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神戸に関連する/しない新聞記事をスクラップ。神戸の鉄ちゃんのブログは分離しました。人名は全て敬称略が原則。
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中国駐大阪総領事館:右翼の男2人が消火器噴射などし逮捕 <毎日新聞 2012/09/29 23:19>を編集
2012/09/29 16:50頃、中国駐大阪総領事館(大阪市西区靱本町3)で、徒歩で近づいてきた男2人が建物のシャッターや壁面に消火器を噴射し、墨汁が入ったペットボトルを投げつけた。周辺を警戒していた大阪府警機動隊員が2人を取り押さえ、建造物損壊容疑で現行犯逮捕した。
大阪府警によると、2人は別々の右翼団体の幹部で「尖閣の問題で頭に来ていた」などと供述している。
大阪府警によると、逮捕されたのは、岸元匡貴(40、建築請負業、大阪市旭区新森7)と高橋英樹(40、解体業、大阪府守口市藤田町1)。2人は2012/09/29 14時から総領事館周辺であった中国への抗議デモに、他の右翼団体構成員ら約100人とともに参加していた。2人はデモが終わって現場を離れた後、戻って消火器を噴射するなどしたという。
~~~~
# まさか、このブログ読んでないよね。
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神戸中華同文学校で不審火 <神戸新聞 2012/09/19 08:54>を編集
2012/09/19 02:40頃、神戸中華同文学校(神戸市中央区中山手通6)の西門から炎が上がっているのをパトロール中の警官が見つけた。火はすぐに消え、怪我人はなかった。生田警察署は、尖閣諸島国有化に対し中国で起きている反日デモに関係する可能性があるとみて、器物損壊容疑で調べている。門は高さ約2mで、中央から下が焦げてすすけていたという。
~~~~
# あーあ、また脊髄反射勘違い池沼もどきが。神戸中華同文学校を襲うのは筋違い。中華人民共和国駐大阪総領事館あたりならいざ知らず。
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尖閣事件:神戸中華同文学校を脅迫の疑い 芦屋の男逮捕 <神戸新聞 2010/10/12>を添削
神戸中華同文学校(神戸市中央区)に脅迫電話をかけたとして、生田警察署などは2010/10/12、脅迫の疑いで、芦屋市の男(32、無職)を逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は、2010/10/04 11時前、神戸中華同文学校に電話をかけ、男性教員(31)に対し、「報復するぞ。後ろからナイフで刺す」などと脅した疑い。
着信履歴などから男が浮上。調べに対し、「衝突事件をめぐる中国政府の対応に不満があった。他にも電話した」などと供述している。
尖閣事件以降、神戸中華同文学校では窓ガラスが割られたり、中国政府を非難するような封書が届いたりしており、兵庫県警生田警察署が警戒を強めていた。
~~~~
尖閣事件:神戸中華同文学校、今度は窓ガラス割られる <MSN産経 2010/09/29>を添削
2010/09/29 07:55頃、神戸中華同文学校の校舎の窓ガラスが割れているのを男性職員が見つけ、警戒中の生田警察署員に通報した。尖閣諸島問題を受け、神戸中華同文学校には脅迫電話などが相次いでいるといい、生田警察署は器物損壊容疑で捜査するとともに関連を調べる。
生田警察署によると、割られていたのは講堂地下倉庫の南側窓ガラス1枚。縦約2cm、幅約1cmの穴があき、約5cmのひびが入っていた。ガラスは道路に面し、道路から棒状のもので突いて割ったとみられる。神戸中華同文学校職員が、2010/09/28 18時ごろに点検した際に異常はなかった。
生田警察署は同様の犯行が続く可能性があるとみて、神戸中華同文学校周辺の警備を強化する。
~~~~
尖閣事件:神戸中華同文学校に批判の封書 <MSN産経 2010/09/28>を添削
神戸中華同文学校(神戸市中央区中山手通)に2010/09/28午前、尖閣諸島問題での中国の対応を批判する内容の封書が届いた。封書はA4判でワープロ書き、差出人は不明だった。2010/09/28午後、兵庫県警生田警察署に届けた。
神戸中華同文学校や生田警察署によると、衝突事件以降、神戸中華同文学校には2010/09/15~09/16に「爆弾」「18日」などの単語だけが聞き取れる5~10秒の短い電話が10回あった他、2010/09/27~09/28には、男の声で「尖閣諸島をどう考えているのか」などと一方的に話す電話が3回あったという。
~~~~
# バカタレ、脅迫すべきは腰抜けの日本政府じゃ、バカタレ。神戸中華同文学校には、確かに華僑の子息が80%いますが、日本人生徒も15%いるのですよ。
2012/09/29 16:50頃、中国駐大阪総領事館(大阪市西区靱本町3)で、徒歩で近づいてきた男2人が建物のシャッターや壁面に消火器を噴射し、墨汁が入ったペットボトルを投げつけた。周辺を警戒していた大阪府警機動隊員が2人を取り押さえ、建造物損壊容疑で現行犯逮捕した。
大阪府警によると、2人は別々の右翼団体の幹部で「尖閣の問題で頭に来ていた」などと供述している。
大阪府警によると、逮捕されたのは、岸元匡貴(40、建築請負業、大阪市旭区新森7)と高橋英樹(40、解体業、大阪府守口市藤田町1)。2人は2012/09/29 14時から総領事館周辺であった中国への抗議デモに、他の右翼団体構成員ら約100人とともに参加していた。2人はデモが終わって現場を離れた後、戻って消火器を噴射するなどしたという。
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# まさか、このブログ読んでないよね。
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神戸中華同文学校で不審火 <神戸新聞 2012/09/19 08:54>を編集
2012/09/19 02:40頃、神戸中華同文学校(神戸市中央区中山手通6)の西門から炎が上がっているのをパトロール中の警官が見つけた。火はすぐに消え、怪我人はなかった。生田警察署は、尖閣諸島国有化に対し中国で起きている反日デモに関係する可能性があるとみて、器物損壊容疑で調べている。門は高さ約2mで、中央から下が焦げてすすけていたという。
