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川重神戸工場、中長期的に造船継続 <神戸新聞 2012/06/22 07:30>を編集
川崎重工業(神戸市中央区)常務・船舶海洋カンパニープレジデントの神林伸光は、神戸工場の造船事業について、海底資源掘削など海上施設の部材や支援船向けを強化し、中長期的に継続する方針を示した。
世界的な供給過剰を受けて三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)が商船建造から撤退するなど大手の対策が加速する中、川重神戸は主力の坂出工場(香川県)やグループの海外工場と機能分担し、付加価値の高い品目に力を入れ、生き残りを図る。
日本の造船業界は、リーマン・ショック以降の需要低迷、中韓メーカーの台頭で苦境にあり、2014年には新造船の受注残がなくなるとも言われる。川重神戸も、採算性の低い ばら積み運搬船の受注が約2年分残っているものの、その後はめどが立たない状態だ。
神林は「海外で収益を確保しながら造船事業を続ける」考えを強調した。2012年度、中国のグループ造船会社に実質的に増資し、ブラジルでも造船会社に出資する方針を決定。中国ではコンテナ船、ばら積み船、ブラジルでは油田開発の掘削船などに注力するという。
一方、伝統の神戸工場は海底資源の掘削関連にシフトし、海外のグループ工場にも輸出する方針だ。主力の坂出工場は液化天然ガス(LNG)などの運搬船を中心に展開するという。
神林は、2015年以降は世界の船舶の需給バランスが適切になると予測した上で「神戸、坂出の雇用を維持する意味でも、現体制の効率運用を優先させる」とした。
業界ではユニバーサル造船(川崎市)とIHIマリンユナイテッド(東京)が、2012/10の経営統合を発表済み。川重の去就が注目されるが、「当社は(統合に)参加する気はない」とした。
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川崎重工業:航空機エンジン増強 世界的需要見込み <神戸新聞 2011/09/14 08:00>を編集
川崎重工業(神戸市中央区東川崎町1)は2011/09/13、2020年をめどに、民間航空機エンジン部品の売上高を現在の約3倍に当たる千数百億円に引き上げる方針を明らかにした。新興国を中心とした世界的な航空需要の増大に合わせ、アメリカ・ボーイング社やフランス・エアバス社の旅客機向けに生産を増強。2011/10に西神工場(神戸市西区高塚台2)に50億円強を投じて着工する新工場(2012年末完成予定)で対応する。
西神工場では今、エアバスの中型旅客機A320などに使われる国際共同開発エンジンV2500の部品生産が順調だ。ここ3年ほどは過去最高の月産40台ペースで推移している。
さらにボーイング787搭載のエンジン部品も2006年からの累計で約40台生産。B787は2011年、1号機の引渡しが決まったことから、川重の生産量も、現在の月数台から3年後には月10台に増える見通しだ。
さらに、エアバスが開発中の大型旅客機A350XWB向けに、イギリス・ロールス・ロイス社のエンジン トレントXWBの部品も受注。2013年ごろから量産が本格化し、2015年に月10台、2020年までに月25台を生産したい考えだ。
西神工場には現在、床面積約9000平方メートルの工場が3つあるが、新設する第4工場はほぼ2倍に当たる約2万平方メートルを確保。2階建てとし、部品の組立てや倉庫機能などを備える。新規採用と他部署からの異動で100人近い体制とする。
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川崎重工業:神戸の旅客機エンジン部品工場を増設へ <神戸新聞 2010/08/25>を添削
川崎重工業(神戸市中央区東川崎町1)は2010/08/24までに、西神工場(神戸市西区高塚台2)内に、フランスの航空機メーカー エアバス社が開発中の中型旅客機 A350XWB(270~350席)向けジェットエンジン部品の工場を新設することを決めた。投資額は50億円を超える見込み。2013年の稼働を目指す。
A350XWBのエンジン トレントXWB は、イギリスのロールス・ロイス社が中心となって開発。川重も加わり、外部から取り込んだ空気を圧縮して燃焼器に送る主要部品の中圧圧縮機を担当している。
