病院に入院中 <読売新聞 2008/12/24>
入院中の娘(1歳10か月)が受けていた点滴に腐敗した水を混ぜ殺害しようとしたとして、京都府警は2008/12/24、岐阜県関市の母親(35)を殺人未遂容疑で逮捕した。母親は混入を認めたうえで、「死なせるためではなく、子どもが病気になれば付き添って看病できると思ったのでやった」と殺意を否認している。府警は、母親が以前から同様の行為を繰り返していたとみて、詳しい経緯を調べる。
発表では、母親は2008/12/22~12/23夕、京大病院(京都市左京区)小児科のICUで、敗血症の疑いで入院中の5女の点滴回路に2回、注射器で腐った水を注入し、殺害しようとした疑い。5女は一時、発熱などの症状があったが、現在は回復に向かい、命に別条はない。
京都府警や京大病院によると、5女は原因不明の重症感染症にかかっているとして、2008/12/02、岐阜県内の病院から京大病院に転院。敗血症の症状があり、血液検査をしたところ、唾液に含まれるカンジダ・アルビカンス菌などが異常に高い数値で血中から検出された。2008/12/07には5女の容体が悪化し、ICUに収容した。京大病院は2008/12/11に京都府警に相談。京都府警が、ICUのモニターカメラで内部を録画して監視したところ、2008/12/23夕、母親がカメラから隠すように5女を抱きかかえ、ポケットから何かを取り出す仕草をみせたため、任意同行を求め事情聴取。その際、鞄などに注射器数本を所持しており、2008/12/24朝になって「水道水にスポーツドリンクを入れ、1週間~10日ほど放置して腐らせたものを、面会時間中に点滴に入れた。殺すつもりはなかった」などと供述。「以前にも同じようなことをした」とも話した。
母親が言う犯行動機について、府警は「子どもに意図的に危害を加えて症状を作り出し、周囲の関心を引こうとする精神疾患の可能性があると、京大病院が分析している」としている。
母親と5女は、夫と長女との4人家族で、母親は5女に付き添い、京都市内に滞在していた。一方、次女、3女、4女はいずれも4歳までの乳幼児期に病院で病死しており、府警はそれぞれの死亡の経緯についても慎重に調べている。
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重要キーワード:代理によるミュンヒハウゼン症候群
http://mainichi.jp/select/jiken/archive/news/2009/05/26/20090526ddm041040152000c.html
毎日新聞によると、高木香織(36)=岐阜県関市=について、京都地検の精神鑑定で「代理ミュンヒハウゼン症候群」との結果が出た。鑑定では責任能力はあるとされたが、京都地検は殺意までは認められないとみて、近く、殺人ではなく傷害致死罪で起訴する見通し。
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重要キーワード:代理によるミュンヒハウゼン症候群
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「次女、三女の点滴にも水混入」殺人容疑で再逮捕の母 <読売新聞 2009/01/15>
京大病院に入院中の5女(1)の点滴に腐敗水を混入したとして母親の高木香織(35)(岐阜県関市)が殺人未遂容疑で逮捕された事件で、京都府警と岐阜県警は2009/01/14、4女(当時8か月)の点滴に水道水を混ぜて殺害したとして、高木を殺人容疑で再逮捕し、合同捜査本部を設置した。
高木は、2001年と2004年に死亡した次女(3歳で死亡)と3女(2歳で死亡)にも「入院中、点滴に水を混入した」と認めており、両府県警は2人が死亡した経緯を慎重に調べる。
発表では、高木は2006/03~2006/04、岐阜大病院(岐阜市)に肝機能障害で入院していた4女の個室病室内で、点滴回路に数回、注射器で病室の水道の水を混入し、2006/05/05に殺害した疑い。死因は肺水腫だった。4月上旬の血液検査で通常、血中に存在しない細菌数種類が確認され、府警が改めて4女の病室の水道蛇口付近で採取した細菌を鑑定した結果、血中の細菌と一致。肺水腫を引き起こした菌と判断した。
高木は「周囲の同情を買うため、子どもを看病する姿を見せたかった」と供述しているが、殺意は否認している。医療関係者は、周囲の関心を引くため子どもに意図的に危害を加える「代理ミュンヒハウゼン症候群」の可能性を指摘しており、両府県警はこうした症状と犯行との関連についても調べる。
捜査関係者によると、次女と3女にも血中に細菌が混入したとみられる症状があった。また、5女の点滴には水にスポーツドリンクを混ぜて入れた理由について、高木は「4女が水で死んだので、体への影響が少ないようにと思った」と供述している。
京都地検は2009/01/14、高木を5女の事件について処分保留とした。
◆夫「名医頼って駆け回っていた妻が…信じられない」◆
夫(49)は2009/01/14、岐阜県関市の自宅前で読売新聞の取材に応じ、「信じられない」とショックを隠しきれない様子で語った。夫によると、高木は4女を妊娠中、ウイルスに感染し、医師から「(4女は)障害を持つ可能性がある」と宣告された。誕生直後は異常は見つからなかったが、体重が増えないため岐阜大病院に検査入院させた。その後、4女は高熱を出し、様々な病気を併発し、2006/05に同病院で死亡した。
京都府警が昨年末、自宅から押収した医学書や医学雑誌は、「妻が専門医の話を理解するために買い集めたもの」といい、「我が子の看病に長い時間を費やし、岐阜から横浜、京都まで名医を頼って駆け回っていた」と振り返る。
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重要キーワード:代理によるミュンヒハウゼン症候群
本人にとっては殺人ではない。児童虐待でもない。これは精神疾患である。だから治療対象となる。犯罪者ではない。ただし行った行為は犯罪行為である。ただし、犯罪であるとは認識していない。
子供からしたら立派な「児童虐待」にあたる。だから、この母親と子供はお互いに離れなければ、お互いの幸せにならない。
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1歳児の点滴に腐敗水、母親を逮捕…京大病院に入院中 <読売新聞 2008/12/24>
入院中の娘(1歳10か月)が受けていた点滴に腐敗した水を混ぜ殺害しようとしたとして、京都府警は2008/12/24、岐阜県関市の母親(35)を殺人未遂容疑で逮捕した。母親は混入を認めたうえで、「死なせるためではなく、子どもが病気になれば付き添って看病できると思ったのでやった」と殺意を否認している。府警は、母親が以前から同様の行為を繰り返していたとみて、詳しい経緯を調べる。
発表では、母親は2008/12/22~12/23夕、京大病院(京都市左京区)小児科のICUで、敗血症の疑いで入院中の5女の点滴回路に2回、注射器で腐った水を注入し、殺害しようとした疑い。5女は一時、発熱などの症状があったが、現在は回復に向かい、命に別条はない。
京都府警や京大病院によると、5女は原因不明の重症感染症にかかっているとして、2008/12/02、岐阜県内の病院から京大病院に転院。敗血症の症状があり、血液検査をしたところ、唾液に含まれるカンジダ・アルビカンス菌などが異常に高い数値で血中から検出された。2008/12/07には5女の容体が悪化し、ICUに収容した。京大病院は2008/12/11に京都府警に相談。京都府警が、ICUのモニターカメラで内部を録画して監視したところ、2008/12/23夕、母親がカメラから隠すように5女を抱きかかえ、ポケットから何かを取り出す仕草をみせたため、任意同行を求め事情聴取。その際、鞄などに注射器数本を所持しており、2008/12/24朝になって「水道水にスポーツドリンクを入れ、1週間~10日ほど放置して腐らせたものを、面会時間中に点滴に入れた。殺すつもりはなかった」などと供述。「以前にも同じようなことをした」とも話した。
母親が言う犯行動機について、府警は「子どもに意図的に危害を加えて症状を作り出し、周囲の関心を引こうとする精神疾患の可能性があると、京大病院が分析している」としている。
母親と5女は、夫と長女との4人家族で、母親は5女に付き添い、京都市内に滞在していた。一方、次女、3女、4女はいずれも4歳までの乳幼児期に病院で病死しており、府警はそれぞれの死亡の経緯についても慎重に調べている。
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重要キーワード:代理によるミュンヒハウゼン症候群
特集ワイド:新型インフル 過剰反応…いや、当然? <毎日新聞 2009/05/22>
ついに首都圏でも感染者が確認された新型インフルエンザ。街にはマスク姿が目立ち、どこもかしこも対策、対策の大合唱だ。「冷静な対応が求められる」とみんなは言うけれど……。“冷静と過熱のあいだ”にあるニッポンについて、識者3人と考えた。
◇弱毒性だからと油断しないで--東北大教授(ウイルス学)・押谷仁
機内検疫や感染者の追跡調査は、国内で感染が広まった今となっては過剰で無意味な対策だ。しかし、2~3日前から急に通常の季節性インフルエンザと一緒だという認識が広がり対策の緩和が言われ始めたが、危機感を感じる。
季節性と新型とは明らかに違う。季節性でも年1万~2万人が死亡するが、大半は高齢者で元々重い疾患を持っているのがほとんど。今回は肺炎から呼吸器不全を引き起こし、インフルエンザそのものが死亡原因となっている。しかも死者は若者だ。
米国の状況を見れば今後何が起きるか想定できる。米国では感染者が確認されてから死者が出るまで1カ月あった。1カ月後には日本で死亡例が出てもおかしくない。特に妊婦やぜんそくなどの人は重症化する可能性がある。
新型インフルエンザは弱毒性で、数十万から数百万人の死者が出るような事態にはならない。しかし、季節性と同程度の死者が出る可能性はあり、仮に日本で若者が数百人死んだら、大騒ぎになるだろう。死者が若者だった場合のインパクトは全く異なる。
国のガイドラインは非常に病原性の高いものを想定しているが、新型インフルエンザの致死率は相当低く全部ガイドライン通りにする必要は無い。しかしまずは、どの程度の被害が出るのか、評価が重要。国が被害をどう見積もっているのかわからないが、少なくともきちんと国民に伝えられているとは言えない。その上で政治家は、企業の閉鎖など社会活動をどの程度制限するのか議論し、重症者を救う対策を検討すべきだ。
マスコミ報道も冷静さを欠いている。どんな人が重症化してどうしたら救えるのか、報じてほしい。
日本の対応はヨーロッパに比べて過剰だと言われるが、ヨーロッパでは日本のように感染拡大が確認されておらず状況が違う。日本の基準をはっきりさせ、早期に重症者を救う対策を講じるべきだ。時間をかけている暇はない。
◇責任逃れの「アリバイ」目立つ--元小樽市保健所長(北海道大学医学部卒)・外岡立人
新型インフルエンザに対する日本社会の態度は、過熱どころかパニック状態と言っても過言ではありません。なぜならば、現時点で症状はそれほど重くないし、患者は無熱、無症状のケースもあるからです。危険度は季節性と同等か、軽微でしょう。普段、季節性でここまで手を打ちますか? 私見では、今の新型インフルが季節性と同程度でも、必要によって学校を閉鎖するぐらいで十分です。
もっともらしい対応は企業に目立ちますが、職場の同僚が感染した際の自宅待機も、出社前の体温測定も無意味です。ネット上でこうした主張をすると、企業の危機管理担当者からの抗議が相次ぎます。対策のアピールに張り切っているのでしょうが、冷静になってほしいです。
こうなったのも、国が「ひとまず心配しなくてもいい」とのメッセージをしっかりと出さないからです。万一の事態に対する責任を取りたくないため、「最大限やっている」とのアピールを続ける。まるでアリバイを証明しようとしているかのようです。それが必ずしも功を奏さないのは、空港での「水際作戦」が、関西における患者の大量発生を食い止められなかったことでも明らかなのに。
