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日本郵政が給与カット検討 斎藤社長8カ月ぶり会見 <asahi.com 2011/01/07>を添削
日本郵政社長の斎藤次郎は2011/01/07、8カ月ぶりに記者会見を開き、傘下の郵便事業会社(日本郵便)が大幅な赤字を出したのを受け、社員の給与カットも含む経営改善策をまとめる考えを示した。赤字はJPエクスプレスとの統合直後に大規模な遅配が発生し、膨らんだ。労働組合と協議し、2011/01/28までに総務省に報告する。
日本郵便の2010/09中間決算は928億円の営業赤字で、うち420億円はゆうパック統合と遅配関連で発生した。
会見で社長の斎藤次郎は「大変危機的な状況だ。組合にもお願いしながら抜本的な対策を講じる」と述べた。今後、正社員や非正規社員の給与カットや配置転換を検討。コストの7割を占める人件費削減に取り組む。
ただ、ゆうパック遅配の主な原因は、お中元のピーク時に統合時期をぶつけたことや事前の準備不足など、経営判断の誤りにあった。社長の斎藤次郎らは役員報酬の10%3カ月分を返上したものの、労組などからは「経営ミスを現場に押しつけるのか」と反発の声が出ている。
社長の斎藤次郎が記者会見に出てきたのは、2010年の参院選で与党が敗北し、ねじれ国会になってから初めて。郵政改革法案の成立の見通しが立たず、新規事業の参入も認められない状態になり、姿を隠す戦略から窮状を訴える戦略に転換したとみられる。
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ゆうパック 際立つ客離れ、遅配が追い打ち <2010/09/06 読売新聞>を添削
日本郵便の宅配便サービス「ゆうパック」の苦戦が続いている。
2010/07に起きた荷物の遅配による混乱も顧客離れを加速させており、顧客の信認を回復できるかどうか、正念場を迎えている。
2010/06の引受け荷物は、前年同月比10.3%減の1782万個で、12か月連続で前年実績割れとなり、過去最大の減少幅となった2010/05(10.4%減)から回復の兆しは見えていない。「百貨店や小売業などからの荷物が減っている」(日本郵便)ためだが、ヤマト運輸などの荷物の引受けは好調で、ゆうパックの不振が際立っている。
日本通運のペリカン便との統合協議を巡る2009年以来の混乱によるイメージ悪化に加え、2010/07/01以降に発生した荷物の大量の遅配も重なり、2010/07/01~07/14の引受け荷物は前年同期比14%減となり、減少に歯止めがかかっていない。
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「泣きっ面に蜂」的な記事を量産する読売なので、話半分で。
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JPエクスプレス社統合に伴う遅配事故に係る再発防止策等の実施状況に関する郵便事業株式会社法第12条第2項に基づく監督上の命令等 <総務省 2010/08/10>を添削
2010/07/01の郵便事業株式会社とJPエクスプレス社との統合によって発生したゆうパックの配達遅延については、2010/07/06に配達遅延に関する発生経緯及び原因分析等を内容とする報告徴求を郵便事業株式会社あて発出し、これに対する再発防止策を含む報告が2010/07/30にあったところです。
総務省としては、当該報告に記載された事故に対する再発防止に万全を期すとともに、業務運行管理体制のあり方や業務運行に対する適時・適切な情報開示のあり方についても見直す必要があるものと考えています。
以上のことから、総務省は本日付けで、郵便事業株式会社に対して、JPエクスプレス社統合に伴う遅配事故に係る再発防止策、業務運行管理体制の在り方等に関する郵便事業株式会社法(平成17年法第99号)第12条第2項の規定に基づく命令等を別紙のとおり発出しました。
別紙
総情郵第125号 平成22年8月10日
郵便事業株式会社 代表取締役社長 鍋倉眞一殿
総務大臣 原口一博
JPエクスプレス社統合に伴う遅配事故に係る再発防止策等の実施状況に関する郵便事業株式会社法第12条第2項に基づく監督上の命令等について
JPエクスプレス社については、2010/07/01に郵便事業株式会社(以下「貴社」という。)に統合された後、ゆうパックの取扱いについて、JPエクスプレス社から承継した地域拠点支店等を中心に、その処理の遅れ等から、全国規模の遅配が発生した。このため、総務省としては、当該事故に関する発生経緯及び原因分析等を内容とする郵便事業株式会社法第13条第1項に基づく報告徴求を、2010/07/06に、貴社に対し、発出したところであり、これに対する報告が2010/07/30にあったところである。
宅配便統合計画は、前経営陣の下、貴社が慎重な意見を主張する中、日本郵政株式会社が主導的に進めたものではあるが、上記報告によると、今回の事故に関する発生原因は、現場段階の事前の準備不足及び突発的な事故に対する計画の不充分さとしているところである。
しかし、事故を未然に防止し、事故発生後の速やかな対応やお客様への適時・適切な情報開示の遅れ等は、本社における会社全体の業務運行体制が不十分であったことが大きいものと危惧しているところである。このような問題意識に立ち、貴社に対し、更なる調査を要請したところ、支店のヒアリングや本社内の報告体制の調査により、本社における縦割り組織による報告・検討の不徹底さや連携意識の希薄さ、更に、支社の支店に対する管理体制の不十分さや本社の支店に対する指示方法の問題等が明らかになった。
荷物業務は、国民生活に深く浸透している重要なサービスであり、その適正な業務運行の確保は、郵便事業株式会社に対する国民からの信用にも大きく影響を与えるものである。
以上から、総務省としては、貴社において、言うまでもなくこのような事故に対する再発防止に万全を期すとともに、業務運行体制の在り方や業務運行に対する適時・適切な情報開示の在り方についても、見直す必要があるものと考える。
今回の貴社の調査報告において、貴社からは、再発防止策をはじめとし、業務管理体制の強化策(2010/08/09の追加対策も含む。)及び情報開示の在り方に係る対策についても報告がされたところである。
従って、貴社においては、上記報告における年末繁忙期に係る再発防止策を着実に実施するとともに、業務運行管理体制(人材の育成及び管理の在り方を含む。)の見直しを行い、その実施状況及び効果等について、2010/11/19、2011/01/31及び2011/03/31に報告されたい。
日本郵政社長の斎藤次郎は2011/01/07、8カ月ぶりに記者会見を開き、傘下の郵便事業会社(日本郵便)が大幅な赤字を出したのを受け、社員の給与カットも含む経営改善策をまとめる考えを示した。赤字はJPエクスプレスとの統合直後に大規模な遅配が発生し、膨らんだ。労働組合と協議し、2011/01/28までに総務省に報告する。
日本郵便の2010/09中間決算は928億円の営業赤字で、うち420億円はゆうパック統合と遅配関連で発生した。
会見で社長の斎藤次郎は「大変危機的な状況だ。組合にもお願いしながら抜本的な対策を講じる」と述べた。今後、正社員や非正規社員の給与カットや配置転換を検討。コストの7割を占める人件費削減に取り組む。
