Sclaps KOBE
神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。
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【検事逮捕】大坪前特捜部長と佐賀前副部長の一問一答「組織と断固として戦う」「トカゲのしっぽ切りだ」
<MSN産経 2010/10/01>を添削
大阪地検特捜部長の大坪弘道と副部長の佐賀元明は、それぞれ複数回にわたって産経新聞の取材に応じた。2人は証拠隠滅容疑で逮捕された主任検事の前田恒彦から「故意にデータを改竄した」との報告は受けていないと明確に否定。大坪は「捜査は無理筋。断固として組織と闘う」と語気を強めた。主なやりとりは次の通り。
~~~~
あえて、主流とは外れた記事だけ紹介します。役職は2010年1月当時。敬称略。
<MSN産経 2010/10/01>を添削
大阪地検特捜部長の大坪弘道と副部長の佐賀元明は、それぞれ複数回にわたって産経新聞の取材に応じた。2人は証拠隠滅容疑で逮捕された主任検事の前田恒彦から「故意にデータを改竄した」との報告は受けていないと明確に否定。大坪は「捜査は無理筋。断固として組織と闘う」と語気を強めた。主なやりとりは次の通り。
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あえて、主流とは外れた記事だけ紹介します。役職は2010年1月当時。敬称略。
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--FDデータ改竄問題を把握したきっかけは
大坪(部長)「2010/02/01、佐賀(副部長)から『前田(主任検事)がFDデータを書き換えたと同僚検事間で問題になっている」と報告を受け、『えー!』と天を仰いだ。ひょっとしたら(故意に改竄した可能性がある)と一抹の不安を感じ、本人に事情を聴くよう指示した」
--その結果、どのような報告を受けたのか
大坪「前田が『捜査の過程でFDの取扱いを誤り、データを書き換えた可能性がある』と話したと」
--小林敬(検事正)や玉井英章(次席検事)にどのように報告したのか
大坪「『前田がFDデータを書き換えたと同僚検事間で問題になっているが、本人は誤って書き換えた可能性がある、と話している。書き換えたFDはすでに押収元に返却されているため変更内容は確認できない。現時点では過失と認定せざるを得ない』と報告した。(小林らが判断するため)隠さない方向で基礎データは渡した」
--小林らは何と言った
大坪「発言は特になかった。調査の指示もなく、了承されたと考えた」
--改竄を「過失」と判断した根拠は
大坪「故意にFDデータを書き換えたなら押収元に返却するのは不自然。原本はすでに証拠化されており、公判に影響はない。捜査に熟練した部下を信じる気持ちもあった」
--前田から直接「故意に改竄した」と聞いたことはあるか
大坪「記憶にない」
--犯人隠避容疑で逮捕される可能性があるが
大坪「犯人隠避罪は積極的な隠避行為がなければ成立しない。仮に調査しなかった不作為があったとしても、不作為を隠避と認定するのは強引で捜査は無理筋。組織防衛の怖さを感じる。腹に据えかねるものがあり、断固として組織と闘う」
□□
--FDデータ改竄問題を最初に把握したのはいつ
佐賀(副部長)「2010/01/30に『前田がFDデータを書き換えた。公表すべきだ』と同僚検事らから聞き、2010/02/01に大坪(部長)に報告した」
--その報告内容は
佐賀「『前田がFDデータを故意に書き換えたと同僚間で問題になっている』と報告し、大坪から、前田に事実確認するよう指示された」
--前田は何と
佐賀「『FDデータを書き換えられるか確認するため、捜査の一環としてやってみた際に、誤って原本を書き換えた可能性がある』と。大坪にはそのまま報告した」
--小林(検事正)らにどう報告したのか
佐賀「『同僚検事間で前田がFDデータを書き換えたという話が出ているが、本人は過失と主張している。書き換えたFDをすでに返却しているなどの客観的事実から証拠管理上のミスにとどまる』と、大坪と一緒に報告した」
--小林らは「データ書き換えの話は聞いていない」と話しているが
