Sclaps KOBE
神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。
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深海潜水調査船支援母船「よこすか」の火災に伴うスケジュールの影響及び被害状況について <2009/02/24 独立行政法人海洋研究開発機構>を基に
1.スケジュール
今年度のスケジュールは以下の通りであり、4月以降の研究計画への影響はございません。
2009/03/14 年次検査工事及び火災修復工事完工(当初02/19予定)
(株)川崎造船神戸工場出港、「よこすか」性能確認試験
2009/03/18 横須賀本部専用岸壁入港(当初02/26予定)
潜水調査船「しんかい6500」搭載、性能確認試験準備
2009/03/21 横須賀本部専用岸壁出港(当初03/19予定)
潜水調査船「しんかい6500」性能確認試験
2009/03/31 沖縄那覇港入港(当初03/29予定)
2.被害状況
1)人的被害(無し)
初期消火を行った本船乗組員1名、川崎造船作業員2名が煙を吸い込み、病院にて検査を受けたが、結果異常なし。
2)物的被害
[端艇甲板]
・火元の潜水船要員室、隣の潜水船要員室の艤装品・電線・電気品は焼損、その他5部屋、浴室、便所は水害・煙害。
・通路、扉の開いていた2部屋の電気品は煤による汚損、熱風による変形。
[船橋甲板]
・火元の上に位置する潜水船要員室の床は焼損による歪み。その他は煙害。
[航海船橋甲板]
・電気機器が煙により汚損。
[上甲板]
・職員食堂含む3部屋が水害。
[第二甲板]
・娯楽室が水害。
3.対応状況
(株)川崎造船より事故防止対策の説明を受け、工事を再開しているところです。
~~~~
川崎造船よこすか火災:エアダクト溶接の熱が原因か <神戸新聞 2009/02/13>
2009/02/12朝、川崎造船神戸工場(神戸市中央区)に係留されていた(独)海洋研究開発機構の海洋調査船支援母船「よこすか」で起きた火災は、溶接工事による熱が天井を通じ、上部階の作業用シートに伝わって燃えだした可能性のあることが同日、実況見分した生田警察署の調べで分かった。
調べによると、「よこすか」3階の居室など約40平方メートルが燃えた。出火当時、作業員が2階通路の天井付近で、エアダクトの溶接作業中だった。生田警察署は、溶接で発した熱が天井の鉄板を通じ、3階に敷かれていた作業用シートに伝わり、発火した可能性があるとみて、出火原因を調べている。
川崎造船の親会社の川崎重工業は「溶接工事が適切な手順を踏んでいたかは調査中」、海洋研究開発機構は「「よこすか」のダメージを調べ、今後の学術調査への影響を見極めたい」としている。
~~~~
川崎造船火災:106人乗船、突然白い煙 <神戸新聞など 2009/02/12>
もうもうと白煙が立ち込め、サイレンが鳴り響いた。2009/02/12朝、川崎造船神戸工場(神戸市中央区)で起きた支援母船「よこすか」の火災。現場は消防車14台と消防艇、ヘリコプターが出動するなど一時騒然となった。ここ数年、大規模造船工場での修理や建造中の船の火災や事故が相次いでおり、あらためて安全対策が問われそうだ。
出火当時、「よこすか」には乗組員と修理などに当たる作業員の106人が乗船。突然上がった白煙に船内は混乱した。「まだ人が取り残されている」。工場内で別の作業をしていた男性によると、次々と乗組員らが避難し叫び声が上がった。「煙はツンと鼻を突くようなにおい。みんな慌てて外に飛び出していた」と生々しく語った。エンジン部分にいた乗組員は「火事だと叫ぶ声を聞き、船から逃げた。こんなことは初めて」と顔を引きつらせていた。
10:30すぎから川崎造船神戸工場内で川崎造船幹部らが記者会見。神戸工場では、2007年にもクレーン倒壊による死傷事故を起こしており、総務部長の近藤喬は「クレーンの倒壊事故以降、一層の安全対策に取り組んできたが、このような火災を出し、非常に申し訳ない」と頭を下げた。
