Sclaps KOBE
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ゼロスポーツ解雇社員「お先真っ暗」 <レスポンス 2011/03/09 14:07>を添削
ゼロスポーツ(岐阜県各務原市)の破産準備公表から10日余り。解雇された従業員80人は、今もショックが癒えないままだ。
ゼロスポーツは2011/03/01、約11億7700万円の負債を抱えて破産申請準備に入ったことを公表した。正式に従業員に伝えられたのは、その当日だった。
公表翌日、ゼロスポーツの入口にはいつも通りに営業時間が終了したことを示すメッセージボードが、ガラス扉の内側から掲げられていた。整然とした外観は、普段と同じように見えた。
違いを示すのは、「物件の持ち出しを禁ずる」という代理人の告知だけ。それは、ガラス扉の外側から、メッセージボードに重ねるように貼り付けてあった。その隣には地元金融機関名のものもある。
「不動産だけでなく動産にも担保を設定しているため、それが誤って持ち出されるのことを防ぐため」。金融機関は告知の理由を、そう説明した。
裏手に回ると、数人の社員の姿が見えた。人気のない社屋で、何も手に着かないという様子だ。その中が一人が話した。
「残務整理のために出社した。それも明日まで。それ以降は予定はない。お先真っ暗です」
ゼロスポーツを有名にしたのは、2010/08の日本郵便との契約だ。ガソリン車のスバル『サンバー』をEV化して、1000台を供給するはずだった。コンバージョンEV製造のノウハウを蓄積して、ゼロスポーツは業界をリードしていた。その強みが、皮肉にも破綻のきっかけを作ることになる。
ゼロスポーツの収益の中心は、話題になったコンバージョンEVではなく、自動車用品開発販売や特装車製造だった。
「カスタムパーツの企画開発販売やゴルフ場で利用する電動カートの製造販売が主力。好況の頃から比べると売上は半分以下に落ち込んでいた。ゼロスポーツの業績が好調だった時期は、自動車産業が好調で中京地区全体が好調だった時期と重なる。急ぎすぎたのではないか」(地元紙記者)
再雇用に名乗りを上げる企業もある。だが、その声がすべての従業員の届くのか。前出の元社員が表情を曇らせた。
「仮にあるとしても、それがパーツなどすべてを対象としたものなのか。それとも環境部門だけなのか。さらに、その中の一握りなのか。いずれにしろ我々には、そんな話は届いていない」
ゼロスポーツが破産申請を岐阜地裁に申し立てたのは、予定より遅れた2011/03/07だった。ゼロスポーツ代理人は、近くその経緯を説明する予定だ。
~~~~
http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2011/0302_01.html
ゼロスポーツ社の発言に対する一部報道について <日本郵便 2011/03/02>を添削
ゼロスポーツ社の自己破産申請に関して、弊社がゼロスポーツ社に契約の仕様変更の要請をした事実はありません。
事実関係は以下のとおりです。
ゼロスポーツ社から、2010/10/20、「契約物品の納入不能に関する報告」という文書が届けられ、仕様に定められた車両が納入できなくなったとの報告がありました。その際、他社のボディで納入するとの提案もありました。しかしながら、他社のボディにすることは、新たな開発プロセスで別の車種として開発し、型式認定も新たに取得することになるものであり、全く別の契約であり、契約変更というものではありません。また、納入期限や品質についても何の保証もないため、弊社にとってリスクが大きいと判断し、協議の結果、2011/01/17、提案については受け入れられない旨、文書により契約解除の通知をしたものです。
ゼロスポーツ(岐阜県各務原市)の破産準備公表から10日余り。解雇された従業員80人は、今もショックが癒えないままだ。
ゼロスポーツは2011/03/01、約11億7700万円の負債を抱えて破産申請準備に入ったことを公表した。正式に従業員に伝えられたのは、その当日だった。
公表翌日、ゼロスポーツの入口にはいつも通りに営業時間が終了したことを示すメッセージボードが、ガラス扉の内側から掲げられていた。整然とした外観は、普段と同じように見えた。
違いを示すのは、「物件の持ち出しを禁ずる」という代理人の告知だけ。それは、ガラス扉の外側から、メッセージボードに重ねるように貼り付けてあった。その隣には地元金融機関名のものもある。
「不動産だけでなく動産にも担保を設定しているため、それが誤って持ち出されるのことを防ぐため」。金融機関は告知の理由を、そう説明した。
裏手に回ると、数人の社員の姿が見えた。人気のない社屋で、何も手に着かないという様子だ。その中が一人が話した。
「残務整理のために出社した。それも明日まで。それ以降は予定はない。お先真っ暗です」
ゼロスポーツを有名にしたのは、2010/08の日本郵便との契約だ。ガソリン車のスバル『サンバー』をEV化して、1000台を供給するはずだった。コンバージョンEV製造のノウハウを蓄積して、ゼロスポーツは業界をリードしていた。その強みが、皮肉にも破綻のきっかけを作ることになる。
ゼロスポーツの収益の中心は、話題になったコンバージョンEVではなく、自動車用品開発販売や特装車製造だった。
「カスタムパーツの企画開発販売やゴルフ場で利用する電動カートの製造販売が主力。好況の頃から比べると売上は半分以下に落ち込んでいた。ゼロスポーツの業績が好調だった時期は、自動車産業が好調で中京地区全体が好調だった時期と重なる。急ぎすぎたのではないか」(地元紙記者)
再雇用に名乗りを上げる企業もある。だが、その声がすべての従業員の届くのか。前出の元社員が表情を曇らせた。
「仮にあるとしても、それがパーツなどすべてを対象としたものなのか。それとも環境部門だけなのか。さらに、その中の一握りなのか。いずれにしろ我々には、そんな話は届いていない」
ゼロスポーツが破産申請を岐阜地裁に申し立てたのは、予定より遅れた2011/03/07だった。ゼロスポーツ代理人は、近くその経緯を説明する予定だ。
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http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2011/0302_01.html
ゼロスポーツ社の発言に対する一部報道について <日本郵便 2011/03/02>を添削
ゼロスポーツ社の自己破産申請に関して、弊社がゼロスポーツ社に契約の仕様変更の要請をした事実はありません。
事実関係は以下のとおりです。
ゼロスポーツ社から、2010/10/20、「契約物品の納入不能に関する報告」という文書が届けられ、仕様に定められた車両が納入できなくなったとの報告がありました。その際、他社のボディで納入するとの提案もありました。しかしながら、他社のボディにすることは、新たな開発プロセスで別の車種として開発し、型式認定も新たに取得することになるものであり、全く別の契約であり、契約変更というものではありません。また、納入期限や品質についても何の保証もないため、弊社にとってリスクが大きいと判断し、協議の結果、2011/01/17、提案については受け入れられない旨、文書により契約解除の通知をしたものです。
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