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Sclaps KOBE

神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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うなぎ偽装:ウナギ・ロンダリングの輪が広がりまくりんぐな件
http://antikimchi.seesaa.net/article/101925644.html

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ウナギ産地偽装:全員有罪確定 神戸地裁 <2009/05/12>

 控訴期限の2009/05/11までに控訴手続きを取らなかったため、一審判決が確定した。

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ウナギ産地偽装:全員有罪判決 神戸地裁 <2009/04/27>

神戸地裁 佐野哲生裁判官

不正競争防止法違反罪(虚偽表示)
判決:それぞれに懲役2年6月、執行猶予4年
 中谷彰宏(45)=(罰金200万円、「魚秀」社長
 北本順一(40)=罰金200万円、「神港魚類」当時の担当課長
 川上智行(42)=罰金200万円、「魚秀」福岡営業所長
 横山圭一(40)=罰金400万円、「土佐海商」(南国市)役員
 稲山恵誉(44)=罰金200万円、「大洋水産」(高松市)当時の専務

判決:それぞれに罰金
 「魚秀」(罰金1000万円)
 「徳島魚市場」(罰金1000万円)
 「神港魚類」(罰金500万円)

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ウナギ産地偽装:土佐海商が事業停止 <2009/03/24>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、役員が逮捕・起訴された高知県南国市の水産物加工会社「土佐海商」が事業を停止した。2009/03/10に会社を閉鎖し、事後処理を弁護士に一任。民間信用調査会社の東京商工リサーチ高知支店によると、負債総額は約10億円の見込み。事件発覚後、信用を失い売り上げが激減し、資金繰りが悪化していた。

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ウナギ産地偽装:高知の3人は起訴猶予処分に <神戸新聞 2008/12/27>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、神戸地検は2008/12/26、不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で逮捕され、処分保留としていた3人の起訴猶予処分を発表した。処分は2008/12/25付。処分理由について地検は「関与の程度が低く、得た利益が少ない」としている。
 処分されたのは、
 ▽水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)上ノ段勝(40)
 ▽高松市の水産会社の元社員 稲山盛正(36)
 ▽東京都の商社「共同フーズ」社長 佐藤弘一(56)

 また地検によると、兵庫・徳島両県警合同捜査本部は、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)の元担当課長 北本順一(40)らが、偽装で卸売業者らから代金をだまし取った詐欺の疑いがあるとみて調べを進めたが、「被害の特定が困難」として立件は断念する。

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ウナギ産地偽装事件、詐欺立件は断念 魚秀など3社起訴 <2008/12/26>

 ウナギ輸入販売会社「魚秀」(大阪市)などによる中国産ウナギの産地偽装事件で、神戸地検は2008/12/25、「魚秀」と親会社「徳島魚市場」(徳島市)、水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市)の3社を不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で起訴した。
 起訴状によると、3社は2~6月、「愛知県三河一色産うなぎ蒲焼」などと表示された中国産冷凍ウナギ約256tのうち、約15tを市場に流通させたとされる。

 一方、兵庫・徳島両県警合同捜査本部は、同罪で起訴された「魚秀」社長の中谷彰宏(44)らを詐欺容疑でも捜査していたが、偽装ウナギを国産として買った仲卸業者の一部が「偽装とうすうす気づいていた」と説明したことなどから、詐欺の被害を認定できないと判断、立件を断念した。

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 消費者に対する詐欺罪を適用すべし。
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ウナギ産地偽装:神港魚類など3社を書類送検 <毎日新聞 2008/12/12>

 中国産ウナギの偽装事件で、兵庫・徳島両県警合同捜査本部は2008/12/11、3社を不正競争防止法違反容疑(両罰規定)で神戸地検に書類送検した。
 ▽ウナギ輸入販売会社「魚秀」(徳島市)
 ▽魚秀の親会社「徳島魚市場」(徳島市)
 ▽水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)
 「魚秀」社長の中谷彰宏(44)ら関係者5人が同法違反罪で起訴されており、法人も処罰できる両罰規定を適用した。中谷は「徳島魚市場」の課長を兼務していた。