パニックの一因はマスコミにもあります。「○○地域で○人発症」といった日々の動きを強調してばかりでは、不安は増幅される。「心配いらない」とのメッセージも、併せて伝えるべきです。
ちまたではマスクの買い付け騒ぎにもなりそうですが、マスクが予防に役立つとの医学的な立証はありません。患者のくしゃみ、せきからの飛沫物は、衣服や頭髪、持ち物などにも付着し、マスクだけでは防ぎきれない。着けるなとは言わないが、決定的な効果は期待できません。
ともあれ、このパニックもじきに落ち着くでしょう。ウイルスは夏場に活動が低下するし、国民もそろそろしらけてくるはずです。病原性の高いウイルスに変わる危険性があっても、現時点で騒ぎすぎる必要はないでしょう。
◇金と健康はかりにかけるな--神戸女学院大教授(フランス現代思想)・内田樹
まずは健康優先でしょう。弱毒性だからそんなに慌てることはないといっているが、感染した人にとっては、弱毒も強毒も関係ない。感染経路も分からず、ワクチンもない。タミフルは副作用が心配だということを考えると、状況がよく分からない時には慎重な対応をすることが基本だ。
一部メディアで「パニック状態」と言われているが、パニックになどなっていない。私は神戸在住だが、みんな外出を控えているので、街には人が少ないだけで、電車やバスもきちんと動いているし、ガス・水道・電気も通っている。都市機能はまひしていない。行政に言われたことに従い、おとなしく家でじっとしているのに、何がパニックか。マスクを買いに走るのは、公衆衛生の観点から見ても、ナチュラルな反応だと思う。
石油ショックの際にトイレットペーパーがなくなったことや、阪神大震災のときに物がなくて困ったことと比べれば、何ということもない。流行させないために外出を自粛するなど、公共的福利へ配慮した行動で、公民としての意識がきちんとあると感心するぐらいだ。
腹立たしいのは、市民の自粛で消費活動が不活発になった今、不景気へのさらなる打撃になると考えたのか、新型インフルエンザを過小評価しようとしているように見えることだ。
神戸市では来週から保育園や学校で休校措置をやめようとする動きもあると聞く。子どもが休んでいると、親も働けず困るなどという声が出ているらしいが、つまりは金がらみ。経済だ。公衆衛生や疫学的な観点でなく、経済活動を戻すという景気優先で考えているのが見え見えだ。金と健康をはかりにかけるのか。
今の季節だから、まだこのぐらいですんでいるが、本格的に流行する秋冬になったらどうするのか。私はコントロールできない自然の脅威に対しては、恐れを抱いた方がよいという考えだ。多少、過敏なぐらいが、人類学的には正しい態度だと思う。
ついに首都圏でも感染者が確認された新型インフルエンザ。街にはマスク姿が目立ち、どこもかしこも対策、対策の大合唱だ。「冷静な対応が求められる」とみんなは言うけれど……。“冷静と過熱のあいだ”にあるニッポンについて、識者3人と考えた。
◇弱毒性だからと油断しないで--東北大教授(ウイルス学)・押谷仁
機内検疫や感染者の追跡調査は、国内で感染が広まった今となっては過剰で無意味な対策だ。しかし、2~3日前から急に通常の季節性インフルエンザと一緒だという認識が広がり対策の緩和が言われ始めたが、危機感を感じる。
季節性と新型とは明らかに違う。季節性でも年1万~2万人が死亡するが、大半は高齢者で元々重い疾患を持っているのがほとんど。今回は肺炎から呼吸器不全を引き起こし、インフルエンザそのものが死亡原因となっている。しかも死者は若者だ。
米国の状況を見れば今後何が起きるか想定できる。米国では感染者が確認されてから死者が出るまで1カ月あった。1カ月後には日本で死亡例が出てもおかしくない。特に妊婦やぜんそくなどの人は重症化する可能性がある。
新型インフルエンザは弱毒性で、数十万から数百万人の死者が出るような事態にはならない。しかし、季節性と同程度の死者が出る可能性はあり、仮に日本で若者が数百人死んだら、大騒ぎになるだろう。死者が若者だった場合のインパクトは全く異なる。
国のガイドラインは非常に病原性の高いものを想定しているが、新型インフルエンザの致死率は相当低く全部ガイドライン通りにする必要は無い。しかしまずは、どの程度の被害が出るのか、評価が重要。国が被害をどう見積もっているのかわからないが、少なくともきちんと国民に伝えられているとは言えない。その上で政治家は、企業の閉鎖など社会活動をどの程度制限するのか議論し、重症者を救う対策を検討すべきだ。
マスコミ報道も冷静さを欠いている。どんな人が重症化してどうしたら救えるのか、報じてほしい。
日本の対応はヨーロッパに比べて過剰だと言われるが、ヨーロッパでは日本のように感染拡大が確認されておらず状況が違う。日本の基準をはっきりさせ、早期に重症者を救う対策を講じるべきだ。時間をかけている暇はない。
◇責任逃れの「アリバイ」目立つ--元小樽市保健所長(北海道大学医学部卒)・外岡立人
新型インフルエンザに対する日本社会の態度は、過熱どころかパニック状態と言っても過言ではありません。なぜならば、現時点で症状はそれほど重くないし、患者は無熱、無症状のケースもあるからです。危険度は季節性と同等か、軽微でしょう。普段、季節性でここまで手を打ちますか? 私見では、今の新型インフルが季節性と同程度でも、必要によって学校を閉鎖するぐらいで十分です。
もっともらしい対応は企業に目立ちますが、職場の同僚が感染した際の自宅待機も、出社前の体温測定も無意味です。ネット上でこうした主張をすると、企業の危機管理担当者からの抗議が相次ぎます。対策のアピールに張り切っているのでしょうが、冷静になってほしいです。
こうなったのも、国が「ひとまず心配しなくてもいい」とのメッセージをしっかりと出さないからです。万一の事態に対する責任を取りたくないため、「最大限やっている」とのアピールを続ける。まるでアリバイを証明しようとしているかのようです。それが必ずしも功を奏さないのは、空港での「水際作戦」が、関西における患者の大量発生を食い止められなかったことでも明らかなのに。
パニックの一因はマスコミにもあります。「○○地域で○人発症」といった日々の動きを強調してばかりでは、不安は増幅される。「心配いらない」とのメッセージも、併せて伝えるべきです。
ちまたではマスクの買い付け騒ぎにもなりそうですが、マスクが予防に役立つとの医学的な立証はありません。患者のくしゃみ、せきからの飛沫物は、衣服や頭髪、持ち物などにも付着し、マスクだけでは防ぎきれない。着けるなとは言わないが、決定的な効果は期待できません。
ともあれ、このパニックもじきに落ち着くでしょう。ウイルスは夏場に活動が低下するし、国民もそろそろしらけてくるはずです。病原性の高いウイルスに変わる危険性があっても、現時点で騒ぎすぎる必要はないでしょう。
◇金と健康はかりにかけるな--神戸女学院大教授(フランス現代思想)・内田樹
まずは健康優先でしょう。弱毒性だからそんなに慌てることはないといっているが、感染した人にとっては、弱毒も強毒も関係ない。感染経路も分からず、ワクチンもない。タミフルは副作用が心配だということを考えると、状況がよく分からない時には慎重な対応をすることが基本だ。
一部メディアで「パニック状態」と言われているが、パニックになどなっていない。私は神戸在住だが、みんな外出を控えているので、街には人が少ないだけで、電車やバスもきちんと動いているし、ガス・水道・電気も通っている。都市機能はまひしていない。行政に言われたことに従い、おとなしく家でじっとしているのに、何がパニックか。マスクを買いに走るのは、公衆衛生の観点から見ても、ナチュラルな反応だと思う。
石油ショックの際にトイレットペーパーがなくなったことや、阪神大震災のときに物がなくて困ったことと比べれば、何ということもない。流行させないために外出を自粛するなど、公共的福利へ配慮した行動で、公民としての意識がきちんとあると感心するぐらいだ。
腹立たしいのは、市民の自粛で消費活動が不活発になった今、不景気へのさらなる打撃になると考えたのか、新型インフルエンザを過小評価しようとしているように見えることだ。
神戸市では来週から保育園や学校で休校措置をやめようとする動きもあると聞く。子どもが休んでいると、親も働けず困るなどという声が出ているらしいが、つまりは金がらみ。経済だ。公衆衛生や疫学的な観点でなく、経済活動を戻すという景気優先で考えているのが見え見えだ。金と健康をはかりにかけるのか。
今の季節だから、まだこのぐらいですんでいるが、本格的に流行する秋冬になったらどうするのか。私はコントロールできない自然の脅威に対しては、恐れを抱いた方がよいという考えだ。多少、過敏なぐらいが、人類学的には正しい態度だと思う。
姫路港飲酒ボート衝突:海南審判は免停3カ月 <2009/05/21>
神戸地方海難審判所 竹内伸二審判官
審判:小型船舶操縦士免許3カ月停止
受審人:(当時)三木市立上吉川小学校教頭 蓬莱徳三(55)=三木市大塚=
「蓬莱がレーダーなどで船の位置を確認しなかった上、船首部にいて視界を遮っていた同乗者を船内に移動させなかった」「(飲酒により)正常な判断ができなったわけではない」「飲酒運転は自粛すべきだ」
~~~~
姫路港飲酒ボート衝突:一審は教頭に有罪判決 <2009/04/24>
神戸地裁姫路支部 五十嵐常之裁判官
罪名:業務上過失致死傷罪など
判決:懲役2年執行猶予5年(求刑懲役2年)
被告:(当時)三木市立上吉川小学校教頭 蓬莱徳三(55)=三木市大塚=
「尊い命を絶たれた被害者の無念さは余りある」「勤務先から懲戒免職処分を受け、遺族に償いの意思を示している。示談は成立していないが、現時点で可能な限りの経済的補償を行った」
双方とも控訴しなかったため、判決は確定した。
~~~~
姫路港飲酒ボート衝突:三木市が独自の職員懲戒審査委 <毎日新聞 2008/12/10>
三木市教委は2008/12/09、定例市議会で職員懲戒審査委員会の設置を明らかにした。
2008/08に姫路港で起きた小学校教頭ら4人が死傷したボート事故の関係者処分で、教頭の任命権者の兵庫県教委と、三木市教委職員の懲戒処分内容を諮問した三木市職員賞罰審査委員会との判断が異なり、議論になったため、独自の審査委員会を設置した。
三木市教委によると、委員は三木市教委の部長、主幹、課長、職員組合代表ら約5人。委員長は教育総務部長が務める。処分規準は市長部局の規準に従うが、県教委に採用された職員は県教委と協議して、処分の公平性を期する。
この事故の責任を取って辞意を表明している山崎啓治教育長は辞任時期について「区切りのよい本年度末まで」と答弁した。
~~~~
姫路港飲酒ボート衝突:飲酒操船に同乗の主事2人を停職3カ月 三木市教委/兵庫 <毎日新聞 2008/09/20>
三木市教委は2008/09/19、姫路港で2008/08/08にプレジャーボートが防波堤に衝突して小学校教頭ら4人が死傷した事故で、飲酒操船のボートに同乗した三木市教委の指導主事2人を停職3カ月の懲戒処分にした。県教委が2008/09/17に処分を発表した同乗の教頭の停職1カ月よりも重く、三木市職員賞罰審査委員会が答申した懲戒免職よりも軽い。
処分理由について、三木市教委は「市の答申は飲酒運転の厳罰化を明確にした道交法に従って判断しているが、船舶事故は想定していない。兵庫県教委の判断に従った」とした。教頭より重い処分になったのは「指導主事は学校の教職員を指導する立場にあるため」とした。
管理監督責任を怠ったとして三木市の答申通り、既に辞意を表明している山崎啓治教育長は減給10分の1(1カ月)、教育振興部長は戒告、学校教育課長と生涯学習課長は訓告処分とした。
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三木市が、教育関連の管理職に何を求めているのか、飲酒運転についてどう考えているか、それがよくわかる報道だな。
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姫路港飲酒ボート衝突:教頭6人を懲戒処分 県教委 <神戸新聞 2008/09/17>