ただ、ゆうパック遅配の主な原因は、お中元のピーク時に統合時期をぶつけたことや事前の準備不足など、経営判断の誤りにあった。社長の斎藤次郎らは役員報酬の10%3カ月分を返上したものの、労組などからは「経営ミスを現場に押しつけるのか」と反発の声が出ている。
社長の斎藤次郎が記者会見に出てきたのは、2010年の参院選で与党が敗北し、ねじれ国会になってから初めて。郵政改革法案の成立の見通しが立たず、新規事業の参入も認められない状態になり、姿を隠す戦略から窮状を訴える戦略に転換したとみられる。
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ゆうパック 際立つ客離れ、遅配が追い打ち <2010/09/06 読売新聞>を添削
日本郵便の宅配便サービス「ゆうパック」の苦戦が続いている。
2010/07に起きた荷物の遅配による混乱も顧客離れを加速させており、顧客の信認を回復できるかどうか、正念場を迎えている。
2010/06の引受け荷物は、前年同月比10.3%減の1782万個で、12か月連続で前年実績割れとなり、過去最大の減少幅となった2010/05(10.4%減)から回復の兆しは見えていない。「百貨店や小売業などからの荷物が減っている」(日本郵便)ためだが、ヤマト運輸などの荷物の引受けは好調で、ゆうパックの不振が際立っている。
日本通運のペリカン便との統合協議を巡る2009年以来の混乱によるイメージ悪化に加え、2010/07/01以降に発生した荷物の大量の遅配も重なり、2010/07/01~07/14の引受け荷物は前年同期比14%減となり、減少に歯止めがかかっていない。
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「泣きっ面に蜂」的な記事を量産する読売なので、話半分で。
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JPエクスプレス社統合に伴う遅配事故に係る再発防止策等の実施状況に関する郵便事業株式会社法第12条第2項に基づく監督上の命令等 <総務省 2010/08/10>を添削
2010/07/01の郵便事業株式会社とJPエクスプレス社との統合によって発生したゆうパックの配達遅延については、2010/07/06に配達遅延に関する発生経緯及び原因分析等を内容とする報告徴求を郵便事業株式会社あて発出し、これに対する再発防止策を含む報告が2010/07/30にあったところです。
総務省としては、当該報告に記載された事故に対する再発防止に万全を期すとともに、業務運行管理体制のあり方や業務運行に対する適時・適切な情報開示のあり方についても見直す必要があるものと考えています。
以上のことから、総務省は本日付けで、郵便事業株式会社に対して、JPエクスプレス社統合に伴う遅配事故に係る再発防止策、業務運行管理体制の在り方等に関する郵便事業株式会社法(平成17年法第99号)第12条第2項の規定に基づく命令等を別紙のとおり発出しました。
別紙
総情郵第125号 平成22年8月10日
郵便事業株式会社 代表取締役社長 鍋倉眞一殿
総務大臣 原口一博
JPエクスプレス社統合に伴う遅配事故に係る再発防止策等の実施状況に関する郵便事業株式会社法第12条第2項に基づく監督上の命令等について
JPエクスプレス社については、2010/07/01に郵便事業株式会社(以下「貴社」という。)に統合された後、ゆうパックの取扱いについて、JPエクスプレス社から承継した地域拠点支店等を中心に、その処理の遅れ等から、全国規模の遅配が発生した。このため、総務省としては、当該事故に関する発生経緯及び原因分析等を内容とする郵便事業株式会社法第13条第1項に基づく報告徴求を、2010/07/06に、貴社に対し、発出したところであり、これに対する報告が2010/07/30にあったところである。
宅配便統合計画は、前経営陣の下、貴社が慎重な意見を主張する中、日本郵政株式会社が主導的に進めたものではあるが、上記報告によると、今回の事故に関する発生原因は、現場段階の事前の準備不足及び突発的な事故に対する計画の不充分さとしているところである。
しかし、事故を未然に防止し、事故発生後の速やかな対応やお客様への適時・適切な情報開示の遅れ等は、本社における会社全体の業務運行体制が不十分であったことが大きいものと危惧しているところである。このような問題意識に立ち、貴社に対し、更なる調査を要請したところ、支店のヒアリングや本社内の報告体制の調査により、本社における縦割り組織による報告・検討の不徹底さや連携意識の希薄さ、更に、支社の支店に対する管理体制の不十分さや本社の支店に対する指示方法の問題等が明らかになった。
荷物業務は、国民生活に深く浸透している重要なサービスであり、その適正な業務運行の確保は、郵便事業株式会社に対する国民からの信用にも大きく影響を与えるものである。
以上から、総務省としては、貴社において、言うまでもなくこのような事故に対する再発防止に万全を期すとともに、業務運行体制の在り方や業務運行に対する適時・適切な情報開示の在り方についても、見直す必要があるものと考える。
今回の貴社の調査報告において、貴社からは、再発防止策をはじめとし、業務管理体制の強化策(2010/08/09の追加対策も含む。)及び情報開示の在り方に係る対策についても報告がされたところである。
従って、貴社においては、上記報告における年末繁忙期に係る再発防止策を着実に実施するとともに、業務運行管理体制(人材の育成及び管理の在り方を含む。)の見直しを行い、その実施状況及び効果等について、2010/11/19、2011/01/31及び2011/03/31に報告されたい。
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ゆうパック遅配で損害賠償受付、損失「数十億円規模」も <MSN産経 2010/07/08>を添削
日本郵便(郵便事業株式会社)は2010/07/08までに、宅配便ゆうパックの大規模遅配で、腐ったりした食品などの損害賠償の受付を始めた。荷物を受け付けた窓口などで利用者からの申出に対応する。お中元シーズンのため、果物などの贈答品も多く、苦情が殺到しており、賠償件数と金額も相当程度に上るとみられ、赤字に陥っている日本郵便の業績を圧迫しそうだ。
遅配件数は2010/07/01~07/07の累計で34万件を超えた。2010/07/07には集配・配達作業がほぼ正常化し、遅れも解消され、新たな遅れは出ていないという。
このため、2010/07/04の遅配発表会見で、鍋倉真一社長が表明した損害賠償などの顧客対応を急ぎ、信頼回復を図りたい考えだ。品物を弁償する他、新しい品物を送り直す場合の送料も負担する方針。
今回の遅配による被害件数や金額については不明としているが、苦情は現時点までで6500件に達しており、かなりの件数に上る見通し。日本郵便では、2008年度のトータルで損害賠償が約4万件で4億円程度だった。今回はお中元シーズンの大規模発生だけに「他社への振替え分の逸失利益を含め損失が数十億円規模」(業界関係者)になる可能性もある。
日本郵便は2010/03期に475億円の最終赤字を計上しており、損害賠償が一段の業績悪化要因となるのは避けられない。
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一流の店は一流の配送業者を使います。三流以下の配送業者を使う店は、自身のレベルを露呈しています。
逸失利益まで賠償されるのでしょうか?
