Sclaps KOBE
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西成騒動:新たに5人逮捕 <毎日.jp 2008/07/10>
大阪市西成区のあいりん地区で先月起きた労働者らによる騒動で、機動隊員に暴行し防御楯を奪い取るなどしたとして、大阪府警警備部と西成警察署は2008/07/09、公務執行妨害容疑で同区内の清掃従事員 浦田圭作(64)ら5人を逮捕したと発表した。
調べに対し、浦田は「正当な理由があった」と容疑を否認。機動隊員にコンクリート片を投げつけた17歳の少年3人と、同署員に空き缶を投げた無職の男(28)はいずれも容疑を認めている。
また、大阪地検は同日、同署への抗議を労働者らに呼びかけた釜ケ崎地域合同労働組合委員長、稲垣浩(64)を道交法違反(無許可道路使用)の罪で起訴した。
☆☆☆☆
西成騒動:扇動者の正体、「朝日新聞読ませろ」と提訴の過去も <産経新聞 2008/06/22>
日本最大の日雇い労働者の街、大阪市西成区のあいりん地区で2008/06/13夕方に始まった労働者らによる騒動は、西成警察署への抗議活動の中心だった釜ケ崎地域合同労働組合(釜合労)委員長の稲垣浩(64)が2008/06/18に道交法違反容疑で逮捕され、一気に収束した。
5夜にわたって西成警察署の前で街宣車を使って抗議し、労働者をあおり続けた稲垣とはどんな人物なのか?。
稲垣は1981年の釜合労結成当初から委員長を務めている。日雇い労働者への炊き出し、労働や医療相談などを行い、「先生」と呼ぶ労働者もいる。警察や大阪市に過激な抗議活動を行うことでも知られている。
2004年と2006年には活動をめぐって逮捕された。
2004年12月、今回と同様に「労働者が暴行された」と西成警察署に抗議し、労働者が同署を取り囲む騒ぎが起きた。この際、騒ぎを止めようとした建設作業員に対し、「警察の回し者か」などと周囲の労働者に暴行を加えるよう扇動したとして傷害容疑で逮捕された。その後有罪が確定している。
2005年には、大阪拘置所で朝日新聞を購読できず精神的苦痛を受けたとして国に慰謝料を求める訴訟も提起。同拘置所では年に1回アンケートをとり、希望の多い読売・産経の2新聞に購読を限定しているためで、「2紙限定を定めた法律などは違憲だ」と主張していた。
2006年には西成公園でホームレスのテント状況などを調査していた大阪市職員に暴行を加えて業務を妨害したとして、威力業務妨害容疑などで逮捕され、有罪判決を受けた。
今回の騒動では、稲垣が夕方に西成警察署の前に街宣車を横付けし、拡声器を使って抗議を開始。「集まれ、集まれ」と労働者を集結させ、「署長が出てきて謝れ」「警察も土方してみろ」「シェルターに泊まってみい」「労働者を差別するな」と連呼した。
ただ、警察への抗議は煽っても、投石などの不法行為を扇動するような文言は全く発しない巧妙さ。組合メンバーとみられる男性らがカップ酒を配る時もあり、しばらくすると警察署への投石が始まり、エスカレートするころには稲垣の姿は見えなくなるというパターンが5日間続いた。
連日200~400人の労働者が集まってきたが、全員がこの騒動を支持していたわけではない。稲垣に批判的な労働者も少なからずおり、「稲垣があおってるだけや。やめろー」などと大声をあげる人もいた。
4日目の2008/06/16には近くの飲み屋の店員とみられる複数の男性が「ええ加減にしろ。警察に文句あるなら自分だけが署に行ったらええやないか」と稲垣に猛抗議。「おまえら警察のか。悪いんは警察や」と繰り返し叫び、男性らを追い払う場面もあった。
あいりん地区で労働者の支援活動を行う他の団体のメンバーもほとんどが抗議への参加を見送った。その理由は、騒動の発端になった警察官の暴行の真偽が定かでなかったことだ。稲垣らが訴える暴行の内容はこうだ。
「男性は同署3階の個室に連行され、4人の刑事に顔を殴られ、紐で首を絞められ、足蹴にされ、気が遠くなるとスプレーを嗅がされ、気がつくとまた暴行。あげくの果ては両足を持たれて逆さづりにされた」
