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Sclaps KOBE

神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。

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【中国人船長釈放】「中国はやくざ。国民は怒っている」東京都知事 石原慎太郎(1)<MSN産経 2010/09/24>
【中国人船長釈放】「パンダの代わりに尖閣を渡すのか」東京都知事 石原慎太郎(2)<MSN産経 2010/09/24>

 東京都知事の石原慎太郎は2010/09/24の定例会見で、沖縄・尖閣諸島で起きた中国漁船衝突事件で、那覇地検が中国人船長の釈放を決めたことに、「政府はこの様で非常に誤った判断をした。中国のやり方は暴力団と同じ。衝突時のビデオを公表するべき。国民は知る権利がある」などと述べた。会見の詳報は以下の通り。



「冒頭、こんなことを言うつもりはなかったのですが、10月に開催される都市の持続発展に関する北京フォーラムの参加招待を受けて行くつもりでいました。今回の訪中では、中国側の求めによって、フォーラムに参加して東京の環境戦略を披瀝するだけでなく、中国の経済団体との交流や政府要人との会談も計画していました」

「国は東京の零細企業の持っている技術を評価せず前進しないんで、色々根回ししてきたのですが、東京都が中国政府と一対一である協定を結ぶつもりでしたが、これも延期になりました」

「今回の尖閣諸島での中国のやり方は言語道断だと思います。ちょっと許容できない。後で個人的な見解も申し上げますが、こういう状況の中で、仮に訪中しても目的を達成できないと思うし、東京と北京は大分前から友好都市になっていますけども、都市間の友好と言ったって、政府そのものがこういうやり方では友好なんてあったもんじゃない」

「ただ、その(訪中予定期間の)前の『タンロン・ハノイ建都1000年祭』の式典には呼ばれていますので、ハノイに2010/10/08に出張しますが、詳細については係官から話して頂きたい」

「いま聞いたニュースだと、処分保留ということで(那覇地検が海上保安庁の巡視船と衝突した)中国船の船長を釈放だって。おかしいじゃないですか? シー・シェパード、捕鯨の問題で、妨害して公務執行妨害をした。…あれは公務じゃないか。とにかく、けしからんことをしたのだけれど、捕まえて裁判したんでしょ? 何で(今回は)処分保留? 裁判もしないってことなんですか?」

--(記者)どうやら起訴をしない。処分保留のまま釈放する方向で、極めて政治的な判断。つまり観光など産業に与える影響に配慮したのではないかと見られている…

「しかしね、その観光とか経済交流の利益も大事かもしれないけど、国家の価値はもっと他にもある訳でね。こういったものを無視してね。現に向こう(中国船側)が衝突してきたと言われている、保安庁の歩哨しているときの、事故のビデオがあるんでしょう」

「あれはあなた方(メディア)が頑張って公開させなさいよ。日本のために、国民のために。おそらく外務省は圧力をかけて、保安庁から発表させないでしょう。国民は知る権利があるんだからね、日本の領土が侵犯されているときに」

「中国という居丈高な国はやくざのやり方と同じだよ、こんなことをして。しかも、(今は街中の)あっちこっちに防犯カメラがあって、万引きなんかも捕まえているときに、歴然とした証拠があるなら発表するべきだと思う。政府はしっかりしてもらいたいよ。本当に国民は怒ってますよ」

「あなた方、メディアがこれを要求するのは、あなた方の責任じゃないんですか? 政府は衝突時の、国内法に沿って告発もする、裁判にもかけると言っていた論拠のビデオを国民に見せるべきだと思うね。どうですか? 反対の諸君はいる? メディアとして。はっきりしてもらいたいね」

「私は尖閣には色々、個人的に思い入れもありまして、代議士の時代に青嵐会の仲間と計って、あそこに関西の冒険部の学生達に頼んで、1週間頑張って手製の灯台を作ってもらった。皆でお金集めて。それはバッテリーにポールを立てて裸電球に少し傘をつけた明かりの灯るちゃちな灯台でしたけども。それでも彼らはあそこで10日間ほど頑張ってくれたんだ」

「その後、右翼が『やりましょう』ということで、彼らはお金持ちだから、立派な灯台を造ってくれたんだ。私は運輸省に『公式の灯台として足りないところがあったら言ってくれ』と言ったら、2点ぐらい指摘されて、彼らはそれをすぐに補填して立派な灯台を造った」

