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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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阪神淡路大震災:新長田駅北地区 復興区画整理が完了 <神戸新聞 2011/03/28 16:32>を添削

 阪神淡路大震災の復興土地区画整理事業のうち、唯一残っていた神戸市の新長田駅北地区(59.6ha、長田区・須磨区)で2011/03/28午前、土地の位置や清算金が確定し、神戸市が事業の完了を示す換地処分を公告した。震災復興に向け、兵庫県内の20地区で行われた区画整理事業は、地震発生から16年余りを経てすべて終わった。

 区画整理事業は住民が土地の一部を出し合い、宅地、公園、道路などを再整備する。大きな被害を受けた神戸・阪神間と淡路島で行政主導18地区、住民による組合施行2地区で進められた。
 国は補助要件の緩和など震災特例を用いて財政的に支援。住民が提供する土地(減歩)の割合も引き下げられた。
 一方で、行政主導の事業は一部地区を除いて、震災からわずか2カ月で都市計画決定されたため、住民の反発を招いた。また、借家人向けの受け皿公営住宅が各事業区域内に建設されたが、地域を離れた住民も多く、コミュニティーの希薄化などの課題も生んだ。

 新長田駅北地区は当初、建物の約8割が全半壊した新長田北エリア(長田区)が対象で、後にJR鷹取工場跡地の鷹取北エリア(須磨区)が加わった。総事業費は約1034億円。幅員27mの道路や1haの公園が整備された。地区内の人口は約9400人(2010/12現在)で、新長田北エリアは震災前の約7600人から約7000人(2010/12現在)に減った。道路工事や一部の建物の移転交渉は残る。

 震災復興の市街地再開発事業は、新長田駅南地区で続いている。

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新長田駅北復興区画整理事業で強制撤去 <神戸新聞 2008/08/07>を添削

 神戸市は2008/08/06、阪神淡路大震災に伴う「新長田駅北地区震災復興土地区画整理事業」で、移転を拒否している長田区松野通3の建物(鉄骨造2階建て)を土地区画整理法に基づき、強制的に撤去する直接施行を実施した。神戸市で震災復興事業の強制撤去は初めて。

 この事業は震災後の1995年度に着手され、これまでの仮換地指定率は94%。約30戸との交渉が終わっていない。建物を所有する男性とは2005年に交渉を始めたが、男性は事業に反対で成立していない。神戸市は昨年9月にそのまま仮換地指定した。その後も移転協議を進めたがまとまらず、2008/03にこの建物が火災で全焼。建物が倒壊する危険性などがあることから、強制的な撤去に踏み切った。

 この日は、神戸市職員や委託業者の作業員約70人が集まり、午前8時ごろ除去宣言を読み上げて作業開始。建物内に残ったものを仮換地に移動させ、建物の撤去作業を行った。神戸市は「残りの地権者とも引き続き協議を進め、早期に事業を完了させたい」としている。
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 神戸市の報道発表によると、該当地は松野通3丁目44番。
 http://kouhou.city.kobe.jp/information/2008/08/20080804up01.pdf
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新長田駅南第3地区若松3第4工区,第6工区特定建築者募集における入札結果 <神戸市都市計画総局新長田南再開発事務所 2011/03/11>

 新長田駅南第3地区若松3第4工区、第6工区において特定建築者募集を行ってきましたが、入札結果は次のとおりとなりました。

若松3第4工区:長田区若松町3丁目、2144.17平方メートル、住宅
 ジェイアール西日本不動産開発株式会社、11億5000万円、入札参加4者
 延床面積約9642平方メートル、鉄筋コンクリート造地上15階、共同住宅(分譲)115戸

若松3第6工区:長田区若松町3丁目、959.10平方メートル、住宅
 株式会社長谷工コーポレーション、4億6000万円、入札参加5者
 延床面積約4531平方メートル、鉄筋コンクリート造地上11階、共同住宅(分譲)62戸
神戸市バス事故 運転手死亡 <asahi.com 2011/03/25+読売新聞 2011/03/25>を添削

 2011/03/24 15:55ごろ、神戸市垂水区名谷町の市道で、神戸市バス15系統(名谷駅~青山台)が対向車線にはみ出し、反対側の街路樹に衝突。歩道に乗り上げて樹木やガードレールをなぎ倒しながら進み、約100m先の量販店(コーナン、関西スーパー)の駐車場のフェンスと樹木にめりこんで止まった。

 兵庫県警によると、運転していた神戸市交通局の長谷政秀(47)が約1時間半後に死亡。乗客17人のうち76歳の男性が首に違和感を訴え病院に搬送されたが、軽傷。

 現場は片側1車線の下り坂の直線道路。ブレーキ痕はなく、兵庫県警は運転士が運転途中に体調不良で意識を失ったのではないかとみている。当時は歩道付近に人はおらず、バスは約10m下に川が流れる谷の寸前で止まった。

 神戸市交通局によると、長谷は運転歴17年で持病はなく、この日13:30ごろに乗車する際も体調が悪い様子はなかったという。駐車場の警備をしていた男性は「いつもよりスピードを出しているバスだと思ったら、バリバリと音を立てて突っ込んできたのであわてて逃げた。普段は車や人通りが多く、巻き込まれた人がいないのが不幸中の幸い」と話した。
ノルウェー大使館などが神戸に一時機能移転 <神戸新聞 2011/03/26 07:00>を添削

 東日本大震災による福島第一原発事故を受け、東京の各国大使館の一時的な避難が続き、神戸市内への機能移転も相次いでいる。既にパナマとノルウェーが神戸市内の総領事館などに移転。事故対応が長期化する中、自国民の国外退避の手配などに当たっている。

 パナマは、震災後の2011/03/14、東京の大使館を事実上閉館し、神戸市内の総領事館に一部機能を移転。日本滞在中の自国民の国外退避を支援している。職員は「事故の情報に不透明な部分があり、判断が難しい」と話し、大使館再開のめどは立っていない。

 ノルウェーは、民間人に委託している神戸市内の名誉総領事館に拠点を移した。ノルウェーのアルネ・ウォルター特命全権大使は2011/03/25、移転の挨拶に兵庫県知事の井戸敏三を訪問し、「東京は緊張状態で、安全基準や技術の高い日本での事故に全世界が怯えている」と訴えた。

 兵庫県などによると、神戸にはかつて、最大約20カ国の外国公館があったが、阪神淡路大震災でインドネシア、オランダ、ドイツ、フィリピンの4総領事館が大阪へ移転。現在、兵庫県内には韓国とパナマの総領事館の他に名誉総領事館などが19あるという。
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 19調べました。バングラデシュ、ミャンマー、コスタリカ、コロンビア(UCC)、ジャマイカ(UCC)、パラグアイ(UCC)、ブラジル(UCC)、ホンジュラス(UCC)、ギリシャ(芦屋)、サンマリノ、スウェーデン、チェコ(トヨタ)、ノルウェー、ベラルーシ(西宮)、ポルトガル、ミクロネシア連邦(伊丹)、イスラエル、コンゴ民主共和国(旧ザイール)、あと1つ
緊急消防援助隊(兵庫県隊)活動速報【第11報】 <神戸市消防局記者資料提供 2011/03/25>を基に

神戸市消防局は、東京電力(株)福島第一原発へ部隊を派遣する。
福島第一原発に向けた緊急消防援助隊の派遣について、2011/03/22に総務省消防庁長官から神戸市長に対して要請があったため、神戸市消防局は2011/03/29に福島第一原発へ緊急消防援助隊を派遣する。

福島第一原発派遣隊は合計9台53名。総括隊長は神戸市消防局警防部長、隊長付が総務部職員課長(安全衛生担当)。派遣車両の内訳は、指揮車1台、特殊災害対策車1台、救急車1台、大容量ポンプ車1台、ホース延長車1台、水槽車1台、輸送車1台、人員搬送車2台。
活動内容は、東京電力(株)福島第一原発への冷却放水活動。
山陽電鉄:踏切に車放置容疑で16歳少年を送検 <神戸新聞 2011/03/24 07:55>を添削

 加古川市の山陽電鉄踏切内で2011/02/27、立ち往生した乗用車が乗り捨てられた事件で、加古川警察署は2011/03/23、過失往来危険の疑いで、少年(16、加古川市、無職)を送検した。

 送検容疑は2011/02/27 17:10ごろ、山陽電鉄 鳩里川東踏切内(加古川市尾上町養田)で、運転していた乗用車を立ち往生させ、電車の往来に危険を生じさせた疑い。

 捜査関係者によると、少年は友人3人を乗せて知人の車を運転中、踏切に侵入。車は車高を低く改造してあり、踏切の段差に引っ掛かって止まったため、少年らは逃走した。山陽電鉄は、東二見~高砂の運行を約1時間見合わせた。

 加古川警察署は2011/03/07、2011/02/27に無免許運転したとして、少年を道交法違反の疑いで逮捕。過失往来危険容疑も裏付けた。調べに対し、少年は容疑を認め「踏切は自転車や単車でよく通っていた。無免許運転が分かるのが恐くて逃げた」と話している。

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山陽電鉄:踏切で車乗捨て、1時間運転見合わせ <神戸新聞 2011/02/27 20:59>を添削

 2011/02/27 17:10頃、山陽電鉄の鳩里川東踏切(加古川市尾上町養田)内で、乗用車が立ち往生しているのに気付いた通行人が110番した。乗用車は乗り捨てられており、レッカー車が移動させた。
 山陽電鉄は、姫路発梅田行き直通特急を高砂駅で停車、梅田発姫路行き直通特急を尾上の松駅で停車させ、東二見~高砂の運行を約1時間、見合わせた。ダイヤが大幅に乱れ、17:45~19:40の間、JR神戸線 明石~姫路で振替輸送をした。