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ゆうパック遅配:ほぼ解消 「正常化宣言」見送り <毎日新聞 2010/07/08>を添削
宅配便ゆうパックの遅配問題で、日本郵便(郵便事業株式会社)は2010/07/07、夕方までに新たな遅延や遅配はなく、「おおむね順調に流れている」と発表した。鍋倉真一・社長は前日に2010/07/07中の正常化宣言を目指す考えを示していたが、日本郵便は状況がこのまま安定するかなどを見極める必要があるとして、正常化宣言は見送った。
日本郵便によると、遅れが生じていた千葉県、埼玉県の集配拠点を通過する荷物の遅延はほぼ解消した。2010/07/06にコールセンターに寄せられた苦情は通常の2倍以上の1100件、2010/07/06までの累計は6500件に達した。配達遅れで食品が腐ったなどの苦情が増えている。
現在も混乱が起きた集配拠点には応援要員が張り付き、一般郵便の担当者がゆうパックを配達する支店もある。東京都内の支店の社員は「配達予定日から4日経っても届かず、行方不明の荷物がある」と話しており、現場ではまだ混乱は解消していない。
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【断面 2010参院選】JP労組、遅配気にせず選挙運動続行中 <MSN産経 2010/07/07>を添削
日本郵便(郵便事業株式会社)の宅配便ゆうパックに34万個超の遅配が発生したことが問題となったが、参院選で民主党比例代表候補を擁立している日本郵政グループ労組(JP労組、約23万人)は、あまり気にせず選挙活動を続けている。JP労組は今後の遅配対応について「組合として現状を把握していないので、コメントできない」としている。
今回の遅配は、中元商戦で配達量が増える2010/07/01に、ゆうパックとペリカン便を統合したことが要因。初日から混乱が起きていたにもかかわらず、客への情報提供が2010/07/04になるなど日本郵便の杜撰な対応が明らかになっている。
一方、こうした事態にJP労組は「客に迷惑をかけないように解決しなければならない」と会社に要請したが、組合員に具体的な遅配対応や、集票活動の自粛は求めなかった。JP労組はその理由について、「組合員イコール社員だ。社員として適切な対応をしているからだ」と説明している。
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まあ、昔からこうですけれどね……。JP労組推薦候補:難波奨二
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ゆうパック遅配:34万4000個に 1日あたりの個数は半減 <毎日新聞 2010/07/07>
日本郵便(郵便事業株式会社)は2010/07/06、宅配便ゆうパックの遅配が2010/07/01~07/06の累計で約34万4000個に達したことを明らかにした。同社によると、2010/07/05の引受け分では、千葉県、埼玉県、大阪府の集配拠点を通過する荷物の計約2万4000個に半日から1日の遅れが生じている。1日あたりの遅配の個数はピークの半分以下に減った。ただ、07/01からの遅配などの苦情件数は約5000件に達しており、お中元シーズンのさなか、顧客の不満は収まっていない。
鍋倉真一社長は2010/07/06夕、「混乱は収まってきている」と強調。「07/07朝にかけての状況を見て、正常化を宣言したい」と述べた。
この問題で行政処分も含めた対応を検討している原口一博総務相は2010/07/06、総務省に鍋倉社長を呼び、遅配の経緯や日本郵便の対応、一般の郵便業務への影響について、2010/07末までに報告するように要請。原口総務相は閣議後の会見で「(07/01のゆうパックとペリカン便統合への移行に向けた)事前準備が十分でないから、こういうことが起きたのではないか」との見方を表明。統合作業にかかわる管理態勢を厳しく追及する構えを見せた。
鍋倉社長は2010/07/06、記者団に「本社で十分に準備したつもりだが、集配拠点で想定外のことが起こった。配慮が足りなかったのかなと反省している」と述べた。
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一流の店は一流の配送業者を使います。三流以下の配送業者を使う店は、自身のレベルを露呈しています。
そりゃね、こんな状況だからみんながゆうパックとペリカン便を回避して、個数が減ってるんです。
あと、郵政に関しては絶対に労組が絡んでいます。公務員体質。
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ゆうパック遅配「郵便局職員に危機感感じられず」 <読売新聞 2010/07/06>を添削
日本郵便の宅配便ゆうパックに配達の遅れが出ている問題で、各地の特産品を発送する農家や食品業者は、顧客から寄せられる苦情への対応に追われている。
「まだ届かない」「1日遅れて着いた商品が傷んでいた」。サクランボ生産量日本一の山形県東根市は、贈答用シーズンのピークを迎えたが、東根市内の農家は2010/07/06朝も電話が鳴りっぱなしの状態。果樹園を営む女性(62)は「旬の短いサクランボは鮮度が命。味や色づきが一番いい時期に収穫して発送しているので、わずかな遅れでも影響が出てしまう」と悲鳴を上げる。「1日でも遅れると傷みが出てしまう」と日本郵便への憤りを募らせている。
これまで商品の約8割をゆうパックで発送していたが、別の業者に切り替えて対応している。「再発送と伝票の打ち直しで手いっぱい」。
茨城県鉾田市のJAかしまなだの野菜直売所にも「荷物が届かない」といった苦情や問い合わせが1日に10件ほど寄せられている。扱っているのは、地元特産のアンデスメロン、クインシーメロン、野菜など。「暑い日が続いているし、日がたつと、新鮮さやおいしさが失われてしまう」と担当者は困惑顔だ。
南高梅の産地、和歌山県田辺市の梅干し製造・販売店には、関西や関東の注文客から苦情や問合せがあった。「郵便局の職員が2010/07/05、遅配の説明に来たが、ひとごとのような口調で危機感が感じられなかった」と男性店長(37)は憤る。
愛媛県特産のみかんを使ったポンジュースを製造販売する松山市のえひめ飲料には、柑橘果汁を原料に使う食品加工メーカーなどから、到着遅れの問合せが寄せられた。ゆうパックに問い合わせても「所在の確認がとれない」との返答で、2010/07/06から他社の宅配便に切り替えることを決めた。
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一流の店は一流の配送業者を使います。三流以下の配送業者を使う店は、自身のレベルを露呈しています。
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ゆうパック遅配:準備おろそか、見切り統合 マニュアル到着遅れ、訓練1回 <毎日新聞 2010/07/06>を添削
集配の遅れが続いている日本郵便(郵便事業株式会社)の宅配便ゆうパックをめぐる問題で、ゆうパックとペリカン便の統合に伴う業務マニュアルが現場の一部に届いたのは直前の2010/06半ば以降だったことが2010/07/05、分かった。宅配便の遅れは2010/07/05現在で32万個に増え、日本郵便は社員の不慣れを強調するが、準備不足を指摘する声が強まっている。
