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明石市長、議員定数減案を提案へ <神戸新聞 2012/03/06 09:15>を編集

 明石市議会の議員定数をめぐり、明石市長の泉房穂は2012/03/05の会見で、提出先送りの意向を示していた定数削減の条例改正案を現在開会中の3月定例会に追加提案する方針を示した。泉は「議会が取り組むとした『定数の見直し』を『定数削減』だと理解していたが、そうではなかった」と、先送り撤回の理由を説明した。

 泉は2012/01、定数削減案の3月定例会提出を宣言。しかし2012/02末、「定数見直しについて2012年度に結論を出す」とした明石市議会の活性化推進会議の答申について、議長の出雲晶三から「『見直し』は『削減』と理解していい」と説明されたとして、提出先送りを表明していた。泉のこの発言に、出雲は「市長は嘘をついている」と反論。2012/03/05、一転して削減案の追加提案を表明した泉は「その後、議長と会い、『見直し』は『削減』ではないことが分かった。私は嘘はついていない」と強調した。

 定数削減案は現行31から1減の30とし、さらに「2012年度中に見直しを図る」とする付則を盛り込む方針。明石市議会は2011/12以来、欠員が1人いるため現状でも30人だが、定数25以下を主張する泉は「削減は2段階で臨む」としている。また、泉は定数削減案に合わせ、市議の男女比(現在男性25人、女性5人)について、どちらかが3割を下回らないよう努める明石市議会男女共同参画条例を新設する案を提出する考えも明らかにした。

 独自で定数見直しを含めた議会改革の検討を進める明石市議会は、これまでも議会改革をめぐる泉の要請に応じておらず、両議案とも否決される見通し。
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