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# あーあ、また脊髄反射勘違い池沼もどきが。神戸中華同文学校を襲うのは筋違い。中華人民共和国駐大阪総領事館あたりならいざ知らず。
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尖閣事件:神戸中華同文学校を脅迫の疑い 芦屋の男逮捕 <神戸新聞 2010/10/12>を添削
神戸中華同文学校(神戸市中央区)に脅迫電話をかけたとして、生田警察署などは2010/10/12、脅迫の疑いで、芦屋市の男(32、無職)を逮捕した。容疑を認めているという。
逮捕容疑は、2010/10/04 11時前、神戸中華同文学校に電話をかけ、男性教員(31)に対し、「報復するぞ。後ろからナイフで刺す」などと脅した疑い。
着信履歴などから男が浮上。調べに対し、「衝突事件をめぐる中国政府の対応に不満があった。他にも電話した」などと供述している。
尖閣事件以降、神戸中華同文学校では窓ガラスが割られたり、中国政府を非難するような封書が届いたりしており、兵庫県警生田警察署が警戒を強めていた。
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尖閣事件:神戸中華同文学校、今度は窓ガラス割られる <MSN産経 2010/09/29>を添削
2010/09/29 07:55頃、神戸中華同文学校の校舎の窓ガラスが割れているのを男性職員が見つけ、警戒中の生田警察署員に通報した。尖閣諸島問題を受け、神戸中華同文学校には脅迫電話などが相次いでいるといい、生田警察署は器物損壊容疑で捜査するとともに関連を調べる。
生田警察署によると、割られていたのは講堂地下倉庫の南側窓ガラス1枚。縦約2cm、幅約1cmの穴があき、約5cmのひびが入っていた。ガラスは道路に面し、道路から棒状のもので突いて割ったとみられる。神戸中華同文学校職員が、2010/09/28 18時ごろに点検した際に異常はなかった。
生田警察署は同様の犯行が続く可能性があるとみて、神戸中華同文学校周辺の警備を強化する。
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尖閣事件:神戸中華同文学校に批判の封書 <MSN産経 2010/09/28>を添削
神戸中華同文学校(神戸市中央区中山手通)に2010/09/28午前、尖閣諸島問題での中国の対応を批判する内容の封書が届いた。封書はA4判でワープロ書き、差出人は不明だった。2010/09/28午後、兵庫県警生田警察署に届けた。
神戸中華同文学校や生田警察署によると、衝突事件以降、神戸中華同文学校には2010/09/15~09/16に「爆弾」「18日」などの単語だけが聞き取れる5~10秒の短い電話が10回あった他、2010/09/27~09/28には、男の声で「尖閣諸島をどう考えているのか」などと一方的に話す電話が3回あったという。
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# バカタレ、脅迫すべきは腰抜けの日本政府じゃ、バカタレ。神戸中華同文学校には、確かに華僑の子息が80%いますが、日本人生徒も15%いるのですよ。
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石原許すまじ!これが中国“尖閣”強奪シナリオだ <zakzak 2012/04/19>を編集
東京都知事の石原慎太郎が「東京都が沖縄・尖閣諸島を購入する」と宣言したのに対し、勝手に領有権を主張している中国政府は「不法で無効だ」などと猛反発している。東シナ海の覇権とともに、尖閣周辺の地下資源や海洋資源を視野に「核心的利益」と公言する中国がこのまま黙っているはずがない。専門家は「いずれ、中国人民解放軍の軍艦が出てくる可能性がある」などと、中国による尖閣強奪作戦への警戒を呼びかけた。
石原知事のワシントン発言について、中国外務省は2012/04/17、「日本のいかなる一方的な措置も、不法で無効だ」と反発する談話を発表した。また、中国共産党機関紙 人民日報系の環球時報(電子版)は「日本の右翼分子の石原知事が年内に釣魚島の購入を検討していると宣言した」と報じた。
しかし、これは常套句だ。中国問題評論家の石 平は「中国にとって予想外のことだった。ショックを受けている」と話したうえで、中国の出方を語った。
「東京都議会が、石原知事の方針を妨害・阻止するように仕向けようとする可能性が最も高い。具体的には、親中派の国会議員、都議会議員、メディアなどにロビー活動をしたり、親中の日本人にデモを起こさせるなどして『中国ともめない方がいい』という方向に世論を誘導するのでは。すでに兆候がある」
確かに、親中色が強いとされる朝日新聞は2012/04/18朝刊1面で「『尖閣購入』に波紋」「都議会は慎重論」といった記事を掲載。日本共産党の機関紙 赤旗も2012/04/18付で「自治体がやるべきではない」という共産党都議のコメントをやはり1面に掲載した。
沖縄出身で、尖閣問題に詳しいジャーナリストの仲村覚は「東京都が尖閣諸島を購入することは大歓迎だ」といいながら、「尖閣を買っても、施設を建てるなど実効支配を強めなければ意味がない。万が一、石原知事が何も手をつけられないまま退任すれば、親中派は全国の組織を総動員して次の知事ポストを狙ってくる。これが怖い」と話した。
中国が強硬手段に出てくる可能性はないのか。
2010年の尖閣沖・中国漁船衝突事件以降、中国の漁業監視船がほぼ1カ月に1度のペースで尖閣周辺の水域に侵入している。2012/03には、最新鋭の海洋調査・監視船が領海内に侵入した。以前から「中国漁民が大挙して尖閣に上陸し、漁の拠点をつくり、中国海軍が『漁民を守る』という名目で軍の施設をつくる」というシナリオがささやかれている。
仲村は「民間人が上陸、という段階はすでに過ぎた。今後は、東京都が尖閣に施設を建設する際に、最も緊張感が高まるだろう。中国海軍が軍艦を出して妨害してくる可能性もある。日本側は、自衛隊が米軍と連携しながらこれを阻止しなければならない。戦時中のような緊張感になるだろう。また、米軍がにらみをきかせなくなれば、中国は軍事力を背景に台湾と尖閣をまとめて取りに来る」と話した。
ただ、中国国内で権力闘争が激化しており、「大した行動はできない」と見る向きもある。
沖縄・南西諸島地域の領空を守る航空自衛隊南西航空混成団司令を務めた元空将の佐藤守は「次期、政治局常務委員会入りが有力視されていた薄煕来・前重慶市党委書記の失脚事件以降、中南海(中国共産党中枢)では壮絶な権力闘争が起きている。私の入手した情報では、文化大革命直前といった雰囲気だ。中国側は地団駄を踏んでいるだろうが、九分九厘、激しく動けないのではないか。石原知事は絶好のタイミングで『尖閣購入』を発表した。首相の野田佳彦よりも数十段上の国家観を持っている」と語る。