日本郵便の東京都内の支店に勤める男性社員が、ペリカン便と統合後のゆうパックの作業手順を書いた140ページにわたるマニュアルを受け取ったのは統合直前の2010/06半ばだった。「訓練も1回だけ。わずか2週間で習得するのは無理。押し切った経営陣が現場に責任を転嫁するのはおかしい」。男性はぶちまけた。都内の別の集配拠点の社員によると、マニュアルが届いたのは2010/06下旬だ。
日本郵便は集配拠点で混乱が続いていると強調する。だが、拠点から荷物が配送され、各戸に届ける支店でも混乱していると男性は指摘。「荷物の受領書などを発行する支店内の新システムは、2010/07/01の新サービス開始まで動かず、触れることもなかった」
混乱は2010/07/01以降も続く。ゆうパックでは従来、着払いで客から受け取った料金は、配達員が午前中にいったん支店に戻って精算してきたが、2010/07/01から、1日の最後に支店に戻った際に精算するペリカン便方式に変更。戻った配達員で支店がごった返す事態となった。
日本郵便が統合を急いだ背景には、財務上の理由がある。2008年に日本通運と共同出資で「JPエクスプレス」を設立、日通はペリカン便を先行移管した。ゆうパックも2009/10に移管されるはずだったが、総務省がゆうパック移管後の日本郵便の収益を懸念し認可を見送った。結局、ペリカン便をゆうパックが吸収する形で事業統合は完了。統合を急いだのはJPエクスプレスが月50億~60億円の赤字を垂れ流してきたためで、取扱個数を増やし黒字化させることが最重要課題だったためだ。
2010/07統合が決まったのは2009/12にさかのぼる。日本郵便のある幹部は「繁忙期の統合に異論を唱える声もあった」と明かす。当時は年賀状の繁忙期で「意見する余裕が現場になかったのだろう」とみるが、その後も判断変更の余地はなかったのか。
配達の遅れは、早期統合という経営課題を最優先させた結果、起こったとも映る。だが、鍋倉真一社長は2010/07/04の会見で「いろんな研修や予行演習は行ったが、やや不慣れの人間が多かった」と現場の責任を強調。拠点での混乱が明白となった2010/07/02の時点で「土日の対応で正常化できる」(鍋倉社長)と判断したが、結果的に「経営側の準備不足と甘い見通しによる見切り発車」(都内の支店に勤める社員)の感は否めない。
集配拠点の作業手順の検討を始めたのも2010/04。都内の集配拠点に勤める男性社員は残業に疲れきった様子で、「マニュアルを完璧に理解している人間はいないのでは。混乱は当たり前だ」と語った。
◇「なぜ中元の時期に」
宅配便ゆうパックの遅配は2010/07/05も続き、日本郵便、業者、利用者のすべてに混乱が広がった。日本郵便の東京都内のある集配所。40歳代の男性は、冷凍室の広さが限られるため、要冷蔵のものが保管できない恐れが出てきていると明かす。「統合時期もなぜ中元シーズンなのか。日付の古い宅配物が現場に残っている」と憤りを隠さない。
茨城県鉾田市の「ファーマーズマーケットなだろう」では、購入翌日に配達されるはずのメロンが届かず、2010/07/05までに顧客から10件の問合せがあった。店員は「箱詰めで熟成が早く進むのが心配だ」と話す。
岡山県の通販業者によると、山形県から九州に発送したサクランボが1日遅れの2010/07/03に到着。顧客から傷んでいると苦情を受け再発送したが、「早めに伝えてもらえれば対処できた」と批判する。
千葉県山武市の農事組合法人「さんぶ野菜ネットワーク」に至っては、顧客からゆうパックで発送した野菜が届いていないとの苦情が相次いでいる。職員の1人は「腐ると困る。当面、ゆうパックの利用は控える」。
生もの以外にも被害は広がる。
埼玉県は発行窓口がある川口市などに、ゆうパックでパスポートを発送しているが、2010/07/01~07/02に発送した250冊が最大2日間遅配となった。
流通大手各社も引き続き対応に追われた。
ダイエーは、一部で到着が半日~1日遅れ、生鮮品は傷まないよう配送センターに戻して保管し、再発送の手続きをする。
小田急百貨店は、配達期日が指定された一部の荷物については、以前から契約している日本通運の航空便などに切り替えた。
三越伊勢丹ホールディングスの石塚邦雄社長は、「通販で苦情が殺到するようなら別の業者への切り替えも検討せざるを得ない」と話している。
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一流の店は一流の配送業者を使います。三流以下の配送業者を使う店は、自身のレベルを露呈しています。
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大丸東京、ゆうパックから一部乗り換え…遅配で <読売新聞 2010/07/05>を添削
宅配便ゆうパックで約26万個の荷物の遅配が発生している問題を巡り、百貨店など大口顧客の間では、お中元シーズンの混乱を避けるため、他の宅配業者に配送を変更するなどの動きが出始めた。
一方、総務省は2010/07/05、日本郵便(郵便事業株式会社)に対して業務改善命令などの行政処分を行うかどうかについて検討を始めた。総務省は、日本郵便(郵便事業株式会社)から遅れの原因や実態などについて詳しい聞き取り調査を行う方針。
大丸東京店(東京都千代田区)では、2010/07/02以降に発送した期日指定の中元商品など約2000個について、ゆうパックから別の宅配業者に変更する手続きを行った。大丸東京店によると、遅配のトラブルは起きていないが「顧客に迷惑がかからないための対応」としている。小田急百貨店(東京都新宿区)でも、商品の一部に遅配が出たため、期日指定の商品について一時、別の宅配業者に振り替える措置を取った。
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一流の店は一流の配送業者を使います。三流以下の配送業者を使う店は、自身のレベルを露呈しています。
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ゆうパック遅配:遅れ、4日間で26万個 解消は「週明け早々」 <毎日新聞 2010/07/04>を添削
宅配便ゆうパックの集配が遅れている問題で、日本郵便(郵便事業株式会社)の鍋倉真一社長は2010/07/04会見し、2010/07/01~07/04で、全取扱量の7%にあたる約26万個の配達に最大2日の遅れが出たことを明らかにした。増員や臨時トラックの手配で対応しているが、遅れの解消は「週明け早々」としている。郵便事業会社は2010/07/01、日本通運の宅配便事業ペリカン便をゆうパックに吸収し、再スタートを切ったばかりだが、経営の先行きには早くも暗雲が漂ってきた。
集配の遅れは2010/07/01夜から起こり、07/02には集配拠点に向かうトラックの到着が遅れるなど大きく混乱。これまで全国にある集配拠点70カ所のうち最大10カ所程度で発生。2010/07/04時点でも、千葉西支店(千葉県習志野市)、大阪南港支店(大阪市住之江区)、小牧支店(愛知県小牧市)の3カ所の集配拠点を経由する荷物の遅れが続いている。2010/07/04配達予定の95万の荷物の7%に当たる6万6000個に最大2日の遅れが出ている。
集配遅れの背景には、ゆうパックとペリカン便の統合で取扱量や取扱窓口が約2倍に増えた一方で、集配拠点は整理統合で1カ所増の70カ所と抑え込まれ、1カ所当たりの荷物の取扱個数が急増したことがある。また、荷物を仕分ける機械が異なり、一部社員が不慣れなため、機械が頻繁に停止した。一部で夜間の集荷時間をペリカン便に合わせ延長し、運送ダイヤの乱れも発生した。
集配の遅れをホームページに掲載したのは2010/07/04で、情報提供も遅れた。
◇赤字経営に追い打ち
鍋倉社長は会見で集配の遅れについて、「一過性の問題」と強調しながらも、「営業面での影響もある」と認めざるを得なかった。同社幹部は事情説明に懸命だが、信用回復には時間がかかりそうだ。