他団体のメンバーですら「まゆつば」と話す内容に、大阪府警も「事実無根」と真っ向から否定。「暴行する理由もなければ、まして逆さづりとは…」と困惑するしかなかった。
にもかかわらず、稲垣が抗議を続けた理由について、府警幹部はこう語っている。「労働者の側に立つ自分をアピールして、活動へのカンパを集めやすくしているのではないか。稲垣自身が、一戸建ての住宅に住み、高級車に乗っていることをどれだけの労働者が知っているのだろうか。」
☆☆☆☆
西成騒動:釜合労委員長を逮捕 <毎日.jp 2008/06/18>
大阪市の西成警察署前で2008/06/13から5夜にわたり、労働者らが投石などを繰り返した騒動で、大阪府警警備部と同署は2008/06/18、道路使用許可を得ずに街頭演説を行った道交法違反の疑いで、釜ケ崎地域合同労働組合(釜合労)委員長 稲垣浩(64)=大阪市東淀川区淡路=を逮捕、組合事務所などを捜索した。調べに対し黙秘している。
調べでは、稲垣は2008/06/14 17:30~20:00ごろ、西成警察署前の市道の片側車線をふさぐように街宣車を止めて街頭演説を実施。多数の労働者を集め、通行人や車両の通行を著しく妨害した疑い。
今回の騒動は、飲食店でトラブルを起こした労働者が西成警察署員に暴行を受けたと訴えたことが発端。同署は否定したが、稲垣容疑者が06/13以降、街宣車を使って連日抗議。集まった労働者らが投石を始める形で騒動は続いていた。これまでに公務執行妨害などの現行犯で18人が逮捕され、警察官18人が負傷している。
稲垣容疑者は2004年に労働者が西成警察署を取り囲んだ際、建設作業員に暴行を加えるよう扇動したとして傷害容疑で逮捕、有罪確定。2006年にも公園でホームレスの状況を調査中の大阪市職員に暴行したとして威力業務妨害容疑などで逮捕、有罪判決を受け、現在上告中。
大阪市西成区のあいりん地区で先月起きた労働者らによる騒動で、機動隊員に暴行し防御楯を奪い取るなどしたとして、大阪府警警備部と西成警察署は2008/07/09、公務執行妨害容疑で同区内の清掃従事員 浦田圭作(64)ら5人を逮捕したと発表した。
調べに対し、浦田は「正当な理由があった」と容疑を否認。機動隊員にコンクリート片を投げつけた17歳の少年3人と、同署員に空き缶を投げた無職の男(28)はいずれも容疑を認めている。
また、大阪地検は同日、同署への抗議を労働者らに呼びかけた釜ケ崎地域合同労働組合委員長、稲垣浩(64)を道交法違反(無許可道路使用)の罪で起訴した。
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西成騒動:扇動者の正体、「朝日新聞読ませろ」と提訴の過去も <産経新聞 2008/06/22>
日本最大の日雇い労働者の街、大阪市西成区のあいりん地区で2008/06/13夕方に始まった労働者らによる騒動は、西成警察署への抗議活動の中心だった釜ケ崎地域合同労働組合(釜合労)委員長の稲垣浩(64)が2008/06/18に道交法違反容疑で逮捕され、一気に収束した。
5夜にわたって西成警察署の前で街宣車を使って抗議し、労働者をあおり続けた稲垣とはどんな人物なのか?。
稲垣は1981年の釜合労結成当初から委員長を務めている。日雇い労働者への炊き出し、労働や医療相談などを行い、「先生」と呼ぶ労働者もいる。警察や大阪市に過激な抗議活動を行うことでも知られている。
2004年と2006年には活動をめぐって逮捕された。
2004年12月、今回と同様に「労働者が暴行された」と西成警察署に抗議し、労働者が同署を取り囲む騒ぎが起きた。この際、騒ぎを止めようとした建設作業員に対し、「警察の回し者か」などと周囲の労働者に暴行を加えるよう扇動したとして傷害容疑で逮捕された。その後有罪が確定している。