ともかく、中国への警戒を怠るべきではない。
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中国、尖閣に350億円提示!地権者実弟が激白 <zakzak 2012/04/18>を編集
東京都知事の石原慎太郎(79)が「東京都が日本の領土を守る」として、沖縄・尖閣諸島の購入交渉を進めていることを明らかにしたことで、国内外でさまざまな反応が出ている。こうしたなか、尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島を個人所有する地権者の実弟 栗原弘行(65)が、石原への思いや、350億円を提示した中国関係者の存在、日本政府への不信感などを一気に語った。領土問題を徹底取材しているフォトジャーナリスト、山本皓一による単独インタビュー。
一瞬唐突にも思えた石原のワシントン発言だが、日本人の国家意識・領土意識を、これだけ明確に世界に向けて発信した人物は少ない。
山本「事前に『発言する』と聞いていたのか?」
栗原「知らなかった。ただ、昨年2011年から石原と売却交渉をしてきたのは事実だ。まだ、100%合意まではいっていない」
石原が1977年に尖閣諸島を船上から視察して以来、栗原家は、尖閣に関する問題提起を続けてきた石原を高く評価していた。「売却するなら国か自治体」と考えていた栗原家としては、信頼できる人物と売買交渉のテーブルに着いたようだ。
実際、日本政府をはじめ、政治家や日本人企業家、公然と中国人と名乗る人物まで、数々の買収のアプローチがあったという。
栗原「例えば、中国側の誰かが天文学的な金額を…」
山本「天文学的とは?」
栗原「最大で350億円っていってました。過大評価してる部分があるのは、(地下資源の)埋蔵量が300兆円って数字が出ちゃっているからですね」
側でメモを取っていた栗原の秘書が「実は、この間も来たんですよ。『日本のコンサルタント会社』って言ってました。一応、日本人のようでした。(栗原には報告せずに)私で止めましたけど…」と語った。
栗原「そんなのは面倒だから、僕の耳には入れないからね」
石原はワシントンでの会見で「購入価格はそんなに高くならない」と語った。関係者は「10~15億円になる見込み」と明かす。また、東京都副知事の猪瀬直樹は「全国から寄付が集まると思う」と語った。
尖閣諸島は明治初期、福岡県の古賀一族が探検・開拓した。戦後、栗原家は島を譲り受け、現在に至るまで所有している。各島の所有権はどうなっているのか。
栗原「北小島と南小島は2002年に、私から兄に名義を書き換えた。これは内閣府の『所有者を絞りたい』との意向もあった。兄が魚釣島と合わせて3島を所有している。(米軍演習場がある)久場島は妹の栗原和子が持っている」
私(山本)と、栗原弘行の付き合いの中で感じるのは、弟(弘行)が栗原家のスポークスマンを務め、兄や妹との間にワンクッションを設けていることだ。もし、兄や妹が発言をすると、それは最終結論と取られかねない。慎重かつ現実に即した役割分担のようだ。
インタビューは、私が尖閣沖での調査漁労に同行した話から、日本政府の一連の対応に展開した。
山本「調査漁労に同行したが、日本漁船が漁をするには危険が大きい。加えて、地元では中国漁船への危機感も高い。これを解決するには、魚釣島などに避難港や無線基地を建設するのが有効だと思う」
栗原「大いにあり得ることだ。実際、1979年に、当時の大平正芳内閣が政府の合同調査を行った。その際、設計士である私自身が、尖閣諸島に建設する避難港のキープランを担当した。結局、この計画は、大平が急死して頓挫してしまったが…」
山本「それは知らなかった。現在も、避難港や無線基地の建設には賛成なのか」
栗原「賛成か反対か以前に、日本政府の姿勢が定まらないことが問題。大平は確固とした信念と意思を持って事に当たっていたが、今の政府は『領土問題は存在しない』と言うだけで、具体的にどうやって尖閣諸島を守るかを明確にしていない。海上警備のための法整備も、いまだに整っていないじゃないですか」
山本「一昨年2010年の中国漁船衝突事件も、そのスキを突かれて起きた」
栗原「法整備が第一。日本政府の覚悟や姿勢があやふやなままでは、『建設を許可してくれ』といわれても、返答しようがない」
山本「政府の覚悟があれば、港や無線設備の建設は可能。そうなれば、漁業による経済活動などを日常的に継続できるようになる。実効支配の強化に繋がります」
栗原「その通り。日本の国土として、国益にかなった実効支配ができればいい。豊かな水産資源を活用して、国民の食生活を豊かにすることも国益でしょう。尖閣諸島を開拓した古賀辰四郎氏が魚釣島でカツオ節工場を経営した事実が『実効支配とはどうあるべきか』を教えてくれる。古賀家から島を譲り受けたわれわれは、その精神を継承していきたい」
石原と栗原家は「領土を守りたい」「国益を守りたい」という一念で繋がっているようだ。
東京都知事の石原慎太郎が「東京都が沖縄・尖閣諸島を購入する」と宣言したのに対し、勝手に領有権を主張している中国政府は「不法で無効だ」などと猛反発している。東シナ海の覇権とともに、尖閣周辺の地下資源や海洋資源を視野に「核心的利益」と公言する中国がこのまま黙っているはずがない。専門家は「いずれ、中国人民解放軍の軍艦が出てくる可能性がある」などと、中国による尖閣強奪作戦への警戒を呼びかけた。
石原知事のワシントン発言について、中国外務省は2012/04/17、「日本のいかなる一方的な措置も、不法で無効だ」と反発する談話を発表した。また、中国共産党機関紙 人民日報系の環球時報(電子版)は「日本の右翼分子の石原知事が年内に釣魚島の購入を検討していると宣言した」と報じた。
しかし、これは常套句だ。中国問題評論家の石 平は「中国にとって予想外のことだった。ショックを受けている」と話したうえで、中国の出方を語った。
「東京都議会が、石原知事の方針を妨害・阻止するように仕向けようとする可能性が最も高い。具体的には、親中派の国会議員、都議会議員、メディアなどにロビー活動をしたり、親中の日本人にデモを起こさせるなどして『中国ともめない方がいい』という方向に世論を誘導するのでは。すでに兆候がある」
確かに、親中色が強いとされる朝日新聞は2012/04/18朝刊1面で「『尖閣購入』に波紋」「都議会は慎重論」といった記事を掲載。日本共産党の機関紙 赤旗も2012/04/18付で「自治体がやるべきではない」という共産党都議のコメントをやはり1面に掲載した。