宅配業界はヤマト運輸と佐川急便の2強が取扱個数で約7割を占める。後塵を拝してきたペリカン便とゆうパックは、そもそも赤字事業同士。統合による規模拡大で巻き返そうとしたが、郵便事業会社と日本通運が設立した共同出資会社「JPエクスプレス」の累積損失は1000億円に上り、最近まで1カ月当たり50億円超の赤字を垂れ流してきた。
鍋倉社長は会見で、損害賠償に応じる意向も表明した。取扱量が増える7月に統合した判断は「誤っていなかった」と述べたが、事態収拾が長引けば、経営へのさらなる打撃となりそうだ。
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ゆうパック大規模遅配、「全容を把握できない」ので公表せず <朝日新聞 2010/07/04>を添削
日本郵便の宅配便ゆうパックで、2010/07/01から2010/07/03にかけて大規模な配達の遅れが出た。日本通運のペリカン便を2010/07/01に吸収して取扱量が増えたことなどから、首都圏経由の荷物を中心に配送が滞った。遅配がしばらく続く可能性もあるが、日本郵便は「遅れの全体像を把握できない」として、2010/07/03夜の段階でも遅配の事実などを公表していない。
ゆうパックの荷物は、郵便局など地域の窓口で預かった後、都道府県ごとの拠点支店に集める。それぞれ届け先近くの拠点支店に送ってから、さらに仕分けて、配送を受け持つ地域の郵便局などに送られる。
日本郵便によると、新東京支店(東京都江東区)、東京多摩支店(東京都府中市)、大阪南港ターミナル支店(大阪市住之江区)といった拠点支店で作業に遅れが出た。このため、地方から首都圏、関西圏向けに配送されるなどした荷物の多くが、生ものも含めて指定された期日に届かない状態になっている。
日本郵便では、ペリカン便の吸収で、荷物量がこれまでの1日当たり約60万個から約107万個に増えた。店舗も約7万4000店から約13万4000店に膨らみ、事務量が増えた。最大拠点の新東京支店では、これまで1日平均で約16万個を扱っていたが、25万個に増える計算だった。
一般に7月はお中元の集配で忙しく、さらに2010/07/11の参院選の投開票を前に選挙関連の荷物の取扱いも増えたことも作業量の急増につながったとみられる。
ゆうパックとペリカン便の集配のシステムを併存させる形でスタートしたことも混乱に輪をかけた。一方のシステムに習熟した従業員が、他方の仕分けの作業手順を間違えることもあり、こうしたミスの重なりが大規模な遅配を招いた可能性もある。日本郵便の広報担当者は「訓練はしてきたが、大量の荷物を前に慌てた」。必要に応じ、利用者への賠償も今後検討する。
日本郵便は2010/07/01夜から、急遽、応援職員を出勤させるなどしている。「週明けまでに遅配を解消したい」というが、遅配の全容が把握できていないことを理由に、2010/07/03深夜の時点でも、遅れの事実やその規模を公表していない。ホームページなどでも一切触れられていない。
日本郵便幹部は2010/07/03夜、朝日新聞の取材に対し、「1日2日の遅れはよくある。今回は数が多いが、1日ぐらい遅れても大丈夫と思った。甘いのかもしれないが、土日できれいにすればほとんど影響ない、と思っていた」と話した。
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ゆうパック遅配 百貨店は業者振り替え対応 <神戸新聞 2010/07/05>を添削
日本郵便の宅配便ゆうパックの集配作業の遅れは、兵庫県内にも影響を及ぼしている。商品が指定期日に届かないため、百貨店は急遽、別の宅配業者に振り替えて対応。日本郵便神戸支店には配送車が集中し、あふれた車が沿道に長い列をつくる事態も起きている。
阪急阪神百貨店は配送の一部で日本郵便の宅配便を使用。客から「商品が指定期日に届かない」と苦情があったという。エイチ・ツー・オーリテイリングは「別の宅配業者に振り替え、社員が日本郵便の支店に出向いて指示するなどの対応を取っている」と話した。
大丸松坂屋百貨店広報部も「全国で数十件の苦情が出ている。当面は業者を切り替える」。
神戸市内の百貨店従業員は「昨年の歳暮時期にも遅配や誤配などのトラブルが多かった。なぜ多忙な中元時期に統合するのか」と首をかしげた。
(中略)
2010/07/01以降、夜間になると、日本郵便神戸支店前は配送車で込み合う。日本郵政グループの広報担当者は「近畿では大阪の集配拠点以外に大きな混乱はない。神戸支店の混雑は、運搬ダイヤが乱れたため。数日で解消に向かう」とする。しかし、日本郵便神戸支店関係者は「支店内に荷物があふれかえり、めちゃくちゃ。統合に向けた準備が不十分で、人手不足も深刻。混乱は予想できた」と会社の運営を批判している。
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一流の店は一流の配送業者を使います。三流以下の配送業者を使う店は、自身のレベルを露呈しています。
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ゆうパック集配に遅れ ペリカン便と統合で混乱 日本郵政グループ <MSN産経 2010/07/03>を添削
日本通運との共同出資会社「JPエクスプレス」が手掛けていたペリカン便の宅配事業を吸収して2010/07/01にスタートした日本郵便のゆうパックで、集配作業の一部に遅れが出ていることが2010/07/03、明らかになった。
日本郵政によると、2010/07/01から一部の地域で、指定された配達時間に宅配便が届かないなどのトラブルが発生している。集配作業の遅れが出ている地域や件数などの実態把握を進めている。集配拠点が荷物の取扱量の増加に対応できなかったり、ペリカン便を扱っていた職員が郵政側の作業手順に不慣れだったりしたことが原因とみられる。日本郵政は職員数を増やすなどの対応を取っている。
ゆうパック遅配で損害賠償受付、損失「数十億円規模」も <MSN産経 2010/07/08>を添削
日本郵便(郵便事業株式会社)は2010/07/08までに、宅配便ゆうパックの大規模遅配で、腐ったりした食品などの損害賠償の受付を始めた。荷物を受け付けた窓口などで利用者からの申出に対応する。お中元シーズンのため、果物などの贈答品も多く、苦情が殺到しており、賠償件数と金額も相当程度に上るとみられ、赤字に陥っている日本郵便の業績を圧迫しそうだ。
遅配件数は2010/07/01~07/07の累計で34万件を超えた。2010/07/07には集配・配達作業がほぼ正常化し、遅れも解消され、新たな遅れは出ていないという。
このため、2010/07/04の遅配発表会見で、鍋倉真一社長が表明した損害賠償などの顧客対応を急ぎ、信頼回復を図りたい考えだ。品物を弁償する他、新しい品物を送り直す場合の送料も負担する方針。
今回の遅配による被害件数や金額については不明としているが、苦情は現時点までで6500件に達しており、かなりの件数に上る見通し。日本郵便では、2008年度のトータルで損害賠償が約4万件で4億円程度だった。今回はお中元シーズンの大規模発生だけに「他社への振替え分の逸失利益を含め損失が数十億円規模」(業界関係者)になる可能性もある。
日本郵便は2010/03期に475億円の最終赤字を計上しており、損害賠償が一段の業績悪化要因となるのは避けられない。
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一流の店は一流の配送業者を使います。三流以下の配送業者を使う店は、自身のレベルを露呈しています。
逸失利益まで賠償されるのでしょうか?
