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発生源は想定外の断層 いわき連続余震 山形大など調査 <河北新報 2011/04/14>を添削
2011/04/11の余震で生じた断層のずれ。東側と西側では1m以上ずれている=いわき市田人町
福島県いわき市などで2011/04/11、12に震度6弱を観測した東日本大震災の余震は、文部科学省地震調査研究推進本部地震調査委員会の長期評価対象外だった井戸沢断層が活動して起きた可能性があることが2011/04/13、山形大学教授(地形学)の八木浩司や東北学院大学教授(環境地理学)の宮城豊彦らの調査で分かった。断層に沿って地滑りが多発しており、専門家は陸地で発生する同様の地震への警戒を呼び掛けている。
井戸沢断層は福島県浜通り南部に位置する。茨城県境付近まで南北約20kmにわたるとされ、過去数千年で活動した形跡はなかったという。
今回の余震発生後、八木らが震源に近い いわき市田人町黒田地区を調査したところ、南北方向に地割れがあり、断層上の建物に変形が見られた。測定の結果、井戸沢断層の東側が最大1.2mほど隆起し、30cm程度ずれていることも判明した。
約7km離れた地点でも同程度のずれが確認され、少なくとも7km以上の断層が動いたとみられる。さらに断層から数百m付近では、地滑りが多発していた。
地震調査委員会が2011/04/12に発表した余震の評価によると、震源周辺では1923年以降、M5を超える震源の浅い地殻内の地震はほとんど起きていないが、東日本大震災後はまとまった地震活動が続いている。
2008年の岩手・宮城内陸地震でも、震源とされる断層は今回の井戸沢断層と同様、地震調査委の長期評価の対象となっていなかった。
内陸地震でも断層に沿って多数の地滑りが確認されるなど、今回と状況が似ていることから、八木は「他にも陸地で同様の地震が起きる可能性があり、非常に心配だ」と話している。
2011/04/11の余震で生じた断層のずれ。東側と西側では1m以上ずれている=いわき市田人町
福島県いわき市などで2011/04/11、12に震度6弱を観測した東日本大震災の余震は、文部科学省地震調査研究推進本部地震調査委員会の長期評価対象外だった井戸沢断層が活動して起きた可能性があることが2011/04/13、山形大学教授(地形学)の八木浩司や東北学院大学教授(環境地理学)の宮城豊彦らの調査で分かった。断層に沿って地滑りが多発しており、専門家は陸地で発生する同様の地震への警戒を呼び掛けている。
井戸沢断層は福島県浜通り南部に位置する。茨城県境付近まで南北約20kmにわたるとされ、過去数千年で活動した形跡はなかったという。
今回の余震発生後、八木らが震源に近い いわき市田人町黒田地区を調査したところ、南北方向に地割れがあり、断層上の建物に変形が見られた。測定の結果、井戸沢断層の東側が最大1.2mほど隆起し、30cm程度ずれていることも判明した。
約7km離れた地点でも同程度のずれが確認され、少なくとも7km以上の断層が動いたとみられる。さらに断層から数百m付近では、地滑りが多発していた。
地震調査委員会が2011/04/12に発表した余震の評価によると、震源周辺では1923年以降、M5を超える震源の浅い地殻内の地震はほとんど起きていないが、東日本大震災後はまとまった地震活動が続いている。
2008年の岩手・宮城内陸地震でも、震源とされる断層は今回の井戸沢断層と同様、地震調査委の長期評価の対象となっていなかった。
内陸地震でも断層に沿って多数の地滑りが確認されるなど、今回と状況が似ていることから、八木は「他にも陸地で同様の地震が起きる可能性があり、非常に心配だ」と話している。
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