 加古川警察署の調べによると、乗用車は車高を低くしてあり、踏切の段差に引っ掛かった状態で止まっていた。複数人の男が立ち去るのを近くの人が目撃した。
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□舞阪中学校の屋上から見た住宅地。高台や3階以上の建物がほとんどない。左奥に見えるビル群が弁天島のホテルやマンション=浜松市西区舞阪町で

 「いったいどこに逃げれば」。津波の脅威をまざまざとみせつけた東日本大震災を受け、静岡県沿岸部で周りに高台や高い建物がない地域の住民が不安に襲われている。東海地震の津波は10m級。しかし対津波の避難所整備は自治体ごとにまちまちで、浜松市は避難所の指定すらしていない。これではいくら住民の防災意識が増しても、多くの命が犠牲になりかねない。

 浜松市西区舞阪町は南に遠州灘、北と西に浜名湖が広がる。海岸から約300mの距離にある鉄筋3階建て(高さ11.5m)の舞阪中学校の屋上に上った。

 「東海地震がきたらこの一帯は波にのまれてしまう。この屋上は詰めても500人。他の住人はどうしたらいいのか…」と教頭の外山昭博は顔を曇らせる。

 北は見渡す限り住宅地が広がり、3階以上の建物はほとんどない。北西約2km先に弁天島のホテル群が見えるが、浜名湖にかかる橋を渡るため、避難には危険が伴う。

 舞阪町には合併前の旧舞阪町が指定した津波避難施設が13カ所あるが、基準は鉄筋2階以上で、10m級の津波には耐えられない。住民は「海から逃げても、浜名湖側から津波が来る。みんなあきらめているよ」と苦笑いだ。

 だが舞阪町より東の浜松市沿岸になると、津波の避難所すらない。浜松市危機管理課長の伊藤一彦は、東海地震による市内の津波想定が5mであることを根拠に「天竜川から舞阪まで5mの防潮堤があるから、浜松市内に津波は来ない」と断言。だから「(合併前に指定された場所を除き)浜松市は対津波の避難所を指定していない」と説明する。

 避難所がある舞阪町の東側に位置する馬郡町や坪井町(旧浜松市内)。舞阪町と同じような立地だが、住人に安全な場所は示されていない。坪井町の住民は「震災後すぐに防災リュックを作り、家族で避難計画を練った。でもどこに逃げればいいのか、今も結論が出ない」と嘆く。

□10m規模の津波を想定して設けられた避難用タワー=沼津市内浦重須で

 一方、最大7.2mの津波が想定される静岡市は「津波避難ビル」として、静岡市内で56(公営22、民間34)施設の73棟を指定。看板も出し、市民の目に付くようにしている。津波の危険度が低い地区を除き、原則鉄筋3階建て以上。外の階段が上れるなど、24時間利用を条件としている。

 沼津市は津波想定が10mを超えるため、沿岸部の静浦地区や西浦地区を中心に整備が進む。山の斜面を切り崩してコンクリートで整備した「避難マウント」(高さ12m、300人収容)、鉄筋の階段と台座を設置した「津波避難タワー」(津波想定より2m高、収容80人)が、それぞれ3カ所。静岡市の「津波避難ビル」に相当する「津波避難協力所」(鉄筋3階建て以上)は465カ所指定している。

 東日本大震災では4階まで津波が達した場所があり、東海地震が自治体の想定を上回る可能性もある。名古屋大大学院教授の水谷法美は「東日本大震災の断層の割れが東海地震を早めたという説がある。行政は早急に津波に対して弱い地区を特定すべきだ」と語気を強めた。


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その後のお話

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浜松市、避難施設指定拡大へ 津波対策を抜本見直し <中日新聞 2011/03/24>を添削

□タワー建設も検討

 東日本大震災で大津波が多くの自治体に壊滅的な被害をもたらしているため、浜松市は2011/03/23、津波対策を抜本的に見直すことを明らかにした。現状の東海地震の被害想定から、対津波の避難施設は西区舞阪町以外に指定していないが、西区雄踏町など浜名湖側を含め、海岸線沿い全域で指定を増やす。少なくとも3階以上の建物がない地域では、避難タワーの建設も検討する。

 記者会見した浜松市長の鈴木康友は「先進地とされた三陸沖でも想定をはるかに上回る被害状況だった」と、表明済みの地域防災計画見直しで津波の対策強化を最重点と位置づけた。

 現状の対策は、静岡県が2001年に策定した第3次被害想定に基づき、遠州灘で最大5.6mの津波を見込むが、防潮堤などの効果で死傷者0と人的被害が発生しない前提。床上浸水が想定される舞阪町では13カ所の避難施設を指定している。

 現状の想定について、鈴木は「国や静岡県も当然見直しを図るだろうが、白紙の状態で作らないといけない」と指摘する。

 改定までの時間も踏まえ、ソフト対策を先行させる。「迅速に避難できる態勢づくりが一番だ」(鈴木)と、まずは海岸線に近いビルなどの調査に着手する。妥当と判断した民間施設については協定形式の指定を進めていく。

 高さは鉄筋3階建て以上が通説とされるが、「(今回の被災地では)5階まで津波が来たという情報があり、その辺りも検証していく」(浜松市危機管理監の安形英敏)考え。舞阪町の避難施設もあらためて点検する。市民向けに図上訓練や出前講座も積極的に開き、避難意識の高まりを促す。

 2011年度には専門家による津波対策委員会を立ち上げ、ハードとソフトの両面で対策を進めていく。
MSN産経

 長野県北部で2011/03/12に最大震度6強を観測したM6.7の地震は、十日町断層帯の西端が動いて起きた可能性のあることが2011/03/20、名古屋大学などの現地調査で分かった。この地震は東日本大震災が引き金で起きたとみられており、海溝型の巨大地震で、活断層による内陸直下型が誘発された可能性が高まった。

 名古屋大学地震火山・防災研究センター研究員の松多信尚らが長野、新潟県境の震源地を調査したところ、十日町断層帯西端の宮野原断層に沿って、南北に圧縮された地表の変形を確認。変形の様子は2011/03/12の地震のメカニズムとも一致した。

 松多は「この付近は善光寺地震(1847年)と新潟県中越地震(2004年)の震源地の間にあり、いわば地震の空白域だった。東日本大震災が起きたことで、今後数年は内陸活断層の動きに注意する必要がある」としている。

 政府の地震調査委員会は、宮野原断層などで構成する十日町断層帯西部について、30年以内の地震発生確率を3%以上と算出し、国内の主な活断層の中で確率が高いと評価していた。宮野原断層は長さ数kmの短い活断層。
神戸市営地下鉄海岸線駒ヶ林駅に副駅名(三国志のまち)を命名 <2011/03/18 神戸市交通局>

地下鉄駒ヶ林駅に副駅名(三国志のまち)を命名

神戸市交通局では、新長田南地区の活性化等を目的に、神戸出身の横山光輝先生の代表作である「鉄人28号」、「三国志」をテーマに事業を行っている「KOBE鉄人PROJECT」と連携してさまざまな事業を地下鉄海岸線で展開しています。
この度、2011/03/19に「KOBE三国志ガーデン」がOPENするにあたり、最寄駅である地下鉄 駒ヶ林駅を「駒ヶ林(三国志のまち)」と命名いたします。

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神戸市営地下鉄 新長田駅(西神山手線、海岸線)に、「鉄人28号前」という副駅名が付きます。神戸市記者発表

次は、新長田、新長田、鉄人28号前です。

地下鉄新長田駅に副駅名(鉄人28号前)を命名


イラストは Record China から。http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=49977
八戸港の津波の高さは8m超 <NHKオンライン 2011/03/17 17:59>を添削

 今回の大津波で、防波堤などに大きな被害が出た青森県八戸港では、津波の高さが高いところで8mを超えていたことが専門家の調査で分かりました。
 一方で、岸壁などの安全性が確認され、八戸港では緊急物資の輸送が可能と判断されました。

 調査を行ったのは、国土交通省が港の復旧や物資輸送の再開に向けて派遣した港湾空港技術研究所などの調査団8人です。
 八戸港では、長さ3500mの大型の防波堤が破壊されたほか、漁船、コンテナ、車などが流されて沿岸の住宅にも大きな被害が出ました。
 調査団が港に押し寄せた津波の高さを調査した結果、まず、コンテナヤード付近では倉庫の壁の痕跡から高さ6mを超えていたことが分かり、壊れた防波堤の外側の高いところでは8mを超えていたことが分かりました。
 津波の発生当時、八戸港では検潮所の観測データが高さ2.7mで途絶え、実際の津波の高さが分かっていませんでした。

 また、壊れた防波堤はコンクリート製のケーソンという箱を並べて作られ、1平方メートル当たり1000tから1200tの波の力に耐えるように設計されていましたが、今回の津波でケーソンの半分近くが流されていたということです。港湾空港技術研究所上席研究員の富田孝史は、「通常、津波の威力は防波堤で小さくなるが、今回のように非常に大きな津波は防波堤などの構造物で押さえることは困難だ」と話しています。

 今回の調査で、八戸港では、一部の岸壁と航路の安全性が確認され、緊急物資を運ぶ船の接岸が可能だと判断されました。
神戸市不正経理問題:神戸市PC詐欺事件 元神戸市職員に実刑 神戸地裁 <産経新聞 2011/03/15 07:56>を添削