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ゆうパック遅配:ほぼ解消 「正常化宣言」見送り <毎日新聞 2010/07/08>を添削
宅配便ゆうパックの遅配問題で、日本郵便(郵便事業株式会社)は2010/07/07、夕方までに新たな遅延や遅配はなく、「おおむね順調に流れている」と発表した。鍋倉真一・社長は前日に2010/07/07中の正常化宣言を目指す考えを示していたが、日本郵便は状況がこのまま安定するかなどを見極める必要があるとして、正常化宣言は見送った。
日本郵便によると、遅れが生じていた千葉県、埼玉県の集配拠点を通過する荷物の遅延はほぼ解消した。2010/07/06にコールセンターに寄せられた苦情は通常の2倍以上の1100件、2010/07/06までの累計は6500件に達した。配達遅れで食品が腐ったなどの苦情が増えている。
現在も混乱が起きた集配拠点には応援要員が張り付き、一般郵便の担当者がゆうパックを配達する支店もある。東京都内の支店の社員は「配達予定日から4日経っても届かず、行方不明の荷物がある」と話しており、現場ではまだ混乱は解消していない。
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【断面 2010参院選】JP労組、遅配気にせず選挙運動続行中 <MSN産経 2010/07/07>を添削
日本郵便(郵便事業株式会社)の宅配便ゆうパックに34万個超の遅配が発生したことが問題となったが、参院選で民主党比例代表候補を擁立している日本郵政グループ労組(JP労組、約23万人)は、あまり気にせず選挙活動を続けている。JP労組は今後の遅配対応について「組合として現状を把握していないので、コメントできない」としている。
今回の遅配は、中元商戦で配達量が増える2010/07/01に、ゆうパックとペリカン便を統合したことが要因。初日から混乱が起きていたにもかかわらず、客への情報提供が2010/07/04になるなど日本郵便の杜撰な対応が明らかになっている。
一方、こうした事態にJP労組は「客に迷惑をかけないように解決しなければならない」と会社に要請したが、組合員に具体的な遅配対応や、集票活動の自粛は求めなかった。JP労組はその理由について、「組合員イコール社員だ。社員として適切な対応をしているからだ」と説明している。
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まあ、昔からこうですけれどね……。JP労組推薦候補:難波奨二
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ゆうパック遅配:34万4000個に 1日あたりの個数は半減 <毎日新聞 2010/07/07>
日本郵便(郵便事業株式会社)は2010/07/06、宅配便ゆうパックの遅配が2010/07/01~07/06の累計で約34万4000個に達したことを明らかにした。同社によると、2010/07/05の引受け分では、千葉県、埼玉県、大阪府の集配拠点を通過する荷物の計約2万4000個に半日から1日の遅れが生じている。1日あたりの遅配の個数はピークの半分以下に減った。ただ、07/01からの遅配などの苦情件数は約5000件に達しており、お中元シーズンのさなか、顧客の不満は収まっていない。
鍋倉真一社長は2010/07/06夕、「混乱は収まってきている」と強調。「07/07朝にかけての状況を見て、正常化を宣言したい」と述べた。
この問題で行政処分も含めた対応を検討している原口一博総務相は2010/07/06、総務省に鍋倉社長を呼び、遅配の経緯や日本郵便の対応、一般の郵便業務への影響について、2010/07末までに報告するように要請。原口総務相は閣議後の会見で「(07/01のゆうパックとペリカン便統合への移行に向けた)事前準備が十分でないから、こういうことが起きたのではないか」との見方を表明。統合作業にかかわる管理態勢を厳しく追及する構えを見せた。
鍋倉社長は2010/07/06、記者団に「本社で十分に準備したつもりだが、集配拠点で想定外のことが起こった。配慮が足りなかったのかなと反省している」と述べた。
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一流の店は一流の配送業者を使います。三流以下の配送業者を使う店は、自身のレベルを露呈しています。
そりゃね、こんな状況だからみんながゆうパックとペリカン便を回避して、個数が減ってるんです。
あと、郵政に関しては絶対に労組が絡んでいます。公務員体質。
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ゆうパック遅配「郵便局職員に危機感感じられず」 <読売新聞 2010/07/06>を添削
日本郵便の宅配便ゆうパックに配達の遅れが出ている問題で、各地の特産品を発送する農家や食品業者は、顧客から寄せられる苦情への対応に追われている。
「まだ届かない」「1日遅れて着いた商品が傷んでいた」。サクランボ生産量日本一の山形県東根市は、贈答用シーズンのピークを迎えたが、東根市内の農家は2010/07/06朝も電話が鳴りっぱなしの状態。果樹園を営む女性(62)は「旬の短いサクランボは鮮度が命。味や色づきが一番いい時期に収穫して発送しているので、わずかな遅れでも影響が出てしまう」と悲鳴を上げる。「1日でも遅れると傷みが出てしまう」と日本郵便への憤りを募らせている。
これまで商品の約8割をゆうパックで発送していたが、別の業者に切り替えて対応している。「再発送と伝票の打ち直しで手いっぱい」。
茨城県鉾田市のJAかしまなだの野菜直売所にも「荷物が届かない」といった苦情や問い合わせが1日に10件ほど寄せられている。扱っているのは、地元特産のアンデスメロン、クインシーメロン、野菜など。「暑い日が続いているし、日がたつと、新鮮さやおいしさが失われてしまう」と担当者は困惑顔だ。
南高梅の産地、和歌山県田辺市の梅干し製造・販売店には、関西や関東の注文客から苦情や問合せがあった。「郵便局の職員が2010/07/05、遅配の説明に来たが、ひとごとのような口調で危機感が感じられなかった」と男性店長(37)は憤る。
愛媛県特産のみかんを使ったポンジュースを製造販売する松山市のえひめ飲料には、柑橘果汁を原料に使う食品加工メーカーなどから、到着遅れの問合せが寄せられた。ゆうパックに問い合わせても「所在の確認がとれない」との返答で、2010/07/06から他社の宅配便に切り替えることを決めた。
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一流の店は一流の配送業者を使います。三流以下の配送業者を使う店は、自身のレベルを露呈しています。
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ゆうパック遅配:準備おろそか、見切り統合 マニュアル到着遅れ、訓練1回 <毎日新聞 2010/07/06>を添削