沖縄出身で、尖閣問題に詳しいジャーナリストの仲村覚は「東京都が尖閣諸島を購入することは大歓迎だ」といいながら、「尖閣を買っても、施設を建てるなど実効支配を強めなければ意味がない。万が一、石原知事が何も手をつけられないまま退任すれば、親中派は全国の組織を総動員して次の知事ポストを狙ってくる。これが怖い」と話した。
中国が強硬手段に出てくる可能性はないのか。
2010年の尖閣沖・中国漁船衝突事件以降、中国の漁業監視船がほぼ1カ月に1度のペースで尖閣周辺の水域に侵入している。2012/03には、最新鋭の海洋調査・監視船が領海内に侵入した。以前から「中国漁民が大挙して尖閣に上陸し、漁の拠点をつくり、中国海軍が『漁民を守る』という名目で軍の施設をつくる」というシナリオがささやかれている。
仲村は「民間人が上陸、という段階はすでに過ぎた。今後は、東京都が尖閣に施設を建設する際に、最も緊張感が高まるだろう。中国海軍が軍艦を出して妨害してくる可能性もある。日本側は、自衛隊が米軍と連携しながらこれを阻止しなければならない。戦時中のような緊張感になるだろう。また、米軍がにらみをきかせなくなれば、中国は軍事力を背景に台湾と尖閣をまとめて取りに来る」と話した。
ただ、中国国内で権力闘争が激化しており、「大した行動はできない」と見る向きもある。
沖縄・南西諸島地域の領空を守る航空自衛隊南西航空混成団司令を務めた元空将の佐藤守は「次期、政治局常務委員会入りが有力視されていた薄煕来・前重慶市党委書記の失脚事件以降、中南海(中国共産党中枢)では壮絶な権力闘争が起きている。私の入手した情報では、文化大革命直前といった雰囲気だ。中国側は地団駄を踏んでいるだろうが、九分九厘、激しく動けないのではないか。石原知事は絶好のタイミングで『尖閣購入』を発表した。首相の野田佳彦よりも数十段上の国家観を持っている」と語る。
ともかく、中国への警戒を怠るべきではない。
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中国、尖閣に350億円提示!地権者実弟が激白 <zakzak 2012/04/18>を編集
東京都知事の石原慎太郎(79)が「東京都が日本の領土を守る」として、沖縄・尖閣諸島の購入交渉を進めていることを明らかにしたことで、国内外でさまざまな反応が出ている。こうしたなか、尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島を個人所有する地権者の実弟 栗原弘行(65)が、石原への思いや、350億円を提示した中国関係者の存在、日本政府への不信感などを一気に語った。領土問題を徹底取材しているフォトジャーナリスト、山本皓一による単独インタビュー。
一瞬唐突にも思えた石原のワシントン発言だが、日本人の国家意識・領土意識を、これだけ明確に世界に向けて発信した人物は少ない。
山本「事前に『発言する』と聞いていたのか?」
栗原「知らなかった。ただ、昨年2011年から石原と売却交渉をしてきたのは事実だ。まだ、100%合意まではいっていない」
石原が1977年に尖閣諸島を船上から視察して以来、栗原家は、尖閣に関する問題提起を続けてきた石原を高く評価していた。「売却するなら国か自治体」と考えていた栗原家としては、信頼できる人物と売買交渉のテーブルに着いたようだ。
実際、日本政府をはじめ、政治家や日本人企業家、公然と中国人と名乗る人物まで、数々の買収のアプローチがあったという。
栗原「例えば、中国側の誰かが天文学的な金額を…」
山本「天文学的とは?」
栗原「最大で350億円っていってました。過大評価してる部分があるのは、(地下資源の)埋蔵量が300兆円って数字が出ちゃっているからですね」
側でメモを取っていた栗原の秘書が「実は、この間も来たんですよ。『日本のコンサルタント会社』って言ってました。一応、日本人のようでした。(栗原には報告せずに)私で止めましたけど…」と語った。
栗原「そんなのは面倒だから、僕の耳には入れないからね」
石原はワシントンでの会見で「購入価格はそんなに高くならない」と語った。関係者は「10~15億円になる見込み」と明かす。また、東京都副知事の猪瀬直樹は「全国から寄付が集まると思う」と語った。
尖閣諸島は明治初期、福岡県の古賀一族が探検・開拓した。戦後、栗原家は島を譲り受け、現在に至るまで所有している。各島の所有権はどうなっているのか。
栗原「北小島と南小島は2002年に、私から兄に名義を書き換えた。これは内閣府の『所有者を絞りたい』との意向もあった。兄が魚釣島と合わせて3島を所有している。(米軍演習場がある)久場島は妹の栗原和子が持っている」
私(山本)と、栗原弘行の付き合いの中で感じるのは、弟(弘行)が栗原家のスポークスマンを務め、兄や妹との間にワンクッションを設けていることだ。もし、兄や妹が発言をすると、それは最終結論と取られかねない。慎重かつ現実に即した役割分担のようだ。
インタビューは、私が尖閣沖での調査漁労に同行した話から、日本政府の一連の対応に展開した。
山本「調査漁労に同行したが、日本漁船が漁をするには危険が大きい。加えて、地元では中国漁船への危機感も高い。これを解決するには、魚釣島などに避難港や無線基地を建設するのが有効だと思う」
栗原「大いにあり得ることだ。実際、1979年に、当時の大平正芳内閣が政府の合同調査を行った。その際、設計士である私自身が、尖閣諸島に建設する避難港のキープランを担当した。結局、この計画は、大平が急死して頓挫してしまったが…」
山本「それは知らなかった。現在も、避難港や無線基地の建設には賛成なのか」
栗原「賛成か反対か以前に、日本政府の姿勢が定まらないことが問題。大平は確固とした信念と意思を持って事に当たっていたが、今の政府は『領土問題は存在しない』と言うだけで、具体的にどうやって尖閣諸島を守るかを明確にしていない。海上警備のための法整備も、いまだに整っていないじゃないですか」
山本「一昨年2010年の中国漁船衝突事件も、そのスキを突かれて起きた」
栗原「法整備が第一。日本政府の覚悟や姿勢があやふやなままでは、『建設を許可してくれ』といわれても、返答しようがない」
山本「政府の覚悟があれば、港や無線設備の建設は可能。そうなれば、漁業による経済活動などを日常的に継続できるようになる。実効支配の強化に繋がります」
栗原「その通り。日本の国土として、国益にかなった実効支配ができればいい。豊かな水産資源を活用して、国民の食生活を豊かにすることも国益でしょう。尖閣諸島を開拓した古賀辰四郎氏が魚釣島でカツオ節工場を経営した事実が『実効支配とはどうあるべきか』を教えてくれる。古賀家から島を譲り受けたわれわれは、その精神を継承していきたい」