姫路港で2008/08、飲酒運転のプレジャーボートが衝突し、三木市教委関係者4人が死傷した事故で、兵庫県教委は2008/09/17、ボートを操舵した三木市立小の蓬莱徳三 教頭(54)を懲戒免職にするなど、教頭、校長計13人の処分を発表した。県教委によると、船舶の飲酒運転で教職員が処分されるのは全国初。
地方公務員法による懲戒処分は蓬莱教頭はじめ6人。ボートに同乗した三木市立小の教頭(52)が停職1カ月、岸壁で見送った三木市立小・中学校の教頭計4人がいずれも減給10分の1(6カ月)とした。他に、監督責任としてそれぞれの小・中学校の校長7人が訓告や厳重注意。
一方、同乗していた三木市教委の副課長2人については、三木市の諮問機関「三木市職員賞罰審査委員会」が懲戒免職にすべきとの答申を出しており、後日、三木市教委が処分を決める。
兵庫県教委は、乗用車や自転車などの飲酒運転の処分基準を2006年に厳罰化。酒気帯び運転で死亡事故を起こした場合、同乗者や止めなかった人を含め、すべて懲戒免職とする方針を決めた。しかし船舶は想定していなかった上、船の飲酒は法律で罰則もないため、同乗や見送りの教頭らは停職、減給処分にした。
伊藤聡 兵庫県教育次長「管理職が飲酒死亡事故を起こしたことは誠に遺憾。陸上海上問わず、飲酒運転を行わないよう全教職員に徹底を図る」。
~~~~
兵庫県が、教育関連の管理職に何を求めているのか、飲酒運転についてどう考えているか、それがよくわかる報道だな。
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姫路港でボート衝突、4人死傷、教頭逮捕 <神戸新聞 2008/08/09>
2008/08/08 21:40ごろ、姫路港で5人乗りのプレジャーボート「イーグル2」が防波堤に衝突して、1人が死亡し、姫路海上保安部は2008/08/09未明、業務上過失致死容疑で、操船していた三木市大塚の小学校教頭 蓬莱徳三(54)を逮捕した。
5人はいずれも三木市の教育関係者で、加東市山国の小学校教頭 久野敏子さん(53)が海に投げ出され水死。別の小学校の男性教頭(52)が頭を骨折する重傷のほか2人が軽傷。
蓬莱は酒気帯び状態で操縦していたとみられ、姫路海上保安部は2008/08/09、衝突した防波堤や船体を実況見分し、事故の詳しい原因を調べる。
調べでは、蓬莱らは、姫路港沖約15kmの男鹿島であった、三木市の小学校教頭らの懇親会に参加。宿泊しない3人を姫路港まで送る途中だった。ボートは本来のルートから離れた場所を航行。船首が大破しており、姫路海上保安部は、防波堤に気付くのが遅れた可能性があるとみている。
神戸地方海難審判所 竹内伸二審判官
審判:小型船舶操縦士免許3カ月停止
受審人:(当時)三木市立上吉川小学校教頭 蓬莱徳三(55)=三木市大塚=
「蓬莱がレーダーなどで船の位置を確認しなかった上、船首部にいて視界を遮っていた同乗者を船内に移動させなかった」「(飲酒により)正常な判断ができなったわけではない」「飲酒運転は自粛すべきだ」
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姫路港飲酒ボート衝突:一審は教頭に有罪判決 <2009/04/24>
神戸地裁姫路支部 五十嵐常之裁判官
罪名:業務上過失致死傷罪など
判決:懲役2年執行猶予5年(求刑懲役2年)
被告:(当時)三木市立上吉川小学校教頭 蓬莱徳三(55)=三木市大塚=
「尊い命を絶たれた被害者の無念さは余りある」「勤務先から懲戒免職処分を受け、遺族に償いの意思を示している。示談は成立していないが、現時点で可能な限りの経済的補償を行った」
双方とも控訴しなかったため、判決は確定した。
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姫路港飲酒ボート衝突:三木市が独自の職員懲戒審査委 <毎日新聞 2008/12/10>
三木市教委は2008/12/09、定例市議会で職員懲戒審査委員会の設置を明らかにした。
2008/08に姫路港で起きた小学校教頭ら4人が死傷したボート事故の関係者処分で、教頭の任命権者の兵庫県教委と、三木市教委職員の懲戒処分内容を諮問した三木市職員賞罰審査委員会との判断が異なり、議論になったため、独自の審査委員会を設置した。
三木市教委によると、委員は三木市教委の部長、主幹、課長、職員組合代表ら約5人。委員長は教育総務部長が務める。処分規準は市長部局の規準に従うが、県教委に採用された職員は県教委と協議して、処分の公平性を期する。
この事故の責任を取って辞意を表明している山崎啓治教育長は辞任時期について「区切りのよい本年度末まで」と答弁した。
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姫路港飲酒ボート衝突:飲酒操船に同乗の主事2人を停職3カ月 三木市教委/兵庫 <毎日新聞 2008/09/20>
三木市教委は2008/09/19、姫路港で2008/08/08にプレジャーボートが防波堤に衝突して小学校教頭ら4人が死傷した事故で、飲酒操船のボートに同乗した三木市教委の指導主事2人を停職3カ月の懲戒処分にした。県教委が2008/09/17に処分を発表した同乗の教頭の停職1カ月よりも重く、三木市職員賞罰審査委員会が答申した懲戒免職よりも軽い。
処分理由について、三木市教委は「市の答申は飲酒運転の厳罰化を明確にした道交法に従って判断しているが、船舶事故は想定していない。兵庫県教委の判断に従った」とした。教頭より重い処分になったのは「指導主事は学校の教職員を指導する立場にあるため」とした。
管理監督責任を怠ったとして三木市の答申通り、既に辞意を表明している山崎啓治教育長は減給10分の1(1カ月)、教育振興部長は戒告、学校教育課長と生涯学習課長は訓告処分とした。
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三木市が、教育関連の管理職に何を求めているのか、飲酒運転についてどう考えているか、それがよくわかる報道だな。
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姫路港飲酒ボート衝突:教頭6人を懲戒処分 県教委 <神戸新聞 2008/09/17>
姫路港で2008/08、飲酒運転のプレジャーボートが衝突し、三木市教委関係者4人が死傷した事故で、兵庫県教委は2008/09/17、ボートを操舵した三木市立小の蓬莱徳三 教頭(54)を懲戒免職にするなど、教頭、校長計13人の処分を発表した。県教委によると、船舶の飲酒運転で教職員が処分されるのは全国初。
地方公務員法による懲戒処分は蓬莱教頭はじめ6人。ボートに同乗した三木市立小の教頭(52)が停職1カ月、岸壁で見送った三木市立小・中学校の教頭計4人がいずれも減給10分の1(6カ月)とした。他に、監督責任としてそれぞれの小・中学校の校長7人が訓告や厳重注意。
一方、同乗していた三木市教委の副課長2人については、三木市の諮問機関「三木市職員賞罰審査委員会」が懲戒免職にすべきとの答申を出しており、後日、三木市教委が処分を決める。
兵庫県教委は、乗用車や自転車などの飲酒運転の処分基準を2006年に厳罰化。酒気帯び運転で死亡事故を起こした場合、同乗者や止めなかった人を含め、すべて懲戒免職とする方針を決めた。しかし船舶は想定していなかった上、船の飲酒は法律で罰則もないため、同乗や見送りの教頭らは停職、減給処分にした。
伊藤聡 兵庫県教育次長「管理職が飲酒死亡事故を起こしたことは誠に遺憾。陸上海上問わず、飲酒運転を行わないよう全教職員に徹底を図る」。
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兵庫県が、教育関連の管理職に何を求めているのか、飲酒運転についてどう考えているか、それがよくわかる報道だな。
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姫路港でボート衝突、4人死傷、教頭逮捕 <神戸新聞 2008/08/09>
2008/08/08 21:40ごろ、姫路港で5人乗りのプレジャーボート「イーグル2」が防波堤に衝突して、1人が死亡し、姫路海上保安部は2008/08/09未明、業務上過失致死容疑で、操船していた三木市大塚の小学校教頭 蓬莱徳三(54)を逮捕した。
5人はいずれも三木市の教育関係者で、加東市山国の小学校教頭 久野敏子さん(53)が海に投げ出され水死。別の小学校の男性教頭(52)が頭を骨折する重傷のほか2人が軽傷。
蓬莱は酒気帯び状態で操縦していたとみられ、姫路海上保安部は2008/08/09、衝突した防波堤や船体を実況見分し、事故の詳しい原因を調べる。
調べでは、蓬莱らは、姫路港沖約15kmの男鹿島であった、三木市の小学校教頭らの懇親会に参加。宿泊しない3人を姫路港まで送る途中だった。ボートは本来のルートから離れた場所を航行。船首が大破しており、姫路海上保安部は、防波堤に気付くのが遅れた可能性があるとみている。
うなぎ偽装:ウナギ・ロンダリングの輪が広がりまくりんぐな件
http://antikimchi.seesaa.net/article/101925644.html
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ウナギ産地偽装:全員有罪確定 神戸地裁 <2009/05/12>
控訴期限の2009/05/11までに控訴手続きを取らなかったため、一審判決が確定した。
~~~~
ウナギ産地偽装:全員有罪判決 神戸地裁 <2009/04/27>
神戸地裁 佐野哲生裁判官
不正競争防止法違反罪(虚偽表示)
判決:それぞれに懲役2年6月、執行猶予4年
中谷彰宏(45)=(罰金200万円、「魚秀」社長
北本順一(40)=罰金200万円、「神港魚類」当時の担当課長
川上智行(42)=罰金200万円、「魚秀」福岡営業所長
横山圭一(40)=罰金400万円、「土佐海商」(南国市)役員
稲山恵誉(44)=罰金200万円、「大洋水産」(高松市)当時の専務
判決:それぞれに罰金
「魚秀」(罰金1000万円)
「徳島魚市場」(罰金1000万円)
「神港魚類」(罰金500万円)
~~~~
ウナギ産地偽装:土佐海商が事業停止 <2009/03/24>
中国産ウナギの産地偽装事件で、役員が逮捕・起訴された高知県南国市の水産物加工会社「土佐海商」が事業を停止した。2009/03/10に会社を閉鎖し、事後処理を弁護士に一任。民間信用調査会社の東京商工リサーチ高知支店によると、負債総額は約10億円の見込み。事件発覚後、信用を失い売り上げが激減し、資金繰りが悪化していた。
~~~~
ウナギ産地偽装:高知の3人は起訴猶予処分に <神戸新聞 2008/12/27>
中国産ウナギの産地偽装事件で、神戸地検は2008/12/26、不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で逮捕され、処分保留としていた3人の起訴猶予処分を発表した。処分は2008/12/25付。処分理由について地検は「関与の程度が低く、得た利益が少ない」としている。
処分されたのは、
▽水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)上ノ段勝(40)
▽高松市の水産会社の元社員 稲山盛正(36)
▽東京都の商社「共同フーズ」社長 佐藤弘一(56)
また地検によると、兵庫・徳島両県警合同捜査本部は、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)の元担当課長 北本順一(40)らが、偽装で卸売業者らから代金をだまし取った詐欺の疑いがあるとみて調べを進めたが、「被害の特定が困難」として立件は断念する。
~~~~
ウナギ産地偽装事件、詐欺立件は断念 魚秀など3社起訴 <2008/12/26>
ウナギ輸入販売会社「魚秀」(大阪市)などによる中国産ウナギの産地偽装事件で、神戸地検は2008/12/25、「魚秀」と親会社「徳島魚市場」(徳島市)、水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市)の3社を不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で起訴した。