集配の遅れが続いている日本郵便(郵便事業株式会社)の宅配便ゆうパックをめぐる問題で、ゆうパックとペリカン便の統合に伴う業務マニュアルが現場の一部に届いたのは直前の2010/06半ば以降だったことが2010/07/05、分かった。宅配便の遅れは2010/07/05現在で32万個に増え、日本郵便は社員の不慣れを強調するが、準備不足を指摘する声が強まっている。
日本郵便の東京都内の支店に勤める男性社員が、ペリカン便と統合後のゆうパックの作業手順を書いた140ページにわたるマニュアルを受け取ったのは統合直前の2010/06半ばだった。「訓練も1回だけ。わずか2週間で習得するのは無理。押し切った経営陣が現場に責任を転嫁するのはおかしい」。男性はぶちまけた。都内の別の集配拠点の社員によると、マニュアルが届いたのは2010/06下旬だ。
日本郵便は集配拠点で混乱が続いていると強調する。だが、拠点から荷物が配送され、各戸に届ける支店でも混乱していると男性は指摘。「荷物の受領書などを発行する支店内の新システムは、2010/07/01の新サービス開始まで動かず、触れることもなかった」
混乱は2010/07/01以降も続く。ゆうパックでは従来、着払いで客から受け取った料金は、配達員が午前中にいったん支店に戻って精算してきたが、2010/07/01から、1日の最後に支店に戻った際に精算するペリカン便方式に変更。戻った配達員で支店がごった返す事態となった。
日本郵便が統合を急いだ背景には、財務上の理由がある。2008年に日本通運と共同出資で「JPエクスプレス」を設立、日通はペリカン便を先行移管した。ゆうパックも2009/10に移管されるはずだったが、総務省がゆうパック移管後の日本郵便の収益を懸念し認可を見送った。結局、ペリカン便をゆうパックが吸収する形で事業統合は完了。統合を急いだのはJPエクスプレスが月50億~60億円の赤字を垂れ流してきたためで、取扱個数を増やし黒字化させることが最重要課題だったためだ。
2010/07統合が決まったのは2009/12にさかのぼる。日本郵便のある幹部は「繁忙期の統合に異論を唱える声もあった」と明かす。当時は年賀状の繁忙期で「意見する余裕が現場になかったのだろう」とみるが、その後も判断変更の余地はなかったのか。
配達の遅れは、早期統合という経営課題を最優先させた結果、起こったとも映る。だが、鍋倉真一社長は2010/07/04の会見で「いろんな研修や予行演習は行ったが、やや不慣れの人間が多かった」と現場の責任を強調。拠点での混乱が明白となった2010/07/02の時点で「土日の対応で正常化できる」(鍋倉社長)と判断したが、結果的に「経営側の準備不足と甘い見通しによる見切り発車」(都内の支店に勤める社員)の感は否めない。
集配拠点の作業手順の検討を始めたのも2010/04。都内の集配拠点に勤める男性社員は残業に疲れきった様子で、「マニュアルを完璧に理解している人間はいないのでは。混乱は当たり前だ」と語った。
◇「なぜ中元の時期に」
宅配便ゆうパックの遅配は2010/07/05も続き、日本郵便、業者、利用者のすべてに混乱が広がった。日本郵便の東京都内のある集配所。40歳代の男性は、冷凍室の広さが限られるため、要冷蔵のものが保管できない恐れが出てきていると明かす。「統合時期もなぜ中元シーズンなのか。日付の古い宅配物が現場に残っている」と憤りを隠さない。
茨城県鉾田市の「ファーマーズマーケットなだろう」では、購入翌日に配達されるはずのメロンが届かず、2010/07/05までに顧客から10件の問合せがあった。店員は「箱詰めで熟成が早く進むのが心配だ」と話す。
岡山県の通販業者によると、山形県から九州に発送したサクランボが1日遅れの2010/07/03に到着。顧客から傷んでいると苦情を受け再発送したが、「早めに伝えてもらえれば対処できた」と批判する。
千葉県山武市の農事組合法人「さんぶ野菜ネットワーク」に至っては、顧客からゆうパックで発送した野菜が届いていないとの苦情が相次いでいる。職員の1人は「腐ると困る。当面、ゆうパックの利用は控える」。
生もの以外にも被害は広がる。
埼玉県は発行窓口がある川口市などに、ゆうパックでパスポートを発送しているが、2010/07/01~07/02に発送した250冊が最大2日間遅配となった。
流通大手各社も引き続き対応に追われた。
ダイエーは、一部で到着が半日~1日遅れ、生鮮品は傷まないよう配送センターに戻して保管し、再発送の手続きをする。
小田急百貨店は、配達期日が指定された一部の荷物については、以前から契約している日本通運の航空便などに切り替えた。
三越伊勢丹ホールディングスの石塚邦雄社長は、「通販で苦情が殺到するようなら別の業者への切り替えも検討せざるを得ない」と話している。
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一流の店は一流の配送業者を使います。三流以下の配送業者を使う店は、自身のレベルを露呈しています。
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大丸東京、ゆうパックから一部乗り換え…遅配で <読売新聞 2010/07/05>を添削
宅配便ゆうパックで約26万個の荷物の遅配が発生している問題を巡り、百貨店など大口顧客の間では、お中元シーズンの混乱を避けるため、他の宅配業者に配送を変更するなどの動きが出始めた。
一方、総務省は2010/07/05、日本郵便(郵便事業株式会社)に対して業務改善命令などの行政処分を行うかどうかについて検討を始めた。総務省は、日本郵便(郵便事業株式会社)から遅れの原因や実態などについて詳しい聞き取り調査を行う方針。
大丸東京店(東京都千代田区)では、2010/07/02以降に発送した期日指定の中元商品など約2000個について、ゆうパックから別の宅配業者に変更する手続きを行った。大丸東京店によると、遅配のトラブルは起きていないが「顧客に迷惑がかからないための対応」としている。小田急百貨店(東京都新宿区)でも、商品の一部に遅配が出たため、期日指定の商品について一時、別の宅配業者に振り替える措置を取った。
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一流の店は一流の配送業者を使います。三流以下の配送業者を使う店は、自身のレベルを露呈しています。
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ゆうパック遅配:遅れ、4日間で26万個 解消は「週明け早々」 <毎日新聞 2010/07/04>を添削
宅配便ゆうパックの集配が遅れている問題で、日本郵便(郵便事業株式会社)の鍋倉真一社長は2010/07/04会見し、2010/07/01~07/04で、全取扱量の7%にあたる約26万個の配達に最大2日の遅れが出たことを明らかにした。増員や臨時トラックの手配で対応しているが、遅れの解消は「週明け早々」としている。郵便事業会社は2010/07/01、日本通運の宅配便事業ペリカン便をゆうパックに吸収し、再スタートを切ったばかりだが、経営の先行きには早くも暗雲が漂ってきた。