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ウナギ偽装:「神港魚類」元課長ら起訴 神戸地検 <神戸新聞 2008/12/05>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、神戸地検は12/5、徳島に拠点を置く水産物輸出入販売会社「魚秀」社長中谷彰宏(44)、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)元担当課長 北本順一(40)ら5人を不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で起訴した。地検によると、北本は「報酬として1千万円を受け取った。共謀も含め間違いない」と供述した。
 兵庫・徳島両県警の合同捜査本部が逮捕した8人のうち、東京都の商社社長(56)ら3人は「関与の程度が低い」として、処分保留で釈放した。
 捜査本部は、偽装で卸売業者らから代金をだまし取った疑いがあるとして、詐欺容疑での再逮捕を目指していたが、地検は「被害の特定が困難だった。引き続き捜査する」としている。捜査本部が捜査を進めるが、年内の立件は困難との見方が強まっている。
 今回起訴されたのは、
 「魚秀」社長:中谷彰宏(44)
 「神港魚類」元担当課長:北本順一(40)
 「魚秀」福岡営業所長:川上智行(41)
 「魚秀」非常勤役員、水産物加工会社元役員:横山圭一(39)
 水産加工会社元役員:稲山恵誉(44)
 5人は事実を認めている。
 起訴状によると、5人は共謀し、2/9~4/8に、中国産ウナギのかば焼きを「愛知県三河一色産」などと印刷した箱に入れ替え、3/10~6/13に、神戸市兵庫区などの9社に計1545箱(約15t)を納品したとされる。
 「魚秀」や「神港魚類」など法人の刑事責任については今後検討される。

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ウナギ産地偽装:「神港魚類」社長らを聴取へ。組織関与の有無確認 <神戸新聞 2008/11/26>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部は2008/11/26午後にも、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)社長の大堀隆と、水産物輸出入販売会社「魚秀」の親会社「徳島魚市場」の社長 吉本隆一を参考人として事情聴取する。両社長の参考人聴取は関係者らの逮捕後初めて。
 偽装されたウナギそのものは、「徳島魚市場」から「神港魚類」に渡ったとみられ、両社長から取引決定に至った経緯などについて説明を求める。

 「神港魚類」は偽装発覚以降、「会社としては(偽装を)知らなかった」と説明。元担当課長の北本順一(40)は偽装発覚以前、「魚秀」社長の中谷彰宏(44)から現金1000万円を受け取っているが、偽装への関与を否認している。
 北本の上司や部下らから数回にわたって事情を聴いた結果、北本がウナギ取引を一人で担当していたことが判明しており、捜査本部は会社の関与について確認するとみられる。
 一方、「徳島魚市場」が昨年7月、抗菌剤マラカイトグリーンが検出されて自主回収した商品が、今回の偽装ウナギに含まれていたとみられ、「魚秀」との取引関係などについても詳しく聴く模様。

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ウナギ産地偽装:中国産を全国から集約「魚秀」 <神戸新聞 2008/11/21>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、水産物輸出入販売会社「魚秀」の福岡営業所長 川上智行(41)らが、偽装した中国産ウナギを全国の複数の関連施設から集めていたことが11/21、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。数t単位の小規模でも運び込ませており、売れ行きが落ちた中国産の在庫を一気にさばこうとしていたとみて調べる。

 捜査本部によると、偽装された中国産ウナギ計256tは、大阪や福岡市の「魚秀」保管施設のほか、関東の倉庫会社などから徳島市の倉庫に集められていたことが搬送の伝票などで裏付けられた。百t規模から数t単位での搬入もあった。
 このうち関東地方の倉庫からは使用禁止の抗菌剤が検出され、「魚秀」の親会社「徳島魚市場」が自主回収したウナギも含まれていた可能性がある。

 捜査本部は、昨年9月に別ルートでの偽装が中断したことや、他の産地偽装問題を受けて中国産ウナギの在庫が増えたことが今回の偽装につながったとみており、処分に困った中国産を、業界大手の「神港魚類」を介在させて売り抜けようとしていたとみて調べる。

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ウナギ産地偽装:汚染ウナギを再出荷か「魚秀」 <神戸新聞 2008/11/21>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、水産物輸出入販売会社「魚秀」の偽装ウナギの中に、使用禁止の抗菌剤を検出したため「魚秀」の親会社に自主回収や返品されたウナギが混入していた疑いのあることが11/20、分かった。兵庫・徳島両県警の合同捜査本部による鑑定でも高い数値で抗菌剤が確認されており、健康被害のおそれがある商品がずさんに管理され、再出荷された可能性が高まった。