起訴状によると、3社は2~6月、「愛知県三河一色産うなぎ蒲焼」などと表示された中国産冷凍ウナギ約256tのうち、約15tを市場に流通させたとされる。
一方、兵庫・徳島両県警合同捜査本部は、同罪で起訴された「魚秀」社長の中谷彰宏(44)らを詐欺容疑でも捜査していたが、偽装ウナギを国産として買った仲卸業者の一部が「偽装とうすうす気づいていた」と説明したことなどから、詐欺の被害を認定できないと判断、立件を断念した。
~~~~
消費者に対する詐欺罪を適用すべし。
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ウナギ産地偽装:神港魚類など3社を書類送検 <毎日新聞 2008/12/12>
中国産ウナギの偽装事件で、兵庫・徳島両県警合同捜査本部は2008/12/11、3社を不正競争防止法違反容疑(両罰規定)で神戸地検に書類送検した。
▽ウナギ輸入販売会社「魚秀」(徳島市)
▽魚秀の親会社「徳島魚市場」(徳島市)
▽水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)
「魚秀」社長の中谷彰宏(44)ら関係者5人が同法違反罪で起訴されており、法人も処罰できる両罰規定を適用した。中谷は「徳島魚市場」の課長を兼務していた。
~~~~
ウナギ偽装:「神港魚類」元課長ら起訴 神戸地検 <神戸新聞 2008/12/05>
中国産ウナギの産地偽装事件で、神戸地検は12/5、徳島に拠点を置く水産物輸出入販売会社「魚秀」社長中谷彰宏(44)、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)元担当課長 北本順一(40)ら5人を不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で起訴した。地検によると、北本は「報酬として1千万円を受け取った。共謀も含め間違いない」と供述した。
兵庫・徳島両県警の合同捜査本部が逮捕した8人のうち、東京都の商社社長(56)ら3人は「関与の程度が低い」として、処分保留で釈放した。
捜査本部は、偽装で卸売業者らから代金をだまし取った疑いがあるとして、詐欺容疑での再逮捕を目指していたが、地検は「被害の特定が困難だった。引き続き捜査する」としている。捜査本部が捜査を進めるが、年内の立件は困難との見方が強まっている。
今回起訴されたのは、
「魚秀」社長:中谷彰宏(44)
「神港魚類」元担当課長:北本順一(40)
「魚秀」福岡営業所長:川上智行(41)
「魚秀」非常勤役員、水産物加工会社元役員:横山圭一(39)
水産加工会社元役員:稲山恵誉(44)
5人は事実を認めている。
起訴状によると、5人は共謀し、2/9~4/8に、中国産ウナギのかば焼きを「愛知県三河一色産」などと印刷した箱に入れ替え、3/10~6/13に、神戸市兵庫区などの9社に計1545箱(約15t)を納品したとされる。
「魚秀」や「神港魚類」など法人の刑事責任については今後検討される。
~~~~
ウナギ産地偽装:「神港魚類」社長らを聴取へ。組織関与の有無確認 <神戸新聞 2008/11/26>
中国産ウナギの産地偽装事件で、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部は2008/11/26午後にも、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)社長の大堀隆と、水産物輸出入販売会社「魚秀」の親会社「徳島魚市場」の社長 吉本隆一を参考人として事情聴取する。両社長の参考人聴取は関係者らの逮捕後初めて。
偽装されたウナギそのものは、「徳島魚市場」から「神港魚類」に渡ったとみられ、両社長から取引決定に至った経緯などについて説明を求める。
「神港魚類」は偽装発覚以降、「会社としては(偽装を)知らなかった」と説明。元担当課長の北本順一(40)は偽装発覚以前、「魚秀」社長の中谷彰宏(44)から現金1000万円を受け取っているが、偽装への関与を否認している。
北本の上司や部下らから数回にわたって事情を聴いた結果、北本がウナギ取引を一人で担当していたことが判明しており、捜査本部は会社の関与について確認するとみられる。
一方、「徳島魚市場」が昨年7月、抗菌剤マラカイトグリーンが検出されて自主回収した商品が、今回の偽装ウナギに含まれていたとみられ、「魚秀」との取引関係などについても詳しく聴く模様。
~~~~
ウナギ産地偽装:中国産を全国から集約「魚秀」 <神戸新聞 2008/11/21>
中国産ウナギの産地偽装事件で、水産物輸出入販売会社「魚秀」の福岡営業所長 川上智行(41)らが、偽装した中国産ウナギを全国の複数の関連施設から集めていたことが11/21、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。数t単位の小規模でも運び込ませており、売れ行きが落ちた中国産の在庫を一気にさばこうとしていたとみて調べる。
捜査本部によると、偽装された中国産ウナギ計256tは、大阪や福岡市の「魚秀」保管施設のほか、関東の倉庫会社などから徳島市の倉庫に集められていたことが搬送の伝票などで裏付けられた。百t規模から数t単位での搬入もあった。
このうち関東地方の倉庫からは使用禁止の抗菌剤が検出され、「魚秀」の親会社「徳島魚市場」が自主回収したウナギも含まれていた可能性がある。
捜査本部は、昨年9月に別ルートでの偽装が中断したことや、他の産地偽装問題を受けて中国産ウナギの在庫が増えたことが今回の偽装につながったとみており、処分に困った中国産を、業界大手の「神港魚類」を介在させて売り抜けようとしていたとみて調べる。
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ウナギ産地偽装:汚染ウナギを再出荷か「魚秀」 <神戸新聞 2008/11/21>
中国産ウナギの産地偽装事件で、水産物輸出入販売会社「魚秀」の偽装ウナギの中に、使用禁止の抗菌剤を検出したため「魚秀」の親会社に自主回収や返品されたウナギが混入していた疑いのあることが11/20、分かった。兵庫・徳島両県警の合同捜査本部による鑑定でも高い数値で抗菌剤が確認されており、健康被害のおそれがある商品がずさんに管理され、再出荷された可能性が高まった。
調べでは、「魚秀」が偽装した中国産ウナギ約256tは「魚秀」の関連会社などから集められたという。運送会社から押収した伝票などから、このうち数tが、昨年7月に群馬県のスーパーで抗菌剤マラカイトグリーンが検出され、「魚秀」親会社の「徳島魚市場」が自主回収した商品などを保管する倉庫から搬入されていたことが判明。一部は、愛知県三河一色産と偽装されて流通していたとみられる。
捜査本部が今年9月、小売業者から水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)などに返品されたウナギ数十点を専門機関で分析したところ、半数以上からマラカイトグリーンやその代謝物ロイコマラカイトグリーンが検出された。「神港魚類」が偽装発覚後に自主回収したウナギから検出された数値の千倍を超えるものもあった。
「徳島魚市場」は会見などで自主回収ウナギの流用を否定しているが、徳島市内の倉庫で回収ウナギと偽装ウナギが一緒に保管されていたことが分かっている。
捜査本部は、当時、「徳島魚市場」の課長を務めていた「魚秀」社長 中谷彰宏(44)が、自主回収したウナギと知りながら再出荷した可能性もあるとみている。
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ウナギ産地偽装:休眠会社使い売上金を現金化 <神戸新聞 2008/11/20>
中国産ウナギの産地偽装事件で、偽装を指南したとされる水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)元役員 横山圭一(39)らが、ウナギを取引した水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)と水産物輸出入販売会社「魚秀」の間に、休眠状態の商社(東京都)を介在させて売上金を現金化していたことが、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
取引の際、休眠会社監査役で、別の商社「共同フーズ」(東京都)社長 佐藤弘一(56)に多額の手数料が支払われており、捜査本部は佐藤が偽装を認識して取引していた疑いがあるとみて調べている。
調べによると、「神港魚類」から「魚秀」にウナギの代金が支払われる際、「共同フーズ」と休眠会社が書類上だけ介在。横山らが手数料として休眠会社に約500万円、佐藤にはその7倍の約3500万円を渡していたことが関係者の供述などで裏付けられている。
一連の偽装では、「魚秀」の中国産ウナギを、「神港魚類」が架空会社から国産として購入したことになっており、売上を現金化するため商社を介在させたとみられる。同時に、多額の取引に対する税務上のチェックなどから偽装が発覚するのを免れるのも狙いだったのではないかとみて調べる。
捜査本部の調べに対し、佐藤は偽装への関与を否認している。
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ウナギ産地偽装:発覚前に現金授受。「神港魚類」元担当課長 <神戸新聞 2008/11/20>
中国産ウナギの産地偽装事件で、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)元担当課長の北本順一(40)が農林水産省の調査前に、水産物輸出入販売会社「魚秀」社長らから口止め料などとして現金1千万円を受け取った疑いがあることが兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
北本は偽装への関与を否認しているが、捜査本部は問題の発覚前から偽装の認識があったとみている。
捜査本部などによると、北本は5/27、神戸市内の喫茶店で「魚秀」社長 中谷彰宏(44)らから現金1千万円を受け取ったとされる。
北本は調べに対し「偽装された商品とは思っていなかった。(中谷らと)共謀した覚えもない」と一貫して関与を否定している。
しかし、偽装はこの1千万円の授受の後、匿名の通報を受けた農水省が調査して発覚。このため、捜査本部は、北本が発覚前から不正についての何らかの認識があったとみて調べている。
中谷は現金を「偽装への謝礼」と供述。これに対し、北本は、農水省調査の後、会社が行った調査に「不正の口止め料だと思う」と説明した。
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ウナギ産地偽装:多額取引すべて現金。口座避け証拠残さず <神戸新聞 2008/11/19>
中国産ウナギの産地偽装事件で、偽装を指南したとされる水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)元役員の横山圭一(39)が、偽装工作の報酬や売上金を支払う際、すべてを現金でやりとりしていたことが11/19、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
億単位の金を持参していたといい、捜査本部は、証拠が残らないよう出入金の記録が残る口座振込を避け、偽装ウナギの売上などを現金で管理していたとみている。
捜査本部によると、横山は偽装工作の中心人物だったとされ、商品の詰替えなどの偽装を請け負った水産会社元役員 稲山恵誉(44)への報酬1億円は、横山が持参したという。偽装ウナギの売上金を水産物輸出入販売会社「魚秀」に支払う時には複数回に分け、現金約7億円を届けたとみられる。
一方、5月に農林水産省の調査を受けた直後、「魚秀」の銀行口座に偽装取引の利ざやとみられる約1億8千万円が入金されており、捜査本部は、「魚秀」側が偽装発覚に備えて正規の取引を装った可能性もあるとみて、現金の流れを解明するとともに、詐欺容疑での立件に向けた不法利益の算定を進める。