西神工場では現在、アメリカのボーイング社の新中型旅客機「B787」向けエンジンの中圧圧縮機などを製造している。B787が2009/12に初の試験飛行に成功したのを受け、西神工場では月にエンジン10~12台分の部品生産が今後本格化するため、新たにA350XWB向けを手掛けるには工場増設が必要と判断した。
新工場は月産20~24台分の計画で、2010年度中にも建屋の規模や設備の詳細を決める。エアバス社はすでに500機以上を受注。生産は2015年にかけてピークを迎える見通しといい、川重はこれに備え増員も計画。現場で働く社員約70人を新規採用する。
A350XWBには日本から川重のエンジン部品のほか、東レの炭素繊維製機体材料やブリヂストンのタイヤが供給される。
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神戸、坂出の2拠点を維持 川崎造船社長が表明 <神戸新聞 2010/07/23>を添削
川崎造船(神戸市中央区東川崎町1)社長の神林伸光(62、川崎重工業常務)は2010/07/22までに神戸新聞社のインタビューに応じ、神戸、坂出の国内両拠点で貨物船を建造する体制を当面、維持する方針を示した。2010/07/21には三菱重工業が神戸造船所(神戸市兵庫区)での商船建造からの撤退を表明している。
神林は新造船需要の低迷については「2014年ごろに底を打つのではないか」との見通しを示した。現在、手持ちの建造工事が2012年中に完了した後、新造船の予定がないため、「本年度後半が新規受注の獲得に向けた営業活動の正念場になる」と述べた。
日本造船工業会によると、世界の船舶市場で日本、韓国、中国メーカーが受注実績(総トン数)の9割を占める。中韓勢の人件費の安さなどを武器にした攻勢に対し、神林は「国内の造船拠点は、燃費性能をさらに高めるなど付加価値のある技術力で勝負する」と強調した。価格競争力では「中国大手との合弁造船所が大きな力になる。需要を見極めて拡張を検討する」と語った。
川崎造船
2002年に川崎重工業から分社し、2010/10に再統合される。中国の拠点は江蘇省南通に海運大手COSCOと折半出資の南通中遠川崎船舶工程有限公司と、遼寧省大連に南通公司30%、COSCO側70%出資の大連中遠造船工業有限公司の2造船所がある。
川崎重工業(神戸市中央区)常務・船舶海洋カンパニープレジデントの神林伸光は、神戸工場の造船事業について、海底資源掘削など海上施設の部材や支援船向けを強化し、中長期的に継続する方針を示した。
世界的な供給過剰を受けて三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)が商船建造から撤退するなど大手の対策が加速する中、川重神戸は主力の坂出工場(香川県)やグループの海外工場と機能分担し、付加価値の高い品目に力を入れ、生き残りを図る。
日本の造船業界は、リーマン・ショック以降の需要低迷、中韓メーカーの台頭で苦境にあり、2014年には新造船の受注残がなくなるとも言われる。川重神戸も、採算性の低い ばら積み運搬船の受注が約2年分残っているものの、その後はめどが立たない状態だ。
神林は「海外で収益を確保しながら造船事業を続ける」考えを強調した。2012年度、中国のグループ造船会社に実質的に増資し、ブラジルでも造船会社に出資する方針を決定。中国ではコンテナ船、ばら積み船、ブラジルでは油田開発の掘削船などに注力するという。
一方、伝統の神戸工場は海底資源の掘削関連にシフトし、海外のグループ工場にも輸出する方針だ。主力の坂出工場は液化天然ガス(LNG)などの運搬船を中心に展開するという。
神林は、2015年以降は世界の船舶の需給バランスが適切になると予測した上で「神戸、坂出の雇用を維持する意味でも、現体制の効率運用を優先させる」とした。
業界ではユニバーサル造船(川崎市)とIHIマリンユナイテッド(東京)が、2012/10の経営統合を発表済み。川重の去就が注目されるが、「当社は(統合に)参加する気はない」とした。
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川崎重工業:航空機エンジン増強 世界的需要見込み <神戸新聞 2011/09/14 08:00>を編集