 調べでは、「魚秀」が偽装した中国産ウナギ約256tは「魚秀」の関連会社などから集められたという。運送会社から押収した伝票などから、このうち数tが、昨年7月に群馬県のスーパーで抗菌剤マラカイトグリーンが検出され、「魚秀」親会社の「徳島魚市場」が自主回収した商品などを保管する倉庫から搬入されていたことが判明。一部は、愛知県三河一色産と偽装されて流通していたとみられる。

 捜査本部が今年9月、小売業者から水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)などに返品されたウナギ数十点を専門機関で分析したところ、半数以上からマラカイトグリーンやその代謝物ロイコマラカイトグリーンが検出された。「神港魚類」が偽装発覚後に自主回収したウナギから検出された数値の千倍を超えるものもあった。
 「徳島魚市場」は会見などで自主回収ウナギの流用を否定しているが、徳島市内の倉庫で回収ウナギと偽装ウナギが一緒に保管されていたことが分かっている。
 捜査本部は、当時、「徳島魚市場」の課長を務めていた「魚秀」社長 中谷彰宏(44)が、自主回収したウナギと知りながら再出荷した可能性もあるとみている。

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ウナギ産地偽装:休眠会社使い売上金を現金化 <神戸新聞 2008/11/20>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、偽装を指南したとされる水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)元役員 横山圭一(39)らが、ウナギを取引した水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)と水産物輸出入販売会社「魚秀」の間に、休眠状態の商社(東京都)を介在させて売上金を現金化していたことが、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
 取引の際、休眠会社監査役で、別の商社「共同フーズ」(東京都)社長 佐藤弘一(56)に多額の手数料が支払われており、捜査本部は佐藤が偽装を認識して取引していた疑いがあるとみて調べている。

 調べによると、「神港魚類」から「魚秀」にウナギの代金が支払われる際、「共同フーズ」と休眠会社が書類上だけ介在。横山らが手数料として休眠会社に約500万円、佐藤にはその7倍の約3500万円を渡していたことが関係者の供述などで裏付けられている。
 一連の偽装では、「魚秀」の中国産ウナギを、「神港魚類」が架空会社から国産として購入したことになっており、売上を現金化するため商社を介在させたとみられる。同時に、多額の取引に対する税務上のチェックなどから偽装が発覚するのを免れるのも狙いだったのではないかとみて調べる。

 捜査本部の調べに対し、佐藤は偽装への関与を否認している。

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ウナギ産地偽装:発覚前に現金授受。「神港魚類」元担当課長 <神戸新聞 2008/11/20>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)元担当課長の北本順一(40)が農林水産省の調査前に、水産物輸出入販売会社「魚秀」社長らから口止め料などとして現金1千万円を受け取った疑いがあることが兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
 北本は偽装への関与を否認しているが、捜査本部は問題の発覚前から偽装の認識があったとみている。

 捜査本部などによると、北本は5/27、神戸市内の喫茶店で「魚秀」社長 中谷彰宏(44)らから現金1千万円を受け取ったとされる。
 北本は調べに対し「偽装された商品とは思っていなかった。(中谷らと)共謀した覚えもない」と一貫して関与を否定している。
 しかし、偽装はこの1千万円の授受の後、匿名の通報を受けた農水省が調査して発覚。このため、捜査本部は、北本が発覚前から不正についての何らかの認識があったとみて調べている。
 中谷は現金を「偽装への謝礼」と供述。これに対し、北本は、農水省調査の後、会社が行った調査に「不正の口止め料だと思う」と説明した。

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ウナギ産地偽装:多額取引すべて現金。口座避け証拠残さず <神戸新聞 2008/11/19>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、偽装を指南したとされる水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)元役員の横山圭一(39)が、偽装工作の報酬や売上金を支払う際、すべてを現金でやりとりしていたことが11/19、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
 億単位の金を持参していたといい、捜査本部は、証拠が残らないよう出入金の記録が残る口座振込を避け、偽装ウナギの売上などを現金で管理していたとみている。

 捜査本部によると、横山は偽装工作の中心人物だったとされ、商品の詰替えなどの偽装を請け負った水産会社元役員 稲山恵誉(44)への報酬1億円は、横山が持参したという。偽装ウナギの売上金を水産物輸出入販売会社「魚秀」に支払う時には複数回に分け、現金約7億円を届けたとみられる。