2005年には、大阪拘置所で朝日新聞を購読できず精神的苦痛を受けたとして国に慰謝料を求める訴訟も提起。同拘置所では年に1回アンケートをとり、希望の多い読売・産経の2新聞に購読を限定しているためで、「2紙限定を定めた法律などは違憲だ」と主張していた。
2006年には西成公園でホームレスのテント状況などを調査していた大阪市職員に暴行を加えて業務を妨害したとして、威力業務妨害容疑などで逮捕され、有罪判決を受けた。
今回の騒動では、稲垣が夕方に西成警察署の前に街宣車を横付けし、拡声器を使って抗議を開始。「集まれ、集まれ」と労働者を集結させ、「署長が出てきて謝れ」「警察も土方してみろ」「シェルターに泊まってみい」「労働者を差別するな」と連呼した。
ただ、警察への抗議は煽っても、投石などの不法行為を扇動するような文言は全く発しない巧妙さ。組合メンバーとみられる男性らがカップ酒を配る時もあり、しばらくすると警察署への投石が始まり、エスカレートするころには稲垣の姿は見えなくなるというパターンが5日間続いた。
連日200~400人の労働者が集まってきたが、全員がこの騒動を支持していたわけではない。稲垣に批判的な労働者も少なからずおり、「稲垣があおってるだけや。やめろー」などと大声をあげる人もいた。
4日目の2008/06/16には近くの飲み屋の店員とみられる複数の男性が「ええ加減にしろ。警察に文句あるなら自分だけが署に行ったらええやないか」と稲垣に猛抗議。「おまえら警察のか。悪いんは警察や」と繰り返し叫び、男性らを追い払う場面もあった。
あいりん地区で労働者の支援活動を行う他の団体のメンバーもほとんどが抗議への参加を見送った。その理由は、騒動の発端になった警察官の暴行の真偽が定かでなかったことだ。稲垣らが訴える暴行の内容はこうだ。
「男性は同署3階の個室に連行され、4人の刑事に顔を殴られ、紐で首を絞められ、足蹴にされ、気が遠くなるとスプレーを嗅がされ、気がつくとまた暴行。あげくの果ては両足を持たれて逆さづりにされた」
他団体のメンバーですら「まゆつば」と話す内容に、大阪府警も「事実無根」と真っ向から否定。「暴行する理由もなければ、まして逆さづりとは…」と困惑するしかなかった。
にもかかわらず、稲垣が抗議を続けた理由について、府警幹部はこう語っている。「労働者の側に立つ自分をアピールして、活動へのカンパを集めやすくしているのではないか。稲垣自身が、一戸建ての住宅に住み、高級車に乗っていることをどれだけの労働者が知っているのだろうか。」
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西成騒動:釜合労委員長を逮捕 <毎日.jp 2008/06/18>
大阪市の西成警察署前で2008/06/13から5夜にわたり、労働者らが投石などを繰り返した騒動で、大阪府警警備部と同署は2008/06/18、道路使用許可を得ずに街頭演説を行った道交法違反の疑いで、釜ケ崎地域合同労働組合(釜合労)委員長 稲垣浩(64)=大阪市東淀川区淡路=を逮捕、組合事務所などを捜索した。調べに対し黙秘している。
調べでは、稲垣は2008/06/14 17:30~20:00ごろ、西成警察署前の市道の片側車線をふさぐように街宣車を止めて街頭演説を実施。多数の労働者を集め、通行人や車両の通行を著しく妨害した疑い。
今回の騒動は、飲食店でトラブルを起こした労働者が西成警察署員に暴行を受けたと訴えたことが発端。同署は否定したが、稲垣容疑者が06/13以降、街宣車を使って連日抗議。集まった労働者らが投石を始める形で騒動は続いていた。これまでに公務執行妨害などの現行犯で18人が逮捕され、警察官18人が負傷している。
稲垣容疑者は2004年に労働者が西成警察署を取り囲んだ際、建設作業員に暴行を加えるよう扇動したとして傷害容疑で逮捕、有罪確定。2006年にも公園でホームレスの状況を調査中の大阪市職員に暴行したとして威力業務妨害容疑などで逮捕、有罪判決を受け、現在上告中。
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