川崎重工業(神戸市中央区東川崎町1)は2011/09/13、2020年をめどに、民間航空機エンジン部品の売上高を現在の約3倍に当たる千数百億円に引き上げる方針を明らかにした。新興国を中心とした世界的な航空需要の増大に合わせ、アメリカ・ボーイング社やフランス・エアバス社の旅客機向けに生産を増強。2011/10に西神工場(神戸市西区高塚台2)に50億円強を投じて着工する新工場(2012年末完成予定)で対応する。
西神工場では今、エアバスの中型旅客機A320などに使われる国際共同開発エンジンV2500の部品生産が順調だ。ここ3年ほどは過去最高の月産40台ペースで推移している。
さらにボーイング787搭載のエンジン部品も2006年からの累計で約40台生産。B787は2011年、1号機の引渡しが決まったことから、川重の生産量も、現在の月数台から3年後には月10台に増える見通しだ。
さらに、エアバスが開発中の大型旅客機A350XWB向けに、イギリス・ロールス・ロイス社のエンジン トレントXWBの部品も受注。2013年ごろから量産が本格化し、2015年に月10台、2020年までに月25台を生産したい考えだ。
西神工場には現在、床面積約9000平方メートルの工場が3つあるが、新設する第4工場はほぼ2倍に当たる約2万平方メートルを確保。2階建てとし、部品の組立てや倉庫機能などを備える。新規採用と他部署からの異動で100人近い体制とする。
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川崎重工業:神戸の旅客機エンジン部品工場を増設へ <神戸新聞 2010/08/25>を添削
川崎重工業(神戸市中央区東川崎町1)は2010/08/24までに、西神工場(神戸市西区高塚台2)内に、フランスの航空機メーカー エアバス社が開発中の中型旅客機 A350XWB(270~350席)向けジェットエンジン部品の工場を新設することを決めた。投資額は50億円を超える見込み。2013年の稼働を目指す。
A350XWBのエンジン トレントXWB は、イギリスのロールス・ロイス社が中心となって開発。川重も加わり、外部から取り込んだ空気を圧縮して燃焼器に送る主要部品の中圧圧縮機を担当している。
西神工場では現在、アメリカのボーイング社の新中型旅客機「B787」向けエンジンの中圧圧縮機などを製造している。B787が2009/12に初の試験飛行に成功したのを受け、西神工場では月にエンジン10~12台分の部品生産が今後本格化するため、新たにA350XWB向けを手掛けるには工場増設が必要と判断した。
新工場は月産20~24台分の計画で、2010年度中にも建屋の規模や設備の詳細を決める。エアバス社はすでに500機以上を受注。生産は2015年にかけてピークを迎える見通しといい、川重はこれに備え増員も計画。現場で働く社員約70人を新規採用する。
A350XWBには日本から川重のエンジン部品のほか、東レの炭素繊維製機体材料やブリヂストンのタイヤが供給される。
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神戸、坂出の2拠点を維持 川崎造船社長が表明 <神戸新聞 2010/07/23>を添削
川崎造船(神戸市中央区東川崎町1)社長の神林伸光(62、川崎重工業常務)は2010/07/22までに神戸新聞社のインタビューに応じ、神戸、坂出の国内両拠点で貨物船を建造する体制を当面、維持する方針を示した。2010/07/21には三菱重工業が神戸造船所(神戸市兵庫区)での商船建造からの撤退を表明している。
神林は新造船需要の低迷については「2014年ごろに底を打つのではないか」との見通しを示した。現在、手持ちの建造工事が2012年中に完了した後、新造船の予定がないため、「本年度後半が新規受注の獲得に向けた営業活動の正念場になる」と述べた。
日本造船工業会によると、世界の船舶市場で日本、韓国、中国メーカーが受注実績(総トン数)の9割を占める。中韓勢の人件費の安さなどを武器にした攻勢に対し、神林は「国内の造船拠点は、燃費性能をさらに高めるなど付加価値のある技術力で勝負する」と強調した。価格競争力では「中国大手との合弁造船所が大きな力になる。需要を見極めて拡張を検討する」と語った。
川崎造船
2002年に川崎重工業から分社し、2010/10に再統合される。中国の拠点は江蘇省南通に海運大手COSCOと折半出資の南通中遠川崎船舶工程有限公司と、遼寧省大連に南通公司30%、COSCO側70%出資の大連中遠造船工業有限公司の2造船所がある。
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