石原と栗原家は「領土を守りたい」「国益を守りたい」という一念で繋がっているようだ。
http://ameblo.jp/ika3tako8/
政治主導? <okonomi38のブログ 2011/09/27 12:42:20>を編集
2011/09/26の産経新聞に【尖閣、船長釈放「菅・仙谷氏が政治判断」松本前参与が証言】との記事が掲載されたが、疑問が残る内容であった。
そもそもなぜ今この時期に、このような証言をするのであろうか。
中国が再び、海洋調査船を尖閣周辺に送り込んできているからなのか、事件から1年という節目で、忘れ去られていた事件に少し注目が集まったからであろうか、それとも、菅直人氏が辞職したからだろうか。
記事の内容は、2010/09/08に、テープを見た官邸側が「テープ自体が証拠にならないとの致命的なミスがあり、公判にたえられず、有罪にもならないと判断した」というものであるが、この話だけでは正確な内容が伝わらない。
官邸側とは誰のことを指すのであろうか、致命的なミスとは何か、これらのことが明らかにならない限りは、この話を鵜呑みにはできない。
これらのことを明らかにしないのはなぜか。
その問題は後に置いておくとして、この話が本当であるとして話を進めると、そもそも、行政府が司法の領域である公判の維持について判断すること自体が三権分立の精神をないがしろにしている。
他にも、この証言に、対しては
・あの映像を見る限り、中国漁船が巡視船に故意に体当たりしていることや外規法違反(日本の領海内での違法操業)は明らかである。
・当時の国土交通大臣は、映像を見て中国側の非を明言している。
・ビデオカメラは一台ではないので映像は一種類だけでない。またビデオだけでなく写真も撮っているはずである。
・世の中には様々な事件が起こっているが、発生の瞬間を映像に収めたものは非常に少ない。それでも公判が開かれ、有罪判決が下っている。
などの疑問点がある。
もしかすると、弁護士出身の人間が、知識のない人間を丸め込んだという可能性もあるが、そうであれば、当初から公判での証拠となりえないことを認識していたのに2010/11/05以降、映像が公判での証拠だと言い張っていたことを、どう説明するのであろうか。
また、那覇地検が釈放の理由を説明した時に、証拠が不十分であるとの説明がなされなかったのはなぜか。(当時は多くの人が映像を見ていなかったので、国民は納得したかもしれない。)
等々、疑問は尽きない。
このような中途半端な言い訳は、かえって疑念を強めるだけであり、何よりも、このような重大な話を肝心なことを明らかにせず中途半端に言い、さも日本側の捜査手法に落ち度があったかの印象を与えることは大問題である。
何れにしても瑕疵があったのであるならば、誰が判断したのか、何がそうだったのかをはっきりしなければ話の信憑性は薄いと言わざるを得ない。
一方で検察が自身の判断で釈放したと、この証言を否定していることに対しては辻褄が合う。
なぜならば、おそらく官邸が前検事総長に指揮権発動をちらつかせるなどして中国人船長を釈放するように要求し、それに折れた前検事総長が会議において「釈放すべし」という方向に意見を主導したと推測できるからである。
そうであれば、政治と検察のつながりは前検事総長1人なので、経緯を知らない前検事総長を除いた全ての検察の人間は検察の判断で釈放したと思っていても不思議ではない。
そして、前検事総長が口を割らなければ、その事実が明らかになることはなく、誰も責任をとらなくとも良いのである。
他にもなぜ、松本氏が盟友である仙石由人氏に一見不利なると思われる発言をしたのかも考えなければならない。
もしかすると仲間割れなのか、あるいは菅氏一人に責任をなすりつけようとしているのか、それとも国民に真実を明らかにしようと考えているのか、いずれにしても動機が不明である。
そもそも、あの釈放劇が検察独自の判断で行われたという事を信じている人は少ないのに、瑕疵の理由等の肝心なことを明らかにせず、半ば周知の事実を今更公表する理由はなぜなのか。
もしかすると瑕疵の理由だけではなく、何か大事なことを隠しているのではないだろうか。
例えが悪いかもしれないが、私には、嘘を一回吐いた人間が、その嘘を隠すためにまた嘘を吐いているというように感じられる。
もちろん、今回明らかになった事実を追求していくことも大事ではあるが、まだ隠されている真実も明らかにしなければならない。
小事にかまけて大事を見逃してはいけない。
当事者たちは、「捜査に関することは秘密である」と逃げを打つつもりなのだろうが、ならば7月21日に、強制起訴が決まった中国人船長に対する司法手続きを粛々と進めてもらおう。
何よりも松本氏に嘘を吐いたと言われている、菅氏と仙石氏は自身の名誉のために自ら弁明すべきだと思うが、それとも嘘吐き呼ばわりされても平気なのだろうか。
いずれにしても、当時の検事総長、官房長官、法務大臣、首相、松本氏を国会に呼んで一度に話を聞けば解決する問題である。
野党自民党、産経新聞に続くマスコミに期待したいところである。
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尖閣、中国人船長釈放で前内閣参与松本健一「官邸側が判断した」 <MSN産経 2011/09/26 07:56>を編集
松本健一
1946年、群馬県生まれ。東大卒。京都精華大、麗沢大教授などを歴任し、評論、評伝などで活躍。日本近代精神史やアジア文化論が専門。「評伝 北一輝」「泥の文明」「三島由紀夫の二・二六事件」など著書多数。元官房長官 仙谷由人とは東大の同期生。仙谷の誘いで2010/10、内閣官房参与に就任したが2011/09に退任した。
--船長はなぜ釈放されたのか
「那覇地検が大きなミスをしていたから。那覇地検から首相官邸に証拠となるコピーのビデオテープが届いたが、重大な瑕疵があり、(起訴しても)公判がたえられない、有罪にもならないと官邸側が判断した」
--重大な瑕疵とは
「それはあまり明かしてはまずいので…。仙谷氏が検察担当者に質問をして、瑕疵があると分かった」
--政治判断があったというわけか
「誰がミスをしたか責任追及をしないために高度な政治判断があった。仙谷氏は菅直人首相が(釈放の)指示をしたというのではなくて、那覇地検が(釈放という)判断をして釈放することにしたという報告がきたので、(首相官邸は)それを了としたという言い方にした」
--事件発生後の経緯は
「閣内では事件発生当初、菅氏や前原氏のように『証拠もあるわけで、国内法にのっとり断固として裁くべきだ』との考え方と、『釈放すべきだ』との立場に立つ仙谷氏の2つの意見があった」