 神戸市の公費で無断購入したパソコンなどを転売、購入代金約5800万円をだまし取ったとして詐欺の罪に問われた元神戸市職員、鈴木康永(33、播磨町、懲戒免職)に対する判決公判が2011/03/14、神戸地裁であった。
 辛島靖崇裁判官は「市民の信頼を裏切った犯行は厳しい社会的非難に値する」として懲役4年(求刑懲役5年)を言い渡した。

 辛島裁判官は判決理由で「自己の(消耗品管理の)立場を悪用した計画的な犯行で、結果は重大」と述べた。一方で「(被害者の)神戸市も内規に反して納品検査をしていなかった落ち度は否定できない」と指摘した。

 判決によると、鈴木は、神戸市内の事務用品販売会社からパソコンなどを無断で購入して、転売。2007/01から2010/04にかけて、偽造した支出命令書を使用するなどして、神戸市が業者に発注したように見せかけ、計約5800万円分を神戸市に不正支出させた。

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神戸市不正経理問題:神戸市PC詐欺事件 元職員に求刑懲役5年 <神戸新聞 2011/03/05 00:24>を添削

 偽造した伝票でパソコンなどを購入し、代金を神戸市からだまし取ったとして、詐欺罪に問われた神戸市環境局元職員の鈴木康永(33、懲戒免職)の論告求刑公判が2011/03/04、神戸地裁(辛島靖崇裁判官)であり、検察側は懲役5年を求刑した。弁護側は最終弁論で「神戸市で慣行となっていた不正経理が犯罪を誘発し、増長させた」と指摘した。判決は2011/03/14。

 起訴状などによると、鈴木は職場で虚偽の伝票を作成、神戸市が発注したように装って、2006/12~2010/04にパソコン約300台や商品券などを購入し転売。それらの代金計約5800万円を、神戸市からだまし取ったとされる。
 被告人質問で鈴木は「職場の人間関係を円滑にするための交際が、次第に身の丈に合わなくなり、神戸市のお金に手を出してしまった。神戸市や神戸市民に迷惑をかけ、心から謝罪したい」と述べた。
 検察側は論告で「実質的な被害者は神戸市民。私利私欲のため、常習的に公金をだまし取った」と主張。一方、弁護側は「検品せず代金を支払うという、内部規定を無視した経理の土壌がなければ、詐欺を思いつかなかった。神戸市や納入業者にも問題がある」とした。
県立こども病院がポートアイランド移転 兵庫県が基本計画 <神戸新聞 2012/02/16 18:50>を編集

 兵庫県は2012/02/16、県立こども病院(神戸市須磨区)を神戸・ポートアイランドへ移転する基本計画を発表した。2011/07に移転新築された神戸市立医療センター中央市民病院の隣接地で、中央市民病院などと連携し機能強化を図る。2015年度中のオープンを目指し、2012年度予算案に設計費約5800万円を盛り込んだ。

 こども病院は1970年、全国2番目の小児専門総合病院として開院。老朽化が著しい上に手術室や病室が狭く、神戸市の提案を受けて移転を含む建て替えを検討していた。
 計画によると、新病院は延床面積約3万5000平方メートル。病床数は290床(現在266床)とし、24時間体制の小児救急や、リスクが高い妊娠・出産に対応する総合周産期母子医療センターの機能を維持する。
 増加傾向にある低出生体重児や重症患者の受け入れに対応するため新生児集中治療室などを増床し、小児がんや循環器疾患などの高度専門医療を充実。リハビリテーション機能を向上させ、在宅療養移行に向けた家族の支援体制を整備する。

 建設予定地は、ポーアイ2期の中央市民病院東にある神戸市所有の中央緑地の一角。十分な広さと交通の利便性、他の医療機関との連携しやすさなどを考慮し、複数の候補地から選んだ。
 ポーアイ移転をめぐっては、地震や津波被害を懸念する声があり、建設の際、液状化対策の地盤改良や免震装置を施す。津波について兵庫県は「予定地の地盤は津波高を2倍にした暫定的な想定よりも高く、浸水の可能性は低い」と説明する。
 現病院の施設や跡地は売却する方針。総事業費は約214億円を見込み、このうち約24億円を用地代として神戸市に支払う。
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# 一番最後の話が主眼。

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県立こども病院:ポーアイ移転 2015年度開院へ 津波被害懸念も兵庫県「浸水可能性低い」 <毎日新聞 2012/03/01>を編集

 兵庫県は、老朽化が進む県立こども病院(神戸市須磨区)を、神戸市中央区港島南町1のポートアイランド内に建て替えると発表した。2012年度当初予算案に5840万円を計上し、基本設計に着手、開院は2015年度を予定している。ポートアイランドへの建て替えを巡っては、東日本大震災での津波被害の甚大さから懸念の声も上がっていたが、兵庫県は「浸水の可能性は低い」としている。

 兵庫県の基本計画によると、新病院は神戸市立医療センター中央市民病院に隣接。敷地面積約2万6000平方メートルを確保し、延床面積は約3万5000平方メートルで、病床数は290床。高度で専門的な小児医療や、リスクの高い妊婦、胎児、新生児への高度専門医療、重症な小児への救急医療などを提供する。総事業費は約213億円と想定している。

 現在のこども病院は1970年に開院し、本館は築40年を超える。施設の老朽化や手狭さから、兵庫県は2010年度から建替えに向けた検討を進めてきた。候補地は、ポートアイランド、神戸テクノロジスティックパーク、(神戸市西区)、神戸電鉄鈴蘭台・北鈴蘭台駅近く(神戸市北区)の計3カ所を、現在地と比較しながら検討した。その結果、神戸テクノは他の総合型病院から遠く、整備コストが比較的高いことが判明。鈴蘭台も神戸市内中心部からのアクセスが不便で、住宅地のためヘリコプターでの搬送に制約があることから、ポートアイランドがふさわしいと判断した。

 唯一の不安材料となった津波対策だが、兵庫県が東日本大震災を受け、想定される津波の高さを暫定的に従来の2倍程度と考えた津波被害の警戒区域と比べると、移転先の敷地は区域外に含まれていた。また、阪神淡路大震災(1995年)の際に液状化が発生しなかった地区だったため、移転に支障はないと判断した。
 ただ、地震や津波の被害によっては、神戸大橋周辺の液状化や交通の混乱なども予想される。兵庫県病院局企画課は「最悪の場合に海路と空路で患者の搬送や物資の確保をする手段なども検討し、万全の態勢を確保したい」としている。
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# 兵庫県の津波警戒区域予想図をご覧ください。三宮の神戸市役所周辺が全て水没するという予想にもかかわらず、市役所自体は水没しないことになっています。そんな警戒区域です。

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兵庫県立こども病院、ポーアイへの移転を検討 <神戸新聞 2011/02/25 08:30>を添削

 兵庫県が兵庫県立こども病院(神戸市須磨区)のポートアイランドへの移転を検討していることが2011/02/24、分かった。神戸市が2011/07に開業する新中央市民病院近くや、2013年の開設が計画される全国初の滞在施設併設型の小児癌診療所近くの市有地が候補地に挙がっている。兵庫県と協議を進める神戸市は「アジアの小児医療の拠点にしたい」としている。

 県立こども病院は1970年、全国2番目の小児専門の総合病院として開院。他の病院に比べ手術室や病室が狭い上、建設から40年以上が経過し、老朽化も著しい。兵庫県は現地での建替えを検討していたが、2010年末に神戸市から要請を受け、ポートアイランドへの移転協議を始めた。

 神戸市は候補地として、ポーアイ2期の新中央市民病院の東側と、大型スーパー(イズミヤ)跡地の2カ所を提示。
 小児癌の患者家族や専門医でつくるNPO法人「チャイルド・ケモ・ハウス」が開設を目指す、親子が滞在しながら治療が受けられる診療所や、神戸大学教授で神戸大学医学部付属病院長の杉村和朗らが進める、化学療法と放射線治療に特化した「神戸低侵襲がん医療センター」(仮称)の計画用地の近くを選んだ。
 神戸市は「小児救急体制の強化や小児癌など専門的な治療機能の集約化が可能となる」と兵庫県に誘致を働きかけている。

 兵庫県は今後、医療産業都市内に集積する各医療機関との連携や重複診療の調整などを検討。2011年度当初予算案に調査費として100万円を盛り込んだ。2012年度中に基本計画をつくり、2017年度までの開院を目指す。
 こども病院は周産期医療センターと小児救急医療センターを併設し、266床が稼働。09年度は外来が延べ約8万4千人、入院で同約8万7千人の患者が県内外から訪れた。

(井関 徹、黒田勝俊)
被災者哀悼 ポートタワーなどライトアップ中止 <神戸新聞 2011/03/13 22:23>を添削

 東日本大震災の被災者へ哀悼の意味を込め、財団法人神戸港振興協会は2011/03/13、観光スポットになっている神戸ポートタワー(神戸市中央区)と、神戸海洋博物館(神戸市中央区)のライトアップを中止した。神戸市も六甲山系の電飾のうち「市章」を除く「錨」「北前船」の点灯を中止。いずれも当面取りやめる。
 神戸ポートタワーと神戸海洋博物館は通常18~23時にライトアップ。六甲山系の電飾は日没30分後から23時まで点灯している。
 点灯中止は節電にもつながるが、関西電力によると、震災で電力が不足する東日本に送電できる上限があり、兵庫県内の住民に特別な節電を求める状態にはないという。

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 「節電のためにライトアップ中止」ではありません。
高架下の市道にモルタル落下 JR神戸線 <神戸新聞 2011/03/11 05:13>を添削