「運輸省がチャート(海図)に(灯台を)記載しようとしたら、外務省が『時期尚早』と言って止めたんですよ。それから長いことあの灯台は灯ったままチャートに記載されなかった。僕はヨットもやりますが、大きな船ならともかく、小さな船舶があそこに近寄ったときに、発光物があってそれがチャートに記載されていなかったら、かえって危ないんだ。常識的に考えれば分かることなんだが、それを外務省はずっと無視した。やっと3、4年前に正式に記載することを外務省が認めたんだ」

「その前に9.11(テロ事件)があったときにちょうど横田(基地)の問題で向こう(アメリカ)に行ってましてね。ウォルフォビッツ(アメリカ国防副長官)に会い、その次はラムズフェルド(アメリカ大統領首席補佐官)に会って。ライス(アメリカ国務長官)も『会いたい』ってことになって、次の日にペンタゴンに行くことになったんだけども」

「ウォルフォビッツにその(尖閣の灯台の)話を苦笑いしてしたら、彼は身を乗り出して『石原さん、せっかく造った灯台が灯っているのに海図に載っていなかったら危ないんじゃないか?』って。要するに外国の役人だって分かることを外務省は無視して。何をおもんばかったか…」

「アメリカは絶対に尖閣を守るつもりはない。クリントンの国務長官が明言したってやりっこない。現に大分前にモンデール駐日大使が来て、(沖縄で)黒人の海兵隊員3人が小学4年生の女の子を陵辱して、丁度のその時に香港の活動家(と称する)政府の下で動いている特殊部隊が(尖閣諸島に)上陸を計って、保安庁が強制退去させて、1人が溺れて死んだ」

「香港では大騒ぎになって。こちらにしてみれば当たり前のじゃないかと思ってましたけど。アメリカのワシントン・ポストのだと思ったけど、新聞記者がモンデールに『これ以上緊張が高まって、(日中間で)大きな紛争が起こったら、アメリカは日米安保を発動して、自衛隊と一緒にあそこに出動しますか、日米安保を発動しますか』と言ったら、(モンデール駐日大使は)言下に『ノー』と言った」

「日本でこの発言に噛みついた人間は不思議なことに私一人だった。私が担当したコラムに『こんな馬鹿なことを言っていいのか。高い金を払って維持している日米安保が役に立たないんなら辞めちまえ』と言ったらね、あの時は(アメリカでは)共和党が野党でしたけれども、知っている国会議員とその政策スタッフが『石原の言うとおりだ』と言って、モンデールは私が記事を書いた後、1週間も経たないうちに首になりましたな』

「ケントカルダーという親日者の(政治)学者かなんか知らないけど、正式な駐日大使の補佐官ということで就任してきて。私も外国人記者クラブのメンバーだから時々交流するけど。彼がスピーチするということで聞きましたが、ある記者が『カルダーさん、あなたの任期はどのくらいですか?』と聞いたら、(カルダー氏は)『私はモンデールさんと一緒だから、多分2、3年はいるでしょう』と話したけど5日後に首になったよ」

「それから日本には、駐日大使が1年半も来なかったよ。(その後)フォーリ(駐日大使)がきた。フォーリはその(モンデール大使の)経緯を知っているから、私に会いたいっていうんで、私は用事がないから『用事があるなら、あなたが都庁に来なさい』と言ったら、彼は来ましたよ」

「そのことが伝わったアメリカの国務省が『成り立ての知事ごときのところに大使が行くのはけしからん』と怒られた。フォーリはなかなかしたたかな政治家だし、長いこと議長もやっているのかな。いずれにしろ『激戦を戦ってきた知事に政治家として共感を覚えたから、敬意を表したのが何が悪いんだ』って言って、国務省はだまっちゃんだけど。そういう体たらくですよ」

「おそらく今度もね、クリントンは国務長官としての見得を切ったけど、アメリカの圧力が(日本側へ)あったんでしょう、『とにかく泣け』と。アメリカも迷惑千万なんで、日本も泣けということで泣いたんだね。だから、せめて、こんな理不尽な横暴がまかり通るんなら、中国の政府の真意を知るためにも尖閣で向こうから衝突してきたと称している保安庁の言い分が正しいのかどうか、保安庁の持っているビデオを公表してもらいたい」

