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神戸市役所:地下巨大ホールの建設計画中止 <神戸新聞 2010/03/12>を添削
神戸市役所は2010/03/11、六甲山の地下に造る計画だった巨大地下ホール「六甲シンフォニーホール」について、建設計画の中止を表明した。
阪神・淡路大震災後、計画を凍結したが、先行取得した土地は約208億円の含み損を抱えている。小柴善博・副市長は神戸市会の答弁で「高い買い物だった」と述べ、公社に土地を取得させて事業を展開する神戸市役所が得意としてきた開発手法についても「今後は抑制する」とし、方針転換の姿勢を示した。
構想は1991(平03)年に浮上。六甲山の地下約200mに1800人収容の大ホールを造る計画だった。(財)神戸市土地開発公社は関連の土地を約161億円で先行取得。計画を凍結したため、神戸市役所が金利などを上乗せし、総額220億円で買い戻した。しかし、バブル崩壊で土地価格は急落。2009/03時点の評価額は約11億5千万円となり、神戸市役所の包括外部監査で「適切な事業計画に基づいて取得されたのか疑問」と指摘された。
2010/03/11の神戸市会予算特別委員会で「神戸市の責任はないのか」と問われた小柴・副市長は「当時は当たり前の手法だった」としながらも「時代が変わり、先行取得は慎重にならざるを得ない。ホール計画の再開もない」と、中止を明言した。
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神戸市 208億円の土地含み損 外部監査人指摘 <神戸新聞 2010/02/24>
1991年、神戸市役所がJR新神戸駅近くに計画したコンサートホール「六甲シンフォニーホール」(阪神淡路大震災後に事業凍結)の関連用地を、先行取得した神戸市土地開発公社から、神戸市役所が総額約220億円で買い戻していたことが2010/02/23、神戸市役所の包括外部監査人の調査報告書で分かった。
関連用地の評価額は、2009/03時点の近隣路線価によると、約11億5千万円。208億5千万円の含み損となっている格好で、監査人は「自治体が(土地を公社に)先行取得させ、事業を展開するやり方に何らかの歯止めをかけるべき」と指摘している。
報告書によると、神戸市役所は「六甲山の地中を利用してオーケストラ演奏に最適なコンサートホールを建設する」とバブル期の1991年に計画着手。建設費は約350億円と試算されていた。問題の関連用地はその入口部分で、約5700平方メートル。神戸市土地開発公社が当時約161億円で先行取得した。だが1998/12の神戸市議会答弁で当時の助役が「この計画は凍結」と発言。神戸市役所は2005年度までに総額220億円で分割購入した。関連用地は2002年度から民間駐車場会社に賃貸され、2009年度の神戸市役所の賃料収入は861万円で、2002年度からの総収入は約4千万円に上る。
(後略)
神戸市役所は2010/03/11、六甲山の地下に造る計画だった巨大地下ホール「六甲シンフォニーホール」について、建設計画の中止を表明した。
阪神・淡路大震災後、計画を凍結したが、先行取得した土地は約208億円の含み損を抱えている。小柴善博・副市長は神戸市会の答弁で「高い買い物だった」と述べ、公社に土地を取得させて事業を展開する神戸市役所が得意としてきた開発手法についても「今後は抑制する」とし、方針転換の姿勢を示した。
構想は1991(平03)年に浮上。六甲山の地下約200mに1800人収容の大ホールを造る計画だった。(財)神戸市土地開発公社は関連の土地を約161億円で先行取得。計画を凍結したため、神戸市役所が金利などを上乗せし、総額220億円で買い戻した。しかし、バブル崩壊で土地価格は急落。2009/03時点の評価額は約11億5千万円となり、神戸市役所の包括外部監査で「適切な事業計画に基づいて取得されたのか疑問」と指摘された。
2010/03/11の神戸市会予算特別委員会で「神戸市の責任はないのか」と問われた小柴・副市長は「当時は当たり前の手法だった」としながらも「時代が変わり、先行取得は慎重にならざるを得ない。ホール計画の再開もない」と、中止を明言した。
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神戸市 208億円の土地含み損 外部監査人指摘 <神戸新聞 2010/02/24>
1991年、神戸市役所がJR新神戸駅近くに計画したコンサートホール「六甲シンフォニーホール」(阪神淡路大震災後に事業凍結)の関連用地を、先行取得した神戸市土地開発公社から、神戸市役所が総額約220億円で買い戻していたことが2010/02/23、神戸市役所の包括外部監査人の調査報告書で分かった。
関連用地の評価額は、2009/03時点の近隣路線価によると、約11億5千万円。208億5千万円の含み損となっている格好で、監査人は「自治体が(土地を公社に)先行取得させ、事業を展開するやり方に何らかの歯止めをかけるべき」と指摘している。
報告書によると、神戸市役所は「六甲山の地中を利用してオーケストラ演奏に最適なコンサートホールを建設する」とバブル期の1991年に計画着手。建設費は約350億円と試算されていた。問題の関連用地はその入口部分で、約5700平方メートル。神戸市土地開発公社が当時約161億円で先行取得した。だが1998/12の神戸市議会答弁で当時の助役が「この計画は凍結」と発言。神戸市役所は2005年度までに総額220億円で分割購入した。関連用地は2002年度から民間駐車場会社に賃貸され、2009年度の神戸市役所の賃料収入は861万円で、2002年度からの総収入は約4千万円に上る。
(後略)
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