佐賀「きちんと報告した。私の『執務記録』にも報告の日時や内容が記してある。最高検にも提出している」
--組織ぐるみで隠蔽したのではないか
佐賀「あり得ない」
--前田が「故意に改竄したと大坪、佐賀に報告した」と供述している
佐賀「当時、そんな話は聞いていない。最高検の描く事件の筋通りに素直に認めることで、罪の軽減を図るために言ったのだろう」
--最高検の構図とは
佐賀「『正義感のある部下の進言に対し、幹部は隠蔽するために上層部に報告しなかった』という筋立て」
--逮捕の可能性は
佐賀「私と大坪を逮捕してトカゲの尻尾切りをするつもりだろう。ただ、部下が証拠を改竄したことには責任を感じており、辞職するつもりだ」
--FDデータ改竄問題を把握したきっかけは
大坪(部長)「2010/02/01、佐賀(副部長)から『前田(主任検事)がFDデータを書き換えたと同僚検事間で問題になっている」と報告を受け、『えー!』と天を仰いだ。ひょっとしたら(故意に改竄した可能性がある)と一抹の不安を感じ、本人に事情を聴くよう指示した」
--その結果、どのような報告を受けたのか
大坪「前田が『捜査の過程でFDの取扱いを誤り、データを書き換えた可能性がある』と話したと」
--小林敬(検事正)や玉井英章(次席検事)にどのように報告したのか
大坪「『前田がFDデータを書き換えたと同僚検事間で問題になっているが、本人は誤って書き換えた可能性がある、と話している。書き換えたFDはすでに押収元に返却されているため変更内容は確認できない。現時点では過失と認定せざるを得ない』と報告した。(小林らが判断するため)隠さない方向で基礎データは渡した」
--小林らは何と言った
大坪「発言は特になかった。調査の指示もなく、了承されたと考えた」
--改竄を「過失」と判断した根拠は
大坪「故意にFDデータを書き換えたなら押収元に返却するのは不自然。原本はすでに証拠化されており、公判に影響はない。捜査に熟練した部下を信じる気持ちもあった」
--前田から直接「故意に改竄した」と聞いたことはあるか
大坪「記憶にない」
--犯人隠避容疑で逮捕される可能性があるが
大坪「犯人隠避罪は積極的な隠避行為がなければ成立しない。仮に調査しなかった不作為があったとしても、不作為を隠避と認定するのは強引で捜査は無理筋。組織防衛の怖さを感じる。腹に据えかねるものがあり、断固として組織と闘う」
□□
--FDデータ改竄問題を最初に把握したのはいつ
佐賀(副部長)「2010/01/30に『前田がFDデータを書き換えた。公表すべきだ』と同僚検事らから聞き、2010/02/01に大坪(部長)に報告した」
--その報告内容は
佐賀「『前田がFDデータを故意に書き換えたと同僚間で問題になっている』と報告し、大坪から、前田に事実確認するよう指示された」
--前田は何と
佐賀「『FDデータを書き換えられるか確認するため、捜査の一環としてやってみた際に、誤って原本を書き換えた可能性がある』と。大坪にはそのまま報告した」
--小林(検事正)らにどう報告したのか
佐賀「『同僚検事間で前田がFDデータを書き換えたという話が出ているが、本人は過失と主張している。書き換えたFDをすでに返却しているなどの客観的事実から証拠管理上のミスにとどまる』と、大坪と一緒に報告した」
--小林らは「データ書き換えの話は聞いていない」と話しているが
佐賀「きちんと報告した。私の『執務記録』にも報告の日時や内容が記してある。最高検にも提出している」
--組織ぐるみで隠蔽したのではないか
佐賀「あり得ない」
--前田が「故意に改竄したと大坪、佐賀に報告した」と供述している
佐賀「当時、そんな話は聞いていない。最高検の描く事件の筋通りに素直に認めることで、罪の軽減を図るために言ったのだろう」
--最高検の構図とは
佐賀「『正義感のある部下の進言に対し、幹部は隠蔽するために上層部に報告しなかった』という筋立て」
--逮捕の可能性は
佐賀「私と大坪を逮捕してトカゲの尻尾切りをするつもりだろう。ただ、部下が証拠を改竄したことには責任を感じており、辞職するつもりだ」
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