--最終的に釈放という判断に至ったのは
「それは裁判が維持できないから。最終的には菅氏が判断したわけだ」
--菅氏が指示を出したのは事実か
「そうでなきゃ、釈放なんかできないでしょ、最終的に。あれだけの外交問題になっていたわけだから。菅氏は国連総会の最中に仙谷氏に電話をかけて、釈放するかしないかでやり合っていた。仙谷氏は官邸から一歩も出ずに夜中に首相と話し合っていた」
--菅氏が仙谷氏に押し切られたということか
「仙谷氏の方に正当性があると。(菅氏も)裁判が維持できないと納得した。電話のやりとりの中で(釈放するとの)2人の合意がなされた。それは船長が釈放される2、3日前だ」
--なぜそうしたのか
「菅さんは自分に責任がかかってくる問題は避けたがっていた」
--釈放は菅氏と仙谷氏の2人で決めたのか
「少なくとも官房副長官くらいはいるかもしれないが、政治家が決めた」
--官邸側の誰が法務省・地検側に釈放しろと命令をしたのか
「少なくとも菅氏はしていないでしょう。仙谷氏の可能性が高い」
--官邸側の指示で検察が動いたといえるか
「それはそうですね」
--事件について菅、仙谷両氏のやりとりをどのように聞いていたか
「当時はまだ内閣官房参与ではなく(翌月の)2010/10/15に任命された。だが、事件の最中も、こういう電話が首相からあったとか、中国とのホットラインはあるかとか、なぜ中国側はああも強固なのかとか(仙谷氏から)相談を受けていた」
--仙谷氏にはどんな意見を伝えたのか
「(検察側の準備した)証拠に瑕疵があるなら裁判は戦えないとか、釈放するなら勾留延長する前にしておけばよかったとかは言った」
--菅政権の対応が迷走したのは
「菅氏だって前原氏だって法律的なことをちゃんと知らないわけでしょ。実は政府ではこうした事件が起きた場合のマニュアルが2008年に作られたが、それは起訴までで、起訴後のマニュアルは今もない」
=肩書は当時
政治主導? <okonomi38のブログ 2011/09/27 12:42:20>を編集
2011/09/26の産経新聞に【尖閣、船長釈放「菅・仙谷氏が政治判断」松本前参与が証言】との記事が掲載されたが、疑問が残る内容であった。
そもそもなぜ今この時期に、このような証言をするのであろうか。
中国が再び、海洋調査船を尖閣周辺に送り込んできているからなのか、事件から1年という節目で、忘れ去られていた事件に少し注目が集まったからであろうか、それとも、菅直人氏が辞職したからだろうか。
記事の内容は、2010/09/08に、テープを見た官邸側が「テープ自体が証拠にならないとの致命的なミスがあり、公判にたえられず、有罪にもならないと判断した」というものであるが、この話だけでは正確な内容が伝わらない。
官邸側とは誰のことを指すのであろうか、致命的なミスとは何か、これらのことが明らかにならない限りは、この話を鵜呑みにはできない。
これらのことを明らかにしないのはなぜか。
その問題は後に置いておくとして、この話が本当であるとして話を進めると、そもそも、行政府が司法の領域である公判の維持について判断すること自体が三権分立の精神をないがしろにしている。
他にも、この証言に、対しては
・あの映像を見る限り、中国漁船が巡視船に故意に体当たりしていることや外規法違反(日本の領海内での違法操業)は明らかである。
・当時の国土交通大臣は、映像を見て中国側の非を明言している。
・ビデオカメラは一台ではないので映像は一種類だけでない。またビデオだけでなく写真も撮っているはずである。
・世の中には様々な事件が起こっているが、発生の瞬間を映像に収めたものは非常に少ない。それでも公判が開かれ、有罪判決が下っている。
などの疑問点がある。
もしかすると、弁護士出身の人間が、知識のない人間を丸め込んだという可能性もあるが、そうであれば、当初から公判での証拠となりえないことを認識していたのに2010/11/05以降、映像が公判での証拠だと言い張っていたことを、どう説明するのであろうか。
また、那覇地検が釈放の理由を説明した時に、証拠が不十分であるとの説明がなされなかったのはなぜか。(当時は多くの人が映像を見ていなかったので、国民は納得したかもしれない。)
等々、疑問は尽きない。
このような中途半端な言い訳は、かえって疑念を強めるだけであり、何よりも、このような重大な話を肝心なことを明らかにせず中途半端に言い、さも日本側の捜査手法に落ち度があったかの印象を与えることは大問題である。
何れにしても瑕疵があったのであるならば、誰が判断したのか、何がそうだったのかをはっきりしなければ話の信憑性は薄いと言わざるを得ない。
一方で検察が自身の判断で釈放したと、この証言を否定していることに対しては辻褄が合う。
なぜならば、おそらく官邸が前検事総長に指揮権発動をちらつかせるなどして中国人船長を釈放するように要求し、それに折れた前検事総長が会議において「釈放すべし」という方向に意見を主導したと推測できるからである。
そうであれば、政治と検察のつながりは前検事総長1人なので、経緯を知らない前検事総長を除いた全ての検察の人間は検察の判断で釈放したと思っていても不思議ではない。
そして、前検事総長が口を割らなければ、その事実が明らかになることはなく、誰も責任をとらなくとも良いのである。
他にもなぜ、松本氏が盟友である仙石由人氏に一見不利なると思われる発言をしたのかも考えなければならない。
もしかすると仲間割れなのか、あるいは菅氏一人に責任をなすりつけようとしているのか、それとも国民に真実を明らかにしようと考えているのか、いずれにしても動機が不明である。
そもそも、あの釈放劇が検察独自の判断で行われたという事を信じている人は少ないのに、瑕疵の理由等の肝心なことを明らかにせず、半ば周知の事実を今更公表する理由はなぜなのか。
もしかすると瑕疵の理由だけではなく、何か大事なことを隠しているのではないだろうか。
例えが悪いかもしれないが、私には、嘘を一回吐いた人間が、その嘘を隠すためにまた嘘を吐いているというように感じられる。
もちろん、今回明らかになった事実を追求していくことも大事ではあるが、まだ隠されている真実も明らかにしなければならない。
小事にかまけて大事を見逃してはいけない。
当事者たちは、「捜査に関することは秘密である」と逃げを打つつもりなのだろうが、ならば7月21日に、強制起訴が決まった中国人船長に対する司法手続きを粛々と進めてもらおう。
何よりも松本氏に嘘を吐いたと言われている、菅氏と仙石氏は自身の名誉のために自ら弁明すべきだと思うが、それとも嘘吐き呼ばわりされても平気なのだろうか。
いずれにしても、当時の検事総長、官房長官、法務大臣、首相、松本氏を国会に呼んで一度に話を聞けば解決する問題である。