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ウナギ産地偽装:「魚秀」福岡所長が発案 <神戸新聞 2008/11/19>
中国産ウナギの産地偽装事件で、水産物輸出入販売会社「魚秀」の福岡営業所長 川上智行(41)が「中国産ウナギの在庫をさばくため(「魚秀」社長らに)産地偽装を持ちかけた」などと、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べに供述していることが11/18、分かった。
捜査本部は、川上が販路拡大のため、業界大手の水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)を利用した偽装販売を発案したとみて調べる。
捜査本部によると、川上らは今回の偽装以前に、福岡市内の加工販売会社を介して中国産ウナギを九州産と偽装し、「神港魚類」に販売していたとされる。調べに対し、川上は偽装の発案を認め、「ブランド力のある神港魚類を利用した」などと供述している。
これまでの調べでは、九州ルートの偽装は昨年9月、農林水産省の調査を機に福岡の加工販売会社が解散したことで中断。在庫を処分するため、「魚秀」社長の中谷彰宏(44)らが昨年11月に協議し、架空会社を介在させた今回の手口を計画したとされる。
捜査本部は、容疑を否認している「神港魚類」の元担当課長 北本順一(40)も、当初から偽装を知っていたとみて調べを進める。
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ウナギ産地偽装:偽の産地証明、高知の会社が作成 <神戸新聞 2008/11/18>
中国産ウナギの産地偽装事件で、取引に使われた偽の産地証明書は、偽装工作を指南したとされる水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)社員 上ノ段勝(40)らが作製していたことが11/18、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)が偽装ウナギの仕入れを決定した役員会にも提出されており、捜査本部は、大量の取引を不審がられないように準備したとみて、偽造に関与した人物の特定を進める。
調べでは、偽の産地証明書はA4判で、原産国欄などに「日本(愛知県)」「三河一色地区」と記され、架空の会社「一色フード」の会社印も捺されていた。
産地証明書は通常、取引の信用材料として利用されるが、法律では義務付けられていない。「神港魚類」はウナギの取引については仕入れ先に産地証明書の発行を求め、今回の取引でも指示を受けた元担当課長 北本順一(40)が上司に証明書を提出。北本が卸売業者と取引する際にも配っていたが、偽装発覚後、北本は入手先について明言を避けていた。
捜査本部によると、上ノ段は「土佐海商」取締役 横山圭一(39)らと架空会社を使った偽装を計画。偽装の指南役として、高松市内の倉庫で商品約256tを愛知県産などと書かれた段ボールに詰め替えさせたとみられる。
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ウナギ産地偽装:別ルートの偽装を供述、「魚秀」幹部ら <神戸新聞 2008/11/18>
中国産ウナギの産地偽装事件で、逮捕された水産物輸出入販売会社「魚秀」幹部らが、福岡市内のウナギ加工販売会社を介した別ルートでの偽装を認める供述を始めていることが11/17、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
偽装は昨年、国の立入調査を機に中断されており、捜査本部は大量の在庫を抱えた「魚秀」が今回の偽装を始めるようになったとみて調べる。
捜査本部によると、「魚秀」は昨年、中国産ウナギを九州産と偽り加工販売会社に販売。「魚秀」は昨年1~9月、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)に約90tを卸したが、「神港魚類」が再び「魚秀」に売る不自然な取引が関係者の供述などで裏付けられた。その後、農林水産省の立入調査で加工販売会社が昨年9月に解散し、偽装は中断。「魚秀」が大量の在庫を抱えた。
捜査本部の調べでは、その直後に「魚秀」関係者らが高松市内のマンションで偽装計画を協議したとされ、その際に架空会社「一色フード」を通した今回の偽装が考案されたとみられる。
調べに対し、当初から偽装に携わっていたとみられる「魚秀」福岡営業所長の川上智行(41)は「(偽装の産地や仲介する会社を)変えたのでばれないと思った」などと供述している。
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ウナギ産地偽装:ラベル製造でも工作 <神戸新聞 2008/11/17>
中国産ウナギの産地偽装事件で、偽装工作に使われたラベルや段ボール箱が、逮捕された8人とはそれまで取引実績のなかった大阪府内の業者に発注し製造させていたことが11/17、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
ラベルや段ボール箱には架空の会社名「一色フード」などと印刷されており、捜査本部は、旧知の取引業者に発注して怪しまれることを恐れ、隠ぺい工作をしたとみている。
調べでは、愛知県三河一色産と偽装された中国産ウナギが入っていた段ボール箱は大阪府高槻市の工場で、パッケージに貼られたラベルは大阪市内の印刷会社で作製された。
これまでの捜査で、高松市内の倉庫でウナギを詰め替えるなど、偽装工作にかかわった疑いがある水産会社元役員 稲山恵誉(44)が知人に依頼したことが裏付けられた。いずれも数社を介在させており、捜査本部は偽装発覚後、段ボール箱などから自らの関与を特定されないようにするためだったとみている。稲山らは、偽装工作の報酬として「魚秀」側から約1億円を受け取ったとみられる。
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ウナギ産地偽装:昨年から計画?詐欺容疑での立件視野 <神戸新聞 2008/11/17>
中国産ウナギの産地偽装事件で、徳島に拠点を置く水産物輸出入販売会社「魚秀」幹部らが、遅くとも昨年11月には偽装を計画していた疑いのあることが、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで11/16、分かった。
「魚秀」社長 中谷彰宏(44)は会見などで「(今年1月発覚した中国製)ギョーザ事件以降に増えた在庫をさばきたかった」と説明していた。捜査本部は当初から利ざやを稼ぐのが目的だったのではないかとみて、詐欺容疑での立件を視野に動機などを追及する。
捜査本部によると、「魚秀」関係者と、偽装工作に関与したとされる高松市内の水産会社元役員 稲山恵誉(44)らが昨年11月、高松市内のマンションに集まっていたことが関係者の供述などで確認できた。内容は産地偽装に関する相談だったらしい。
調べでは、中谷ら逮捕された8人は共謀し、中国産ウナギを愛知県三河一色産と偽装した疑いが持たれている。一連の取引は256tに上り、仕入れ値のほぼ倍の価格で卸売業者らに売却。その結果、多額の報酬などを差し引いても「魚秀」側に約1億8千万円が残ったとみられる。8人が当初から中国産と国産ウナギの価格差に目を付け、産地偽装に及んだ可能性もあり、捜査本部は偽装によって得た利益の算定を進める。
また、捜査本部は11/16、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで、水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)の元担当課長 北本順一(40)ら8人を送検した。
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ウナギ産地偽装:「魚秀」社長ら8人逮捕 <神戸新聞 2008/11/17>
中国産ウナギの産地偽装事件で、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部は11/15、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで聴取していた8人全員を逮捕した。
逮捕されたのは、
▽水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)課長 北本順一(40)
▽徳島に拠点を置く水産物輸出入販売会社「魚秀」社長 中谷彰宏(44)
▽「魚秀」非常勤役員、水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)元役員 横山圭一(39)
▽「土佐海商」社員 上ノ段勝(40)
▽「魚秀」福岡営業所長 川上智行(41)
▽高松市の水産会社元役員 稲山恵誉(44)
▽元同社員 稲山盛正(36)
▽商社「共同フーズ」(東京都)社長 佐藤弘一(56)
調べでは、8人は2/9~4/8、中国産ウナギのかば焼きを「愛知県三河一色産」などと印刷した箱に入れ替え、3/10~4/21、神戸市兵庫区などの9社に計20箱(約200kg)を納品した疑い。それぞれの報酬などを差し引いても一連の取引で約1億8千万円の不正な利益が残ったとみられ、合同捜査本部は詐欺容疑での立件も視野に調べを進める。
合同捜査本部によると、北本、川上、中谷が在庫を減らすため、産地偽装による販売を計画。横山の指示を受けた稲山らが、高松市内の倉庫で三河一色産と記した箱に詰め替え、出荷した。佐藤は偽装を知りながら、「魚秀」が「神港魚類」に偽装ウナギを卸す際、手数料約3500万円を受け取り、書類だけの架空流通ルートに加わった。
調べに対し、北本、佐藤は容疑を否認、6人は認めている。北本は「偽装された商品とは思っていなかった。共謀した覚えもない」と話している。
http://antikimchi.seesaa.net/article/101925644.html
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ウナギ産地偽装:全員有罪確定 神戸地裁 <2009/05/12>
控訴期限の2009/05/11までに控訴手続きを取らなかったため、一審判決が確定した。
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ウナギ産地偽装:全員有罪判決 神戸地裁 <2009/04/27>
神戸地裁 佐野哲生裁判官
不正競争防止法違反罪(虚偽表示)
判決:それぞれに懲役2年6月、執行猶予4年
中谷彰宏(45)=(罰金200万円、「魚秀」社長
北本順一(40)=罰金200万円、「神港魚類」当時の担当課長
川上智行(42)=罰金200万円、「魚秀」福岡営業所長
横山圭一(40)=罰金400万円、「土佐海商」(南国市)役員
稲山恵誉(44)=罰金200万円、「大洋水産」(高松市)当時の専務
判決:それぞれに罰金
「魚秀」(罰金1000万円)
「徳島魚市場」(罰金1000万円)
「神港魚類」(罰金500万円)
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ウナギ産地偽装:土佐海商が事業停止 <2009/03/24>
中国産ウナギの産地偽装事件で、役員が逮捕・起訴された高知県南国市の水産物加工会社「土佐海商」が事業を停止した。2009/03/10に会社を閉鎖し、事後処理を弁護士に一任。民間信用調査会社の東京商工リサーチ高知支店によると、負債総額は約10億円の見込み。事件発覚後、信用を失い売り上げが激減し、資金繰りが悪化していた。
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ウナギ産地偽装:高知の3人は起訴猶予処分に <神戸新聞 2008/12/27>