集配の遅れは2010/07/01夜から起こり、07/02には集配拠点に向かうトラックの到着が遅れるなど大きく混乱。これまで全国にある集配拠点70カ所のうち最大10カ所程度で発生。2010/07/04時点でも、千葉西支店(千葉県習志野市)、大阪南港支店(大阪市住之江区)、小牧支店(愛知県小牧市)の3カ所の集配拠点を経由する荷物の遅れが続いている。2010/07/04配達予定の95万の荷物の7%に当たる6万6000個に最大2日の遅れが出ている。
集配遅れの背景には、ゆうパックとペリカン便の統合で取扱量や取扱窓口が約2倍に増えた一方で、集配拠点は整理統合で1カ所増の70カ所と抑え込まれ、1カ所当たりの荷物の取扱個数が急増したことがある。また、荷物を仕分ける機械が異なり、一部社員が不慣れなため、機械が頻繁に停止した。一部で夜間の集荷時間をペリカン便に合わせ延長し、運送ダイヤの乱れも発生した。
集配の遅れをホームページに掲載したのは2010/07/04で、情報提供も遅れた。
◇赤字経営に追い打ち
鍋倉社長は会見で集配の遅れについて、「一過性の問題」と強調しながらも、「営業面での影響もある」と認めざるを得なかった。同社幹部は事情説明に懸命だが、信用回復には時間がかかりそうだ。
宅配業界はヤマト運輸と佐川急便の2強が取扱個数で約7割を占める。後塵を拝してきたペリカン便とゆうパックは、そもそも赤字事業同士。統合による規模拡大で巻き返そうとしたが、郵便事業会社と日本通運が設立した共同出資会社「JPエクスプレス」の累積損失は1000億円に上り、最近まで1カ月当たり50億円超の赤字を垂れ流してきた。
鍋倉社長は会見で、損害賠償に応じる意向も表明した。取扱量が増える7月に統合した判断は「誤っていなかった」と述べたが、事態収拾が長引けば、経営へのさらなる打撃となりそうだ。
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ゆうパック大規模遅配、「全容を把握できない」ので公表せず <朝日新聞 2010/07/04>を添削
日本郵便の宅配便ゆうパックで、2010/07/01から2010/07/03にかけて大規模な配達の遅れが出た。日本通運のペリカン便を2010/07/01に吸収して取扱量が増えたことなどから、首都圏経由の荷物を中心に配送が滞った。遅配がしばらく続く可能性もあるが、日本郵便は「遅れの全体像を把握できない」として、2010/07/03夜の段階でも遅配の事実などを公表していない。
ゆうパックの荷物は、郵便局など地域の窓口で預かった後、都道府県ごとの拠点支店に集める。それぞれ届け先近くの拠点支店に送ってから、さらに仕分けて、配送を受け持つ地域の郵便局などに送られる。
日本郵便によると、新東京支店(東京都江東区)、東京多摩支店(東京都府中市)、大阪南港ターミナル支店(大阪市住之江区)といった拠点支店で作業に遅れが出た。このため、地方から首都圏、関西圏向けに配送されるなどした荷物の多くが、生ものも含めて指定された期日に届かない状態になっている。
日本郵便では、ペリカン便の吸収で、荷物量がこれまでの1日当たり約60万個から約107万個に増えた。店舗も約7万4000店から約13万4000店に膨らみ、事務量が増えた。最大拠点の新東京支店では、これまで1日平均で約16万個を扱っていたが、25万個に増える計算だった。
一般に7月はお中元の集配で忙しく、さらに2010/07/11の参院選の投開票を前に選挙関連の荷物の取扱いも増えたことも作業量の急増につながったとみられる。
ゆうパックとペリカン便の集配のシステムを併存させる形でスタートしたことも混乱に輪をかけた。一方のシステムに習熟した従業員が、他方の仕分けの作業手順を間違えることもあり、こうしたミスの重なりが大規模な遅配を招いた可能性もある。日本郵便の広報担当者は「訓練はしてきたが、大量の荷物を前に慌てた」。必要に応じ、利用者への賠償も今後検討する。
日本郵便は2010/07/01夜から、急遽、応援職員を出勤させるなどしている。「週明けまでに遅配を解消したい」というが、遅配の全容が把握できていないことを理由に、2010/07/03深夜の時点でも、遅れの事実やその規模を公表していない。ホームページなどでも一切触れられていない。
日本郵便幹部は2010/07/03夜、朝日新聞の取材に対し、「1日2日の遅れはよくある。今回は数が多いが、1日ぐらい遅れても大丈夫と思った。甘いのかもしれないが、土日できれいにすればほとんど影響ない、と思っていた」と話した。
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ゆうパック遅配 百貨店は業者振り替え対応 <神戸新聞 2010/07/05>を添削
日本郵便の宅配便ゆうパックの集配作業の遅れは、兵庫県内にも影響を及ぼしている。商品が指定期日に届かないため、百貨店は急遽、別の宅配業者に振り替えて対応。日本郵便神戸支店には配送車が集中し、あふれた車が沿道に長い列をつくる事態も起きている。
阪急阪神百貨店は配送の一部で日本郵便の宅配便を使用。客から「商品が指定期日に届かない」と苦情があったという。エイチ・ツー・オーリテイリングは「別の宅配業者に振り替え、社員が日本郵便の支店に出向いて指示するなどの対応を取っている」と話した。
大丸松坂屋百貨店広報部も「全国で数十件の苦情が出ている。当面は業者を切り替える」。
神戸市内の百貨店従業員は「昨年の歳暮時期にも遅配や誤配などのトラブルが多かった。なぜ多忙な中元時期に統合するのか」と首をかしげた。
(中略)
2010/07/01以降、夜間になると、日本郵便神戸支店前は配送車で込み合う。日本郵政グループの広報担当者は「近畿では大阪の集配拠点以外に大きな混乱はない。神戸支店の混雑は、運搬ダイヤが乱れたため。数日で解消に向かう」とする。しかし、日本郵便神戸支店関係者は「支店内に荷物があふれかえり、めちゃくちゃ。統合に向けた準備が不十分で、人手不足も深刻。混乱は予想できた」と会社の運営を批判している。
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一流の店は一流の配送業者を使います。三流以下の配送業者を使う店は、自身のレベルを露呈しています。
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ゆうパック集配に遅れ ペリカン便と統合で混乱 日本郵政グループ <MSN産経 2010/07/03>を添削
日本通運との共同出資会社「JPエクスプレス」が手掛けていたペリカン便の宅配事業を吸収して2010/07/01にスタートした日本郵便のゆうパックで、集配作業の一部に遅れが出ていることが2010/07/03、明らかになった。
日本郵政によると、2010/07/01から一部の地域で、指定された配達時間に宅配便が届かないなどのトラブルが発生している。集配作業の遅れが出ている地域や件数などの実態把握を進めている。集配拠点が荷物の取扱量の増加に対応できなかったり、ペリカン便を扱っていた職員が郵政側の作業手順に不慣れだったりしたことが原因とみられる。日本郵政は職員数を増やすなどの対応を取っている。
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