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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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南海地震など想定、兵庫県が被害予測を延期 <神戸新聞 2011/04/01 08:25>を添削

 兵庫県は、県内で強い揺れをもたらす恐れのある地震についての被害予測を2011/03末までにまとめる予定だったが、東日本大震災を受け、南海地震を含む海溝型地震の想定が見直される動きがあるため、2011年度以降に延期することを決めた。

 兵庫県は2010年度までの2年計画で、兵庫県内に震度5強以上の揺れをもたらす想定地震の見直しに着手。最新の研究データを基に、対象となる内陸型、海溝型の地震を5から24に増やした。

 海溝型については、東南海・南海地震の連動や東海・東南海・南海地震の3連動を想定。3連動の震度は、詳細な記録として判明している地震のうち最大規模となる1707年の宝永地震を参考に、最大6強の揺れを予測した。津波についても宝永地震を基に、南あわじ市で最大5.8m、神戸市で最大2.5mとした。兵庫県はこれらの想定に基づき、2010年度中に津波被害も含めた被害予測を見直す予定だった。

 ところが、東日本大震災は、こうした限られた過去の地震を基にした想定を超えた。産業技術総合研究所活断層・地震研究センター(茨城県)研究チーム長の宍倉正展は「三陸沖は数十~数百年周期で予測していたところ、千年周期とみられる大地震が起こった。南海地震も400~600年ごとに大地震になることが分かりつつあるが、それ以上の周期で巨大地震があっても不思議ではない」と話す。

 国(内閣府)の中央防災会議は、2011年度から3連動の被害予測に本格着手する。関西大学なども1万年前の地層から津波の痕跡を探っていくといい、南海地震の想定が急速に見直される可能性も出てきた。

 兵庫県防災計画課によると、被害予測は最終的に兵庫県防災会議地震災害対策計画専門委員会に諮るが、「どんな形で報告書を出すか対応が難しい。被災地の救援で作業も遅れており、報告の時期も分からない」という。
 専門委委員長で関西学院大学教授の室崎益輝は「被害予測は見直すべき点が出てくるだろうが、時間がかかる。空白時間を作らず、大切なのは、想定を絶対とせず、今ある知見で最善の対策を取ることが必要」と話している。

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津波対応の必要性強調 兵庫県地域防災計画見直しへ <神戸新聞 2011/03/23 06:45>を添削

 東日本大震災で沿岸部を「想定外」の津波が襲ったことなどを受け、兵庫県知事の井戸敏三は2011/03/22の定例会見で、「東南海・南海地震の津波対応について抜本的に考えておく必要がある」とし、今回の事態を踏まえて兵庫県地域防災計画を見直す意向を示した。

 兵庫県は1998年度に地震の被害想定を作成したが、その後、国が最新データを用いた予測を推進。兵庫県は2009年度から2年計画で東南海・南海地震の連動や東海地震を含めた3つが連動するケースの想定に着手し、2010年度中に被害予測をまとめ、防災計画に反映させる予定だった。

 現行計画は、南海地震の発生時には南あわじ市で最大5.8mの津波を想定し、防潮門扉を遠隔操作できる兵庫県内初の施設などを整備。阪神間は海抜約2mの海面上昇を見込み、防潮門扉などを閉めれば浸水を防げるとしている。

 ところが、今回の大震災では東北地方沿岸部に想定をはるかに上回る津波が襲来。井戸は「阪神間は防潮門扉を閉じれば防げることになっているが、本当にそれで良いのか」と指摘した。

 また、福島第一原発の事故で、福島県内から県外に避難する被災者が相次いでいるため、原子力地域防災計画についても「兵庫県内に(原発が)立地していなくても、(他府県の)避難者をどう受け入れるかなど新たな課題も出ている」と述べ、見直しの必要性を示唆した。
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