ここ数年、各地の造船工場では、修理や建造中の船内で火事や感電事故が続発。
神戸では2008/07、三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)で、建造中の潜水艦「そうりゅう」内で感電事故が発生、設備の検査に当たっていた5人が重軽傷を負った。
2008/10には神戸ドック(神戸市兵庫区)で整備中だった引き船から出火。船員室や休憩室を焼く被害が出ており、安全対策の徹底が叫ばれていた。
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係留の海洋調査船で火災、3人搬送 神戸:川崎造船 <神戸新聞など 2009/02/12>
2009/02/12 09:00ごろ、川崎造船神戸工場第4ドック(神戸市中央区東川崎町3)で、定期点検作業のため係留中の(独)海洋研究開発機構の深海潜水調査船支援母船「よこすか」(4439t)から出火、船員の居室2部屋など約40平方メートルを焼き、約30分後に消し止められた。初期消火をしていた船員や作業員の男性3人が煙を吸い、病院で手当てを受けた。神戸市消防局と生田警察署の調べによると、出火当時、川崎造船の作業員が2階左舷にある乗組員居住区域の通路天井でエアダクトの溶接作業中、飛び散った火花が燃え移ったとみられる。
「よこすか」は、2009/01/16から川崎造船神戸工場で定期点検を受けており、この日は08:30から作業が始まり、船内には、作業員55人と「よこすか」の乗組員51人がいた。生田警察署は、出火当時の詳しい状況について、関係者から話を聞いている。
「よこすか」は、最大潜航深度6500mの能力を持つ世界最高水準の有人大深度潜水調査船「しんかい6500」の支援母船。船内には「しんかい6500」の格納庫もあるが、「しんかい6500」は海洋研究開発機構の横須賀本部(神奈川県)で定期点検中で、「よこすか」に搭載されていなかった。また、生田警察署によると、船内の調査機器などに被害はなかった。2009/02/19に定期点検を終えた後は、試験航海で横須賀本部に戻る予定だった。
1.スケジュール
今年度のスケジュールは以下の通りであり、4月以降の研究計画への影響はございません。
2009/03/14 年次検査工事及び火災修復工事完工(当初02/19予定)
(株)川崎造船神戸工場出港、「よこすか」性能確認試験
2009/03/18 横須賀本部専用岸壁入港(当初02/26予定)
潜水調査船「しんかい6500」搭載、性能確認試験準備
2009/03/21 横須賀本部専用岸壁出港(当初03/19予定)
潜水調査船「しんかい6500」性能確認試験
2009/03/31 沖縄那覇港入港(当初03/29予定)
2.被害状況
1)人的被害(無し)
初期消火を行った本船乗組員1名、川崎造船作業員2名が煙を吸い込み、病院にて検査を受けたが、結果異常なし。
2)物的被害
[端艇甲板]
・火元の潜水船要員室、隣の潜水船要員室の艤装品・電線・電気品は焼損、その他5部屋、浴室、便所は水害・煙害。
・通路、扉の開いていた2部屋の電気品は煤による汚損、熱風による変形。
[船橋甲板]
・火元の上に位置する潜水船要員室の床は焼損による歪み。その他は煙害。
[航海船橋甲板]
・電気機器が煙により汚損。
[上甲板]
・職員食堂含む3部屋が水害。
[第二甲板]
・娯楽室が水害。
3.対応状況
(株)川崎造船より事故防止対策の説明を受け、工事を再開しているところです。
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川崎造船よこすか火災:エアダクト溶接の熱が原因か <神戸新聞 2009/02/13>
2009/02/12朝、川崎造船神戸工場(神戸市中央区)に係留されていた(独)海洋研究開発機構の海洋調査船支援母船「よこすか」で起きた火災は、溶接工事による熱が天井を通じ、上部階の作業用シートに伝わって燃えだした可能性のあることが同日、実況見分した生田警察署の調べで分かった。
