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有馬温泉 湯本坂拡幅撤廃へ 神戸市が素案 <神戸新聞 2010/12/08>を添削
有馬温泉(神戸市北区)を通る湯本坂(都市計画道路有馬中央線)の拡幅計画について、神戸市は都市計画道路整備方針の素案で、いったん廃止とする考えを示した。格子窓や板張りの塀の店が連なる区間約500mで、今の道幅は約3m。それを7mにする計画だったが、商店主らは「狭さこそ魅力」と歩行者天国でアピールするなど、古い温泉街の風情を守る活動を続けていた。
湯本坂の拡幅は1968年のホテル火災(池之坊満月城火災)を踏まえ、1979年、計画決定された。炭酸せんべいや人形筆の店が並ぶ観光名所。住民の生活道路でもあり、時折行き来する乗用車が、観光客を驚かせた。
しかし、決定から30年以上が経過しても事業は進まず、神戸市が計画を見直し。「湯本坂の通過交通が、今後これ以上増える見通しもなく、拡幅が必要とはいえない」と判断した。
これを朗報と受けとめたのは、地元商店主や住民でつくる「有馬町活性化委員会まちなみ部会」(弓削敏行 部会長)。2001年に発足し、2003年には地区景観形成市民協定を策定。坂に並ぶ商店に、アルミサッシを格子に変えてもらうなどして、伝統的街並みを保全する一方、道路拡幅計画の廃止を訴えてきた。2006年から歩行者天国を始め、2010/11/23には過去最大の約9000人が、そぞろ歩きを楽しんだ。
一方、現在の建築基準法は、防災面などから道幅は最低4mと定めている。このため、湯本坂沿いの店舗や住宅が建て替える際は、道路の中心線から2mが確保されるよう後退しなければならず、将来的に道幅は4mに広がることになる。
「両側の店が視界に入る道幅が有馬の宝」と考える商店主らは防災に配慮しつつ、現在の道幅を維持する手法がないか探りたいという。
~~~~
# 池之坊満月城火災……1968(昭43)/11/02 02:20頃、別館の調理室付近から出火。別館が全焼、本館など6棟に延焼。合計6550平方メートルが全焼。30名死亡、44名重傷。
有馬温泉(神戸市北区)を通る湯本坂(都市計画道路有馬中央線)の拡幅計画について、神戸市は都市計画道路整備方針の素案で、いったん廃止とする考えを示した。格子窓や板張りの塀の店が連なる区間約500mで、今の道幅は約3m。それを7mにする計画だったが、商店主らは「狭さこそ魅力」と歩行者天国でアピールするなど、古い温泉街の風情を守る活動を続けていた。
湯本坂の拡幅は1968年のホテル火災(池之坊満月城火災)を踏まえ、1979年、計画決定された。炭酸せんべいや人形筆の店が並ぶ観光名所。住民の生活道路でもあり、時折行き来する乗用車が、観光客を驚かせた。
しかし、決定から30年以上が経過しても事業は進まず、神戸市が計画を見直し。「湯本坂の通過交通が、今後これ以上増える見通しもなく、拡幅が必要とはいえない」と判断した。
これを朗報と受けとめたのは、地元商店主や住民でつくる「有馬町活性化委員会まちなみ部会」(弓削敏行 部会長)。2001年に発足し、2003年には地区景観形成市民協定を策定。坂に並ぶ商店に、アルミサッシを格子に変えてもらうなどして、伝統的街並みを保全する一方、道路拡幅計画の廃止を訴えてきた。2006年から歩行者天国を始め、2010/11/23には過去最大の約9000人が、そぞろ歩きを楽しんだ。
一方、現在の建築基準法は、防災面などから道幅は最低4mと定めている。このため、湯本坂沿いの店舗や住宅が建て替える際は、道路の中心線から2mが確保されるよう後退しなければならず、将来的に道幅は4mに広がることになる。
「両側の店が視界に入る道幅が有馬の宝」と考える商店主らは防災に配慮しつつ、現在の道幅を維持する手法がないか探りたいという。
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# 池之坊満月城火災……1968(昭43)/11/02 02:20頃、別館の調理室付近から出火。別館が全焼、本館など6棟に延焼。合計6550平方メートルが全焼。30名死亡、44名重傷。
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