 2011/03/10 16:45頃、JR神戸線 兵庫~新長田(神戸市長田区菅原通4)で、高架橋下の市道脇にモルタル片が落ちているのを通行人の男性が見つけ、JR西日本に連絡した。怪我人はなく、電車の運行に影響はなかった。

 JR西日本によると、モルタル片は高さ約5.6mの高欄部から落下したとみられ、縦約22cm、横約14cm、厚さ約14cm。重さは約9.5kgあった。現場の高欄部は1995年(震災)以降に補修した部分で、2010/10の目視点検では異常が確認されなかったという。JR西日本は周辺の点検を進めている。
メア日本部長発言録全文(日本語)<沖縄タイムス 2011/03/08 20:26>を添削

 アメリカン大学の学生らが作成したメア アメリカ国務省日本部長発言録の全文は次の通り。

×   ×   

 私は2009年まで駐沖縄総領事だった。在日米軍基地の半分が沖縄にあるといわれているが、この統計は米軍専用基地だけ勘定している。もし、米軍基地と米軍と自衛隊が共用している基地のすべてを考慮に入れれば、沖縄の基地の割合はもっと小さくなる。沖縄で問題になっている基地はもともと水田地帯にあったが、沖縄が米施設を囲むように都市化と人口増を許したために今は市街地の中にある。

 沖縄の米軍基地は地域の安全保障のために存在する。基地のために土地を提供するのが日米安保条約に基づく日本の責務だ。日米安全保障条約に基づく日米関係は非対称で、日本は米国の犠牲によって利益を得る。米国が攻撃されても日本は米国を守る責務はないが、米国は日本を守らなければならず、日本の人々と財産を保護する。

 集団的自衛権は憲法問題ではなく、政治問題だ。

 1万8000人の米海兵隊と航空部隊が沖縄に駐留している。米国が沖縄に基地を必要とする理由は2つある。既にそこに基地があることと、沖縄は地理的に重要な位置にあることだ。(東アジアの地図を見せながら)、在日米軍の本部は東京にあり、そこは危機において、補給と部隊を調整する兵站上の中心に位置する。冷戦時に重要な基地だった三沢はロシアに最も近い米軍基地であり、岩国基地は朝鮮半島からわずか30分だ。さらに、沖縄の地理的位置は地域の安全保障にとって重要だ。

 沖縄は中国に朝貢していたが、独立した王国だった。中国の一部になったことはない。米国は1972年まで沖縄を占領した。

 沖縄の人々の怒りや失望は米国でなく日本に向けられている。日本の民主党政権は沖縄を理解していない。日本政府は沖縄とのコミュニケーションのパイプを持っていない。私が沖縄の人と接触しようと提案すると、民主党の関係者は「はい!はい、お願いします」という。自民党の方が現在の民主党政権よりも、沖縄と通じ合い、沖縄の関心を理解している。

 3分の1の人は軍隊がない方が世界はもっと平和になると思っているが、そんな人たちと話し合うのは不可能だ。

 2009年の選挙が民主党に政権をもたらした。これは日本では初の政権交代だ。鳩山首相は左派の政治家だ。民主党政権下で、しかも鳩山首相だったにもかかわらず、米国と日本は2+2(外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会)の声明を(2010年)5月に発表することができた。

 〈メア氏は部屋を退出し、彼の2人の同僚が日米の経済関係について講義。メア氏が戻ってきて講義を再開すると、2人の同僚は部屋を出た〉

 米国は普天間飛行場から海兵隊8000人をグアムに移し、米軍の存在感を減らすが、軍事的プレゼンス(存在)は維持し、地域の安全を保障、抑止力を提供する。

 (米軍再編の)ロードマップのもとで日本は移転費を払う。これは日本による実体的な努力のしるしだ。日本の民主党政権は実施を遅らせているが、私は現行案が実施されると確信している。日本政府は沖縄の知事に対して「もしお金が欲しいならサインしろ」と言う必要がある。ほかに海兵隊を持っていく場所はない。日本の民主党は日本本土への施設移設も言ってきているが、日本本土には米軍のための場所はない。

 日本の文化は合意に基づく和の文化だ。合意形成は日本文化において重要だ。

 しかし、彼らは合意と言うが、ここで言う合意とはゆすりで、日本人は合意文化をゆすりの手段に使う。合意を追い求めるふりをし、できるだけ多くの金を得ようとする。沖縄の人は日本政府に対するごまかしとゆすりの名人だ。

 沖縄の主産業は観光だ。農業もあるが、主産業は観光だ。沖縄ではゴーヤー(ニガウリ)も栽培しているが、他県の栽培量の方が多い。沖縄の人は怠惰で栽培できないからだ。

 沖縄は離婚率、出生率、特に婚外子の出生率、飲酒運転率が最も高い。飲酒運転はアルコール度の高い酒を飲む文化に由来する。

 日本に行ったら本音と建前について気を付けるように。言葉と本当の考えが違うということだ。私が沖縄にいたとき、「普天間飛行場は特別に危険ではない」と言ったところ、沖縄の人は私のオフィスの前で抗議をした。

 沖縄の人はいつも普天間飛行場は世界で最も危険な基地だと言うが、彼らは、それが本当でないと知っている。(住宅地に近い)福岡空港や伊丹空港だって同じように危険だ。

 日本の政治家はいつも本音と建前を使う。沖縄の政治家は日本政府との交渉では合意しても沖縄に帰ると合意していないと言う。日本文化はあまりにも本音と建前を重視するので、駐日米国大使や担当者は真実を言うことによって批判され続けている。

 米軍と日本の自衛隊は違った考え方を持っている。米軍はありうる実戦展開に備えて訓練しているが、自衛隊は実際の展開に備えることなく訓練をしている。

 日本人は米軍による夜間訓練に反対しているが、現代の戦争はしばしば夜間に行われるので夜間訓練は必要だ。夜間訓練は抑止力維持に欠くことができない。

 私は日本国憲法9条を変える必要はないと思っている。憲法9条が変わるとは思えない。日本の憲法が変わると日本は米軍を必要としなくなってしまうので、米国にとってはよくない。もし日本の憲法が変わると、米国は国益を増進するために日本の土地を使うことができなくなってしまう。日本政府が現在払っている高額の米軍駐留経費負担(おもいやり予算)は米国に利益をもたらしている。米国は日本で非常に得な取り引きをしている。(共同通信)
刑事なんて恰好つけるな。ただの警察官だ。

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警部補暴言の「被害者」10日に再逮捕 女性に面会強要未遂容疑で <MSN産経 2011/03/10 13:39>を添削

 財布をなくした女性に面会を迫るメールを送ったとして、大阪府警は2011/03/10、強要未遂容疑で、岡本和真(35、大阪府吹田市長野東、会社員、35、窃盗罪で起訴)を再逮捕する。岡本は1人暮らしの女性にプライバシーを全て把握していると示唆して面会を迫り、最後は「無視されたので、お金設けにシフトします」というメールを送りつけたという。
 岡本は2010/09、この財布を着服した遺失物横領容疑で東警察署の任意の取調べを受け、否認したために暴言を浴びたとされる。
 捜査関係者によると、岡本は2009/12~2010/02、大阪府内在住の20代の女性に対し、「妙なものを拾った。ついてはお会いしたい」などと書いたメールを数回送り、面会を迫った疑いが持たれている。女性は電車で出勤中に財布をなくしていたため、「拾ったのは財布でしょうか」と返信したが回答はなく、「なぜ私のアドレスが分かったのですか」と尋ねても答えがなかった。その後、「1カ月待ったけど何の音沙汰もない。無視されたので、お金もうけにシフトします」というメールが届き、女性は2010/02、東警察署に遺失物横領容疑で被害届を出した。

 メールが岡本の勤務先のパソコンから送信されていたことなどから、東警察署は2010/09に岡本を任意で事情聴取。取調べを担当した警部補の高橋和也(35、脅迫罪で公判中)が「お前の人生むちゃくちゃにしたるわ」などと脅したとされる。

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警部補暴言「脅迫超える」大阪地裁、付審判請求は棄却 <MSN産経 2011/02/23 16:22>を添削

 大阪府警東警察署警部補、高橋和也(34、脅迫罪で公判中)が任意の取調べで暴言を吐いたとされる事件で、特別公務員暴行陵虐罪などで起訴されなかったことを不服とする取調べ相手の付審判請求について、大阪地裁(中川博之裁判長)は2011/02/23、「脅迫の域を超え、特別公務員暴行陵虐罪の疑いが認められる」と指摘しながらも、二重起訴にあたるとして棄却する決定をした。取調べに同席した巡査部長への請求も合わせて退けた。

 決定では、一連の取調べについて「大きな精神的苦痛を与え、脅迫の域を超えている」と指摘。巡査部長についても「終始同調した」とし、いずれも特別公務員暴行陵虐罪の疑いが認められるとした。
 一方で「検察官の判断の誤りを被告に転嫁し二重起訴を招くのは許されない。(公判で)脅迫罪が変更される可能性もある」と判断。巡査部長については「上司の高橋の付審判が認められない以上、不起訴処分が相当」とした。

 決定を受け、2010年末に付審判請求をした岡本の代理人弁護士は「検察官の判断の誤りを指摘した」と評価する一方、「特別公務員暴行陵虐罪と脅迫罪は同一ではなく、二重起訴には当たらない」と話した。近く大阪高裁に不服を申し立てるとともに検察側に改めて訴因変更を要請する。

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警部補暴言…初公判翌日に被害者を逮捕 大阪府警、勤務先PC窃盗容疑 <MSN産経 2011/02/22 12:27>を添削