 一方、5月に農林水産省の調査を受けた直後、「魚秀」の銀行口座に偽装取引の利ざやとみられる約1億8千万円が入金されており、捜査本部は、「魚秀」側が偽装発覚に備えて正規の取引を装った可能性もあるとみて、現金の流れを解明するとともに、詐欺容疑での立件に向けた不法利益の算定を進める。

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ウナギ産地偽装:「魚秀」福岡所長が発案 <神戸新聞 2008/11/19>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、水産物輸出入販売会社「魚秀」の福岡営業所長 川上智行(41)が「中国産ウナギの在庫をさばくため(「魚秀」社長らに)産地偽装を持ちかけた」などと、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べに供述していることが11/18、分かった。
 捜査本部は、川上が販路拡大のため、業界大手の水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)を利用した偽装販売を発案したとみて調べる。

 捜査本部によると、川上らは今回の偽装以前に、福岡市内の加工販売会社を介して中国産ウナギを九州産と偽装し、「神港魚類」に販売していたとされる。調べに対し、川上は偽装の発案を認め、「ブランド力のある神港魚類を利用した」などと供述している。
 これまでの調べでは、九州ルートの偽装は昨年9月、農林水産省の調査を機に福岡の加工販売会社が解散したことで中断。在庫を処分するため、「魚秀」社長の中谷彰宏(44)らが昨年11月に協議し、架空会社を介在させた今回の手口を計画したとされる。

 捜査本部は、容疑を否認している「神港魚類」の元担当課長 北本順一(40)も、当初から偽装を知っていたとみて調べを進める。

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ウナギ産地偽装:偽の産地証明、高知の会社が作成 <神戸新聞 2008/11/18>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、取引に使われた偽の産地証明書は、偽装工作を指南したとされる水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)社員 上ノ段勝(40)らが作製していたことが11/18、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
 水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)が偽装ウナギの仕入れを決定した役員会にも提出されており、捜査本部は、大量の取引を不審がられないように準備したとみて、偽造に関与した人物の特定を進める。

 調べでは、偽の産地証明書はA4判で、原産国欄などに「日本(愛知県)」「三河一色地区」と記され、架空の会社「一色フード」の会社印も捺されていた。
 産地証明書は通常、取引の信用材料として利用されるが、法律では義務付けられていない。「神港魚類」はウナギの取引については仕入れ先に産地証明書の発行を求め、今回の取引でも指示を受けた元担当課長 北本順一(40)が上司に証明書を提出。北本が卸売業者と取引する際にも配っていたが、偽装発覚後、北本は入手先について明言を避けていた。
 捜査本部によると、上ノ段は「土佐海商」取締役 横山圭一(39)らと架空会社を使った偽装を計画。偽装の指南役として、高松市内の倉庫で商品約256tを愛知県産などと書かれた段ボールに詰め替えさせたとみられる。

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ウナギ産地偽装:別ルートの偽装を供述、「魚秀」幹部ら <神戸新聞 2008/11/18>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、逮捕された水産物輸出入販売会社「魚秀」幹部らが、福岡市内のウナギ加工販売会社を介した別ルートでの偽装を認める供述を始めていることが11/17、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
 偽装は昨年、国の立入調査を機に中断されており、捜査本部は大量の在庫を抱えた「魚秀」が今回の偽装を始めるようになったとみて調べる。

 捜査本部によると、「魚秀」は昨年、中国産ウナギを九州産と偽り加工販売会社に販売。「魚秀」は昨年1~9月、水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)に約90tを卸したが、「神港魚類」が再び「魚秀」に売る不自然な取引が関係者の供述などで裏付けられた。その後、農林水産省の立入調査で加工販売会社が昨年9月に解散し、偽装は中断。「魚秀」が大量の在庫を抱えた。
 捜査本部の調べでは、その直後に「魚秀」関係者らが高松市内のマンションで偽装計画を協議したとされ、その際に架空会社「一色フード」を通した今回の偽装が考案されたとみられる。
 調べに対し、当初から偽装に携わっていたとみられる「魚秀」福岡営業所長の川上智行(41)は「(偽装の産地や仲介する会社を)変えたのでばれないと思った」などと供述している。

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ウナギ産地偽装:ラベル製造でも工作 <神戸新聞 2008/11/17>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、偽装工作に使われたラベルや段ボール箱が、逮捕された8人とはそれまで取引実績のなかった大阪府内の業者に発注し製造させていたことが11/17、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで分かった。
 ラベルや段ボール箱には架空の会社名「一色フード」などと印刷されており、捜査本部は、旧知の取引業者に発注して怪しまれることを恐れ、隠ぺい工作をしたとみている。