中国産ウナギの産地偽装事件で、神戸地検は2008/12/26、不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で逮捕され、処分保留としていた3人の起訴猶予処分を発表した。処分は2008/12/25付。処分理由について地検は「関与の程度が低く、得た利益が少ない」としている。
処分されたのは、
▽水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)上ノ段勝(40)
▽高松市の水産会社の元社員 稲山盛正(36)
▽東京都の商社「共同フーズ」社長 佐藤弘一(56)
また地検によると、兵庫・徳島両県警合同捜査本部は、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)の元担当課長 北本順一(40)らが、偽装で卸売業者らから代金をだまし取った詐欺の疑いがあるとみて調べを進めたが、「被害の特定が困難」として立件は断念する。
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ウナギ産地偽装事件、詐欺立件は断念 魚秀など3社起訴 <2008/12/26>
ウナギ輸入販売会社「魚秀」(大阪市)などによる中国産ウナギの産地偽装事件で、神戸地検は2008/12/25、「魚秀」と親会社「徳島魚市場」(徳島市)、水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市)の3社を不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で起訴した。
起訴状によると、3社は2~6月、「愛知県三河一色産うなぎ蒲焼」などと表示された中国産冷凍ウナギ約256tのうち、約15tを市場に流通させたとされる。
一方、兵庫・徳島両県警合同捜査本部は、同罪で起訴された「魚秀」社長の中谷彰宏(44)らを詐欺容疑でも捜査していたが、偽装ウナギを国産として買った仲卸業者の一部が「偽装とうすうす気づいていた」と説明したことなどから、詐欺の被害を認定できないと判断、立件を断念した。
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消費者に対する詐欺罪を適用すべし。
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ウナギ産地偽装:神港魚類など3社を書類送検 <毎日新聞 2008/12/12>
中国産ウナギの偽装事件で、兵庫・徳島両県警合同捜査本部は2008/12/11、3社を不正競争防止法違反容疑(両罰規定)で神戸地検に書類送検した。
▽ウナギ輸入販売会社「魚秀」(徳島市)
▽魚秀の親会社「徳島魚市場」(徳島市)
▽水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)
「魚秀」社長の中谷彰宏(44)ら関係者5人が同法違反罪で起訴されており、法人も処罰できる両罰規定を適用した。中谷は「徳島魚市場」の課長を兼務していた。
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ウナギ偽装:「神港魚類」元課長ら起訴 神戸地検 <神戸新聞 2008/12/05>
中国産ウナギの産地偽装事件で、神戸地検は12/5、徳島に拠点を置く水産物輸出入販売会社「魚秀」社長中谷彰宏(44)、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)元担当課長 北本順一(40)ら5人を不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で起訴した。地検によると、北本は「報酬として1千万円を受け取った。共謀も含め間違いない」と供述した。
兵庫・徳島両県警の合同捜査本部が逮捕した8人のうち、東京都の商社社長(56)ら3人は「関与の程度が低い」として、処分保留で釈放した。
捜査本部は、偽装で卸売業者らから代金をだまし取った疑いがあるとして、詐欺容疑での再逮捕を目指していたが、地検は「被害の特定が困難だった。引き続き捜査する」としている。捜査本部が捜査を進めるが、年内の立件は困難との見方が強まっている。
今回起訴されたのは、
「魚秀」社長:中谷彰宏(44)
「神港魚類」元担当課長:北本順一(40)
「魚秀」福岡営業所長:川上智行(41)
「魚秀」非常勤役員、水産物加工会社元役員:横山圭一(39)
水産加工会社元役員:稲山恵誉(44)
5人は事実を認めている。
起訴状によると、5人は共謀し、2/9~4/8に、中国産ウナギのかば焼きを「愛知県三河一色産」などと印刷した箱に入れ替え、3/10~6/13に、神戸市兵庫区などの9社に計1545箱(約15t)を納品したとされる。
「魚秀」や「神港魚類」など法人の刑事責任については今後検討される。
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ウナギ産地偽装:「神港魚類」社長らを聴取へ。組織関与の有無確認 <神戸新聞 2008/11/26>
中国産ウナギの産地偽装事件で、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部は2008/11/26午後にも、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)社長の大堀隆と、水産物輸出入販売会社「魚秀」の親会社「徳島魚市場」の社長 吉本隆一を参考人として事情聴取する。両社長の参考人聴取は関係者らの逮捕後初めて。
偽装されたウナギそのものは、「徳島魚市場」から「神港魚類」に渡ったとみられ、両社長から取引決定に至った経緯などについて説明を求める。
「神港魚類」は偽装発覚以降、「会社としては(偽装を)知らなかった」と説明。元担当課長の北本順一(40)は偽装発覚以前、「魚秀」社長の中谷彰宏(44)から現金1000万円を受け取っているが、偽装への関与を否認している。
北本の上司や部下らから数回にわたって事情を聴いた結果、北本がウナギ取引を一人で担当していたことが判明しており、捜査本部は会社の関与について確認するとみられる。
一方、「徳島魚市場」が昨年7月、抗菌剤マラカイトグリーンが検出されて自主回収した商品が、今回の偽装ウナギに含まれていたとみられ、「魚秀」との取引関係などについても詳しく聴く模様。
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ウナギ産地偽装:中国産を全国から集約「魚秀」 <神戸新聞 2008/11/21>
中国産ウナギの産地偽装事件で、水産物輸出入販売会社「魚秀」の福岡営業所長 川上智行(41)らが、偽装した中国産ウナギを全国の複数の関連施設から集めていたことが11/21、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。数t単位の小規模でも運び込ませており、売れ行きが落ちた中国産の在庫を一気にさばこうとしていたとみて調べる。
捜査本部によると、偽装された中国産ウナギ計256tは、大阪や福岡市の「魚秀」保管施設のほか、関東の倉庫会社などから徳島市の倉庫に集められていたことが搬送の伝票などで裏付けられた。百t規模から数t単位での搬入もあった。
このうち関東地方の倉庫からは使用禁止の抗菌剤が検出され、「魚秀」の親会社「徳島魚市場」が自主回収したウナギも含まれていた可能性がある。
捜査本部は、昨年9月に別ルートでの偽装が中断したことや、他の産地偽装問題を受けて中国産ウナギの在庫が増えたことが今回の偽装につながったとみており、処分に困った中国産を、業界大手の「神港魚類」を介在させて売り抜けようとしていたとみて調べる。
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ウナギ産地偽装:汚染ウナギを再出荷か「魚秀」 <神戸新聞 2008/11/21>
中国産ウナギの産地偽装事件で、水産物輸出入販売会社「魚秀」の偽装ウナギの中に、使用禁止の抗菌剤を検出したため「魚秀」の親会社に自主回収や返品されたウナギが混入していた疑いのあることが11/20、分かった。兵庫・徳島両県警の合同捜査本部による鑑定でも高い数値で抗菌剤が確認されており、健康被害のおそれがある商品がずさんに管理され、再出荷された可能性が高まった。
調べでは、「魚秀」が偽装した中国産ウナギ約256tは「魚秀」の関連会社などから集められたという。運送会社から押収した伝票などから、このうち数tが、昨年7月に群馬県のスーパーで抗菌剤マラカイトグリーンが検出され、「魚秀」親会社の「徳島魚市場」が自主回収した商品などを保管する倉庫から搬入されていたことが判明。一部は、愛知県三河一色産と偽装されて流通していたとみられる。
捜査本部が今年9月、小売業者から水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)などに返品されたウナギ数十点を専門機関で分析したところ、半数以上からマラカイトグリーンやその代謝物ロイコマラカイトグリーンが検出された。「神港魚類」が偽装発覚後に自主回収したウナギから検出された数値の千倍を超えるものもあった。
「徳島魚市場」は会見などで自主回収ウナギの流用を否定しているが、徳島市内の倉庫で回収ウナギと偽装ウナギが一緒に保管されていたことが分かっている。
捜査本部は、当時、「徳島魚市場」の課長を務めていた「魚秀」社長 中谷彰宏(44)が、自主回収したウナギと知りながら再出荷した可能性もあるとみている。
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ウナギ産地偽装:休眠会社使い売上金を現金化 <神戸新聞 2008/11/20>
中国産ウナギの産地偽装事件で、偽装を指南したとされる水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)元役員 横山圭一(39)らが、ウナギを取引した水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)と水産物輸出入販売会社「魚秀」の間に、休眠状態の商社(東京都)を介在させて売上金を現金化していたことが、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
取引の際、休眠会社監査役で、別の商社「共同フーズ」(東京都)社長 佐藤弘一(56)に多額の手数料が支払われており、捜査本部は佐藤が偽装を認識して取引していた疑いがあるとみて調べている。
調べによると、「神港魚類」から「魚秀」にウナギの代金が支払われる際、「共同フーズ」と休眠会社が書類上だけ介在。横山らが手数料として休眠会社に約500万円、佐藤にはその7倍の約3500万円を渡していたことが関係者の供述などで裏付けられている。
一連の偽装では、「魚秀」の中国産ウナギを、「神港魚類」が架空会社から国産として購入したことになっており、売上を現金化するため商社を介在させたとみられる。同時に、多額の取引に対する税務上のチェックなどから偽装が発覚するのを免れるのも狙いだったのではないかとみて調べる。
捜査本部の調べに対し、佐藤は偽装への関与を否認している。
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ウナギ産地偽装:発覚前に現金授受。「神港魚類」元担当課長 <神戸新聞 2008/11/20>
中国産ウナギの産地偽装事件で、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)元担当課長の北本順一(40)が農林水産省の調査前に、水産物輸出入販売会社「魚秀」社長らから口止め料などとして現金1千万円を受け取った疑いがあることが兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
北本は偽装への関与を否認しているが、捜査本部は問題の発覚前から偽装の認識があったとみている。
捜査本部などによると、北本は5/27、神戸市内の喫茶店で「魚秀」社長 中谷彰宏(44)らから現金1千万円を受け取ったとされる。