 大阪府警東警察署の警部補 高橋和也(34)らが遺失物横領事件の任意の取調べで暴言を吐いたとして脅迫罪に問われた事件に絡み、大阪府警は2011/02/22、パソコンなどを勤務先から持ち出し転売したとして窃盗の疑いで、暴言を受けたとされる岡本和真(35、会社員、大阪府吹田市長野東)を逮捕した。岡本は黙秘しているという。

 高橋の初公判は2011/02/21に開かれ、岡本は2011/03/30の第2回公判で意見陳述する予定だった。

 逮捕容疑は2009/12/25~2010/01/07の間に、勤務先の大阪市内の会社からパソコン1台など(約20万円相当)を盗んだとしている。会社側が2010年末、大阪府警に被害届を出していた。

 大阪府警によると、パソコンは新品で、岡本が仕入れから各部署への割当てまでを担当。岡本はパソコンを2010/01/09に大阪市内の事務機器買取り販売店に約10万円で転売していたという。暴言事件で高橋は2010/12に減給の懲戒処分を受けた。

 元最高検検事で筑波大学名誉教授(刑訴法)の土本武司は「初公判直後の逮捕は、捜査のやり方として妥当性が欠ける」と話している。
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 さて、面白くなってまいりました。

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暴言警部補 起訴内容認める 大阪地裁で初公判 <MSN産経 2011/02/21 19:01>を添削

 任意の取調べで30代の男性会社員に暴言を吐いたとして、脅迫罪に問われた大阪府警東警察署警部補、高橋和也(34)の初公判が2011/02/21、大阪地裁(岩倉広修裁判長)であった。罪状認否で高橋は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、女性の財布を拾い横領したとする遺失物横領事件の捜査で、後に女性に面会を求めたメールの送信元の解析などから男性が容疑者として浮上したと指摘。高橋は男性を任意同行して取り調べた結果、否認され、所持品提出も断られたことから脅迫したとした。

 起訴状などによると、高橋は2010/09/03、東警察署取調室や車内で男性に対し、「殴るぞお前。なめとったらあかんぞ」「お前の人生むちゃくちゃにしたるわ」と暴言を吐くなどして脅迫した。男性側が2010/10、大阪地検に特別公務員暴行陵虐罪などで告訴。2010/12に大阪地検が脅迫罪のみで略式起訴したが、大阪簡裁は「略式不相当」と判断した上で2011/01/17、審理を地裁に移送していた。

 次回公判の2011/03/30、被告人質問や男性の意見陳述が行われる。

 閉廷後、男性の代理人弁護士が記者会見。取り調べは約3時間に及んだのに冒頭陳述に盛り込まれた脅迫の文言がわずかだったとして「検察側の立証姿勢に失望した。恫喝型の取調べを認めるのか、問われているのは検察庁自身であることを何も分かっていない」と批判した。

 被害男性のコメント「毎朝、仕事に出掛けるときには、また刑事がやってきて、ひどい取調べをされるのではないかと思い、動悸が速まります。今日まで誰からも謝罪がないことは大変残念に思っています」

ゼロスポーツ解雇社員「お先真っ暗」 <レスポンス 2011/03/09 14:07>を添削

 ゼロスポーツ(岐阜県各務原市)の破産準備公表から10日余り。解雇された従業員80人は、今もショックが癒えないままだ。
 ゼロスポーツは2011/03/01、約11億7700万円の負債を抱えて破産申請準備に入ったことを公表した。正式に従業員に伝えられたのは、その当日だった。

 公表翌日、ゼロスポーツの入口にはいつも通りに営業時間が終了したことを示すメッセージボードが、ガラス扉の内側から掲げられていた。整然とした外観は、普段と同じように見えた。
 違いを示すのは、「物件の持ち出しを禁ずる」という代理人の告知だけ。それは、ガラス扉の外側から、メッセージボードに重ねるように貼り付けてあった。その隣には地元金融機関名のものもある。
 「不動産だけでなく動産にも担保を設定しているため、それが誤って持ち出されるのことを防ぐため」。金融機関は告知の理由を、そう説明した。

 裏手に回ると、数人の社員の姿が見えた。人気のない社屋で、何も手に着かないという様子だ。その中が一人が話した。
 「残務整理のために出社した。それも明日まで。それ以降は予定はない。お先真っ暗です」
 ゼロスポーツを有名にしたのは、2010/08の日本郵便との契約だ。ガソリン車のスバル『サンバー』をEV化して、1000台を供給するはずだった。コンバージョンEV製造のノウハウを蓄積して、ゼロスポーツは業界をリードしていた。その強みが、皮肉にも破綻のきっかけを作ることになる。

 ゼロスポーツの収益の中心は、話題になったコンバージョンEVではなく、自動車用品開発販売や特装車製造だった。
 「カスタムパーツの企画開発販売やゴルフ場で利用する電動カートの製造販売が主力。好況の頃から比べると売上は半分以下に落ち込んでいた。ゼロスポーツの業績が好調だった時期は、自動車産業が好調で中京地区全体が好調だった時期と重なる。急ぎすぎたのではないか」(地元紙記者)

 再雇用に名乗りを上げる企業もある。だが、その声がすべての従業員の届くのか。前出の元社員が表情を曇らせた。
 「仮にあるとしても、それがパーツなどすべてを対象としたものなのか。それとも環境部門だけなのか。さらに、その中の一握りなのか。いずれにしろ我々には、そんな話は届いていない」

 ゼロスポーツが破産申請を岐阜地裁に申し立てたのは、予定より遅れた2011/03/07だった。ゼロスポーツ代理人は、近くその経緯を説明する予定だ。

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http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2011/0302_01.html
ゼロスポーツ社の発言に対する一部報道について <日本郵便 2011/03/02>を添削

 ゼロスポーツ社の自己破産申請に関して、弊社がゼロスポーツ社に契約の仕様変更の要請をした事実はありません。

 事実関係は以下のとおりです。
 ゼロスポーツ社から、2010/10/20、「契約物品の納入不能に関する報告」という文書が届けられ、仕様に定められた車両が納入できなくなったとの報告がありました。その際、他社のボディで納入するとの提案もありました。しかしながら、他社のボディにすることは、新たな開発プロセスで別の車種として開発し、型式認定も新たに取得することになるものであり、全く別の契約であり、契約変更というものではありません。また、納入期限や品質についても何の保証もないため、弊社にとってリスクが大きいと判断し、協議の結果、2011/01/17、提案については受け入れられない旨、文書により契約解除の通知をしたものです。
神戸市教育委員会の指導主事逮捕 酒気帯び運転 <神戸新聞 2011/02/27 20:19>を添削

 垂水警察署は2011/02/27、酒気帯び運転の疑いで、神戸市教育委員会指導主事 益田しげみ(50、神戸市垂水区東垂水2)を現行犯逮捕した。

 逮捕容疑は2011/02/27 02:25頃、神戸市垂水区山手6の市道で、酒を飲んだ状態で乗用車を運転した疑い。付近の民家の塀に衝突する事故を起こし、駆け付けた垂水警察署員が益田の呼気から1L当たり0.65mgのアルコールを検出した。容疑を認めている。

 車には、神戸市長田区の神戸市立中学校の教頭(52、明石市)が乗っていたといい、垂水警察署が酒気帯び運転同乗の疑いで事情を聴き、書類送検する方針。

 垂水警察署によると、益田は教頭とともに2011/02/26夜、神戸三宮で開かれた教え子の同窓会に出席。ビールと日本酒を飲んで2011/02/27 0時ごろに店を出た後、教頭とタクシーに乗り、自宅に戻った。
 調べに対し「教頭の自宅まで車で送るつもりだった」などと供述しているという。

 神戸市教育委員会教育長の橋口秀志は(中略)とコメントを出した。
高砂・山林火災:1カ月 猛火の跡、生々しく <神戸新聞 2011/02/25 09:15>を添削

火災で木々が焼き尽くされ、岩肌があらわになった鷹巣山
猛火に耐え、コバノミツバツツジやヤマツツジが芽吹き始めた

 高砂市の鷹巣山の山腹から2011/01/24に出火し、高砂市、加古川市境の高御位山にも延焼した山林火災から1カ月が過ぎた。登山者らの姿は戻ったものの、黒焦げの山肌が痛々しい。登山道を歩いてみた。

 まず、高砂市阿弥陀町地徳の鹿嶋神社から鷹巣山へ。百間岩を登って山頂へ進むと、姫路市側と加古川市側それぞれに延びる焼け跡が眼下に広がる。119haに及んだ焼失面積を実感する。
 高御位山へ向かう尾根伝いで、登山者と出会った。(中略)

 それでも、春は来る。焼け焦げた木々の中で、道沿いのコバノミツバツツジやヤマツツジが芽吹いていた。加古川市公園緑地課緑化相談員の源田和人(70)によると、1月、ツツジは休眠状態。「外見は傷んでいても、根がしっかりしていたら大丈夫。4月頃には花が咲くはずです」

 高御位山頂を経て、阿弥陀町長尾へ下りた。住民や登山者グループの清掃活動もあって、どの登山道もごみはなく、歩くのに支障はなかった。
 毎月、清掃登山を続ける高御位山遊会は、2011/02/13もメンバー44人でごみを174kgも集めた。高御位山遊会が通常1年間で集める量の4倍だった。会長の砂川延也(71)は、木に隠れて目に付かなかったごみが現れた、と指摘する。「全焼状態の山を見ると、残念な気持ちはぬぐえない。防火対策を考えるきっかけになってほしい」と語った。

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高砂山林火災:122時間ぶり鎮火 <神戸新聞 2011/01/29 10:40>を添削