 調べでは、愛知県三河一色産と偽装された中国産ウナギが入っていた段ボール箱は大阪府高槻市の工場で、パッケージに貼られたラベルは大阪市内の印刷会社で作製された。
 これまでの捜査で、高松市内の倉庫でウナギを詰め替えるなど、偽装工作にかかわった疑いがある水産会社元役員 稲山恵誉(44)が知人に依頼したことが裏付けられた。いずれも数社を介在させており、捜査本部は偽装発覚後、段ボール箱などから自らの関与を特定されないようにするためだったとみている。稲山らは、偽装工作の報酬として「魚秀」側から約1億円を受け取ったとみられる。

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ウナギ産地偽装:昨年から計画?詐欺容疑での立件視野 <神戸新聞 2008/11/17>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、徳島に拠点を置く水産物輸出入販売会社「魚秀」幹部らが、遅くとも昨年11月には偽装を計画していた疑いのあることが、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部の調べで11/16、分かった。
 「魚秀」社長 中谷彰宏(44)は会見などで「(今年1月発覚した中国製)ギョーザ事件以降に増えた在庫をさばきたかった」と説明していた。捜査本部は当初から利ざやを稼ぐのが目的だったのではないかとみて、詐欺容疑での立件を視野に動機などを追及する。

 捜査本部によると、「魚秀」関係者と、偽装工作に関与したとされる高松市内の水産会社元役員 稲山恵誉(44)らが昨年11月、高松市内のマンションに集まっていたことが関係者の供述などで確認できた。内容は産地偽装に関する相談だったらしい。
 調べでは、中谷ら逮捕された8人は共謀し、中国産ウナギを愛知県三河一色産と偽装した疑いが持たれている。一連の取引は256tに上り、仕入れ値のほぼ倍の価格で卸売業者らに売却。その結果、多額の報酬などを差し引いても「魚秀」側に約1億8千万円が残ったとみられる。8人が当初から中国産と国産ウナギの価格差に目を付け、産地偽装に及んだ可能性もあり、捜査本部は偽装によって得た利益の算定を進める。

 また、捜査本部は11/16、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで、水産物卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)の元担当課長 北本順一(40)ら8人を送検した。

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ウナギ産地偽装:「魚秀」社長ら8人逮捕 <神戸新聞 2008/11/17>

 中国産ウナギの産地偽装事件で、兵庫・徳島両県警の合同捜査本部は11/15、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで聴取していた8人全員を逮捕した。
 逮捕されたのは、
 ▽水産卸売会社「神港魚類」(神戸市兵庫区)課長 北本順一(40)
 ▽徳島に拠点を置く水産物輸出入販売会社「魚秀」社長 中谷彰宏(44)
 ▽「魚秀」非常勤役員、水産物加工会社「土佐海商」(高知県南国市)元役員 横山圭一(39)
 ▽「土佐海商」社員 上ノ段勝(40)
 ▽「魚秀」福岡営業所長 川上智行(41)
 ▽高松市の水産会社元役員 稲山恵誉(44)
 ▽元同社員 稲山盛正(36)
 ▽商社「共同フーズ」(東京都)社長 佐藤弘一(56)

 調べでは、8人は2/9~4/8、中国産ウナギのかば焼きを「愛知県三河一色産」などと印刷した箱に入れ替え、3/10~4/21、神戸市兵庫区などの9社に計20箱(約200kg)を納品した疑い。それぞれの報酬などを差し引いても一連の取引で約1億8千万円の不正な利益が残ったとみられ、合同捜査本部は詐欺容疑での立件も視野に調べを進める。
 合同捜査本部によると、北本、川上、中谷が在庫を減らすため、産地偽装による販売を計画。横山の指示を受けた稲山らが、高松市内の倉庫で三河一色産と記した箱に詰め替え、出荷した。佐藤は偽装を知りながら、「魚秀」が「神港魚類」に偽装ウナギを卸す際、手数料約3500万円を受け取り、書類だけの架空流通ルートに加わった。
 調べに対し、北本、佐藤は容疑を否認、6人は認めている。北本は「偽装された商品とは思っていなかった。共謀した覚えもない」と話している。
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