Sclaps KOBE
神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
富士通テン:神戸工場2012/05末で閉鎖 今後は研究拠点 <神戸新聞 2012/05/20 11:40>を編集
富士通テン(神戸市兵庫区)が、伝統の神戸工場(御所通1)を2012/05末で閉鎖、生産を国内外の子会社工場に移管する。前身の川西機械製作所、神戸工業の時代を含め約90年間、神戸に本拠を置き、飛行機、真空管、ラジオなど時代を画する製品を生み出してきた。円高の定着や自動車メーカーの海外シフトなどが閉鎖の背景にあるが、かつて「東のソニー、西の神戸工業」と呼ばれた技術力で次代のものづくりを担う。
「創業の地にある工場の閉鎖は苦渋の決断だった」。2012/05/11の決算発表で社長の重松崇が話した。
富士通テンの源流は旧川西財閥の創始者 川西清兵衛が1920年に起こした川西機械製作所。飛行機、繊維機械、医療機器、ブラウン管など製品は多岐にわたった。商標「TEN(テン)」は清兵衛の次男で社長になった川西龍三が発案。中国古典の「誠は天の道なり」から取った。
戦後、会社が分割され、1949年、通信機器やラジオなどの主力事業を引き継ぎ、神戸工業ができた。元シャープ副社長で電卓や液晶を開発した佐々木正、後にノーベル賞を受賞した江崎玲於奈など気鋭の研究者が在籍。真空管、半導体で電機業界をリードし、車載オートラジオなど日本初の製品を数多く出した。
業績悪化で1968年に富士通に吸収合併されたが、1972年にラジオ事業が分離され、富士通テンが誕生。技術重視のDNAは受け継がれ、世界初の車載CDプレーヤー、音響・映像機能を一体化したカーナビなどを生んだ。
◇
現在、カーナビの国内シェアは3位。2008/03月期連結決算は売上高、経常利益ともに過去最高となったが、リーマン・ショック後の不況で業績は悪化。超円高傾向や東日本大震災などで2012/03月期は営業損益が初の赤字に転じた。
カーナビの輸出比率は約3割。「今の為替水準では競争力に限界がある」として中国への生産移管を含めた再編で競争力向上を図る。今後、中国やインドでの生産を強化するとともに、海外売上高比率を5割から7割に引き上げる方針だ。
神戸工場の生産機能は栃木県小山市や中国・江蘇省に移管。正社員300人は国内2工場に移し、非正規社員250人は雇用を打ち切る予定。
工場閉鎖であいたスペースは既存の研究所を拡大する形で活用し、「カーナビに次ぐ新技術を創造していく」(重松社長)。研究者らは創業の地で技術開発に打ち込む。
~~~~
富士通テン:本社工場のカーナビ生産機能移管へ <神戸新聞 2011/12/21 11:50>を編集
カーナビゲーション大手の富士通テン(神戸市兵庫区)は2011/12/21、本社工場(神戸市兵庫区御所通1)のカーナビ生産機能を2012/05末までに栃木県小山市と中国・江蘇省無錫市のグループ工場に移管させる方針を明らかにした。
歴史的な円高水準を受け、海外移管も含めた再編でコスト競争力を高める。研究開発、試作部門、管理、営業機能は本社に残す。
本社工場は国内カーナビ生産の主力拠点で約550人が在籍。うち正社員300人は、栃木と岐阜県中津川市の工場に異動させる。残りの非正規社員は契約満了時で雇用を打ち切る。生産や人員の具体的な移管規模などは未定。
富士通テンは円高などを受け、2011/03期連結決算で初めて最終赤字に転落。2011/09中間期も81億1000万円に上る最終赤字を計上していた。富士通テンは「生産体制を見直し、世界的競争力の強化につなげたい」(コーポレートコミュニケーション部)としている。
本社工場では主力製品の生産終了について先週説明があった。
富士通テン(神戸市兵庫区)が、伝統の神戸工場(御所通1)を2012/05末で閉鎖、生産を国内外の子会社工場に移管する。前身の川西機械製作所、神戸工業の時代を含め約90年間、神戸に本拠を置き、飛行機、真空管、ラジオなど時代を画する製品を生み出してきた。円高の定着や自動車メーカーの海外シフトなどが閉鎖の背景にあるが、かつて「東のソニー、西の神戸工業」と呼ばれた技術力で次代のものづくりを担う。
「創業の地にある工場の閉鎖は苦渋の決断だった」。2012/05/11の決算発表で社長の重松崇が話した。
富士通テンの源流は旧川西財閥の創始者 川西清兵衛が1920年に起こした川西機械製作所。飛行機、繊維機械、医療機器、ブラウン管など製品は多岐にわたった。商標「TEN(テン)」は清兵衛の次男で社長になった川西龍三が発案。中国古典の「誠は天の道なり」から取った。
戦後、会社が分割され、1949年、通信機器やラジオなどの主力事業を引き継ぎ、神戸工業ができた。元シャープ副社長で電卓や液晶を開発した佐々木正、後にノーベル賞を受賞した江崎玲於奈など気鋭の研究者が在籍。真空管、半導体で電機業界をリードし、車載オートラジオなど日本初の製品を数多く出した。
業績悪化で1968年に富士通に吸収合併されたが、1972年にラジオ事業が分離され、富士通テンが誕生。技術重視のDNAは受け継がれ、世界初の車載CDプレーヤー、音響・映像機能を一体化したカーナビなどを生んだ。
◇
現在、カーナビの国内シェアは3位。2008/03月期連結決算は売上高、経常利益ともに過去最高となったが、リーマン・ショック後の不況で業績は悪化。超円高傾向や東日本大震災などで2012/03月期は営業損益が初の赤字に転じた。
カーナビの輸出比率は約3割。「今の為替水準では競争力に限界がある」として中国への生産移管を含めた再編で競争力向上を図る。今後、中国やインドでの生産を強化するとともに、海外売上高比率を5割から7割に引き上げる方針だ。
神戸工場の生産機能は栃木県小山市や中国・江蘇省に移管。正社員300人は国内2工場に移し、非正規社員250人は雇用を打ち切る予定。
工場閉鎖であいたスペースは既存の研究所を拡大する形で活用し、「カーナビに次ぐ新技術を創造していく」(重松社長)。研究者らは創業の地で技術開発に打ち込む。
~~~~
富士通テン:本社工場のカーナビ生産機能移管へ <神戸新聞 2011/12/21 11:50>を編集
カーナビゲーション大手の富士通テン(神戸市兵庫区)は2011/12/21、本社工場(神戸市兵庫区御所通1)のカーナビ生産機能を2012/05末までに栃木県小山市と中国・江蘇省無錫市のグループ工場に移管させる方針を明らかにした。
歴史的な円高水準を受け、海外移管も含めた再編でコスト競争力を高める。研究開発、試作部門、管理、営業機能は本社に残す。
本社工場は国内カーナビ生産の主力拠点で約550人が在籍。うち正社員300人は、栃木と岐阜県中津川市の工場に異動させる。残りの非正規社員は契約満了時で雇用を打ち切る。生産や人員の具体的な移管規模などは未定。
富士通テンは円高などを受け、2011/03期連結決算で初めて最終赤字に転落。2011/09中間期も81億1000万円に上る最終赤字を計上していた。富士通テンは「生産体制を見直し、世界的競争力の強化につなげたい」(コーポレートコミュニケーション部)としている。
本社工場では主力製品の生産終了について先週説明があった。
PR