 高砂市北部の山中からから燃え広がった山林火災は6日目となる2011/01/29 08時、発生から約122時間ぶりに鎮火した。高砂市消防本部によると、焼失面積は高砂市102ha、加古川市14ha、姫路市3haの計119haとなった。

 2011/01/24 06時ごろ、鷹巣山の頂上付近の高砂市阿弥陀町で出火。午後に兵庫県が陸上自衛隊に災害派遣を要請した。2011/01/25にかけて自衛隊と、兵庫県など3県2市のヘリコプターが上空から散水。高砂市、加古川市、姫路市に加えて周辺5市の消防も出動し、消火活動にあたった。

 2011/01/25 16:30に鎮圧状態になったが、その後も散発的に火がくすぶっていた。怪我人はなく、建物などに被害はなかった。

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高砂山林火災:鎮火の見通し立たず <神戸新聞 2011/01/27 22:50>を添削

 高砂市の鷹巣山から燃え広がった山林火災は4日目となる2011/01/27も、鎮圧状態のまま一部でくすぶり、鎮火の見通しは立っていない。15:30ごろ、鷹巣山の中腹で出火したが、すぐ消し止められた。高砂市、加古川市の消防は、夜間も警戒を続けた。

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2011/01/27 16:16 おそらく兵庫県警のヘリ。


2011/01/27 16:17 同じく、おそらく兵庫県警のヘリ。

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兵庫県高砂市における山林火災に係る災害派遣について(最終報)<2011/01/26 防衛省>を添削

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。

1.災害派遣の概要
(1)要請日時:2011/01/24(月)13:13
(2)要請元:兵庫県知事
(3)要請先:陸上自衛隊 第3特科隊長(姫路)
(4)要請の概要:山林火災の消火活動
(5)発生場所:兵庫県高砂市高御位山(たかみくらやま)
(6)撤収要請日時:2011/01/26(水)16:33

2.災害派遣までの経緯
 2011/01/24(月)、兵庫県高砂市高御位山において山林火災が発生。約1haが延焼したため、13:13、兵庫県知事から第3特科隊長に対して、災害派遣要請がなされた。

3.防衛省・自衛隊の対応
(1)派遣部隊:陸自 第3特科隊(姫路)、第3飛行隊(八尾)、中部方面航空隊(八尾)、航空学校(明野)、中部方面通信群(伊丹)

(2)派遣規模:人員4名(延べ約20名)、車両8両(延べ約20両)、航空機8機(延べ21機)

(3)主な対応状況
【2011/01/24】
 13:13 兵庫県知事から第3特科隊長(姫路)に対して災害派遣要請。
 14:13 第3飛行隊(八尾)のOH-6 x2機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
 14:30 第3特科隊(姫路)の連絡員(人員6名、車両3両)が現地対策本部へ向け駐屯地を出発。
 14:44 第3飛行隊(八尾)の連絡員(人員2名、車両1両)が現地対策本部へ向け駐屯地を出発。
 15:10 第3飛行隊(八尾)のUH-1 x2機が離陸。
 16:01 空中消火活動を開始。
 17:11 この日の活動終了。
 ※2011/01/24の活動実績:散水量約11t(22回)

【2011/01/25】
 05:00 第3特科隊(姫路)の連絡員(人員2名、車両1両)、第3飛行隊(八尾)の連絡員(人員2名、車両1両)が現地対策本部へ向け駐屯地を出発。
 06:05以降 第3飛行隊(八尾)のOH-6 x2機が離陸。情報収集活動を実施。
 06:10以降 第3飛行隊(八尾)のUH-1 x3機が離陸。空中より消火活動を実施。
 06:15以降 中部方面航空隊(八尾)のUH-1 x2機が離陸。情報収集活動を実施。
 07:00以降 航空学校(明野)のCH-47 x1機、UH-1 x1機が離陸。空中より消火活動を実施。
 16:15 この日の活動終了。
 ※2011/01/25の活動実績:散水量約260t(200回)

【2011/01/26】
 07:30 第3飛行隊(八尾)の連絡員(人員2名、車両1両)が現地対策本部へ向け駐屯地を出発。
 07:55以降 第3飛行隊(八尾)のOH-6 x2機が離陸。情報収集活動を実施。
 10:21以降 第3飛行隊(八尾)のUH-1 x2機が離陸。空中より消火活動を実施。
 10:39以降 航空学校(明野)のCH-47 x1機、UH-1 x1機が離陸。空中より消火活動を実施。
 10:44以降 中部方面航空隊(八尾)のUH-1 x2機が離陸。情報収集活動を実施。
 16:33 撤収要請
 ※2011/01/26の活動実績:散水量約185t(92回)
 ※総散水量:約450t(314回)

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高砂山林火災:延焼の恐れなく陸自に撤収要請 <神戸新聞 2011/01/26 20:35>を添削

 高砂市北部などでの山林火災は2011/01/26、鎮圧状態のまま再び煙が上がったが、16:20までの消火活動で収まった。鎮火の見通しは立っていないが、延焼の恐れが少なくなったため、兵庫県は16:30、陸上自衛隊に災害派遣の撤収を要請した。

 2011/01/26も、兵庫県と陸上自衛隊のヘリコプター計4機が空中から散水した。高砂市、加古川市の消防隊は山に入って放水。夜間も麓で待機し、警戒を続けた。

 火災は2011/01/24 06時ごろ、高砂市阿弥陀町の鷹巣山(264m)の山頂付近で出火。高砂市102ha、加古川市13ha、姫路市3haの計118haが焼けた。

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高砂山林火災:消火活動続く 7カ所で煙 <神戸新聞 2011/01/26 14:13>を添削

 高砂市北部の山中から出火した山林火災は2011/01/26午前、鎮圧状態が続いているが、加古川市域を含む7カ所で煙が上がり、消火活動が行われている。いずれも集落から離れた山中だが、鎮火の見通しは立っていない。

 2011/01/26は09時前から兵庫県のヘリコプターが偵察にあたり、高御位山の山腹などから上る煙を確認。空中から散水を始めた。加古川市、高砂市の消防隊も山に入り、放水している。陸上自衛隊のヘリコプターも出動した。

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2011/01/26 10:56 南東から北西に向かって飛ぶ、多分、明野のCH-47。


2011/01/26 10:57 同じく、南東から北西に向かって飛ぶ、多分、明野のCH-47。前にUH-1も見える。

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高砂山林火災:34時間ぶり鎮圧状態に <神戸新聞 2011/01/25 22:10>を添削

 高砂市北部の山中から出火し、加古川市、姫路市域に延焼した山林火災は約118haを焼き、2011/01/25 16:30、約34時間ぶりに鎮圧状態になった。各市の消防は鎮火に向けて警戒を続けている。消火活動には、神戸市など近隣市の消防、自衛隊、大阪市などのヘリコプターも出動し、消防団を含めて700人を超える態勢で臨んだ。住宅の被害はなく、怪我人もなかった。

 2011/01/24 06:30ごろ、高砂市と姫路市の境にある鷹巣山の山頂近くから出火。高砂市阿弥陀町地徳の鹿嶋神社付近や高砂市阿弥陀町町長尾の住宅地に近い山裾では2011/01/25未明になっても火勢が衰えず、徹夜の消火活動が続けられた。高砂市は付近の住民に自主避難を呼びかけ、21世帯47人が公民館などで一夜を過ごした。

 2011/01/25朝には高御位山の加古川市側の斜面で自衛隊、兵庫県、徳島県、大阪市のヘリ計6機が消火活動を再開した。
(中略)
 高砂市内では、鷹巣山の南東約4kmの宝殿山で2011/01/22、2011/01/24の両日、山林を焼く火災が発生。2011/01/25朝にも鷹巣山の約4km南西の日笠山で雑草から出火、約25平方メートルを焼いた。さらに2011/01/25 16時ごろ、加古川市東神吉町でも平荘湖南の約100平方メートルを焼く山林火災があった。高砂警察署などは出火原因を調べるとともに、住民に注意を呼びかけている。

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兵庫県高砂市における山林火災に係る災害派遣について <防衛省 2011/01/25 19:30>を添削

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。
※下線部は2011/01/24 20:30現在からの変更箇所

(中略)
3.防衛省・自衛隊の対応
(1)派遣部隊:陸自 第3特科隊(姫路)、第3飛行隊(八尾)、中部方面航空隊(八尾)、航空学校(明野)、中部方面通信群(伊丹)
※明野駐屯地は三重県伊勢市。

(2)派遣規模:人員4名(延べ約10名)、車両7両(延べ約10両)、航空機8機(延べ12機)

(3)主な対応状況
【2011/01/24】
 13:13 兵庫県知事から第3特科隊長(姫路)に対して災害派遣要請。
 14:13 第3飛行隊(八尾)のOH-6 x2機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
 14:30 第3特科隊(姫路)の連絡員(人員6名、車両3両)が現地対策本部へ向け駐屯地を出発。
 14:44 第3飛行隊(八尾)の連絡員(人員2名、車両1両)が現地対策本部へ向け駐屯地を出発。
 15:10 第3飛行隊(八尾)のUH-1 x2機が離陸。
 16:01 空中消火活動を開始。
 17:11 2011/01/24の活動終了。
 ※2011/01/24の活動実績 散水量約11t(22回)