野党自民党、産経新聞に続くマスコミに期待したいところである。
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尖閣、中国人船長釈放で前内閣参与松本健一「官邸側が判断した」 <MSN産経 2011/09/26 07:56>を編集
松本健一
1946年、群馬県生まれ。東大卒。京都精華大、麗沢大教授などを歴任し、評論、評伝などで活躍。日本近代精神史やアジア文化論が専門。「評伝 北一輝」「泥の文明」「三島由紀夫の二・二六事件」など著書多数。元官房長官 仙谷由人とは東大の同期生。仙谷の誘いで2010/10、内閣官房参与に就任したが2011/09に退任した。
--船長はなぜ釈放されたのか
「那覇地検が大きなミスをしていたから。那覇地検から首相官邸に証拠となるコピーのビデオテープが届いたが、重大な瑕疵があり、(起訴しても)公判がたえられない、有罪にもならないと官邸側が判断した」
--重大な瑕疵とは
「それはあまり明かしてはまずいので…。仙谷氏が検察担当者に質問をして、瑕疵があると分かった」
--政治判断があったというわけか
「誰がミスをしたか責任追及をしないために高度な政治判断があった。仙谷氏は菅直人首相が(釈放の)指示をしたというのではなくて、那覇地検が(釈放という)判断をして釈放することにしたという報告がきたので、(首相官邸は)それを了としたという言い方にした」
--事件発生後の経緯は
「閣内では事件発生当初、菅氏や前原氏のように『証拠もあるわけで、国内法にのっとり断固として裁くべきだ』との考え方と、『釈放すべきだ』との立場に立つ仙谷氏の2つの意見があった」
--最終的に釈放という判断に至ったのは
「それは裁判が維持できないから。最終的には菅氏が判断したわけだ」
--菅氏が指示を出したのは事実か
「そうでなきゃ、釈放なんかできないでしょ、最終的に。あれだけの外交問題になっていたわけだから。菅氏は国連総会の最中に仙谷氏に電話をかけて、釈放するかしないかでやり合っていた。仙谷氏は官邸から一歩も出ずに夜中に首相と話し合っていた」
--菅氏が仙谷氏に押し切られたということか
「仙谷氏の方に正当性があると。(菅氏も)裁判が維持できないと納得した。電話のやりとりの中で(釈放するとの)2人の合意がなされた。それは船長が釈放される2、3日前だ」
--なぜそうしたのか
「菅さんは自分に責任がかかってくる問題は避けたがっていた」
--釈放は菅氏と仙谷氏の2人で決めたのか
「少なくとも官房副長官くらいはいるかもしれないが、政治家が決めた」
--官邸側の誰が法務省・地検側に釈放しろと命令をしたのか
「少なくとも菅氏はしていないでしょう。仙谷氏の可能性が高い」
--官邸側の指示で検察が動いたといえるか
「それはそうですね」
--事件について菅、仙谷両氏のやりとりをどのように聞いていたか
「当時はまだ内閣官房参与ではなく(翌月の)2010/10/15に任命された。だが、事件の最中も、こういう電話が首相からあったとか、中国とのホットラインはあるかとか、なぜ中国側はああも強固なのかとか(仙谷氏から)相談を受けていた」
--仙谷氏にはどんな意見を伝えたのか
「(検察側の準備した)証拠に瑕疵があるなら裁判は戦えないとか、釈放するなら勾留延長する前にしておけばよかったとかは言った」
--菅政権の対応が迷走したのは
「菅氏だって前原氏だって法律的なことをちゃんと知らないわけでしょ。実は政府ではこうした事件が起きた場合のマニュアルが2008年に作られたが、それは起訴までで、起訴後のマニュアルは今もない」
=肩書は当時
尖閣映像「CNNに郵送」も…見ずに捨てられていた <スポーツニッポン 2010/11/25>を添削
尖閣諸島付近の中国漁船衝突の映像流出事件で、関与を認めた神戸海上保安部の海上保安官(43)が捜査当局の調べに対し、動画投稿サイトに投稿する前に、映像を記録した外部記憶媒体のSDカードをアメリカCNN東京支局に郵送した、と供述していたことが2010/11/25、分かった。
海上保安官はCNNが映像を放送しなかったため、動画サイトへの投稿を決意したとも供述。捜査当局は供述の裏付けを進めている。
捜査関係者によると、海上保安官は2010/11/04に動画投稿サイトYouTubeに映像を投稿する直前、SDカードを封筒に入れ東京都港区のCNN東京支局に郵送。SDカードの内容を説明した文書などは同封していなかったという。
一方、CNN側はウイルス感染の危険があるとして、SDカードの映像を見ずに廃棄したという。
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尖閣ビデオ:五管職員39人が視聴 五管独自調査 <神戸新聞 2010/11/16>を添削
尖閣諸島沖の中国漁船衝突の映像流出事件で、国家公務員法(守秘義務)違反容疑での逮捕が見送りになった神戸海上保安部の海上保安官(43)が映像の投稿を告白する前に、第五管区海上保安本部の職員39人が「映像を見た」と五管本部に申告していたことが2010/11/16、関係者への取材で分かった。海上保安庁は「映像は責任者を決めて厳重に管理してきた」と強調してきたが、多くの現場職員が容易に見ることができたことが明らかになった。
関係者によると、動画サイトへの映像流出が発覚した後、五管本部は2010/11/06に独自で調査を実施。「流出以前に映像を見たか」「ダウンロードなどはしていないか」などを全職員に聞いた。
その結果、五管職員計39人が映像を見たと申告。巡視艇「うらなみ」の乗組員や神戸海上保安部の職員が大半で、関西空港海上保安航空基地や土佐清水海上保安署にもいた。映像をダウンロードした「うらなみ」の乗組員は含まれていたが、この海上保安官は名乗りを上げていなかった。
ほとんどがダウンロードした職員を通じて映像の存在を知ったといい、映像のあった海上保安大学校(広島県呉市)の共有フォルダーにアクセスしていた。五管本部では申告は受けていたものの、個別の聞き取りや履歴などを調べる追加調査はせず、海上保安庁にも報告していなかった。海上保安官への聴取開始後、これらのパソコン数十台を警視庁に任意提出しているという。
これまで海上保安庁は、石垣海上保安部と所管する第十一管区海上保安本部で内部調査を実施したが、神戸海上保安部は調査の対象外だった、と説明していた。
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内部調査監査捜査は結果が出てこない点で、してもしなくても同じ。
