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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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「お帰り」と生徒へ声を 神戸高校長インタビュー <神戸新聞 2009/05/27>

 「ウエルカム・バック(お帰り)と生徒に声を掛けるつもり」。2009/05/26、神戸新聞社のインタビューに応じた兵庫県立神戸高校の岡野幸弘校長(57)は、英語教諭らしく授業再開の日に思いをめぐらせた。国内で初めて新型インフルエンザが確認され、今も休校が続く同校。感染した生徒17人のうち16人が同日までに完治したことを受け、岡野校長は「休校措置は大きな効果があった」と評価した。
 岡野校長が「新型インフルエンザの感染が濃厚な生徒がいる」と知ったのは、2009/05/16 午前0時ごろ。神戸市内の自宅寝室で電話を受けた。「検査対象の生徒に海外渡航歴はなく、新型という言葉が飲み込めなかった」未明に同校で始まった対策会議では「休校になる可能性が高い。その場合、何をやらなくてはならないか考えよう」と教職員に語り掛けた。同日午後に休校が決まり、18時から手分けして保護者らへの連絡を始めた。「全校生995人を終えるのに、翌朝まで11時間半かかった。保護者には『休校中はどうしていたらいいのか』という不安の声もあった。そこで丁寧に対応したのは良かったと思う」
 感染が他校でも確認され始めると、運動部の対外試合など、神戸高校との接点が指摘されるようになった。無言電話やインターネット上の爆破予告もあった。「4月下旬に感染者の多い国に行った生徒がいただろう」という全く事実と異なる嫌がらせの電話もあった。
 感染ルートについて、岡野校長は「(感染した)生徒の状況を聞くと、海外からの帰国者と直接接触し、うつったのではないようだ」と説明する。「(生徒の感染が確認されたときには)すでに国内に入っていたとしか考えようがない」
 休校措置は評価しているが、2009/05/22に県内一律の休校解除が決定された際、同校などが「10人以上の感染者が出た」という理由で期間延長となったことに心境は複雑だったという。教員からは「なぜ10人で線引きするのか」と聞かれた。
 同校では2009/05/19以降新たな感染者は出ておらず、校内には異論もあったが、県の決定に従った。ただ、「2週間の休校は、受験生や運動部員らにとっては、取り返しのつかないくらいの遅れになる恐れもある」と懸念している。
 同校が「欠席者が多い」と気づいたのは2009/05/12だった。季節性インフルエンザと考え、同日から健康観察を始めた。「念のため連休中の渡航歴を聞いたが1人か2人だけ。発症もなかった」。だが欠席者は増え、健康調査を続けようと話し合っていたところに、海外渡航歴がない生徒の感染が確認された。
 「現場で必要なのは危機意識。正確な情報を集め、最悪のケースを想定して動ける状況をつくっておくことが大事だ」。岡野校長は、そう実感したという。(霍見真一郎)

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 うーん、でも、アメリカなどの感染者のウイルスとほぼ同じである以上、国内で自然発生したわけではない。誰かからもらったんだ。それは連休中の渡航者の可能性は高い(断定はしない)。発症者と保菌者はまた別の次元の話だ。それを理解しているかどうか。
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