【2011/01/25】
 05:00 第3特科隊(姫路)の連絡員(人員2名、車両1両)、第3飛行隊(八尾)の連絡員(人員2名、車両1両)が現地対策本部へ向け駐屯地を出発。
 06:05以降 第3飛行隊(八尾)のOH-6 x2機が離陸。情報収集活動を実施。
 06:10以降 第3飛行隊(八尾)のUH-1 x2機が離陸。空中より消火活動を実施。
 06:15以降 中部方面航空隊(八尾)のUH-1 x2機が離陸。情報収集活動を実施。
 07:00以降 航空学校(明野)のCH-47 x1機、UH-1 x1機が離陸。空中より消火活動を実施。
 16:15 2011/01/25の活動終了。
 ※2011/01/25の活動実績 散水量約260t(200回)
 ※明日も引き続き活動を実施予定。

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高砂山林火災:33時間ぶり鎮圧 <神戸新聞 2011/01/25 16:48>を添削

 高砂市の山中から出火し、加古川市、姫路市に延焼した山林火災は、高砂市消防本部が2011/01/25 15:00、高砂市内について出火から約33時間ぶりに鎮圧した、と発表した。姫路市内は13:25に、加古川市内も16:30に鎮圧。各市の消防は、鎮火に向けて警戒を続けている。

 焼損面積は13:25現在、約118ha(高砂市102ha、加古川市13ha、姫路市3ha)。怪我人はなく、建物への被害も出ていない。

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高砂山林火災:焼失120haに拡大 <神戸新聞 2011/01/25 12:25>を添削

 2011/01/24早朝、高砂市と姫路市の境にある鷹巣山の山頂付近から出火した山林火災は、2011/01/25正午現在、高砂市と加古川市の境にある高御位山にも燃え広がるなど約123haを焼いた。徹夜の放水で火勢は弱まっているが、一部で延焼しており、ヘリコプターなどによる消火活動が続いている。

 高砂市阿弥陀町地徳の鹿嶋神社参道付近や高砂市阿弥陀町長尾の住宅地に近い山裾では2011/01/25未明になっても火勢が衰えず、徹夜の消火活動が続けられた。

 高砂市は両地区の住民に自主避難を呼び掛け、21世帯47人が公民館などで一夜を過ごした。延焼が治まり、2011/01/25 07時には全員が帰宅した。

 2011/01/25朝には高御位山の加古川市側の斜面で自衛隊、兵庫県、徳島県、大阪府のヘリ計6機が消火活動を再開した。

 高砂警察署によると、高砂市内では鷹巣山の南東約4kmの宝殿山で2011/01/22、2011/01/24両日、山林を焼く火災が発生。さらに2011/01/25朝にも鷹巣山の約4km南西の日笠山で雑草から出火、約25平方メートルを焼いた。いずれも周囲に火の気はなかったといい、高砂警察署は出火原因を調べるとともに、付近の住民らに注意を呼び掛けている。

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高砂山林火災:神戸・阪神間で焦げ臭いにおい <神戸新聞 2011/01/25 00:29>を添削

 2011/01/24夜、神戸・阪神間の消防や警察に「焦げくさい臭いがする」との通報が相次いだ。神戸海洋気象台によると、高砂の山火事の煙が西北西から吹く風で運ばれた可能性が高いという。

 神戸市消防局には、19:30すぎから22:00すぎまでの間に通報が約20件あった。神戸市消防局は各消防署でパトロールに当たったが、異常は見つからなかった。
 芦屋市消防本部には21時台に4、5件通報があり、消防車両2台が芦屋市内全域をパトロールした。
 西宮市消防局には21:25ごろから22:40ごろにかけて7~8件の通報があった。
 尼崎市消防局には22時前に南部を中心に4件の通報があった。

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兵庫県高砂市における山林火災に係る災害派遣について <防衛省 2011/01/24 20:30>を添削

※数値等は速報値であり、今後変わることがある。

1.災害派遣の概要
(1)要請日時:2011/01/24(月)13:13
(2)要請元:兵庫県知事
(3)要請先:陸上自衛隊 第3特科隊長(姫路)
(4)要請の概要:山林火災の消火活動
(5)発生場所:兵庫県高砂市高御位山(たかみくらやま)

2.災害派遣までの経緯

 2011/01/24(月)、兵庫県高砂市高御位山において山林火災が発生。約1haが延焼したため、13:13、兵庫県知事から第3特科隊長に対して、災害派遣要請がなされた。

3.防衛省・自衛隊の対応

(1)派遣部隊:陸自 第3特科隊(姫路)、第3飛行隊(八尾)
(2)派遣規模:人員8名、車両4両、航空機3機
(3)主な対応状況
 13:13 兵庫県知事から第3特科隊長(姫路)に対して災害派遣要請。
 14:13 第3飛行隊(八尾)のOH-6 x1機が離陸。以降、情報収集活動を実施。
 14:30 第3特科隊(姫路)の連絡員(人員6名、車両3両)が現地対策本部へ向け駐屯地を出発。
 14:44 第3飛行隊(八尾)の連絡員(人員2名、車両1両)が現地対策本部へ向け駐屯地を出発。
 15:10 第3飛行隊(八尾)のUH-1 x2機が離陸。
 16:01 空中消火活動を開始。
 17:11 本日の活動終了。

※01/24の活動実績 散水量約11t(22回)
※明日も引き続き活動を実施予定。

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高砂山林火災:収まらず 他県、陸自からヘリ応援も <神戸新聞 2011/01/25 00:03>を添削

 2011/01/24 06:30頃、高砂市と姫路市の市境にある鷹巣山(264m)の山頂付近から出火した山林火災は、午後になって西寄りの風で火の勢いが強まり、高砂市阿弥陀町の鹿嶋神社北側の山腹を焼き、さらに加古川市志方町へと延焼した。兵庫県は13:13、陸上自衛隊姫路駐屯地司令に災害派遣を要請。兵庫県、香川県、岡山市のヘリコプター各1機に加え、陸上自衛隊八尾駐屯地の2機が消火にあたった。

 ヘリコプターでの消火は17:30ごろ日没のため中止となり、地上からの放水を続けたが、高砂市消防本部によると22時現在、焼失面積は60ha。高砂市は21:30ごろ、現場周辺の約350世帯に防災無線で自主避難を呼びかけた。23時現在、6世帯12人が阿弥陀公民館に避難している。

 火は深夜になって姫路市別所町にも広がった。

 高砂市などは鷹巣山と、同じ山系にある高御位山で入山者に下山を呼びかけた。また姫路市別所町の兵庫県立姫路別所高校は緊急車両が校庭を利用したため、部活動を中止した。

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また高砂で山林火災 <神戸新聞 2011/01/24 12:30>を添削

 2011/01/24 06:30ごろ、高砂市阿弥陀町阿弥陀の鹿嶋神社北側にある鷹巣山(264m)の山頂付近から出火、消防車が山中に入ることができず、兵庫県のヘリコプター1機が出動。岡山市のヘリ1機も加わり、消火にあたっている。高砂市消防本部もホースを伸ばして山に登り、10:40ごろから放水を始めた。

 高砂市消防本部などによると、11時現在、焼失面積は1haを超え、東方向に延焼している。怪我人は出ていないという。

 山の麓に住む女性(73)は「朝6時前に山の頂上が光って見え、しばらくすると火柱が立ち始めた。バリバリと木が燃える音がした」と顔をこわばらせた。(中略)

 高砂市では2011/010/22も約4km南東の阿弥陀町生石で山林火災があり、約4haが焼けた。神戸海洋気象台は、高砂市を含む播磨南東部に2011/01/10、乾燥注意報を発令。2011/01/16夕にいったん解除したが、2011/01/17朝から再び継続して発令している。

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高砂で山林火災 4ha焼く <神戸新聞 2011/01/22 20:30>を添削

 2011/01/22 14:50ごろ、高砂市阿弥陀町生石の生石神社北側の宝殿山から出火、消防車21台と兵庫県のヘリコプター2機が出動し、約3時間20分後に消し止めた。山林約4haを焼いたが、怪我人はなかった。
 この日は兵庫県全域に乾燥注意報が出ていた。

 高砂市は15:30ごろ、高砂警察署から避難勧告の要請を受け、近くの高砂市総合体育館を受入先として準備。高砂市消防隊員らが住民に延焼への注意を呼び掛けたが、16時すぎには火の勢いが収まったため、避難勧告は出されなかった。体育館に避難する住民もいなかったという。
(後略)
伊藤ハム、神戸の2工場閉鎖へ 西宮候補に新拠点 <神戸新聞 2011/02/24 11:26>を添削

 伊藤ハム(本社:西宮市)が兵庫県内の加工食品3工場の集約など生産拠点を再編する計画で、六甲アイランドにある六甲工場(神戸市東灘区)と神戸工場(神戸市東灘区)の2工場を閉鎖し、本社に隣接する西宮工場の建替えを含め神戸・阪神間に新しい基幹工場の建設を検討していることが、2011/02/23分かった。関東では茨城県取手市で新工場を予定しており、2020年までに東西に最新鋭の基幹工場を設けることで競争力を強化する。

 西宮工場(1960年稼働)がハム・ソーセージの西日本における基幹工場。六甲工場(1993年稼働)はローストビーフなど、神戸工場(2005年稼働)はピザやチキンナゲットなどを製造しているが、西宮工場に比べて生産規模は1/4ほどという。従業員数や生産規模などは非公表。

 新生産拠点は労働力を確保するため、老朽化が進んでいる西宮工場の建替えか、神戸・阪神間で用地を手当てし新設するかのいずれかで検討。従業員は雇用維持を前提に配置転換を想定している。

 県内3工場の統合時期や新工場の生産規模などは、2011年度からの中期経営計画の進み具合のほか、環太平洋連携協定(TPP)など経営環境の動向を見極めて決める。伊藤ハムはすでに、船橋工場(千葉県船橋市)を2011/07末をめどに閉鎖することを発表。グループ全体で国内に14カ所ある生産拠点を6カ所に集約し、製造や物流の効率を高める方針を打ち出している。食肉事業でも生産拠点と営業拠点の配合を進めていく。
ダメ民主党へ、これが本物の「官僚改革」だ
大前研一の日本のカラクリ
プレジデント 2011年3.7号

