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Sclaps KOBE

神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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「神戸は陳腐化」と神戸市人事案まで突きつけた地元財界「提言」の超大胆 <MSN産経 2013/05/03 18:00>を編集

 「自治体のお仕着せの観光情報はおもしろくない」。神戸経済同友会が神戸市に対し、情報発信の抜本的な改革を迫る提言をまとめた。PRを統括する責任者の民間からの起用や、専門の組織を市長の直轄として創設したり、他の部局より上位に置くよう求めるなど、行政組織の改革にまで踏み込む異例の内容。さらに神戸市のホームページは魅力がないとし、独自の観光サイトのプロトタイプまで作成。直言を受けた神戸市長の矢田立郎は「おもしろいね」と興味を示したという。さて、神戸市は動くのか。

■神戸のイメージは「陳腐」

 神戸経済同友会は1年間の活動の締めくくりとして、年度末に提言をまとめるのが通例になっている。2013/03末にまとめた今回の提言は『世界中の人が来たくなるまち神戸』。

 背景には、少子高齢化で定住人口の減少に打つ手がない中、地域経済活性化のためには、外から神戸に人を呼び込む交流人口を増やすことが不可欠との考えがある。しかし、観光地として神戸を選ぶ動機は弱いのが実情で、2012年度の兵庫県観光客動態調査によると、2012年度の神戸市へのツーリズム人口は約3100万人で、前年度より2.6%減少している。

 理由について、提言は「神戸のイメージが陳腐化している」とバッサリ。神戸ルミナリエ、神戸ジャズストリートなど個々のイベントの知名度は高いが、「それらは単発のものであって、神戸全体として統一感をもって伝えられていない」と分析する。その結果、神戸のイメージが不鮮明になり、結局のところ、昔からの「異国情緒ある町」「なんとなくオシャレな町」から脱却できず、陳腐化してしまったと指摘する。

■人事を要求、アプリまで試作

 その理由のひとつとしてあげたのが、神戸市による観光情報の発信力の弱さ。提言をまとめた提言特別委員会委員長の河野忠友(カワノ社長)は、「神戸市による今の一方的な情報提供というスタイルでは、神戸の魅力は発信できない。市民目線で情報を発信することが必要」と強調する。

 提言はまず、情報発信に関する統括責任者「iKOBE(アイ神戸)コーディネーター」を民間から起用。ポジションは市長の直轄で、さらにコーディネーターのもとで動く専門部局「iKOBEセンター」を、他の部局よりも上位にして設置するよう求めた。コーディネーターは他都市のまちおこしプロジェクトなどで実績のある人材のスカウトを想定し、「縦割り組織の弊害を取り除いて、行政主導から民間目線での情報発信に転換してもらう」という。

 さらに、昨今のネット時代に対応し、もっとスマートフォンやタブレット型端末を利用した情報発信手法を採用するべきだとしている。なんと、端末にダウンロードできるアプリケーションソフト「iKOBEアプリ」のプロトタイプまで作成。「行政がイベントなどの情報を一方的に送るだけのホームページは、おもしろくない」と手厳しい。作成したアプリは、神戸の魅力をテーマ別、ターゲット別、コト・モノ別、イベントカレンダー別といった、多様な切り口から情報を発信する仕掛けになっている。例えば「著名人のある1日」として、その著名人がどこを訪れ、どこでショッピングし、どこで食事し…といった、1日の行程を追いかけることで、ストーリー性のある情報を発信することができる。

■聞きっぱなしで終わらせない

 この他、新神戸や三宮に設置されている、いわゆる旧来タイプの観光案内所を刷新し、「iKOBEコンシェルジュ」に衣替えするよう求めている。
 「観光客の誘致はいまや国際競争。そろそろ、このあたりで情報発信のあり方を根本的に変えないと、神戸市は取り残されてしまう。海外の都市と比べると、神戸はちょっとローカルだ」と河野は危機感を露わにする。
 2013/03に提言書をひっさげて神戸市長矢田を訪問。河野は「厳しく言ってすみませんが…」と前置きしながらも、「神戸市のホームページは、もう少し手を入れるべきだ」など、けっこうな調子で直言したという。矢田は「おもしろいね」と非常に興味を示し、予定の30分を大幅に超え、1時間以上聞いていたという。
 また、続く訪問先の兵庫県知事の井戸敏三は、特に映像による情報発信に関心が高かったようで、こちらも予定の30分をオーバーし、1時間半にわたって意見をたたかわせた。
 手応えは十分のようで、河野は「(提言が主な活動の)同友会はよく言いっ放しと揶揄されるが、今回は自治体も聞きっ放しはやめてもらいたい」と、提言内容には自信満々だ。さて、行政の腰は上がるのだろうか。
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# 明確には上がらないでしょう。それが神戸。役人天国。
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