北本は調べに対し「偽装された商品とは思っていなかった。(中谷らと)共謀した覚えもない」と一貫して関与を否定している。
しかし、偽装はこの1千万円の授受の後、匿名の通報を受けた農水省が調査して発覚。このため、捜査本部は、北本が発覚前から不正についての何らかの認識があったとみて調べている。
中谷は現金を「偽装への謝礼」と供述。これに対し、北本は、農水省調査の後、会社が行った調査に「不正の口止め料だと思う」と説明した。
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ウナギ産地偽装:多額取引すべて現金。口座避け証拠残さず <神戸新聞 2008/11/19>
中国産ウナギの産地偽装事件で、偽装を指南したとされる水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)元役員の横山圭一(39)が、偽装工作の報酬や売上金を支払う際、すべてを現金でやりとりしていたことが11/19、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
億単位の金を持参していたといい、捜査本部は、証拠が残らないよう出入金の記録が残る口座振込を避け、偽装ウナギの売上などを現金で管理していたとみている。
捜査本部によると、横山は偽装工作の中心人物だったとされ、商品の詰替えなどの偽装を請け負った水産会社元役員 稲山恵誉(44)への報酬1億円は、横山が持参したという。偽装ウナギの売上金を水産物輸出入販売会社「魚秀」に支払う時には複数回に分け、現金約7億円を届けたとみられる。
一方、5月に農林水産省の調査を受けた直後、「魚秀」の銀行口座に偽装取引の利ざやとみられる約1億8千万円が入金されており、捜査本部は、「魚秀」側が偽装発覚に備えて正規の取引を装った可能性もあるとみて、現金の流れを解明するとともに、詐欺容疑での立件に向けた不法利益の算定を進める。
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ウナギ産地偽装:「魚秀」福岡所長が発案 <神戸新聞 2008/11/19>
中国産ウナギの産地偽装事件で、水産物輸出入販売会社「魚秀」の福岡営業所長 川上智行(41)が「中国産ウナギの在庫をさばくため(「魚秀」社長らに)産地偽装を持ちかけた」などと、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べに供述していることが11/18、分かった。
捜査本部は、川上が販路拡大のため、業界大手の水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)を利用した偽装販売を発案したとみて調べる。
捜査本部によると、川上らは今回の偽装以前に、福岡市内の加工販売会社を介して中国産ウナギを九州産と偽装し、「神港魚類」に販売していたとされる。調べに対し、川上は偽装の発案を認め、「ブランド力のある神港魚類を利用した」などと供述している。
これまでの調べでは、九州ルートの偽装は昨年9月、農林水産省の調査を機に福岡の加工販売会社が解散したことで中断。在庫を処分するため、「魚秀」社長の中谷彰宏(44)らが昨年11月に協議し、架空会社を介在させた今回の手口を計画したとされる。
捜査本部は、容疑を否認している「神港魚類」の元担当課長 北本順一(40)も、当初から偽装を知っていたとみて調べを進める。
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ウナギ産地偽装:偽の産地証明、高知の会社が作成 <神戸新聞 2008/11/18>
中国産ウナギの産地偽装事件で、取引に使われた偽の産地証明書は、偽装工作を指南したとされる水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)社員 上ノ段勝(40)らが作製していたことが11/18、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)が偽装ウナギの仕入れを決定した役員会にも提出されており、捜査本部は、大量の取引を不審がられないように準備したとみて、偽造に関与した人物の特定を進める。
調べでは、偽の産地証明書はA4判で、原産国欄などに「日本(愛知県)」「三河一色地区」と記され、架空の会社「一色フード」の会社印も捺されていた。
産地証明書は通常、取引の信用材料として利用されるが、法律では義務付けられていない。「神港魚類」はウナギの取引については仕入れ先に産地証明書の発行を求め、今回の取引でも指示を受けた元担当課長 北本順一(40)が上司に証明書を提出。北本が卸売業者と取引する際にも配っていたが、偽装発覚後、北本は入手先について明言を避けていた。
捜査本部によると、上ノ段は「土佐海商」取締役 横山圭一(39)らと架空会社を使った偽装を計画。偽装の指南役として、高松市内の倉庫で商品約256tを愛知県産などと書かれた段ボールに詰め替えさせたとみられる。
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ウナギ産地偽装:別ルートの偽装を供述、「魚秀」幹部ら <神戸新聞 2008/11/18>
中国産ウナギの産地偽装事件で、逮捕された水産物輸出入販売会社「魚秀」幹部らが、福岡市内のウナギ加工販売会社を介した別ルートでの偽装を認める供述を始めていることが11/17、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
偽装は昨年、国の立入調査を機に中断されており、捜査本部は大量の在庫を抱えた「魚秀」が今回の偽装を始めるようになったとみて調べる。
捜査本部によると、「魚秀」は昨年、中国産ウナギを九州産と偽り加工販売会社に販売。「魚秀」は昨年1~9月、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)に約90tを卸したが、「神港魚類」が再び「魚秀」に売る不自然な取引が関係者の供述などで裏付けられた。その後、農林水産省の立入調査で加工販売会社が昨年9月に解散し、偽装は中断。「魚秀」が大量の在庫を抱えた。
捜査本部の調べでは、その直後に「魚秀」関係者らが高松市内のマンションで偽装計画を協議したとされ、その際に架空会社「一色フード」を通した今回の偽装が考案されたとみられる。
調べに対し、当初から偽装に携わっていたとみられる「魚秀」福岡営業所長の川上智行(41)は「(偽装の産地や仲介する会社を)変えたのでばれないと思った」などと供述している。
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ウナギ産地偽装:ラベル製造でも工作 <神戸新聞 2008/11/17>
中国産ウナギの産地偽装事件で、偽装工作に使われたラベルや段ボール箱が、逮捕された8人とはそれまで取引実績のなかった大阪府内の業者に発注し製造させていたことが11/17、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
ラベルや段ボール箱には架空の会社名「一色フード」などと印刷されており、捜査本部は、旧知の取引業者に発注して怪しまれることを恐れ、隠ぺい工作をしたとみている。
調べでは、愛知県三河一色産と偽装された中国産ウナギが入っていた段ボール箱は大阪府高槻市の工場で、パッケージに貼られたラベルは大阪市内の印刷会社で作製された。
これまでの捜査で、高松市内の倉庫でウナギを詰め替えるなど、偽装工作にかかわった疑いがある水産会社元役員 稲山恵誉(44)が知人に依頼したことが裏付けられた。いずれも数社を介在させており、捜査本部は偽装発覚後、段ボール箱などから自らの関与を特定されないようにするためだったとみている。稲山らは、偽装工作の報酬として「魚秀」側から約1億円を受け取ったとみられる。
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ウナギ産地偽装:昨年から計画?詐欺容疑での立件視野 <神戸新聞 2008/11/17>
中国産ウナギの産地偽装事件で、徳島に拠点を置く水産物輸出入販売会社「魚秀」幹部らが、遅くとも昨年11月には偽装を計画していた疑いのあることが、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで11/16、分かった。
「魚秀」社長 中谷彰宏(44)は会見などで「(今年1月発覚した中国製)ギョーザ事件以降に増えた在庫をさばきたかった」と説明していた。捜査本部は当初から利ざやを稼ぐのが目的だったのではないかとみて、詐欺容疑での立件を視野に動機などを追及する。
捜査本部によると、「魚秀」関係者と、偽装工作に関与したとされる高松市内の水産会社元役員 稲山恵誉(44)らが昨年11月、高松市内のマンションに集まっていたことが関係者の供述などで確認できた。内容は産地偽装に関する相談だったらしい。
調べでは、中谷ら逮捕された8人は共謀し、中国産ウナギを愛知県三河一色産と偽装した疑いが持たれている。一連の取引は256tに上り、仕入れ値のほぼ倍の価格で卸売業者らに売却。その結果、多額の報酬などを差し引いても「魚秀」側に約1億8千万円が残ったとみられる。8人が当初から中国産と国産ウナギの価格差に目を付け、産地偽装に及んだ可能性もあり、捜査本部は偽装によって得た利益の算定を進める。
また、捜査本部は11/16、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで、水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)の元担当課長 北本順一(40)ら8人を送検した。
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ウナギ産地偽装:「魚秀」社長ら8人逮捕 <神戸新聞 2008/11/17>
中国産ウナギの産地偽装事件で、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部は11/15、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで聴取していた8人全員を逮捕した。
逮捕されたのは、
▽水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)課長 北本順一(40)
▽徳島に拠点を置く水産物輸出入販売会社「魚秀」社長 中谷彰宏(44)
▽「魚秀」非常勤役員、水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)元役員 横山圭一(39)
▽「土佐海商」社員 上ノ段勝(40)
▽「魚秀」福岡営業所長 川上智行(41)
▽高松市の水産会社元役員 稲山恵誉(44)
▽元同社員 稲山盛正(36)
▽商社「共同フーズ」(東京都)社長 佐藤弘一(56)
調べでは、8人は2/9~4/8、中国産ウナギのかば焼きを「愛知県三河一色産」などと印刷した箱に入れ替え、3/10~4/21、神戸市兵庫区などの9社に計20箱(約200kg)を納品した疑い。それぞれの報酬などを差し引いても一連の取引で約1億8千万円の不正な利益が残ったとみられ、合同捜査本部は詐欺容疑での立件も視野に調べを進める。
合同捜査本部によると、北本、川上、中谷が在庫を減らすため、産地偽装による販売を計画。横山の指示を受けた稲山らが、高松市内の倉庫で三河一色産と記した箱に詰め替え、出荷した。佐藤は偽装を知りながら、「魚秀」が「神港魚類」に偽装ウナギを卸す際、手数料約3500万円を受け取り、書類だけの架空流通ルートに加わった。
調べに対し、北本、佐藤は容疑を否認、6人は認めている。北本は「偽装された商品とは思っていなかった。共謀した覚えもない」と話している。
神戸市兵庫区・放火未遂事件:容疑の男性不起訴 <神戸新聞など 2009/05/08>