尖閣諸島付近の中国漁船衝突の映像流出事件で、関与を認めた神戸海上保安部の海上保安官(43)が捜査当局の調べに対し、動画投稿サイトに投稿する前に、映像を記録した外部記憶媒体のSDカードをアメリカCNN東京支局に郵送した、と供述していたことが2010/11/25、分かった。
海上保安官はCNNが映像を放送しなかったため、動画サイトへの投稿を決意したとも供述。捜査当局は供述の裏付けを進めている。
捜査関係者によると、海上保安官は2010/11/04に動画投稿サイトYouTubeに映像を投稿する直前、SDカードを封筒に入れ東京都港区のCNN東京支局に郵送。SDカードの内容を説明した文書などは同封していなかったという。
一方、CNN側はウイルス感染の危険があるとして、SDカードの映像を見ずに廃棄したという。
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尖閣ビデオ:五管職員39人が視聴 五管独自調査 <神戸新聞 2010/11/16>を添削
尖閣諸島沖の中国漁船衝突の映像流出事件で、国家公務員法(守秘義務)違反容疑での逮捕が見送りになった神戸海上保安部の海上保安官(43)が映像の投稿を告白する前に、第五管区海上保安本部の職員39人が「映像を見た」と五管本部に申告していたことが2010/11/16、関係者への取材で分かった。海上保安庁は「映像は責任者を決めて厳重に管理してきた」と強調してきたが、多くの現場職員が容易に見ることができたことが明らかになった。
関係者によると、動画サイトへの映像流出が発覚した後、五管本部は2010/11/06に独自で調査を実施。「流出以前に映像を見たか」「ダウンロードなどはしていないか」などを全職員に聞いた。
その結果、五管職員計39人が映像を見たと申告。巡視艇「うらなみ」の乗組員や神戸海上保安部の職員が大半で、関西空港海上保安航空基地や土佐清水海上保安署にもいた。映像をダウンロードした「うらなみ」の乗組員は含まれていたが、この海上保安官は名乗りを上げていなかった。
ほとんどがダウンロードした職員を通じて映像の存在を知ったといい、映像のあった海上保安大学校(広島県呉市)の共有フォルダーにアクセスしていた。五管本部では申告は受けていたものの、個別の聞き取りや履歴などを調べる追加調査はせず、海上保安庁にも報告していなかった。海上保安官への聴取開始後、これらのパソコン数十台を警視庁に任意提出しているという。
これまで海上保安庁は、石垣海上保安部と所管する第十一管区海上保安本部で内部調査を実施したが、神戸海上保安部は調査の対象外だった、と説明していた。
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内部調査監査捜査は結果が出てこない点で、してもしなくても同じ。
巡視船船長らが初の証言 中国船100隻侵入…一方「銛で突かれた」は否定 <MSN産経 2010/11/20>を添削
中国漁船に衝突された海上保安庁の巡視船「みずき」の船長らが2010/11、沖縄県石垣市で自民党調査団の事情聴取に応じ、事件当時、尖閣諸島の領海線上に中国漁船約100隻が陣取り、領海侵犯を繰り返していたことを明らかにした。調査に加わった参院議員の森雅子が夕刊フジの単独取材に答えた。当事者の肉声が明らかになるのは初めてで、「ビデオの流出犯扱いもされ、大変つらい思いをした」などとこぼしたという。(夕刊フジ)
中国漁船に衝突された海上保安庁の巡視船「みずき」の船長らが2010/11、沖縄県石垣市で自民党調査団の事情聴取に応じ、事件当時、尖閣諸島の領海線上に中国漁船約100隻が陣取り、領海侵犯を繰り返していたことを明らかにした。調査に加わった参院議員の森雅子が夕刊フジの単独取材に答えた。当事者の肉声が明らかになるのは初めてで、「ビデオの流出犯扱いもされ、大変つらい思いをした」などとこぼしたという。(夕刊フジ)
沖縄・尖閣諸島沖での漁船衝突事件で、政府は中国の圧力に屈し、節を曲げた。日本は自ら中国より“格下”の国であることを内外に示し、失われた国益は計り知れない。中国人船長釈放の舞台裏を探った。
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さすが仙谷、社会党の判断らしいよ。「正しいことをしようとするならば、常に社会党の反対をすればよい」と言ったのは誰だったか。
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さすが仙谷、社会党の判断らしいよ。「正しいことをしようとするならば、常に社会党の反対をすればよい」と言ったのは誰だったか。
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【久保田るり子の外交ウオッチ】尖閣で主権も外交も放棄した菅直人政権に回ってくる大きなツケ <MSN産経 2010/09/25>を添削
これほどの腰砕けとは。国民を唖然とさせた中国漁船衝突事件の船長の処分保留決定から一夜が明けた。外交・安保分野にかかわるこの妥協が日本の国際的な信頼性を失墜させるのは疑いなく、何よりも尖閣諸島が早晩、韓国に実効支配されている竹島化するのではとの懸念さえ出ている。
これほどの腰砕けとは。国民を唖然とさせた中国漁船衝突事件の船長の処分保留決定から一夜が明けた。外交・安保分野にかかわるこの妥協が日本の国際的な信頼性を失墜させるのは疑いなく、何よりも尖閣諸島が早晩、韓国に実効支配されている竹島化するのではとの懸念さえ出ている。
【中国人船長釈放】「中国はやくざ。国民は怒っている」東京都知事 石原慎太郎(1)<MSN産経 2010/09/24>
【中国人船長釈放】「パンダの代わりに尖閣を渡すのか」東京都知事 石原慎太郎(2)<MSN産経 2010/09/24>
東京都知事の石原慎太郎は2010/09/24の定例会見で、沖縄・尖閣諸島で起きた中国漁船衝突事件で、那覇地検が中国人船長の釈放を決めたことに、「政府はこの様で非常に誤った判断をした。中国のやり方は暴力団と同じ。衝突時のビデオを公表するべき。国民は知る権利がある」などと述べた。会見の詳報は以下の通り。
【中国人船長釈放】「パンダの代わりに尖閣を渡すのか」東京都知事 石原慎太郎(2)<MSN産経 2010/09/24>
東京都知事の石原慎太郎は2010/09/24の定例会見で、沖縄・尖閣諸島で起きた中国漁船衝突事件で、那覇地検が中国人船長の釈放を決めたことに、「政府はこの様で非常に誤った判断をした。中国のやり方は暴力団と同じ。衝突時のビデオを公表するべき。国民は知る権利がある」などと述べた。会見の詳報は以下の通り。
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