調べによると、「よこすか」3階の居室など約40平方メートルが燃えた。出火当時、作業員が2階通路の天井付近で、エアダクトの溶接作業中だった。生田警察署は、溶接で発した熱が天井の鉄板を通じ、3階に敷かれていた作業用シートに伝わり、発火した可能性があるとみて、出火原因を調べている。
川崎造船の親会社の川崎重工業は「溶接工事が適切な手順を踏んでいたかは調査中」、海洋研究開発機構は「「よこすか」のダメージを調べ、今後の学術調査への影響を見極めたい」としている。
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川崎造船火災:106人乗船、突然白い煙 <神戸新聞など 2009/02/12>
もうもうと白煙が立ち込め、サイレンが鳴り響いた。2009/02/12朝、川崎造船神戸工場(神戸市中央区)で起きた支援母船「よこすか」の火災。現場は消防車14台と消防艇、ヘリコプターが出動するなど一時騒然となった。ここ数年、大規模造船工場での修理や建造中の船の火災や事故が相次いでおり、あらためて安全対策が問われそうだ。
出火当時、「よこすか」には乗組員と修理などに当たる作業員の106人が乗船。突然上がった白煙に船内は混乱した。「まだ人が取り残されている」。工場内で別の作業をしていた男性によると、次々と乗組員らが避難し叫び声が上がった。「煙はツンと鼻を突くようなにおい。みんな慌てて外に飛び出していた」と生々しく語った。エンジン部分にいた乗組員は「火事だと叫ぶ声を聞き、船から逃げた。こんなことは初めて」と顔を引きつらせていた。
10:30すぎから川崎造船神戸工場内で川崎造船幹部らが記者会見。神戸工場では、2007年にもクレーン倒壊による死傷事故を起こしており、総務部長の近藤喬は「クレーンの倒壊事故以降、一層の安全対策に取り組んできたが、このような火災を出し、非常に申し訳ない」と頭を下げた。
ここ数年、各地の造船工場では、修理や建造中の船内で火事や感電事故が続発。
神戸では2008/07、三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)で、建造中の潜水艦「そうりゅう」内で感電事故が発生、設備の検査に当たっていた5人が重軽傷を負った。
2008/10には神戸ドック(神戸市兵庫区)で整備中だった引き船から出火。船員室や休憩室を焼く被害が出ており、安全対策の徹底が叫ばれていた。
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係留の海洋調査船で火災、3人搬送 神戸:川崎造船 <神戸新聞など 2009/02/12>
2009/02/12 09:00ごろ、川崎造船神戸工場第4ドック(神戸市中央区東川崎町3)で、定期点検作業のため係留中の(独)海洋研究開発機構の深海潜水調査船支援母船「よこすか」(4439t)から出火、船員の居室2部屋など約40平方メートルを焼き、約30分後に消し止められた。初期消火をしていた船員や作業員の男性3人が煙を吸い、病院で手当てを受けた。神戸市消防局と生田警察署の調べによると、出火当時、川崎造船の作業員が2階左舷にある乗組員居住区域の通路天井でエアダクトの溶接作業中、飛び散った火花が燃え移ったとみられる。
「よこすか」は、2009/01/16から川崎造船神戸工場で定期点検を受けており、この日は08:30から作業が始まり、船内には、作業員55人と「よこすか」の乗組員51人がいた。生田警察署は、出火当時の詳しい状況について、関係者から話を聞いている。
「よこすか」は、最大潜航深度6500mの能力を持つ世界最高水準の有人大深度潜水調査船「しんかい6500」の支援母船。船内には「しんかい6500」の格納庫もあるが、「しんかい6500」は海洋研究開発機構の横須賀本部(神奈川県)で定期点検中で、「よこすか」に搭載されていなかった。また、生田警察署によると、船内の調査機器などに被害はなかった。2009/02/19に定期点検を終えた後は、試験航海で横須賀本部に戻る予定だった。
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