神戸地検は2009/05/07までに、非現住建造物等放火未遂容疑で送検され、処分保留となっていた磯本満(33)を嫌疑不十分で不起訴処分とした。地検は「証拠が十分でないため」と説明している。
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神戸市兵庫区・放火未遂事件:処分保留で容疑者を釈放 <神戸新聞など 2009/02/10>
神戸地検は2009/02/09、非現住建造物等放火未遂容疑で送検された磯本満(33)について、処分保留で釈放した。地検は「引き続き捜査は必要」とし、今後は任意で調べる。磯本は「身に覚えがない」と容疑を否認していた。
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神戸市兵庫区・放火未遂事件:警戒中出入りなし 隣接の窓から犯行か <神戸新聞 2009/01/20>
神戸市兵庫区で民家の2階ベランダ付近が燃えた事件で、2009/01/18夜の出火当時、兵庫警察署員らが現場付近の路地を重点警戒していたが、不審な人物は目撃されていなかったことが2009/01/20、分かった。兵庫警察署は、非現住建造物等放火未遂容疑で逮捕した無職 磯本満(33)が、人目につくのを避けるため、実家2階の窓から向かいのベランダ付近に火を付けた可能性が高いとみて、裏付け捜査を進める。
被害に遭ったのは、神戸市兵庫区御崎本町2 会社員 山下裕司さん(64)方。調べでは、磯本の実家2階の窓から山下さん方のベランダまでは約1mしか離れておらず、手を伸ばせば届く。
兵庫警察署によると、山下さん方につながる路地は3本あり、出火当時、いずれも署員が見張っていた。山下さん方の前の路地に向けて防犯カメラもあったが、不審な人物は写っていなかった。周辺では逮捕容疑となった2009/01/18夜の火災を含め、昨年末から計6件の不審火があり、兵庫警察署が警戒を強めていた。
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放火未遂容疑で無職の男逮捕 <神戸新聞 2009/01/20>
神戸市兵庫区の民家で2009/01/18夜、2階ベランダ付近が燃えた事件で、兵庫警察署などは2009/01/19、非現住建造物等放火未遂の疑いで、近くに住む無職 磯本満(33)を逮捕した。磯本は「身に覚えがない」と容疑を否認している。周辺では昨年末から逮捕容疑の火災を含め計6件の不審火があり、同署は関連を調べる。
兵庫警察署などの調べでは、磯本は2009/01/18 21:40ごろ、神戸市兵庫区御崎本町2 会社員 山下裕司さん(64)方の2階ベランダの段ボールや新聞紙などを燃やし、建物を燃やそうとした疑い。兵庫警察署によると、磯本の実家がこのベランダに面しており、磯本は出火直後、この実家にいた。ベランダは実家2階から手を伸ばせば届く距離。
山下さん方では2009/01/14未明に外壁の一部を焼くボヤがあり、2009/01/17 02:30ごろにも出火し、室内が全焼した。また、周辺半径約20mの範囲で、2008/12/28~2009/01/18未明にかけて5件の不審火が続いており、2009/01/18夜の火災は、放火の警戒中だった兵庫警察署員が発見した。兵庫警察署などは一連の不審火について、現住建造物等放火などの疑いで捜査していた。
現場はホームズスタジアム神戸の北東にある住宅密集地。連日の不審火で眠れぬ夜が続く地元では、2009/01/19夜から自治会がパトロールを始めたばかりだった。
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同じ民家で不審火3度目 <神戸新聞 2009/01/19>
2009/01/18 21:50ごろ、神戸市兵庫区御崎本町2で、2009/01/17未明の火災で全焼した木造2階建て民家の2階部分から煙が出ているのを、放火の警戒中だった兵庫警察署員が発見。通報を受けた神戸市消防局が約20分後に消し止めた。ベランダ2平方メートルが焼けた。
兵庫警察署などの調べでは、この民家は2009/01/14未明に外壁を焼く原因不明のボヤがあり、さらに2009/01/17 02:30ごろ出火。室内は全焼したものの外壁などが残っていた。この日、住人はおらず、火の気もなかった。
現場一帯では半径約20mの範囲で、2007/08に2件、2008/12/28~2009/01/18未明までに5件の不審火が相次いで発生。今回が8件目となり、兵庫警察署は関連があるとみて現住建造物等放火などの疑いで捜査している。
現場はホームズスタジアム神戸の北東で、細い街路に面して住宅が密集している。
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また不審火 ごみ箱燃える <神戸新聞 2009/01/18>
2009/01/18 01:00すぎ、神戸市兵庫区御崎本町2の民家近くの路地に置いてあったごみ箱が燃えた。神戸市消防局によると、民家の床が一部焦げたとの情報もある。
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民家全焼 付近で不審火相次ぐ <神戸新聞 2009/01/17>
2009/01/17 02:30ごろ、神戸市兵庫区御崎本町2 ビル清掃業 山下裕司さん(64)方から出火し、木造モルタル2階建て約150平方メートルを全焼した。出火当時、山下さんの妻と次女が就寝中だったが、逃げて無事だった。山下さん方では2009/01/14早朝に外壁が燃える不審火があったばかり。今回も就寝中の近隣住民が多数避難するなど、付近は一時騒然となった。
兵庫警察署によると、屋外に置いていた洗濯機の付近から火が出て、外壁を伝わり燃え広がったとみられる。周辺に火の気はなく、不審火とみて捜査を進めるとともに、2009/01/14 03:30ごろに発生した火事との関連についても調べている。
現場は、狭い路地を挟んで住宅が密集する地域。周辺では2007/08にも2回、山下さん方から十数メートルの範囲内で未明に民家の庭付近の物が燃える不審火が発生している。
神戸地検は2009/05/07までに、非現住建造物等放火未遂容疑で送検され、処分保留となっていた磯本満(33)を嫌疑不十分で不起訴処分とした。地検は「証拠が十分でないため」と説明している。
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神戸市兵庫区・放火未遂事件:処分保留で容疑者を釈放 <神戸新聞など 2009/02/10>
神戸地検は2009/02/09、非現住建造物等放火未遂容疑で送検された磯本満(33)について、処分保留で釈放した。地検は「引き続き捜査は必要」とし、今後は任意で調べる。磯本は「身に覚えがない」と容疑を否認していた。
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神戸市兵庫区・放火未遂事件:警戒中出入りなし 隣接の窓から犯行か <神戸新聞 2009/01/20>
神戸市兵庫区で民家の2階ベランダ付近が燃えた事件で、2009/01/18夜の出火当時、兵庫警察署員らが現場付近の路地を重点警戒していたが、不審な人物は目撃されていなかったことが2009/01/20、分かった。兵庫警察署は、非現住建造物等放火未遂容疑で逮捕した無職 磯本満(33)が、人目につくのを避けるため、実家2階の窓から向かいのベランダ付近に火を付けた可能性が高いとみて、裏付け捜査を進める。
被害に遭ったのは、神戸市兵庫区御崎本町2 会社員 山下裕司さん(64)方。調べでは、磯本の実家2階の窓から山下さん方のベランダまでは約1mしか離れておらず、手を伸ばせば届く。
兵庫警察署によると、山下さん方につながる路地は3本あり、出火当時、いずれも署員が見張っていた。山下さん方の前の路地に向けて防犯カメラもあったが、不審な人物は写っていなかった。周辺では逮捕容疑となった2009/01/18夜の火災を含め、昨年末から計6件の不審火があり、兵庫警察署が警戒を強めていた。
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放火未遂容疑で無職の男逮捕 <神戸新聞 2009/01/20>
神戸市兵庫区の民家で2009/01/18夜、2階ベランダ付近が燃えた事件で、兵庫警察署などは2009/01/19、非現住建造物等放火未遂の疑いで、近くに住む無職 磯本満(33)を逮捕した。磯本は「身に覚えがない」と容疑を否認している。周辺では昨年末から逮捕容疑の火災を含め計6件の不審火があり、同署は関連を調べる。
兵庫警察署などの調べでは、磯本は2009/01/18 21:40ごろ、神戸市兵庫区御崎本町2 会社員 山下裕司さん(64)方の2階ベランダの段ボールや新聞紙などを燃やし、建物を燃やそうとした疑い。兵庫警察署によると、磯本の実家がこのベランダに面しており、磯本は出火直後、この実家にいた。ベランダは実家2階から手を伸ばせば届く距離。
山下さん方では2009/01/14未明に外壁の一部を焼くボヤがあり、2009/01/17 02:30ごろにも出火し、室内が全焼した。また、周辺半径約20mの範囲で、2008/12/28~2009/01/18未明にかけて5件の不審火が続いており、2009/01/18夜の火災は、放火の警戒中だった兵庫警察署員が発見した。兵庫警察署などは一連の不審火について、現住建造物等放火などの疑いで捜査していた。
現場はホームズスタジアム神戸の北東にある住宅密集地。連日の不審火で眠れぬ夜が続く地元では、2009/01/19夜から自治会がパトロールを始めたばかりだった。
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同じ民家で不審火3度目 <神戸新聞 2009/01/19>
2009/01/18 21:50ごろ、神戸市兵庫区御崎本町2で、2009/01/17未明の火災で全焼した木造2階建て民家の2階部分から煙が出ているのを、放火の警戒中だった兵庫警察署員が発見。通報を受けた神戸市消防局が約20分後に消し止めた。ベランダ2平方メートルが焼けた。
兵庫警察署などの調べでは、この民家は2009/01/14未明に外壁を焼く原因不明のボヤがあり、さらに2009/01/17 02:30ごろ出火。室内は全焼したものの外壁などが残っていた。この日、住人はおらず、火の気もなかった。
現場一帯では半径約20mの範囲で、2007/08に2件、2008/12/28~2009/01/18未明までに5件の不審火が相次いで発生。今回が8件目となり、兵庫警察署は関連があるとみて現住建造物等放火などの疑いで捜査している。
現場はホームズスタジアム神戸の北東で、細い街路に面して住宅が密集している。
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また不審火 ごみ箱燃える <神戸新聞 2009/01/18>
2009/01/18 01:00すぎ、神戸市兵庫区御崎本町2の民家近くの路地に置いてあったごみ箱が燃えた。神戸市消防局によると、民家の床が一部焦げたとの情報もある。
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民家全焼 付近で不審火相次ぐ <神戸新聞 2009/01/17>
2009/01/17 02:30ごろ、神戸市兵庫区御崎本町2 ビル清掃業 山下裕司さん(64)方から出火し、木造モルタル2階建て約150平方メートルを全焼した。出火当時、山下さんの妻と次女が就寝中だったが、逃げて無事だった。山下さん方では2009/01/14早朝に外壁が燃える不審火があったばかり。今回も就寝中の近隣住民が多数避難するなど、付近は一時騒然となった。
兵庫警察署によると、屋外に置いていた洗濯機の付近から火が出て、外壁を伝わり燃え広がったとみられる。周辺に火の気はなく、不審火とみて捜査を進めるとともに、2009/01/14 03:30ごろに発生した火事との関連についても調べている。
現場は、狭い路地を挟んで住宅が密集する地域。周辺では2007/08にも2回、山下さん方から十数メートルの範囲内で未明に民家の庭付近の物が燃える不審火が発生している。