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韓国各地で突如停電 <朝鮮日報 2011/09/15 17:00>を編集
2011/09/15 15時ごろ、ソウル、釜山、仁川、光州をはじめ、京畿道、全羅南・北道、忠清北道など全国各地で同時多発的に停電となる事態が発生した。16:30現在、ソウル市内の永登浦区汝矣島洞、竜山区漢南洞をはじめ、瑞草区・松坡区・陽川区などで電力の供給が途絶えたほか、京畿道北部や釜山、仁川なども停電エリアに含まれているとのことだ。知識経済部(省に相当)によると、この日各地で停電が発生したのは、残暑により電力需要が増加したためだという。しかし、停電の正確な原因についてはまだ把握できていないとのことだ。
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停電:マニュアル無視に予告なし <朝鮮日報 2011/09/16 10:03>を編集
電力需要の急増に電力取引所職員が当惑
電力供給に余裕があるにもかかわらず計画停電
5時間にわたり162万戸で電力供給が途絶える
ソウル市江南区にある韓国電力取引所中央給電所は、全国の発電所の発電量や送電・配電の状況を管理するコントロールタワーだ。2011/09/15 14時ごろ、電力取引所の職員は16個の50インチ大型モニターを連結して作った超大型スクリーンを見つめながら、茫然自失状態となった。スクリーンに表示される電力需要状況を示す曲線がほぼ垂直に上昇していたからだ。15時が過ぎると、予備電力は343万kW(14時から15時までの平均)にまで落ち込んだ。過去最低のレベルだ。予備電力が400万kWを下回ると、非常体制に突入することになっている。
予備電力が過去最低のレベルに落ちた15:11、電力取引所の幹部はこれまで経験したことのない事態に当惑した。マニュアルに書かれた内容も忘れてしまった。電力取引所理事長の廉明天(ヨム・ミョンチョン)(元知識経済部〈省に相当〉地域特化発電特区企画団長)は計画停電を急遽指示した。大規模停電を防ぐため、一部地域を対象に、事前に電力供給を強制ストップする措置だ。しかし計画停電は予備電力が100万kW未満に低下した場合に下すことになっている。そのためヨム・ミョンチョンの指示はマニュアルを無視したものだ。しかし電力取引所の中には、ヨム・ミョンチョンに対し「まだそのような対応をすべき段階ではない」と進言する人間は誰もいなかった。
指示を受けた電力取引所運営本部本部長のチョ・ボムソプは、全国にある韓国電力の支社に計画停電を指示した。支社の側も指示内容を確認せず、直ちに計画停電を開始した。マニュアルでは、計画停電を行うには知識経済部から事前の承認を受けることになっているが、予備電力の減少に慌てふためいた電力取引所は事後報告で済ませることにした。電力取引所の関係者は「15時に秒単位で予備電力をチェックすると、一時は148万kWにまで低下したが、マニュアルには100万kW以下に低下することが予想された場合に、初めて計画停電を行うことになっている」と説明した。
国民には計画停電に対する何の予告も説明もなかった。首都圏46万戸、江原道と忠清南北道22万戸、湖南(全羅南北道)34万戸、嶺南(慶尚南北道)60万戸の計162万戸が突然、30分間にわたり停電した。16:35には予備電力が安定状態の400万kWにまで回復した。19:48、停電の総責任者である知識経済部長官 崔重卿(チェ・ジュンギョン)が国民に謝罪した。19:56、電力供給は正常に戻った。
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停電:節電できない韓国人 <朝鮮日報 2011/09/17 11:49>を編集
停電しても湯水のごとく電気を消費
ソウル地下鉄2号線・江南駅6番出口付近にある化粧品売場。2011/09/15 16時ごろに突然停電が発生した際、暗闇の中で一部の客が会計をしないまま商品を持ち出したり、店員が動けないよう押さえ込もうとした客と小競り合いになるなど大騒ぎとなった。そして2011/09/16 16時。この店ではエアコンの温度を18度に設定し、入口のガラス戸を開けっ放しにしたまま営業していた。店員(44)は「昨日は電気が多く使われたために停電になったそうだが、お客さんに店内に入ってもらうにはエアコンの温度を下げ、入口のドアを開けておかなければ」と話した。
