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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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2016/4/24 22:18神戸新聞NEXT

橋桁落下で施工業者家宅捜索 資料100点超押収
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工事を担当した汐義建設工事の家宅捜索を終え、押収物を車両に積み込む捜査員=24日午後2時13分、尼崎市武庫町1
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工事を担当した汐義建設工事の家宅捜索を終え、押収物を車両に積み込む捜査員=24日午後2時13分、尼崎市武庫町1
 神戸市北区の新名神高速道路の建設現場で橋桁が落下し、作業員10人が死傷した事故で、兵庫県警捜査1課は24日、業務上過失致死傷容疑で、工事を担当していた横河ブリッジの大阪事業場(堺市西区)や下請けの汐義(しおよし)建設工事(尼崎市武庫町1)など関係先数カ所を家宅捜索した。工事関連の図面や安全対策に関する資料など100点以上を押収したといい、今後詳しく解析し事故原因を調べる。

 県警によると、捜索は計約30人態勢で実施。各関係先には午前9時ごろ、捜査員が段ボールを持って入った。横河ブリッジの大阪事業場では午後1時半すぎまで捜索が続き、資料を入れた段ボールやケースを次々に運び出した。

 県警や発注元の西日本高速道路によると、落下した橋桁の西側はジャッキ4基で下から支えられていた。事故当日の22日は、橋桁を本来の位置まで降ろすのに必要な鋼鉄製の部材(長さ約14メートル、重さ約25トン)3基を取り付け、専用設備で上からつるすための仮止め作業をしていた。事故は一連の工程を終えた約30分後に発生。橋桁がジャッキ2基とともに崩れ落ちた。

 一方、橋桁の東側は既に専用設備につるされ、事故当日はそれまで橋桁を支えていた仮設の台を撤去する作業を進めていた。

 県警は、こうした作業が橋桁のバランスやジャッキに及ぼした影響に注目。押収した資料を分析するとともに25日以降も現場検証を続け、事故当時のより詳しい作業内容やジャッキの性能などを確認する。

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2016/4/24 07:00神戸新聞NEXT

橋桁ねじれ投げ出された 落下事故作業員らが証言
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ごう音とともに橋桁が国道176号に落下した新名神高速道路の建設現場=22日午後5時33分、神戸市北区道場町平田
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ごう音とともに橋桁が国道176号に落下した新名神高速道路の建設現場=22日午後5時33分、神戸市北区道場町平田
新名神高速道路の建設現場から国道上に落下した橋桁=23日午後、神戸市北区道場町平田
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新名神高速道路の建設現場から国道上に落下した橋桁=23日午後、神戸市北区道場町平田
 神戸市北区の新名神高速道路建設現場で22日に発生した橋桁落下事故。通行中の車などは巻き込まれなかったが、作業員10人が死傷する惨事となった。国道をふさいだ長さ約120メートル、重さ約1350トンの橋桁は、何らかの原因でバランスを崩してねじれるように傾き、作業員を振り落としながら落下したとみられる。目撃者の証言などから事故の瞬間や事故後の状況を再現した。

 この日、橋桁の東側はつられた状態で仮設の台に載せられ、西端は4基のジャッキで支えられていた。22日午後4時すぎ、橋桁の西側をつり上げるための持ち手となる別の部材の設置作業が終わる。

 同4時20分すぎ、現場の北約200メートルの防犯カメラは、ひっきりなしに車が行き交う国道176号をとらえている。カメラの記録では4時27分、橋桁が突然上下に揺れ、5秒後に西端が約20メートル下の国道の路面を直撃する。

 西側で高さ5~10メートルの足場を崩していた梛木拓也さん(20)は「バチン」という異音を聞いた直後、体が投げ出された。気が付くと地上にいた。資材や鉄骨が散乱し、血だらけの仲間の顔が見えた。

 橋桁東端のほぼ真下で交通誘導をしていた警備員男性(69)は、地鳴りのようなごう音に「地震か」と身構える。10秒は続いたか。その直後、鉄骨などとともに上から男性3人が落ちてきた。

 1人はとび職の男性だった。問い掛けに返事はなく、目だけが動いた。ほかの2人はうつぶせのまま身動きしない。一目で深刻な状態だと分かった。次の瞬間、声が響いた。

 「だれか110番入れたか!」

 約400メートル北側にいた作業員の男性(26)は衝撃音に驚いて目を向ける。すると、橋桁が傾いていた。何かに引っ掛かっているように見えた橋桁は次の瞬間、大音響とともに国道上に崩れ落ちた。

 男性が現場に駆け付けると、ほかの作業員が「1人が下敷きだ」「動くな」と叫んでいる。同4時28分以降、神戸市消防局に119番が集中する。

 近くで中古車販売会社を営む岩磨啓造社長(76)が現場に急行すると、2人の男性が同僚らしき作業員に運び出されているところだった。1人は意識がないように見えた。「救急車がなかなか到着しない。どうしようもなかった」

 同5時22分、神戸市立医療センター中央市民病院のドクターカーが現場到着。負傷者は先着の救急車に収容されており、看護師の中川千絵美さん(30)らが治療の優先順位を決める「トリアージ」に回る。負傷者の1人に「事故に遭ったことが分かりますか」と聞くが、「分からない」と言う。頭を打ったのか、意識障害になっていた。

 同5時42分と同7時17分、男性作業員2人の死亡が発表される。うち1人の遺体が橋桁の下から運び出されたのは、同9時41分だった。

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