「公表させることはあなた方、メディアの責任ですよ。都民、国民の皆さんそう思いませんか? 皆で声を合わせて、今の政府に保安庁の持っている資料を公表しろと。この頃、法的権威は、今度の検察も問題も含めて、分かんなくなってきたけれども、国民全体がこの尖閣の問題に、非常に強い屈辱感と怒りを感じているときに、政府は自分の出処進退の論拠示すためにも、ビデオを公開すべきだと思います」

それが、実は日本の政府の作り事だったら問題あるかも知れませんが、いずれにしろ資料を出してもらいたい。『それ(証拠)がありながらなんで裁判をしなかった』ということになりかねないからね。本当に腹立つねこの問題は」

「中国には、あの島が中国の領土だという論拠は全くないんだよ。彼らがそう言うんだったらね、沖縄が返還される前、アメリカが戦勝国として日本を統治しながら、あの尖閣諸島を爆撃演習のターゲットに使ったんですよ。その間、慰謝料を払うために、当時の持ち主だった順天堂(大学病院)の婦長さんしていた人に慰謝料を払った」

「私は青嵐会で灯台を建てるついでに、島を買って預かろうじゃないかと言うことで(所有者の女性に)会いに行きました。残念ながら、『要望があったんで売りましたよ』と。(買い手の)その人に連絡して、島を売って頂きたいと言いに行こうと思ったら『政治家に会いたくない。政治家は一切信用できない』って」

「調べたら、私の死んだ母親の親友の奥さんと(買い手の)家族の家長である老婦人が親友だっていうんで、その伝で会いに行きました。そしたら丁寧に断られましたね。大きな土地持ちで『戦争中、中島飛行機のために一方的に政府から土地を取られたり、区画整理だということで、自分の屋敷の一部を大きく削られ本当に政治不信で、私は政治家は信じませんから。石原さんは知己の知己ですけども、残念ながらその気はございません』ということで帰ってきましたけど。そんな経緯もあるんですよ」

「中国はあの領土が自分たちのものである所以はどこにあるのかね。メディアは調べて聞いてくれよ、本当に。(南シナ海の)スプラトリー(諸島)と同じことになるよ」

「ベトナムをフィリピンも切歯扼腕しているスプラトリーにどうやって中国が基地を作ったかというと、(中国の)秘密部隊が夜中に海の中に潜って、中国の古船、かつての支那の。それから土器の破片(を海中に置いて)、次に調査団が行って、潜ってみたら『あいや~。これ昔、支那人が住んでいた証拠があるよ』って。お金が出てきた、土器の破片が出てきた。これは元々、中国の領土だったということで、あそこに基地を作っちゃって。

「フィリピンもベトナムも力がないから泣き寝入りしたんだ。まあ尖閣はそうはいかないでしょうが。あそこに日本人が作った鰹節工場の跡地がある、そのために作った入り江もある。彼らがあそこを領土だという所以が歴史的に全くないんですよ。そんな時に(日本の現在の)政府がこのざまだ。日本はこのまま行ったら沈むよ」

--中国でフジタの社員4人が拘束され、現在取り調べを受けているが

「分かりません。これは実態がよく分かりませんから、みだりに発言できません。当人達は不本意な思いをしているんじゃないかと憶測するけども」

「まあ暴力団の縄張りの拡張と同じやり方。東アジアの国は息を詰めて眺めていますよ。日本がアメリカと力を(合わせ)毅然としてあの島を守ろうとしなかったら、(周辺国)全部に及ぶということで、これをきっかけに日本とアメリカの存在感もアジアからだんだん薄れていくだろうね。政府は非常に間違った判断をしたと思います」

--那覇地検が記者会見で、中国人船長を処分保留にした理由について「日本国民への影響や、今後の日中関係を考慮した」ということで捜査の終結したと…

「要するに(地検が)こういう処置を取った論拠は我が国の利益でしょ? 利益とは金の問題だよ。しかし、それ以上に大事なものがあるんじゃないかね? 国家として、民族にとってもね。そういうことを考える時期に来たと私は思います」

--中国から来春、上野動物園にパンダを借り入れる協定への影響は?

「パンダもらって、尖閣を渡すのか? そんなことは考えたら分かるこった」
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