この日16時、ソウル地下鉄2号線江南駅から9号線新ノンヒョン駅を結ぶ江南大路の道路沿いにあるビル1階店舗49店のうち、36店はエアコンをつけ、ドアを開けたまま営業していた。史上初の全国的な強制停電が実施されてから24時間もたっていないが、韓国では2011/09/16午後、店舗・デパート・大型スーパー・各家庭で再び電気が湯水のごとく使われていた。
2011/09/16 14:40、ソウル市江南区三成洞の電力取引所5階にある状況室は前日同様、再び非常事態に見舞われた。電光掲示板の予備電力の数値が313万kWにまで下がったのだ。最大電力需要は15時に6740万kWを記録し、前日を12万kW上回った。
2011/09/15に起きた大規模停電は、電力需要の予測がいい加減だった上、マニュアルを無視した当局にも問題があったが、電気の無駄遣いも大きな原因だった。このままなら今年の冬は再びブラックアウト(全ての電気設備が停電する状況)の危機を避けられないという指摘もある。
日本は今年、原子力発電所が地震の被害に遭い過去最悪の電力不足を経験した。そのため38年ぶりに電力使用制限令も出されたが、無事に今夏を乗り切ることができた。消費電力を15%も減らしたからだ。韓国でも日本と同じくらい電力使用量を減らすことができれば、1年間に5兆ウォン(約3450億円)を節約できる。使っていない電気製品のプラグを抜くだけでも、85万kW級の発電所を稼働させずに済む。韓国の電気料金は世界で最も安い方に属する。韓国の電気代を100とした場合、アメリカは138、日本は242だ。格安な電気料金が過剰消費をあおり、それが強制停電を招く一因になったということを韓国人は身をもって認識しなければならない。
エアコンをつけ、入口のドアは開けたまま、電気を無駄遣い…。ソウル市瑞草区内では2011/09/16、多くの店がエアコンの温度を下げ、ドアを開けたまま営業していた。この日の最大電力需要は6769万kWを記録し、大規模な強制停電が実施された前日を上回った。
2011/09/15 15時ごろ、ソウル、釜山、仁川、光州をはじめ、京畿道、全羅南・北道、忠清北道など全国各地で同時多発的に停電となる事態が発生した。16:30現在、ソウル市内の永登浦区汝矣島洞、竜山区漢南洞をはじめ、瑞草区・松坡区・陽川区などで電力の供給が途絶えたほか、京畿道北部や釜山、仁川なども停電エリアに含まれているとのことだ。知識経済部(省に相当)によると、この日各地で停電が発生したのは、残暑により電力需要が増加したためだという。しかし、停電の正確な原因についてはまだ把握できていないとのことだ。
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停電:マニュアル無視に予告なし <朝鮮日報 2011/09/16 10:03>を編集
電力需要の急増に電力取引所職員が当惑
電力供給に余裕があるにもかかわらず計画停電
5時間にわたり162万戸で電力供給が途絶える
ソウル市江南区にある韓国電力取引所中央給電所は、全国の発電所の発電量や送電・配電の状況を管理するコントロールタワーだ。2011/09/15 14時ごろ、電力取引所の職員は16個の50インチ大型モニターを連結して作った超大型スクリーンを見つめながら、茫然自失状態となった。スクリーンに表示される電力需要状況を示す曲線がほぼ垂直に上昇していたからだ。15時が過ぎると、予備電力は343万kW(14時から15時までの平均)にまで落ち込んだ。過去最低のレベルだ。予備電力が400万kWを下回ると、非常体制に突入することになっている。
予備電力が過去最低のレベルに落ちた15:11、電力取引所の幹部はこれまで経験したことのない事態に当惑した。マニュアルに書かれた内容も忘れてしまった。電力取引所理事長の廉明天(ヨム・ミョンチョン)(元知識経済部〈省に相当〉地域特化発電特区企画団長)は計画停電を急遽指示した。大規模停電を防ぐため、一部地域を対象に、事前に電力供給を強制ストップする措置だ。しかし計画停電は予備電力が100万kW未満に低下した場合に下すことになっている。そのためヨム・ミョンチョンの指示はマニュアルを無視したものだ。しかし電力取引所の中には、ヨム・ミョンチョンに対し「まだそのような対応をすべき段階ではない」と進言する人間は誰もいなかった。