日本が機能不全に陥っている理由の一つは、役所が肥大化、専門化しすぎて、全体像を描けなくなっていること。

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いいね、いいね。いいとこついてるね。
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神戸・新長田:レトロな旧校舎がコスプレ拠点に <神戸新聞 2011/02/21 15:22>を添削
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 神戸市立地域人材支援センター(神戸市長田区二葉町7、旧神戸市立二葉小学校校舎)が、アニメやゲームの登場人物の格好をするコスプレの舞台として、人気を集めている。板張りの床や古い黒板、広い講堂…。昭和初期に建てられたレトロな学校の雰囲気が学園ものアニメファンの評判を呼び、毎月のイベントには全国から約500人が集合。地元住民らは「活性化につなげたい」と期待する。

 二葉小学校は1929(昭和4)年の開校で、ゴシック風の外観やアーチ状の廊下の梁などが当時のまま残る。2006年に長楽小学校と統合して駒ケ林小学校になり、2008年まで駒ケ林小学校校舎として使われた後、駒ケ林小学校の移転に伴い、2010年からは地域人材支援センターが入居している。

 イベントは、地域人材支援センターの活動テーマの1つ「青少年の居場所づくり」に合わせ、2010/12、滋賀県のコスプレ関連会社の協力で始まった。

 2011/02/13にあった3回目のイベントには、地元をはじめ、岡山県、愛知県などから約450人が参加し、衣装やかつらで思い思いのキャラクターになり切った。教科書を広げて机に座ったり、窓際にたたずんだりと、本物の教室や廊下で写真撮影などが楽しめる場所は、全国でも珍しいという。
 参加料1500円で、参加者には近隣の登録店で使える500円の金券を渡す。コスプレ姿で商店街を歩き、地域おこしにも一役買ってもらう。

 地域人材支援センターがある新長田駅南地区には、西日本最大級のアニメ制作スタジオ「アニタス神戸」があり、商店主らが三国志など横山光輝作品による活性化に取り組む。地域人材支援センターを運営するNPO法人ふたばの内屋敷保(46)は「地域の活動とも連携していきたい」と意気込んでいる。


ターミナルビル苦境で 神戸空港優遇策、市が延長 

 16日で開港5年となる神戸空港で、神戸市は空港の駐車場用地を貸している市の外郭団体「神戸空港ターミナル」に対し、賃料を半額にする減免措置を2011年度も続けることを決めた。当初計画では10年度で終了予定だった。空港ターミナルの収益が落ち込んでいるためで、昨年5月の日本航空(JAL)の完全撤退後、運営するビルの空きスペースが埋まらず、空港本体同様、厳しい運営を強いられている。

 神戸空港の駐車場は、臨時用を含め3カ所(計約2万5千平方メートル)。空港ターミナルが運営し、土地を所有する神戸市に賃料を払っている。同市の財政にも余裕はないが、搭乗者の駐車料金を割引することを理由に、開港当初から年間約2億4千万円に上る賃料が半額に減免されている。

 昨年5月、ターミナルビルに入る航空会社やテナントのうち賃料、面積ともに約4割を占めていたJALが撤退。空きスペースに飼い犬を預かる「ドッグホテル」やバス会社事務所などを誘致したが、埋まったのは4分の1以下にとどまる。

 開港時は27あったテナントも今月13日にカフェとそば店が撤退、13店舗になった。16日に新たにたこ焼き店がオープンするものの安定しない状況が続く。

 空港ターミナルは昨年夏以降、スカイマークの増便により駐車場収入などが増加傾向だが、10年度は初めて赤字に転落する可能性もあるという。

(黒田勝俊)

【特集】関西3空港

(2011/02/16 10:33)


神戸市不正経理問題 市長ら幹部を提訴 市民団体 

 神戸市の不正経理問題で、市民オンブズマン兵庫(森池豊武代表)のメンバー4人が16日、矢田立郎市長を相手取り、2005~09年度(一部04年度含む)の物品購入費のうち、約2億7800万円が違法な公金支出に当たるとして、市の課長以上306人に同額を返還させるよう求める住民訴訟を神戸地裁に起こした。

 市は元環境局職員=詐欺罪で起訴、懲戒免職=のパソコン不正購入事件を機に内部調査し、約2億1千万円を不正としたが、訴状などによると、同オンブズマンは物品購入伝票を情報公開で検証し、約6900万円多い額を不正対象と主張。住民監査請求が棄却されたことから提訴した。

 森池代表は「『業者に伝票があったケースなどは不正額から抜いた』と市は説明するが、実際に物品が納入されているか分からない」と、開示された伝票の全額を計上したという。

 市は私的流用が判明した分を返還させたが、大半は「会計処理に問題があるが、購入した物品は適正」としている。

 神戸市の古川厚夫監察室長は「訴状内容を確認していないのでコメントできない」としている。

(2011/02/16 22:22)

神戸‐関空ベイ・シャトル、大人片道1800円に 

 神戸市は4月1日、神戸空港と関西空港を結ぶ高速船「神戸‐関空ベイ・シャトル」の運賃を値上げする。現行の大人片道1500円が1800円になる。2011年度予算案に盛り込んだ。値上げは06年7月の航路再開以来初めて。

 同市は運営する第3セクター「海上アクセス」に補助金を投入しているが、乗船客の増加を背景に、運賃の引き上げで自立経営を目指す。

 同社は1994年、関空開港に合わせて高速船「K‐JET」を就航させたが、阪神・淡路大震災の影響もあり、黒字化しないまま2002年に廃止となった。

 航路再開後も経営は厳しく、同市は毎年、高速船の減価償却に補助金を投入しているが、ここ数年、円高などを追い風に乗船客が増加。09年度は補助金約1億4600万円があったが、単年度収支が初めて黒字となった。10年度は乗船客が約39万人と過去最多となり、2年連続で黒字となる見通しだ。

 運賃の値上げ幅は20%。小児(小学生以下)は片道750円から900円になる。また、65歳以上の「シルバー割引」と、日帰りを除いた「往復割引」は廃止される。

 同市は約8100万円の増収を見込む。これに伴い、11年度予算案の補助金は、前年比5千万円減の約4600万円。旧航路から引き継いだ累積赤字は、09年度末で167億円に上るが、12年度にも補助金に頼らない経営を目指す。

(石沢菜々子)

(2011/02/17 07:33)
神戸市が小児癌診療所に敷地貸与へ <神戸新聞 2011/02/16 08:15>を添削

 神戸市は、小児癌の患者と家族のため、診療所と一体となった滞在施設の建設を計画しているNPO法人チャイルド・ケモ・ハウス(大阪府茨木市)に、ポートアイランドの市有地約3500平方メートルを貸し出す方針を決めた。2011/07に移転・新設される神戸市立医療センター中央市民病院に隣接していることから、チャイルド・ケモ・ハウスが最適の場所として、市有地を借りられるよう神戸市と調整していた。

 神戸市は神戸市中央区港島中町8の未処分地を、みなと総局から、医産業都市構想を担う企画調整局に移管することを決め、2011年度当初予算案に、移管費用として9800万円を盛り込んだ。今後、賃貸料など詳細を決め、企画調整局がチャイルド・ケモ・ハウスに貸し出す。

 小児癌の治療は長期入院が必要だが、病室が狭いなど治療環境には問題が多い。このため、患者の家族や専門医らでつくるチャイルド・ケモ・ハウスが、専門医が常勤する診療所に、子どもと家族が一緒に過ごせる施設を併設する計画を立てた。「夢の病院」として募金活動を続けており、2013年春の開設を目指している。
(後略)

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家族も暮らせる小児癌患者施設 神戸に開設へ <神戸新聞 2011/02/02 06:35>を添削

 小児癌の患者家族や専門医らでつくるNPO法人チャイルド・ケモ・ハウス(大阪府茨木市)が、診療所と併設の滞在施設を一体運用し、子どもと家族が一緒に過ごしながら治療を受けられる全国初の「夢の病院」を、神戸・ポートアイランドに建設する方針を決めた。神戸市から敷地を借りる方向で調整を進めており、2013年春の開設を目指す。

 日本では、小児癌は治療法の進歩で7~8割が治るようになった。しかしチャイルド・ケモ・ハウスによると、多くの場合、病室は大部屋をカーテンで仕切っただけの2坪ほどの空間。入院生活は半年以上に及ぶが、リラックスして子どもと親が一緒に過ごせる施設はなかった。

 構想では、専門医が常勤する診療所に、子どもと家族の滞在施設を併設。施設は病院としての制約を受けず、風呂、トイレ付きの個室約20室のほか、訪問看護ステーション、院内学級、共同台所を備える。診療所で化学療法を施し、放射線治療や大掛かりな検査は周辺病院と連携したいという。

 建設候補地は、神戸市立医療センター中央市民病院の移転先や、化学療法と放射線治療に特化した病院の計画がある市有地に隣接。正式に決まれば施設設計などを進める。

 チャイルド・ケモ・ハウス理事長で国立病院機構大阪医療センター小児科医師の楠木重範(36)は「周辺の医療機関や交通の便などに恵まれている。病気の子どもが笑顔で過ごせる施設を実現させたい」と話している。

 チャイルド・ケモ・ハウスは2006年に発足し、「夢の病院」と呼んで建設費など8億円を目標に募金活動を続けている。
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