指示を受けた電力取引所運営本部本部長のチョ・ボムソプは、全国にある韓国電力の支社に計画停電を指示した。支社の側も指示内容を確認せず、直ちに計画停電を開始した。マニュアルでは、計画停電を行うには知識経済部から事前の承認を受けることになっているが、予備電力の減少に慌てふためいた電力取引所は事後報告で済ませることにした。電力取引所の関係者は「15時に秒単位で予備電力をチェックすると、一時は148万kWにまで低下したが、マニュアルには100万kW以下に低下することが予想された場合に、初めて計画停電を行うことになっている」と説明した。
国民には計画停電に対する何の予告も説明もなかった。首都圏46万戸、江原道と忠清南北道22万戸、湖南(全羅南北道)34万戸、嶺南(慶尚南北道)60万戸の計162万戸が突然、30分間にわたり停電した。16:35には予備電力が安定状態の400万kWにまで回復した。19:48、停電の総責任者である知識経済部長官 崔重卿(チェ・ジュンギョン)が国民に謝罪した。19:56、電力供給は正常に戻った。
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停電:節電できない韓国人 <朝鮮日報 2011/09/17 11:49>を編集
停電しても湯水のごとく電気を消費
ソウル地下鉄2号線・江南駅6番出口付近にある化粧品売場。2011/09/15 16時ごろに突然停電が発生した際、暗闇の中で一部の客が会計をしないまま商品を持ち出したり、店員が動けないよう押さえ込もうとした客と小競り合いになるなど大騒ぎとなった。そして2011/09/16 16時。この店ではエアコンの温度を18度に設定し、入口のガラス戸を開けっ放しにしたまま営業していた。店員(44)は「昨日は電気が多く使われたために停電になったそうだが、お客さんに店内に入ってもらうにはエアコンの温度を下げ、入口のドアを開けておかなければ」と話した。
この日16時、ソウル地下鉄2号線江南駅から9号線新ノンヒョン駅を結ぶ江南大路の道路沿いにあるビル1階店舗49店のうち、36店はエアコンをつけ、ドアを開けたまま営業していた。史上初の全国的な強制停電が実施されてから24時間もたっていないが、韓国では2011/09/16午後、店舗・デパート・大型スーパー・各家庭で再び電気が湯水のごとく使われていた。
2011/09/16 14:40、ソウル市江南区三成洞の電力取引所5階にある状況室は前日同様、再び非常事態に見舞われた。電光掲示板の予備電力の数値が313万kWにまで下がったのだ。最大電力需要は15時に6740万kWを記録し、前日を12万kW上回った。
2011/09/15に起きた大規模停電は、電力需要の予測がいい加減だった上、マニュアルを無視した当局にも問題があったが、電気の無駄遣いも大きな原因だった。このままなら今年の冬は再びブラックアウト(全ての電気設備が停電する状況)の危機を避けられないという指摘もある。
日本は今年、原子力発電所が地震の被害に遭い過去最悪の電力不足を経験した。そのため38年ぶりに電力使用制限令も出されたが、無事に今夏を乗り切ることができた。消費電力を15%も減らしたからだ。韓国でも日本と同じくらい電力使用量を減らすことができれば、1年間に5兆ウォン(約3450億円)を節約できる。使っていない電気製品のプラグを抜くだけでも、85万kW級の発電所を稼働させずに済む。韓国の電気料金は世界で最も安い方に属する。韓国の電気代を100とした場合、アメリカは138、日本は242だ。格安な電気料金が過剰消費をあおり、それが強制停電を招く一因になったということを韓国人は身をもって認識しなければならない。
エアコンをつけ、入口のドアは開けたまま、電気を無駄遣い…。ソウル市瑞草区内では2011/09/16、多くの店がエアコンの温度を下げ、ドアを開けたまま営業していた。この日の最大電力需要は6769万kWを記録し、大規模な強制停電が実施された前日を上回った。
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